JP7322098B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
〔1.はじめに〕
近年、出発地から目的地までの移動を一つのサービスとして提供する概念であるMaaS(Mobility as a Service:移動のサービス化)に対する関心が高まっている。MaaSによるサービスでは、利用者がスマートフォン等の専用アプリを使って、出発地から目的地までの移動にかかる経路検索、予約、支払いまでを一括で行うことができる。
図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置10と、オンデマンドバスに搭載された移動体装置20と、情報管理装置30を備える。情報処理装置10と、移動体装置20と、情報管理装置30とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続されてよい。なお、情報処理システム1には、任意の数の情報処理装置10と任意の数の移動体装置20と任意の数の情報管理装置30とが含まれてもよい。
図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。情報処理装置10は、第1通信部110と、第2通信部120と、第3通信部130と、第4通信部140と、記憶部150と、制御部160とを有してよい。なお、情報処理装置10は、情報処理装置10の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示させるための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。また、情報処理装置10の各部は、バス100によって接続される。
第1通信部110は、NFCの規格に対応したICチップとアンテナを備えたNFCモジュールによって実現される。第1通信部110は、オンデマンドバスに搭載されたNFCリーダライタから発信されたNFCの搬送波であるNFCの搬送波を受信する。例えば、第1通信部110は、自装置を利用する利用者がカード保持部12によって保持された電子マネーカードをリーダライタにかざした場合に、NFCの搬送波を受信する。
第2通信部120は、BLEの規格に対応したICチップとアンテナを備えたBLEモジュールによって実現される。第2通信部120は、第1通信部110がNFCの搬送波を受信した場合に、オンデマンドバスに搭載されたBLEビーコン装置に対してBLEの接続要求を送信する。また、第2通信部120は、BLEビーコン装置からBLEの搬送波を受信する。
第3通信部130は、GNSSの規格に対応したICチップとアンテナを備えたGNSSモジュールによって実現される。第3通信部130は、GNSS衛星から発信された電波を受信する。
第4通信部140は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、第4通信部140は、ネットワークと有線または無線で接続され、例えば、移動体装置20や情報管理装置30との間で情報の送受信を行う。
記憶部150は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
制御部160は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部160は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
通信制御部161は、第1通信部110がNFCの搬送波を受信した場合に、第2通信部120がビーコン装置に対してBLEの接続要求を送信するよう制御する。また、通信制御部161は、第1通信部110がNFCの搬送波を受信した場合に、第1通信部110がリーダライタに対して肯定応答を送信しないよう制御する。
測位部162は、第3通信部130が受信したGNSSの電波に基づいて、自装置の現在位置を示す装置位置情報を測位する。例えば、測位部162は、装置位置情報を所定時間ごと(例えば、1分おき)または常時測位してよい。
送信部163は、測位部162が測位した装置位置情報を情報管理装置30に送信する。例えば、送信部163は、測位部162が測位した装置位置情報を所定時間ごと(例えば、1分おき)または常時送信してよい。
受信部164は、第1通信部110がNFCの搬送波を受信した場合に、NFCの搬送波の発信元であるNFCリーダライタを識別可能なリーダライタ識別情報を受信する。また、受信部164は、第2通信部120がBLEの搬送波を受信した場合に、BLEの搬送波の発信元であるBLEビーコン装置のビーコン装置識別情報を受信する。
図7は、実施形態に係る移動体装置の構成例を示す図である。移動体装置20は、第1通信部210と、第2通信部220と、第3通信部230と、第4通信部240と、記憶部250と、制御部260とを有してよい。なお、移動体装置20は、移動体装置20の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示させるための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。また、移動体装置20の各部は、バス200によって接続される。
第1通信部210は、例えば、NFCモジュールによって実現される。第1通信部210は、オンデマンドバスに搭載されたNFCリーダライタに備えられる。第1通信部210は、NFCの搬送波を発信する。また、第1通信部210は、NFCに対応した電子マネーカードから肯定応答を含むNFCの搬送波を受信すると、電子マネーカードとNFCによって通信接続する。第1通信部210は、電子マネーカードとNFCによって通信接続すると、電子マネーカードを識別可能なカード識別情報を含む搬送波を電子マネーカードから受信する。
第2通信部220は、例えば、BLEモジュールによって実現される。第2通信部220は、オンデマンドバスに搭載されたBLEビーコン装置に備えられる。第2通信部220は、BLEの搬送波を発信する。また、第2通信部220は、情報処理装置10からBLEの接続要求を受信すると、情報処理装置10とBLEによって通信接続する。第2通信部220は、情報処理装置10とBLEによって通信接続すると、情報処理装置10から装置識別情報を含む搬送波を受信する。
第3通信部230は、例えば、GNSSモジュールによって実現される。第3通信部230は、GNSS衛星から発信された電波を受信する。
第4通信部240は、例えば、NIC等によって実現される。そして、第4通信部240は、ネットワークと有線または無線で接続され、例えば、情報処理装置10や情報管理装置30との間で情報の送受信を行う。
記憶部250は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部250は、ビーコン情報記憶部251を備える。
ビーコン情報記憶部251は、BLEビーコン装置に関する情報を記憶する。例えば、ビーコン情報記憶部251は、BLEビーコン装置と通信接続している情報処理装置10の装置識別情報を記憶する。
制御部260は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、移動体装置20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行することにより実現される。また、制御部260は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
測位部261は、第3通信部230が受信したGNSSの電波に基づいて、オンデマンドバスの現在位置を示す移動体位置情報を測位する。例えば、測位部162は、移動体位置情報を所定時間ごと(例えば、1分おき)または常時測位してよい。
送信部262は、測位部261が測位した移動体位置情報を情報管理装置30に送信する。例えば、送信部163は、測位部162が測位した移動体位置情報を所定時間ごと(例えば、1分おき)または常時送信してよい。
受信部263は、第1通信部210がNFCの搬送波を受信した場合に、NFCの搬送波の発信元である電子マネーカードのカード識別情報を受信する。また、受信部263は、第2通信部220がBLEの搬送波を受信した場合に、BLEの搬送波の発信元である情報処理装置10の装置識別情報を受信する。
登録処理部264は、装置識別情報およびBLEの接続要求を情報処理装置10から受信した場合に、装置識別情報をビーコン情報記憶部251に登録する。また、送信部262は、登録処理部264が装置識別情報をビーコン情報記憶部251に登録した場合に、装置識別情報およびビーコン装置識別情報を情報管理装置30に対して送信する。また、登録処理部264は、情報処理装置10とBLEビーコン装置とのBLEの通信が切断された場合、ビーコン情報記憶部251から装置識別情報の登録を解除する。
図9は、実施形態に係る情報管理装置の構成例を示す図である。情報管理装置30は、通信部310と、記憶部320と、制御部330とを有してよい。なお、情報管理装置30は、情報管理装置30の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示させるための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
通信部310は、例えば、NFCモジュール等によって実現される。そして、通信部310は、例えば、情報処理装置10や移動体装置20との間で情報の送受信を行う。
記憶部320は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部320は、利用者情報記憶部321と、移動体情報記憶部322と、ジオフェンス情報記憶部323と、利用者在圏情報記憶部324と、乗車ステータス情報記憶部325と、乗車賃情報記憶部326と、乗車情報記憶部327と、を備える。
利用者情報記憶部321は、利用者に関する各種の情報を記憶する。例えば、利用者情報記憶部321は、情報処理装置10の利用者を識別可能な利用者識別情報と、情報処理装置10を識別可能な装置識別情報とを対応付けて記憶する。
移動体情報記憶部322は、オンデマンドバスに関する各種の情報を記憶する。例えば、移動体情報記憶部322は、オンデマンドバスを識別可能な移動体識別情報と、オンデマンドバスに搭載されたBLEビーコン装置を識別可能なビーコン装置識別情報と、オンデマンドバスに搭載されたNFCリーダライタを識別可能なリーダライタ識別情報と、オンデマンドバスに搭載された移動体装置20を識別可能な移動体装置識別情報とを対応付けて記憶する。
ジオフェンス情報記憶部323は、ジオフェンスに関する各種の情報を記憶する。図13は、実施形態に係るジオフェンス情報の一例を示す図である。図13に示すように、ジオフェンス情報記憶部323は、オンデマンドバスのバス停の位置から所定範囲内に設定された複数のジオフェンスに関する情報を記憶する。例えば、ジオフェンス情報記憶部323は、オンデマンドバスの路線ごとのバス停のジオフェンス情報を記憶する。このように、情報管理装置30は、オンデマンドバスの路線情報を持つことで、路線情報に基づいて、利用者が降車するバス停の候補を絞ることができる。
利用者在圏情報記憶部324は、個々の利用者がどのバス停の近くに所在するか否かを示す情報を記憶する。なお、利用者在圏情報記憶部324の具体例については、後述する図10~図12で詳しく説明する。
乗車ステータス情報記憶部325は、個々の利用者によるオンデマンドバスの乗車ステータスに関する情報を記憶する。なお、乗車ステータス情報記憶部325の具体例については、後述する図10~図12で詳しく説明する。
乗車賃情報記憶部326は、乗車賃に関する各種の情報を記憶する。図14は、実施形態に係る乗車賃情報の一例を示す図である。図14に示すように、乗車賃情報記憶部326は、オンデマンドバスのバス停間の移動料金である運賃テーブルを記憶する。
乗車情報記憶部327は、利用者の乗車履歴に関する情報を記憶する。例えば、乗車情報記憶部327は、図15の下段に示すテーブルのような乗車記録を記憶する。図15は、実施形態に係るデータ連携について説明するための図である。図15では、乗客Aおよび乗客Bが停留所Aでオンデマンドバスに乗車した場合を示す。図15の下段に示す乗車記録のテーブルにおける「ID」は、利用者が所持する情報処理装置10の装置識別情報を示す。また、「乗車停留所」は、利用者が乗車したバス停を示す。また、「乗車時刻」は、利用者がオンデマンドバスに乗車した時刻を示す。
制御部330は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報管理装置30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部330は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
受信部331は、情報処理装置10から装置位置情報を受信する。また、受信部331は、移動体装置20から移動体位置情報を受信する。また、受信部331は、装置識別情報およびビーコン識別情報を移動体装置20から受信する。
判定部332は、受信部331が受信した装置位置情報および移動体位置情報に基づいて、情報処理装置10およびオンデマンドバスが複数のジオフェンスのうち少なくともいずれか1つのジオフェンスの内部に位置するか否かを判定する。
登録処理部333は、判定部332によって情報処理装置10およびオンデマンドバスが所定のジオフェンスの内部に位置すると判定された場合に、装置識別情報を所定のジオフェンスの位置に関するジオフェンス位置情報と対応付けて利用者在圏情報記憶部324に登録する。また、登録処理部333は、判定部332によって情報処理装置10またはオンデマンドバスの少なくともいずれか一方が所定のジオフェンスの内部から外部に出たと判定された場合に、利用者在圏情報記憶部324から装置識別情報の登録を解除する。
図10~図12は、実施形態に係る情報処理システムの情報処理の概要を示す図である。図10の上段では、情報処理装置10の利用者U1がバス停Aのジオフェンス内に接近する。やがて、利用者U1はバス停Aのジオフェンス内に入る。情報管理装置30は、バス停Aのジオフェンス内に利用者U1が侵入しても記憶部に登録はしない。
〔7-1.電子マネーカードの保持機能〕
上述した実施形態では、情報処理装置10がカードフォルダ型であり、カード保持部12がカードフォルダのフォルダ部分である場合について説明したが、これに限られない。具体的には、情報処理装置10は、カード型であってもよい。例えば、情報処理装置10がカード型である場合、カード保持部12は、電子マネーカードとカード型の情報処理装置10とを物理的または電磁的に接着可能な機能を有するいかなる形状又は素材によって構成されてもよい。例えば、カード保持部12は、樹脂やシール等であってよい。
上述した実施形態では、第1近距離無線通信が、NFCであり、第2近距離無線通信がBLEである場合について説明したが、これに限られない。例えば、第1近距離無線通信として、NFCの代わりに、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、EnOcean、Wi-Fi、または特定小電力(Wi-SUN)などの近距離無線通信の規格を用いてよい。また、第2近距離無線通信として、BLEの代わりに、Bluetooth Classic(登録商標)、NFC、赤外線通信、EnOcean、Wi-Fi、または特定小電力(Wi-SUN)などの近距離無線通信の規格を用いてよい。
上述した実施形態では、移動体の一例として、移動体がオンデマンドバスである場合について説明したが、これに限られない。具体的には、移動体は、オンデマンドバス以外にも、乗り合いタクシーなどのオンデマンド型の公共交通機関であってよい。また、移動体は、車両に限られない。例えば、本実施形態に係る移動体は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体であってよい。
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置10は、第1通信部110と、第2通信部120を備える。第1通信部110は、移動体に搭載されたリーダライタであって、第1近距離無線通信に対応したリーダライタから発信された第1近距離無線通信の搬送波である第1搬送波を受信する。第2通信部120は、第1通信部110が第1搬送波を受信した場合に、移動体に搭載されたビーコン装置であって、第2近距離無線通信に対応したビーコン装置に対して第2近距離無線通信の接続要求を送信する。
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置10、移動体装置20、または情報管理装置30は、例えば図17に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図17は、情報処理装置10、移動体装置20、または情報管理装置30の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を備える。
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
10 情報処理装置
100 バス
110 第1通信部
120 第2通信部
130 第3通信部
140 第4通信部
150 記憶部
160 制御部
161 通信制御部
162 測位部
163 送信部
164 受信部
20 移動体装置
30 情報管理装置
Claims (12)
- 第1近距離無線通信に対応した電子マネーカードを保持可能なカード保持部を備えたカードフォルダ型の情報処理装置であって、
移動体に搭載されたリーダライタであって、前記第1近距離無線通信に対応したリーダライタから発信された前記第1近距離無線通信の搬送波である第1搬送波を受信する第1通信部と、
前記第1通信部が第1搬送波を受信した場合に、前記移動体に搭載されたビーコン装置であって、第2近距離無線通信に対応したビーコン装置に対して、前記情報処理装置を識別可能な情報である装置識別情報であって、前記情報処理装置を利用する利用者を識別可能な情報と紐づいた前記装置識別情報とともに前記第2近距離無線通信の接続要求を送信する第2通信部と、
を備える情報処理装置。 - 前記第1通信部が第1搬送波を受信した場合に、前記第2通信部が前記ビーコン装置に対して前記第2近距離無線通信の接続要求を送信するよう制御する通信制御部をさらに備え、
前記通信制御部は、
前記第1通信部が第1搬送波を受信した場合に、前記第1通信部が前記リーダライタに対して肯定応答を送信しないよう制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記カード保持部は、
自装置を利用する利用者が前記カード保持部によって保持された前記電子マネーカードを前記リーダライタにかざした場合に、前記第1通信部が前記第1搬送波を受信するよう構成されている、
請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記第1近距離無線通信は、NFC(Near field communication)であり、
前記第2近距離無線通信は、BLE(Bluetooth Low Energy)である、
請求項1~3のいずれか1つに記載の情報処理装置。 - GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星から発信された電波を受信する第3通信部と、
前記第3通信部が受信した電波に基づいて、自装置の現在位置を示す装置位置情報を測位する測位部と、
前記測位部が測位した装置位置情報を情報管理装置に送信する送信部と、
をさらに備える請求項1~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 第1近距離無線通信に対応した電子マネーカードを保持可能なカード保持部を備えたカードフォルダ型の情報処理装置と、移動体に搭載された移動体装置と、情報管理装置と、
を備える情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記移動体装置に搭載されたリーダライタであって、第1近距離無線通信に対応したリーダライタから発信された前記第1近距離無線通信の搬送波である第1搬送波を受信した場合に、前記移動体装置に搭載されたビーコン装置であって、第2近距離無線通信に対応したビーコン装置に対して、前記情報処理装置を識別可能な情報である装置識別情報であって、前記情報処理装置を利用する利用者を識別可能な情報と紐づいた前記装置識別情報とともに前記第2近距離無線通信の接続要求を送信し、
前記移動体装置は、
前記ビーコン装置が前記装置識別情報とともに前記第2近距離無線通信の接続要求を前記情報処理装置から受信した場合に、前記装置識別情報をビーコン情報記憶部に登録し、
前記装置識別情報をビーコン情報記憶部に登録した場合に、前記装置識別情報および前記ビーコン装置を識別可能なビーコン装置識別情報を前記情報管理装置に対して送信し、
前記情報管理装置は、
前記装置識別情報および前記ビーコン装置識別情報を受信した場合に、前記情報処理装置を利用する利用者が前記移動体に乗車したことを示す情報を乗車ステータス情報記憶部に登録する、
情報処理システム。 - 前記情報処理装置は、
GNSS衛星から発信された電波に基づいて測位した自装置の現在位置を示す装置位置情報を前記情報管理装置に送信し、
前記移動体装置は、
前記GNSS衛星から発信された電波に基づいて測位した前記移動体の現在位置を示す移動体位置情報を前記情報管理装置に送信し、
前記情報管理装置は、
前記装置位置情報および前記移動体位置情報に基づいて、前記情報処理装置および前記移動体が複数のジオフェンスのうち少なくともいずれか1つのジオフェンスの内部に位置するか否かを判定し、
前記情報処理装置および前記移動体が所定のジオフェンスの内部に位置すると判定された場合に、前記装置識別情報を前記所定のジオフェンスの位置に関するジオフェンス位置情報と対応付けて利用者在圏情報記憶部に登録する、
請求項6に記載の情報処理システム。 - 前記情報管理装置は、
前記装置識別情報が前記ビーコン情報記憶部に登録されている場合に、前記利用者が前記移動体に乗車中であると判定し、
前記利用者が前記移動体に乗車中であると判定した場合に、前記利用者が前記移動体に乗車中であることを示す情報を前記乗車ステータス情報記憶部に登録する、
請求項6に記載の情報処理システム。 - 前記情報管理装置は、
前記ビーコン情報記憶部から前記装置識別情報の登録が解除された場合に、前記利用者が前記移動体から降車したと判定し、
前記利用者が前記移動体から降車したと判定した場合に、前記利用者が前記移動体から降車したことを示す情報を乗車ステータス情報記憶部に登録する、
請求項6または8に記載の情報処理システム。 - 前記情報管理装置は、
前記利用者在圏情報記憶部から前記装置識別情報の登録が解除された場合に、前記利用者が前記移動体から降車したと判定する、
請求項7に記載の情報処理システム。 - 第1近距離無線通信に対応した電子マネーカードを保持可能なカード保持部を備えたカードフォルダ型の情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
移動体に搭載されたリーダライタであって、前記第1近距離無線通信に対応したリーダライタから発信された前記第1近距離無線通信の搬送波である第1搬送波を受信する第1通信工程と、
前記第1通信工程において第1搬送波を受信した場合に、前記移動体に搭載されたビーコン装置であって、第2近距離無線通信に対応したビーコン装置に対して、前記情報処理装置を識別可能な情報である装置識別情報であって、前記情報処理装置を利用する利用者を識別可能な情報と紐づいた前記装置識別情報とともに前記第2近距離無線通信の接続要求を送信する第2通信工程と、
を含む情報処理方法。 - 第1近距離無線通信に対応した電子マネーカードを保持可能なカード保持部を備えたカードフォルダ型の情報処理装置に、
移動体に搭載されたリーダライタであって、第1近距離無線通信に対応したリーダライタから発信された前記第1近距離無線通信の搬送波である第1搬送波を受信する第1通信手順と、
前記第1通信手順において第1搬送波を受信した場合に、前記移動体に搭載されたビーコン装置であって、第2近距離無線通信に対応したビーコン装置に対して、前記情報処理装置を識別可能な情報である装置識別情報であって、前記情報処理装置を利用する利用者を識別可能な情報と紐づいた前記装置識別情報とともに前記第2近距離無線通信の接続要求を送信する第2通信手順と、
を実行させる情報処理プログラム。
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JP2019153067A (ja) | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 中村 一人 | 多種複数事業者対応のカードレス決済システム、同カードレス決済システム用のプログラム、及びカードレス決済方法 |
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