JP7320134B2 - 検体搬送装置 - Google Patents

検体搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7320134B2
JP7320134B2 JP2022534903A JP2022534903A JP7320134B2 JP 7320134 B2 JP7320134 B2 JP 7320134B2 JP 2022534903 A JP2022534903 A JP 2022534903A JP 2022534903 A JP2022534903 A JP 2022534903A JP 7320134 B2 JP7320134 B2 JP 7320134B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
transport
foreign matter
holder
specimen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022534903A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022009476A1 (ja
Inventor
茂輝 山口
茂 矢野
健史 松家
早織 千田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Tech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Tech Corp filed Critical Hitachi High Tech Corp
Publication of JPWO2022009476A1 publication Critical patent/JPWO2022009476A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7320134B2 publication Critical patent/JP7320134B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G45/00Lubricating, cleaning, or clearing devices
    • B65G45/10Cleaning devices
    • B65G45/18Cleaning devices comprising brushes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G54/00Non-mechanical conveyors not otherwise provided for
    • B65G54/02Non-mechanical conveyors not otherwise provided for electrostatic, electric, or magnetic
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/02Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor using a plurality of sample containers moved by a conveyor system past one or more treatment or analysis stations
    • G01N35/04Details of the conveyor system

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

本発明は、検体検査自動化システムにおける検体搬送装置に関する。
特許文献1には、研究室試料配送システムは、いくつかの容器キャリアであって、各々が少なくとも1つの磁気的活性デバイス、好ましくは少なくとも1つの永久磁石を備え、試料容器を運ぶように適合された容器キャリアと、容器キャリアを運ぶように適合された搬送平面と、搬送平面の下方に静止して配置されたいくつかの電磁アクチュエータであって、容器キャリアに磁力を印加することによって搬送平面の上で容器キャリアを移動させるように適合された電磁アクチュエータとを備えることが記載されている。
特表2014-532870号公報
近年、医療分野での診断を目的とした検体検査において自動化機器を用いた検査の省力化、迅速化が進められている。
このために、検体検査自動化システムでは、前処理装置や、自動分析装置、後処理装置を検体搬送装置で接続して、血液の分析処理に係る作業の全自動化が進められている。
このような自動化システム内での検体の搬送には、検体の入った1本の検体容器を搭載可能な検体キャリアが用いられ、搬送面の下方に固定されて配列された複数の電磁石により磁場を発生させることで、検体キャリア内の磁石を吸引・反発させることにより搬送面上を滑走させる手法が知られている。この搬送方法により、1次元に加えて2次元での検体搬送を実現している。
特許文献1には、検体ホルダを搬送する際に「電磁アクチュエータは、容器キャリアに、すなわち容器キャリアの磁気的活性デバイスに、磁力を印加または引き起こすことによって、搬送平面の上で少なくとも2つの異なる方向に容器キャリアを移動させるように適合される。」ことが記載されている。
搬送面上を滑走させる方式では、検体ホルダの底面と搬送面とが摺動しながら検体が搬送されることが多い。このため、摺動部には摩耗の少ない材料を使用することが一般的である。しかし、摺動を伴う搬送方式では摩耗が一切生じない構造とすることは不可能である。
ここで、搬送面と検体ホルダ底面との摺動によって、搬送面や検体ホルダ底面由来の摩耗粉が発生する。また、搬送面と検体ホルダ底面との間には、大気中を漂う埃がどうしても介在してしまう。
このような摩耗粉や埃等の異物がホルダ摺動面と搬送面の間に存在すると、摺動面の摩擦力のばらつきを増加させる懸念がある。このため、搬送距離が設定より短くなる、あるいは搬送に要する電流値の増加やそれに伴う発熱に対する対策が必要になるなど、様々な問題が生じる。また、研磨剤のように働き、摩耗を加速する懸念がある。
このためには、摺動面に異物を極力介在させないことが求められる。
本発明は、複数の搬送モジュールを備えた検体搬送装置において、従来に比べて摺動面に異物が介在することを抑制することができる検体搬送装置を提供する。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、検体が収容された検体容器を保持する検体ホルダを搬送する複数の搬送パネルと、複数の前記搬送パネルの相互間の隙間に設けられており、前記検体ホルダの底面と接触する清掃部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、従来に比べて摺動面に異物が介在することを抑制することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1の検体搬送装置を備えた検体検査自動化システムの全体構成を模式的に示す図。 一般的な検体搬送装置の側面概略図。 実施例1の検体搬送装置の平面図。 実施例1の検体搬送装置の清掃部の側面図。 実施例1の検体搬送装置の清掃部の他の形態の側面図。 本発明の実施例2の検体搬送装置の概要構成を示す図。 本発明の実施例3の検体搬送装置を備えた検体検査自動化システムの全体構成を模式的に示す図。 実施例3の検体搬送装置の平面図。
以下に本発明の検体搬送装置の実施例を、図面を用いて説明する。なお、本明細書で用いる図面において、同一のまたは対応する構成要素には同一、または類似の符号を付け、これらの構成要素については繰り返しの説明を省略する場合がある。
<実施例1>
本発明の検体搬送装置の実施例1について図1乃至図5を用いて説明する。
最初に、検体検査自動化システムの全体構成について図1を用いて説明する。図1は本発明の実施例に係る検体検査自動化システム全体の構成を示す平面図である。
図1に示した本実施例による検体検査自動化システム1は、血液、尿などの検体の成分を自動で分析するための分析装置を備えたシステムである。
検体検査自動化システム1の主な構成要素は、血液、尿などの検体が収容された検体容器10(図2等参照)が搭載された検体ホルダ11(図2参照)もしくは空ホルダを搬送する複数の検体搬送装置150、前処理装置100、分析装置200、検体検査自動化システム1を統合管理するシステム制御装置111で構成される。
検体検査自動化システム1における検査対象である検体は検体容器10に採取された状態でハンドリングされる。検体容器10はオペレータによって手作業で、または自動挿入ユニットによって検体ホルダ11に挿入され、検体検査自動化システム1内を搬送され、各種の処理が実施される。
前処理装置100は、分析処理の前に検体の前処理を行う部位である。前処理装置100では、検体の受付処理、遠心分離が必要な検体に対して遠心分離処理、検体の液量などの情報の取得、検体容器の栓を取り除く開栓処理、複数の容器に検体を小分けする分注処理などの検体の前処理工程が実施される。前処理装置100の詳細な構成は特に限定されず、公知の前処理装置の構成を採用することができる。
検体搬送装置150は、前処理装置100や分析装置200等と接続し、これらの装置内で検体ホルダ11を搬送するための装置である。本実施例では、電磁アクチュエータにより検体ホルダ11を搬送平面上で2次元に搬送可能な搬送モジュール20を複数並べることで構成されている。前処理装置100において前処理が完了した検体は、検体搬送装置150によって分析装置200に搬送される。その詳細は図3以降を用いて詳細に説明する。
分析装置200は、検体に対して各種分析処理を施す装置である。分析処理が完了した検体は検体搬送装置150によって前処理装置100などに備えられた検体収納部に搬送され、一時的に保管される。
分析装置200における分析項目は特に限定されず、生化学項目や免疫項目を分析する公知の自動分析装置の構成を採用することができる。更に、複数設ける場合に、同一仕様でも異なる仕様でもよく、特に限定されない。
システム制御装置111は、検体搬送装置150や分析装置200を含めたシステム全体の動作を制御するものであり、液晶ディスプレイ等の表示機器や入力機器、記憶装置、CPU、メモリなどを有するコンピュータで構成される。システム制御装置111による各機器の動作の制御は、記憶装置に記録された各種プログラムに基づき実行される。
なお、システム制御装置111で実行される動作の制御処理は、1つのプログラムにまとめられていても、それぞれが複数のプログラムに別れていてもよく、それらの組み合わせでもよい。また、プログラムの一部または全ては専用ハードウェアで実現してもよく、モジュール化されていても良い。
なお、上述の図1では、前処理装置100や分析装置200が1つ設けられている場合について説明しているが、これらの装置の数は特に限定されず、2つ以上とすることができる。同様に、検体搬送装置150を構成する搬送モジュール20の数についても特に限定されず、2つ以上とすることができる。
次に、本実施例の検体搬送装置150の構成について図2以降を用いて説明する。
最初に、比較のために、一般的な搬送モジュールの構成について図2を用いて説明する。図2は、一般的な搬送モジュールを表す側面図である。
搬送モジュール120の搬送面122は、摩擦力の小さい平らな面で構成されており、その裏側(下方)に電磁石121が等間隔に配列されている。
このような搬送モジュール120を複数並べることで搬送路を形成する。搬送モジュール120を複数並べる際には搬送面122の継ぎ目の影響なくスムーズに搬送するためには、隙間なく並べることが望まれる。しかし、実際の据付では、作業の都合上、搬送モジュール120の間に隙間141ができてしまう場合や、搬送モジュール120の間が近く、干渉するような場合が生じる可能性がある。特に、隙間141が広い場合、検体ホルダ11が搬送モジュール間の隙間141に引っ掛かり搬送不可能となる可能性がある。
また、検体ホルダ11を搬送面122上を摺動しながら滑走させる方式では、搬送面122と検体ホルダ11の底面との摺動で摩耗粉140が発生したり、埃が搬送面122と検体ホルダ11の底面との間に介在する懸念がある。
このような課題に対する構成について以下図3乃至図5を用いて説明する。図3は本発明であるホルダ清掃部を実装した検体搬送装置の構成例を表す平面図である。図4は本発明の構成例を表す側面図である。図5は他の検体搬送装置の構成例を表す平面図である。
図3および図4に示すように、本実施例の検体搬送装置150を構成する搬送モジュール20では、検体が収容された検体容器10が架設された検体ホルダ11は、搬送モジュール20中に1つ以上搬送されている。複数の検体ホルダ11は検体容器10を1本搭載可能であり、各々の底面部分には磁性体13が設けられている。
磁性体13は、例えばネオジムやフェライトなどの永久磁石で構成されるが、その他の磁石および軟磁性体でも構成でき、それらを適宜組み合わせたものとすることができる。
磁性体13を有する検体ホルダ11は、摩擦力の小さい平らな搬送面22の上を滑るように移動する。その搬送力を生成するために、搬送面22の下部には、円柱状の磁性体からなるコア21a、およびそのコア21aの外周に巻かれた巻線21bで構成される電磁石21が複数設けられている。この電磁石21が、磁性体13の位置を検出する複数の検出点の各々を構成する。また、この電磁石21を覆うようにその上方に搬送路が複数設けられる。
本実施例の搬送モジュール20では、その内部に複数設けられている電磁石21は、磁性体13の位置検出を担うとともに、磁性体13の搬送、すなわち検体の搬送を担っている。
電磁石21には、電磁石21に対して所定の電圧を印加することで所定の電流を巻線21bに流す駆動部23が接続されている。この駆動部23によって電圧が印加された電磁石21は電磁石として働き、磁場を発生させることで、検体ホルダ11内の磁性体13を吸引・反発することができる。電磁石21によって検体ホルダ11を吸引・反発させた後に、電磁石21への駆動部23より電圧印加を止め、電磁石21と隣り合う異なった電磁石21に前述と同様にして駆動部23より電圧を印加することで、隣り合った電磁石21に検体ホルダ11の磁性体13を吸引・反発させる。
この手順を搬送路を構成するすべての電磁石21で繰り返すことによって、磁性体13が設けられている検体ホルダ11に保持された検体容器10内に収容された検体を、電磁石21の配列に沿って搬送面22上を2次元状に目的地まで搬送する。
この搬送中の電磁石21の巻線21bを流れる電流は、電流検出部24によって検出される。電流検出部24で検出された電磁石21の巻線21bを流れる電流は、演算部25に送られて数値化処理され、検体ホルダ11の位置に依存した電流変化量曲線が取得される。このような検体ホルダ11の位置に依存した電流変化量曲線を取得することで、検体ホルダ11の位置検出が可能となる。
演算部25では、システム制御装置111からの指令に基づいて、電流変化量曲線から検体の位置を特定する。なお、位置検出処理については、演算部25で実行してもよいし、システム制御装置111で実行してもよいが、本実施例ではシステム制御装置111において位置検出の際の各種設定を決定し、演算部25で実行するものとする。
また、演算部25は、検体ホルダ11の位置情報や速度情報、重量情報等の各種情報を用いて、各々の巻線21bに流す電流を演算し、各々の駆動部23に指令信号を出力する。駆動部23はその指令信号に基づいて対応する巻線21bに電圧を印加する。
なお、搬送モジュール20の構成は上述の構成に限定されず、例えば、検体ホルダ11の位置をセンサなどで検出する構成や、一次元状の搬送路上を電磁搬送する構成(後述する実施例3参照)とすることができる。
ここで、図3および図4に示すように、搬送モジュール20は複数並べることで搬送路を形成する。検体を並べる際には搬送面22の継ぎ目の影響なく検体ホルダ11をスムーズに搬送するため、隙間なく並べることが望ましいが、上述のように困難なことがある。そこで、本発明による検体搬送装置150では、搬送モジュール20を複数並べて設置する際、搬送面22の間に所定の隙間41が空くように設置する。
そして検体搬送装置150に設けられる1箇所以上の隙間41のうち、少なくとも1箇所以上の隙間41に、検体ホルダ11の底面12と接触する清掃部を設ける。
清掃部は、本実施例では、底面12から摩耗粉等の異物40を除去するブラシ30と、ブラシ30が底面12から除去した摩耗粉等の異物40を収容する受け皿31と、を有するものとする。
この清掃部により、検体搬送装置150で検体を搬送する搬送過程において搬送モジュール20間を渡る際に、検体ホルダ11底面にブラシ30が接触しながら隙間41を通過するものとすることができる。このように、ブラシ30で隙間を通過している検体ホルダ11を支えることで、搬送モジュール20間の搬送中に検体ホルダ11が隙間41に引っ掛かることを抑制する。
また、ブラシ30は検体ホルダ11が通過する際、検体ホルダ11の底面を掃くことになる。これにより検体ホルダ11底面の搬送面22との摺動部に付着した摩耗粉等の異物40を除去することができる。
なお、検体ホルダ11と搬送面22は摺動しているため、静電気が発生して異物40を吸着する可能性がある。この場合、ブラシ30にカーボンや金属ワイヤ等、導電性を持つ繊維を混ぜ込むことで検体ホルダ11底面の静電気を除電することでより効果的に異物40を除去することができる。
上記効果を確実に得るため、ブラシ30は検体ホルダ11と接触するよう先端が搬送面22と同等の高さから所定の許容差の範囲に調整され、設置されることが望ましい。
ブラシ30により掃き出された異物40が搬送面22上に再度まき散らされないよう、受け皿31によって収容される。受け皿31を取り外しが可能な構造とすることで、受け皿31に回収した異物40を容易に廃棄することが可能となる。また、検体ホルダ11底面との摺動により摩耗したブラシ30は摩耗の限度を超える前に交換が必要となる。ブラシ30を取り外し可能な受け皿31に固定する構造とすることでブラシ30の交換も容易にすることができる。
図5は本発明にかかる清掃部に異物40の吸引機構を追加した構成の側面断面図である。
図5に示すように、本構成の吸引機構は、受け皿31に収容された摩耗粉等の異物40を吸引するダストボックス32、図3等の構成の受け皿31の下部に接続される吸引ダクト33、吸引ポンプ34で構成される。
本構成では、システムの動作中、吸引ポンプ34が空気を吸引する。ブラシ30を検体ホルダ11が通過するとき検体ホルダ11底面に付着した異物40がブラシ30で掃き取られる。
この異物40は吸引ポンプ34に吸われた空気とともに吸引され、吸引ダクト33を介してダストボックス32に運ばれる。ダストボックス32ではフィルターや遠心力等の手段により吸引した異物40と空気をと分離する。異物40はダストボックス32に収容され、空気のみが吸引ポンプ34で吸引されて装置外部に排出される。
ここで、ダストボックス32は取り外し可能にしたり、使い捨ての回収パックを取り付け可能にしたりすることで異物40を容易に廃棄できる構造とする。
また、ダストボックス32から複数の吸引ダクト33で複数の受け皿31を接続することにより、複数の位置でホルダ底から清掃した異物40を1つのダストボックス32に収容することができる。これにより、複数の受け皿から異物40を廃棄する手間を1つのダストボックス32からの廃棄にまとめることが可能となり、メンテナンスの作業効率を向上することができる。
また、ブラシ30で掃き取った異物40を空気で吸引するため、搬送装置上へ再度舞い上がることを防止することができる。これにより清掃の効率を向上することが可能となる。
なお、図3乃至図5の形態では、清掃部をブラシ30として記述しているがこれに限らない。清掃部の他の形態として、粘着性のあるローラーをモジュール間の隙間に搬送面22と同等の高さで設置し、受け渡し時に検体ホルダ11が隙間41に引っ掛からないよう支えるとともに、検体ホルダ11底面に付着した異物40を除去する構成を採用することができる。
また、清掃部はすべての搬送モジュール20間に配置される必要はない。数モジュールに1か所等、配置する部位を限定することで、定期的なメンテナンスが必要である、受け皿31に収容した異物40の廃棄の手間を低減することができる。
次に、本実施例の効果について説明する。
上述した本発明の実施例1の検体搬送装置150は、検体が収容された検体容器10を保持する検体ホルダ11を搬送する複数の搬送モジュール20と、複数の搬送モジュール20の相互間の隙間41に設けられており、検体ホルダ11の底面12と接触する清掃部と、を備えている。
このような構成により、簡易な構成で検体ホルダ11の摺動面から異物40を清掃し除去することができ、搬送面22の摩耗を低減することが可能となる。また、搬送モジュール20間の隙間41を調整する余地が確保できるため、据付作業上発生し得る隙間41の許容範囲を拡大することができ、隙間41に検体ホルダ11が引っかかることを従来に比べて抑制することができる。
また、清掃部は、底面12から摩耗粉等の異物40を除去するブラシ30と、ブラシ30が底面12から除去した摩耗粉等の異物40を収容する受け皿31と、を有するため、検体ホルダ11が隙間41を通過する際にブラシ30により検体ホルダ11の底面に付着した異物40を除去し、受け皿31に回収することができるため、より効果的に異物40を除去することができる。また、据付作業上生じ得る搬送モジュール20間の隙間41が大きくなっても、ブラシ30により検体ホルダ11の底面を支えることができるため、搬送中の検体ホルダ11が隙間41に引っ掛かることで安定した搬送を阻害する、との問題が生じることを抑制でき、隙間41の増減にも対応できるようになる。
更に、清掃部は、受け皿31に収容された摩耗粉等の異物40を吸引するダストボックス32、吸引ダクト33、吸引ポンプ34を更に有することで、異物40を除去する回数を減らすことができ、メンテナンスの作業効率を更に向上することができる。
<実施例2>
本発明の実施例2の検体搬送装置について図6を用いて説明する。図6は本実施例の検体搬送装置の概要構成を示す図である。
図6に示すように、本実施例の検体搬送装置を構成する搬送モジュール20Aは、実施例1のような電磁搬送方式の代わりに、自走式の搬送方式となっている。
本実施例では、検体ホルダ11Aは、図6に示すように、その両側面に車輪11A1を備えており、内蔵電池により車輪11A1を駆動し、搬送モジュール20Aの搬送面22Aに設けられた搬送ガイド用スロット26Aに沿って、搬送面22A上を2次元に自走できる構成になっている。
搬送は、検体ホルダ11Aの両側面の車輪11A1がお互いに同方向に回転するときは、検体ホルダ11Aが前進もしくは後退移動し、検体ホルダ11Aの両側面の車輪11A1がお互いに逆方向に回転するときは、検体ホルダ11Aはその場で回転し、進行方向を変えられる。このような検体ホルダ11Aに検体が収容された検体容器10が架設され、目的地まで搬送される。
本実施例における清掃部は、複数の搬送モジュール20Aの相互間の隙間41Aに設けられており、検体ホルダ11の底面12と接触するものとなっている。清掃部の詳細は、図3および図4の形態、あるいは図5に示す形態と同じであり、その詳細は省略する。
その他の構成・動作は前述した実施例1の検体搬送装置と略同じ構成・動作であり、詳細は省略する。
本発明の実施例2の検体搬送装置においても、前述した実施例1の検体搬送装置とほぼ同様な効果が得られる。
<実施例3>
本発明の実施例3の検体搬送装置について図7および図8を用いて説明する。図7は本実施例の検体搬送装置を備えた検体検査自動化システムの全体構成を模式的に示す図、図8は検体搬送装置の平面図である。
図7および図8に示すように、本実施例の検体搬送装置150Bは、実施例1のような2次元平面上をホルダ搬送できる搬送モジュール20の代わりに、ライン状の搬送ライン20Bにより搬送装置が構成される。
本実施例の搬送ライン20Bは、基本的には実施例1の搬送モジュールと同じ電磁搬送方式であり、検体ホルダ11が滑走する側の面の反対側に設けられた電磁石21によって発生させた吸引力・反発力により、予め敷設されたレール22Bの上を検体ホルダ11が摺動しながら滑走する。
本実施例における清掃部は、複数の搬送ライン20Bの相互間の隙間41Bに設けられており、検体ホルダ11の底面12と接触するものとなっている。清掃部の詳細は、図3および図4の形態、あるいは図5に示す形態と同じであり、その詳細は省略する。
その他の構成・動作は前述した実施例1の検体搬送装置と略同じ構成・動作であり、詳細は省略する。
本発明の実施例3の検体搬送装置においても、前述した実施例1の検体搬送装置とほぼ同様な効果が得られる。
<その他>
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
1…検体検査自動化システム
10…検体容器
11,11A…検体ホルダ
11A1…車輪
12…底面
13…磁性体
20,20A…搬送モジュール(搬送パネル)
20B…搬送ライン(搬送路)
21…電磁石(磁界制御部)
21a…コア
21b…巻線
22,22A…搬送面
22B…レール
23…駆動部
24…電流検出部
25…演算部
26A…搬送ガイド用スロット
30…ブラシ
31…受け皿(収容部)
32…ダストボックス(吸引部)
33…吸引ダクト(吸引部)
34…吸引ポンプ(吸引部)
40…異物
41,41A,41B…隙間
100…前処理装置
111…システム制御装置
120…搬送モジュール
121…電磁石
122…搬送面
140…摩耗粉
141…隙間
150,150B…検体搬送装置
200…分析装置

Claims (6)

  1. 検体が収容された検体容器を保持する検体ホルダを搬送する複数の搬送パネルと、
    複数の前記搬送パネルの相互間の隙間に設けられており、前記検体ホルダの底面と接触する清掃部と、を備えた
    ことを特徴とする検体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の検体搬送装置において、
    前記清掃部は、
    前記底面から異物を除去するブラシと、
    前記ブラシが前記底面から除去した前記異物を収容する収容部と、を有する
    ことを特徴とする検体搬送装置。
  3. 請求項2に記載の検体搬送装置において、
    前記清掃部は、前記収容部に収容された前記異物を吸引する吸引部を更に有する
    ことを特徴とする検体搬送装置。
  4. 磁性体を有しており、検体が収容された検体容器を保持する検体ホルダを搬送する複数の搬送路と、
    前記搬送路のうち、前記検体ホルダが滑走する側の面の反対側に設けられた磁界制御部と、
    複数の前記搬送路の相互間の隙間に設けられており、前記検体ホルダの底面と接触する清掃部と、を備えた
    ことを特徴とする検体搬送装置。
  5. 請求項4に記載の検体搬送装置において、
    前記清掃部は、
    前記底面から異物を除去するブラシと、
    前記ブラシが前記底面から除去した前記異物を収容する収容部と、を有する
    ことを特徴とする検体搬送装置。
  6. 請求項5に記載の検体搬送装置において、
    前記清掃部は、前記収容部に収容された前記異物を吸引する吸引部を更に有する
    ことを特徴とする検体搬送装置。
JP2022534903A 2020-07-10 2021-03-11 検体搬送装置 Active JP7320134B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020119100 2020-07-10
JP2020119100 2020-07-10
PCT/JP2021/009803 WO2022009476A1 (ja) 2020-07-10 2021-03-11 検体搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2022009476A1 JPWO2022009476A1 (ja) 2022-01-13
JP7320134B2 true JP7320134B2 (ja) 2023-08-02

Family

ID=79552846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022534903A Active JP7320134B2 (ja) 2020-07-10 2021-03-11 検体搬送装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7320134B2 (ja)
WO (1) WO2022009476A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102022118128A1 (de) * 2022-07-20 2024-01-25 Syntegon Technology Gmbh Planarantriebsvorrichtung und Verfahren zum Betrieb einer Planarantriebsvorrichtung

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007527012A (ja) 2004-03-05 2007-09-20 ベックマン コールター,インコーポレイティド 自動化された臨床機器のための磁気検体搬送システム
JP2014532870A (ja) 2011-11-04 2014-12-08 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft 研究室試料配送システムおよび対応する動作方法
CN208086690U (zh) 2018-02-05 2018-11-13 上海达和荣艺包装机械有限公司 一种圆柱状物料的清理装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01148965A (ja) * 1987-12-07 1989-06-12 Hitachi Ltd サンプルラツクの間欠移送装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007527012A (ja) 2004-03-05 2007-09-20 ベックマン コールター,インコーポレイティド 自動化された臨床機器のための磁気検体搬送システム
JP2014532870A (ja) 2011-11-04 2014-12-08 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft 研究室試料配送システムおよび対応する動作方法
CN208086690U (zh) 2018-02-05 2018-11-13 上海达和荣艺包装机械有限公司 一种圆柱状物料的清理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2022009476A1 (ja) 2022-01-13
WO2022009476A1 (ja) 2022-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7000515B2 (ja) 試験室試料分配システムおよび試験室自動化システム
JP7051932B2 (ja) 自動分析装置
US10648995B2 (en) Systems and methods for automated analysis
US10031150B2 (en) Laboratory sample distribution system, laboratory system and method of operating
JP3880658B2 (ja) 試料ラックおよびそれを移動させる装置並びに方法
KR101625249B1 (ko) 컨베이어 조립체 및 기판 캐리어를 운반하기 위한 방법
JP3880659B2 (ja) 移送装置およびそれを用いた分析装置
US9354147B2 (en) Automated system and method of processing biological specimens
JP5497620B2 (ja) 分析装置
JP7320134B2 (ja) 検体搬送装置
JP2010032489A5 (ja)
JP6009881B2 (ja) 検体移し替え装置および検体処理システム
JP5507432B2 (ja) 分析装置および分析方法
CN109716141B (zh) 检体检查自动化系统
JPWO2013002213A1 (ja) 自動分析システム
JP2017129582A (ja) ラボラトリ試料容器キャリアハンドリング装置およびラボラトリシステム
EP4021711B1 (en) Lens inspection module
US20230055997A1 (en) Automated staining system and reaction chamber
WO2022079976A1 (ja) 検体容器キャリアおよび検体搬送装置
CN114126995B (zh) 检测体输送装置
US9664675B2 (en) Automated analyzer
CN111381057B (zh) 样本分析仪及其控制方法
JP7315798B2 (ja) 検体搬送装置および検体搬送用キャリア
US20230061292A1 (en) Automatic analysis device
CN112513645B (zh) 样品检测自动化系统及空样品载体管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7320134

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150