JP7316378B2 - 溶湯浸漬部材 - Google Patents

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Description

本発明は、アルミニウム等の金属溶湯に浸漬されるヒーターや、熱電対を保護する溶湯浸漬部材に関する。
アルミニウム、アルミニウム合金などの鋳造工程において、金属溶湯を適した温度に加熱保温する金属溶湯保持炉が用いられている。このような金属溶湯保持炉内には、金属溶湯を加熱保温するヒーターや、金属溶湯の温度を検出する熱電対が溶湯浸漬部材に保護されて浸漬されている。
金属溶湯を加熱保温する浸漬ヒーターとして、例えば、L字型の金属溶湯用ヒーターが特許文献1,2に開示されている。特許文献1、2に開示された金属溶湯用ヒーターは、袋管形状の保護部材に設けられた開口部から、その内部に収容された発熱体を出し入れ可能な構成をしている。当該開口部は、蓋体により封止される構成である。
特開2011-85279号公報 特開2013-105553号公報
金属溶湯に浸漬される発熱体は、高温の状況下に長期間にわたって配置されていることから、定期的にメンテナンスを行う必要がある。また、発熱体は、金属溶湯を適切に加熱するために、発熱体の位置調節が必要となる場合がある。
しかしながら、特許文献1に開示された蓋部材は、保護部材の開口部と嵌め合わせする構造や、螺合させる構造であるから、金属溶湯に長期間に渡って浸漬される間に、嵌め合わせ面や、螺合面から金属溶湯が浸入し嵌め合わせ面や、螺合面で固着してしまう。その結果、蓋部材だけでなく、蓋部材と固着した保護部材の開口部を破壊しなければ、保護部材の内部に収容された発熱体を取り出すことができない。また、特許文献2に開示された蓋体は、複数の取付孔が穿設されており、それらの取付孔で発熱体が内蔵された放熱管とネジ固定される構造であるから、金属溶湯に長期間に渡って浸漬される間に、取付孔から金属溶湯が浸入し固着してしまう。その結果、放熱管に内蔵された発熱体を取り出す際には、蓋体だけでなく、蓋体とネジ固定された放熱管を破壊しなければ、発熱体を取り出すことができない。
このように、特許文献1,2に開示された発明では、発熱体を取り出す際に、蓋体だけでなく、蓋体と固着した保護部材や、放熱管を破壊することになり、保護部材や、放熱管を再利用することができない。
さらに、発熱体の全長が1mを超える場合、一方端が閉鎖された袋管形状の保護部材に挿入した発熱体の先端部は視認することが困難であることから、位置調節に時間がかかっていた。
本発明は、上記課題に鑑みて、メンテナンスを容易に行うことができ、また破壊する部位を最小限とする溶湯浸漬部材を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明の溶湯浸漬部材は、金属溶湯に浸漬される溶湯浸漬部材であって、前記金属溶湯に浸漬される端部に開口部が設けられた管状部材と、前記開口部を覆う蓋体と、前記開口部と前記蓋体との間を閉塞するパッキンと、を有することを特徴とする。
この構成により、金属溶湯に浸漬されたヒーター、及び熱電対のメンテナンスや、位置調節を行う際、前記管状部材を破壊することなく、ヒーターや、熱電対のメンテナンスや、位置調節を行うことができる。

本発明の溶湯浸漬部材は、金属溶湯に浸漬されたヒーター、及び熱電対のメンテナンスや、位置調節を行う際、前記管状部材を破壊することなく、前記管状部材に挿入されたヒーターや、熱電対のメンテナンスや、位置調節を行うことができる。
本発明に係る実施形態の溶湯浸漬部材が金属溶湯に配置された状態を示す概略説明図である。 本発明に係る実施形態の溶湯浸漬部材の断面図である。 本発明に係る実施形態の溶湯浸漬部材の部分拡大断面図である。 図3のA部拡大断面図である。 本発明に係る実施形態の溶湯浸漬部材の変形例を説明する断面図である。 図5の部分拡大断面図である。 本発明に係る実施形態の溶湯浸漬部材の別の実施形態を説明する断面図である。
以下、本発明に係る実施形態の溶湯浸漬部材を図1~4に基づいて説明する。図1は本発明に係る実施形態の溶湯浸漬部材が金属溶湯に配置された状態を示す概略説明図である。また、図2は本発明に係る実施形態の溶湯浸漬部材の断面図である。さらに、図3は本発明に係る実施形態の溶湯浸漬部材の部分拡大断面図である。また、図4は、図3のA部拡大断面図である。
本実施形態に係る溶湯浸漬部材10は、金属溶湯Mに浸漬される溶湯浸漬部材10であって、開口部12が設けられた管状部材13と、開口部12を覆う蓋体24と、開口部12と蓋体24との間を閉塞するパッキン31と、を有する。具体的には、図1~4に示す通り、本実施形態に係る溶湯浸漬部材10は、開口部12の内周に雌ねじ11が形成され、蓋体24は、開口部12と螺合する雄ねじ21が形成された軸部22と、軸部22の一方端に、外周方向に突出した頭部23とを備え、パッキン31が、開口部12の端面12aと頭部23の座面23aとの間を閉塞する。
管状部材13は、図2に示すように、円筒状に形成されており、例えば、溶湯保持炉1内の金属溶湯Mに浸漬される一端部側に、内周に雌ねじ11が形成された開口部12が設けられる。また、管状部材13の他端部側は、円形状に開口されており、金属溶湯Mを加熱する発熱素子Hや、金属溶湯Mの温度を検出する検温素子(図示しない)などを挿入することができる。なお、管状部材13に挿入された発熱素子Hの先端部は、リング状の断熱ボード等(図示しない)に挿通された状態で固定されていると好ましい。また、円形状に開口された管状部材13の他端部側には、発熱素子Hと電気的に接続されたリード線が挿通可能な貫通孔が設けられた板状断熱体(図示しない)が配置されていることが好ましい。このような態様であれば、発熱素子Hは管状部材13内に保持される。
ここで、管状部材13は、炭化珪素系セラミックス、窒化珪素系セラミックス、又はサイアロン系セラミックス(SiAlON系セラミックス)などから形成される。窒化珪素系セラミックスは、窒化珪素(Si)を主成分とし、これにイットリウムを含む化合物、マグネシウムを含む化合物、又はアルミニウムを含む化合物の少なくとも1種類以上の化合物を含むことが好ましい。イットリウムを含む化合物として、例えば、Y、YSi、YSi、酸窒化物ガラスなどがある。マグネシウムを含む化合物として、例えば、MgO、MgSiO、MgSiN、酸窒化物ガラスなどがある。アルミニウムを含む化合物としては、Al、AlSiO、酸窒化物ガラス(いわゆるAlON)などがある。その他、窒化珪素と炭化珪素との複合セラミックスなども好適である。
また、管状部材13は、曲げ強度が300MPa以上1200MPa以下であると好ましい。この基準を満たす管状部材13であれば、金属溶湯Mに浸漬させた状態であっても、長期間にわたって安全に使用することが可能となる。なお、管状部材13の曲げ強度は、3点曲げ強度であり、JISR1601に準拠して測定することができる。
管状部材13に挿入される金属溶湯Mを加熱する発熱素子H、例えばヒーターは外部電源と電気的に接続されている。なお、図示しないが、管状部材13に挿入される要素は、金属溶湯Mを加熱する発熱素子Hではなく、金属溶湯Mの温度を検出する検温素子、例えば熱電対を挿入してもよい。
蓋体24は、管状部材13の開口部12と螺合する雄ねじ21が形成された軸部22と、軸部22の一方端に、外周方向に突出した頭部23とが設けられる。軸部22に形成された雄ねじ21と開口部12に形成された雌ねじ11とが螺合することにより、開口部12が封止される。
ここで、蓋体24は、管状部材13より強度が低い材料から形成される。具体的には、蓋体24の強度は10MPa以上100MPa以下であると好ましい。なお、蓋体24の強度は、JISR2213:2005耐火れんがの曲げ強さの試験方法に準拠して測定することができる。発熱素子Hのメンテナンスの際に、蓋体24を管状部材13から取り外しにくい状態であっても、管状部材13を破損させることなく、蓋体24を破壊し、発熱素子Hのメンテナンスを行うことができる。
パッキン31は、開口部12の端面12aと頭部23の座面23aとの間を閉塞する。すなわち、図3に示すように、パッキン31は、開口部12の端面12aと頭部23の座面23aとの間に配置されている。また、パッキン31による開口部12の端面12aと頭部23の座面23aとの間の閉塞性を向上させる観点で、開口部12の端面12aと頭部23の座面23aとの間を閉塞するパッキン31の厚み寸法は、0.1mm以上10mm以下が好ましく、さらにパッキン31の厚み寸法が0.2mm以上5.0mm以下であると好ましい。
パッキン31は、蓋体24の軸部22が管状部材13の開口部12に螺合される前の厚み寸法を基準として、10%以上90%以下の厚み寸法となるまで圧縮されると好ましい。さらに、パッキン31は、蓋体24の軸部22が管状部材13の開口部12に螺合される前の厚み寸法を基準として、30%以上60%以下の厚み寸法となるまで圧縮されるとより好ましい。このような構成により、開口部12の端面12aと頭部23の座面23aとの間は、パッキン31により十分な閉塞性を確保することができる。
このように、パッキン31が、開口部12の端面12aと頭部23の座面23aとの間を閉塞することにより、溶湯浸漬部材10が金属溶湯Mに配置された状態であっても、金属溶湯Mが開口部12と軸部22との螺合面に侵入することはなく、蓋体24と管状部材13とが金属溶湯Mによって固着し一体化することがないから、発熱素子Hのメンテナンスの際に、管状部材13を破損させることなく、蓋体24を取り外すことができる。
ここで、パッキン31は、以下に示すセラミックス繊維ペーパー材料から形成されている。当該セラミックス繊維ペーパー材料として、具体的にはアルミナ、シリカ、ムライト等が挙げられる。パッキン31の密度は、100kg/m以上500kg/m以下であると好ましい。また、パッキン31の常温引張強度は、縦方向及び横方向共に、0.01MPa以上0.3MPa以下であると好ましい。
なお、パッキン31は、中空円形状が好ましく、円弧の幅寸法(すなわち、(外径-内径)/2から算出された寸法)が3mm以上10mm以下とすると、強度や封止性を十分なものとする観点から好ましい。さらに、パッキン31の内径は、蓋体24の軸部22の外径に対して、0.5mm以上5mm以下の間隙を設けられる寸法であると好ましい。
また、溶湯浸漬部材10は、蓋体24の頭部23と管状部材13の開口部12との間に位置するパッキン31により生じた隙間を充填する充填用目地材41を有する。図4に示すように、パッキン31の外径が、蓋体24の頭部23に係る座面23aの外径より小さい場合、パッキン31の外周側に隙間が生じることになる。そこで、充填用目地材41が、その隙間を充填することにより、パッキン31を保護することが可能になる。一方、パッキン31の外径が、頭部23に係る座面23aの外径と同一寸法、または大きい場合、充填用目地材41が蓋体24及びパッキン31の外周を被覆する態様であってもよい。なお、充填用目地材41は、高温下での使用に耐えることが可能であって、金属溶湯Mを吸収し難い素材、例えばアルミナ質のモルタル材が好適である。
さらに、溶湯浸漬部材10は、蓋体24の頭部23の外周面23bと管状部材13の開口部12の端面12aとを被覆する被覆用目地材42を有する。被覆用目地材42が、蓋体24の頭部23の外周面23bと管状部材13の開口部12の端面12aとを被覆することにより、金属溶湯Mの離型性が向上する。なお、被覆用目地材42は、金属溶解される金属、例えば、溶融アルミニウムとの濡れ角が大きい材料、例えばジルコン(ZrSiO)や、窒化ホウ素(BN)質のモルタル材等から形成されるとよい。
本実施形態に係る溶湯浸漬部材10の蓋体24による開口部12の閉塞工程を、以下説明する。
先ず、開口部12の雌めじ11と軸部22の雄ねじ21とを螺合させる。パッキン31は、開口部12の端面12aと頭部23の座面23aとの間に配置されていることにより、パッキン31は、開口部12の端面12aと頭部23の座面23aとの間を閉塞する。ここで、開口部12の端面12aと頭部23の座面23aとの間を閉塞するパッキン31の厚み寸法は、0.1mm以上10mm以下が好ましい。さらに、パッキン31は、蓋体24の軸部22が管状部材13の開口部12に螺合される前の厚み寸法を基準として、10%以上90%以下の厚み寸法となるまで圧縮されるとよい。
次に、蓋体24の頭部23と管状部材13の開口部12との間に位置するパッキン31により生じた隙間に対して、充填用目地材41を充填する。さらに、被覆用目地材42
蓋体24の頭部23の外周面23bと管状部材13の開口部12の端面12aとが全て被覆するように、被覆用目地材42を塗布する。
そして、蓋体24の頭部23の外周面23bと管状部材13の開口部12の端面12aが被覆された溶湯浸漬部材10を、24時間自然乾燥させた後、100℃に加熱した乾燥機内で乾燥させる。
また、本実施形態に係る溶湯浸漬部材10の発熱素子Hのメンテナンスにおける蓋体24の取り外し工程を、以下説明する。
先ず、金属溶湯M内に配置された溶湯浸漬部材10を金属溶湯M外へ引き上げる。
次に、蓋体24の頭部23の外周面23bと管状部材13の開口部12の端面12aとを被覆している被覆用目地材42を取り除く。ここで、被覆用目地材42が、金属溶解される金属、例えば、溶融アルミニウムとの濡れ角が大きい材料から形成されていれば、アルミニウムが固着されにくい。続いて、蓋体24の頭部23と管状部材13の開口部12との間に位置するパッキン31により生じた隙間に充填された充填用目地材41を取り除く。
そして、螺合された蓋体24が取り外し可能な場合、蓋体24の雄ねじを緩め、開口部12から外すことによって、管状部材13内に挿入された発熱素子H等を取り出すことができる。取り出した発熱素子Hの交換作業やメンテナンス作業が終了した後、発熱素子Hは再度、管状部材13内に挿入し、開口部12を蓋体24により封止することができる。すなわち、管状部材13と蓋体24を再利用することができる。
一方、螺合された蓋体24が取り外すことが困難な場合は、蓋体24は、工具を用いて破壊してもよい。ここで、蓋体24は、管状部材13より強度が低い材料から形成されていることより、管状部材13を破損させることなく、蓋体24のみを破壊される消耗部品として取り扱うことができることから、管状部材13は再利用することができる。
発熱素子Hのメンテナンス以外にも、溶湯浸漬部材10内に挿入された発熱素子Hの位置によって、溶湯保持炉1内の金属溶湯Mが適切に加熱できない場合は、上述したように蓋体24を取り外して、発熱素子Hの位置調節を行うことができる。
上述した本実施形態に係る溶湯浸漬部材10の変形例として、図5、6に示すような溶湯浸漬部材50がある。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
溶湯浸漬部材50は、溶湯浸漬部材10と同様に、金属溶湯Mに浸漬される溶湯浸漬部材50であって、開口部52が設けられた管状部材53と、開口部52を覆う蓋体64と、開口部52と蓋体64との間を閉塞するパッキン71と、を有する。
具体的には、図5、6に示す通り、管状部材53は、開口部52の外周に雄ねじ51と外周方向へ延設された段差部54とが形成され、蓋体64は、開口部52を覆う天板部63と、天板部63の周縁部から管状部材53側へ突設し、その内周に開口部52と螺合する雌ねじ61が形成された周壁部62とを備え、パッキン71が、開口部52の段差部54と周壁部62の端面62aとの間を閉塞する。
管状部材53は、図5に示すように、円筒状に形成されており、例えば、溶湯保持炉1内の金属溶湯Mに浸漬される一端部側に、開口部52の外周に雄ねじ51と外周方向へ延設された段差部54とが形成される。また、管状部材53の他端部側は、円形状に開口されており、金属溶湯Mを加熱する発熱素子Hや、金属溶湯Mの温度を検出する検温素子(図示しない)などを挿入することができる。なお、管状部材53の材料や、曲げ強度に関しては、管状部材13と同様な材質、及び曲げ強度であればよい。
蓋体64は、開口部52を覆う天板部63と、天板部63の周縁部から管状部材53側へ突設し、その内周に開口部52と螺合する雌ねじ61が形成された周壁部62とを備える。周壁部62に形成された雌ねじ61と開口部に形成された雄ねじ51とが螺合することにより、開口部52が封止される。なお、蓋体64の材料や、曲げ強度に関しては、蓋体24と同様な材質、及び曲げ強度であればよい。
パッキン71は、開口部52の段差部54と周壁部62の端面62aとの間を閉塞する。すなわち、図6に示すように、パッキン71は、開口部52の段差部54と周壁部62の端面62aとの間に配置されている。また、パッキン71の厚み寸法、材料、形状等は、パッキン31と同様な厚み寸法、材料、形状等であればよい。
また、溶湯浸漬部材50は、溶湯浸漬部材10と同様に、蓋体64の周壁部62と管状部材53の開口部52との間に位置するパッキン71により生じた隙間を充填する充填用目地材81を有する。充填用目地材81は、充填用目地材41と同様な構成であるから、詳細な説明は省略する。
さらに、溶湯浸漬部材50は、蓋体64の周壁部62の端面62aと開口部52の段差部54被覆する被覆用目地材82を有する。被覆用目地材82は、被覆用目地材42と同様な構成であるから、詳細な説明は省略する。
本実施形態の変形例である溶湯浸漬部材50の蓋体64による開口部52の閉塞工程、又は蓋体64の取り外し工程は、溶湯浸漬部材50のそれぞれの工程と同様な工程であるから、詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る溶湯浸漬部材10の変形例である溶湯浸漬部材50は、管状部材53の外周側に雄ねじ51が形成しており、雄ねじ51を形成することは容易であることから、製造コストを低減することできる。また、蓋体64の形状を使用環境や、用途に合わせた形状に設計することが容易である。
本発明の別の実施形態は、図7に示すようなU字型溶湯浸漬部材100がある。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
管状部材131は、その両端部に開口部12・12が形成されている。それら開口部12・12は、それぞれ蓋体24・24により封止される。ここで、パッキン31が、開口部12の端面12aと頭部23の座面23aとの間を閉塞している。なお、充填用目地材により、蓋体24の頭部23と管状部材131の開口部12との間に位置するパッキン31により生じた隙間に充填してもよい。さらに、被覆用目地材により、蓋体24の頭部23の外周面23bと管状部材131の開口部12の端面12aとを被覆してもよい。
例えば、発熱素子Hの両端部が端子と電気的に接続されている図7に示す実施形態では、管状部材131の両端部に開口部12・12が設けられていると、メンテナンスの作業効率や、管状部材131の破損防止率が向上する。さらに、管状部材131の長手寸法が長い実施形態では、管状部材131の両端部に設けられた開口部12・12から、発熱素子Hや、検温素子を効率よく設置し、それらの位置調節を容易にすることができる。
本明細書開示の発明は、各発明や実施形態の構成の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含む。
本発明の実施形態は、上述した直線状や、U字型の溶湯浸漬部材だけでなく、適宜T字型や、L字型の溶湯浸漬部材とすることも可能である。また、本発明の実施形態に係る管状部材は、その端部に開口部が形成された形状であるが、開口部が端部ではなく、外周面に形成されたものでもよい。
1…溶湯保持炉
10、50…溶湯浸漬部材
11、61…雌ねじ
12、52…開口部
12a、62a…端面
13、53、131…管状部材
21、51…雄ねじ
22…軸部
23…頭部
23a…座面
23b…外周面
24、64…蓋体
31、71…パッキン
41、81…充填用目地材
42、82…被覆用目地材
54…段差部
62…周壁部
63…天板部
100…U字型溶湯浸漬部材
H…発熱素子
M…金属溶湯

Claims (8)

  1. 金属溶湯に浸漬される溶湯浸漬部材であって、
    前記金属溶湯に浸漬される端部に開口部が設けられた管状部材と、
    前記開口部を覆う蓋体と、
    前記開口部と前記蓋体との間を閉塞するパッキンと、
    を有し、
    前記開口部の内周に雌ねじが形成され
    前記蓋体は、前記開口部と螺合する雄ねじが形成された軸部と、前記軸部の一方端に、外周方向に突出した頭部とを備え、
    前記パッキンが、前記開口部の端面と前記頭部の座面との間を閉塞することを特徴とする溶湯浸漬部材。
  2. 前記蓋体と前記開口部との間に位置する前記パッキンにより生じた隙間を充填する充填用目地材を有することを特徴とする請求項に記載の溶湯浸漬部材。
  3. 前記頭部の外周面と前記開口部の端面とを被覆する被覆用目地材を有することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の溶湯浸漬部材。
  4. 前記蓋体は、前記管状部材より強度が低い材料から形成されていることを特徴とする請求項1~の何れか一つに記載の溶湯浸漬部材。
  5. 前記パッキンの厚み寸法は、0.1mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項1~の何れか一つに記載の溶湯浸漬部材。
  6. 前記パッキンは、10%以上90%以下の厚み寸法となるまで圧縮されていることを特徴とする請求項1~の何れか一つに記載の溶湯浸漬部材。
  7. 前記管状部材の内部に、金属溶湯を加熱する発熱素子が収容されることを特徴とする請求項1~の何れか一つに記載の溶湯浸漬部材。
  8. 前記管状部材の内部に、金属溶湯の温度を検出する検温素子が収容されることを特徴とする請求項1~の何れか一つに記載の溶湯浸漬部材。
JP2021564267A 2020-09-08 2021-05-10 溶湯浸漬部材 Active JP7316378B2 (ja)

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