JP7319080B2 - 電磁波透過性金属光沢物品、及び、金属薄膜 - Google Patents

電磁波透過性金属光沢物品、及び、金属薄膜 Download PDF

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Description

本発明は、電磁波透過性金属光沢物品、及び、金属薄膜に関する。
従来、電磁波透過性及び金属光沢を有する部材が、その金属光沢に由来する外観の高級感と、電磁波透過性とを兼ね備えることから、電磁波を送受信する装置に好適に用いられている。
例えば、フロントグリル、エンブレムといった自動車のフロント部分に搭載されるミリ波レーダーのカバー部材に装飾を施した、光輝性と電磁波透過性の双方を兼ね備えた金属光沢物品が求められている。
ミリ波レーダーは、ミリ波帯の電磁波(周波数約77GHz、波長約4mm)を自動車の前方に送信し、ターゲットからの反射波を受信して、反射波を測定、分析することで、ターゲットとの距離や、ターゲットの方向、サイズを計測することができるものである。
計測結果は、車間計測、速度自動調整、ブレーキ自動調整などに利用することができる。
このようなミリ波レーダーが配置される自動車のフロント部分は、いわば自動車の顔であり、ユーザに大きなインパクトを与える部分であるから、金属光沢調のフロント装飾で高級感を演出することが好ましい。しかしながら、自動車のフロント部分に金属を使用した場合には、ミリ波レーダーによる電磁波の送受信が実質的に不可能、或いは、妨害されてしまう。したがって、ミリ波レーダーの働きを妨げることなく、自動車の意匠性を損なわせないために、光輝性と電磁波透過性の双方を兼ね備えた金属光沢物品が必要とされている。
この種の金属光沢物品は、ミリ波レーダーのみならず、通信を必要とする様々な機器、例えば、スマートキーを設けた自動車のドアハンドル、車載通信機器、携帯電話、パソコン等の電子機器等への応用が期待されている。更に、近年では、IoT技術の発達に伴い、従来は通信等行われることがなかった、冷蔵庫等の家電製品、生活機器等、幅広い分野での応用も期待されている。
金属光沢部材に関して、特開2007-144988号公報(特許文献1)には、クロム(Cr)又はインジウム(In)より成る金属被膜を含む樹脂製品が開示されている。この樹脂製品は、樹脂基材と、当該樹脂基材の上に成膜された無機化合物を含む無機質下地膜と、当該無機質下地膜の上に物理蒸着法により成膜された光輝性及び不連続構造のクロム(Cr)又はインジウム(In)よりなる金属皮膜を含む。無機質下地膜として、特許文献1では、(a)金属化合物の薄膜、例えば、酸化チタン(TiO、TiO、Ti等)等のチタン化合物;酸化ケイ素(SiO、SiO等)、窒化ケイ素(Si等)等のケイ素化合物;酸化アルミニウム(Al)等のアルミニウム化合物;酸化鉄(Fe)等の鉄化合物;酸化セレン(CeO)等のセレン化合物;酸化ジルコン(ZrO)等のジルコン化合物;硫化亜鉛(ZnS)等の亜鉛化合物等、(b)無機塗料の塗膜、例えば、シリコン、アモルファスTiO等(その他、上記例示の金属化合物)を主成分とする無機塗料による塗膜が使用されている。
一方、特開2009-298006号公報(特許文献2)には、クロム(Cr)又はインジウム(In)のみならず、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、ニッケル(Ni)をも金属膜として形成することができる電磁波透過性光輝樹脂製品が開示されている。
特開2010-5999号公報(特許文献3)には金属膜層を母材シートに形成し、母材シートに、張力を負荷しつつ、加熱処理を行うことによりクラックを有する電磁波透過性の金属膜加飾シートを製造する方法が記載されている。
特開2007-144988号公報 特開2009-298006号公報 特開2010-5999号公報
しかしながら、従来技術における金属光沢物品は、金属層の反射スペクトルが周波数特性を持つ、すなわち、光の波長ごとに反射率が異なるため、良好な金属調の外観を得ることが困難なことを本発明者らは見出した。
本願発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その課題は、良好な金属調の外観を有する電磁波透過性金属光沢物品を提供することにある。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、金属層を備える電磁波透過性金属光沢物品において、金属層の全光線反射スペクトルにおける反射率の極大値を示す波長を適切な範囲に制御することにより、上記課題を解決できることを見出した。
本発明の電磁波透過性金属光沢物品は、基体と、前記基体上に形成された金属層とを備え、前記金属層の全光線反射スペクトルにおける反射率の極大値が380nm~780nmの範囲にある。
本発明の電磁波透過性金属光沢物品の一態様において、前記金属層は、少なくとも一部において互いに不連続の状態にある複数の部分を含み、前記複数の部分の平均粒径が100~500nmであることが好ましい。
本発明の電磁波透過性金属光沢物品の一態様において、前記基体と前記金属層の間に、酸化インジウム含有層をさらに備えることが好ましい。
本発明の電磁波透過性金属光沢物品の一態様において、前記酸化インジウム含有層は連続状態で設けられていることが好ましい。
本発明の電磁波透過性金属光沢物品の一態様において、前記酸化インジウム含有層は、酸化インジウム(In)、インジウム錫酸化物(ITO)、又はインジウム亜鉛酸化物(IZO)のいずれかを含むことが好ましい。
本発明の電磁波透過性金属光沢物品の一態様において、前記酸化インジウム含有層の厚さは、1nm~1000nmであることが好ましい。
本発明の電磁波透過性金属光沢物品の一態様において、前記金属層の厚さは、20nm~100nmであることが好ましい。
本発明の電磁波透過性金属光沢物品の一態様において、前記金属層の厚さと前記酸化インジウム含有層の厚さとの比(前記金属層の厚さ/前記酸化インジウム含有層の厚さ)は、0.02~100であってもよい。
本発明の電磁波透過性金属光沢物品の一態様は、シート抵抗が、100Ω/□以上であってもよい。
本発明の電磁波透過性金属光沢物品の一態様において、前記複数の部分は島状に形成されていてもよい。
本発明の電磁波透過性金属光沢物品の一態様において、前記金属層は、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉛(Pb)、銅(Cu)、銀(Ag)、又はこれらの合金のいずれかであることが好ましい。
本発明の電磁波透過性金属光沢物品の一態様において、前記基体は、基材フィルム、樹脂成型物基材、ガラス基材、又は金属光沢を付与すべき物品のいずれかであることが好ましい。
本発明の金属薄膜は、基体上に形成された金属薄膜であって、
前記金属薄膜は、20nm~100nmの厚さを有し、全光線反射スペクトルにおける反射率の極大値が380nm~780nmの範囲にある。
本発明の金属薄膜の一態様は、少なくとも一部において互いに不連続の状態にある複数の島状部分を含み、前記複数の島状部分の平均粒径が100~500nmであることが好ましい。
本発明の金属薄膜の一態様において、前記金属薄膜は、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉛(Pb)、銅(Cu)、銀(Ag)、又はこれらの合金のいずれかであることが好ましい。
本発明によれば、良好な金属調の外観を有する電磁波透過性金属光沢物品を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態による電磁波透過性金属光沢物品の概略断面図である。 図2は、本発明の一実施形態による電磁波透過性金属光沢物品の概略断面図である。 図3は、本発明の一実施形態による電磁波透過性金属光沢物品の表面の電子顕微鏡写真である。 図4は、本発明の一実施形態による電磁波透過性金属光沢物品の金属層の膜厚の測定方法を説明するための図である。 図5は、本発明の一実施形態における金属層の断面の透過型電子顕微鏡写真(TEM画像)を示す図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一つの好適な実施形態について説明する。以下においては、説明の便宜のために本発明の好適な実施形態のみを示すが、勿論、これによって本発明を限定しようとするものではない。
<1.基本構成>
図1に、本発明の一実施形態による電磁波透過性金属光沢物品(以下、「金属光沢物品」という。)1の概略断面図を示し、図3に、本発明の一実施形態による金属光沢物品1の表面の電子顕微鏡写真(SEM画像)を示す。また、図5に、本発明の一実施形態における島状構造の金属層12の断面の透過型電子顕微鏡写真(TEM画像)を示す。
金属光沢物品1は、基体10と、基体10の上に形成された、金属層12を含む。
金属層12は基体10の上に形成される。金属層12は少なくとも一部において互いに不連続の状態にある複数の部分12aを含むことが好ましい。金属層12におけるこれらの部分12aは、少なくとも一部において互いに不連続の状態にあり、言い換えれば、少なくとも一部において隙間12bによって隔てられる。隙間12bによって隔てられると、金属光沢物品のシート抵抗は大きくなり、電波との相互作用が低下するため、電波を透過させやすくなり好ましい。これらの各部分12aは金属を蒸着、スパッタ等することによって形成されたスパッタ粒子の集合体であってもよい。
なお、金属層12の構成は少なくとも一部において互いに不連続の状態にある複数の部分12aを含む構成に限定されず、電磁波透過性を確保できる限りにおいて連続的な構成であってもよい。
尚、本明細書でいう「不連続の状態」とは、隙間12bによって互いに隔てられており、この結果、互いに電気的に絶縁されている状態を意味する。電気的に絶縁されることにより、金属光沢物品のシート抵抗が大きくなり、所望とする電磁波透過性が得られやすくなる。すなわち、不連続の状態で形成された金属層12によれば、十分な光輝性が得られやすく、電磁波透過性を確保することも容易になる。不連続の形態は、特に限定されるものではなく、例えば、島状構造、クラック構造等が含まれる。ここで「島状構造」とは、図3に示されているように、金属粒子同士が各々独立しており、それらの粒子が、互いに僅かに離間し又は一部接触した状態で敷き詰められてなる構造である。
クラック構造とは、金属薄膜がクラックにより分断された構造である。
クラック構造の金属層12は、例えば基材フィルム上に金属薄膜層を設け、屈曲延伸して金属薄膜層にクラックを生じさせることにより形成することができる。この際、基材フィルムと金属薄膜層の間に伸縮性に乏しい、即ち延伸によりクラックを生成しやすい素材からなる脆性層を設けることにより、容易にクラック構造の金属層12を形成することができる。
上述のとおり金属層12が不連続となる態様は特に限定されないが、生産性の観点からは島状構造とすることが好ましい。
金属光沢物品1の電磁波透過性は、例えば電波透過減衰量により評価することができる。金属光沢物品1において、実施例の欄に記載の方法で測定したマイクロ波帯域(5GHz)における電波透過減衰量は、10[-dB]以下であることが好ましく、5[-dB]以下であるのがより好ましく、2[-dB]以下であることが更に好ましい。10[-dB]より大きいと、90%以上の電波が遮断されるという問題がある。なお、マイクロ波帯域(1GHz)における電波透過減衰量とミリ波レーダーの周波数帯域(76~80GHz)における電波透過減衰量との間には相関性があり、比較的近い値を示すことから、マイクロ波帯域における電磁波透過性に優れる金属光沢物品は、ミリ波レーダーの周波数帯域における電磁波透過性にも優れる。
金属光沢物品1のシート抵抗も電磁波透過性と相関を有する。金属光沢物品1のシート抵抗は100Ω/□以上であるのが好ましく、この場合マイクロ波帯域(5GHz)における電波透過減衰量は、10~0.01[-dB]程度となる。金属光沢物品のシート抵抗は200Ω/□以上であることがより好ましく、600Ω/□以上であることが更に好ましい。また、特に好ましくは、1000Ω/□以上である。シート抵抗の上限値に特に限定はないが、1015Ω/□以下であることが好ましい。
金属光沢物品1のシート抵抗は、JIS-Z2316-1:2014に従って渦電流測定法により測定することができる。
金属光沢物品1の電波透過減衰量及びシート抵抗は、金属層12の材質や厚さ等により影響を受ける。また、金属光沢物品1が酸化インジウム含有層11を備える場合には酸化インジウム含有層11の材質や厚さ等によっても影響を受ける。
<2.基体>
基体10としては、電磁波透過性の観点から、樹脂、ガラス、セラミックス等が挙げられる。
基体10は、基材フィルム、樹脂成型物基材、ガラス基材、又は金属光沢を付与すべき物品のいずれかであってもよい。
より具体的には、基材フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート(PC)、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリスチレン、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン、ポリシクロオレフィン、ポリウレタン、アクリル(PMMA)、ABSなどの単独重合体や共重合体からなる透明フィルムを用いることができる。
これらの部材によれば、光輝性や電磁波透過性に影響を与えることもない。但し、酸化インジウム含有層11や金属層12を後に形成する観点から、蒸着やスパッタ等の高温に耐え得るものであることが好ましく、従って、上記材料の中でも、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、アクリル、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ABS、ポリプロピレン、ポリウレタンが好ましい。なかでも、耐熱性とコストとのバランスがよいことからポリエチレンテレフタレートやシクロオレフィンポリマー、ポリカーボネート、アクリルが好ましい。
基材フィルムは、単層フィルムでもよいし積層フィルムでもよい。加工のし易さ等から、厚さは、例えば、6μm~250μm程度が好ましい。酸化インジウム含有層11や金属層12との付着力を強くするために、プラズマ処理や易接着処理などが施されてもよい。
基体10が基材フィルムの場合、金属層12は基材フィルム上の少なくとも一部に設ければよく、基材フィルムの片面のみに設けてもよく、両面に設けてもよい。
ここで、基材フィルムは、その表面上に金属層12を形成することができる対象(基体10)の一例にすぎない点に注意すべきである。基体10には、上記のとおり基材フィルムの他、樹脂成型物基材、ガラス基材、金属光沢を付与すべき物品それ自体も含まれる。樹脂成型物基材、及び金属光沢を付与すべき物品としては、例えば、車両用構造部品、車両搭載用品、電子機器の筐体、家電機器の筐体、構造用部品、機械部品、種々の自動車用部品、電子機器用部品、家具、台所用品等の家財向け用途、医療機器、建築資材の部品、その他の構造用部品や外装用部品等が挙げられる。
金属層12は、これら全ての基体上に形成することができ、基体の表面の一部に形成してもよく、基体の表面の全てに形成してもよい。この場合、金属層12を付与すべき基体10は、上記の基材フィルムと同様の材質、条件を満たしていることが好ましい。
<3.酸化インジウム含有層>
また、一実施形態に係る電磁波透過性金属光沢物品1は、図2に示されるように、基体10と金属層12の間に、酸化インジウム含有層11をさらに備えてもよい。酸化インジウム含有層11は、基体10の面に直接設けられていてもよいし、基体10の面に設けられた保護膜等を介して間接的に設けられてもよい。酸化インジウム含有層11は、金属光沢を付与すべき基体10の面に連続状態で、言い換えれば、隙間なく、設けられるのが好ましい。連続状態で設けられることにより、酸化インジウム含有層11、ひいては、金属層12や電磁波透過性金属光沢物品1の平滑性や耐食性を向上させることができ、また、酸化インジウム含有層11を面内ばらつきなく成膜することも容易となる。
このように、基体10と金属層12の間に、酸化インジウム含有層11をさらに備えること、すなわち、基体10の上に酸化インジウム含有層11を形成し、その上に金属層12を形成することによれば、金属層12を不連続の状態で形成しやすくなるため好ましい。そのメカニズムの詳細は必ずしも明らかではないが、金属の蒸着やスパッタによるスパッタ粒子が基体上で薄膜を形成する際には、基体上での粒子の表面拡散性が薄膜の形状に影響を及ぼし、基体の温度が高く、基体に対する金属層の濡れ性が小さく、金属層の材料の融点が低い方が不連続構造を形成しやすいと考えられる。そして、基体上に酸化インジウム含有層を設けることにより、その表面上の金属粒子の表面拡散性が促進されて、金属層を不連続の状態で成長させやすくなると考えられる。
酸化インジウム含有層11として、酸化インジウム(In)そのものを使用することもできるし、例えば、インジウム錫酸化物(ITO)や、インジウム亜鉛酸化物(IZO)のような金属含有物を使用することもできる。但し、第二の金属を含有したITOやIZOの方が、スパッタリング工程での放電安定性が高い点で、より好ましい。これらの酸化インジウム含有層11を用いることにより、基体の面に沿って連続状態の膜を形成することもでき、また、この場合には、酸化インジウム含有層の上に積層される金属層を、例えば、島状の不連続構造としやすくなるため、好ましい。更に、後述するように、この場合には、金属層に、クロム(Cr)又はインジウム(In)だけでなく、通常は不連続構造になり難く、本用途には適用が難しかった、アルミニウム等の様々な金属を含めやすくなる。
ITOに含まれる酸化錫(SnО)の質量比率である含有率(含有率=(SnO/(In+SnO))×100)は特に限定されるものではないが、例えば、2.5wt%~30wt%、より好ましくは、3wt%~10wt%である。また、IZOに含まれる酸化亜鉛(ZnO)の質量比率である含有率(含有率=(ZnO/(In+ZnO))×100)は、例えば、2wt%~20wt%である。酸化インジウム含有層11の厚さは、シート抵抗や電波透過減衰量、生産性の観点から、通常1000nm以下が好ましく、50nm以下がより好ましく、20nm以下が更に好ましい。一方、積層される金属層12を不連続状態としやすくするためには、1nm以上であることが好ましく、確実に不連続状態にしやすくするためには、2nm以上であることがより好ましく、5nm以上であることが更に好ましい。
<4.金属層>
金属層12は基体10上に形成され、全光線反射スペクトルにおける反射率の極大値が380nm~780nmの範囲にある。また、金属層12は少なくとも一部において互いに不連続の状態にある複数の部分12aを含み、複数の部分12aの平均粒径は100~500nmであることが好ましい。
ここで、複数の部分12aの平均粒径とは、複数の部分12aの円相当径の平均値を意味する。複数の部分12aの円相当径とは、複数の部分12aの面積に相当する真円の直径のことである。複数の部分12aの平均粒径は、実施例の欄に記載する方法で測定することができる。
金属層12が良好な金属調の外観を呈するためには、金属層12の全光線反射スペクトルにおける反射率の極大値は、可視光領域周辺にあることが好ましい。なお、以下全光線反射スペクトルにおいて反射率が極大となる波長を「反射ピーク波長」ともいう。金属層12の反射ピーク波長が短すぎると金属光沢物品1が青っぽく見えるようになり、逆に反射ピーク波長が長すぎると金属光沢物品1が赤っぽく見えるようになり、いずれの場合も光沢度が低下し、良好な金属調の外観を得られなくなる。本発明においては金属層12の反射ピーク波長を380nm~780nmの範囲とすることにより、良好な金属調の外観を得ている。金属層12の反射ピーク波長は、400nm~700nmであることがより好ましい。
金属層12の反射ピーク波長は、金属層の材質や構造によって異なる。金属層12が少なくとも一部において互いに不連続の状態にある複数の部分12aを含む場合には、金属層12の反射ピーク波長は当該複数の部分12aの平均粒径によって異なり、複数の部分12aの平均粒径が小さくなると反射ピーク波長は短くなり、複数の部分の平均粒径が大きくなると反射ピーク波長は長くなる傾向がある。金属層12が少なくとも一部において互いに不連続の状態にある複数の部分12aを含む場合において上記の好適な反射ピーク波長を達成するためには、複数の部分12aの平均粒径を100~500nmとすることが好ましく、150nm~450nmとすることがより好ましい。
また、各部分12a同士の距離は特に限定されないが、通常は10~1000nm程度である。
金属層12は、十分な光輝性を発揮し得ることは勿論、融点が比較的低いものであることが望ましい。金属層12は、スパッタリングを用いた薄膜成長によって形成するのが好ましいためである。このような理由から、金属層12としては、融点が約1000℃以下の金属が適しており、例えば、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉛(Pb)、銅(Cu)、銀(Ag)から選択された少なくとも一種の金属、および該金属を主成分とする合金のいずれかを含むことが好ましい。特に、物質の光輝性や安定性、価格等の理由からAlおよびそれらの合金が好ましい。また、アルミニウム合金を用いる場合には、アルミニウム含有量を50質量%以上とすることが好ましい。
金属層12の厚さは、十分な光輝性を発揮するように、通常20nm以上が好ましく、一方、シート抵抗や電波透過減衰量の観点から、通常100nm以下が好ましい。例えば、20nm~100nmが好ましく、30nm~70nmがより好ましい。この厚さは、均一な膜を生産性良く形成するのにも適しており、また、最終製品である樹脂成形品の見栄えも良い。なお、金属層12の厚さは例えば以下のようにして測定できる。
(金属層の厚さの測定方法)
まず、金属光沢物品から、図4に示すように一辺5cmの正方形領域3を適当に抽出し、該正方形領域3の縦辺及び横辺それぞれの中心線A、Bをそれぞれ4等分することによって得られる計5箇所の点「a」~「e」を測定箇所として選択する。
次いで、選択した測定箇所それぞれにおける、図5に示すような断面画像(透過型電子顕微鏡写真(TEM画像))を測定し、得られたTEM画像から、5個以上の金属部分12aが含まれる視野角領域を抽出する。
5箇所の測定箇所それぞれにおいて抽出された視野角領域における金属層の総断面積を視野角領域の横幅で割ったものを各視野角領域の金属層の厚さとし、5箇所の測定箇所それぞれにおける、各視野角領域の金属層の厚さの平均値を金属層の厚さとする。
また、同様の理由から、金属層12の厚さと酸化インジウム含有層11の厚さとの比(金属層12の厚さ/酸化インジウム含有層11の厚さ)は、0.1~100の範囲が好ましく、0.3~35の範囲がより好ましい。
本実施形態の金属光沢物品には、上述の金属層、及び酸化インジウム含有層の他に、用途に応じてその他の層を設けてもよい。
その他の層としては色味等の外観を調整するための高屈折材料等の光学調整層(色味調整層)、耐湿性や耐擦傷性等の耐久性を向上させるための保護層(耐擦傷性層)、バリア層(腐食防止層)、易接着層、ハードコート層、反射防止層、光取出し層、アンチグレア層等が挙げられる。
<5.金属光沢物品の製造>
金属光沢物品1の製造方法の一例について、説明する。特に説明しないが、基材フィルム10以外の基体を用いた場合についても同様の方法で製造することができる。
基体10上に金属層12を形成するにあたっては、例えば、真空蒸着、スパッタリング等の方法を用いることができる。
また、基体10上に酸化インジウム含有層11を形成する場合には、金属層12の形成に先立ち、酸化インジウム含有層11を、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等によって形成する。但し、大面積でも厚さを厳密に制御できる点から、スパッタリングが好ましい。
尚、基体10と金属層12の間に酸化インジウム含有層11を設ける場合、酸化インジウム含有層11と金属層12の間には、他の層を介在させずに直接接触させるのが好ましい。
<6.金属薄膜>
本実施形態に係る金属薄膜は、基体上に形成された金属薄膜であって、前記金属薄膜は、20nm~100nmの厚さを有し、全光線反射スペクトルにおける反射率の極大値が380nm~780nmの範囲にある。また、本実施形態に係る金属薄膜は、少なくとも一部において互いに不連続の状態にある複数の島状部分を含み、前記複数の島状部分の平均粒径が100~500nmであることが好ましい。
上述の金属層12を、厚さ20nm~100nmに形成し、これのみを金属薄膜として使用することもできる。例えば、基材フィルムのような基体に積層された酸化インジウム含有層11の上に、スパッタリングで金属層12を形成して、金属薄膜付きのフィルムを得る。また、これとは別に、接着剤を基材の上に塗工して接着剤層付きの基材を作製する。金属薄膜付きのフィルムと接着剤層付きの基材を、金属層12と接着剤層が接するように貼り合せ、十分に密着させた後にフィルムと基材を剥離させることで、金属薄膜付きのフィルムの最表面に存在した金属層(金属薄膜)12を接着剤層付きの基材の最表面に転写させることができる。
基体、金属薄膜、及び複数の部分の平均粒径としては、上述の説明をそのまま援用し得る。
<7.金属光沢物品及び金属薄膜の用途>
本実施形態の金属光沢物品1及び金属薄膜は、電磁波透過性を有することから電磁波を送受信する装置や物品及びその部品等に使用することが好ましい。例えば、車両用構造部品、車両搭載用品、電子機器の筐体、家電機器の筐体、構造用部品、機械部品、種々の自動車用部品、電子機器用部品、家具、台所用品等の家財向け用途、医療機器、建築資材の部品、その他の構造用部品や外装用部品等が挙げられる。
より具体的には、車両関係では、インスツルメントパネル、コンソールボックス、ドアノブ、ドアトリム、シフトレバー、ペダル類、グローブボックス、バンパー、ボンネット、フェンダー、トランク、ドア、ルーフ、ピラー、座席シート、ステアリングホイール、ECUボックス、電装部品、エンジン周辺部品、駆動系・ギア周辺部品、吸気・排気系部品、冷却系部品等が挙げられる。
電子機器および家電機器としてより具体的には、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジ、エアコン、照明機器、電気湯沸かし器、テレビ、時計、換気扇、プロジェクター、スピーカー等の家電製品類、パソコン、携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラ、タブレット型PC、携帯音楽プレーヤー、携帯ゲーム機、充電器、電池等電子情報機器等が挙げられる。
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。実施例1~7及び比較例1~3の金属光沢物品を準備し、金属層を構成する複数の部分の平均粒径、反射ピーク波長、光沢度、金属層の厚み(膜厚)、シート抵抗を測定した。なお、基体10としては、基材フィルムを用いた。
20°光沢度は、光輝性に関する評価であり、大きい方が好ましい。
評価方法の詳細は以下のとおりである。
(1)平均粒径
走査型電子顕微鏡(SEM)をもちいて、金属光沢物品の金属層の1.92μm×2.56μmの領域の5万倍のSEM画像を得た。得られたSEM画像から各部分の面積Vを求め、各部分の粒径RをR=2×(V/π)0.5より求め、その平均値を複数の部分の平均粒径とした。なお、平均値を求める際にはRが0.05μm以下であるものはノイズとして無視した。
図3に得られたSEM画像の一例を示す。図3は、実施例3の金属光沢物品の金属層のSEM画像である。
(2)反射ピーク波長
金属光沢物品の基体側に黒テープを貼り合せ、金属層側の面に対して光を照射し、分光光度計U4100((株)日立ハイテクノロジーズ製)を用いて全光線反射光のスペクトルを得た。次いで、得られたスペクトルにおいて波長200nm~2000nmの範囲で反射率が極大となる波長を検出し、反射ピーク波長とした。
(3)20°光沢度
金属光沢物品の基体側に黒テープを貼り合せ、20°光沢度をJIS Z 8741(1997年版)に準拠して測定した。具体的には、PG-IIM(日本電色工業(株)製)を用いて測定を行った。なお、20°光沢度の測定は金属層側の面に対して行った。得られた光沢度の値に応じて、金属光沢物品の光輝性を以下の基準で判断した。
(光輝性の評価基準)
1000超:○(良好)
500~1000:△(やや不良)
500未満:×(不良)
(4)金属層の厚み(膜厚)
透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて先述の方法により金属層の厚み(膜厚)を測定した。
(5)シート抵抗
ナプソン社製非接触式抵抗測定装置NC-80MAP(測定上限:3000Ω/□)を用い、JIS-Z2316に準拠し、渦電流測定法により金属層と酸化インジウム含有層の積層体としてのシート抵抗を測定した。
以下の表1に、評価結果を示す。
Figure 0007319080000001
[実施例1]
基材フィルムとして、三菱樹脂社製PETフィルム(厚さ38μm)を用いた。
先ず、DCマグネトロンスパッタリングを用いて、基材フィルムの面に沿って、5nmの厚さのITO層をその上に直接形成した。ITO層を形成する際の基材フィルムの温度は、130℃に設定した。ITOに含まれる酸化錫(SnО)の含有率(含有率=(SnO/(In+SnO))×100)は10wt%であった。
次いで、交流スパッタリング(AC:40kHz)を用いて、ITO層の上に、アルミニウム(Al)層を形成し、金属光沢物品(金属フィルム)を得た。Al層を形成する際の基材フィルムの温度は、130℃に設定した。
[実施例2~7、比較例1~3]
ITO層の上に、アルミニウム(Al)層を形成する際のスパッタ時間を変更した以外は実施例1と同様にして、実施例2~7、及び比較例1~3の金属光沢物品(金属フィルム)を得た。
実施例1~7の金属光沢物品は、いずれも良好な光輝性を有し、優れた金属調の外観を呈した。
一方、比較例1及び2の金属光沢物品は、金属層の複数の部分の平均粒径が小さく、反射ピーク波長が短く、青っぽい外観を呈し、光沢度が小さく、光輝性に劣った。
また、比較例3の金属光沢物品は、金属層の複数の部分の平均粒径が大きく、反射ピーク波長が長く、赤っぽい外観を呈し、光沢度が小さく、光輝性に劣った。
なお、以上の実施例で特に使用したアルミニウム(Al)以外の金属についても、亜鉛(Zn)、鉛(Pb)、銅(Cu)、銀(Ag)などの比較的融点の低い金属については、同様の手法で不連続構造を形成しうると考えられる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
本発明に係る金属光沢物品は、電磁波を送受信する装置や物品及びその部品等に使用することができる。例えば、車両用構造部品、車両搭載用品、電子機器の筐体、家電機器の筐体、構造用部品、機械部品、種々の自動車用部品、電子機器用部品、家具、台所用品等の家財向け用途、医療機器、建築資材の部品、その他の構造用部品や外装用部品等、意匠性と電磁波透過性の双方が要求される様々な用途にも利用できる。
1 金属光沢物品
10 基体
11 酸化インジウム含有層
12 金属層
12a 部分
12b 隙間

Claims (10)

  1. 基体と、前記基体上に形成された金属層とを備え、
    前記基体と前記金属層の間に、酸化インジウム含有層をさらに備え、
    前記金属層の全光線反射スペクトルにおける反射率の極大値が380nm~780nmの範囲にあり、
    前記金属層の厚さは、20nmより大きく100nm以下である電磁波透過性金属光沢物品。
  2. 前記金属層は、少なくとも一部において互いに不連続の状態にある複数の部分を含み、
    前記複数の部分の平均粒径が100~500nmである請求項1に記載の電磁波透過性金属光沢物品。
  3. 前記複数の部分は島状に形成されている請求項2に記載の電磁波透過性金属光沢物品。
  4. 前記酸化インジウム含有層は連続状態で設けられている請求項1~3のいずれか1項に記載の電磁波透過性金属光沢物品。
  5. 前記酸化インジウム含有層は、酸化インジウム(In)、インジウム錫酸化物(ITO)、又はインジウム亜鉛酸化物(IZO)のいずれかを含む請求項1~4のいずれか1項に記載の電磁波透過性金属光沢物品。
  6. 前記酸化インジウム含有層の厚さは、1nm~1000nmである請求項1~5のいずれか1項に記載の電磁波透過性金属光沢物品。
  7. 前記金属層の厚さと前記酸化インジウム含有層の厚さとの比(前記金属層の厚さ/前記酸化インジウム含有層の厚さ)は、0.02~100である請求項1~6のいずれか1項に記載の電磁波透過性金属光沢物品。
  8. シート抵抗が、100Ω/□以上である請求項1~7のいずれか1項に記載の電磁波透過性金属光沢物品。
  9. 前記金属層は、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉛(Pb)、銅(Cu)、銀(Ag)、又はこれらの合金のいずれかである請求項1~8のいずれか1項に記載の電磁波透過性金属光沢物品。
  10. 前記基体は、基材フィルム、樹脂成型物基材、ガラス基材、又は金属光沢を付与すべき物品のいずれかである請求項1~9のいずれか1項に記載の電磁波透過性金属光沢物品。
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