JP7313590B2 - 車載充電装置 - Google Patents
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- B60L50/00—Electric propulsion with power supplied within the vehicle
- B60L50/50—Electric propulsion with power supplied within the vehicle using propulsion power supplied by batteries or fuel cells
- B60L50/60—Electric propulsion with power supplied within the vehicle using propulsion power supplied by batteries or fuel cells using power supplied by batteries
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W20/00—Control systems specially adapted for hybrid vehicles
Description
図1は、車載充電装置3を搭載した車1の構成を示す構成図である。一般に、車載充電装置3を搭載した車1は、電気自動車(以降、「EV」と称す)またはプラグインハイブリッド自動車(以降、「PHEV」と称す)である。図1が示すとおり車1は、車載充電装置3と、メインバッテリ4と、インバータ5と、モータ6と、複数の負荷7と、コントローラ9と、を含む。また車1は、外部電源2と接続可能である。
入口側フィルタ回路31、PFC回路32、DC/AC変換回路33、絶縁トランス34、AC/DC変換回路35、及び出口側フィルタ回路36は、全体で電力変換回路を構成する。
図3で図示された素子はスイッチング素子として表現されたが、素子はこれに限定されるものではない。素子のうちPFC回路32のもの及びAC/DC変換回路35のものは、その一部または全てを整流素子(ダイオード)に代えてもよい。ここでのスイッチング素子または整流素子は、総じてパワー半導体100と称する。パワー半導体100の冷却方法は、後述する説明により明らかになる。
パワー半導体100は、サーキットボード130と電気的に接続されている。サーキットボード130は、パワー半導体100のほか、温度センサ140と、処理回路150と、が実装されている。
温度センサ140は、熱源となるパワー半導体100の近傍に設置される。パワー半導体100には400V程度の高電圧が印加されるため、パワー半導体100に接触させて設置できない。温度センサ140は絶縁距離を確保するため、予め定められた距離だけ離されて設置される。
処理回路150は、車載充電装置3の制御部30の一部を構成する。処理回路150は、コントローラ9からの制御信号と温度センサ140からの情報とに基づいて、パワー半導体100の制御を行う。
一般に水冷方式の冷却は、水路120を流れる冷媒が十分に機能している場合、定格温度を超えることがない。反対に水冷方式の冷却をしていても、冷却が十分に機能していない場合、熱源への通電を切るなどの処置が必要となる。図5は、水冷方式の冷却が十分ではない車載充電装置3において、パワー半導体100への通電を入り切りしているときの温度変化を表している。このようなパワー半導体100への制御は、ONOFF制御と呼ばれる。
温度センサ140の検出温度があらかじめ定めた停止温度(TOFF)を上回ると、制御部30はパワー半導体100を制御し、電力変換回路を停止させる(以降、「OFF制御」と呼ぶ)。電力変換回路が停止となると、パワー半導体100の温度も温度センサ140の検出温度も下降に転じる。図5及び図6においてTOFFは、約125[℃]に設定されている。
図5が示すとおりONOFF制御される従来の車載充電装置3の温度は、上昇と下降とを繰り返す。制御部30の制御目的が温度を一定にすることではないが、この温度の上昇と下降とを繰り返す現象は、オーバーシュートとハンチングとを繰り返している状況だとも言える。
図5が示すとおり従来の車載充電装置等におけるパワー半導体100の温度は、ピーク値が140[℃]を超え150[℃]近くまで達していることがわかる。
図7に示される温度相関曲線は、温度上昇時と温度下降時とで同じ軌跡を通らないことから、BH曲線に代表されるヒステリシス曲線に似ているとも言える。また温度相関曲線は、1周目と2周目とでは同じ軌跡を通っていない。同じ軌跡を通らない理由は、1周目と2周目とでは、水路120を通る冷媒の温度、及びヒートシンク110の温度、等の周囲の温度が違うからである。冷媒、及びヒートシンク110は熱容量が大きく、熱容量が大きいものの温度は、周囲に対する影響も大きい。ヒートシンク110の温度が変わっていることは、図5に示されるヒートシンク温度の曲線を見ても理解される。
第二停止温度TOFF2は、第一停止温度TOFF1よりも低く設定されてよい。また第二動作温度TON2も、第一動作温度TON1より低く設定されてよい。
車載充電装置3は電源投入時に、ST99においてパラメータの初期化が実行される。パラメータとは、例えばONOFF制御の周期回数カウンターであり、例えば1にリセットされる。
ST350の処理は、ON制御の回数をインクリメントすることに代えて1にしてもよい。ON制御の回数を1とすることは、ONOFF制御を切り替える温度を第二停止温度TOFF2と第二動作温度TON2(以降、2つを合わせて「第二切換え温度」と呼ぶ)から第一停止温度TOFF1と第一動作温度TON1(以降、2つを合わせて「第一切換え温度」と呼ぶ)へ戻すことを意味する。第一切換え温度は、初期の設定温度である。ONOFF制御を切り替える温度は、第二切換え温度に比べて第一切換え温度の方がそれぞれ高い。ONOFF制御を切り替える温度を高くすることは、冷却の効果は劣るが、充電器の充電能力は向上する。
実施の形態2に係る車載充電装置3は、実施の形態1と同じ構成であるが、処理フローを少し変形したものである。
実施の形態2で用いる符号は、特に明記する場合を除き実施の形態1と同じものが使用される。また、実施の形態1と重複する説明は、適宜省略される。
車載充電装置3が正常に冷却されていれば、ST10はNOと判断される。処理フローはST20へと進む。
ST20の次に処理フローは、実施の形態1で示したST100へと進む。実施の形態1では動作を再開するステップ(ST350)で行っていたON制御の回数を1にリセットする処理は、実施の形態2ではこのST20で行われる。
実施の形態2に特有の動作は、ONOFF制御を切り替える温度を第一切換え温度から第二切換え温度にするための条件にも現れる。実施の形態2では、検出温度が第一動作温度TON1を下回っており、かつ、筐体の内部温度Tinが筐体基準温度Tresを上回っている、という条件を満たしたときに、はじめてONOFF制御を切り替える温度が第二に変更となる。
実施の形態3に係る車載充電装置3は、実施の形態1と同じ構成であるが、処理フローに実施の形態2とは異なる変形が施されている。
実施の形態3で用いる符号は、特に明記する場合を除き既出の実施の形態と同じものが使用される。また、既出の実施の形態と重複する説明は、適宜省略される。
車載充電装置3を作動させてしばらくの間は、ST50はNOと判断される。処理フローは、実施の形態1または実施の形態2のST100へと進む。
実施の形態3に特有の動作は、この状態iのときに現れる。簡単に言えば、状態iのときに実施の形態3に係る車載充電装置3は、ONOFF制御を切り替える温度を第三停止温度TOFF3と第三動作温度TON3(以降、2つを合わせて「第三切換え温度」と呼ぶ)へ移す。
検出温度が第三停止温度TOFF3を上回っているかを判断するステップ(ST52)は、検出温度が第二停止温度TOFF2を上回っているかを判断するステップ(ST310)に対応する。
動作を維持するステップ(ST53)は、動作を維持するステップ(ST320)と同じである。
動作を停止するステップ(ST55)は、動作を停止するステップ(ST340)と同じである。
Claims (4)
- ヒートシンク上に設置され、水冷される、外部から供給される電圧よりも高い電圧がかかるパワー半導体と、
前記パワー半導体の温度を測定する温度センサと、
前記温度センサの検出温度に基づいて、前記パワー半導体をONOFF制御する処理回路と、を含み、
前記ONOFF制御を切り替える温度は、少なくとも第一切換え温度と第二切換え温度とを含み、
前記第一切換え温度は、初期の設定温度であり、
前記第二切換え温度の第二停止温度T OFF2 が前記第一切換え温度の第一停止温度T OFF1 よりも低く設定されている、
車載充電装置。 - ヒートシンク上に設置され、水冷される、外部から供給される電圧よりも高い電圧がかかるパワー半導体と、
前記パワー半導体の温度を測定する温度センサと、
前記温度センサの検出温度に基づいて、前記パワー半導体をONOFF制御する処理回路と、を含み、
前記ONOFF制御を切り替える温度は、少なくとも第一切換え温度と第二切換え温度とを含み、
前記第一切換え温度は、初期の設定温度であり、
前記第二切換え温度の第二動作温度T ON2 が前記第一切換え温度の第一動作温度T ON1 より低く設定されている、
車載充電装置。 - ヒートシンク上に設置され、水冷される、外部から供給される電圧よりも高い電圧がかかるパワー半導体と、
前記パワー半導体の温度を測定する温度センサと、
前記温度センサの検出温度に基づいて、前記パワー半導体をONOFF制御する処理回路と、を含み、
前記ONOFF制御を切り替える温度は、少なくとも第一切換え温度と第二切換え温度とを含み、
前記第一切換え温度は、初期の設定温度であり、
筐体の内部温度Tinが筐体基準温度Tresを下回っていたときに、前記ONOFF制御を切り替える温度を前記第一切換え温度に戻す、
車載充電装置。 - ヒートシンク上に設置され、水冷される、外部から供給される電圧よりも高い電圧がかかるパワー半導体と、
前記パワー半導体の温度を測定する温度センサと、
前記温度センサの検出温度に基づいて、前記パワー半導体をONOFF制御する処理回路と、を含み、
前記ONOFF制御を切り替える温度は、少なくとも第一切換え温度と第二切換え温度とを含み、
前記第一切換え温度は、初期の設定温度であり、
冷媒温度Twaterが冷媒基準温度Tcoolを上回っているときに、前記処理回路は、第一動作温度TON1よりも高い第三動作温度TON3と、第一停止温度TOFF1よりも低い第三停止温度TOFF3と、を用いて、前記ONOFF制御を切り替える、
車載充電装置。
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PCT/JP2021/013772 WO2022208707A1 (ja) | 2021-03-31 | 2021-03-31 | 車載充電装置 |
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JP2023510003A Active JP7313590B2 (ja) | 2021-03-31 | 2021-03-31 | 車載充電装置 |
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