JP7473213B2 - ベルト - Google Patents

ベルト Download PDF

Info

Publication number
JP7473213B2
JP7473213B2 JP2021003312A JP2021003312A JP7473213B2 JP 7473213 B2 JP7473213 B2 JP 7473213B2 JP 2021003312 A JP2021003312 A JP 2021003312A JP 2021003312 A JP2021003312 A JP 2021003312A JP 7473213 B2 JP7473213 B2 JP 7473213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
wrapping member
inner wrapping
pressure pad
string
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021003312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022108369A (ja
Inventor
和芳 蒲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OPTI LTD.
Original Assignee
OPTI LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OPTI LTD. filed Critical OPTI LTD.
Priority to JP2021003312A priority Critical patent/JP7473213B2/ja
Publication of JP2022108369A publication Critical patent/JP2022108369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7473213B2 publication Critical patent/JP7473213B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Corsets Or Brassieres (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

本発明は、骨盤を構成する腸骨と仙骨との間にある仙腸関節を正常な嵌合状態にするベルトに関する。
特許文献1には、伸縮素材若しくは伸縮加工を施した素材からなる帯状体αの両端に、非伸縮素材若しくは非伸縮加工を施した素材からなる帯状体β若しくは該帯状体βを前記帯状体αより伸縮率の低い伸縮素材若しくは同伸縮加工を施した帯状体βのいずれか一を延設し、骨盤を形成する腸骨の上前腸骨棘の概略下位置の体側を巻回緊締する、長さ調整自在のベルトであって、巻着時、上後腸骨棘と下後腸骨棘との間の領域部分に概略当接する部位に、互いに間隔をおいて配置された左右一対の押圧部材を前記帯状体αの裏面に設けるとともに、該ベルト両端に係止具を設け、前記押圧部材を、人体への押圧方向が矢状面に対し30°~60°の範囲内の角度になるように、人体に接する面が左右押圧部材の中央へ向って低くなる傾斜を有するように形成した仙腸関節包内運動矯正ベルトが開示されている。
特許文献2には、第1ベルトと第2ベルトとを有する骨盤ベルトであって、前記第1ベルトは、伸縮性を有する多孔性基布からなる広幅のベルトであり、前記第2ベルトは、前記第1ベルトの中央部に縫合されるパッドと、前記パッドの両端部にそれぞれ接続する前記第1ベルトよりも低い伸縮性を有する締め付けベルト部とを備えている、手軽に締め付け圧の調整ができる骨盤ベルトであって、前記パッドは、上下端で第1ベルトと縫合され、その左右端には矩形リングが固定されているベルト中央部を構成し、一端が第1ベルトの有端の所定の位置にテープで縫製され、もう一端が矩形リングを貫通し、その先端部にリングを固定している2枚のベルトと、前記ベルトと同様に、一端が第1ベルトの有端部の所定の位置にテープで縫製され、リングを貫通しているベルトを備えている骨盤ベルトが開示されている。
特許第5079446号公報 特許第5618073号公報
特許文献1に記載の発明は、腸骨の後端近傍の上後腸骨棘と下後腸骨棘間を押圧部材で押圧をかけるが、そのかけた押圧を受ける腸骨の前側には巻着したベルトのみであるので、前後方向に大きい腸骨の前側に対する規制が弱いため、腸骨が身体の左右方向のそれぞれの内方へ移動し難いという問題があった。また、高齢者などのベルトを巻着させるときのベルトを引っ張る力の弱い人は十分な押圧を腸骨にかけることが難しいという問題もあった。
特許文献2に記載の発明は、特許文献2の図5に示すように、平面状のパッドは身体の真後ろ部に配設され、そのパッドの左右端である2つの第二起点がベルトの左右端部を引っ張ることにより前記パッドを身体の真後ろ部に押し当てるが、身体の真後ろ部に前記パッドを幅広く押し当てることから腸骨の左右の上後腸骨棘が身体の左右方向のそれぞれの内方へ移動しにくいという問題があり、広がった仙腸関節の間隔が狭くなりにくく仙腸関節の間隔を正常に戻しにくいという問題があった。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、仙腸関節の間隔を正常に戻しやすく、高齢者や女性などの手腕の引っ張る力が弱い人でもしっかりと押圧をかけることができるベルトを提供することを課題とする。
請求項1に記載のベルトは、骨盤を矯正するベルトであって、右側の腸骨の前端部及び/又は後端部に当接する位置にそれぞれ突設した右押圧パッドと、前記右押圧パッドを装着又は連結した非伸縮性又は伸縮性の右内巻着用部材と、左側の腸骨の前端部及び/又は後端部に当接する位置にそれぞれ突設した左押圧パッドと、前記左押圧パッドを装着又は連結した非伸縮性又は伸縮性の左内巻着用部材と、前記右内巻着用部材の後端又は後側の前記右押圧パッドの内方端に連結された右紐帯状部材折り返し具と、前記左内巻着用部材の後端又は後側の前記左押圧パッドの内方端に連結された左紐帯状部材折り返し具と、前記右紐帯状部材折り返し具と前記左紐帯状部材折り返し具との左右方向の間に配設した中紐帯状部材折り返し具と、前記右内巻着用部材と前記左内巻着用部材の外側を巻着可能な外側巻着用部材と、を備え、前記右内巻着用部材の前端部と左内巻着用部材の前端部とを身体の前側で連結可能とし、前記外側巻着用部材を、前記中紐帯状部材折り返し具の右側、前記右紐帯状部材折り返し具の左側、前記左紐帯状部材折り返し具の右側、そして前記中紐帯状部材折り返し具の左側を通して、身体の側部又は前側で左右の前端部を固定可能とすることを特徴とする。
請求項2に記載のベルトは、請求項1において、後側の前記右押圧パッド及び前記左押圧パッドを、前記外側巻着用部材の弛緩又は緊張により、スライドガイドに沿って左右方向にスライドする2つの滑動部それぞれに取り付けたことを特徴とする。
請求項3に記載のベルトは、請求項1又は2において、前記外側巻着用部材の左右前端部を、前記右内巻着用部材及び前記左内巻着用部材にそれぞれ取り付けた係止具に固定、又は、前記左右前端部同士を接続させて固定させることを特徴とする。
請求項4に記載のベルトは、請求項1~3のいずれかにおいて、前記右内巻着用部材、前記左内巻着用部材及び前記外側巻着用部材のうちの少なくとも1つ以上は、1本又は数本の紐状体、あるいは、1本又は数本の幅のある帯状体であることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のベルトは、滑車の原理により外側巻着用部材を左右から前方に引っ張ることにより、引っ張った力より2倍の力で押圧パッドを身体に強く押圧をかけることができ、左右の腸骨の上後腸骨棘近傍及び上前腸骨棘近傍を強く締め付けることができる。これにより、手腕の引っ張る力が弱い高齢者や女性であっても仙腸関節の間隔を容易に正常な位置に戻すことができ、骨盤のアライメント異常を是正すことができる。
また、左右の腸骨の後端部にそれぞれ別個に押圧させる押圧パッドを複数配設した形態の場合は、外側巻着用部材を締め付けていくことにより右内巻着用部材の右紐帯状部材折り返し具と左内巻着用部材の左紐帯状部材折り返し具との間隔を狭くすることができる。これにより、右内巻着用部材に取り付けた後側の押圧パッドが内方向である左方向に移動して腸骨の右側の上後腸骨棘を左方向に移動させ、左内巻着用部材に取り付けた後側の押圧パッドが内方向である右方向に移動して腸骨の左側の上後腸骨棘を右方向に移動させる。これによって、広がった仙腸関節の間隔を効果的に狭くでき、仙腸関節の間隔を正常に戻すことができ、骨盤のアライメント異常を是正するという効果を奏する。
本発明の請求項2に記載のベルトは、後側の右押圧パッド及び左押圧パッドを、外側巻着用部材の弛緩又は緊張により、スライドガイドに沿って左右方向にスライドする2つの滑動部それぞれに取り付けたことにより、後側の右押圧パッド及び左押圧パッドにより左右の腸骨の後端部をそれぞれ内方向により強力に押すことができ容易に移動させることができる。
本発明の請求項3に記載のベルトは、外側巻着用部材を身体に巻着して身体に強固に固定させることができる。
本発明の請求項4に記載のベルトは、右内巻着用部材、左内巻着用部材及び前外側巻着用部材については、いずれも紐状体又は帯状体であればよいという効果を奏する。
本発明のベルトの概要斜視図である。 本発明のベルトの概要平面図である。 図2におけるA部の拡大説明図である。 内側の左右の巻着用部材のみ身体に巻き付けたときのベルトの概要平面図である。 内側と外側の巻着用部材を身体に巻き付けたときのベルトの概要平面図である。 図4におけるB部拡大説明図である。 骨盤の正面視の説明図である。 正面視の骨盤に生じる骨盤のゆるみやずれの症状と押圧方向との関係を示す説明図である。 平面視の骨盤に生じる骨盤のゆるみやずれの症状と押圧方向との関係を示す説明図である。 後側の押圧パッドをスライドさせる形態の平面視の概要説明図である。 図10におけるC部の拡大説明図である。 外側巻着用部材を、右内巻着用部材の前側の右押圧パッドの位置、及び、左内巻着用部材の前側の左押圧パッドの位置に固定させることを可能にした平面視の概要説明図である。 外側巻着用部材を、右内巻着用部材の前側の右押圧パッドから内方の位置、及び、左内巻着用部材の前側の左押圧パッドから内方の位置に固定させることを可能にした平面視の概要説明図である。
本発明のベルト1は、手腕の引っ張る力が弱い高齢者や女性であっても、身体にしっかりと押圧をかけて締め付けることができ、これにより仙腸関節の間隔を効果的に狭くでき、仙腸関節の間隔を正常に戻すことができ、骨盤のゆがみやずれを矯正し骨盤のアライメント異常を是正するものである。
本発明のベルト1は、図1~図3に示すように、骨盤26を矯正するベルト1であって、右側の腸骨20aの前端部及び/又は後端部に当接する位置にそれぞれ突設した右押圧パッド8a、9aと、前記右押圧パッド8a、9aを装着又は連結した非伸縮性又は伸縮性の右内巻着用部材2と、左側の腸骨20bの前端部及び/又は後端部に当接する位置にそれぞれ突設した左押圧パッド8b、9bと、前記左押圧パッド8b、9bを装着又は連結した非伸縮性又は伸縮性の左内巻着用部材3と、前記右内巻着用部材2の後端又は後側の前記右押圧パッド9bの内方端に連結された右紐帯状部材折り返し具7aと、前記左内巻着用部材3の後端又は後側の前記左押圧パッド9bの内方端に連結された左紐帯状部材折り返し具7bと、前記右紐帯状部材折り返し具7aと前記左紐帯状部材折り返し具7bとの左右方向の間に配設した中紐帯状部材折り返し具10と、前記右内巻着用部材2と前記左内巻着用部材3の外側を巻着可能な外側巻着用部材5と、を備え、前記右内巻着用部材2の前端部と左内巻着用部材3の前端部とを身体の前側で連結可能とし、前記外側巻着用部材5を、前記中紐帯状部材折り返し具10の右側、前記右紐帯状部材折り返し具7aの左側、前記左紐帯状部材折り返し具7bの右側、そして前記中紐帯状部材折り返し具10の左側を通して、身体の側部又は前側で左右の前端部を固定可能とするベルト1である。
前記ベルト1は、骨盤26を矯正するベルトである。前記ベルト1は、図1に示すように、身体に巻着する、前記右内巻着用部材2、前記左内巻着用部材3及び前記外側巻着用部材5の紐状体又は帯状体と、前記各巻着用部材2、3、5を連結させる部材である前記中紐帯状部材折り返し具10、前記右紐帯状部材折り返し具7a及び前記左紐帯状部材折り返し具7bを備え、さらに腸骨20に押圧をかける前側の押圧パッド8a、8b、及び/又は、後側の押圧パッド9a、9bを備えている。
右押圧パッド8a、9a、及び、左押圧パッド8b、9bについて説明する。前記右押圧パッド8a、9a、及び、左押圧パッド8b、9bの材質は、非圧縮性又は低圧縮性の材質の合成樹脂、又は合成樹脂と弾性素材を重ね合わせたものなどの押圧を受けたときに変形しない非圧縮性か又は少し凹む低圧縮性のものであればよい。前記右押圧パッド8a、9a、及び、左押圧パッド8b、9bにより腸骨20の前端部及び/又は後端部を押圧すると、変形しない非圧縮性か又は少し凹む低圧縮性により腸骨20にしっかりと押圧をかけることができるので、前記右押圧パッド8a、9a、及び、左押圧パッド8b、9bに加わった押圧力で、上前腸骨棘11と下前腸骨棘12との間の範囲と骨棘13と下後腸骨棘14との間の範囲を、それぞれの内方向に移動させることができる。
前記右押圧パッド8a、9a、及び、左押圧パッド8b、9bは、図4に示すように、前記右内巻着用部材2又は左内巻着用部材3から身体側に突設させている。上前腸骨棘11と下前腸骨棘12との間の範囲に当接する部位に設ける押圧パッド8a、8bの形態は、押圧可能な形態であればいずれの形態でもよいが、好ましくは平面視で前後方向の中央部に傾斜面を形成した凸形状がよく、上後腸骨棘13と下後腸骨棘14との間の範囲に当接する部位に設ける押圧パッド9a、9bの形態は、押圧可能な形態であればいずれの形態でもよいが、好ましくは平面視で後端側の厚みを厚く前端側の厚みを薄くした斜面を形成した形状がよい。押圧パッド8a、8b、9a、9bに斜面を形成させることにより腸骨20の上前腸骨棘11や上後腸骨棘12を押す方向を力が最も伝わる方向にすることができる。
上前腸骨棘11と下前腸骨棘12との間の範囲を押圧する、前記右押圧パッド8a及び前記左押圧パッド8bは、図2や図10に示すように、それぞれ右内巻着用部材2又は左内巻着用部材3に装着されている。上後腸骨棘13と下後腸骨棘14との間の範囲を押圧する前記右押圧パッド9a及び前記左押圧パッド9bは、図2に示すようにそれぞれ右内巻着用部材2又は左内巻着用部材3に装着、あるいは、図11に示すようにそれぞれ滑動部41a、41bに固定されている。
次に、前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3について説明する。前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3に材質は、ポリウレタン、ナイロン、アクリルなどの合成繊維やゴムなどの伸縮性を有する材質から造られ、又は、非伸縮性の骨盤前部連結部材3aは、アミラド繊維、高強力ポリエチレン繊維、高強力ポリアレリート繊維、革等の非伸縮性を有する材質から造られる。好ましいのは、非伸縮性、又は、伸び率が低い伸縮性を有する材質が張力をしっかりと伝えられるのでよい。
前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3は、1本又は数本の紐状体、あるいは、1本又は数本の幅のある帯状体であり、引っ張って押圧をかけるために必要な張力を有するものであればいずれでもよい。
前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3の前端は自由端であり、両者の連結手段31a、31bとして、例えば、図1に示すように前記右内巻着用部材2と前記左内巻着用部材3とを脱着可能な面ファスナーを縫製する形態、又は、前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3のうちの一方の巻着用部材に紐帯状部材折り返し具を縫着させて、他方の巻着用部材は前記一方の巻着用部材の紐帯状部材折り返し具に挿通させてから折り曲げて面ファスナーで固定とする形態(図示なし)などの種々の形態があるが、前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3を脱着可能で連結可能な形態であればいずれでもよい。これにより、前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3の前端部同士を連結することができ身体に締め付けて巻着することができる。
前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3の後端は、図1又は図2に示すように、それぞれ右紐帯状部材折り返し具7a又は左紐帯状部材折り返し具7bが取り付けられている形態、又は、図10又は図11に示すように、それぞれ右押圧パッド9a又は左押圧パッド9bの外方端に連結されている。
また、前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3には、図2に示すように、それぞれ前記右押圧パッド8a、9aが装着され、前記左押圧パッド8b、9bが装着される形態と、図10又は図11に示すように、それぞれ前記右押圧パッド8a又は前記左押圧パッド8bのみが装着される形態がある。
次に、前記右紐帯状部材折り返し具7aについて説明する。前記右紐帯状部材折り返し具7aは、図2又は図3に示すように、前記右内巻着用部材2の後端に連結された形態、あるいは、図10又は図11に示すように、前記右押圧パッド9aの内方端に連結された形態がある。なお、前記右押圧パッド9aは前記滑動部41aと一体的に移動するので、たとえ前記右紐帯状部材折り返し具7aが前記滑動部41aの内方端に連結されていても前記右押圧パッド9aの内方端に連結されたこととしている。いずれの形態にあっても外側巻着用部材5を挿通させ折り返させる。そのため、前記右紐帯状部材折り返し具7aは、前記外側巻着用部材5で強く引っ張っても変形しない剛性体がよく、例えば、四角形状、円状又は楕円状などの金属製のリング状の形態や、螺合で開閉できるリングキャッチなどがある。
次に、前記左紐帯状部材折り返し具7bについて説明する。前記左紐帯状部材折り返し具7bは、図2又は図3に示すように、前記左内巻着用部材3の後端に連結された形態、あるいは、図10又は図11に示すように、前記左押圧パッド9bの内方端に連結された形態がある。なお、前記左押圧パッド9bは前記滑動部41bと一体的に移動するので、たとえ前記左紐帯状部材折り返し具7bが前記滑動部41bの内方端に連結されていても前記左押圧パッド9bの内方端に連結されたこととしている。いずれの形態にあっても外側巻着用部材5を挿通させ折り返させる。そのため、前記左紐帯状部材折り返し具7bは、前記外側巻着用部材5で強く引っ張っても変形しない剛性体がよく、例えば、四角形状、円状又は楕円状などの金属製のリング状の形態や、螺合で開閉できるリングキャッチなどがある。
次に、前記中紐帯状部材折り返し具10について説明する。前記中紐帯状部材折り返し具10は、前記右紐帯状部材折り返し具7aと前記左紐帯状部材折り返し具7bとの間に配設する。
前記中紐帯状部材折り返し具10は、前記中紐帯状部材折り返し具10の孔部に2本分の前記外側巻着用部材5が挿通可能で、それぞれ反対方向に引っ張っても変形しない剛性を有する形態であればいずれでもよく、例えば、四角形状、円状又は楕円状などの金属製のリング状の形態や、螺合で開閉できるリングキャッチなどがある。
次に、外側巻着用部材5について説明する。前記外側巻着用部材5は前記右内巻着用部材2と前記左内巻着用部材3の外側を巻着可能で、身体を巻着可能な長さを有し身体に巻き付ける。前記外側巻着用部材5は、前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3と同じように非伸縮性又は伸縮性を有する。そして、図3又は図11に示すように、前記中紐帯状部材折り返し具10の右側、前記右紐帯状部材折り返し具7aの左側、前記左紐帯状部材折り返し具7bの右側、前記中紐帯状部材折り返し具10の左側の順に貫通させ、身体を巻着可能な長さを有する。
前記外側巻着用部材5の経路は、図2又は図3に示すように、前記中紐帯状部材折り返し具10の右側、前記右紐帯状部材折り返し具7aの左側、前記左紐帯状部材折り返し具7bの右側、前記中紐帯状部材折り返し具10の左側の順に貫通させる第一の経路と、図10又は図11に示すように、スライドガイド40の右端部に取り付けた挿通具42a、前記中紐帯状部材折り返し具10の右側、前記右紐帯状部材折り返し具7aの左側、前記左紐帯状部材折り返し具7bの右側、前記中紐帯状部材折り返し具10の左側、前記スライドガイド40の左端部に取り付けた挿通具42bの順に貫通させる第二の経路がある。いずれにしても第一の経路の範囲は共通している。
そして、前記外側巻着用部材5は、前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3と同じように1本又は数本の紐状体、あるいは、1本又は数本の幅のある帯状体であり、引っ張って押圧をかけるために必要な張力を有するものであればいずれでもよい。
そして、前記外側巻着用部材5の左右端部を、図6、図12又は図13に示すように、方向Pa及び方向Pbに引っ張った後に固定させる。その固定手段は、図1及び図5に示すように、前記左右前端部を接続させて、例えば面ファスナー等の連結手段32a及び面ファスナー等の連結手段32bを用いて固定させる形態、あるいは、図12や図13に示すように、前記左右前端部を、前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3にそれぞれ取り付けた係止具43a、43bのところでそれぞれ緊締して固定する形態がある。
前記係止具43a、43bの取付位置が、図12に示すように、右内巻着用部材2の前側の右押圧パッド8aの位置、及び、左内巻着用部材3の前側の左押圧パッド8bの位置の場合は、前記前側の右押圧パッド8a及び前記前側の左押圧パッド8bを内方から外方に移動させ、図13に示すように、右内巻着用部材2の前側の右押圧パッド8aから内方の位置、及び、左内巻着用部材3の前側の左押圧パッド8bから内方の位置の場合は、前記前側の右押圧パッド8a及び前記前側の左押圧パッド8bを外方から内方に移動させることができる。
次に、後側の前記右押圧パッド9a及び前記左押圧パッド9bのスライドについて説明する。後側の前記右押圧パッド9a及び前記左押圧パッド9bを、図10又は図11に示すように、前記外側巻着用部材5の弛緩又は緊張により、スライドガイド40に沿って左右方向にスライドする2つの滑動部41a、41bそれぞれに取り付けている。前記スライドガイド40と前記滑動部41a、41bとの組み合わせは、例えば、スライドガイド40がスライドレールで滑動部41がスライダーの組み合わせ、又は、スライドガイド40がスライド棒で滑動部41が該スライド棒を嵌入させて摺動するスライダーの組み合わせでもよく、ガイドに案内されてスライド可能な機構であればいずれでもよい。
前記外側巻着用部材5の両端部が力p2a及び力p2bで互いに反対方向に引っ張られると、前記右押圧パッド9a及び前記滑動部41a、並びに、前記左押圧パッド9b及び前記滑動部41bは、左右方向Sでともに内方にスライドする。
次に、前記外側巻着用部材5、前記中紐帯状部材折り返し具10、前記右内巻着用部材2、前記左内巻着用部材3、前記右紐帯状部材折り返し具7a、前記左紐帯状部材折り返し具7bによる機能について説明する。図3、図6又は図11に示すように、前記右内巻着用部材2と前記左内巻着用部材3を身体に巻き付け力p1a及び力p1bでそれぞれ反対方向に引っ張って締め付けた状態(図4に示すような状態)にし、その次に、前記外側巻着用部材5の左右の前端部をそれぞれ反対方向に力p2a及び力p2bで引っ張って締め付ける。
力p2a及び力p2bで引っ張ると、図3に示すように、外側巻着用部材5は方向Fa又は方向Fbに移動する。すると、前記外側巻着用部材5は左右に分かれて前方向Fa1又はFb1に引っ張られて移動するので、これに伴って前記外側巻着用部材5は方向Fa2、Fa3に移動し、同時に方向Fb3、Fb3に移動する。これによって、前記右紐帯状部材折り返し具7aと左紐帯状部材折り返し具7bとの間隔Cの範囲の外側巻着用部材5の長さが短くなり、前記右紐帯状部材折り返し具7aが身体の中央方向Haに移動し前記左紐帯状部材折り返し具7bも身体の中央方向Hbに移動する。
前記右紐帯状部材折り返し具7aが身体の中央方向Haに移動することは押圧パッド9aが内方向である、身体の中央方向に移動することを実現させ、前記左紐帯状部材折り返し具7bが内方向である身体の中央方向Hbに移動することは押圧パッド9bが内方向である身体の中央方向に移動することを実現させる。これにより、右押圧パッド9aと左押圧パッド9bは腸骨20の上後腸骨棘13aと上後腸骨棘13bに強く押圧をかけることができるので、前記上後腸骨棘13aと前記上後腸骨棘13bを身体の中央側に移動させて、仙腸関節の間隔を効果的に狭くでき、仙腸関節の間隔を正常に戻すことができ、骨盤のゆがみやずれを矯正し骨盤のアライメント異常を是正することができる。
また、図3に示すように、前記右内巻着用部材2と前記左内巻着用部材3は身体に巻き付けて締め付けた状態を維持している状態のときに、前記外側巻着用部材5の左右端部をそれぞれ反対方向Fa1とFb1に引っ張ると前記中紐帯状部材折り返し具10を滑車に例えることができ、滑車の原理が働く構成になる。よって、前記右紐帯状部材折り返し具7aと前記左紐帯状部材折り返し具7bには力p2aの約2倍の力、又は、力p2bの約2倍の力で移動させることになり、前記右内巻着用部材2及び前記左内巻着用部材3を力p2aの約2倍の力、又は、力p2bの約2倍の力で締め付けることができ、前記押圧パッド8、9を滑車の原理が適用されない構成の場合に比較して約2倍の押圧力を加えることができる。
これにより、前記上後腸骨棘13aと前記上後腸骨棘13bを内方向である身体の中央側に移動させて、仙腸関節の間隔を効果的に狭くでき、仙腸関節の間隔を正常に戻すことができ、骨盤のゆがみやずれを矯正し骨盤のアライメント異常を是正することができる。また、手腕の引っ張る力が弱い高齢者や女性であっても仙腸関節の間隔を容易に正常な位置に戻すことができ、骨盤のアライメント異常を是正すことができる。
次に、骨盤26の構成について説明する。図7に示すように、骨盤26は仙骨21、寛骨25及び尾骨23から構成され、寛骨25は腸骨20、恥骨24及び座骨22から構成される。そして、仙骨21と腸骨20との境が仙腸関節15である。
前記腸骨20の前端部とは、図7~図9に示すように、上前腸骨棘11と下前腸骨棘12との間の範囲を意味し、前記腸骨20の後端部とは上後腸骨棘13と下後腸骨棘14との間の範囲を意味する。
左右の寛骨25と仙骨21は左右の仙腸関節15a、15bと恥骨24との結合で連結した一つのリングを形成しており、骨盤26の関節のゆがみやずれが生じると寛骨25を構成している腸骨20の上前腸骨棘11と上後腸骨棘13の高さや位置が変化する。よって、上前腸骨棘11と上後腸骨棘13の高さや位置を是正させることによって、仙腸関節の間隔を正常な位置に戻すことができ、骨盤のアライメント異常を是正すことができる。
次に、ベルト1による骨盤矯正について説明する。まず、図4に示すように身体に前記右内巻着用部材2と前記左内巻着用部材3を、前記右押圧パッド8aを腸骨20aの前端部である上前腸骨棘11aと下前腸骨棘12aとの間の範囲に当接させ、前記左押圧パッド8bを腸骨20bの前端部である上前腸骨棘11bと下前腸骨棘12bとの間の範囲に当接させ、前記右押圧パッド9aを腸骨20aの後端部である上後腸骨棘13aと下後腸骨棘14aとの間の範囲に当接させ、前記左押圧パッド9bを腸骨20bの後端部である上後腸骨棘13bと下後腸骨棘14bとの間の範囲に当接させて、締め付ける。
次に、前記外側巻着用部材5を、図3又は図11に示すように引っ張って、図5、図6、図11に示すように締め付ける。この状態にすることにより、図8又は図9に示すように、前記上前腸骨棘11aに対して前記押圧パッド8aが力Taで押圧を加え、前記上前腸骨棘11bに対して前記押圧パッド8bが力Tbで押圧を加え、前記上後腸骨棘13aに対して前記押圧パッド9aが力Qaで押圧を加え、前記上後腸骨棘13bに対して前記押圧パッド9bが力Qbで押圧を加える。
これにより、前記上前腸骨棘11a及び前記上前腸骨棘11bは身体の中央方向に移動し、前記上後腸骨棘13a及び前記上後腸骨棘13bは身体の中央方向及び前方向に移動する。前記上前腸骨棘11a、11b、及び、前記前記上後腸骨棘13a、13bの移動により、上前腸骨棘11a、11bと、上後腸骨棘13a、13bの高さや位置が是正され、仙腸関節15の間隔を正常な位置に戻すことができ、骨盤26のアライメント異常を是正すことができる。
1 ベルト
2 右内巻着用部材
3 左内巻着用部材
5 外側巻着用部材
7a 右紐帯状部材折り返し具
7b 左紐帯状部材折り返し具
8a 右押圧パッド
8b 左押圧パッド
9a 右押圧パッド
9b 左押圧パッド
10 中紐帯状部材折り返し具
11 上前腸骨棘
12 下前腸骨棘
13 上後腸骨棘
14 下後腸骨棘
15 仙腸関節
20 腸骨
21 仙骨
22 座骨
23 尾骨
24 恥骨
25 寛骨
26 骨盤
31 連結手段
32 連結手段
40 スライドガイド
41 滑動部
42 挿通具
43 係止具
C 間隔

Claims (4)

  1. 骨盤を矯正するベルトであって、
    右側の腸骨の前端部及び/又は後端部に当接する位置にそれぞれ突設した右押圧パッドと、
    前記右押圧パッドを装着又は連結した非伸縮性又は伸縮性の右内巻着用部材と、
    左側の腸骨の前端部及び/又は後端部に当接する位置にそれぞれ突設した左押圧パッドと、
    前記左押圧パッドを装着又は連結した非伸縮性又は伸縮性の左内巻着用部材と、
    前記右内巻着用部材の後端又は後側の前記右押圧パッドの内方端に連結された右紐帯状部材折り返し具と、
    前記左内巻着用部材の後端又は後側の前記左押圧パッドの内方端に連結された左紐帯状部材折り返し具と、
    前記右紐帯状部材折り返し具と前記左紐帯状部材折り返し具との左右方向の間に配設した中紐帯状部材折り返し具と、
    前記右内巻着用部材と前記左内巻着用部材の外側を巻着可能な外側巻着用部材と、を備え、
    前記右内巻着用部材の前端部と左内巻着用部材の前端部とを身体の前側で連結可能とし、
    前記外側巻着用部材を、前記中紐帯状部材折り返し具の右側、前記右紐帯状部材折り返し具の左側、前記左紐帯状部材折り返し具の右側、そして前記中紐帯状部材折り返し具の左側を通して、身体の側部又は前側で左右の前端部を固定可能とすることを特徴とするベルト。
  2. 後側の前記右押圧パッド及び前記左押圧パッドを、前記外側巻着用部材の弛緩又は緊張により、スライドガイドに沿って左右方向にスライドする2つの滑動部それぞれに取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のベルト。
  3. 前記外側巻着用部材の左右前端部を、前記右内巻着用部材及び前記左内巻着用部材にそれぞれ取り付けた係止具に固定、又は、前記左右前端部同士を接続させて固定させることを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト。
  4. 前記右内巻着用部材、前記左内巻着用部材及び前記外側巻着用部材のうちの少なくとも1つ以上は、1本又は数本の紐状体、あるいは、1本又は数本の幅のある帯状体であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のベルト。
JP2021003312A 2021-01-13 2021-01-13 ベルト Active JP7473213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003312A JP7473213B2 (ja) 2021-01-13 2021-01-13 ベルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003312A JP7473213B2 (ja) 2021-01-13 2021-01-13 ベルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022108369A JP2022108369A (ja) 2022-07-26
JP7473213B2 true JP7473213B2 (ja) 2024-04-23

Family

ID=82556579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021003312A Active JP7473213B2 (ja) 2021-01-13 2021-01-13 ベルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7473213B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165819A (ja) 2000-11-29 2002-06-11 Mitsuaki Sasaki 胸腰椎用フレーム式コルセット
DE102011000953A1 (de) 2011-02-25 2012-08-30 Bauerfeind Ag Rücken- oder Beckenbandage
WO2016026968A1 (de) 2014-08-22 2016-02-25 Bauerfeind Ag Rücken- oder beckenbandage
US20160250061A1 (en) 2015-02-27 2016-09-01 Ossur Iceland Ehf Spinal orthosis, kit and method for using the same
WO2017163303A1 (ja) 2016-03-22 2017-09-28 ダイヤ工業株式会社 腰ベルト
JP2018529485A (ja) 2015-07-14 2018-10-11 ユン ミ パク 3次元身体矯正装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165819A (ja) 2000-11-29 2002-06-11 Mitsuaki Sasaki 胸腰椎用フレーム式コルセット
DE102011000953A1 (de) 2011-02-25 2012-08-30 Bauerfeind Ag Rücken- oder Beckenbandage
WO2016026968A1 (de) 2014-08-22 2016-02-25 Bauerfeind Ag Rücken- oder beckenbandage
US20160250061A1 (en) 2015-02-27 2016-09-01 Ossur Iceland Ehf Spinal orthosis, kit and method for using the same
JP2018529485A (ja) 2015-07-14 2018-10-11 ユン ミ パク 3次元身体矯正装置
WO2017163303A1 (ja) 2016-03-22 2017-09-28 ダイヤ工業株式会社 腰ベルト

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022108369A (ja) 2022-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8435197B2 (en) Knee-joint orthosis
EP2691053B1 (en) Support
US20220362940A1 (en) Assisting device for waist part
JP5079446B2 (ja) 仙腸関節包内運動矯正ベルト
JP5687074B2 (ja) 腰部負担軽減装具
US20130303956A1 (en) Lumbar support belt
US20150328036A1 (en) Girdle
US20060189908A1 (en) Pelvic traction harness
KR102308837B1 (ko) 등받이 벨트
JP2023079159A (ja) ズボン
JP2019090132A (ja) 腰用サポーター
JP7473213B2 (ja) ベルト
JP7101395B2 (ja) 腰用サポータ
JP2022182258A (ja) 作業支援スーツ
JP5959123B2 (ja) 骨盤サポート装具
CN113226227A (zh) 姿势矫正器具
JP2888793B2 (ja) コルセットベルト
JPH11131306A (ja) 腹部サポーター
JP7486190B2 (ja) ベルト
JP3118691U (ja) コルセット
JP4705980B2 (ja) 骨盤矯正ベルト
JP2007105308A (ja) 腰痛防止用ベルト
JP2001224613A (ja) 姿勢矯正装置
JP2002315768A (ja) 姿勢矯正具
JPH0584316U (ja) 腰痛帯

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230731

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240326

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7473213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150