JP6056486B2 - 車両用電力供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池と、太陽電池によって発電した電力で充電される蓄電池とを備えた車両用電力供給装置に関する。
従来から、車両の屋根に設置された太陽電池と、太陽電池によって発電した電力で充電される蓄電池とを備え、この太陽電池と蓄電池とからなるサブ電源を使って、車載電気負荷への電力供給を補助する車両用電力供給装置が知られている。例えば、特許文献1に提案された装置では、車両駆動用モータの電源となる高圧バッテリの出力電圧(200V)を降圧する降圧用DC/DCコンバータを備えて降圧用DC/DCコンバーから低圧系電気負荷に電力供給する電源系統と、太陽電池によって発電した電力で充電される蓄電池から低圧系電気負荷に電力供給する電源系統とを組み合わせて設けている。この装置では、蓄電池の出力電圧が設定電圧以上になると太陽電池から蓄電池への充電路を遮断し、蓄電池の出力を昇圧用DC/DCコンバータで昇圧して低圧系電気負荷に電力供給する。
特開2012−56357号
しかしながら、特許文献1に提案された装置では、蓄電池から低圧系電気負荷に電力供給するためには、その出力電圧を、高圧バッテリから供給される低圧電源系となる降圧用DC/DCコンバータの出力電圧よりも高くする必要がある。このため、蓄電池の出力を昇圧するための昇圧用DC/DCコンバータが別途必要になり、電力供給装置の回路構成が複雑になってしまう。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、蓄電池の充放電制御を行う回路構成を簡素化することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、高圧バッテリ(10)と、前記高圧バッテリの出力を降圧し、降圧した電力を低圧系電気負荷(50)に供給するDC/DCコンバータ(20)と、光エネルギーを電力に変換する太陽電池(30)と、前記低圧系電気負荷に対して前記DC/DCコンバータと並列に接続され前記太陽電池により充電される蓄電池であるソーラー用蓄電池(40)とを車両に備え、前記ソーラー用蓄電池の蓄電量が所定レベル以上となる場合に前記ソーラー用蓄電池から前記低圧系電気負荷に電力供給させる車両用電力供給装置において、
前記ソーラー用蓄電池から前記低圧系電気負荷に電力供給させる場合に、前記DC/DCコンバータの出力電圧を、前記ソーラー用蓄電池の出力電圧よりも低い電圧にまで低下させる降圧電圧制御手段(90,23)を備えたことにある。
本発明の車両用電力供給装置は、高圧バッテリとDC/DCコンバータ(直流−直流変換器)とを備え、高圧バッテリの出力をDC/DCコンバータにより降圧して低圧系電気負荷に電力供給できるだけでなく、太陽電池とソーラー用蓄電池とを備えて、太陽電池で発電された電力により充電されるソーラー用蓄電池から低圧系電気負荷に電力供給できるように構成されている。そして、ソーラー用蓄電池の蓄電量が所定レベル以上となる場合にソーラー用蓄電池から低圧系電気負荷に電力供給させる。例えば、ソーラー用蓄電池の蓄電量が所定レベル未満となる場合には、DC/DCコンバータから低圧系電気負荷に電力供給させ、ソーラー用蓄電池の蓄電量が所定レベル以上となる場合には、DC/DCコンバータに代えてソーラー用蓄電池から低圧系電気負荷に電力供給させる。
降圧電圧制御手段は、ソーラー用蓄電池から低圧系電気負荷に電力供給させる場合に、DC/DCコンバータの出力電圧を、ソーラー用蓄電池の出力電圧よりも低い電圧にまで低下させる。ソーラー用蓄電池とDC/DCコンバータとは、低圧系電気負荷に対して並列に接続されているため、その出力電圧の高い方から低圧系電気負荷に電力供給される。従って、DC/DCコンバータの出力電圧をソーラー用蓄電池よりも低い電圧に制御することで、簡単にソーラー用蓄電池から低圧系電気負荷に電力供給させることができる。この結果、本発明によれば、ソーラー用蓄電池の充放電制御を行う回路構成を簡素化することができる。
本発明の他の特徴は、前記ソーラー用充電池の放電路には、前記DC/DCコンバータから前記ソーラー用蓄電池に充電電流が流れないようにするスイッチ(70)あるいはダイオード(71)を備えたことにある。
本発明によれば、DC/DCコンバータの出力によってソーラー用充電池が充電されないため、太陽電池の発電した電力を有効にソーラー用充電池に充電することができ、高圧バッテリの電力消費を低減することができる。
本発明の他の特徴は、前記ソーラー用蓄電池の発熱によって発電する熱発電素子(80)を備え、前記降圧電圧制御手段は、前記DC/DCコンバータの出力電圧を、前記熱発電素子の出力が予め設定された設定レベルよりも低いときに前記ソーラー用蓄電池の出力電圧よりも高い電圧に制御し(S13)、前記熱発電素子の出力が前記設定レベル以上となるときに前記ソーラー用蓄電池の出力電圧よりも低い電圧に制御する(S15)ことにある。
ソーラー用蓄電池は、太陽電池による充電によって蓄電量が増加して所定レベルを超えると発熱量が増加し、熱発素子の出力する起電力が増加する。従って、この熱発電素子の出力の増加に基づいて、ソーラー用蓄電池の蓄電量が増加したことを推定することができる。このことを利用して、降圧電圧制御手段は、熱発電素子の出力が予め設定された設定レベルよりも低いときに、DC/DCコンバータの出力電圧をソーラー用蓄電池の出力電圧よりも高い電圧に制御する。これにより、ソーラー用蓄電池の蓄電量が所定レベルに達していない場合には、DC/DCコンバータから低圧系電気負荷に電力供給することができる。一方、熱発電素子の出力が予め設定された設定レベル以上になるときには、降圧電圧制御手段が、DC/DCコンバータの出力電圧をソーラー用蓄電池の出力電圧よりも低い電圧に制御する。これにより、ソーラー用蓄電池の蓄電量が所定レベルに達している場合には、DC/DCコンバータに代わってソーラー用蓄電池から低圧系電気負荷に電力供給することができる。従って、本発明によれば、熱発電素子の出力に基づいて、ソーラー用蓄電池の充放電を切り替えることができるため、回路構成を一層簡易にすることができるとともに、充放電の切替制御に必要な電力の低減を図ることができる。
本発明の他の特徴は、前記熱発電素子は、高温部と低温部との温度差に応じて発電するペルチェ素子(80)であり、前記高温部が前記ソーラー用蓄電池の本体に接触し、前記低温部が、車両の特定部位に送風するファンの送風路を利用して前記送風路に臨むように配置されていることにある。
本発明によれば、車両に搭載された既存のファンの送風路を兼用してペルチェ素子の低温部を冷却することができるため、低コストにてソーラー用蓄電池の発熱状態を適切に検出することができる。
尚、上記説明において、括弧内に示した符号は、発明の理解を助けるものであり、発明の各構成要件を前記符号によって規定される実施形態に限定させるものではない。
本発明の実施形態に係る車両用電力供給装置の概略構成図である。 DC/DCコンバータの降圧電圧切替制御に係る概略構成図である。 電圧切替指令部の作動を表すフローチャートである。 変形例の車両用電力供給装置の概略構成図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車両用電力供給装置について図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る車両用電力供給装置の概略構成を表している。
本実施形態の車両用電力供給装置は、ハイブリッドシステム100を備えた車両に適用されるものであるが、電気自動車等、他の形式の車両においても適用することができる。車両用電力供給装置は、ハイブリッドシステム100の走行駆動用電源として使用される高圧バッテリ10と、この高圧バッテリ10の出力電圧を降圧するDC/DCコンバータ20と、車両の屋根に設けられて光エネルギーを電力に変換する太陽電池30と、太陽電池で発電した電力を蓄電するソーラー用蓄電池40(以下、単に蓄電池40と呼ぶ)とを備えている。
ハイブリッドシステム100は、車両走行用の電気アクチュエータであるモータ101と、高圧バッテリ10の直流電源を3相に変換してモータ101を通電制御するためのインバータ102と、車両走行駆動用内燃機関であるエンジン103と、エンジン103の作動を制御するエンジンECU104と、ハイブリッドシステム100内の作動を制御するHV−ECU105とを備える。HV−ECU105は、主要部がマイクロコンピュータにて構成され、アクセル開度、シフトポジションおよび各種センサからの信号によって運転状態に応じたエンジン出力およびモータトルクを算出して、エンジンECU104に要求値を出力するとともに、インバータ102の出力を制御する。
高圧バッテリ10は、本実施形態においては定格電圧200Vのものが使用される。この高圧バッテリ10の正極には高圧系電源ライン11が接続され、負極にはグランドライン12が接続される。高圧系電気負荷であるインバータ102に対しては、この高圧系電源ライン11およびグランドライン12を介して200Vの電力が供給される。一方、車両内に設けられた低圧系電気負荷類(12V系の電気負荷であり、以下、車載負荷50と呼ぶ)には、高圧バッテリ10の出力をDC/DCコンバータ20で降圧した電力が供給される。
DC/DCコンバータ20は、入力ポートに高圧系電源ライン11とグランドライン12とを接続して200Vの直流電源の供給を受ける。DC/DCコンバータ20の出力ポートは、低圧系電源ライン51とグランドライン52とが接続される。車載負荷50は、低圧系電源ライン51とグランドライン52に接続され、低圧系電源ライン51とグランドライン52を介して低圧系電源が供給される。
DC/DCコンバータ20は、図2に示すように、パワー回路部21と、降圧制御部22とを備えている。パワー回路部21は、高圧バッテリ10の出力電圧を入力し、入力した直流電圧をトランジスタブリッジ回路でいったん交流に変換し、巻線トランスにて低電圧に降圧した後、整流処理および平滑化を行って所定電圧の直流電圧を生成する。降圧制御部22は、パワー回路部21の出力電圧(降圧電圧)を所定の範囲(例えば、10V〜14V)に調整する制御回路であって、指令された電圧(後述する10Vあるいは14V)になるようにパワー回路部21のスイッチング素子の作動を制御する。
車両用電力供給装置は、車載負荷50への電源としてDC/DCコンバータ20を備えるだけでなく、太陽電池30によって充電される蓄電池40を備えている。蓄電池40の正極は、放電用スイッチ70を介して低圧系電源ライン51に接続され、蓄電池40の負極はグランドライン52に接続される。従って、放電用スイッチ70がオンしているときには、DC/DCコンバータ20と蓄電池40とを並列接続した車載負荷50用の低圧系電源装置が構成される。蓄電池40は、例えば、ニッケル・水素蓄電池、リチウムイオン二次電池、鉛蓄電池など種々の二次電池を使用することができる。本実形態の蓄電池40は、定格出力電圧が12V仕様のものである。
太陽電池30は、車両の屋根に配設されたソーラーパネルであって、太陽光エネルギーにより発電し、その発電した電力を蓄電池40に充電する。太陽電池30の発電電力出力ライン31は、蓄電池40の正極と放電用スイッチ70との間に接続されている。従って、放電用スイッチ70がオフしている場合でも、蓄電池40への充電が可能となっている。
蓄電池40は、太陽電池30によって充電されるが、その充電状態(SOC)が満充電になっても、太陽電池30は発電を継続するため、その発電電力が無駄となってしまう。そこで、本実施形態においては、蓄電池40の充電状態(SOC)を推定し、SOCが所定状態(例えば、満充電)に達したときに、DC/DCコンバータ20に代えて、蓄電池40から車載負荷50へ電力供給するようにする。蓄電池40は、太陽電池30から供給される電力によって充電されるが、満充電状態になった後は、太陽電池30の発電の継続によって過充電となるため発熱量が増大する。そこで、本実施形態においては、蓄電池40の発熱状態を検知することにより、蓄電池40のSOCが所定レベル(満充電)に到達したことを推定により検知する。
本実施形態においては、熱発電素子であるペルチェ素子80を使って蓄電池40の発熱状態を検知する。ペルチェ素子80は、2種類の異なる金属または半導体を接合して、一方の接合部(高温部と呼ぶ)と他方の接合部(低温部と呼ぶ)とのあいだに温度差が生じると起電力が生じるというゼーベック効果を利用したものである。本実施形態においては、図2に示すように、ペルチェ素子80の高温部81を蓄電池40の本体に接触させ、低温部82をファン60の送風路61に臨むように設ける。この場合、ペルチェ素子80の高温部81を蓄電池40の本体に直接接触させてもよいし、熱伝導体を介在させて蓄電池40の本体の熱が高温部81に伝達されるようにしてもよい。同様に、ペルチェ素子80の低温部82を送風路61に直接臨ませても良いが、図2に示すように、ペルチェ素子80の低温部82を放熱フィン等の冷却壁62を介してファン60の送風路61に臨ませるようにして、ペルチェ素子80の低温部82の熱が冷却壁62を介して放出されるようにするとよい。
このファン60は専用に設けても良いが、本実施形態においては、例えば、エンジン103、走行用のモータ101、インバータ102等の走行駆動用機器を冷却するために用いられる冷却用ファンや、車室内を換気する換気用ファンなど車両に搭載された既存のファンを利用する。つまり、車両に設けられた既存のファンの送風路を利用する。尚、本実施形態においては、ペルチェ素子80の低温部82をファン60の下流側となる送風路61に臨ませているが、必ずしもそのようにする必要はなく、低温部82を自然冷却させるようにしてもよい。
ペルチェ素子80の出力する起電力は、電圧切替指令部90に出力される。電圧切替指令部90は、図2に示すように、トランジスタ91とコンデンサ92とを備えている。コンデンサ92は、トランジスタ91のベース・エミッタ間に設けられて、ペルチェ素子80の出力する起電力によって電荷を蓄積する。これにより、トランジスタ91は、コンデンサ92の両端電圧が基準電圧に達するとオンする。トランジスタ91のコレクタ電圧は、DC/DCコンバータ20の降圧制御部22に供給される。この降圧制御部22に供給される電圧信号が、DC/DCコンバータ20の降圧電圧値を指令する電圧指令信号となる。電圧指令値信号は、トランジスタ91のオフ状態を表す信号が第1電圧指令信号となり、トランジスタ91のオン状態を表す信号が第2電圧指令信号となる。第1電圧指令信号は、DC/DCコンバータ20の降圧電圧値を、蓄電池40の定格出力電圧(12V)よりも高い第1設定電圧(本実施形態では、14V)に設定する指令であり、第2電圧指令信号は、DC/DCコンバータ20の降圧電圧値を、蓄電池40の定格出力電圧(12V)よりも低い第2設定電圧(本実施形態では、10V)に設定する指令である。以下、第1電圧指令信号を14V指令信号と呼び、第2電圧指令信号を10V指令信号と呼ぶ。尚、第1設定電圧は、14Vに限るものではなく、蓄電池40の定格出力電圧よりも高い値であって車載負荷50を作動可能な電圧であればよく、第2設定電圧は、10Vに限るものではなく、蓄電池40の定格出力電圧よりも低い値であって、車載負荷50を作動可能な電圧であればよい。
従って、蓄電池40のSOCが所定レベル(満充電)に到達していない状態においては、ペルチェ素子80の起電力が低いため、14V指令信号が出力されることになり、蓄電池40のSOCが所定レベルに到達した後さらに太陽電池30が発電している状態においては、ペルチェ素子80の起電力が上昇して、10V指令信号が出力されることになる。
降圧制御部22は、パワー回路部21のスイッチング素子の作動を制御する降圧制御IC23と、電圧切替指令部90から送信された電圧信号を受信して、降圧制御IC23の読み取り可能な電圧信号に変換する調整素子24とを備える。降圧制御部22は、電圧切替指令部90から送信された電圧信号が14V指令信号である場合には、DC/DCコンバータ20の出力電圧(降圧電圧)が14Vになるようにパワー回路部21のスイッチング素子の作動を制御し、電圧切替指令部90から送信された電圧信号が10V指令信号である場合には、DC/DCコンバータ20の出力電圧(降圧電圧)が10Vになるようにパワー回路部21のスイッチング素子の作動を制御する。
電圧指令信号は、放電用スイッチ70の作動信号としても使われる。放電用スイッチ70は、外部からの信号を入力して、その外部信号によって接点が開閉するタイプのリレースイッチである。放電用スイッチ70は、入力した電圧指令信号が10V指令信号の場合に接点が閉じて(オン)、蓄電池40の正極と低圧系電源ライン51とを電気的に接続し、電圧指令信号が14V指令信号の場合に接点が開いて(オフ)、蓄電池40の正極と低圧系電源ライン51との接続を遮断する。
次に、車両用電力供給装置の行う蓄電池40の充放電制御について説明する。図3は、蓄電池40の充放電制御を説明するための電圧切替指令部90の作動を表すフローチャートである。このフローチャートは繰り返し実施される。
蓄電池40の温度は、その充電状態に応じて変化し、その温度に応じた起電力がペルチェ素子80から出力される。電圧切替指令部90は、ペルチェ素子80の出力する起電力が所定電圧に達していない場合には(ステップS11:No)、電圧切替指令部90が放電用スイッチ70に対してスイッチオフ信号を出力し、ステップS13においてDC/DCコンバータ20の降圧制御部に対して14V指令信号を出力する。この作動は、トランジスタ91のオフ状態により実行される。これにより、放電用スイッチ70がオフ状態となり、DC/DCコンバータ20の出力電圧(降圧電圧)が14Vに制御される。この場合、車載負荷50は、DC/DCコンバータ20から電力供給される。
このステップS12,13の処理は、蓄電池40のSOCが所定レベルに達していない状況において実際される。蓄電池40は、太陽電池30から発電電力が供給されても、SOCが所定レベルに達していないあいだは発熱量が少ない。このため、ペルチェ素子80の起電力が所定電圧に達しない。従って、この状態では、太陽電池の発電電力が蓄電池40に充電されることになる。また、蓄電池40の出力電圧は12Vであり、DC/DCコンバータ20の出力電圧(14V)よりも低いが、放電用スイッチ70がオフしているため、DC/DCコンバータ20の出力によって蓄電池40が充電されることはない。このため、太陽電池30の発電電力を有効に使って蓄電池40を充電することができる。
蓄電池40の蓄電量が増加してSOCが所定レベルに達し、引き続き太陽電池30が発電を継続すると、蓄電池40の発熱量が増加し、ペルチェ素子80の出力する起電力が増加する。これにより、ペルチェ素子80の出力する起電力が所定電圧に達する(S11:Yes)。この場合、電圧切替指令部90は、ステップS14において、放電用スイッチ70に対してスイッチオン信号を出力し、ステップS15においてDC/DCコンバータ20の降圧制御部22に対して10V指令信号を出力する。この作動は、トランジスタ91のオン状態により実行される。これにより、放電用スイッチ70がオン状態となり、DC/DCコンバータ20の出力電圧(降圧電圧)が10Vに制御される。この場合、蓄電池40の出力電圧は12Vであり、DC/DCコンバータ20の出力電圧が10Vであるため、両者の出力電圧の大小関係が逆転する。このため、DC/DCコンバータ20に代わって蓄電池40から車載負荷50へ電力供給される状態となる。この場合、太陽電池30の発電した電力も車載負荷50に供給される。
こうして、蓄電池40からの放電により蓄電量が低下すると、蓄電池40の発熱量が低下していく。そして、ペルチェ素子80の出力する起電力が所定電圧を下回ると、電圧切替指令部90のトランジスタ91がオフする。これにより、放電用スイッチ70がオフ状態、DC/DCコンバータ20の出力電圧(降圧電圧)が14Vに戻される。従って、蓄電池40に代わってDC/DCコンバータ20から車載負荷50へ電力供給される状態となる。また、太陽電池30の発電する電力が蓄電池40に充電される状態となる。
以上説明した本実施形態の車両用電力供給装置によれば、DC/DCコンバータ20の出力電圧(降圧電圧)を、蓄電池40の出力電圧より高い電圧と低い電圧とに切り替えることにより、DC/DCコンバータ20から車載負荷50に電力供給する状態と、蓄電池40から車載負荷50に電力供給する状態とに切り替えることができる。この降圧電圧の切り替えにより、蓄電池40の充電と放電とを切り替えることができ、従来装置のように、DC/DCコンバータを複数備える必要が無く、簡易な回路構成にて充放電制御を実施することができる。
また、蓄電池40の発熱状態に応じた起電力を発生するペルチェ素子80を用いて、ペルチェ素子80の出力電圧に基づいて蓄電池40の充放電の切り替えを行うため、一層、回路構成を簡易にすることができるとともに、充放電の切替制御に必要な電力の低減を図ることができる。
また、蓄電池40から車載負荷50に電力供給しているときに、車載負荷50の電力使用量が一時的に増加して蓄電池40の出力電圧が10V以下にまでドロップした場合には、DC/DCコンバータ20から車載負荷50へ電力供給することができる。つまり、DC/DCコンバータ20からのバックアップを受けることができる。従って、車載負荷50の作動を安定的に継続させることができる。
また、蓄電池40のSOCが低い状態では太陽電池30の発電電力を蓄電池40に充電し、蓄電池40のSOCが高くなった状態で蓄電池40から車載負荷50に電力供給するようにしているため、太陽電池30の発電電力を有効に蓄電することができる。また、放電用スイッチ70により、DC/DCコンバータ20から蓄電池40への充電ができないように構成されているため、高圧バッテリ10の保有する電力が蓄電池40への充電に消費されることがない。このことによっても、太陽電池30の発電電力を有効に蓄電することができる。
また、既存のファン60の送風路60を兼用してペルチェ素子80の低温部82を冷却することができるため、低コストにて蓄電池の発熱状態を適切に検出することができる。
以上、本実施形態の車両用電力供給装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、DC/DCコンバータ20から蓄電池40へ充電電流が流れないように放電用スイッチ70を設けているが、図4に示すように、放電用スイッチ70に代えてダイオード71を設けても良い。この場合、ダイオード71は、蓄電池40の放電方向の電流の流れを許容し、充電方向の電流の流れを遮断するように設ければよい。この変形例によれば、蓄電池40の充放電を切り替えるためにスイッチ切替制御(S12,S124)を行わなくてもよく、充放電制御を一層簡易にすることができる。
また、電圧切替指令部90は、必ずしもコンデンサ92を備える必要はなく、ペルチェ素子80の出力を直接トランジスタに入力するようにしてもよい。
また、蓄電池40から電力供給する車載負荷50については、車両に搭載された全ての低圧系電気負荷である必要はなく、特定の低圧系電気負荷のみであってもよい。例えば、エンジン103、走行用のモータ101、インバータ102等の走行駆動用機器を冷却するために用いられる冷却用ファンや、車室内を換気する換気用ファンなどの車載負荷のみとするようにしてもよい。
また、蓄電池40の低温部を冷却するファン60は、太陽電池30に常時接続して太陽電池30のみから電力供給を受けるように構成してもよい。この構成によれば、太陽電池30が発電しているときには、ファン60が作動して蓄電池40の低温部を冷却するため、ペルチェ素子80の起電力を高めるように作用し、太陽電池30が発電していないときには、蓄電池40が発熱せず、ファン60が停止して蓄電池40の低温部を冷却しないため、ペルチェ素子80の高温部と低温部との温度差が生じなく、ペルチェ素子80が起電力を出力しない。このため、太陽電池30が発電している状況を適切に反映して、充放電の切替制御を実施することができる。
また、本実施形態においては、ペルチェ素子80の出力の増加に基づいて蓄電池40の蓄電量の増加を推定しているが、蓄電池40の充電状態を電圧等によって検出する充電状態検出センサを設けて、その充電状態検出センサにより検出される充電状態が所定レベル以上に達したときに、DC/DCコンバータ20の出力電圧を第1設定電圧から第2設定電圧に切り替えるようにしてもよい。
10…高圧バッテリ、20…DC/DCコンバータ、21…パワー回路部、22…降圧制御部、23…降圧制御IC、30…太陽電池、40…蓄電池、50…車載負荷、60…ファン、61…送風路、62…冷却壁、70…放電用スイッチ、71…ダイオード、80…ペルチェ素子、81…高温部、82…低温部、90…電圧切替指令部、91…トランジスタ、92…コンデンサ、100…ハイブリッドシステム。

Claims (4)

  1. 高圧バッテリと、
    前記高圧バッテリの出力を降圧し、降圧した電力を低圧系電気負荷に供給するDC/DCコンバータと、
    光エネルギーを電力に変換する太陽電池と、
    前記低圧系電気負荷に対して前記DC/DCコンバータと並列に接続され前記太陽電池により充電される蓄電池であるソーラー用蓄電池と
    を車両に備え、前記ソーラー用蓄電池の蓄電量が所定レベル以上となる場合に前記ソーラー用蓄電池から前記低圧系電気負荷に電力供給させる車両用電力供給装置において、
    前記ソーラー用蓄電池から前記低圧系電気負荷に電力供給させる場合に、前記DC/DCコンバータの出力電圧を、前記ソーラー用蓄電池の出力電圧よりも低い電圧にまで低下させる降圧電圧制御手段を備えたことを特徴とする車両用電力供給装置。
  2. 前記ソーラー用充電池の放電路には、前記DC/DCコンバータから前記ソーラー用蓄電池に充電電流が流れないようにするスイッチあるいはダイオードを備えたことを特徴とする請求項1記載の車両用電力供給装置。
  3. 前記ソーラー用蓄電池の発熱によって発電する熱発電素子を備え、
    前記降圧電圧制御手段は、前記DC/DCコンバータの出力電圧を、前記熱発電素子の出力が予め設定された設定レベルよりも低いときに前記ソーラー用蓄電池の出力電圧よりも高い電圧に制御し、前記熱発電素子の出力が前記設定レベル以上となるときに前記ソーラー用蓄電池の出力電圧よりも低い電圧に制御することを特徴とする請求項1または2記載の車両用電力供給装置。
  4. 前記熱発電素子は、高温部と低温部との温度差に応じて発電するペルチェ素子であり、前記高温部が前記ソーラー用蓄電池の本体に接触し、前記低温部が、車両の特定部位に送風するファンの送風路を利用して前記送風路に臨むように配置されていることを特徴とする請求項3記載の車両用電力供給装置。
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