JP7315233B2 - 姿勢矯正具 - Google Patents

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本発明は、身体に装着して姿勢を矯正する姿勢矯正具に関する。
従来より、猫背や前屈み姿勢を矯正する姿勢矯正具が知られている。特許文献1には、身体に装着するときに各々左右の腕の付け根に巻き付ける一対のベルトを備え、当該一対のベルトの各々を背中から腹側に巻回してベルトの端部同士を接合する姿勢矯正具が提案されている。この姿勢矯正具では、ベルトの端部同士の接合位置を変更することにより、肩部を後ろに引っ張る力を調節し、胸を張る方向の矯正力を調整している。
特開2014-23759号公報 特許第5315452号公報
猫背や前屈み姿勢になるのは、肩や背中が丸まった姿勢を続けることで肩甲骨が正常な位置よりも身体の前側に出てしまうことが原因の一つである。特許文献1の姿勢矯正具は、胸部から肩部に装着し、前に出た肩甲骨を後ろに引っ張る力で、上体の背筋を矯正するものであった。
一方、人の上半身の重みが腰椎から仙骨に伝わることで骨盤には日常的に負荷が加わっている。このような負荷によって骨盤が身体の後ろに傾くことにより、首や肩甲骨が身体の前に出て、猫背や前屈み姿勢になる場合がある。このような原因による猫背や前屈み姿勢を矯正するためには、後傾した骨盤を矯正する必要がある。更には、出産の際には骨盤が大きく開くが、産後にそれが自然に元の位置に戻るのは難しく、骨盤に歪みやズレが生じた状態が常態化することがある。このような場合も、上体の姿勢の歪みや猫背の原因になるため、骨盤を矯正する必要がある。
従来、これら点で骨盤の矯正を行うことを希望する者は、骨盤矯正ベルトを装着していた。特許文献2には、着用者の正面から背面に亘って環状に延在している状態で骨盤を取り囲む位置に着用される骨盤矯正ベルトが開示されている。このような骨盤矯正ベルトは、延在方向において伸縮性を有しており、身体に装着したときに骨盤を締め付ける。
しかしながら、従来、これらの矯正はそれぞれ個別に行われており、身体全体としての姿勢矯正にはつながらなかった。
本発明は、肩甲骨と骨盤の両方に矯正力を与え、両者を連携させることにより身体全体の姿勢を整えることのできる姿勢矯正具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために成された本発明に係る姿勢矯正具は、
着用者の背中に当接される背当て部と、該着用者の左右でそれぞれ該背当て部から肩、胸及び脇下を巻回して該背当て部に接続される、左右の肩ベルトと、を備える上体固定部と、
前記着用者の腰周りに巻回される、長さ可変に構成された帯状の腰固定部と、
前記背当て部の下部から前記腰固定部の腹側の上部にかけて、前記着用者の左右の側部をそれぞれ斜めに覆い前記上体固定部と前記腰固定部を接続するための、それぞれ長さ可変に構成された左右の連結部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る姿勢矯正具は次のように使用する。まず着用者は、上体固定部の左右の肩ベルトをそれぞれ左右の肩から脇下にかけて巻回させ、背当て部を背中に当てることにより、上体固定部を上体に固定する。
次に、腰固定部を腰回りに巻回し、その長さを調節することにより腰回りを締め付けるようにする。
この上体固定部の固定と腰固定部の巻回は、どちらが先であっても構わない。
その後、着用者の左半身の方において、背当て部の下部から着用者の左側部を覆い、着用者の腹側において腰固定部の上部に接続されるように、左の連結部を斜行させ、上部固定部と腰固定部を接続する。右半身の方においても同様にする。こちらも、左右どちらが先でも構わない。これで本姿勢矯正具の着用を終える。
本発明に係る姿勢矯正具では、背当て部の下部と腰固定部の腹側の上部とを接続する左右の連結部は長さが可変であるため、その長さを適宜に調節することにより、背当て部の下部に下方に引っ張る力を適宜に付与することができる。この背当て部への下方への引張力は、両肩ベルトにより、着用者の体幹に対して両肩甲骨を後方に引っ張る矯正力となる。これにより、猫背や前屈み姿勢を矯正することができる。
また、腰固定部もその長さを調節することにより、骨盤の締め付け力を調整することができる。これにより、骨盤の後傾や広がり等を矯正することができる。
このように、本発明に係る姿勢矯正具では、上体固定部と腰固定部を連結部で連結して両者の矯正力を連携させることにより、身体全体の姿勢を整えることができる。
上記本発明に係る姿勢矯正具において、
前記背当て部は、身体の横方向に伸縮性を有し縦方向に伸縮性を有さないよう構成されることが好ましい。
この構成によれば、背当て部は縦方向に伸縮性を有さないため、連結部を腰固定部に連結したときときの引張力の下方への分力をそのまま背当て部に付与することができ、両肩甲骨に強い矯正力を付与することができる。
一方、背当て部は横方向には伸縮性を有するため、上半身に対して腰を(或いは逆に、腰に対して上半身を)ひねっても(すなわち、垂直軸回りに回転させても)、左右の連結部はその動きに追随して上体固定部と腰固定部の連結状態を維持することができる。
上記本発明に係る姿勢矯正具において、
前記背当て部の下部の左右に挿通孔が設けられており、
前記左右の連結部は、それぞれ、その一端が前記腰固定部の腹側の上部の所定の位置に固定されており、それぞれ、前記挿通孔を通って折り返された他端が前記腰固定部に固定し得るファスナーを備えていることが好ましい。
この構成によれば、本発明に係る姿勢矯正具を着用する際、上体固定部を着用し、腰固定部を腰の周りに巻回した後、その一端が腰固定部の腹側の上部の左右の所定の位置に固定され、背当て部の前記挿通孔を通して折り返された左右の各連結部の他端を着用者の背中から側部に回し、腰固定部の腹側に固定する。
この連結部が備えるファスナーとしては、例えば面ファスナーや穴付きベルト、クリップ、多段ホック等の各種止め具を用いることができる。また、前記挿通孔としては、背当て部の下部に固定されたリング部材を用いることができる。
本発明に係る姿勢矯正具によれば、肩甲骨と骨盤の両方に矯正力を与え、両者を連携させることにより身体全体の姿勢を整えることができる。
本発明の実施形態に係る姿勢矯正具の正面図。 本発明の実施形態に係る姿勢矯正具の背面図。 本発明の実施形態に係る姿勢矯正具の背面図。 図3に示す背当て部の拡大図。 本発明の実施形態に係る姿勢矯正具の使用状態を示す図。 本発明の実施形態に係る姿勢矯正具の着用前後における骨盤周辺のイメージ図。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態に係る姿勢矯正具1について、図1から図4を参照しながら説明する。図1は、姿勢矯正具1の正面図である。図2と図3は、姿勢矯正具1の背面図であり、図2は、引張ベルト31a、31bが骨盤ベルト20に固定されている状態を示し、図3は、引張ベルト31a、31bが骨盤ベルト20に固定されていない状態を示す。図4は、背当て部10の拡大図である。
姿勢矯正具1は、身体への装着状態において、着用者の上体に固定される上体固定部2と、着用者の腰周りに巻回される骨盤ベルト20と、上体固定部2と骨盤ベルト20とに接続される引張ベルト31a、31bと、を備える。上体固定部2は、着用者の背中に当接され、身体の横方向に伸縮性を有し縦方向に伸縮性を有さない背当て部10と、着用者の左右でそれぞれ背当て部10から肩、胸及び脇下を巻回して背当て部10に接続される左右の肩ベルト11a、11bと、を有する。骨盤ベルト20は、本発明の帯状の腰固定部に相当し、長さ可変に構成されている。左右の引張ベルト31a、31bは、本発明の連結部に相当し、長さ可変に構成されている。左右の引張ベルト31a、31bの各々は、身体への装着状態において、背当て部10の下部から着用者の左右の側部を斜めに覆い、骨盤ベルト20の腹側に接続される。
背当て部10は、一方向に伸縮性のある生地(所謂、1WAYの生地)を裁断、縫製することにより、身体の横方向に伸縮性を有し縦方向に伸縮性を有さない構成となっている。背当て部10の下部には、左右の引張ベルト31a、31bの各々を挿通する挿通孔となる長孔が形成された角環12a、12bが取り付けられている。左右の角環12a、12bは、着用時に左右対称となるように、挿通孔の傾きが所定の角度となるように背当て部10に取り付けられる。角環12a、12bは、2つの互いに嵌め合う部材から成り、背当て部10の表側と裏側に配置した対応する部材を、背当て部10の生地を挟むように嵌め合わせることで背当て部10に取り付ける。背当て部10の角環12a、12bの取り付け部分には、補強用の樹脂製の板部材13(図4参照)が内蔵されている。このように、角環12a、12bは、背当て部10の生地部分に固定される。なお、この実施形態では、背当て部10は、身体の横方向に伸縮性を有し縦方向に伸縮性を有さない構成となっているが、縦横の両方向に伸縮性を有さない生地を裁断、縫製して、身体の横方向と縦方向の両方で伸縮性を有さない構成としてもよい。
左右の肩ベルト11a、11bは、各肩ベルト11a、11bの一端が背当て部10の上部に縫着により固定される。背当て部10から左右に延在する肩ベルト11a、11bの他端は、背当て部10の左右の両側縁に縫着により固定される。肩ベルト11a、11bは、両端が背当て部10に固定されることにより、閉じたループ状を成す。肩ベルト11a、11bの長さは、肩甲骨を身体の後ろ側に移動させるために、通常の人体に対する肩掛け状態よりも若干短い寸法にされている。肩ベルト11a、11bは、ループの周方向に伸縮性がある生地を用いることで、肩への装着を容易にするとともに、脇を適度な力で締め付ける。肩ベルト11a、11bの肩から脇に当たる部分には、生地と生地の間にシート状の緩衝材が内蔵されている。緩衝材としてはウレタン、発泡ポリエチレン等が採用できる。
骨盤ベルト20は、帯状に形成され、両端部の表(おもて)面に面ファスナー22a、22bが取り付けられる(図2及び図3参照)。面ファスナー22a、22bはループ状の突起を多数備えたメス型の面ファスナーである。また、骨盤ベルト20の一端の裏(うら)面には、面ファスナー23が取り付けられている(図1参照)。この面ファスナー23は、フック状の突起が多数設けられたオス型の面ファスナーである。そして、面ファスナー23は、骨盤ベルト20の他端の表面の面ファスナー22bに着脱自在である。骨盤ベルト20の裏面の左右対称な所定の位置には、骨盤ベルト20を身体に装着しているときに骨盤ベルト20が身体の上方向にズレるのを防止するための滑り止め部材21a、21bが取り付けられている(図1参照)。骨盤ベルト20は、主に横方向(ベルトの長手方向)に伸縮性のある生地を用いて形成され、着用者が骨盤ベルト20を身体に巻回したときに、ウエストよりも下の骨盤の上部を適度に締め付けることができる。
左右の引張ベルト31a、31bは、それぞれ、一端が骨盤ベルト20の左右対称な位置に縫着により固定されている。そして、その他端には、骨盤ベルト20に固定し得るオス型の面ファスナー32a、32b(図3参照)がそれぞれ取り付けられている。左右の引張ベルト31a、31bの面ファスナー32a、32bが取り付けられた端部は、背当て部10の角環12a、12bに挿通されて折り返される。この面ファスナー32a、32bは、骨盤ベルト20の表面の面ファスナー22a、22bにそれぞれ着脱可能となっている。また、面ファスナー32a、32bが取り付けられた引張ベルト31a、31bの端部の先端には、把持部34a、34bがそれぞれ取り付けられている。着用者は、それぞれ、把持部34a、34bを把持して該引張ベルト31a、31bを引っ張ることで、背当て部10から骨盤ベルト20までの長さを変更することができる。なお、把持部34a、34bは、テープ状の紐の端部同士を合わせて引張ベルト31a、31bの先端に縫着しているためループ状となっている。これにより、着用者は把持部34a、34bのループに指を通して、左右の引張ベルト31a、31bを引っ張ることもできる。このように引張ベルト31a、31bの長さを変更できることから、幅広い体型に対応できる。また、角環12a、12bが、背当て部10の生地に固定されていることから、角環12a、12bで折り返された引張ベルト31a、31bがねじれることがない。このため、着用者が、引張ベルト31a、31bを骨盤ベルト20の腹側まで引っ張るときにねじれを直す手間がかからない。したがって、着用者は姿勢矯正具1の装着をスムーズに行うことができる。
引張ベルト31a、31bの面ファスナー32a、32bの取り付け部分には、ゴム製の補助バンド33a、33bの一端が縫合され、該補助バンド33a、33bの他端は骨盤ベルト20における引張ベルト31a、31bの固定位置に縫合されている。この補助バンド33a、33bにより、背当て部10の角環12a、12bで折り返された左右の引張ベルト31a、31bのそれぞれが背当て部10と骨盤ベルト20との間で閉じたリング状となる。これにより、左右の引張ベルト31a、31bが角環12a、12bから脱落することを防ぐことができる。
この実施形態の姿勢矯正具1の生地としては、着用した時の通気性が良く、一方向に伸縮性のある、所謂1WAYの生地等を採用することが好ましい。具体的な生地としては、縦編みのトリコットを採用することができる。トリコットは、伸縮性を有する編物に分類される生地であり、縦編みのトリコット編機では、横方向には伸縮するが縦方向に伸縮しない生地を編むことができる。このような、生地の編み方による伸縮方向を考慮して姿勢矯正具を構成する各部材の裁断及び縫製を行うことにより、身体への装着時において、所望の方向に伸縮するように各部材を形成できる。なお、姿勢矯正具は、伸縮性を持った生地や素材、例えば、天然繊維、化学繊維より成る織布、網布、不織布あるいはプラスチックフォーム等を単独又は任意に組み合わせて適宜構成することもできる。また、姿勢矯正具は、伸縮性を持った生地や素材だけでなく、縦横方向のいずれの方向にも伸縮しない生地や素材、例えば、伸縮性の低い繊維織物、革、合成皮革等とも任意に組み合わせて適宜構成することもできる。
このような構成の姿勢矯正具1の使用状態について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、姿勢矯正具1の使用状態を示す図であり、(a)は、着用者が引張ベルト31a、31bを引っ張っている様子、(b)は、引張ベルト31a、31bを骨盤ベルト20に固定した状態を正面から見た様子、(c)は、その背面から見た様子、をそれぞれ示している。図6は、姿勢矯正具1の着用前後における骨盤周辺のイメージ図であり、(a)は姿勢矯正具1の着用前で、骨盤軸Aが身体の背側に傾き骨盤が後傾している状態のイメージを示し、(b)は、姿勢矯正具1を着用したことで、骨盤が正しい位置に移動したイメージを示す。なお、図6においては、骨盤をハッチングで示している。
着用者は、左右の腕を左右の肩ベルト11a、11bのそれぞれに通して、各肩ベルト11a、11bを肩に掛ける。続いて、骨盤ベルト20を身体のウエストよりも下の骨盤の上部に巻き回し、骨盤ベルト20の端部を引っ張りながら身体の腹側で合わせる。骨盤ベルト20は、面ファスナー23と面ファスナー22bとを係着することにより着用者の腰部に固定される。このとき、骨盤ベルト20は、着用者の腰部に適度な締付力を与える。次に、着用者は、把持部34a、34bを把持して、引張ベルト31a、31bの端を身体の斜め後ろ側に引っ張り、背当て部10と骨盤ベルト20との間における各引張ベルト31a、31bの長さを調節する(図5(a)参照)。これにより、背当て部10が下方に引っ張られ、左右の肩ベルト11a、11bに肩甲骨を後ろに引っ張る力が与えられる状態となる。引張ベルト31a、31bは、着用者の腹側に亘る延在方向において長さ可変であることから、引張力を長さの変更により調節することができる。
続いて、着用者が手で引っ張った状態の引張ベルト31a、31bを背中から身体の側部を通って腹部に向けて斜めに巻回し、面ファスナー32a、32bを身体の腹側に位置する骨盤ベルト20の面ファスナー22a、22bの上部にそれぞれ係着させる(図5(b)(c)参照)。これにより、左右の引張ベルト31a、31bが骨盤ベルト20に固定され、背当て部10から骨盤ベルト20までの長さが決まる。背当て部10は、身体の横方向には伸縮性を有するため、着用者が上半身に対して腰を(或いは逆に、腰に対して上半身を)ひねっても、動きに追従して横に広がり、着用者に窮屈さを感じさせない。このとき、背当て部10における左右の引張ベルト31a、31bの接続位置も、背当て部10の横の広がりに追随するため、骨盤ベルト20が上体固定部2側に無理に引っ張られることがなく、上体固定部2と骨盤ベルト20の連結状態が維持される。また、背当て部10は、身体の縦方向には伸縮性を有しないことで、斜行する左右の引張ベルト31a、31bによる引張力の下方への分力をそのまま背当て部10に付与することができる。このため、両肩ベルト11a、11bにより、着用者の両肩甲骨を後ろに引っ張る矯正力が付与され続けることとなる。更に、斜行する左右の引張ベルト31a、31bによる引張力の斜め方向の分力は、図6(b)に矢印で示すように、骨盤上部の腹側から斜め上方の背中に向けて付与される。そうすると、図6(a)に示す、後傾していた骨盤が腹側の方に向かって旋回し、図6(b)に示すように、骨盤の位置が正しい位置に矯正される。
なお、上記の実施形態では、連結部が背当て部10の角環12a、12bに挿通されて折り返された引張ベルト31a、31bである例を説明したが、これに限定されない。引張ベルトは、例えば、左右の肩ベルトの一端に各々連設されたものであってもよい。この場合は、左右の肩ベルトに連設された引張ベルト部分を背当て部で互い違いに交差させ、自由端が腰部に巻回した骨盤ベルトの腹側で骨盤ベルトに接続するように構成すればよい。
また、上記の実施形態では、背当て部10の下部に貫通孔を設けるに際し、リング部材である角環12a、12bを背当て部10の生地部分に嵌め合わせる例を説明したが、これに限定されない。貫通孔は、骨盤ベルト20側に設けてもよい。更に、貫通孔を設ける際に背当て部10に固定するリング部材は、孔の形状が三角形、正方形、長方形、D型等のものであってもよい。
1…姿勢矯正具
2…上体固定部
10…背当て部
11a、11b…肩ベルト
12a、12b…角環
13…補強部材
20…骨盤ベルト
21a、21b…滑り止め部材
22a、22b…面ファスナー
23…面ファスナー
31a、31b…引張ベルト
32a、32b…面ファスナー
33a、33b…補助バンド
34a、34b…把持部
A…骨盤軸

Claims (2)

  1. 下部の左右に挿通孔が設けられ着用者の背中に当接される背当て部と、該着用者の左右でそれぞれ該背当て部から肩、胸及び脇下を巻回して該背当て部に接続される、左右の肩ベルトと、を備える上体固定部と、
    前記着用者の腰周りに巻回される、長さ可変に構成された帯状の腰固定部と、
    前記背当て部の下部から前記腰固定部の腹側の上部にかけて、前記着用者の左右の側部をそれぞれ斜めに覆い前記上体固定部と前記腰固定部を接続するための、それぞれ長さ可変に構成された左右の連結部と、
    を備え
    前記左右の連結部は、それぞれ、その一端が前記腰固定部の腹側の上部の所定の位置に固定されており、それぞれ、前記挿通孔を通って折り返された他端が前記腰固定部に固定し得るファスナーを備えている
    ことを特徴とする、姿勢矯正具。
  2. 請求項1に記載の姿勢矯正具において、
    前記背当て部は、身体の横方向に伸縮性を有し縦方向に伸縮性を有さないよう構成される、姿勢矯正具。
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