JP7313780B2 - ステータシャフトの固定構造 - Google Patents

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本発明は、ステータシャフトの固定構造に関する。
たとえば、自動変速機を搭載した車両では、エンジンなどの駆動源からの動力がトルクコンバータを介して自動変速機に伝達される。
トルクコンバータは、ポンプインペラとタービンランナとの間にステータが配置された構成を有している。駆動源からの動力によりポンプインペラが回転すると、ポンプインペラからタービンランナに向かうオイルの流れが生じる。このオイルの流れがタービンランナのブレードで受けられて、タービンランナが回転する。そして、タービンランナの回転が自動変速機に伝達されることにより、トルクコンバータによる自動変速機への動力の伝達が達成される。ステータが設けられていることにより、タービンランナからポンプインペラに戻されるオイルの流れがポンプインペラの回転を加速する方向に偏向され、ポンプインペラの回転トルクが増幅される。
トルクコンバータおよび自動変速機は、ユニットケースに収容されており、ユニットケースには、ステータシャフトが保持されている。ステータシャフトは、たとえば、複数のボルトでユニットケースに固定され、ステータは、ワンウェイベアリングを介してステータシャフトに支持されている。
特開2013-113304号公報
かかる構成では、ステータシャフトの固定に、その固定専用の部品であるボルトが用いられる。そのため、トルクコンバータおよび自動変速機を含む動力伝達装置の部品点数、質量およびコストが嵩むという問題がある。
本発明の目的は、ステータシャフトをユニットケースなどの保持部材にボルトなどの固定専用の部品を用いずに固定できる、ステータシャフトの固定構造を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るステータシャフトの固定構造は、トルクコンバータおよび自動変速機を備える動力伝達装置に適用されて、トルクコンバータのステータシャフトを保持部材に固定する構造であって、ステータシャフトは、円筒状のシャフト本体と、シャフト本体の一方の端部からその周囲に張り出す鍔状をなし、外周面にローレットが形成されたローレット部とを一体に有し、保持部材には、シャフト本体が挿通される円形状の挿通穴が形成され、挿通穴の一方側に、ローレット部が圧入される第1円筒面が形成され、第1円筒面の一方側に、玉軸受を保持する第2円筒面が形成されており、ローレット部の外径は、玉軸受のアウタレースの内径よりも大きく、ローレット部の外周端部は、ステータシャフトにおける玉軸受への最接近部位である。
この構成によれば、トルクコンバータのステータシャフトは、円筒状のシャフト本体および鍔状のローレット部を一体に有している。ローレット部は、シャフト本体の一方の端部から周囲に張り出している。一方、保持部材には、挿通穴が形成されている。保持部材にはさらに、挿通穴の一方側に、第1円筒面が形成され、第1円筒面の一方側に、第2円筒面が形成されている。ステータシャフトのシャフト本体が保持部材の挿通穴に一方側から挿通され、ステータシャフトのローレット部が第1円筒面に圧入される。これにより、ステータシャフトが保持部材に固定的に保持される。第2円筒面には、玉軸受が保持される。
ローレット部は、その外径が玉軸受のアウタレースの内径よりも大きい寸法に設計されている。そのため、ローレット部の外周端部は、玉軸受のアウタレースに対して軸線方向に対向する。そして、ローレット部の外周端部は、ステータシャフトにおける玉軸受への最接近部位として形成されている。これにより、玉軸受がステータシャフトの抜け止めとして機能し、ボルトなどの固定専用の部品を用いずに、ステータシャフトを保持部材に固定することができる。その結果、トルクコンバータおよび自動変速機を含む動力伝達装置の部品点数、質量およびコストを低減することができる。また、ローレット部の第1円筒面に対する圧入代を低減して、保持部材へのステータシャフトの組付け性の向上を図ることができる。
シャフト本体には、油路が形成されていてもよく、その場合、油路は、シャフト本体の一方側の端面でオイルを放出するために開放されていることが好ましい。
この構成では、シャフト本体に形成された油路からシャフト本体の一方側にオイルを放出することができる。シャフト本体の一方側には、玉軸受が配置されており、その玉軸受にステータシャフトのローレット部が対向しているので、シャフト本体の一方側に放出されるオイルを玉軸受内に導くことができる。その結果、玉軸受を良好に潤滑することができる。
本発明によれば、ステータシャフトをユニットケースなどの保持部材にボルトなどの固定専用の部品を用いずに固定することができる。
本発明の一実施形態に係る変速ユニットの構成を示す断面図である。 CVTの構成を図解的に示すスケルトン図である。 ステータシャフトの後端部の近傍を図1よりも拡大して示す断面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<変速ユニット>
図1は、本発明の一実施形態に係る変速ユニット1の構成を示す断面図である。なお、図1以降の断面図では、断面を表すハッチングの付与が省略されている。
変速ユニット1は、車両に搭載されて、走行用の駆動源としてのエンジン2(E/G)2が発生する動力を変速するユニットである。車両は、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)レイアウトを採用している。
エンジン2は、たとえば、3気筒4ストロークエンジンであり、クランクシャフトが車体の前後方向に対して縦向きになる縦置きで搭載される。エンジン2の気筒数は、3気筒に限らず、4気筒以上であってもよいし、2気筒以下であってもよい。また、エンジン2のストローク数は、4ストロークに限らず、2ストロークであってもよい。
変速ユニット1は、外殻をなすユニットケース3内に、トルクコンバータ4およびCVT(Continuously Variable Transmission:無段変速機)5を備えている。
<ユニットケース>
ユニットケース3は、第1ケース11、第2ケース12および第3ケース13の3分割で構成されている。第1ケース11、第2ケース12および第3ケース13は、たとえば、アルミ合金製であり、ダイカスト法によって鋳造される。
第1ケース11、第2ケース12および第3ケース13は、前側(エンジン2側)からこの順に並べられている。第1ケース11と第2ケース12とがボルトで締結され、第2ケース12と第3ケース13とがボルト17で締結されることにより、第1ケース11、第2ケース12および第3ケース13は、一体化されている。
<トルクコンバータ>
トルクコンバータ4は、第1ケース11内に収容されている。トルクコンバータ4は、フロントカバー21、ポンプインペラ22、タービンハブ23、タービンランナ24、ロックアップ機構25およびステータ26を備えている。
フロントカバー21は、車両(車体)の前後方向に延びる回転軸線を中心に略円板状に延び、その外周端部がエンジン2側と反対側(後述する無段変速機構42側)である後側に屈曲した形状をなしている。フロントカバー21の中心部は、前側に膨出している。この膨出した部分には、エンジン2のクランクシャフトが相対回転不能に結合される。
ポンプインペラ22は、フロントカバー21の後側に配置されている。ポンプインペラ22の外周端部は、フロントカバー21の外周端部に接続され、回転軸線を中心にフロントカバー21と一体回転可能に設けられている。ポンプインペラ22の内面には、複数のブレード27が放射状に並べて配置されている。
タービンハブ23は、フロントカバー21とポンプインペラ22との間に配置されている。
タービンランナ24は、タービンハブ23に固定されている。タービンランナ24のポンプインペラ22との対向面には、複数のブレード28が放射状に並べて配置されている。
ロックアップ機構25は、ロックアップピストン31およびダンパ機構32を備えている。
ロックアップピストン31は、略円環板状をなし、その内周端部がタービンハブ23に外嵌されて、フロントカバー21とタービンランナ24との間に位置している。ロックアップピストン31に対してタービンランナ24側の係合側油室33の油圧がフロントカバー21側の解放側油室34の油圧よりも高いと、その差圧により、ロックアップピストン31がフロントカバー21側に移動する。そして、ロックアップピストン31がフロントカバー21に押し付けられると、ポンプインペラ22とタービンランナ24とが直結(ロックアップオン)される。逆に、解放側油室34の油圧が係合側油室33の油圧よりも高いと、その差圧により、ロックアップピストン31がタービンランナ24側に移動する。ロックアップピストン31がフロントカバー21から離間した状態では、ポンプインペラ22とタービンランナ24との直結が解除(ロックアップオフ)される。
ダンパ機構32は、ポンプインペラ22とタービンランナ24との直結時にエンジン2からの振動を減衰するための機構である。
ステータ26は、ポンプインペラ22とタービンランナ24との間に配置されている。
ロックアップオフの状態において、エンジントルクによりポンプインペラ22が回転すると、ポンプインペラ22からタービンランナ24に向かうオイルの流れが生じる。このオイルの流れがタービンランナ24のブレード28で受けられて、タービンランナ24が回転する。このとき、トルクコンバータ4の増幅作用が生じ、タービンランナ24には、エンジントルクよりも大きなトルクが発生する。
<CVT>
CVT5は、第2ケース12および第3ケース13内に収容されている。CVT5は、インプット軸41、無段変速機構42、アウトプット軸43およびリバース伝達機構44を備えている。変速ユニット1は、エンジン2の後側に、CVT5のインプット軸41が車両の前後方向に延びる縦向きとなる縦置きで、インプット軸41が後下がりに傾斜するように配置されている。
インプット軸41は、中空軸に形成されて、トルクコンバータ4の回転軸線上を延びている。インプット軸41の前端部は、トルクコンバータ4内に挿入されて、タービンハブ23とスプライン嵌合している。
なお、以下の説明において、インプット軸41の軸線(軸心)が延びる方向を「軸線方向」という。また、軸線方向と直交する方向、つまりインプット軸41の径方向を「軸径方向」という。
インプット軸41の後端部は、第2ケース12内に配置された機械式のオイルポンプ45に回転可能に支持されている。具体的には、オイルポンプ45は、ポンプケース46と、ポンプケース46に後側から接合されるポンプカバー47と、ポンプケース46内のスペースに配置されるポンプギヤ48と、ポンプギヤ48に相対回転不能に結合されるポンプ軸49とを備えている。ポンプカバー47は、第2ケース12に固定され、ポンプケース46内のスペースを後側から閉鎖している。ポンプケース46の前端部には、前側に開放されて、後側に略円柱状に凹んだ軸受凹部51が形成されている。インプット軸41の後端部は、軸受凹部51内に挿入されて、インプット軸41の周面と軸受凹部51の内周面との間に介在されるボールベアリング52を介してポンプケース46に回転可能に支持されている。言い換えれば、インプット軸41の後端部にボールベアリング52が外嵌され、そのボールベアリング52が軸受凹部51に嵌入されることにより、インプット軸41の後端部は、ボールベアリング52を介してポンプケース46に回転可能に支持されている。
ポンプ軸49は、ポンプケース46およびポンプカバー47を貫通して設けられている。ポンプ軸49は、ポンプケース46から前側に延び、インプット軸41にその内周面との間に隙間を空けて挿通されている。ポンプ軸49の前端部は、トルクコンバータ4のフロントカバー21に達し、そのフロントカバー21の中心部に相対回転不能に接続されている。これにより、エンジン2の動力によりフロントカバー21が回転すると、フロントカバー21と一体にポンプ軸49およびポンプギヤ48が回転し、オイルポンプ45から油圧が発生する。
無段変速機構42は、プライマリ軸54、セカンダリ軸55、プライマリプーリ56、セカンダリプーリ57およびベルト58を備えている。
プライマリ軸54およびセカンダリ軸55は、第1ケース11と第2ケース12との間において、インプット軸41と平行に延び、その軸心まわりに回転可能に設けられている。
プライマリプーリ56は、プライマリ軸54に固定されたプライマリ固定シーブ61と、プライマリ固定シーブ61にベルト58を挟んで対向配置され、プライマリ軸54に軸線方向に移動可能かつ相対回転不能に支持されたプライマリ可動シーブ62とを備えている。プライマリ可動シーブ62は、プライマリ固定シーブ61に対して前側に配置されている。プライマリ可動シーブ62に対してプライマリ固定シーブ61側と反対側、つまり前側には、シリンダ63が設けられ、プライマリ可動シーブ62とシリンダ63との間には、油圧室(ピストン室)64が形成されている。
セカンダリプーリ57は、セカンダリ軸55に固定されたセカンダリ固定シーブ65と、セカンダリ固定シーブ65にベルト58を挟んで対向配置され、セカンダリ軸55に軸線方向に移動可能かつ相対回転不能に支持されたセカンダリ可動シーブ66とを備えている。セカンダリ可動シーブ66は、セカンダリ固定シーブ65に対して後側に配置されている。セカンダリ可動シーブ66に対してセカンダリ固定シーブ65と反対側、つまり後側には、ピストン67が設けられ、セカンダリ可動シーブ66とピストン67との間には、油圧室68が形成されている。
ベルト58は、無端状に形成され、プライマリ固定シーブ61とプライマリ可動シーブ62との間に挟まれた状態でプライマリプーリ56に巻き掛けられるとともに、セカンダリ固定シーブ65とセカンダリ可動シーブ66との間に挟まれた状態でセカンダリプーリ57に巻き掛けられている。
無段変速機構42では、プライマリプーリ56およびセカンダリプーリ57の各油圧室64,68に供給される油圧が制御されて、プライマリプーリ56およびセカンダリプーリ57の各溝幅が変更されることにより、ベルト変速比(プライマリプーリ56とセカンダリプーリ57とのプーリ比)が一定の変速比範囲内で連続的に無段階で変更される。
具体的には、ベルト変速比が小さくされるときには、プライマリプーリ56の油圧室64に供給される油圧が上げられる。これにより、プライマリプーリ56のプライマリ可動シーブ62がプライマリ固定シーブ61側に移動し、プライマリ固定シーブ61とプライマリ可動シーブ62との間隔(溝幅)が小さくなる。これに伴い、プライマリプーリ56に対するベルト58の巻き掛け径が大きくなり、セカンダリプーリ57のセカンダリ固定シーブ65とセカンダリ可動シーブ66との間隔(溝幅)が大きくなる。その結果、ベルト変速比が小さくなる。
ベルト変速比が大きくされるときには、プライマリプーリ56の油圧室64に供給される油圧が下げられる。これにより、ベルト58に対するセカンダリプーリ57の推力がベルト58に対するプライマリプーリ56の推力よりも大きくなり、セカンダリプーリ57のセカンダリ固定シーブ65とセカンダリ可動シーブ66との間隔が小さくなるとともに、プライマリ固定シーブ61とプライマリ可動シーブ62との間隔が大きくなる。その結果、ベルト変速比が大きくなる。
セカンダリプーリ57の油圧室68には、バイアススプリング69が設けられている。バイアススプリング69は、一端がセカンダリ可動シーブ66に弾性的に当接し、他端がピストン67に弾性的に当接している。バイアススプリング69の弾性力により、セカンダリ可動シーブ66およびピストン67が互いに離間する方向に付勢されている。セカンダリ可動シーブ66には、油圧室68内の油圧およびバイアススプリング69による付勢力が付与され、ベルト58には、それに応じた挟圧が付与される。
また、インプット軸41には、軸線方向の中央部に、入力ギヤ81が一体に形成されている。これに対応して、プライマリ軸54には、入力ギヤ81と噛合するプライマリ入力ギヤ82が相対回転可能に支持されている。これらの互いに噛合する入力ギヤ81およびプライマリ入力ギヤ82とオイルポンプ45との間のスペースを利用して、プライマリ軸54に対するプライマリ入力ギヤ82の回転を許容/禁止する前進クラッチ83が設けられている。前進クラッチ83の一部は、オイルポンプ45と軸径方向に重なっている(軸線方向に見て重なっている)。
前進クラッチ83は、クラッチドラム84、クラッチハブ85およびクラッチピストン86を備えている。クラッチドラム84は、内周端がプライマリ軸54に固定され、プライマリ軸54から軸径方向に延び、外周端部がプライマリ入力ギヤ82側、つまり前側に屈曲して延びている。クラッチハブ85は、プライマリ入力ギヤ82と一体に形成され、プライマリ入力ギヤ82から後側に延出する円筒状をなし、クラッチドラム84の外周端部に対して軸径方向の内側から間隔を空けて対向している。クラッチピストン86は、クラッチドラム84とクラッチハブ85との間に、軸線方向に移動可能に設けられている。クラッチピストン86は、クラッチドラム84に液密的に当接しており、クラッチドラム84とクラッチピストン86との間には、クラッチピストン86に作用する油圧が供給される油圧室87が形成されている。また、クラッチピストン86は、リターンスプリング88により、後側に弾性的に付勢されている。
クラッチドラム84の外周端部とクラッチハブ85とに軸径方向に挟まれる空間において、クラッチドラム84に保持されるクラッチプレートとクラッチハブ85に保持されるクラッチディスクとが軸線方向に交互に並んでいる。油圧室87に供給される油圧により、クラッチピストン86が前側に移動してクラッチプレートを後側から押圧すると、クラッチプレートとクラッチディスクとが圧接し、前進クラッチ83が係合する。前進クラッチ83の係合により、プライマリ軸54に対するプライマリ入力ギヤ82の回転が禁止され、プライマリ入力ギヤ82が回転すると、プライマリ軸54がプライマリ入力ギヤ82と一体に回転する。前進クラッチ83の係合状態から油圧が開放されると、リターンスプリング88の付勢力により、クラッチピストン86が後側に移動し、クラッチディスクとクラッチプレートとの圧接が解除されて、前進クラッチ83が解放される。前進クラッチ83の解放により、プライマリ軸54に対するプライマリ入力ギヤ82の回転が許容され、プライマリ入力ギヤ82が回転しても、その回転がプライマリ軸54に伝達されない。
セカンダリ軸55には、セカンダリ入力ギヤ91が相対回転可能に支持されている。セカンダリ入力ギヤ91は、軸線方向において、入力ギヤ81とオイルポンプ45との間に配置されている。また、セカンダリ入力ギヤ91とオイルポンプ45との間のスペースを利用して、セカンダリ軸55に対するセカンダリ入力ギヤ91の回転を許容/禁止する後進クラッチ92が設けられている。後進クラッチ92の一部は、オイルポンプ45と軸径方向に重なっている(軸線方向に見て重なっている)。
後進クラッチ92は、クラッチドラム93、クラッチハブ94およびクラッチピストン95を備えている。クラッチドラム93は、内周端がセカンダリ軸55に固定され、セカンダリ軸55から軸径方向に延び、外周端部がセカンダリ入力ギヤ91側、つまり前側に屈曲して延びている。クラッチハブ94は、セカンダリ入力ギヤ91と一体に形成され、セカンダリ入力ギヤ91から後側に延出する円筒状をなし、クラッチドラム93の外周端部に対して軸径方向内側から間隔を空けて対向している。クラッチピストン95は、クラッチドラム93とクラッチハブ94との間に、軸線方向に移動可能に設けられている。クラッチピストン95は、クラッチドラム93に液密的に当接しており、クラッチドラム93とクラッチピストン95との間には、クラッチピストン95に作用する油圧が供給される油圧室96が形成されている。また、クラッチピストン95は、リターンスプリング97により、後側に弾性的に付勢されている。
クラッチドラム93の外周端部とクラッチハブ94とに軸径方向に挟まれる空間において、クラッチドラム93に保持されるクラッチプレートとクラッチハブ94に保持されるクラッチディスクとが軸線方向に交互に並んでいる。油圧室96に供給される油圧により、クラッチピストン95が前側に移動してクラッチプレートを後側から押圧すると、クラッチプレートとクラッチディスクとが圧接し、後進クラッチ92が係合する。後進クラッチ92の係合により、セカンダリ軸55に対するセカンダリ入力ギヤ91の回転が禁止され、セカンダリ入力ギヤ91が回転すると、セカンダリ軸55がセカンダリ入力ギヤ91と一体に回転する。後進クラッチ92の係合状態から油圧が開放されると、リターンスプリング97の付勢力により、クラッチピストン95が後側に移動し、クラッチディスクとクラッチプレートとの圧接が解除されて、後進クラッチ92が解放される。後進クラッチ92の解放により、セカンダリ軸55に対するセカンダリ入力ギヤ91の回転が許容され、セカンダリ入力ギヤ91が回転しても、その回転がセカンダリ軸55に伝達されない。
アウトプット軸43は、インプット軸41に対して後側に間隔を空けて、インプット軸41と同一軸線上に配置されている。言い換えれば、インプット軸41とアウトプット軸43とは、軸線方向に間隔を空けてそれぞれ前後に、車両の前後方向に沿った縦向きに延びる共通の軸線を有するように配置されている。アウトプット軸43には、出力伝達ギヤ101が一体に形成されている。これに対応して、セカンダリ軸55には、出力伝達ギヤ101と噛合するセカンダリ出力ギヤ102が相対回転不能に支持されている。
リバース伝達機構44は、インプット軸41の動力(回転)をセカンダリ入力ギヤ91に伝達する機構である。リバース伝達機構44には、リバースアイドラ軸103、第1リバースギヤ104および第2リバースギヤ105が含まれる。リバースアイドラ軸103は、軸線方向に延び、第1ケース11と第2ケース12とに跨がって、第1ケース11および第2ケース12に回転可能に支持されている。第1リバースギヤ104は、リバースアイドラ軸103と一体に形成されて、入力ギヤ81と噛合している。第2リバースギヤ105は、第1リバースギヤ104の後側において、リバースアイドラ軸103と一体に形成され、セカンダリ入力ギヤ91と噛合している。
アウトプット軸43とプライマリ軸54との間には、アダプタ111が設けられている。アダプタ111は、たとえば、アルミ合金製であり、ダイカスト法によって鋳造される鋳物である。アダプタ111は、アウトプット軸43とプライマリ軸54との間を軸径方向に延びている。アダプタ111の上端部は、後側に突出しており、その突出した部分には、前側に略円柱状に凹んだ凹部112が形成されている。アウトプット軸43の前端部は、凹部112内に挿入されている。アウトプット軸43の周面と凹部112の内周面との間には、ラジアルベアリング113が介在されている。アウトプット軸43の前端部は、ラジアルベアリング113を介して、アダプタ111に回転可能に支持されている。また、アウトプット軸43には、出力伝達ギヤ101が形成されている部分と凹部112内に挿入される部分との間に、軸径方向に沿った円環状の段差面が形成されている。段差面とアダプタ111との間には、スラストベアリング114が介在されている。これにより、アウトプット軸43の前端部は、ラジアルベアリング113およびスラストベアリング114を介して、アダプタ111に回転可能に支持されている。
また、アダプタ111には、後側に略円柱状に凹んだ凹部115が形成されている。プライマリ軸54の後端部は、凹部115に挿入されている。プライマリ軸54の周面と凹部115の内周面との間には、ボールベアリング116が介在されている。プライマリ軸54の後端部は、ボールベアリング116を介して、アダプタ111に回転可能に支持されている。
アダプタ111の下端部には、前側からボルト117が挿通される。そして、そのボルト117により、アダプタ111は、第3ケース13に取り付けられている。
<油供給構造>
第2ケース12の底部には、変速ユニット1の各部へのオイルの供給を制御するためのバルブボディ121が設けられている。
また、第2ケース12の底部には、ストレーナ122が設けられている。ストレーナ122は、バルブボディ121と横並びで配置される濾過部123と、濾過部123から延出する管部124とを備えている。管部124は、濾過部123の下部から前側に延出して、バルブボディ121の下側を延びている。管部124は、濾過部123の内部と連通する中空の管状に形成されている。
第2ケース12には、オイルパン125が下側から複数のボルト126で固定されている。ストレーナ122の管部124の先端部127は、オイルパン125の中央部に位置しており、先端部127の下面には、オイルを吸い込むための吸込口が形成されている。
オイルポンプ45のポンプギヤ48の回転により吸引力が発生し、その吸引力により、オイルパン125に溜まったオイルが吸込口から管部124内に吸い込まれる。管部124内に吸い込まれたオイルは、管部124内を濾過部123に向けて流れ、濾過部123内に設けられた濾過材を通過する。オイルが濾過材を通過することにより、オイル中に含まれる異物が濾過材に捕獲されて、オイル中から異物が除去される。濾過材を通過したオイルは、オイルポンプ45を経由して、バルブボディ121に供給される。そして、バルブボディ121から無段変速機構42などのオイルの供給を必要とする各部に作動油または潤滑油としてオイルが供給される。
<動力伝達経路>
図2は、CVT5の構成を図解的に示すスケルトン図である。
車両の前進時には、前進クラッチ83が係合されて、後進クラッチ92が解放される。エンジン2からトルクコンバータ4を介してインプット軸41に入力される動力は、前進クラッチ83の係合により、入力ギヤ81からプライマリ入力ギヤ82を介してプライマリ軸54に伝達される。一方、インプット軸41に入力される動力が入力ギヤ81からセカンダリ入力ギヤ91に伝達されて、セカンダリ入力ギヤ91が回転しても、後進クラッチ92の解放により、セカンダリ入力ギヤ91がセカンダリ軸55に対して空転し、セカンダリ軸55に動力が伝達されない。
プライマリ軸54に伝達される動力は、プライマリプーリ56とセカンダリプーリ57とのプーリ比に応じたベルト変速比で変速されて、セカンダリ軸55に伝達される。そして、セカンダリ軸55に伝達される動力は、セカンダリ出力ギヤ102から出力伝達ギヤ101を介してアウトプット軸43に伝達される。
車両の後進時には、前進クラッチ83が解放されて、後進クラッチ92が係合される。エンジン2からトルクコンバータ4を介してインプット軸41に入力される動力は、後進クラッチ92の係合により、入力ギヤ81からリバース伝達機構44およびセカンダリ入力ギヤ91を介してセカンダリ軸55に伝達される。このとき、セカンダリ軸55は、車両の前進時と逆方向に回転する。一方、インプット軸41に入力される動力が入力ギヤ81からプライマリ入力ギヤ82に伝達されて、プライマリ入力ギヤ82が回転しても、前進クラッチ83の解放により、プライマリ入力ギヤ82がプライマリ軸54に対して空転し、プライマリ軸54に動力が伝達されない。
セカンダリ軸55に伝達される動力は、セカンダリ出力ギヤ102から出力伝達ギヤ101を介してアウトプット軸43に伝達される。
そして、アウトプット軸43に伝達される動力は、アウトプット軸43からプロペラシャフトに出力されて、プロペラシャフトからリヤデファレンシャルギヤ(リヤデフ)およびドライブシャフトを介して左右の後輪に伝達される。
<ステータシャフトの固定構造>
図3は、ステータシャフト131の後端部の近傍を図1よりも拡大して示す断面図である。
トルクコンバータ4は、第1ケース11に挿通されるステータシャフト131をさらに備えている。ステータシャフト131は、円筒状のシャフト本体132と、シャフト本体132の後側の端部からその周囲に張り出す鍔状のローレット部133とを一体に有している。ローレット部133には、ステータシャフト131の中心線を中心とする円筒状の外周面が形成されており、その外周面には、ステータシャフト131の中心線方向に延びる多数の突条からなるローレット134が形成されている。
第1ケース11には、ステータシャフト131のシャフト本体132が挿通される円形の挿通穴141が軸線方向に貫通して形成されている。また、第1ケース11には、挿通穴141の後側に、ステータシャフト131の中心線を中心とする円筒状で挿通穴141よりも大径の第1円筒面142が形成され、さらに、その第1円筒面142の後側には、ステータシャフト131の中心線を中心とする円筒状で第1円筒面142よりも大径の第2円筒面143が形成されている。
ステータシャフト131は、シャフト本体132が第1ケース11の挿通穴141に後側から挿通され、ローレット部133が第1ケース11の第1円筒面142に圧入されることにより、第1ケース11に固定的に保持される。
ローレット部133の外周面にローレット134が形成されているので、ローレット部133が第1円筒面142に圧入されるときに、第1円筒面142がローレット134によるローレット加工を受ける。これにより、ステータシャフト131が第1ケース11に対して回転方向に位置決めされる。
第2円筒面143には、ボールベアリング144のアウタレース145が保持される。ステータシャフト131のシャフト本体132内には、インプット軸41が相対回転可能に挿通されており、インプット軸41は、ボールベアリング144のインナレース146に挿通されて、ボールベアリング144に回転可能に受けられている。
ローレット部133の外径は、ボールベアリング144のアウタレース145の内径よりも大きく、ローレット部133の外周端部147は、アウタレース145に軸線方向の前側から対向している。そして、そのアウタレース145と対向する外周端部147は、ローレット部133の残余の部分よりも後側に膨出しており、ステータシャフト131におけるボールベアリング144に対する最接近部位となっている。
また、ステータシャフト131のシャフト本体132には、軸径方向に延びる第1油路151と、軸線方向に延びる第2油路152とが形成されている。
第1油路151は、シャフト本体132における第1ケース11の挿通穴141に保持される部分に形成され、シャフト本体132を軸径方向に貫通して、シャフト本体132とインプット軸41との間の隙間153と連通している。第1油路151には、第1ケース11に形成された第1ケース油路154が接続されており、バルブボディ121から第1ケース油路154を通してオイルが供給される。このオイルは、シャフト本体132とインプット軸41との間の隙間153を通して、ロックアップ油圧として、ロックアップピストン31(図1参照)に供給される。
第2油路152は、シャフト本体132の後側の端面で開放されている。また、シャフト本体132には、第2油路152に接続される接続油路155が形成されている。接続油路155は、シャフト本体132における第1ケース11の挿通穴141に保持される部分の外周面で開放されている。接続油路155には、第1ケース11に形成された第2ケース油路156が接続されており、その第2ケース油路156を通してオイルが供給される。このオイルは、接続油路155から第2油路152に流れ、第2油路152からステータシャフト131とボールベアリング144との隙間157に放出される。
<作用効果>
以上のように、トルクコンバータ4のステータシャフト131は、円筒状のシャフト本体132および鍔状のローレット部133を一体に有している。ローレット部133は、シャフト本体132の一方の端部から周囲に張り出している。一方、第1ケース11には、挿通穴141が形成されている。第1ケース11にはさらに、挿通穴141の一方側に、第1円筒面142が形成され、第1円筒面142の一方側に、第2円筒面143が形成されている。ステータシャフト131のシャフト本体132が第1ケース11の挿通穴141に一方側から挿通され、ステータシャフト131のローレット部133が第1円筒面142に圧入される。これにより、ステータシャフト131が第1ケース11に固定的に保持される。第2円筒面143には、ボールベアリング144が保持される。
ローレット部133は、その外径がボールベアリング144のアウタレース145の内径よりも大きい寸法に設計されている。そのため、ローレット部133の外周端部147は、ボールベアリング144のアウタレース145に対して軸線方向に対向する。そして、ローレット部133の外周端部147は、ステータシャフト131におけるボールベアリング144への最接近部位として形成されている。これにより、ボールベアリング144がステータシャフト131の抜け止めとして機能し、ボルトなどの固定専用の部品を用いずに、ステータシャフト131を第1ケース11に固定することができる。その結果、トルクコンバータ4および変速ユニット1の部品点数、質量およびコストを低減することができる。また、ローレット部133の第1円筒面142に対する圧入代を低減して、第1ケース11へのステータシャフト131の組付け性の向上を図ることができる。
シャフト本体132には、第2油路152が形成されている。第2油路152は、シャフト本体132の後側の端面で開放されている。そのため、第2油路152からシャフト本体132の後側の空間、つまり第2油路152からステータシャフト131とボールベアリング144との隙間157にオイルを放出することができる。これにより、ボールベアリング144内にオイルを供給でき、ボールベアリング144を良好に潤滑することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、変速ユニット1は、エンジン2の後側に、CVT5のインプット軸41が車両の前後方向に延びる縦向きとなる縦置きで配置されているとした。しかしながら、これに限らず、本発明は、エンジン2の左側または右側に、CVTのインプット軸(入力軸)が車両の左右方向に延びるように横置きされる変速ユニットに適用することもできる。
また、無段変速機構42の動力伝達方式は、ベルト式に限らず、チェーン式またはトロイダル式であってもよい。
さらに、変速ユニット1に備えられる変速機構は、無段変速機構42に限らず、有段式の変速機構であってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:変速ユニット(動力伝達装置)
4:トルクコンバータ
11:第1ケース(保持部材)
131:ステータシャフト
132:シャフト本体
133:ローレット部
134:ローレット
141:挿通穴
142:第1円筒面
143:第2円筒面
144:ボールベアリング(玉軸受)
145:アウタレース
147:外周端部
152:第2油路(油路)

Claims (2)

  1. トルクコンバータおよび自動変速機を備える動力伝達装置に適用されて、前記トルクコンバータのステータシャフトを保持部材に固定する構造であって、
    前記ステータシャフトは、
    円筒状のシャフト本体と、
    前記シャフト本体の一方の端部からその周囲に張り出す鍔状をなし、外周面にローレットが形成されたローレット部と、を一体に有し、
    前記保持部材には、
    前記シャフト本体が挿通される円形状の挿通穴が形成され、
    前記挿通穴の前記一方側に、前記ローレット部が圧入される第1円筒面が形成され、
    前記第1円筒面の前記一方側に、玉軸受を保持する第2円筒面が形成されており、
    前記ローレット部の外径は、前記玉軸受のアウタレースの内径よりも大きく、
    前記ローレット部の外周端部は、前記ステータシャフトにおける前記玉軸受への最接近部位である、固定構造。
  2. 前記シャフト本体には、油路が形成されており、
    前記油路は、前記シャフト本体の前記一方側の端面でオイルを放出するために開放されている、請求項1に記載の固定構造。
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