JP7319406B2 - 提供装置、提供方法及び提供プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、提供装置、提供方法及び提供プログラムに関する。
従来、プリペイドICカードや、端末装置を用いて電子的な決済を行う場面において、所定のコンテンツを出力する技術が知られている。例えば、店舗端末が、利用者により指定されたサウンドデータをICカードから取得し、取得したサウンドデータを決済処理において出力する技術が提案されている。
特開2005-44183号公報
しかしながら、上記の従来技術では、決済に対応する適切な音を出力できるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、利用者の好みの決済の確認音を出力することができるだけであり、決済に対応する適切な音を出力できるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、決済に対応する適切な音を出力する提供装置、提供方法及び提供プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る提供装置は、所定の決済手段を用いた決済を検出する検出部と、前記検出部により検出された決済に関連する決済関連情報に基づいて、当該決済に応じて出力される音を示す音情報を提供する提供部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、決済に対応する適切な音を出力できるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。 図2は、第2の実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る事業者情報データベースの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態〕
〔1-1.第1の実施形態における提供処理の一例〕
図1を用いて、本実施形態の提供装置等により実現される第1の実施形態に係る提供処理について説明する。図1は、第1の実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。なお、図1では、本実施形態に係る提供装置の一例である決済サーバ10によって、第1の実施形態に係る提供処理などが実現されるものとする。
図1に示すように、実施形態に係る提供システム1は、決済サーバ10と、利用者端末100と、事業者端末200とを含む。決済サーバ10、利用者端末100及び事業者端末200は、ネットワークN(例えば、図3参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した提供システム1には、複数台の決済サーバ10、複数台の利用者端末100及び複数台の事業者端末200が含まれていてもよい。
図1に示す決済サーバ10は、提供処理を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、決済サーバ10は、利用者端末100を用いる電子決済において出力される音を示す音情報を提供する。
また、決済サーバ10は、利用者端末100を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供する。例えば、決済サーバ10は、取引対象の提供者や取引対象が提供される利用者の口座を管理しており、利用者からの決済要求に従って、口座間において電子マネーの移行等を行うことで、各種決済を実現する。なお、電子マネーとは、例えば、各種企業が独自に用いるポイントや通貨等であってもよく、日本円やドル等の国家により提供される貨幣を電子的に取引可能としたものであってもよい。
図1に示す利用者端末100は、利用者によって利用される情報処理装置である。利用者端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC(Personal Computer)、デスクトップPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、利用者端末100は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、利用者端末100がスマートフォンである場合を示す。
図1に示す事業者端末200は、利用者に取引対象を提供する事業者によって利用される情報処理装置である。事業者端末200は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC、デスクトップPC、携帯電話機、PDA等により実現される。また、事業者端末200は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、事業者端末200がノート型PCである場合を示す。
なお、利用者端末100及び事業者端末200は、所定の情報処理を実現する制御情報を決済サーバ10から受け取った場合には、制御情報に従って情報処理を実現する。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、決済サーバ10から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
〔1-1-1.利用者端末100を用いた決済について〕
ここで、決済サーバ10が実行する提供処理に先立ち、利用者端末100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報C1を示す2次元コードを用いて、利用者Uが利用者端末100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者が任意の利用者端末100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報C1は、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
例えば、利用者Uが店舗Aにて各種の商品やサービスといった決済対象(取引対象)の利用や購入に伴う決済を行う場合、利用者Uは、利用者端末100に予めインストールされた決済用のアプリケーション(以下、単に「決済アプリ」と記載する場合がある)を起動する。そして、利用者Uは、決済アプリを介して、店舗Aに設置された店舗識別情報C1を撮影する。このような場合、利用者端末100は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者U或いは店舗Aの店員から決済金額の入力を受け付ける。そして、利用者端末100は、利用者Uを識別する利用者識別情報と、店舗識別情報C1(若しくは、店舗識別情報C1が示す情報、すなわち、店舗Aを示す情報(例えば、店舗ID))と、決済金額とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。
このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者Uの口座から、店舗識別情報C1が示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ10は、決済が完了した旨の通知を利用者端末100へと送信する。このような場合、利用者端末100は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
なお、利用者端末100を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、利用者端末100を用いた決済は、店舗Aに設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、利用者端末100は、利用者Uを識別するための利用者識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗Aに設置された店舗端末は、利用者端末100に表示された利用者識別情報を読み取り、利用者識別情報(若しくは、利用者識別情報が示す情報、すなわち、利用者Uを示す情報(例えば、利用者ID))と、決済金額と、店舗Aを識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者Uの口座から、店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗Aの店舗端末或いは利用者端末100に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声(決済音)を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
また、利用者端末100を用いた決済は、利用者Uが予め電子マネーをチャージした口座から店舗Aの口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者Uが予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、利用者端末100は、店舗Aの口座に対して決済金額の電子マネーを移行させるとともに、利用者Uのクレジットカードの運用会社に対し、決済金額を請求してもよい。
〔1-1-2.第1の実施形態の概要について〕
ここで、従来、プリペイドICカードや、端末装置を用いて電子的な決済を行う場面において、所定のコンテンツを出力する技術として、店舗端末が、利用者により指定されたサウンドデータをICカードから取得し、取得したサウンドデータを決済処理において出力する技術が知られている。しかしながら、このような技術では、利用者の好みの決済の確認音を出力することができるだけであり、決済に対応する適切な音を出力できるとは言えない場合がある。
そこで、決済サーバ10は、第1の実施形態に係る提供処理を実行する。以下、図1を用いて、決済サーバ10が実行する提供処理について説明する。なお、以下の説明では、利用者端末100が利用者Uにより利用され、事業者端末200が店舗Aを管理する事業者M1により利用される例を示す。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者Uと同一視し、事業者端末200を事業者M1及び店舗Aと同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者Uを利用者端末100、事業者M1及び店舗Aを事業者端末200と読み替えることもできる。
まず、決済サーバ10は、決済が完了した際に出力させる決済音の設定を事業者M1から受け付ける(ステップSa1)。例えば、決済サーバ10は、上述した決済アプリを用いた決済手法において決済が完了した際に利用者端末100に出力させる決済音と、決済音を出力させる条件とを事業者M1から受け付ける。なお、図1の例において、決済サーバ10は、決済音#1と、決済音#1を出力させる条件「店舗Aに対する決済」とを事業者M1から受け付けたものとする。また、決済サーバ10は、決済音#2と、決済音#2を出力させる条件「店舗Aに対する5000円以上の決済」とを事業者M1から受け付けたものとする。
続いて、店舗Aに来店した利用者Uは、利用者端末100を用いて店舗識別情報C1を読み取る(ステップSa2)。図1の例において、店舗Aが提供する取引対象(商品)を購入する利用者Uが、上述した決済アプリを用いた決済手法により店舗Aに対する決済を行うことを希望したものとする。この場合、利用者Uは、利用者端末100にインストールされた決済アプリを起動し、店舗Aの店頭に設置された店舗識別情報C1を読み取る。
続いて、利用者端末100は、決済金額を入力するための入力画面を表示する(ステップSa3)。例えば、利用者端末100は、店舗Aに対する決済金額を入力するための入力画面を表示する。
続いて、利用者Uは、入力画面に決済金額を入力する(ステップSa4)。例えば、利用者Uは、店舗Aにおいて購入する商品について、事業者M1から提示された価格を入力画面に入力する。
続いて、利用者端末100は、店舗IDと利用者IDと決済金額とを決済サーバ10に通知する(ステップSa5)。例えば、利用者Uが利用者端末100を事業者M1に提示し、入力画面に入力された決済金額と、利用者Uに提供する商品の価格とが一致すると事業者M1により確認された場合、利用者端末100は、利用者Uの操作に応じて、店舗Aの店舗IDと、利用者Uの利用者IDと、入力画面に入力された決済金額とを示す決済情報を決済サーバ10に通知する。
続いて、決済サーバ10は、利用者端末100から通知された決済情報に基づいて、決済処理を実行する(ステップSa6)。例えば、決済サーバ10は、利用者IDが示す利用者Uの口座から、店舗IDが示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
続いて、決済サーバ10は、決済が完了した旨の通知と、出力させる決済音を示す音情報とを利用者端末100に提供する(ステップSa7)。例えば、決済サーバ10は、利用者端末100から通知された決済金額が5000円未満である場合、決済音#1を出力させるための音情報(制御情報)を利用者端末100に提供する。また、決済サーバ10は、利用者端末100から通知された決済金額が5000円以上である場合、決済音#2を出力させるための音情報を利用者端末100に提供する。
続いて、利用者端末100は、決済サーバ10から提供された音情報が示す決済音を出力する(ステップSa8)。例えば、利用者端末100は、決済が完了した旨の画面を表示すると共に、決済サーバ10から提供された音情報が示す決済音を出力する。
以上のように、実施形態に係る決済サーバ10は、事業者から受け付けた決済音を、利用者から受け付けた決済情報に応じて出力させる。これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、事業者が任意に設定した決済音を、利用者からの決済の内容に応じて出し分けることができるため、例えば、事業者が管理する店舗において実施されるキャンペーンや、利用者に付与する特典を示す決済音を、決済金額に応じて利用者に提供することができる。すなわち、実施形態に係る決済サーバ10は、決済に対応する適切な音を出力できる。
また、実施形態に係る決済サーバ10は、事業者が独自に生成したコンテンツを、事業者が管理する店舗の利用者に提供することできるため、例えば、当該店舗の積極的な利用を利用者に促すことができる。
〔1-2.第2の実施形態における提供処理の一例〕
なお、本実施形態に係る音情報は、店舗に設置された店舗識別情報を用いた決済において提供される場合に限られず、店舗端末を用いた決済において提供されてもよい。ここで、図2を用いて、本実施形態の提供装置等により実現される第2の実施形態に係る提供処理について説明する。図2は、第2の実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。なお、図2では、本実施形態に係る提供装置の一例である決済サーバ10によって、第2の実施形態に係る提供処理などが実現されるものとする。
図2に示すように、実施形態に係る提供システム2は、決済サーバ10と、利用者端末100と、事業者端末200とを含む。決済サーバ10、利用者端末100及び事業者端末200は、ネットワークNを介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWANである。なお、図2に示した提供システム2には、複数台の決済サーバ10、複数台の利用者端末100及び複数台の事業者端末200が含まれていてもよい。
図2に示す決済サーバ10及び利用者端末100は、図1に示す提供システム1と同様の構成であるため、説明を省略する。また、図2に示す事業者端末200は、事業者によって利用されるスマートフォンである点を除き、図1に示す提供システム1と同様の構成であるため、説明を省略する。
〔1-2-1.第2の実施形態の概要について〕
以下、図2を用いて、決済サーバ10が実行する提供処理について説明する。なお、以下の説明では、利用者端末100が利用者Uにより利用され、事業者端末200が店舗Aを管理する事業者M1により利用される例を示す。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者Uと同一視し、事業者端末200を事業者M1及び店舗Aと同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者Uを利用者端末100、事業者M1及び店舗Aを事業者端末200と読み替えることもできる。
まず、決済サーバ10は、決済が完了した際に出力させる決済音の設定を事業者M1から受け付ける(ステップSb1)。例えば、決済サーバ10は、上述した決済アプリを用いた決済手法において決済が完了した際に利用者端末100及び事業者端末200に出力させる決済音と、決済音を出力させる条件とを事業者M1から受け付ける。
続いて、事業者M1は、店舗Aに来店した利用者を識別するための利用者識別情報を、事業者端末200を用いて読み取る(ステップSb2)。図2の例において、店舗Aが提供する商品を購入する利用者Uが、上述した決済アプリを用いた決済手法により店舗Aに対する決済を行うことを希望したものとする。この場合、利用者Uは、利用者端末100にインストールされた決済アプリを起動し、利用者Uを識別するための利用者識別情報を示す2次元コード(QRコード(登録商標))を画面上に表示させる。そして、事業者M1は、同様に事業者端末200にインストールされた決済アプリを起動し、利用者端末100に表示された利用者識別情報を読み取る。
続いて、事業者端末200は、決済金額を入力するための入力画面を表示する(ステップSb3)。続いて、事業者M1は、入力画面に決済金額を入力する(ステップSb4)。例えば、事業者M1は、利用者Uが店舗Aにおいて購入する商品の価格を決済金額として入力画面に入力する。
続いて、事業者端末200は、店舗IDと利用者IDと決済金額とを決済サーバ10に通知する(ステップSb5)。例えば、事業者M1が事業者端末200を利用者Uに提示し、入力画面に入力された決済金額と、利用者Uが購入する商品の価格とが一致すると利用者Uにより確認された場合、事業者端末200は、事業者M1の操作に応じて、店舗Aの店舗IDと、利用者Uの利用者IDと、入力画面に入力された決済金額とを示す決済情報を決済サーバ10に通知する。
続いて、決済サーバ10は、事業者端末200から通知された決済情報に基づいて、決済処理を実行する(ステップSb6)。例えば、決済サーバ10は、利用者IDが示す利用者Uの口座から、店舗IDが示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
続いて、決済サーバ10は、決済が完了した旨の通知と、出力させる決済音を示す音情報とを、利用者端末100及び事業者端末200に提供する(ステップSb7)。例えば、決済サーバ10は、事業者端末200から通知された決済情報に対応する決済音を出力させるための音情報を、利用者端末100及び事業者端末200に提供する。
続いて、事業者端末200は、決済サーバ10から提供された音情報が示す決済音を出力する(ステップSb8)。例えば、事業者端末200は、決済が完了した旨の画面を表示すると共に、決済サーバ10から提供された音情報が示す決済音を出力する。
続いて、利用者端末100は、事業者端末200と同様に決済サーバ10から提供された音情報が示す決済音を出力する(ステップSb9)。なお、決済サーバ10は、ステップSb8及びSb9の処理を任意の順で実行させてよい。また、決済サーバ10は、決済音を利用者端末100及び事業者端末200のいずれか一つに出力させてもよい。
以上のように、実施形態に係る決済サーバ10は、店舗端末を用いた決済が行われる場合であっても、事業者が任意に設定した決済音を、利用者からの決済の内容に応じて利用者端末100及び事業者端末200に出力させることができる。すなわち、実施形態に係る決済サーバ10は、決済に対応する適切な音を出力できる。
〔2.決済サーバの構成〕
次に、図3を用いて、決済サーバ10の構成について説明する。図3は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。図3に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100や、事業者端末200等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、事業者情報データベース32と、利用者情報データベース33とを有する。
(口座データベース31について)
口座データベース31は、利用者や事業者の口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、口座データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。図4の例において、口座データベース31は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」といった項目を有する。
「口座ID」は、口座を識別するための識別情報を示す。「所有者情報」は、口座を所有する所有者(利用者や事業者)に関する情報を示し、例えば、所有者を識別するための識別情報(識別子)が格納される。「口座残高」は、利用者や事業者が所有する口座の残高を示す。
すなわち、図4では、口座ID「AID#1」によって識別される口座の所有者の情報が「利用者#1」であり、口座残高が「7800」である例を示す。
(事業者情報データベース32について)
事業者情報データベース32は、事業者に関する各種情報を記憶する。ここで、図5を用いて、事業者情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る事業者情報データベースの一例を示す図である。図5の例において、事業者情報データベース32は、「事業者ID」、「店舗ID」、「口座ID」、「決済音ID」、「決済音情報」といった項目を有する。
「事業者ID」は、事業者を識別するための識別情報を示す。「店舗ID」は、事業者が管理する店舗を識別するための識別情報を示す。「口座ID」は、事業者が所有する口座を識別するための識別情報を示す。「決済音ID」は、事業者が設定した決済音を識別するための識別情報を示す。「決済音情報」は、事業者に関して設定された決済音に関する情報を示し、「決済音」、「提供条件」といった項目を有する。「決済音」は、決済に応じて出力される決済音を示す。なお、図5では、「決済音」に「決済音#1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、任意の形式の音声ファイルや、その格納場所を示すファイルパス名などが格納される。「提供条件」は、「決済音」が示す音声が提供される条件を示す。
すなわち、図5では、事業者ID「MID#1」によって識別される事業者が管理する店舗が店舗ID「SID#1」によって識別され、当該事業者が所有する口座が口座ID「AID#2」によって識別され、当該事業者が設定した決済音「決済音#1」が、提供条件「SID#1への決済」を満たす決済が行われる場合に提供される例を示す。
なお、事業者情報データベース32は、事業者によって設定された決済音情報を記憶してもよく、決済サーバ10の管理者等により設定された決済音情報を記憶してもよい。
(利用者情報データベース33について)
利用者情報データベース33は、決済サーバ10が提供する電子決済サービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図6を用いて、利用者情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。図6の例において、利用者情報データベース33は、「利用者ID」、「決済履歴」、「属性情報」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「決済履歴」は、電子決済サービスを利用して行った決済の履歴を示し、例えば、決済先(事業者)や、決済対象(取引対象)、決済金額などといった情報が格納される。「属性情報」は、電子決済サービスや、その他の各種サービスにおける行動に基づく利用者の属性を示し、例えば、利用者のデモグラフィック属性やサイコグラフィック属性などを示す情報が格納される。
すなわち、図6では、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者の決済履歴が「決済履歴#1」、属性情報が「属性情報#1」である例を示す。
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図3に示すように、受付部41と、検出部42と、決済処理部43と、提供部44とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(受付部41について)
受付部41は、決済に応じて出力される音を示す音情報の設定を受け付ける。例えば、図1の例において、受付部41は、決済アプリを用いた決済手法において決済が完了した際に出力される決済音と、決済音を出力させる条件とを事業者M1から受け付け、事業者情報データベース32に格納する。
また、受付部41は、利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付けてもよい。例えば、図1の例において、受付部41は、店舗Aの店舗IDと、利用者Uの利用者IDと、入力画面に入力された決済金額とを示す決済情報を利用者端末100から受け付ける。
(検出部42について)
検出部42は、所定の決済手段を用いた決済を検出する。例えば、検出部42は、決済サーバ10が提供する電子決済サービスを利用した決済を検出する。具体的な例を挙げると、検出部42は、利用者端末100や事業者端末200から通知される決済情報に基づいて、電子決済サービスを利用した決済を検出する。
また、検出部42は、利用者が利用する端末装置に表示される情報であって当該利用者と紐付けられる情報を、支払先が利用する端末装置が読み取ることにより行われる決済を検出してもよい。例えば、図2の例において、検出部42は、利用者Uが利用者端末100に表示された利用者Uを識別するための利用者識別情報を、事業者端末200が読み取ることにより行われる決済を検出する。
また、検出部42は、利用者が利用する端末装置が、支払先と紐付けられる情報を読み取ることにより行われる決済を検出してもよい。例えば、図1の例において、検出部42は、利用者端末100が、店舗Aの店頭に設置された店舗識別情報C1を読み取ることにより行われる決済を検出する。
(決済処理部43について)
決済処理部43は、受付部41が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する。例えば、図1の例において、決済処理部43は、利用者IDが示す利用者Uの口座から、店舗IDが示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
(提供部44について)
提供部44は、検出部42により検出された決済に関連する決済関連情報に基づいて、当該決済に応じて出力される音を示す音情報を提供する。例えば、提供部44は、検出部42により検出された決済を示す決済情報や、当該決済情報が示す支払元(利用者)に関する情報、当該決済情報が示す支払先(事業者)に関する情報を決済関連情報として収集する。そして、提供部44は、事業者情報データベース32を参照し、収集した決済関連情報に対応する音情報を提供する。
また、提供部44は、決済を行う利用者に関する情報を含む決済関連情報に基づいて、音情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、利用者情報データベース33を参照し、決済情報が示す利用者の属性情報に対応する音情報を提供する。
また、提供部44は、決済を行う利用者による所定の決済手段の利用態様を含む決済関連情報に基づいて、音情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、利用者情報データベース33を参照し、決済情報が示す利用者の決済履歴に対応する音情報を提供する。具体的な例を挙げると、提供部44は、所定の決済手段を用いた決済を行った回数に応じた音情報を提供する。また、提供部44は、所定の決済手段を用いた決済を所定の回数(例えば、10回)行うごとに異なる音情報を提供する。また、提供部44は、所定の決済手段を用いた決済を行った回数に応じて利用者に付与される特典を示す音情報を提供する。
また、提供部44は、決済における支払先に対する所定の決済手段を用いた決済の回数に応じて音情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、利用者情報データベース33を参照し、決済情報が示す事業者に対して、利用者が所定の決済手段を用いた決済を行った回数に応じた音情報を提供する。具体的な例を挙げると、提供部44は、決済情報が示す事業者に対して所定の決済手段を用いた決済を所定の回数行うごとに異なる音情報を提供する。また、提供部44は、決済情報が示す事業者に対し、所定の決済手段を用いた決済を行った回数に応じて利用者に付与される特典を示す音情報を提供する。
また、提供部44は、決済が行われた際の所定の決済手段の利用態様を含む決済関連情報に基づいて、音情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、決済情報や、決済情報が示す利用者の利用者端末100から取得される情報、決済情報が示す事業者の事業者端末200から取得される情報などを、決済が行われた際の所定の決済手段の利用態様として収集し、収集した情報に基づいて音情報を提供する。
また、提供部44は、決済による決済金額に基づいて、音情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、決済情報が示す決済金額が所定の金額以上である場合や、決済金額が所定の金額である場合に、対応する音情報を提供する。具体的な例を挙げると、提供部44は、決済金額が、事業者や決済サーバ10の管理者が提供する特典を付与する条件である金額以上である場合に、特典に対応する音情報を提供する。また、提供部44は、決済金額が、事業者や決済サーバ10の管理者が設定した所定の数字(例えば、ぞろ目(777等)や、語呂合わせなど)、利用者に関連する数字(例えば、誕生日)を含む場合、対応する音情報を提供する。
また、提供部44は、決済における支払先に基づいて、音情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、決済情報が示す支払先(事業者)や、当該支払先が属する団体に対応する音情報を提供する。具体的な例を挙げると、提供部44は、事業者や事業者が属する団体において実施されるキャンペーンを示す音情報を提供する。
また、提供部44は、決済を行う利用者の位置に基づいて、音情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、決済情報が示す利用者が位置するエリア(例えば、イベント会場)に対応する音情報を提供する。
また、提供部44は、決済が行われる日時に基づいて、音情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、決済が行われる日時に対応する期間において実施されるキャンペーンを示す音情報を提供する。また、提供部44は、決済が行われる時間帯に対応する音情報を提供する。
また、提供部44は、決済の対象となる取引対象に関する情報に基づいて、音情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、取引対象や、取引対象の数、取引対象の組み合わせなどに基づいて、対応する音情報を提供する。
また、提供部44は、決済による決済金額、決済における支払先、決済を行う利用者の位置、決済が行われる日時、決済の対象となる取引対象に関する情報の少なくともいずれか1つに基づいて、音情報を提供してもよい。
なお、提供部44は、上記の処理を複数組み合わせ、音情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、決済を行う利用者に関する情報、当該利用者による所定の決済手段の利用態様、決済金額、支払先、当該利用者の位置、決済が行われる日時、決済の対象となる取引対象に基づいて、音情報を提供してもよい。
また、提供部44は、決済における支払先により設定された音を示す音情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部44は、事業者M1により設定された、決済アプリを用いた決済手法において決済が完了した際に出力される決済音と、決済音を出力させる条件に基づいて、音情報を提供する。
また、提供部44は、利用者が利用する端末装置、支払先が利用する端末装置の少なくともいずれか1つに音情報を提供し、当該音情報が示す音を出力させてもよい。例えば、図2の例において、提供部44は、決済が完了した旨の通知と、出力させる決済音を示す音情報とを利用者端末100及び事業者端末200に提供し、決済音を出力させる。
また、提供部44は、利用者が利用する端末装置に音情報を提供し、当該音情報が示す音を出力させてもよい。例えば、図1の例において、提供部44は、決済が完了した旨の通知と、出力させる決済音を示す音情報とを利用者端末100に提供し、決済音を出力させる。
〔3.提供処理のフロー〕
図7を用いて、実施形態に係る決済サーバ10の提供処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、決済サーバ10は、所定の決済手段を用いた決済を検出したか否かを判定する(ステップS101)。所定の決済手段を用いた決済が検知されていない場合(ステップS101;No)、決済サーバ10は、所定の決済手段を用いた決済が検知されるまで待機する。
一方、所定の決済手段を用いた決済が検知された場合(ステップS101;Yes)、決済サーバ10は、検出された決済に関連する決済関連情報を収集する(ステップS102)。続いて、決済サーバ10は、決済関連情報に基づいて、決済に応じて出力される音を示す音情報を提供し(ステップS103)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔4-1.提供装置について〕
上述の実施形態において、決済サーバ10により提供処理が実現される例を示したが、本願に係る提供装置はこのような例に限定されない。例えば、提供処理は、決済サーバ10、並びに、事業者により管理されるサーバ装置(以下、「事業者サーバ」と記載する場合がある)により実現されてもよい。この場合、決済サーバ10は、音情報を利用者端末100に提供し、決済音を出力させる。また、事業者サーバは、音情報を事業者端末200に提供し、決済音を出力させる。
〔4-2.決済手段について〕
上述の実施形態において、検出部42が、決済アプリを用いた決済を検出する例を示したが、検出部42の機能はこのような例に限定されない。例えば、検出部42は、プリペイドカードを用いた決済や、クレジットカードを用いた決済などといった各種の決済を検出してもよい。
また、検出部42は、NFC(Near Field Communication)を利用した決済を検出してもよい。例えば、検出部42は、利用者端末100が、店舗に設置されたNFCタグから店舗識別情報を読み取ることにより行われる決済を検出する。このような決済を行う場合、利用者端末100は、店舗に設置されたNFCタグから、店舗識別情報と共に決済アプリのアプリIDを読み取った後、決済アプリを起動し、当該店舗に対する決済金額の入力を利用者から受け付ける。そして、利用者端末100は、利用者識別情報と、利用者が入力した決済金額と、利用者端末100がNFCタグから読み取った店舗識別情報とを示す決済情報を決済サーバ10に送信する。なお、利用者端末100は、NFCタグから、商品の価格や、店舗への決済金額などの情報を読み取ってもよい。
〔4-3.利用者に提供する音情報について〕
上述の実施形態において、提供部44が、決済音を出力させるための制御情報として音情報を利用者端末100に提供し、決済音を出力させる例を示したが、提供部44の機能はこのような例に限定されない。例えば、提供部44は、利用者端末100に提供された後、決済アプリにおいて利用者が任意に利用可能な決済音を示す音情報を提供してもよい。図1を例にして説明すると、利用者端末100は、決済サーバ10から提供された決済音を決済アプリに設定する操作を利用者Uから受け付けることにより、店舗A以外の店舗において決済アプリを用いた決済が行われた際にも、設定された決済音を出力する。なお、提供部44は、出力された回数に応じて決済音を変更するコンテンツを示す音情報を提供してもよい。
〔4-4.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る決済サーバ10は、受付部41と、検出部42と、決済処理部43と、提供部44とを有する。受付部41は、決済に応じて出力される音を示す音情報の設定を受け付ける。また、受付部41は、利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける。検出部42は、所定の決済手段を用いた決済を検出する。決済処理部43は、受付部41が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する。提供部44は、検出部42により検出された決済に関連する決済関連情報に基づいて、当該決済に応じて出力される音を示す音情報を提供する。また、提供部44は、決済における支払先により設定された音を示す音情報を提供する。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、事業者から受け付けた決済音を、利用者からの決済の内容に応じて出し分けることができるため、決済に対応する適切な音を出力できる。
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、提供部44は、決済を行う利用者に関する情報を含む決済関連情報に基づいて、音情報を提供する。また、提供部44は、決済を行う利用者による所定の決済手段の利用態様を含む決済関連情報に基づいて、音情報を提供する。また、提供部44は、決済における支払先に対する所定の決済手段を用いた決済の回数に応じて音情報を提供する。また、提供部44は、決済が行われた際の所定の決済手段の利用態様を含む決済関連情報に基づいて、音情報を提供する。また、提供部44は、決済による決済金額、決済における支払先、決済を行う利用者の位置、決済が行われる日時、決済の対象となる取引対象に関する情報の少なくともいずれか1つに基づいて、音情報を提供する。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者や決済に関連する各種の情報に基づいて音情報を提供するため、決済に対応する適切な音を出力できる。
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、検出部42は、利用者が利用する端末装置に表示される情報であって当該利用者と紐付けられる情報を、支払先が利用する端末装置が読み取ることにより行われる決済を検出する。そして、提供部44は、利用者が利用する端末装置、支払先が利用する端末装置の少なくともいずれか1つに音情報を提供し、当該音情報が示す音を出力させる。また、検出部42は、利用者が利用する端末装置が、支払先と紐付けられる情報を読み取ることにより行われる決済を検出する。そして、提供部44は、利用者が利用する端末装置に音情報を提供し、当該音情報が示す音を出力させる。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、さまざまな決済手段を用いた決済において適切な音を出力できるため、利便性を向上させることができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る決済サーバ10は、例えば、図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、決済サーバ10を例に挙げて説明する。図8は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が決済サーバ10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、決済サーバ10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した決済サーバ10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
10 決済サーバ
20 通信部
30 記憶部
31 口座データベース
32 事業者情報データベース
33 利用者情報データベース
40 制御部
41 受付部
42 検出部
43 決済処理部
44 提供部
100 利用者端末
200 事業者端末

Claims (9)

  1. 利用者端末、若しくは、店舗端末から、利用者識別情報と店舗識別情報と決済額と含む決済情報を受け付けた場合は、当該決済情報に従った決済を実行する決済制御部と、
    前記決済情報に基づく前記利用者端末を使用する利用者の位置に応じた音であって、前記決済に応じて出力される音を示す音情報を提供する提供部と
    を有することを特徴とする提供装置。
  2. 前記提供部は、
    前記決済を行う利用者による、前記決済情報に従った決済の履歴に基づいて、前記音情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1に記載の提供装置。
  3. 前記提供部は、
    前記決済における支払先に対する決済の回数が所定の回数を超える度に、異なる音を示す前記音情報を提供する
    ことを特徴とする請求項2に記載の提供装置。
  4. 前記提供部は、さらに、
    前記決済による決済金額、前記決済における支払先、前記決済が行われる日時、前記決済の対象となる取引対象に関する情報の少なくともいずれか1つに基づいて、前記音情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1からのうちいずれか一つに記載の提供装置。
  5. 前記提供部は、さらに、
    前記決済における支払先により設定された音を示す前記音情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1からのうちいずれか一つに記載の提供装置。
  6. 前記提供部は、
    利用者が利用する端末装置、支払先が利用する端末装置の少なくともいずれか1つに前記音情報を提供し、当該音情報が示す音を出力させる
    ことを特徴とする請求項1からのうちいずれか一つに記載の提供装置。
  7. 前記提供部は、提供済みの決済音を前記位置以外の位置でも出力する旨の設定を前記利用者から受け付けた場合は、前記利用者端末もしくは前記店舗端末から新たに受け付けた決済情報に基づく決済が実行された場合に、前記提供済みの決済音を提供する
    ことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか一つに記載の提供装置。
  8. コンピュータが実行する提供方法であって、
    利用者端末、若しくは、店舗端末から、利用者識別情報と店舗識別情報と決済額と含む決済情報を受け付けた場合は、当該決済情報に従った決済を実行する決済制御工程と、
    前記決済情報に基づく前記利用者端末を使用する利用者の位置に応じた音であって、前記決済に応じて出力される音を示す音情報を提供する提供工程と
    を含むことを特徴とする提供方法。
  9. 利用者端末、若しくは、店舗端末から、利用者識別情報と店舗識別情報と決済額と含む決済情報を受け付けた場合は、当該決済情報に従った決済を実行する決済制御手順と、
    前記決済情報に基づく前記利用者端末を使用する利用者の位置に応じた音であって、前記決済に応じて出力される音を示す音情報を提供する提供手順と
    をコンピュータに実行させるための提供プログラム。


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