JP2021160846A - 管理装置、管理方法、およびプログラム - Google Patents

管理装置、管理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利便性を向上させることができる管理装置、管理方法、およびプログラムを提供すること。【解決手段】運転手が乗車せずに道路を自律走行し、開閉可能な扉部によって遮蔽される荷物の格納部を備える荷物運搬車両の動作を管理する管理装置であって、配達地点を指定した前記荷物の運搬に関する申込情報を受け付ける受付部と、少なくとも前記申込情報に基づいて前記荷物運搬車両の動作を決定する動作決定部と、を備え、前記動作決定部は、前記荷物運搬車両が前記配達地点に到達する前において、前記荷物運搬車両と前記荷物の受取者との位置関係に関する所定条件が満たされた場合、前記荷物運搬車両を前記受取者に接近させ、前記配達地点と異なる地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせる、管理装置。【選択図】図4

Description

本発明は、管理装置、管理方法、およびプログラムに関する。
自律して移動可能な自律移動機およびそれと連関して動作するサーバシステムを利用して荷物を配送する無人配送システムに関する発明が開示されている(特許文献1)。
特開2018−058656号公報
従来の技術は、単に配達先に荷物を届けるものであったため、利便性が十分でなかった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、利便性を向上させることができる管理装置、管理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る管理装置、管理方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る管理装置は、運転手が乗車せずに道路を自律走行し、開閉可能な扉部によって遮蔽される荷物の格納部を備える荷物運搬車両の動作を管理する管理装置であって、配達地点を指定した前記荷物の運搬に関する申込情報を受け付ける受付部と、少なくとも前記申込情報に基づいて前記荷物運搬車両の動作を決定する動作決定部と、を備え、前記動作決定部は、前記荷物運搬車両が前記配達地点に到達する前において、前記荷物運搬車両と前記荷物の受取者との位置関係に関する所定条件が満たされた場合、前記荷物運搬車両を前記受取者に接近させ、前記配達地点と異なる地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせるものである。
(2):上記(1)の態様において、前記所定条件は、前記受取者の端末装置と、前記荷物運搬車両に搭載された通信装置とが他装置を介さずに通信可能であることであるもの。
(3):上記(1)または(2)の態様において、前記所定条件は、前記受取者の端末装置の位置と、前記荷物運搬車両の位置とが所定範囲内にあることであるもの。
(4):上記(1)から(3)のいずれかの態様において、前記動作決定部は、前記荷物のサイズが基準よりも大きい場合、前記荷物運搬車両と前記受取者との位置関係が所定条件を満たす場合であっても、前記荷物運搬車両を前記配達地点まで移動させ、前記配達地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせるもの。
(5):上記(1)から(4)のいずれかの態様において、前記動作決定部は、前記受取者によって前記受取者の端末装置または前記荷物運搬車両に搭載された操作装置に対してなされた操作の内容を取得し、前記受取者が前記配達地点での受け取りを希望する場合、前記荷物運搬車両と前記受取者との位置関係が所定条件を満たす場合であっても、前記荷物運搬車両を前記配達地点まで移動させ、前記配達地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせるもの。
(6):上記(5)の態様において、前記動作決定部は、前記受取者が前記配達地点での受け取りを希望することによって、前記荷物運搬車両と前記受取者との位置関係が所定条件を満たすにも関わらず、前記荷物運搬車両を前記配達地点まで移動させ、前記配達地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせる場合、前記荷物運搬車両を、前記荷物の受取者の歩調に合わせて前記配達地点に移動させるもの。
(7):上記(1)から(6)のいずれかの態様において、前記受取者の在宅状況を監視する監視部と、前記荷物の配達スケジュールを決定するスケジュール決定部と、を更に備え、前記スケジュール決定部は、前記荷物運搬車両が第1受取者に対する荷物を運搬しているときに、前記監視部により前記第1受取者よりも後に荷物を配達する予定の第2受取者が在宅していると判断された場合、前記第2受取者の配達優先度を高めるもの。
(8):上記(7)の態様において、前記監視部は、警備会社の警備データを取得することにより、前記受取者の在宅状況を監視するもの。
(9):上記(7)または(8)の態様において、前記監視部は、複数の前記荷物運搬車両に搭載されたカメラによって撮像された人の画像を収集し、前記受取者に対する前記荷物の配達中に、前記受取者と特徴が合致する画像が収集された場合、前記受取者が在宅でないと判断するもの。
(10):上記(7)から(9)のいずれかの態様において、前記監視部は、過去における在宅状況を記憶部に蓄積し、蓄積した在宅状況に基づいて時間帯ごとの在宅確率を導出し、前記在宅確率に基づいて前記受取者が在宅か否かを判断するもの。
(11):上記(7)から(10)のいずれかの態様において、前記監視部により在宅でないと判断された前記受取者の端末装置に対して、前記荷物の配達をスキップする旨の情報を送信する情報提供部を更に備えるもの。
(12):本発明の他の態様に係る管理方法は、運転手が乗車せずに道路を自律走行し、開閉可能な扉部によって遮蔽される荷物の格納部を備える荷物運搬車両の動作を管理する管理装置が、配達地点を指定した前記荷物の運搬に関する申込情報を受け付け、少なくとも前記申込情報に基づいて前記荷物運搬車両の動作を決定し、前記決定する際に、前記荷物運搬車両が前記配達地点に到達する前において、前記荷物運搬車両と前記荷物の受取者との位置関係に関する所定条件が満たされた場合、前記荷物運搬車両を前記受取者に接近させ、前記配達地点と異なる地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせるものである。
(13):本発明の他の態様に係るプログラムは、運転手が乗車せずに道路を自律走行し、開閉可能な扉部によって遮蔽される荷物の格納部を備える荷物運搬車両の動作を管理する管理装置のプロセッサに、配達地点を指定した前記荷物の運搬に関する申込情報を受け付けさせ、少なくとも前記申込情報に基づいて前記荷物運搬車両の動作を決定させ、前記決定させる際に、前記荷物運搬車両が前記配達地点に到達する前において、前記荷物運搬車両と前記荷物の受取者との位置関係に関する所定条件が満たされた場合、前記荷物運搬車両を前記受取者に接近させ、前記配達地点と異なる地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせることを実行させるものである。
(1)〜(13)の態様によれば、利便性を向上させることができる。
管理装置300を含む運搬システム1の構成図である。 荷物運搬者車両200の構成図である。 複数の格納部240に関する構造の一例を示す図である。 管理装置300の構成図である。 利用者情報392の内容の一例を示す図である。 端末装置100の表示部において表示される、申込情報の入力のための運搬サービスアプリ画面の一例を示す図である。 申込情報一覧394の内容の一例を示す図である。 移動スケジュール情報396の内容の一例を示す図である。 集荷センター400の役割を示す図である。 条件1と条件2について説明するための図である。 端末装置100の表示部において表示される、直配を希望するか否かの入力を受け付ける運搬サービスアプリ画面の一例を示す図である。 動作決定部340により実行される直配動作に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の管理装置、管理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。管理装置が管理する荷物運搬車両は、運転手が乗車せずに道路を自律走行することができ、開閉可能な扉部によって遮蔽される荷物の格納部を有するものである。
荷物運搬車両は、カメラやレーダー装置、LIDAR(Light Detection and Ranging)等の監視ユニットによって車外の状況を認識し、原則としては管理装置によって指示された経路を進行しつつ、路上障害物を避けるように路上を移動する。荷物運搬車両は、例えばモータによって車輪が駆動され、10[km]程度の速度で路上を移動する。荷物運搬車両の格納部ユニットは、例えば、他の空間と区画された複数の荷物積載用の空間(格納部)を形成しており、複数の利用者がそれぞれの荷物を積載(搬入)することができるようになっている。
管理装置は、荷物運搬車両の動作を管理(制御)する。管理装置は、荷物運搬車両とは別の場所に置かれた装置であって、ネットワークを介して荷物運搬車両と通信するものであってもよいし、一部または全部の機能が荷物運搬車両に搭載されるものであってもよい。管理装置は、例えば、利用者の端末装置から通信によって取得した申込情報に基づいて、運搬スケジュール情報を生成する。そして、管理装置は、運搬スケジュール情報に基づいて、荷物運搬車両の経路や停止場所、格納部の扉の開閉状態等について荷物運搬車両に指示する。
以下の説明では、管理装置は荷物運搬車両とは別の場所に置かれた装置(例えばクラウドサーバと称される形態の装置)であり、ネットワークを介して利用者の端末装置や荷物運搬車両と通信することで上記機能を実現するものとする。
[全体構成]
図1は、管理装置300を含む運搬システム1の構成図である。運搬システム1は、一以上の荷物運搬車両200と、管理装置300とを含む。管理装置300は、利用者Uや受取者Rの端末装置100とネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、公衆回線、プロバイダ装置、専用回線、無線基地局などを含む。また、管理装置300は、荷物運搬車両200とネットワークNWを介して通信する。
利用者Uは、端末装置100を用いて荷物Pの運搬を依頼する申込情報を管理装置300に送信する。荷物Pには、荷物Pおよび/または利用者Uの識別情報が記載され、或いは内蔵されるICタグなどに記憶されたラベルLが付与されている。「付与されている」とは、例えばシールによって貼り付けられていることを意味する。
端末装置100は、例えば、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータなどである。端末装置100では、上記のサービスを利用するためのアプリケーションプログラム、或いはブラウザなどが起動し、以下に説明するサービスをサポートする。以下の説明では端末装置100がスマートフォンであり、サービスを受けるためのアプリケーションプログラム(運搬サービスアプリ)が起動していることを前提とする。特に、荷物運搬車両と受取者の位置関係に関する部分では、端末装置100は可搬型の端末装置である必要がある。端末装置100は、荷物運搬車両200と同様のGNSS受信機を有し、自身の位置情報を取得する。運搬サービスアプリは、利用者の操作に応じて管理装置300と通信し、利用者からの申込情報を管理装置300に送信したり、管理装置300から受信した情報に基づく情報提供を行ったりする。運搬サービスアプリは、端末装置100の位置情報を管理装置300にアプロードする。申込情報とは、荷物運搬車両200によって荷物Pを、指定区間に亘って運搬することを要求する電子情報である。また、端末装置100は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を行う通信装置を備えてよい。近距離無線通信とは、ルータや基地局などの他装置を介さずに行われる通信のことであり、Wi−Fiも含まれてよい。受取者Uも同様の構成の端末装置100を保持している。
[荷物運搬者車両]
荷物運搬者車両200は、カメラやレーダー装置、LIDARなどの監視ユニット210を備え、前述したように路上を自律走行する。荷物運搬者車両200には、表示装置212が設けられてよい。表示装置212は、タッチパネルの機能を有してもよいし、非接触型のICカードと通信する機能が埋め込まれたものであってもよい。
図2は、荷物運搬者車両200の構成図である。荷物運搬者車両200は、前述した監視ユニット210、表示装置212の他、通信装置214、GNSS受信機216、認証装置218、開閉機構236、自律走行機構250、および制御部270を有する。
通信装置214は、例えば、ネットワークNWに接続したり、他車両や歩行者の端末装置などと直接的に通信したりするための無線通信モジュールである。通信装置214は、Wi−Fi、DSRC(Dedicated Short Range Communications)、Bluetooth、その他の通信規格に基づいて無線通信を行う。通信装置214として、用途に応じた複数のものが用意されてもよい。
GNSS受信機216は、GNSS衛星(例えばGPS衛星)から到来する電波に基づいて自機の位置(荷物運搬車両200の位置)を測位する。GNSS受信機216は、測位結果を制御装置270に出力する。
認証装置218は、荷物運搬車両200に荷物Pを搬入しようとする利用者が、正規な利用者であることを確認する(利用者を認証する)ための装置である。正規な利用者とは、管理装置300との間で荷物の運搬に関する取り決め(予約)がなされた利用者をいう。認証装置218は、近距離無線通信装置、生体認証装置、パスワード入力装置など、認証機能を有するものであれば任意の装置であってよい。認証装置218は、認証結果を制御装置270に出力する。
開閉機構236は、扉部230ごとに設けられており、モータやアーム等を含む。開閉機構236は、扉部230を個別に開閉させる。扉部230には、例えば、手動によって閉められたことを検知するスイッチが取り付けられている。開閉機構236に代えて(または、加えて)施錠機構が設けられてもよい。その場合、利用者Uが利用する格納部240の扉部が開錠されると共にインジケータ232(後述)が点灯し、利用者Uが手動で扉部230を開け閉めすることとなる。
図3は、複数の格納部240に関する構造の一例を示す図である。荷物運搬車両200は、複数の格納部240をする。図示する構成では、荷物運搬車両200の上面側に開口する9個の格納部240と、後面側に開口する9個の格納部240とが荷物運搬車両200に設けられている。格納部240のそれぞれには、扉部230が設けられている。扉部230は、例えば観音開き(hinged double doors)の形態で開閉され、開放された状態で格納部240の少なくとも一部を露出させる。それぞれの格納部240に対応して(例えばそれぞれの扉部230の表面側に)、インジケータ232が取り付けられている。インジケータ232は、例えばLED(Light Emitting Diode)で構成される。インジケータ232は、搬入される荷物Pの搬入位置、または搬出される荷物Pが格納された位置を示すように、搬入出制御部276によって発光させられる。それぞれの格納部240には、一つの荷物P、或いは一人の利用者Uの荷物Pが格納されるように取り決めされている。格納部240に格納された荷物Pは、例えば集荷センターにおいて、どの格納部240に格納されているかに基づいて誰の荷物Pであるかが認識される。そして、例えば集荷センターの作業員によって荷物Pにラベルが付与されることで、以降の作業において配達先(配達地点)が特定できるようになる。
自律走行機構250は、車輪、モータなどの駆動力源、バッテリなどのエネルギー蓄積手段、操舵機構などを含む。自律走行機構250は、制御装置270からの指示に従って荷物運搬車両200を任意の方向に移動させる。
制御装置270は、例えば、通信制御部272と、走行制御部274と、搬入出制御部276とを含む。これらの構成要素は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。制御部270は、地図情報282を格納した記憶部280を有する。記憶部280は、HDDやフラッシュメモリ、ROM、RAM(Random Access Memory)などである。
通信制御部272は、管理装置300から通信装置214を介して経路の情報を取得し、走行制御部274に出力する。通信制御部272は、通信装置214を用いて、GNSS受信機216により測位された位置を示す位置情報を管理装置300にアップロードする。位置情報のアップロードは、例えば、ミリ秒〜秒単位で周期的に行われる。
走行制御部274は、管理装置300によって指定された経路を荷物運搬車両200が走行するように、自律走行機構250を制御する。走行制御部274は、例えば、管理装置300から取得した経路を地図情報282と監視ユニット210の出力とマッチングし、荷物運搬車両200が走行すべき詳細な経路を決定する。走行制御部274は、経路上を走行することを原則としつつ、監視ユニット210から位置や速度が入力された物体(ガードレールや縁石などを含む)との接触を避けるように、荷物運搬車両200を自律走行させる。
走行制御部274は、管理装置300から停止指示を取得した場合に、荷物運搬車両200を停止させる。これに代えて、経路の情報に停止位置の情報が含まれる場合、走行制御部274は、GNSS受信機216の測位結果と停止位置が合致したときに荷物運搬車両200を停止させてもよい。すなわち、管理装置300からは停止指示または停止位置に関する情報が走行制御部274に与えられ、走行制御部274は、これらに応じて荷物運搬車両200を停止させる。荷物運搬車両200を停止させる位置には、路上が含まれる。特に、利用者Uが荷物Pを荷物運搬車両200の格納部240に搬入する場面において、荷物運搬車両200は路上、或いは駐車場などに停止する。
搬入出制御部276は、例えば、管理装置300から指示されたタイミングでインジケータ232や開閉機構236を駆動する。
[管理装置]
図4は、管理装置300の構成図である。管理装置300は、例えば、通信部310と、受付部320と、スケジュール決定部330と、動作決定部340と、情報提供部350と、監視部360と、決済処理部370とを備える。これらの構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。管理装置300は、記憶部390を備えてもよい。記憶部390は、DVDやRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどにより実現される。記憶部390には、利用者情報392や申込情報一覧394、移動スケジュール情報396、地図情報398などの情報が記憶される。
図5は、利用者情報392の内容の一例を示す図である。利用者情報392は、例えば、利用者の識別情報である利用者IDに対して、通信識別情報、氏名、性別、年齢、住所、職業などの情報が対応付けられたものである。利用者情報392の各項目は、管理装置300が管理するサービスへの加入時等に、予め登録されている。通信識別情報とは、端末100に情報を送信するために必要な情報であり、アプリケーションプログラムに付与されたアプリID、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレス、メールアドレスなどの情報である。
通信部310は、例えば、ネットワークNWに接続するためのネットワークカードである。通信部310は、ネットワークNWを介して端末装置100や車両200と通信する。
受付部320は、通信部310を介して、利用者の端末装置100から発せられた申込情報を取得し(受け付け)、申込情報一覧394に追加する。図6は、端末装置100の表示部において表示される、申込情報の入力のための運搬サービスアプリ画面の一例を示す図である。図示するように、運搬サービスアプリ画面では、搬入地点、配達地点、搬入希望時刻、荷物のサイズや形状を示す荷物タイプなどを入力できるようになっており、利用者Uが入力した情報が申込情報として管理装置300に送信される。搬入地点や配達地点は、例えば端末装置100が地図を表示し、利用者Uが地図上の地点を指定することで入力される。
図7は、申込情報一覧394の内容の一例を示す図である。申込情報一覧394は、例えば、申込情報を発信した利用者の利用者ID、荷物の識別情報である荷物ID、荷物の運搬に係る区間の始点となる搬入地点および終点となる配達地点、搬入希望時刻、荷物タイプ、格納部指定情報などが互いに対応付けられた情報である。一つの申込情報に係る、1セットの利用者ID、荷物ID、搬入地点、配達地点、搬入希望時刻、荷物タイプのことを、レコードと称する。荷物IDは、受付部320によって付与される。申込情報は、一つのレコードが生成されるのに必要な内容を含む、任意の形式の情報である。格納部指定情報は、どの格納部240が割り当てられるかを示す情報である。図中、「1−3」のうち「1」は、荷物運搬車両200の上面側に開口する格納部240のいずれかであることを示し、「−3」は、上面側の9個の格納部のいずれであるかを示すものである。また、「2−2」のうち「2」は、荷物運搬車両200の背面側に開口する格納部240のいずれかであることを示し、「−2」は、背面側の9個の格納部のいずれであるかを示すものである。
格納部指定情報は、例えば、スケジュール決定部330によって決定される。スケジュール決定部330は、利用者Uから受け付けられた申込情報に対応して格納部指定情報を決定すると、決定内容を利用者の端末装置100に送信する。端末装置100は、決定内容を示す情報を表示する。これによって、利用者Uは荷物Pを格納すべき格納部240の位置を予め認識することができる。
スケジュール決定部330は、新たな申込情報のレコードが申込情報一覧394に追加されると、荷物運搬車両200のリスト(不図示)と移動スケジュール情報396を参照し、複数の荷物運搬車両200の中から申込情報に係る利用者Uの用に供する荷物運搬車両200を選択する。そして、上記のように格納部指定情報を決定し、利用者Uの端末装置100に送信する。
図8は、移動スケジュール情報396の内容の一例を示す図である。移動スケジュール情報396は、荷物運搬車両200のそれぞれについて、一日のスケジュールを一つの単位として設定される。移動スケジュール情報396は、格納部240のそれぞれについて、搬入または搬出が行われるイベントに対して、予想時刻、搬入または搬出を示す情報、運搬される荷物Pの荷物ID、搬入または搬出が行われる地点、地点間の経路の情報(例えば一つ前のイベントから現イベントまでの経路であるものとする)などが対応付けられたものである。経路は、例えば地図情報398におけるリンクを順に並べたもので表現される。例えば、スケジュール決定部330は、申込情報のレコードを日付、時間帯、地域ごとに粗くグループ化した後に、複数の搬入地点と搬入希望時刻を順に並べた幾つかの移動パターンを設定し、地図情報398を参照して移動コストが最も低い移動パターンを抽出して移動スケジュール情報396に追加する。移動コストの計算手法や評価手法については、ナビゲーションシステムの分野において種々の手法が公知となっているため説明を省略する。
動作決定部340は、上記のような移動スケジュール情報396に基づいて、通信部310を用いて荷物運搬車両200に動作指示を送信する。すなわち、動作決定部340は、受付部320によって受け付けられた申込情報に基づいて生成される移動スケジュール情報396に基づいて、荷物運搬車両200の動作を決定する。動作決定部340が決定する荷物運搬車両200の動作には、経路、搬入地点または配達地点における停止指示(停止タイミングを指示してもよいし、地点を指示しておいて荷物運搬車両200の判断に任せてもよい)、搬入地点または配達地点においてどの格納部240を空き状態にするか、といった内容が含まれる。
図8に示すように、格納部指定情報が「1−1」である格納部240に関しては、荷物IDが「A012」である荷物Pをイベント(1)で搬入、運搬後にイベント(2)で搬出し、その後、イベント(5)において荷物IDが「A658」である荷物Pを搬入するように移動スケジュール情報396が設定されている。また、格納部指定情報が「2−1」である格納部240に関して、他の格納部240によって荷物Pが配送される中、イベント(3)において荷物IDが「A333」である荷物Pが搬入される。
荷物Pは、搬送途中で集荷センターを介して搬送されてもよい。図9は、集荷センター400の役割を示す図である。集荷センター400は、任意に区切られた地域ごとに設けられる。荷物運搬車両200は、地域内での集荷〜配送であれば集荷センター400を経由することなく完結する場合もあるが、地域外への配送が指定された場合、集荷センター400まで荷物Pを配送して荷物Pを搬出する。集荷センター400と集荷センター400の間では、例えば、大型トラックや鉄道などの大規模輸送手段で荷物Pが運搬される。そして、運搬先の集荷センター400において、荷物運搬車両200に荷物Pが搬入され、配達先まで運搬される。移動スケジュール情報396における搬入地点、搬出地点は集荷センター400である場合もある。特に、図8のイベント(1)において荷物IDがA012、A264、A654である荷物Pが搬入されるのは、集荷センター400での作業によるものである。
情報提供部350は、利用者Uの端末装置100に、荷物運搬車両200の位置情報や経路情報を提供させる。情報提供部350は、荷物運搬車両200の通信制御部272により通信装置214を用いてアップロードされた位置情報や移動スケジュール情報396に記述された経路情報を、通信部310を用いて端末装置100に送信する。情報提供部350は、例えば、地図画像に重畳させて位置情報や経路情報を示す画像を表示するための情報を、端末装置100に送信する。また、情報提供部350は、後述する監視部360により在宅でないと判断された受取者の端末装置100に対して、荷物Pの配達をスキップする旨の情報を送信する。
監視部360の機能に関しては後述する。
決済処理部370は、利用者Uから料金を徴収するための処理を行う。例えば、決済処理部370は、クレジットカードや電子マネーの管理サーバと連携し、利用者Uから料金を徴収する。
[受取者認識時の処理]
以下、配達地点に向かう途中で荷物運搬車両200と荷物Pの受取者が接近した場合の処理について説明する。動作決定部340は、荷物運搬車両200が配達地点に到達する前において、荷物運搬車両200と荷物Pの受取者との位置関係に関する所定条件が満たされた場合、荷物運搬車両200を受取者に接近させ、配達地点と異なる地点で受取者に荷物Pを受け取らせるための動作を荷物運搬車両200に行わせる。以下、「荷物運搬車両200を受取者に接近させ、配達地点と異なる地点で受取者に荷物Pを受け取らせるための動作」のことを「直配動作」と称する。係る機能を提供するため、受取者の端末装置100では、運搬サービスアプリの提供する機能のうち受取者メニューの機能が提供され、以下に説明する種々のサービスを実現する。
所定条件とは、以下の条件1と条件2のうちいずれかまたは双方である。すなわち、動作決定部340は、条件1が満たされた場合にのみ所定条件が満たされたとして荷物運搬車両200に直配動作を行わせてもよいし、条件2が満たされた場合にのみ所定条件が満たされたとして荷物運搬車両200に直配動作を行わせてもよいし、条件1と条件2のいずれか一方が満たされた場合に所定条件が満たされたとして荷物運搬車両200に直配動作を行わせてもよい。図10は、条件1と条件2について説明するための図である。
(条件1)
受取者の端末装置100と、荷物運搬車両200に搭載された通信装置214とが他装置を介さずに(近距離無線通信で)通信可能であること。
(条件2)
受取者の端末装置100の位置と、荷物運搬車両200の位置とが所定範囲内にあること。
条件1に関して、例えば、荷物運搬車両200から定期的に探索信号が発信され、受取者Pの端末装置100の荷物運搬アプリから返信があった場合に、荷物運搬車両200から管理装置300に、返信があった旨の情報が送信される。動作決定部340は、係る情報を受信したことで、条件1が満たされたと判断する。
条件2に関して、所定範囲内とは、受取者の位置と、荷物運搬車両200の位置との間の絶対距離が所定距離以内であることを意味してもよいし、地図情報に当てはめた場合の道なり距離が所定距離以内であることを意味してもよい。受取者の位置は、受取者の端末装置100からアップロードされる位置情報に基づいて把握され、荷物運搬車両200の位置は、荷物運搬車両200からアップロードされる位置情報に基づいて把握される。
但し、動作決定部340は、以下の例外事象が発生した場合、所定条件が満たされた場合であっても荷物運搬車両200に直配動作を行わせない。
(例外事象1)
申込情報一覧394を参照して得られる「荷物タイプ」から把握される荷物Pのサイズが、基準よりも大きいこと。この場合、受取者が荷物Pを持って自宅まで移動するのが大変だからである。
(例外事象2)
受取者が端末装置100または荷物運搬車両200に搭載された操作装置(不図示、前述したように表示装置212のタッチパネルが操作装置として機能してよい)に対して行った操作の内容を参照し、受取者が配達地点での受け取りを希望していること。
図11は、端末装置100の表示部において表示される、直配を希望するか否かの入力を受け付ける運搬サービスアプリ画面の一例を示す図である。図示するように、この運搬サービスアプリ画面では、近くまで荷物運搬車両200が来ていることが地図情報と共に受取者に提示され、例えばその時点で受取者がいる地点での配達(以下、直配)を希望するか否かを入力できるようになっており、受取者が入力した情報が管理装置300に送信される。例えば、「その場で受け取る」と表示されたボタンB1を受取者が操作すると、直配を希望する旨の情報が管理装置300に送信され、「自宅で受け取る」と表示されたボタンB2を受取者が操作すると、直配を希望しない旨の情報が管理装置300に送信される。
荷物運搬車両200に直配動作を行わせることを決定した場合、動作決定部340は、まず、受取者がいる地点で荷物運搬車両200を停車させることが可能か否かを判定し、可能であれば受取者がいる地点に、可能でなければ受取者の付近の停車可能な場所に荷物運搬車両200の目的地を変更し、荷物運搬車両200の経路を再生成する。停車可能な場所とは、荷物運搬車両200が停車した場合に車両、歩行者の双方が通過できる程度の幅を有する道路上の場所、といった停車可能条件を満たす場所である。そして、荷物運搬車両200と通信しながら、監視ユニット210または通信装置214によって受取人が認識された場合に、認識された受取人の付近に荷物運搬車両200を移動させて停止させ、当該受取人の荷物Pが格納された格納部240の扉部230を開放させ、或いは開錠させる。これによって、直配動作が実現される。
図12は、動作決定部340により実行される直配動作に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、荷物運搬車両200が、ある受取者への配達地点に向けて移動を開始したときに開始される。
まず、動作決定部340は、荷物運搬車両200が配達地点に到達したか否かを判定する(ステップS1)。荷物運搬車両200が配達地点に到達したと判定した場合、動作決定部340は、荷物運搬車両200を配達地点で停車させ、扉部230を開放または開錠させる(ステップS2)。
荷物運搬車両200が配達地点に到達したと判定しなかった場合、動作決定部340は、前述した「所定条件」が満たされたか否かを判定する(ステップS3)。所定条件が満たされたと判定した場合、動作決定部340は、配達地点に係る荷物Pの荷物タイプが規定タイプであるか否かを判定する(ステップS4)。規定タイプとは、サイズが基準以上である荷物タイプである。
所定条件が満たさなかった場合、或いは、荷物タイプが規定タイプである場合、ステップS1に処理が戻される。所定条件が満たされ、且つ荷物タイプが規定タイプでない場合、動作決定部340は、直配が可能である旨の情報を端末装置100に通知する(ステップS5;図11)。そして、動作決定部340は、端末装置100から直配を希望する旨の情報が得られた場合、荷物運搬車両200に直配動作を行わせる(ステップS7)。一方、端末装置100から直配を希望する旨の情報が得られなかった場合、動作決定部340は、荷物運搬車両200を受取者の歩調に合わせて配達地点まで移動させ(ステップS8)、その後にステップS2の処理を行う。「受取者の歩調に合わせて配達地点まで移動させる」とは、例えば、受取者と荷物運搬車両200の位置関係を一定に維持したまま、荷物運搬車両200を受取者と同じ方向に移動させることをいう。より具体的に、受取者の真横に荷物運搬車両200の前端部が位置する状態、或いは受取者の1[m]程度後ろに荷物運搬車両200の前端部が位置する状態を維持した場合、荷物運搬車両200を受取者と同じ方向に移動させることをいう。なお、ステップS6で端末装置100から情報が得られないまま所定時間が経過した場合、ステップS1に処理が戻されてよい。
係る処理によって、管理装置300は、特に受取者にとっての利便性を向上させることができる。この種のサービスにおいて、詳細な配達時刻を指定することができない、或いは指定できても道路事情によって配達時刻がずれるのが一般的であり、受取者がちょっとした用事で外出している間に荷物運搬車両200が到着してしまって不在扱いになることが想定される。不在扱いになると再配達の必要が生じるため、サービスの提供者側にも負担が大きくなってしまう。これに対し、実施形態の処理によれば、受取者の近くを荷物運搬車両200が通りがかった際に、大きい荷物Pでなければその場で配達を済ませることができるため、双方にメリットが大きい。
[監視部の機能と利用態様について]
以下、監視部360について説明する。監視部360は、受取者の在宅状況を監視する。監視部360は、例えば、以下のいずれかの手法によって受取者の在宅状況を監視する。
(監視手法1)
監視部360は、例えば、ネットワークNWを介して警備会社の警備データを取得し、取得した警備データに基づいて受取者の在宅状況を監視する。警備データには、例えば、「〇〇時〜○○時:不在、警備中」などと記述された時間帯ごとの在/不在を表すデータが含まれているため、監視部360は、現在の時刻が不在の時間帯に該当しない場合に、受取者が在宅であると判断する。
(監視手法2)
監視部360は、複数の荷物運搬車両200に搭載されたカメラによって撮像された人の画像を収集し、受取者に対する荷物Pの配達中に、受取者と特徴が合致する画像が収集された場合、受取者が在宅でないと判断する。人物画像の特徴抽出に関しては種々の手法が公知となっているため説明を省略する。
また、監視部360は、上記のように判断した過去における在宅状況を記憶部390に蓄積し、蓄積した在宅状況に基づいて時間帯ごとの在宅確率を導出し、在宅確率に基づいて受取者が在宅か否かを判断(推定)するようにしてもよい。係る処理において、既知の統計的手法が用いられてよい。
そして、スケジュール決定部330は、荷物運搬車両200が第1受取者に対する荷物を運搬しているときに、監視部360により第1受取者よりも後に荷物を配達する予定の第2受取者が在宅していると判断された場合、第2受取者の配達優先度を高める。「配達優先度を高める」とは、例えば配達順を繰り上げて先に配達するようにすることをいう。
また、情報提供部350は、監視部360により在宅でないと判断された受取者(次に荷物Pを配達する予定であった受取者)の端末装置100に対して、荷物Pの配達をスキップする旨の情報を送信する。
これらの処理によって、不在扱いになるケースが生じる確率を低減することができ、受取者とサービスの提供者との双方にメリットをもたらすことができる。
以上説明した実施形態によれば、利便性を向上させることができる。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
運転手が乗車せずに道路を自律走行し、開閉可能な扉部によって遮蔽される荷物の格納部を備える荷物運搬車両の動作を管理する管理装置であって、
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサが前記プログラムを実行することにより、
配達地点を指定した前記荷物の運搬に関する申込情報を受け付け、
少なくとも前記申込情報に基づいて前記荷物運搬車両の動作を決定し、
前記荷物運搬車両が前記配達地点に到達する前において、前記荷物運搬車両と前記荷物の受取者との位置関係に関する所定条件が満たされた場合、前記荷物運搬車両を前記受取者に接近させ、前記配達地点と異なる地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせる、
ように構成されている、管理装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
100 端末装置
200 荷物運搬車両
210 監視ユニット
212 表示装置
214 通信装置
216 GNSS受信機
218 認証装置
230 扉部
232 インジケーター
236 開閉機構
240 格納部
250 自律走行機構
270 制御装置
272 通信制御部
274 走行制御部
276 開閉機構制御部
280 記憶部
282 地図情報
300 管理装置
310 通信部
320 受付部
330 スケジュール決定部
340 動作決定部
350 情報提供部
360 監視部
370 決済処理部
390 記憶部
392 利用者情報
394 申込情報一覧
396 移動スケジュール情報
398 地図情報
U 利用者
R 受取者
P 荷物

Claims (13)

  1. 運転手が乗車せずに道路を自律走行し、開閉可能な扉部によって遮蔽される荷物の格納部を備える荷物運搬車両の動作を管理する管理装置であって、
    配達地点を指定した前記荷物の運搬に関する申込情報を受け付ける受付部と、
    少なくとも前記申込情報に基づいて前記荷物運搬車両の動作を決定する動作決定部と、を備え、
    前記動作決定部は、前記荷物運搬車両が前記配達地点に到達する前において、前記荷物運搬車両と前記荷物の受取者との位置関係に関する所定条件が満たされた場合、前記荷物運搬車両を前記受取者に接近させ、前記配達地点と異なる地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせる、
    管理装置。
  2. 前記所定条件は、前記受取者の端末装置と、前記荷物運搬車両に搭載された通信装置とが他装置を介さずに通信可能であることである、
    請求項1記載の管理装置。
  3. 前記所定条件は、前記受取者の端末装置の位置と、前記荷物運搬車両の位置とが所定範囲内にあることである、
    請求項1または2記載の管理装置。
  4. 前記動作決定部は、前記荷物のサイズが基準よりも大きい場合、前記荷物運搬車両と前記受取者との位置関係が所定条件を満たす場合であっても、前記荷物運搬車両を前記配達地点まで移動させ、前記配達地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせる、
    請求項1から3のうちいずれか1項記載の管理装置。
  5. 前記動作決定部は、前記受取者によって前記受取者の端末装置または前記荷物運搬車両に搭載された操作装置に対してなされた操作の内容を取得し、前記受取者が前記配達地点での受け取りを希望する場合、前記荷物運搬車両と前記受取者との位置関係が所定条件を満たす場合であっても、前記荷物運搬車両を前記配達地点まで移動させ、前記配達地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせる、
    請求項1から4のうちいずれか1項記載の管理装置。
  6. 前記動作決定部は、前記受取者が前記配達地点での受け取りを希望することによって、前記荷物運搬車両と前記受取者との位置関係が所定条件を満たすにも関わらず、前記荷物運搬車両を前記配達地点まで移動させ、前記配達地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせる場合、前記荷物運搬車両を、前記荷物の受取者の歩調に合わせて前記配達地点に移動させる、
    請求項5記載の管理装置。
  7. 前記受取者の在宅状況を監視する監視部と、
    前記荷物の配達スケジュールを決定するスケジュール決定部と、を更に備え、
    前記スケジュール決定部は、前記荷物運搬車両が第1受取者に対する荷物を運搬しているときに、前記監視部により前記第1受取者よりも後に荷物を配達する予定の第2受取者が在宅していると判断された場合、前記第2受取者の配達優先度を高める、
    請求項1から6のうちいずれか1項記載の管理装置。
  8. 前記監視部は、警備会社の警備データを取得することにより、前記受取者の在宅状況を監視する、
    請求項7記載の管理装置。
  9. 前記監視部は、複数の前記荷物運搬車両に搭載されたカメラによって撮像された人の画像を収集し、前記受取者に対する前記荷物の配達中に、前記受取者と特徴が合致する画像が収集された場合、前記受取者が在宅でないと判断する、
    請求項7または8記載の管理装置。
  10. 前記監視部は、過去における在宅状況を記憶部に蓄積し、蓄積した在宅状況に基づいて時間帯ごとの在宅確率を導出し、前記在宅確率に基づいて前記受取者が在宅か否かを判断する、
    請求項7から9のうちいずれか1項記載の管理装置。
  11. 前記監視部により在宅でないと判断された前記受取者の端末装置に対して、前記荷物の配達をスキップする旨の情報を送信する情報提供部を更に備える、
    請求項7から10のうちいずれか1項記載の管理装置。
  12. 運転手が乗車せずに道路を自律走行し、開閉可能な扉部によって遮蔽される荷物の格納部を備える荷物運搬車両の動作を管理する管理装置が、
    配達地点を指定した前記荷物の運搬に関する申込情報を受け付け、
    少なくとも前記申込情報に基づいて前記荷物運搬車両の動作を決定し、
    前記決定する際に、前記荷物運搬車両が前記配達地点に到達する前において、前記荷物運搬車両と前記荷物の受取者との位置関係に関する所定条件が満たされた場合、前記荷物運搬車両を前記受取者に接近させ、前記配達地点と異なる地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせる、
    管理方法。
  13. 運転手が乗車せずに道路を自律走行し、開閉可能な扉部によって遮蔽される荷物の格納部を備える荷物運搬車両の動作を管理する管理装置のプロセッサに、
    配達地点を指定した前記荷物の運搬に関する申込情報を受け付けさせ、
    少なくとも前記申込情報に基づいて前記荷物運搬車両の動作を決定させ、
    前記決定させる際に、前記荷物運搬車両が前記配達地点に到達する前において、前記荷物運搬車両と前記荷物の受取者との位置関係に関する所定条件が満たされた場合、前記荷物運搬車両を前記受取者に接近させ、前記配達地点と異なる地点で前記受取者に前記荷物を受け取らせるための動作を前記荷物運搬車両に行わせることを実行させる、
    プログラム。
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