JP7319942B2 - 建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に係わり、特に、ロードセンシング制御を行う建設機械の油圧駆動装置に関する。
建設機械の油圧駆動装置は、一般的に、油圧ポンプと、油圧ポンプから吐出された圧油によって作動する複数のアクチュエータと、油圧ポンプから複数のアクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁と、複数の流量制御弁を操作する複数の操作装置とを備える。この油圧駆動装置において、ロードセンシング制御を行うものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1の油圧駆動装置は、油圧ポンプの吐出圧が複数のアクチュエータの最高負荷圧より所定差圧(以降、目標差圧という)だけ高くなるように油圧ポンプの容量を制御するポンプ制御装置を備える。また、複数の流量制御弁の前後差圧を所定差圧(以降、目標補償差圧という)に保持する複数の圧力補償弁を備える。これにより、例えば2つのアクチュエータを同時に駆動する複合操作時に、アクチュエータの負荷圧の大小関係にかかわらず、各流量制御弁の開口面積に応じた比率で、油圧ポンプからの圧油を2つのアクチュエータに分配することが可能である。
特許文献1の圧力補償弁の目標補償差圧は、油圧ポンプの吐出圧と複数のアクチュエータの最高負荷圧との差圧(以降、ロードセンシング差圧という)になるように設定されている。そして、例えば2つのアクチュエータを同時に駆動する複合操作時に、油圧ポンプの吐出流量が不足する状態(以降、サチュレーションという)が生じた場合に、サチュレーションの程度に応じてロードセンシング差圧が低下し、これに伴って各圧力補償弁の目標補償差圧が低下する。そのため、各流量制御弁の開口面積に応じた比率で、油圧ポンプからの圧油を2つのアクチュエータに再分配することが可能である。
特許文献1の圧力補償弁は、開口面積減少方向のストロークエンドにおいて全閉しないように構成されている。これにより、2つのアクチュエータの負荷圧の差が大きい複合操作でサチュレーションが生じた場合でも、低負荷圧側のアクチュエータに対応する圧力補償弁が閉じ切らない。そのため、低負荷圧側のアクチュエータの減速又は停止を防止することが可能である。
しかし、上述した構成では、2つのアクチュエータの負荷圧の差が特に大きくなる複合操作でサチュレーションが生じた場合に、低負荷圧側のアクチュエータに対応する圧力補償弁がストロークエンドに達しても開いているため、油圧ポンプからの圧油の大部分が低負荷圧側のアクチュエータに供給されてしまう可能性がある。具体例を用いて説明する。
例えば、油圧ショベルが上り坂を走行しているときに作業装置の姿勢を変えることを意図して、走行モータと油圧シリンダを同時に駆動する複合操作では、走行モータの負荷圧が高く、走行モータの負荷圧と油圧シリンダの負荷圧との差が特に大きくなる。そして、低負荷圧側の油圧シリンダに対応する圧力補償弁がストロークエンドに達しても開いているため、油圧ポンプからの圧油の大部分が油圧シリンダに供給されてしまう可能性がある。そのため、高負荷圧側の走行モータに必要な量の圧油が確保されず、走行モータが減速又は停止する可能性がある。
そこで、特許文献1の油圧駆動装置は、低負荷圧側の油圧シリンダに対応する圧力補償弁の上流側又は下流側に配置された切換弁を備える。そして、高負荷圧側の走行モータに対応する操作装置が操作されたときに、切換弁を全開状態から絞り状態に切り換える。これにより、走行モータの負荷圧と油圧シリンダの負荷圧との差が特に大きくなる複合操作でサチュレーションが生じた場合に、油圧シリンダに供給される圧油の流量を抑制して、走行モータに必要な量の圧油を確保する。したがって、走行モータの減速又は停止を防止することが可能である。
国際公開第2014/061507号
しかしながら、上述した従来技術には次のような改善の余地がある。特許文献1の切換弁の絞り状態の開度(開口面積)は、固定されている。一方、走行モータの負荷圧は、路面の傾斜度、すなわち、車体の傾斜度に応じて変化する。そのため、車体の傾斜度によって高負荷圧側の走行モータと低負荷圧側の油圧シリンダの流量バランスが変化し、複合操作性が変化する。
本発明は、上述した事柄に鑑みてなされたものであり、その目的は、2つのアクチュエータの負荷圧の差が大きい複合操作でサチュレーションが生じた場合に、低負荷圧側のアクチュエータの減速又は停止を防止し、2つのアクチュエータの負荷圧の差が特に大きくなる複合操作でサチュレーションが生じた場合に、高負荷圧側の走行モータの減速又は停止を防止すると共に、車体の傾斜度による複合操作性の変化を抑えることができる建設機械の油圧動装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、可変容量型の油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された圧油によって作動する複数のアクチュエータと、前記油圧ポンプから前記複数のアクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁と、前記複数の流量制御弁を操作するためのパイロット圧を生成して出力する複数の操作装置と、前記油圧ポンプの吐出圧が前記複数のアクチュエータの最高負荷圧より目標差圧だけ高くなるように前記油圧ポンプの容量を制御するポンプ制御装置と、前記複数の流量制御弁の前後差圧を所定差圧に保持する複数の圧力補償弁とを備え、前記複数のアクチュエータは、他のアクチュエータと同時に駆動される複合操作において高負荷圧側となる走行モータを含み、前記複数の圧力補償弁は、開口面積減少方向のストロークエンドにおいて全閉しないように構成された、建設機械の油圧駆動装置において、前記複数の圧力補償弁のうち前記他のアクチュエータに対応する圧力補償弁の上流側又は下流側に配置された切換弁と、車体の傾斜度を検出する傾斜センサと、前記傾斜センサで検出された前記車体の傾斜度に応じて前記切換弁を制御するコントローラとを備え、前記コントローラは、前記複数の操作装置のうち前記走行モータに対応する特定の操作装置が操作されたときに、前記特定の操作装置が操作されない場合と比べて前記切換弁の開度が小さくなるように前記切換弁を制御すると共に前記傾斜センサで検出された前記車体の傾斜度が増加するほど前記切換弁の開度が小さくなるように前記切換弁を制御する。
本発明によれば、2つのアクチュエータの負荷圧の差が大きい複合操作でサチュレーションが生じた場合に、低負荷圧側のアクチュエータの減速又は停止を防止し、2つのアクチュエータの負荷圧の差が特に大きくなる複合操作でサチュレーションが生じた場合に、高負荷圧側の走行モータの減速又は停止を防止すると共に、車体の傾斜度による複合操作性の変化を抑えることができる。
本発明の一実施形態における油圧ショベルの構造を表す側面図である。 本発明の一実施形態における油圧ショベルの油圧駆動装置の構成を表す図である。 本発明の一実施形態における車体の傾斜度と電磁比例弁の出力圧との関係を表す図である。 本発明の一実施形態における電磁比例弁の出力圧と切換弁の開口面積との関係を表す図である。
本発明の適用対象として油圧ショベルを例にとり、本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本実施形態における油圧ショベルの構造を表す側面図である。
本実施形態の油圧ショベルは、自走可能な下部走行体1と、下部走行体1の上側に旋回可能に設けられた上部旋回体2と、スイングポスト3を介し上部旋回体2の前側(図1の左側)に連結された作業装置4とを備える。下部走行体1及び上部旋回体2は、車体を構成する。
下部走行体1は、上方から見てH字状のトラックフレーム5を備える。トラックフレーム5の左側(図1の紙面に対して手前側)には駆動輪6と遊動輪7が設けられ、それらの間で左側の履帯(クローラ)8が掛けまわされている。左側の駆動輪6が左の走行モータ9aによって回転し、これによって左側の履帯8が駆動する。また、図示しないものの、トラックフレーム5の右側(図1の紙面に対して奥側)にも駆動輪と遊動輪が設けられ、それらの間で右側の履帯が掛けまわされている。右側の駆動輪が右の走行モータ9b(後述の図2参照)によって回転し、これによって右側の履帯が駆動する。したがって、下部走行体1は、走行モータ9a,9bによって走行する。
トラックフレーム5の前側には、排土用のブレード10が上下動可能に設けられている。ブレード10は、ブレードシリンダ11(後述の図2参照)によって上下動する。
上部旋回体2は、基礎構造体をなす旋回フレーム12と、旋回フレーム12に設けられたキャノピータイプの運転室13と、旋回フレーム12の後端に設けられたカウンタウエイト14とを備える。上部旋回体2は、旋回モータ15によって左右方向に旋回する。スイングポスト3は、スイングシリンダ16(後述の図2参照)によって左右方向にスイングする。
作業装置4は、スイングポスト3に上下方向に回動可能に連結されたブーム17と、ブーム17に上下方向に回動可能に連結されたアーム18と、アーム18に上下方向に回動可能に連結されたバケット19とを備える。ブーム17、アーム18、及びバケット19は、ブームシリンダ20、アームシリンダ21、及びバケットシリンダ22によって上下方向にそれぞれ回動する。
油圧ショベルの運転室13の内部には、運転者が着座する運転席23と、運転者が操作する複数の操作装置(詳細は後述)が設けられている。油圧ショベルは、複数の操作装置の操作に応じて複数のアクチュエータを駆動する油圧駆動装置を備える。この油圧駆動装置の構成を、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態における油圧ショベルの油圧駆動装置の構成を表す図である。
本実施形態の油圧駆動装置は、エンジン25と、エンジン25によって駆動される可変容量型の油圧ポンプ26と、油圧ポンプ26の吐出圧を制限するリリーフ弁27と、エンジン25によって駆動される固定容量型のパイロットポンプ28と、パイロットポンプ28の吐出圧を制限するパイロットリリーフ弁29と、油圧ポンプ26から吐出された圧油によって作動する複数のアクチュエータ(詳細には、上述した走行モータ9a,9b、ブレードシリンダ11、旋回モータ15、スイングシリンダ16、ブームシリンダ20、アームシリンダ21、及びバケットシリンダ22)と、油圧ポンプ26から複数のアクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁30a~30hと、複数の流量制御弁30a~30hを操作する複数の操作装置32a~32eとを備える。
複数の流量制御弁30a~30hは、油圧ポンプ26の吐出流路から分岐された複数の並列油路にそれぞれ接続されている。複数の流量制御弁30a~30hや、複数の並列油路にそれぞれ配置された複数の圧力補償弁等(詳細は後述)は、一体化されて、弁ユニット31を構成している。
走行用の操作装置32aは、前後方向に操作可能な左の操作部材(詳細には、操作レバーと操作ペダルを一体化したもの)と、左の操作部材の操作によって作動するパイロット弁33a,33bと、前後方向に操作可能な右の操作部材(詳細には、操作レバーと操作ペダルを一体化したもの)と、右の操作部材の操作によって作動するパイロット弁33c,33dとを有する。
パイロット弁33aは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、左操作部材の前側操作量に応じて走行パイロット圧aを生成し、走行パイロット圧aを流量制御弁30aの一方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30aを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油を左走行モータ9aの一方側ポートへ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、左走行モータ9aを一方向に回転させる。
パイロット弁33bは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、左操作部材の後側操作量に応じて走行パイロット圧bを生成し、走行パイロット圧bを流量制御弁30aの他方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30aを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油を左走行モータ9aの反対側ポートへ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、左走行モータ9aを反対方向に回転させる。
パイロット弁33cは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、右操作部材の前側操作量に応じて走行パイロット圧cを生成し、走行パイロット圧cを流量制御弁30bの一方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30bを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油を右走行モータ9bの一方側ポートへ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、右走行モータ9bを一方向に回転させる。
パイロット弁33dは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、右操作部材の後側操作量に応じて走行パイロット圧dを生成し、走行パイロット圧dを流量制御弁30bの他方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30bを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油を右走行モータ9bの反対側ポートへ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、右走行モータ9bを反対方向に回転させる。
ブレード用の操作装置32bは、前後方向に操作可能な操作レバーと、この操作レバーの操作によって作動するパイロット弁33e,33fとを有する。パイロット弁33eは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、操作レバーの前側操作量に応じてブレードパイロット圧eを生成し、ブレードパイロット圧eを流量制御弁30cの一方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30cを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油をブレードシリンダ11のボトム側油室へ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、ブレードシリンダ11を伸長させて、ブレード10を下げさせる。
パイロット弁33fは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、操作レバーの後側操作量に応じてブレードパイロット圧fを生成し、ブレードパイロット圧fを流量制御弁30cの他方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30cを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油をブレードシリンダ11のロッド側油室へ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、ブレードシリンダ11を縮短させて、ブレード10を上げさせる。
ブームスイング用の操作装置32cは、左右方向に操作可能な操作ペダルと、この操作ペダルの操作によって作動するパイロット弁33g,33hとを有する。パイロット弁33gは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、操作ペダルの左側操作量に応じてブームスイングパイロット圧gを生成し、ブームスイングパイロット圧gを流量制御弁30dの一方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30dを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油をスイングシリンダ16のボトム側油室へ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、スイングシリンダ16を伸長させて、スイングポスト3と共にブーム17を左スイングさせる。
パイロット弁33hは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、操作ペダルの右側操作量に応じてブームスイングパイロット圧hを生成し、ブームスイングパイロット圧hを流量制御弁30dの他方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30dを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油をスイングシリンダ16のロッド側油室へ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、スイングシリンダ16を縮短させて、スイングポスト3と共にブーム17を右スイングさせる。
ブーム及びバケット用の操作装置32dは、十字操作式の操作レバーと、この操作レバーの操作によって作動するパイロット弁33i~33lとを有する。パイロット弁33iは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、操作レバーの後側操作量に応じてブームパイロット圧iを生成し、ブームパイロット圧iを流量制御弁30eの一方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30eを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油をブームシリンダ20のボトム側油室へ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、ブームシリンダ20を伸長させて、ブーム17を上げさせる。
パイロット弁33jは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、操作レバーの前側操作量に応じてブームパイロット圧jを生成し、ブームパイロット圧jを流量制御弁30eの他方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30eを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油をブームシリンダ20のロッド側油室へ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、ブームシリンダ20を縮短させて、ブーム17を下げさせる。
パイロット弁33kは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、操作レバーの左側操作量に応じてバケットパイロット圧kを生成し、バケットパイロット圧kを流量制御弁30fの一方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30fを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油をバケットシリンダ22のボトム側油室へ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、バケットシリンダ22を伸長させて、バケット19をクラウドさせる。
パイロット弁33lは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、操作レバーの右側操作量に応じてバケットパイロット圧lを生成し、バケットパイロット圧lを流量制御弁30fの他方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30fを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油をバケットシリンダ22のロッド側油室へ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、バケットシリンダ22を縮短させて、バケット19をダンプさせる。
アーム及び旋回用の操作装置32eは、十字操作式の操作レバーと、この操作レバーの操作によって作動するパイロット弁33m~33pとを有する。パイロット弁33mは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、操作レバーの後側操作量に応じてアームパイロット圧mを生成し、アームパイロット圧mを流量制御弁30gの一方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30gを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油をアームシリンダ21のボトム側油室へ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、アームシリンダ21を伸長させて、アーム18を引込ませる。
パイロット弁33nは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、操作レバーの前側操作量に応じてアームパイロット圧nを生成し、アームパイロット圧nを流量制御弁30gの他方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30gを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油をアームシリンダ21のロッド側油室へ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、アームシリンダ21を縮短させて、アーム18を押込ませる。
パイロット弁33oは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、操作レバーの左側操作量に応じて旋回パイロット圧oを生成し、旋回パイロット圧oを流量制御弁30hの一方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30hを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油を旋回モータ15の一方側ポートへ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、旋回モータ15を一方向に回転させる。
パイロット弁33pは、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、操作レバーの右側操作量に応じて旋回パイロット圧pを生成し、旋回パイロット圧pを流量制御弁30hの他方側受圧部へ出力する。これにより、流量制御弁30hを切換えて、油圧ポンプ26からの圧油を旋回モータ15の反対側ポートへ供給すると共に、その流量を制御する。その結果、旋回モータ15を反対方向に回転させる。
本実施形態の油圧駆動装置は、ロードセンシング制御を行うものであり、目標差圧生成回路34、最高負荷圧検出用のシャトル弁35a~35g、差圧検出弁36、ポンプ制御装置37、アンロード弁38、及び複数の圧力補償弁39a~39hを更に備える。
目標差圧生成回路34は、固定絞り40、絞り弁41、及び目標差圧生成弁42を有する。固定絞り40は、パイロットポンプ28の吐出流路に設けられ、絞り弁41は、固定絞り40に対し並列となるように接続されている。絞り弁41は、固定絞り40の前後差圧を調整するためのものであって、固定絞り40の前後差圧の増加に応じて開口面積が増加する。固定絞り40及び絞り弁41の前後差圧は、固定絞り40及び絞り弁41の両方を通過する圧油の流量の増加(言い換えれば、エンジン25の回転数の増加)に応じて増加する。
目標差圧生成弁42は、固定絞り40及び絞り弁41の下流側の圧力を元圧として用い、固定絞り40及び絞り弁41の前後差圧(絶対圧)を生成し、これを目標差圧Pa(言い換えれば、油圧ポンプ26の吐出圧Pdと複数のアクチュエータの最高負荷圧PLmaxとの差圧の目標値)として出力する。詳しく説明すると、目標差圧生成弁42の一方側受圧部には、固定絞り40及び絞り弁41の上流側の圧力が導入され、目標差圧生成弁42の他方側受圧部には、固定絞り40及び絞り弁41の下流側の圧力と目標差圧生成弁42の出力圧が導入されている。そして、目標差圧生成弁42の出力圧が固定絞り40及び絞り弁41の前後差圧より大きければ、目標差圧生成弁42が減圧方向に作動する。これにより、固定絞り40及び絞り弁41の前後差圧を生成し、目標差圧Paとして出力する。
シャトル弁35aは、左走行モータ9aの負荷圧と右走行モータ9bの負荷圧を入力し、それらのうちの高い方を選択して出力する。シャトル弁35bは、シャトル弁35aで選択された負荷圧と旋回モータ15の負荷圧を入力し、それらのうちの高い方を選択して出力する。シャトル弁35cは、シャトル弁35bで選択された負荷圧とブレードシリンダ11の負荷圧を入力し、それらのうちの高い方を選択して出力する。シャトル弁35dは、シャトル弁35cで選択された負荷圧とスイングシリンダ16の負荷圧を入力し、それらのうちの高い方を選択して出力する。シャトル弁35eは、シャトル弁35dで選択された負荷圧とブームシリンダ20の負荷圧を入力し、それらのうちの高い方を選択して出力する。シャトル弁35fは、シャトル弁35eで選択された負荷圧とアームシリンダ21の負荷圧を入力し、それらのうちの高い方を選択して出力する。シャトル弁35gは、シャトル弁35fで選択された負荷圧とバケットシリンダ22の負荷圧を入力し、それらのうちの高い方を出力する。したがって、シャトル弁35gは、複数のアクチュエータの最高負荷圧PLmaxを出力する。
差圧検出弁36は、パイロットポンプ28の吐出圧を元圧として用い、油圧ポンプ26の吐出圧Pdと複数のアクチュエータの最高負荷圧PLmaxとの差圧(絶対圧。以降、ロードセンシング差圧Plsという)を生成して出力する。詳しく説明すると、差圧検出弁36の一方側受圧部には、油圧ポンプ26の吐出圧Pdが導入され、差圧検出弁36の他方側受圧部には、シャトル弁35gからの最高負荷圧PLmaxと差圧検出弁36の出力圧が導入されている。そして、差圧検出弁36の出力圧が吐出圧Pdと最高負荷圧PLmaxとの差圧より大きければ、差圧検出弁36が減圧方向に作動する。これにより、ロードセンシング差圧Plsを検出して出力する。
ポンプ制御装置37は、トルク制限アクチュエータ43、ロードセンシング制御弁44、及びロードセンシング制御アクチュエータ45を有する。トルク制限アクチュエータ43は、油圧ポンプ26の吐出圧Pdの増加に応じて油圧ポンプ26の斜板の傾転角(すなわち、容量)が減少するように、油圧ポンプ26の斜板を駆動する。これにより、油圧ポンプ26の吸収トルクを制限するように、油圧ポンプ26の容量を制御する。
ロードセンシング制御弁44の一方側受圧部には、目標差圧生成弁42からの目標差圧Paが導入され、ロードセンシング制御弁44の他方側受圧部には、差圧検出弁36からのロードセンシング差圧Plsが導入されている。そして、ロードセンシング差圧Plsが目標差圧Paより小さければ、ロードセンシング制御弁44は、ロードセンシング制御アクチュエータ45を油圧ポンプ26の吐出側に連通させる。これにより、ロードセンシング制御アクチュエータ45は、油圧ポンプ26の斜板の傾転角(すなわち、容量)が減少するように、油圧ポンプ26の斜板を駆動する。一方、ロードセンシング差圧Plsが目標差圧Paより大きければ、ロードセンシング制御弁44は、ロードセンシング制御アクチュエータ45をタンクに連通させる。これにより、ロードセンシング制御アクチュエータ45は、油圧ポンプ26の斜板の傾転角(すなわち、容量)が増加するように、油圧ポンプ26の斜板を駆動する。したがって、油圧ポンプ26の吐出圧Pdが複数のアクチュエータの最高負荷圧Plmaxより目標差圧Paだけ高くなるように、油圧ポンプ26の容量を制御する。
アンロード弁38は、油圧ポンプ26の吐出流路に接続されており、ロードセンシング差圧Plsを制限する。詳しく説明すると、アンロード弁38の一方側受圧部には、油圧ポンプ26の吐出圧Pdが導入され、アンロード弁38の他方側受圧部には、シャトル弁35gからの最高負荷圧PLmaxが導入されている。そして、吐出圧Pdと最高負荷圧PLmaxとの差圧(すなわち、ロードセンシング差圧Pls)がバネの付勢力より大きければ、油圧ポンプ26の吐出流路をタンクに連通させる。これにより、ロードセンシング差圧Plsを制限する。
複数の圧力補償弁39a~39hは、複数の流量制御弁30a~30bの前後差圧を所定差圧(以降、目標補償差圧という)に保持する。これにより、例えば2つのアクチュエータを同時に駆動する複合操作時に、アクチュエータの負荷圧の大小関係にかかわらず、各流量制御弁の開口面積に応じた比率で、油圧ポンプ26からの圧油を2つのアクチュエータに分配することができる。
各圧力補償弁の目標補償差圧は、ロードセンシング差圧Plsとなるように設定されている。詳しく説明すると、圧力補償弁の一方側受圧部には、対応する流量制御弁の上流側の圧力が導入され、圧力補償弁の他方側受圧部には、対応する流量制御弁の下流側の圧力(詳細には、対応するアクチュエータの負荷圧)と差圧検出弁36からのロードセンシング差圧Plsが導入されている。そして、流量制御弁の前後差圧がロードセンシング差圧Plsより大きければ、圧力補償弁は、開口面積が減少する方向に作動する。これにより、対応する流量制御弁の前後差圧がロードセンシング差圧Plsとなるように制御する。
上述したように各圧力補償弁の目標補償差圧がロードセンシング差圧Plsとなるように設定することにより、次のような効果を得ることができる。例えば2つのアクチュエータを同時に駆動する複合操作時に、油圧ポンプ26の吐出流量が不足する状態(以降、サチュレーションという)が生じた場合に、サチュレーションの程度に応じてロードセンシング差圧Plsが低下し、これに伴って各圧力補償弁の目標補償差圧が低下する。そのため、各流量制御弁の開口面積に応じた比率で、油圧ポンプ26からの圧油を2つのアクチュエータに再分配することができる。
また、エンジン25の回転数を下げた場合に、目標差圧生成回路34の目標差圧Paが低下し、これに伴って各圧力補償弁の目標補償差圧が低下する。そのため、各流量制御弁の要求流量が減少する。したがって、エンジン25の回転数を下げた場合の微操作性を向上することができる。
しかし、上述した構成では、2つのアクチュエータの負荷圧の差が特に大きくなる複合操作でサチュレーションが生じた場合に、低負荷圧側のアクチュエータに対応する圧力補償弁がストロークエンドに達しても開いているため、油圧ポンプ26からの圧油の大部分が低負荷圧側のアクチュエータに供給されてしまう可能性がある。具体例を用いて説明する。
例えば、油圧ショベルが上り坂を走行しているときに作業装置4の姿勢を変えることを意図して、走行モータ9a,9bと、ブームシリンダ20、アームシリンダ21、及びバケットシリンダ22のうちのいずれかの油圧シリンダを同時に駆動する複合操作では、走行モータの負荷圧が高く、走行モータの負荷圧と油圧シリンダの負荷圧との差が特に大きくなる。そして、低負荷圧側の油圧シリンダに対応する圧力補償弁がストロークエンドに達しても開いているため、油圧ポンプ26からの圧油の大部分が油圧シリンダに供給されてしまう可能性がある。そのため、高負荷圧側の走行モータに必要な量の圧油が確保されず、走行モータが減速又は停止する可能性がある。
そこで、本実施形態の油圧駆動装置は、圧力補償弁39a~39hのうち、ブームシリンダ20、アームシリンダ21、及びバケットシリンダ22に対応する圧力補償弁39e~39gのみの上流側の油路部分に配置された切換弁46と、切換弁46の開度(開口面積)を可変制御するためのパイロット圧を生成して出力する電磁比例弁47と、走行パイロット圧検出用のシャトル弁48a~48cと、車体の傾斜度(詳細には、前後方向における下部走行体1の傾斜度)を検出する傾斜センサ49と、傾斜センサ49で検出された車体の傾斜度に応じて電磁比例弁47を制御するコントローラ50とを更に備える。
シャトル弁48aは、パイロット弁33aの走行パイロット圧aとパイロット弁33bの走行パイロット圧bを入力し、それらのうちの高い方を選択して出力する。シャトル弁48bは、パイロット弁33cの走行パイロット圧cとパイロット弁33dの走行パイロット圧dを入力し、それらのうちの高い方を選択して出力する。シャトル弁48cは、シャトル弁48aで選択されたパイロット圧とシャトル弁48bで選択されたパイロット圧を入力し、それらのうちの高い方を選択して出力する。
コントローラ50は、傾斜センサ49で検出された車体の傾斜度の増加に応じて、電磁比例弁47への指令電流を徐々に増加させる。電磁比例弁47は、シャトル弁48cからの走行パイロット圧を元圧として用い、コントローラ50からの指令電流に応じてパイロット圧を生成して出力する。元圧として用いる走行パイロット圧が一定である場合を想定すれば、電磁比例弁47は、図3で示すような特性を有する。すなわち、車体の傾斜度の増加に応じて、電磁比例弁47のパイロット圧(出力圧)が徐々に増加するようになっている。
切換弁46は、図4で示すような特性を有する。すなわち、電磁比例弁47の出力圧の増加に応じて、切換弁46の開度(開口面積)が徐々に減少するようになっている。そのため、走行用の操作装置32aが操作されていない場合に、切換弁46は全開状態となる。一方、走行用の操作装置32aが操作された場合に、切換弁46は絞り状態となって、その開度が小さくなる。これにより、走行モータ9a,9bと、ブームシリンダ20、アームシリンダ21、及びバケットシリンダ22のうちのいずれかの油圧シリンダを同時に駆動する複合操作でサチュレーションが生じた場合に、低負荷圧側の油圧シリンダに供給される圧油の流量を抑制して、高負荷圧側の走行モータに必要な量の圧油を確保する。したがって、走行モータの減速又は停止を防止することができる。
走行用の操作装置32aが操作された場合の切換弁46の絞り状態の開度は、電磁比例弁47の出力圧、すなわち、車体の傾斜度に応じて可変する。これにより、車体の傾斜度に応じて走行モータの負荷圧が増加しても、切換弁46の絞り状態の開度を減少させるので、走行モータと油圧シリンダの流量バランスの変化を抑えることができる。したがって、車体の傾斜度による複合操作性の変化を抑えることができる。
なお、上記一実施形態において、油圧駆動装置は、圧力補償弁39a~39hのうち、ブームシリンダ20、アームシリンダ21、及びバケットシリンダ22に対応する圧力補償弁39e~39gのみの上流側の油路部分(詳細には、油圧ポンプ26の吐出流路の一部であって、圧力補償弁39eが配置された並列油路の分岐位置より上流側の油路部分)に配置された1つの切換弁46を備えた場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、圧力補償弁39e~39gの上流側又は下流側の油路部分(詳細には、圧力補償弁39e~39gがそれぞれ配置された3つの並列油路)にそれぞれ配置された3つの切換弁を備えてもよい。
また、例えば、油圧駆動装置は、圧力補償弁39a~39hのうち、スイングシリンダ16、ブームシリンダ20、アームシリンダ21、及びバケットシリンダ22に対応する圧力補償弁39d~39gのみの上流側の油路部分(詳細には、油圧ポンプ26の吐出流路の一部であって、圧力補償弁39dが配置された並列油路の分岐位置より上流側の油路部分)に配置された1つの切換弁を備えてもよい。あるいは、例えば、圧力補償弁39d~39gの上流側又は下流側の油路部分(詳細には、圧力補償弁39d~39gがそれぞれ配置された4つの並列油路)にそれぞれ配置された4つの切換弁を備えてもよい。
また、例えば、油圧駆動装置は、圧力補償弁39a~39hのうち、ブレードシリンダ11、スイングシリンダ16、ブームシリンダ20、アームシリンダ21、及びバケットシリンダ22に対応する圧力補償弁39c~39gのみの上流側の油路部分(詳細には、油圧ポンプ26の吐出流路の一部であって、圧力補償弁39cが配置された並列油路の分岐位置より上流側の油路部分)に配置された1つの切換弁を備えてもよい。あるいは、例えば、圧力補償弁39c~39gの上流側又は下流側の油路部分(詳細には、圧力補償弁39c~39gがそれぞれ配置された5つの並列油路)にそれぞれ配置された5つの切換弁を備えてもよい。
また、例えば、油圧駆動装置は、圧力補償弁39a~39hのうち、ブレードシリンダ11に対応する圧力補償弁39cのみの上流側の油路部分(詳細には、圧力補償弁39cが配置された並列油路)に配置された1つの切換弁を備えてもよい。
なお、以上においては、本発明の適用対象として油圧ショベルを例にとって説明したが、これに限られず、油圧クレーン等の他の建設機械であってもよい。
1 下部走行体
2 上部旋回体
4 作業装置
9a,9b 走行モータ
11 ブレードシリンダ
15 旋回モータ
16 スイングシリンダ
20 ブームシリンダ
21 アームシリンダ
22 バケットシリンダ
26 油圧ポンプ
30a~30h 流量制御弁
32a~32e 操作装置
37 ポンプ制御装置
39a~39h 圧力補償弁
46 切換弁
47 電磁比例弁
49 傾斜センサ
50 コントローラ

Claims (4)

  1. 可変容量型の油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプから吐出された圧油によって作動する複数のアクチュエータと、
    前記油圧ポンプから前記複数のアクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁と、
    前記複数の流量制御弁を操作するためのパイロット圧を生成して出力する複数の操作装置と、
    前記油圧ポンプの吐出圧が前記複数のアクチュエータの最高負荷圧より目標差圧だけ高くなるように前記油圧ポンプの容量を制御するポンプ制御装置と、
    前記複数の流量制御弁の前後差圧を所定差圧に保持する複数の圧力補償弁とを備え、
    前記複数のアクチュエータは、他のアクチュエータと同時に駆動される複合操作において高負荷圧側となる走行モータを含み、
    前記複数の圧力補償弁は、開口面積減少方向のストロークエンドにおいて全閉しないように構成された、建設機械の油圧駆動装置において、
    前記複数の圧力補償弁のうち前記他のアクチュエータに対応する圧力補償弁の上流側又は下流側に配置された切換弁と、
    車体の傾斜度を検出する傾斜センサと、
    前記傾斜センサで検出された前記車体の傾斜度に応じて前記切換弁を制御するコントローラとを備え、
    前記コントローラは、前記複数の操作装置のうち前記走行モータに対応する特定の操作装置が操作されたときに、前記特定の操作装置が操作されない場合と比べて前記切換弁の開度が小さくなるように前記切換弁を制御すると共に前記傾斜センサで検出された前記車体の傾斜度が増加するほど前記切換弁の開度が小さくなるように前記切換弁を制御することを特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
  2. 請求項1に記載の建設機械の油圧駆動装置において、
    前記切換弁の開度を可変制御するためのパイロット圧を生成して出力する電磁比例弁を備え、
    前記コントローラは、前記傾斜センサで検出された前記車体の傾斜度に応じて前記電磁比例弁を制御することを特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
  3. 請求項2に記載の建設機械の油圧駆動装置において、
    前記電磁比例弁は、前記特定の操作装置で生成されたパイロット圧を元圧として用い、前記コントローラからの指令電流に応じて、前記切換弁の開度を可変制御するためのパイロット圧を生成することを特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
  4. 請求項1に記載の建設機械の油圧駆動装置において、
    前記他のアクチュエータは、前記車体に連結された作業装置を駆動させる油圧シリンダであることを特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
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