JP7320409B2 - 情報収集システムおよびプログラム - Google Patents
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Description
本発明の目的は、建物の被災度合いの推定に必要な情報を容易に取得することが可能な情報収集システム等を提供することを目的とする。
また、本発明によれば、建物における互いに異なる位置に設置され、設置された位置で振動を検知する複数の振動センサと、複数の振動センサにより検知された振動の情報を、建物における位置と関連付けて収集する収集手段と、収集手段により収集される新たな振動の情報と、振動の情報の履歴および地震の情報である地震情報の履歴を含む他の情報と、から建物に対する被災度を表す建物被災度の判定を行う判定手段と、を備え、判定手段は、建物に加わる地震以外の振動を加味して建物被災度の判定を行うことを特徴とする情報収集システムが提供される。この場合、地震以外の振動が多い建物の場合に、建物被災度をより高い精度で求めることができる。
さらに、本発明によれば、建物における互いに異なる位置に設置され、設置された位置で振動を検知する複数の振動センサと、複数の振動センサにより検知された振動の情報を、建物における位置と関連付けて収集する収集手段と、収集手段により収集される新たな振動の情報と、振動の情報の履歴および地震の情報である地震情報の履歴を含む他の情報と、から建物に対する被災度を表す建物被災度の判定を行う判定手段と、を備え、判定手段は、建物被災度の判定を行う建物について、振動に対する影響の受けやすさを表す指標をさらに用いることを特徴とする情報収集システムが提供される。この場合、地震毎に、建物の揺れの程度を把握することができる。
そして、指標は、建物被災度の判定を行う建物の揺れやすさおよび地盤の強度の少なくとも1つの情報を含むようにすることができる。この場合、ユーザがより知りたい情報を提供することができる。
また、本発明によれば、コンピュータに、建物における互いに異なる位置に設置され、設置された位置で振動を検知する複数の振動センサにより検知された振動の情報を、当該建物における位置と関連付けて収集する収集機能と、収集機能により収集される新たな振動の情報と、振動の情報の履歴および地震の情報である地震情報の履歴を含む他の情報と、から建物に対する被災度を表す建物被災度の判定を行う判定機能と、を実現させ、判定機能は、建物に加わる地震以外の振動を加味して建物被災度の判定を行うことを特徴とするプログラムが提供される。
さらに、本発明によれば、コンピュータに、建物における互いに異なる位置に設置され、設置された位置で振動を検知する複数の振動センサにより検知された振動の情報を、当該建物における位置と関連付けて収集する収集機能と、収集機能により収集される新たな振動の情報と、振動の情報の履歴および地震の情報である地震情報の履歴を含む他の情報と、から建物に対する被災度を表す建物被災度の判定を行う判定機能と、を実現させ、判定機能は、建物被災度の判定を行う建物について、振動に対する影響の受けやすさを表す指標をさらに用いることを特徴とするプログラムが提供される。
図1は、本実施の形態における情報収集システム1の構成例を示す図である。
図示するように本実施の形態の情報収集システム1は、振動を検知する振動センサ10と、振動センサ10が取得した振動に関するデータを管理する管理サーバ20と、管理サーバ20からの通知を受け取る端末装置30と、振動センサ10、管理サーバ20および端末装置30とを接続するネットワーク40と、を備える。
この振動センサ10は、より安価であるため、一般的な地震計に比較して、振動の測定点を増やしやすく、より密に設置することができる。
地点情報は、例えば、振動センサ10の地球上の位置の情報であり、北緯および東経等により記述される。また、地点情報は、例えば、建物内の位置の情報であり、設置される階数やその階における平面上の位置についての情報である。さらに、地点情報は、例えば、任意の箇所に原点を設定したときに、その原点を基準とした座標の情報である。この座標の情報は、2次元の直交座標系であるx、y座標系、3次元の直交座標系であるx、y、z座標系により記述できる。また、このような直交座標系ではなく、極座標系や円筒座標系を用いてもよい。
また、SI値と計測震度とは、相関性が非常に高く、高価な地震計を用いなくても、SI値を利用すれば、地震の計測震度を求めることができる。
図2は、情報収集システム1の概略動作の例について示した図である。
まず、振動センサ10が、振動を検知すると、振動の加速度等からSI値を算出する(1A)。
次に、振動センサ10は、算出したSI値を含む振動に関する情報を、送信情報として管理サーバ20に送信する(1B)。送信情報は、ネットワーク40を介し、管理サーバ20に送られる。
管理サーバ20は、複数の振動センサ10の各々の地点情報を、管理サーバ20のストレージから取得する(1C)。さらに、管理サーバ20は、複数の振動センサ10から取得した送信情報から、振動の情報および地震の情報である地震情報を取り出す(1D)。そして、管理サーバ20は、複数の振動センサ10から取得した振動の情報、地震情報および地点情報を、関連付けて記憶し、蓄積する(1E)。
そして、管理サーバ20は、建物被災度を、端末装置30に通知する(1G)。端末装置30では、例えば、通知された建物被災度についての情報が表示される。
図3は、情報収集システム1の機能構成例を示したブロック図である。
なおここでは、情報収集システム1が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
振動センサ10は、振動を検知する振動検知部11と、外部に情報を送信する送信部12とを備える。
振動検知部11は、例えば、上述したMEMS加速度センサであり、地震の振動の加速度を測定し、これをSI値等に数値化する。
また、送信部12は、数値化したSI値等の情報を含む送信情報を管理サーバ20に対し送信する。送信部12は、例えば、通信I/Fであり、ネットワーク40を介し、管理サーバ20に送信情報を送信する。
地点取得部22は、複数の振動センサ10の各々が設置された地点を特定する情報である地点情報を取得する。地点情報は、各々の振動センサ10が有する固有IDと関連付けて予め記憶しておいたものを取得することができる。つまり、振動センサ10は、移動しないので、振動センサ10についての固有IDと地点情報とを関連付け、記憶部24に記憶しておく。そして、送信情報に含まれる固有IDの情報を基に、記憶部24から地点情報を取得することができる。また、各々の振動センサ10が、GPSにより地点情報を取得し、地点情報を送信情報に含ませて送信し、これを管理サーバ20が、取得するようにしてもよい。
送受信部21および地点取得部22は、複数の振動センサ10により検知された振動の情報を、建物における位置と関連付けて収集する収集手段の一例であると捉えることができる。
そのため、地震情報取得部23は、例えば、建物の1階など地表面に設置された振動センサ10により算出されたSI値を地震情報とすることができる。なお、ここで地表面とは、厳密に地表面上である場合に限られるものではなく、地表面に近い位置も含む概念である。よって、建物の1階の壁面などに設置しても振動センサ10を地表面に設置すると言うことができる。震度情報には、地震の発生日時など振動に関する情報以外の情報が含まれていてもよい。
一方、振動の情報は、建物についての振動の情報であり、建物被災度を判定するのに適した情報であることが望ましい。そのため、地震情報取得部23は、例えば、建物の上階に設置された振動センサ10により算出されたSI値を建物被災度を判定するための振動の情報とすることができる。ここで、建物の上階とは、建物の2階以上であれば何階であるかは問わない。ただし、地震情報との区別を図る観点から、より上の階であることが好ましい。振動の情報についても、地震の発生日時など振動に関する情報以外の情報が含まれていてもよい。
建物被災度は、地震等の振動により建物が受けた影響の度合いを表す指標である。建物が受けた影響の度合いは、例えば、建物の損傷の度合いである。建物被災度は、例えば、振動の情報と地震情報から予め定められた数式により算出された数値として表すことができる。また、数値に限らず、例えば、記号により表すことができる。記号で表す方法としては、例えば、A~Eの5段階で表す方法が挙げられる。この場合、例えば、Aを建物の損傷が大、Bを建物の損傷が中、Cを建物の損傷が小、Dを建物の損傷が軽微、Eを建物の損傷なし、とする。
例えば、上述したタッチパネルである。この場合、タッチパネルは、表示部32および入力部33の双方の機能を有する。つまり、管理サーバ20からの通知を表示するとともに、表示された画面に対し、タッチを行うことで、専用アプリの起動・終了や専用アプリに対する操作を行うことができる。なお、これに限られるものではなく、入力部33は、キーボードやマウス等で構成されていてもよい。
次に、情報収集システム1の動作について、より詳細に説明を行う。
図4は、情報収集システム1の動作について説明したフローチャートである。
まず、振動センサ10の振動検知部11が、振動を検知したか否かを判断する(ステップ101)。
その結果、振動を検知していない場合(ステップ101でNo)、ステップ101に戻る。
対して、振動を検知した場合(ステップ101でYes)、振動検知部11は、振動を測定し、SI値等の数値を算出する(ステップ102)。なお、地震情報であるSI値等のデータ取得開始は、振動センサ10による振動の検知をトリガーとするだけではなく、外部からの開始トリガーにより、データ取得を開始してもよい。
次に、振動検知部11は、算出した数値を含む送信情報を作成し、送信部12を介して管理サーバ20に対し送信する(ステップ103)。
さらに、記憶部24が、振動の情報、地震情報および地点情報を関連付けて記憶する(ステップ107)。
そして、判定部25が、振動の情報と、地震の情報である地震情報の履歴を含む他の情報と、から建物に対する被災度を表す建物被災度の判定を行う(ステップ108)。
通知情報を受けた端末装置30では、送受信部31が通知情報を受け取り、その内容を、表示部32が表示する(ステップ110)。なおこのとき、端末装置30を操作するユーザが、受領確認などを入力部33により入力し、管理サーバ20に対し送信してもよい。
次に、以上説明した情報収集システム1のさらに具体的な動作の例について説明を行う。
ここでは、まず、情報収集システム1の動作の第1の実施形態について説明を行う。
第1の実施形態では、振動センサ10は、地震の振動を検知し、数値としてSI値を出力する。そして、管理サーバ20は、過去に送信された、振動の情報および地震情報のそれぞれの履歴を加え、新たな地震による建物被災度を判定する。
第1の実施形態では、判定部25は、過去の地震情報とこれに対応する過去の振動の情報との相関関係を基に、建物被災度の判定を行う。
図5(a)~(b)では、地震情報と振動の情報との関係を、表により示している。ここでは、地震情報として、建物の地表面に設置された振動センサ10により算出されたSI値を示している。なお、図5では、これを「地表面のSI値」として図示している。また、振動の情報としては、建物の上階に設置された振動センサ10により算出されたSI値を示している。なお、図5では、これを「上階のSI値」として図示している。
図示する表では、地表面のSI値および上階のSI値について、No.1~No.10で示している。このうち、No.1~No.9は、過去の地震の情報であり、振動センサ10が9回地震を検知し、管理サーバ20が、履歴として記録したことを示している。一方、No.10は、新たに検知した地震についての情報である。なお、ここでは、建物に与える影響がほとんどないことから、SI値が1未満の軽微な地震については、記録していない。これにより、建物に影響を与える可能性のある地震の記録だけを抽出して残すことができる。
この場合、判定部25は、過去の地表面のSI値とこれに対応する上階のSI値との関係から、振動が新たに検知されたときの振動の大きさを予測する。その結果、判定部25は、図5(a)のNo.10の上階のSI値になると予想する。そして、予測したSI値を基に建物被災度の判定を行う。この場合、図5(a)と図5(b)との、No.10の上階のSI値の差の大きさにより、建物被災度の判定を行うことができる。また、建物被災度は、例えば、図5(a)のNo.10の上階のSI値から、予め定められた数式により、算出することができる。さらに、建物被災度は、例えば、No.1~No.10の上階のSI値の合計値から、予め定められた数式により、算出してもよい。またさらに、建物被災度は、例えば、No.1~No.10の上階のSI値の加重平均値から、予め定められた数式により、算出してもよい。加重平均は、例えば、上階のSI値が大きい場合は、加重を大きくし、上階のSI値が小さい場合は、加重を小さくすることで求めることができる。
次に、情報収集システム1の動作の第2の実施形態について説明を行う。
第2の実施形態では、第1の実施の形態に対し、建物被災度の判定を行う建物の周辺に位置する建物の情報も取得して判定を行う。
このうち、図6(a)~(b)は、建物被災度の判定を行う建物の周辺に位置する2棟の建物のそれぞれについて、地表面のSI値と上階のSI値との関係を示している。この場合、図5(a)の場合と同様に地表面のSI値と上階のSI値との間には、相関関係があり、地表面のSI値が大きくなるとそれに応じて上階のSI値も大きくなる。
第2の実施形態では、管理サーバ20は、過去の地震の履歴として、地表面のSI値と上階のSI値とを建物被災度の判定を行う建物の他に、周辺の建物についても記憶する。そして、これを利用することで、建物被災度の判定を行う。これにより、建物被災度の判定を行う建物の揺れが過大であることが、より明確になる。
次に、情報収集システム1の動作の第3の実施形態について説明を行う。
第3の実施形態では、第1の実施の形態に対し、建物に作用する振動として、地震以外の振動を加味して建物被災度の判定を行う。
このうち、図7(b)は、図5(b)と同様の表である。
図7(a)と図7(b)とを比較すると、図7(a)には、No.2およびNo.6が加わる点で異なり、他は同様である。なお、この振動は、地震以外の振動であり、例えば、鉄道車両や自動車が通過する際に生じる振動、事故による振動などである。事故には、車両同士の衝突、車両の建物等への衝突の他、爆発等も含む。
この場合、No.1~No.12のSI値の合計値から、予め定められた数式により、算出することができる。また、No.1~No.12の上階のSI値の加重平均値から、予め定められた数式により算出してもよい。
次に、情報収集システム1の動作の第4の実施形態について説明を行う。
第4の実施形態では、建物被災度の判定を行う他、建物の揺れやすさなど、建物の振動に対する影響の受けやすさを、さらに提示する。
ここでは、SI値の大きさを表すマップMaを作成した例を示している。この場合、複数の振動センサ10により送信されたSI値を基に振動の大きさの分布を示すマップMaを作成した例を示している。このSI値は、例えば、各建物における上述した地表面のSI値である。
図示するマップMaでは、予め用意された地図を用い、この地図上に振動の大きさの分布を重畳して表示した例を示している。このマップMaでは、振動センサ10の設置された地点を表す白点10Tを表示している。振動の大きさの分布は、白点10Tで示す複数の振動センサ10により送信されたSI値を基に、これらの振動センサ10のSI値を補間することで、算出することができる。このマップMaでは、SI値がより大きかった地点ほど濃い色で表示を行い、SI値がより小さかった地点ほど薄い色で表示を行っている。振動センサ10は、上述したように密に設置できるため、振動の分布として、より細かい分布を算出することができる。
よって、管理サーバ20は、建物被災度の判定を行うだけでなく、このような建物の揺れやすさに関する情報を提供することができる。実際には、エリアAr内の白点10Tで示す振動センサ10を設置したユーザに対し、この情報を通知する。
地震毎に揺れは、異なるため、地震毎に、建物の揺れの程度を把握することができる。また、自己の建物だけでなく周辺の建物の揺れの程度についても知ることができる。
次に、情報収集システム1の動作の第5の実施形態について説明を行う。
第5の実施形態では、建物被災度の判定を行う他、建物の揺れのシミュレーションについてさらに提示する。
このうち、図9(a)は、建物Tm1内の振動センサ10の配置を示している。
建物Tm1は、4階建てであり、1階から4階の各階に、2個ずつの振動センサ10が配される。図では、これらを振動センサ10M1~10M8で示している。そのため、地震が生じた際には、振動センサ10M1~10M8は、それぞれ、設置された各階の振動を測定し、SI値を出力する。
このシミュレーションにより、建物Tm1は、上階ほどSI値が大きく、揺れが大きかったことがわかる。なお、図9(b)では、SI値を基に、シミュレーション結果を示したが、加速度等を基にしてもよく、また、動画でシミュレーションを行ってもよい。また、上述した例では、2次元的なシミュレーションを行った結果を示したが、3次元的な立体画像としてシミュレーションを行ってもよい。
また、上述した例では、振動の情報や地震情報は、SI値を使用したが、これに限られるものではない。例えば、振動の情報や地震情報として、上述した最大加速度、速度、最大速度、振幅、最大振幅、周波数、計測震度、応答速度、応答加速度等を使用してもよい。
ここで、以上説明を行った本実施の形態における管理サーバ20が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。そして、この処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、管理サーバ20に設けられたコンピュータ内部の図示しないCPUが、上述した各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
Claims (7)
- 建物における互いに異なる位置に設置され、設置された位置で振動を検知する複数の振動センサと、
前記複数の振動センサにより検知された振動の情報を、前記建物における位置と関連付けて収集する収集手段と、
前記収集手段により収集される新たな振動の情報と、振動の情報の履歴および地震の情報である地震情報の履歴を含む他の情報と、から建物に対する被災度を表す建物被災度の判定を行う判定手段と、
を備え、
前記判定手段は、過去の前記地震情報とこれに対応する前記振動の情報との関係から、振動が新たに検知されたときの振動の大きさを予測し、予測した振動の大きさを基に建物被災度の判定を行うことを特徴とする情報収集システム。 - 建物における互いに異なる位置に設置され、設置された位置で振動を検知する複数の振動センサと、
前記複数の振動センサにより検知された振動の情報を、前記建物における位置と関連付けて収集する収集手段と、
前記収集手段により収集される新たな振動の情報と、振動の情報の履歴および地震の情報である地震情報の履歴を含む他の情報と、から建物に対する被災度を表す建物被災度の判定を行う判定手段と、
を備え、
前記判定手段は、建物に加わる地震以外の振動を加味して建物被災度の判定を行う
ことを特徴とする情報収集システム。 - 建物における互いに異なる位置に設置され、設置された位置で振動を検知する複数の振動センサと、
前記複数の振動センサにより検知された振動の情報を、前記建物における位置と関連付けて収集する収集手段と、
前記収集手段により収集される新たな振動の情報と、振動の情報の履歴および地震の情報である地震情報の履歴を含む他の情報と、から建物に対する被災度を表す建物被災度の判定を行う判定手段と、
を備え、
前記判定手段は、建物被災度の判定を行う建物について、振動に対する影響の受けやすさを表す指標をさらに用いることを特徴とする情報収集システム。 - 前記指標は、建物被災度の判定を行う建物の揺れやすさおよび地盤の強度の少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報収集システム。
- コンピュータに、
建物における互いに異なる位置に設置され、設置された位置で振動を検知する複数の振動センサにより検知された振動の情報を、当該建物における位置と関連付けて収集する収集機能と、
前記収集機能により収集される新たな振動の情報と、振動の情報の履歴および地震の情報である地震情報の履歴を含む他の情報と、から建物に対する被災度を表す建物被災度の判定を行う判定機能と、を実現させ、
前記判定機能は、過去の前記地震情報とこれに対応する前記振動の情報との関係から、振動が新たに検知されたときの振動の大きさを予測し、予測した振動の大きさを基に建物被災度の判定を行うことを特徴とするプログラム。 - コンピュータに、
建物における互いに異なる位置に設置され、設置された位置で振動を検知する複数の振動センサにより検知された振動の情報を、当該建物における位置と関連付けて収集する収集機能と、
前記収集機能により収集される新たな振動の情報と、振動の情報の履歴および地震の情報である地震情報の履歴を含む他の情報と、から建物に対する被災度を表す建物被災度の判定を行う判定機能と、を実現させ、
前記判定機能は、建物に加わる地震以外の振動を加味して建物被災度の判定を行うことを特徴とするプログラム。 - コンピュータに、
建物における互いに異なる位置に設置され、設置された位置で振動を検知する複数の振動センサにより検知された振動の情報を、当該建物における位置と関連付けて収集する収集機能と、
前記収集機能により収集される新たな振動の情報と、振動の情報の履歴および地震の情報である地震情報の履歴を含む他の情報と、から建物に対する被災度を表す建物被災度の判定を行う判定機能と、を実現させ、
前記判定機能は、建物被災度の判定を行う建物について、振動に対する影響の受けやすさを表す指標をさらに用いることを特徴とするプログラム。
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