JP7314876B2 - 金属板の研削装置および研削方法、ならびに金属板の製造方法 - Google Patents
金属板の研削装置および研削方法、ならびに金属板の製造方法 Download PDFInfo
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Description
金属板を研削する研削面を有する研削部材を備える研削装置本体と、
前記金属板の表面上で前記研削装置本体を走行させる走行用駆動機構と、
前記金属板の表面を研削するために、前記研削部材を回転させながら前記研削面を前記金属板の表面に接触させる研削用駆動機構と、
を有し、
前記研削部材の前記研削面は、番手の異なる複数種類の研磨片によって構成されることを特徴とする金属板の研削装置。
番手の異なる複数種類の研磨片によって研削面が構成された研削部材を備える研削装置本体を、走行用駆動機構によって金属板の表面上で走行させ、
研削用駆動機構によって前記研削部材を回転させながら前記研削部材の研削面を前記金属板の表面に接触させることにより、前記金属板の表面を研削することを特徴とする金属板の研削方法。
最初に本発明の一実施形態に係る金属板用研削装置を含む研削システムについて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る金属板用研削装置を含む研削システムの一例を示す斜視図である。
次に、本発明の一実施形態に係る研削装置300について説明する。
次に、研削部材22の具体的な構成について説明する。
研削部材22は、研削面を有し、回転機構23で回転された状態で研削面が金属板10の表面に接触されることにより、金属板10の表面を研削する。研削部材22の研削面は、番手(粒度)が異なる複数種類の研磨布紙(研磨片の一例)によって構成される。研磨布紙は、基材に研磨材(砥粒)を接着剤で固定して構成される。基材としては、不織布、布、紙、メッシュ等が挙げられる。研磨材を構成する砥粒としては、Z砥粒(ジルコニア系)、A砥粒(アルミナ系)、C砥粒(炭化ケイ素系)等が挙げられる。なお、研磨布紙の番手(粒度)は、数字が大きいほど粗さ(砥粒の径)が小さくなり、数字が小さいほど粗さ(砥粒の径)が大きくなる。具体的な研磨布紙用研磨材の粒度は、JIS R 6010:2000にて規定されている。
図6の例は、研削部材22がフラップディスクとして構成されており、金属板10と平行に設けられた支持ディスク61の下面に、第1の研磨布紙51aおよび第2の研磨布紙51bが交互にかつ斜めに支持され、支持ディスク61の上面中心に垂直に回転軸62が設けられている。第1の研磨布紙51aおよび第2の研磨布紙51bの下面が研削面となっており、研削面を金属板10の表面に押し付けた状態で回転機構により回転軸62を介して研削部材22を回転させることにより、金属板10の表面が研削される。
図7の例も研削部材22がフラップディスクとして構成されており、金属板10と平行に設けられた支持ディスク61の下面に支持されている。本例では、研削部材22は、第1の研磨布紙51aおよび第2の研磨布紙51bが同心状に形成された構成となっている。本例においても図6の例と同様、第1の研磨布紙51aおよび第2の研磨布紙51bの下面が研削面となっており、研削面を金属板10の表面に押し付けた状態で回転機構により回転軸62を介して研削部材22を回転させることにより、金属板10の表面が研削される。図7では、第1の研磨布紙51aおよび第2の研磨布紙51bは円状に描かれているが、金属板10の表面にムラができにくくなるように、波状になっていることが好ましい。
図8の例では研削部材22がフラップホイールとして構成されており、金属板10の表面と平行に設けられた回転軸71に第1の研磨布紙51aおよび第2の研磨布紙51bが交互にかつ放射状に支持されている。第1の研磨布紙51aおよび第2の研磨布紙51bの先端が研削面となっている。研削面は円状となっており、研削面を金属板10の表面に押し付けた状態で回転機構により回転軸71を介して研削部材22を回転させることにより、金属板10の表面が研削される。
次に、研削装置300の動作について説明する。
研削開始時には、番手の小さい例えば#36の第2の研磨布紙51bによって金属表面が高効率に研削されるが、金属表面を研削していくと、番手の小さい第2の研磨布紙51bの研磨材が破砕されて研磨布紙の径が縮減する。その後、研磨材が破砕されていない番手の大きい例えば#60の第1の研磨布紙51aで金属表面が仕上げ研削される。これにより、荒研削と仕上げ研削それぞれの研削工具を設けることなく一つの研削部材22で研削することができる。このため、設備の複雑化を招くことがない。また、番手が小さい第2の研磨布紙51bと番手が大きい第1の研磨布紙51aで研削することにより、高効率でかつ表面粗度も許容上限値未満で金属板10を研削することが可能となる。また、これにより、高品質の金属板10を製造することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態および実施例に限定されることなく種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る金属板の研削装置を金属板の疵取りに用いたが、これに限るものではない。また、研削装置自身の位置を測定する位置測定手段として、IPGSを適用した例について示したが、これに限らず、IPGSと同じ三角測量の原理に基づいたものとして、例えば、上記実施形態とは逆に、疵取り装置側に航法用送信機を搭載するものを用いることができる。このような例として、オフィスビル内を自律走行する清掃ロボットに搭載されたレーザ三角測量技術が挙げられる(例えば、http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/25subaru.html参照)。具体的には、疵取り装置の本体に設置された航法用送信機と、屋内に設置された複数のリフレクタと、位置演算用ソフトウェアを含むホストコンピュータとから構成される屋内位置測定システムを挙げることができる。
11 航法用送信機
12 航法用受信機
13 ホストコンピュータ
14 台車
14a フレーム
15 走査アクチュエータ
16 昇降アクチュエータ
17 I/Oボード
18 搭載コンピュータ
19 駆動制御部
20 車輪
21 モータ
22 研削部材
23 回転機構
30 研削装置本体
31 現在位置演算用ソフトウェア
32 設定ソフトウェア
41 枠部材
42 固定部
43 従動車輪
51a,51b 研磨布紙
52 フランジ
53 支持部材
54,62,71 回転軸
61 支持ディスク
100 研削システム
200 屋内位置測定システム
300 研削装置
Claims (12)
- 金属板の表面を研削する金属板の研削装置であって、
金属板を研削する研削面を有する研削部材を備える研削装置本体と、
前記金属板の表面上で前記研削装置本体を走行させる走行用駆動機構と、
前記金属板の表面を研削するために、前記研削部材を回転させながら前記研削面を前記金属板の表面に接触させる研削用駆動機構と、
を有し、
前記研削部材の前記研削面は、番手の異なる複数種類の研磨布紙によって構成され、
前記複数種類の研磨布紙は、前記金属板の表面を仕上げ研削する第1の研磨布紙と、前記第1の研磨布紙よりも番手が小さく、前記金属板の表面を荒研削する第2の研磨布紙と、を含むことを特徴とする金属板の研削装置。 - 前記金属板の表面の狙い面粗度を達成することができる番手を#N1とした場合に、前記研削部材の前記研削面は、番手が#N1以上の複数種類の前記研磨布紙によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の金属板の研削装置。
- 前記研削部材は、前記金属板の表面と垂直な方向に配置された円盤形状の複数の前記研磨布紙を、前記金属板の表面と平行な方向に並べて一体化することにより構成されており、外周面が前記研削面となることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の金属板の研削装置。
- 前記研削部材は、複数種類の前記研磨布紙を交互、または所定の枚数ごとに並べることによって構成されることを特徴とする請求項3に記載の金属板の研削装置。
- 前記金属板の表面の許容面粗度を達成することができる番手の最小値を#N2、最大値を#N3とした場合に、複数種類の前記研磨布紙は、番手が#N2以上#N3未満であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の金属板の研削装置。
- 位置測定手段である測位システムにより前記研削部材の自己位置測定が行われ、前記自己位置測定に基づいて前記走行駆動機構により前記研削装置本体を前記金属板の表面上で走行させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の金属板の研削装置。
- 金属板の表面を研削する金属板の研削方法であって、
前記金属板の表面を仕上げ研削する第1の研磨布紙と、前記第1の研磨布紙よりも番手が小さく、前記金属板の表面を荒研削する第2の研磨布紙と、を含む番手の異なる複数種類の研磨布紙によって研削面が構成された研削部材を備える研削装置本体を、走行用駆動機構によって金属板の表面上で走行させ、
研削用駆動機構によって前記研削部材を回転させながら前記研削部材の研削面を前記金属板の表面に接触させることにより、前記金属板の表面を荒研削した後、仕上げ研削することを特徴とする金属板の研削方法。 - 前記金属板の表面の狙い面粗度を達成することができる番手を#N1とした場合に、前記研削部材の前記研削面は、番手が#N1以上の複数種類の前記研磨布紙によって構成されていることを特徴とする請求項7に記載の金属板の研削方法。
- 前記研削部材は、前記金属板の表面と垂直な方向に配置された円盤形状の複数の前記研磨布紙を、前記金属板の表面と平行な方向に並べて一体化することにより構成されており、外周面が前記研削面となることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の金属板の研削方法。
- 前記研削部材は、複数種類の前記研磨布紙を交互、または所定の枚数ごとに並べることによって構成されることを特徴とする請求項9に記載の金属板の研削方法。
- 前記金属板の表面の許容面粗度を達成することができる番手の最小値を#N2、最大値を#N3とした場合に、複数種類の前記研磨布紙は、番手が#N2以上#N3未満であることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の金属板の研削方法。
- 請求項7から請求項11のいずれか一項に記載の金属板の研削方法を用いて金属板の表面の手入れを行うことを特徴とする金属板の製造方法。
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JPS62173175A (ja) * | 1986-01-23 | 1987-07-30 | Daiwa Kasei Kogyo Kk | 回転弾性研磨砥石 |
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