JP7322127B2 - マルチデッキエレベータの群管理制御装置および群管理制御方法 - Google Patents

マルチデッキエレベータの群管理制御装置および群管理制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7322127B2
JP7322127B2 JP2021205084A JP2021205084A JP7322127B2 JP 7322127 B2 JP7322127 B2 JP 7322127B2 JP 2021205084 A JP2021205084 A JP 2021205084A JP 2021205084 A JP2021205084 A JP 2021205084A JP 7322127 B2 JP7322127 B2 JP 7322127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
candidate
cars
assigned
elevator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021205084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023090222A (ja
Inventor
俊雄 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP2021205084A priority Critical patent/JP7322127B2/ja
Priority to CN202211602185.4A priority patent/CN116265364A/zh
Publication of JP2023090222A publication Critical patent/JP2023090222A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7322127B2 publication Critical patent/JP7322127B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/02Control systems without regulation, i.e. without retroactive action
    • B66B1/06Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • B66B1/3415Control system configuration and the data transmission or communication within the control system
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B2201/00Aspects of control systems of elevators
    • B66B2201/20Details of the evaluation method for the allocation of a call to an elevator car
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B2201/00Aspects of control systems of elevators
    • B66B2201/20Details of the evaluation method for the allocation of a call to an elevator car
    • B66B2201/214Total time, i.e. arrival time

Description

本発明の実施形態は、マルチデッキエレベータの群管理制御装置および群管理制御方法に関する。
マルチデッキエレベータの一つであるダブルデッキエレベータの群管理システムを構成する各号機は上かごと下かごとを有する。ダブルデッキエレベータの群管理システムを利用する際、利用者が乗場で乗場呼びを登録すると、群管理システムは、その乗場呼びに対しサービスする号機と、その号機の上かご又は下かごのどちらかを選定し、決めたかごを乗場へ向かわせる「割当処理」を実行する。
割当処理では、運行予測評価を伴う。運行予測評価では、各号機が、いつ・どの階に到着するかを予測し、新たに登録された呼びと、既に登録済みの呼びに対し、待ち時間などの予測値を算出する。
新たに登録された呼びに対しては、どの号機に割当てるかだけでなく、上かご又は下かごのどちらに割当てるかに応じて、異なる想定を行うことができ、その想定ごとに、運行予測評価を繰り返し行う必要がある。実際に割当てる前に、新しい呼びをいずれかのかごに割当てる場合を想定することを、「仮割当」という。
従来のダブルデッキエレベータにおける割当アルゴリズムでは、新たに登録された呼びを、各号機の下かごに仮割当する場合、上かごに仮割当する場合、どちらのかごにも仮割当しない場合のそれぞれを対象に、運行を予測して、各呼びに対する待ち時間などの群管理性能指標を評価していた。従って、1台のエレベータに1つのかごのみ有するシングルデッキエレベータによる割当アルゴリズムと比べ、割当てかごを決めるための評価に、多くの時間を要する課題があった。
従来のダブルデッキエレベータにおける割当アルゴリズムでは、処理時間短縮のため、新しい乗場呼びが登録されたときに、まず、どの号機に割当てるのかを決め、次に、その号機の上かご又は下かごのどちらに割当てるかを最終決定するように改良しているものもある。
特開2000-272847号公報
上述した従来の改良方法では、最初に号機を決める段階では、各号機で上かご・下かごのどちらを選ぶべきかが決まっていないので、新しい呼びを上かご又は下かごの一方に、仮で決めて仮割当した場合の運行予測評価を行い、次いで、仮割当するかごを上かごと下かごとの間で必要に応じて入れ替えて、最終的な割当かごを決めるなどの対応を要する。
しかし、この場合、運行予測評価を行ったときと異なるかごに仮割当すると、運行予測の内容と実際に見込まれる運行の誤差を生じ、群管理性能が悪化する懸念があった。
本発明は上記事情に鑑み、群性能の向上と処理時間の短縮とを両立させることのできるマルチデッキエレベータの群管理制御装置および群管理制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための実施形態は、1台の号機に複数のかごを有するマルチデッキエレベータを、複数台まとめて制御する群管理制御装置において、予選処理部と、運行予測評価部と、割当かご決定部とを備える。予選処理部は、乗場で発生した乗場呼びに対し、サービスするかごを割当てる割当処理に際して、各号機を対象に、前記乗場呼びを、各号機のどのかごに割当てるかを、あらかじめ定めたルールにより評価し、号機ごとにいずれか1台のかごを候補かごとして選定する。運行予測評価部は、各号機を対象に、前記候補かごに仮割当する場合と、仮割当しない場合について、各呼びに応答するまでの時間の予測値を含む指標を算出する運行予測評価処理を実施する。割当かご決定部は、前記指標を用いて割当てる号機を決定し、前記割当てる号機の候補かごに、前記乗場呼びを割当てる。
本発明の一実施形態に係る群管理制御装置が適用されるダブルデッキ群管理制御システムの構成を示すブロック図。 一実施形態に係る群管理制御装置の処理手順を示すフローチャート。 一実施形態に係る群管理制御装置の処理手順を示すフローチャート。 一実施形態に係る群管理制御装置で実施される動作を示す説明図。 他の実施形態に係る群管理制御装置の処理手順を示すフローチャート。
<第1実施形態>
《第1実施形態の構成》
図1は第1実施形態のエレベータ群管理制御装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態によるダブルデッキ群管理制御システム1は、n階建ての建物内に設置された複数台のダブルデッキエレベータ(A号機エレベータ10A、B号機エレベータ10B、およびC号機エレベータ10C)と、各階の乗場に設置された乗場呼び登録装置20-1~20-nと、群管理制御装置30とを備える。
A号機エレベータ10Aは、上かご11Aと、下かご12Aと、A号機制御装置13Aとを有する。A号機制御装置13Aは、上かご11Aおよび下かご12Aの位置情報、走行状況情報、戸開閉状況情報、荷重状態情報等を、エレベータ情報として群管理制御装置30に出力する。またA号機制御装置13Aは、群管理制御装置30からの割り当て指令によりA号機エレベータ10Aを呼びの登録階へ応答させ、該当する乗りかごを戸開させる。
B号機エレベータ10BおよびC号機エレベータ10Cは、A号機エレベータ10Aと同様の構成を有するため、詳細な説明は省略する。
乗場呼び登録装置20-1~20-nは、エレベータの各乗場(1階~n階)に設置され、利用者のボタン操作によって上方向(UP)呼びまたは下方向(DN)呼びを登録可能な装置である。なお、ここでは、エレベータの乗場で行先階を登録可能な装置も含むものとする。
群管理制御装置30は、A号機エレベータ10A、B号機エレベータ10B、およびC号機エレベータ10Cを群管理する。群管理制御装置30は、乗場呼び登録部31と、予選処理部32と、エレベータ情報取得部33と、選定ルール記憶部34と、ルール選定部35と、運行予測評価部36と、割当かご決定部37と、割当情報出力部38とを有する。
乗場呼び登録部31は、乗場呼び登録装置20-1~20-mから取得した乗場呼びの情報を受け付けて登録する。
エレベータ情報取得部33は、各号機制御装置13A~13Cから出力されるエレベータ情報を取得する。具体的には、エレベータの現在の位置、方向、走行状態、扉状態、登録されている呼び、かご内荷重などの各種情報を、各号機制御装置13A~13Cから取得し、群管理制御装置30の各部に通知する。
予選処理部32は、通常予選処理部41と、最終予選処理部42とを備えている。
通常予選処理部41は、各かごについてループしながら、所定のルールに基づき、条件が成立したかごを割当の候補から外す通常予選処理を実行する。
最終予選処理部42は、通常予選処理の結果、その号機の候補かごが2台以上となった場合には、ルール選定部35により選定されたルールに従い、候補かごが1台以内となるように、絞り込む最終予選処理を実行する。
選定ルール記憶部34は、あらかじめ最終予選処理のルールと、その適用条件を記憶する。あらかじめ出荷時までに、工場等でデータを書込んでおくことが望ましい。選定ルールの具体例については後述する。
ルール選定部35は、選定ルール記憶部34に記憶されている最終予選処理のルールの中から実際に今適用するルールを、エレベータの利用状況や現在時刻、群管理システムで適用中の機能の状況などに基づいて選択する。
運行予測評価部36は、登録済みの呼びと、新たに登録されたホール呼びの仮割当に順次停車するようにエレベータが運行した場合を想定して、各階へ到着するまでの時間と、各呼びに応答するまでの時間を算出し、その結果から評価値を算出する。
割当かご決定部37は、算出された評価値を用いて、割当てるかごを決定する。
割当情報出力部38は、決定した割当かごに対応するエレベータ制御装置13A~13Cに対し、割当情報を出力し、エレベータを割当に従い運行させる。
《第1実施形態の処理手順》
図2、図3のフローチャートに基づき、第1実施形態の処理手順を説明する。
利用者によって乗場呼び登録装置20-1,・・・,20-nのいずれかが操作され、乗場呼びが登録されると(ステップS1YES)、その乗場呼びが群管理制御装置30の乗場呼び登録部31に登録される。そして、最適なかごを割当てるための処理が開始される。
ステップS2~S6は、通常予選処理部41で実行される通常予選処理を示している。先ず、各かごを対象として、登録された呼びを分担不可能なかごか否かが判定される(ステップS2)。登録された呼びを分担不可能なかごであれば、このかごを割候補外とする(ステップS3)。例えば、最下階で発生した乗場呼びは上かごには割当できないというルール、また、最上階で発生した乗場呼びは下かごには割当できないというルールなどに基づいて、割当不可能なかごを、割当候補から取り除く。
登録された呼びを分担可能なかごであれば(ステップS2NO)、次に、該当かごは荷重がしきい値以上で、かつ、登録された呼び応答まで降車予定階がないか否かが判定される(ステップS4)。該当かごは荷重がしきい値以上で、かつ、登録された呼び応答まで降車予定階がない場合には(ステップS4YES)、該当かごを割当候補外とする(ステップS3)。混雑したかごへの割当を防ぐために、混雑したかごを割当候補から取り除くための処理である。
該当かごは荷重がしきい値以上でない(混雑していない)、または、登録された呼び応答まで降車予定階がある場合には(ステップS4NO)、次に、同一号機の別かごは登録された呼びを他の呼びと同時応答できるが、当該かごは同時応答できないか否かが判定される(ステップS5)。同一号機の別かごは、登録された呼びを他の呼びと同時応答できるが、当該かごは同時応答できない場合には、当該かごを割当候補外とする(ステップS3)。
ステップS5の条件が不成立となる場合には(ステップS5NO)、当該かごを割当候補とする(ステップS6)。この処理は、仮割当することで、既に登録された呼びと同時に応答できる場合には、エレベータの停車回数を削減でき、エレベータの周回が早まり、運行の効率が高まるため、そのような割当を促進するためのものである。
このようにして、通常予選処理部41では、エレベータの周回を早め、平均的な待ち時間や乗車時間を短縮する目的で割当候補かごの選定処理が実施される。
なお、他にも、フローチャートには図示していないが、同一号機の一方のかごが、登録された乗場呼びに直ちに応答可能であり、もう一方は直ちに応答可能でないときは、直ちに応答可能ではない側を、候補から外すなどの条件等を追加することもできる。
上述した通常予選処理では、号機別に、候補かごを上かご・下かごの一方に確実に絞ることを意図したものではないため、号機によっては上かご・下かごの両方が候補かごとして残ることもある。そこで、最終予選処理部42によって、選定された号機の候補かごが2台以上となった場合には、候補かごが1台以内となるように絞り込む最終予選処理を実施する。
図3のステップS11~S14は、最終的に上かご・下かごの一方に限定するために、最終予選処理部42によって実施される最終予選処理の一例を示している。
先ず、それぞれの号機において、上かご、下かごとも、ステップS6により選定した割当候補か否かが判定される(ステップS11)。
ここでは、上かご・下かごとも割当候補に残っている号機のみ、処理の対象とする。すなわち、UP呼びであれば上かごだけを候補とし、下かごを候補外とする(ステップS12YES、S13)、DN呼びであれば下かごだけを候補とし、上かごを候補外とする(ステップS12NO、S14)。なお、このルールは一例であり、エレベータの利用状況に応じて別の方法に切り替えることも可能である。
上かご、下かごの一方でも割当候補でない場合には、その号機では最終予選処理は不要であるため、次の号機に処理を進める(ステップS11NO)。
最終予選処理部42による最終予選処理が終了すると、運行予測評価部36によって運行予測評価が行われる(ステップS15)。
運行予測評価は、運行予測と、評価からなる。
運行予測では、エレベータが登録済みの呼びや仮割当に従って行う将来の運行にかかる所要時間を、予測し、各呼びに応答するまでの時間を算出する。
1台の号機に対する運行予測は、割当要求の呼びを、どのかごにも仮割当しない場合と、その号機のいずれかのかごに仮割当して行う場合について考えることができる。
とくに、ダブルデッキエレベータでは、「どのかごにも仮割当しない場合」「下かごに仮割当する場合」「上かごに仮割当する場合」の3通りの運行予測を考えることができる。
評価では、それぞれの運行予測の結果として得られた、各呼びの待ち時間などの群性能指標に対する予測値に基づいて、運行予測毎の評価値を算出する。このような評価値を、第1の評価値と呼ぶことにする。例えば、その号機に割当済みの乗場呼びと、仮割当された乗場呼びを対象に、待ち時間の予測値を2乗した値を、全ての呼びに対し合計した値を、第1の評価値としてもよい。
各号機では、第1の評価値が、行った運行予測の回数分だけ得られる。
次に、どのかごに割当てるべきかを示す、第2の評価値を算出する。第2の評価値は、かご間で比較が可能な指標で、その値が最小となるかごを、最も割当てるべきかごとする。
第2の評価値は、例えば、いずれかのかごに割当要求を仮割当して得た第1の評価値から、どのかごにも仮割当を行わずに得た第1の評価値を引いた値とする。
この値は、以下の2種類の情報に基づいて求めた値を合わせたものとなっている。
・1点目は、仮割当あり時の予測結果にのみ含まれる、割当要求の呼びに対する待ち時間の予測値である。これが短いほど、割当てるのにふさわしいかごであると言える。
・もう1点目は、登録済みの乗場呼びの待ち時間の変化である。割当要求を仮割当することで、運行スケジュールが変化し、登録済みの乗場呼びに対する待ち時間が長くなることがある。この程度が小さいかごほど、割当てるのにふさわしいかごであると言える。
上記の方法では、特定のかごに対する第2の評価値を算出するためには、その号機の「どのかごにも仮割当しない場合」の運行予測と、評価したいかごに対して仮割当した場合の運行予測が必要となる。一方で、予選処理・最終予選処理で候補外となったかごに対しては、第2の評価値が不要であるため、そのかごに仮割当する場合の第1の評価値も不要である。従って、候補外のかごに対して仮割当する場合の運行予測は不要である。
従って、最終予選処理により、候補かごを各号機1台に絞ることで、各号機に対する運行予測を、「仮割当なし」「候補かごへの仮割当あり」の2回とできる。
従来の基本的な方法で割当処理を行う場合は、ダブルデッキエレベータでは、各号機3回の運行予測を行う必要がある。従って、提案の方法により、運行予測の回数を3分の2に短縮できる。一般的には、1つの号機にN台のかごを有するマルチデッキエレベータでは、候補かごを各号機1台に絞ることで、運行予測の回数をN+1分の2倍とすることができる。
運行予測評価部36によって、運行予測評価が終了すると、割当かご決定部37によって、候補かごから割当てかごを決定する処理が実行される(ステップS16)。この処理では、第2の評価値が最小となるかごを、割当かごに決定する。
割当情報出力部38は、割当かご決定部37で決定された割当かご情報を該当するエレベータへ出力する(ステップS17)。すなわち、割当かご情報を、割当号機のエレベータ制御装置13A~13Cの何れかに伝達し、伝達されたエレベータ制御装置13A~13Cによって該当するエレベータ10A~10Cが運転される。
図4は、第1実施形態の動作を具体的に示している。
図4(A)に示すように、今、4階の乗場呼び登録装置20-4から乗場呼びが登録されたとする。A号機では、1階に下かご、2階に上かごが位置し、下かごには3階のかご呼び、上かごには6階のかご呼びが登録されている。この状態では、上かご又は下かごのどちらのかごに割当てる方が効率的かは確定的に決定可能である。
上かごに仮割当すれば、上かごが4階で応答するときに、下かごで3階のかご呼びに同時に応答できる。
しかし、下かごに仮割当すると、下かごが3階に応答する停車と、下かごが4階に応答する停車は、別々となるため、サービスを終えるまでに要する時間は明らかに長くなる。従って、A号機では下かごを候補に選び、上かごを候補から外すことができる。
図4(B)は、図4(A)にB号機、C号機を加えた状況を示す。
A号機は、下かご12Aが1階、上かご11Aが2階に位置し、下かご12A、上かご11Aともに乗客が居る。また、下かごに3階のかご呼び、上かごに6階のかご呼びが登録されており、UP運転している。
B号機は、下かご12Bが5階、上かご11Bが6階に位置し下かごにのみ乗客が居る。また、下かごに1階のかご呼びが登録されており、DN運転中である。
C号機は、下かご12Cが1階を出発し、上かご11Cが2階を出発し、上かご11Cのみ多数の乗客が居る。また、上かご6階にかご呼びが登録されており、UP運転中である。
A号機では、予選処理で上かごのみ候補かごに残ることは、前記の通りである。
B号機では、最終予選処理により、4F-UPが上方向であることを踏まえ、上かごのみ候補かごに残る。
C号機では、上かごが混雑しているため、予選処理により下かごのみ候補かごに残る。従って、運行予測は、各号機2回ずつ、合計6回行うことで、4F-UPの割当かごを選定できる。
最も基本的なダブルデッキエレベータ群管理の割当処理では、各号機で3回(仮割当なし、下かご仮割当あり、上かご仮割当あり)の運行予測を行い、割当処理全体では9回の予測が必要となる。
従来の、先に割当てる号機を決め、次に選んだ号機に対し上かご・下かごのどちらに割当てるかを決める方法では、運行予測の回数は提案手法と同等にできる。しかし、最初に号機を決める段階で、上かご・下かごの選択を十分考慮せずに一方を選んだうえで、運行予測を行う必要があるため、運行予測の際に仮割当したかごと、最終的に仮割当するかごが、異なる可能性がある。従って、号機を決める際に行った運行予測が、不正確なものとなりやすく、群管理性能が悪化する懸念がある。
このように第1実施形態では、ダブルデッキ群の割当アルゴリズム実施前の予選処理で、運行予測を行う前に、上かご、下かごの一方に割当候補を絞るようにすることで、運行予測評価の回数を減らし処理時間を短縮できる。
また、運行予測評価を行う際に、各号機で仮割当したいかごがもう決まっているので、正確な予測結果を期待でき、群管理性能の低下を抑えることができる。
<最終予選処理における選定ルール>
最終予選処理は、群管理性能をなるべく悪化させないように、エレベータの利用状況に応じて、例えば以下のように定める。なお、以下の説明で、例えば、7階の上方向呼び(UP呼び)を7F-UP、下方向呼び(DN呼び)を7F-DNと記載する。
<閑散時:需要がほとんどないとき>
上下かごのうち、割当要求に近いほうのかごを選び、選ばれなかったほうを候補かごから外す。
例えばA号機について、下かごが3F、上かごが4Fで待機しているときに、7F-UPの乗場呼びが発生した場合は、7Fに近い上かごを選ぶ。他に呼びがあまり発生しない状況であるため、位置的に近いかごのほうが、早く応答する可能性が高いからである。
<通常需要時>
UP呼びであれば上かご、DN呼びであれば下かごを選び、選ばれなかったほうを候補かごから外す。
ある程度需要が多くなると、エレベータは最下階と最上階の間を往復するような運転になりがちである。このときは、UP呼びは上かご、DN呼びは下かごが先に通ることが多いため、UP呼びは上かご、DN呼びは下かごを選ぶようにする。この方法には、建物の終端階を行先階とする利用者が、乗継を必要とする可能性を下げる効果もある。なぜならば、UP呼びを下かごに割当てた場合、下かごでは建物の最上階まで行けないから、あるいは、DN呼びを上かごに割当てた場合、上かごでは建物の最下階まで行けないからである。
<混雑時>
奇数階で発生した乗場呼びは下かご、偶数階で発生した乗場呼びは上かごを選び、選ばれなかったほうを、候補かごから外す。なるべく、下かごは奇数階、上かごは偶数階をサービスするようにして、かごが昇降路を1周するあたりに停車する回数を減らすことで、かごの周回を早くして、単位時間あたりに輸送できる人数を増やすことができる。
閑散時/通常需要時/混雑時の切替は、エレベータの利用状況を、群管理制御装置30が監視することで、自動的に実施することができる。
混雑の検出方法としては、例えば、乗場呼びが登録されてから、かごが応答することにより消去されるまでの時間(未応答時間)の平均値を、過去数分間に対して求め、その値がしきい値1(例えば10秒)未満であれば閑散時、しきい値1以上しきい値2未満であれば通常需要時、その値がしきい値2(例えば30~40秒)以上であれば混雑時と判断してもよい。
また、「出勤時運転」「退勤時運転」などの、混雑に対応した機能が動作している間だけ混雑時とみなす、というように、特定の群機能を実行しているかどうかにより、切替を行ってもよい。
また、混雑する時間帯や曜日をあらかじめ記録しておき、その記録に従い切替を行ってもよい。
上記のルールを適用することにより、割当処理で時間を要する運行予測評価について、最悪でも、号機数の2倍の回数を実行すれば割当てかごを選ぶことができるようになる。このため、処理時間の最悪値を改善でき、呼び登録から割当かごまでの決定までの時間が長くなり過ぎない、使いやすい群管理制御装置を実現することができる。また、予選処理により割当てに適さないかごをあらかじめ除外してから運行予測評価を行うため、全てのかごに仮割当する場合を対象に運行予測評価を行った場合と比べた群管理性能の低下を、最低限に抑えることができる。
<第2実施形態>
次に、図5のフローチャートを参照して第2実施形態を説明する。図5に示すフローチャートは、図3のフローチャートに対して、ステップS21とステップS22の処理を追加したものである。なお、第2実施形態の構成は、基本的には第1実施形態のエレベータ群管理制御装置と同様であるため、図1を援用して説明する。
前述した第1実施形態によれば、運行予測評価の回数を減らすことができる。しかし、状況によっては、エレベータの利用が少なく、登録されている呼びの数が少ない等の理由により、割当処理の時間に余裕がある場合も考えられる。
そこで、第2実施形態では、予選処理部32による候補かごとして選定する割当処理の所要時間に制限を設ける。最終予選処理を通過したかごに対する処理を終えた段階で、所定の所要時間に達していない場合(ステップS21NO)は、通常の予選処理を通過したが、最終予選処理により候補から外したかごに仮割当する場合についても、追加で運行予測評価を行う(ステップS22)。この処理を、制限時間まで行い、少しでも多くのかごに対し、運行予測評価を行う。
例えば、所要時間の制限値を10msに設定することで、最終予選処理を通過したかごに対する運行予測評価が6msの所要時間で終わった場合は、残りの4msを、通常の予選処理を通過したが最終予選処理で候補から外したかごに対する運行予測評価処理に使用してもよい。
その後、運行予測評価を終えた全てのかごを対象に、割当てるかごを決め、選んだかごに割当を出力する。
この方法では、最終予選処理を終えた後での、運行予測評価処理にかかる時間に余裕がどれほどあるかに応じて、それぞれ以下の結果となる。段階が進むほど、より適切に割当てかごを選べるので、群管理性能が向上する。
例えば、下記に示す「段階4」に達するまでの処理時間がなくても、「段階2」までに必要な時間があれば、よい群性能が望めない「段階1」により割当かごを決定する事態に陥らずに済むメリットがある。
《段階1》
最終予選処理を終えたかごに対する運行予測評価処理が、制限時間内に終わらないとき
⇒最低限必要な評価ができなかったので、各かごが割当要求に応答するまでの所要時間を簡易的に見積もり、最も短時間で応答可能なかごを割当かごに決定する。
簡易的な見積もりの方法には、例えば、現在のかご位置・方向から、割当要求の階・方向に至るまでの経路の距離や、その経路上に登録されている呼びの種類と個数から、所要時間を計算する方法がある。簡易的な方法では、呼びに対する待ち時間の評価は、割当要求に対してだけとし、登録済みの呼びに対しては評価を行わないことで、処理時間を短縮できる。
《段階2》
最終予選処理を終えたかごに対する運行予測評価処理を終えたが、通常予選処理を通過したが、最終予選処理を通過しなかったかご(準候補かご)に対する評価が全くできなかったとき
⇒最終予選処理を通過したかごの運行予測評価の結果に基づいて、割当かごを決定する。
《段階3》
制限時間までに、最終予選処理を終えたかごに対する処理を全て終えたが、準候補かごに対する運行予測評価処理は一部の号機に限り終えたとき
⇒最終予選処理を通過したかごと、一部の準候補かごに対する運行予測評価の結果から、割当かごを決定する。
《段階4》
制限時間までに、最終予選処理を終えたかご、準候補かごに対する運行予測評価処理を全て終えたとき
⇒最終予選処理の結果によらず、通常予選処理を通過した全てのかごに対する運行予測評価の結果に基づいて、割当かごを決定する。
このように、第2実施形態によれば、割当処理の時間に余裕がある場合には、少しでも多くのかごに対し、運行予測評価を行うことで、処理時間の制限の範囲内で、最大限の群管理性能を実現できるメリットがある。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ダブルデッキ群管理制御システム、10A…A号機エレベータ、10B…B号機エレベータ、10C…C号機エレベータ、11A,11B,11C…上かご、12A,12B,12C…下かご、13A…A号機制御装置、13B…B号機制御装置、13C…C号機制御装置、20-1~20-n…乗場呼び登録装置、30…群管理制御装置、31…乗場呼び登録部、32…予選処理部、33…エレベータ情報取得部、34…選定ルール記憶部、35…ルール選定部、36…運行予測評価部、37…割当かご決定部、38…割当情報出力部、41…通常予選処理部、42…最終予選処理部

Claims (5)

  1. 1台の号機に複数のかごを有するマルチデッキエレベータを、複数台まとめて制御する群管理制御装置において、
    乗場で発生した乗場呼びに対し、サービスするかごを割当てる割当処理に際して、各号機を対象に、前記乗場呼びを、各号機のどのかごに割当てるかを、あらかじめ定めたルールにより評価し、号機ごとにいずれか1台以内のかごを候補かごとして選定する予選処理部と、
    各号機を対象に、前記候補かごに仮割当する場合と、仮割当しない場合について、各呼びに応答するまでの時間の予測値を含む指標を算出する運行予測評価処理を実施する運行予測評価部と、
    前記指標を用いて割当てる号機を決定し、前記割当てる号機の候補かごに、前記乗場呼びを割当てる割当かご決定部と、を備えるマルチデッキエレベータの群管理制御装置。
  2. 前記予選処理部は、
    各号機の候補かごを、その号機のかごのうち1台に限定することなく、所定の条件が成立したかごを割当の候補から外す通常予選処理を実施する通常予選処理部と、
    通常予選処理の結果、選定された号機の候補かごが2台以上となった場合には、候補かごが1台以内となるように、絞り込む最終予選処理を実施する最終予選処理部と、を備える請求項1に記載のマルチデッキエレベータの群管理制御装置。
  3. 前記最終予選処理部は、かご内荷重の検出結果、呼びの登録状況、呼びへの平均的な応答時間の少なくともいずれかの中から定まるエレベータの利用状況又は、あらかじめ設定された時間帯に応じて、閑散時、通常需要時、及び混雑時のいずれかの処理を実施する、請求項2に記載のマルチデッキエレベータの群管理制御装置。
  4. 前記運行予測評価部は、前記候補かごに仮割当する場合と、仮割当しない場合の運行予測処理を、全ての号機に対し終了した時点で、
    運行予測処理に要した時間が、あらかじめ設定された第1のしきい値に達しない場合は、最終予選処理で候補かごから外れることになったかごを準候補かごとし、当該準候補かごを対象に、準候補かごに仮割当する場合の運行予測評価を、運行予測評価の処理に要した時間が第2のしきい値に達するまでの間に実施し、
    割当かご決定部は、前記第2のしきい値に達するまでの間に運行予測評価が完了した準候補かごを候補かごに戻して、最終的な割当かごを決定する、請求項2又は3に記載のマルチデッキエレベータの群管理制御装置。
  5. 1台の号機に複数のかごを有するマルチデッキエレベータを、複数台まとめて制御する、マルチデッキエレベータの群管理制御装置において、乗場で発生した乗場呼びに対し、サービスするかごを割当てる割当処理は、
    まず、各号機を対象に、前記乗場呼びを、その号機のどのかごに割当てるかを、あらかじめ定めたルールにより評価し、号機ごとにいずれか1台以内のかごを候補かごとして選定する予選処理を行い、
    次に、各号機を対象に、候補かごに仮割当する場合と、仮割当しない場合について、各呼びに応答するまでの時間の予測値を含む指標を算出する運行予測評価処理を実施し、
    前記指標を用いて割当てる号機を決定し、
    前記割当てる号機の候補かごに、前記乗場呼びを割当てる、マルチデッキエレベータの群管理制御方法。
JP2021205084A 2021-12-17 2021-12-17 マルチデッキエレベータの群管理制御装置および群管理制御方法 Active JP7322127B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021205084A JP7322127B2 (ja) 2021-12-17 2021-12-17 マルチデッキエレベータの群管理制御装置および群管理制御方法
CN202211602185.4A CN116265364A (zh) 2021-12-17 2022-12-13 多层电梯的群管理控制装置及群管理控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021205084A JP7322127B2 (ja) 2021-12-17 2021-12-17 マルチデッキエレベータの群管理制御装置および群管理制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023090222A JP2023090222A (ja) 2023-06-29
JP7322127B2 true JP7322127B2 (ja) 2023-08-07

Family

ID=86744343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021205084A Active JP7322127B2 (ja) 2021-12-17 2021-12-17 マルチデッキエレベータの群管理制御装置および群管理制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7322127B2 (ja)
CN (1) CN116265364A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002302347A (ja) 2001-04-04 2002-10-18 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ群管理制御装置
JP2003101873A (ja) 2001-09-21 2003-04-04 Canon Inc 撮像装置、撮影画像生成方法、プログラムおよび記憶媒体
WO2011055414A1 (ja) 2009-11-09 2011-05-12 三菱電機株式会社 ダブルデッキエレベータ群管理装置
WO2013164882A1 (ja) 2012-05-01 2013-11-07 三菱電機株式会社 エレベーターシステム
JP2014108854A (ja) 2012-11-30 2014-06-12 Hitachi Ltd エレベータの群管理システム
JP2020121854A (ja) 2019-01-30 2020-08-13 フジテック株式会社 マルチデッキエレベータの群管理システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002302347A (ja) 2001-04-04 2002-10-18 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ群管理制御装置
JP2003101873A (ja) 2001-09-21 2003-04-04 Canon Inc 撮像装置、撮影画像生成方法、プログラムおよび記憶媒体
WO2011055414A1 (ja) 2009-11-09 2011-05-12 三菱電機株式会社 ダブルデッキエレベータ群管理装置
WO2013164882A1 (ja) 2012-05-01 2013-11-07 三菱電機株式会社 エレベーターシステム
JP2014108854A (ja) 2012-11-30 2014-06-12 Hitachi Ltd エレベータの群管理システム
JP2020121854A (ja) 2019-01-30 2020-08-13 フジテック株式会社 マルチデッキエレベータの群管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN116265364A (zh) 2023-06-20
JP2023090222A (ja) 2023-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5351510B2 (ja) 乗り場行先階予約式群管理エレベーターの制御装置
KR920011080B1 (ko) 엘리베이터의 군(群)관리장치
JP4777241B2 (ja) 建物内のエレベーターシステムの複数のかごをスケジューリングするための方法及びエレベータースケジューラ
JP4505901B2 (ja) エレベータ制御装置
JP4949722B2 (ja) エレベータの群管理制御システム
WO2007049342A1 (ja) エレベーター群管理制御装置
KR920001299B1 (ko) 엘리베이터의 군관리장치
JPH0725491B2 (ja) エレベータの群管理装置
JPH04213574A (ja) エレベータ配送システム
WO2001028909A1 (fr) Unite de commande de groupe de cabines d'ascenseurs
KR930004754B1 (ko) 엘리베이터의 군관리장치 및 그 군관리방법
JP4732343B2 (ja) エレベータの群管理制御装置
WO2006082729A1 (ja) エレベータの制御方法及びその装置
JP2004107046A (ja) エレベータの群管理制御装置
JP7322127B2 (ja) マルチデッキエレベータの群管理制御装置および群管理制御方法
JPH07117941A (ja) エレベータの群管理制御装置
KR100399882B1 (ko) 엘리베이터의 제어장치
CN114644267B (zh) 双层电梯的组群管理控制装置以及组群管理控制方法
JPH0761722A (ja) エレベーターの群管理制御装置
CN113023505B (zh) 升降机的群管理控制装置
CN112209188B (zh) 电梯的群管理系统
KR101024799B1 (ko) 승강기 통행 제어
JPH08217342A (ja) エレベーターの群管理制御装置
CN115402888B (zh) 电梯的群管理控制装置以及电梯的群管理控制方法
JPS60106774A (ja) エレベ−タの群管理制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7322127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150