JP7313234B2 - 男性用吸収性物品 - Google Patents
男性用吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7313234B2 JP7313234B2 JP2019156680A JP2019156680A JP7313234B2 JP 7313234 B2 JP7313234 B2 JP 7313234B2 JP 2019156680 A JP2019156680 A JP 2019156680A JP 2019156680 A JP2019156680 A JP 2019156680A JP 7313234 B2 JP7313234 B2 JP 7313234B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorbent article
- width direction
- men
- less
- crotch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
また、面方向への拡散はそれほど早くないため、吸収体内での吸収量の分布は、排尿口の近くが高くなる。男性用吸収性物品では一部だけが吸収により盛り上がると、はき心地が悪くなる。
図1は、本発明の実施形態に係る男性用吸収性物品1をトップシート10側から見た平面図であり、図2は、図1の男性用吸収性物品1のX1-X1における断面図であり、図3は図1の男性用吸収性物品1のX2-X2における断面図である。
図1から図3に示すように、男性用吸収性物品1は、肌当接面側に配された液透過性のトップシート10と、トップシート10に対向して非肌当接面側に配置された液不透過性のバックシート20と、トップシート10とバックシート20との間に配置された吸収体30と、を有し、長手方向に腹側部2と股側部3とを有し、腹側部2から股側部3にかけて、幅方向の寸法が漸減する、略凧型形状である。なお、男性用吸収性物品1は、高い吸収量で、かつ薄型であり、特に軽失禁製品、尿取りパッド等に適用することができる。
また、男性用吸収性物品1において、トップシート10とバックシート20の幅方向の最大寸法が、いずれも130mm以上200mm以下であることが好ましく、長手方向の最大寸法が、いずれも210mm以上290mm以下であることが好ましい。トップシート10及びバックシート20の寸法を上記の数値範囲内に調整することにより、軽失禁製品、尿取りパッド等に適した男性用吸収性物品1を得ることができる。
立体ギャザー用のシート部材としては、例えば、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、ポリエチレンフィルム、又はそれらのシートを組み合わせて接合したシートなどが使用できる。強度及び加工性の点から、立体ギャザー40の坪量は、8g/m2以上20g/m2以下であることが好ましい。
弾性部材としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状又は帯状の天然ゴム等が使用される。なお、弾性部材の太さは、470dtex以上1240dtex以下であることが好ましい。
トップシート10は、液透過性不織布11と、開孔フィルム12とが、液透過性不織布11が開孔フィルム12よりも肌当接面側になるように重ねられた複合シートである。液透過性不織布11としては、例えば、エアスルー不織布、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布など公知の親水性不織布等が使用できる。また、肌への刺激を低減させるため、液透過性不織布11には、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させてもよい。
強度、加工性及び液戻り量の点から、液透過性不織布11の坪量は、16g/m2以上60g/m2以下であることが好ましく、18g/m2以上40g/m2以下であることがより好ましい。
また、開孔フィルム12は、体液が吸収体30へと移動するような液透過性、液拡散性を備えていることが好ましく、開孔フィルム12の形状としては特に制限はないが、強度、加工性の点から、開孔フィルム12の坪量は20g/m2以上60g/m2以下であることが好ましい。また、液透過性の点から、開孔の数は50個/cm2以上が好ましい。
本発明の男性用吸収性物品1においては、トップシート10上に、肌当接面側に凸型に隆起するように成形された左右対称の一対の体液拡散流路13が、股側部3の体液排泄領域4に少なくとも二対以上、幅方向に離間して並設されている。また、体液拡散流路13は、男性用吸収性物品1の幅方向中央側から幅方向両端部側に向かって、幅方向中央側がより腹側部2側であり、幅方向両端部側がより股側部3側となる傾斜状に延在しており、かつ、幅方向中央近傍には配されていない。
図4(b)に示すような体液拡散流路13を有しない場合には、F2で示したように、トップシート10から直接吸収体30へ吸収されるため、吸収体30内又はトップシート10内部で体液が拡散する。そのため拡散は遅く、主に重力により下方向への拡散が中心となる。
機序としては詳しい理由は不明であるが、体液はトップシート10下に細かい空隙が無数にある吸収体30内を進むよりも、凸部内の空隙がある方が進み易いこと、また、凸部内の開孔フィルム12側は親水性が低いうえに、フィルムを開孔したときに生じるテーパー状のリブによりロータス効果により水が流れやすくなる等が原因と考えられる。そのため、本発明の男性用吸収性物品1では開孔フィルム12のテーパー状のリブが吸収体30側に向くように設置することが好ましい。
なお、開孔フィルム12は疎水性であるため、吸収体30又は体液拡散流路13の凸部内に一時的に溜まった体液は、身体側に戻ることはない。そのため、吸収後の接触冷感が低く、サラッとした良好なドライ触感の男性用吸収性物品1を得ることができる。
なお、体液排泄領域4の長手方向の寸法は、140mm以上195mm以下であることが好ましく、無加工領域5の長手方向の寸法は、70mm以上100mm以下であることが好ましい。
バックシート20は、吸収体30が保持している体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、通気性又は非通気性の液不透過性のプラスチックフィルムが使用できる。
本発明の男性用吸収性物品1において、吸収体30の長手方向の最大寸法は、170mm以上310mm以下であることが好ましく、200mm以上280mm以下であることがより好ましい。また、吸収体30の幅方向の最大寸法は、90mm以上210mm以下であることが好ましく、120mm以上190mm以下であることがより好ましい。
本発明の男性用吸収性物品1を製造するときは、最初に、液透過性不織布11と開孔フィルム12を積層し、肌当接面側に凸型に隆起するように成形された左右対称の一対の体液拡散流路13を設けて、トップシート10を製造する。
2 腹側部
3 股側部
4 体液排泄領域
5 無加工領域
10 トップシート
11 液透過性不織布
12 開孔フィルム
13 体液拡散流路
20 バックシート
30 吸収体
40 立体ギャザー
Claims (4)
- 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートの間に配置された吸収体とを備え、長手方向に腹側部と股側部とを有し、前記腹側部から前記股側部にかけて、幅方向の寸法が漸減する、略凧型形状の男性用吸収性物品であって、
前記トップシートは、液透過性不織布と、500μm以上900μm以下の開孔径を有する開孔フィルムとが、前記液透過性不織布が前記開孔フィルムよりも肌当接面側になるように重ねられた複合シートであり、
前記トップシート上に、肌当接面側に凸型に隆起するように成形された左右対称の一対の体液拡散流路が、前記股側部の体液排泄領域に少なくとも二対以上、幅方向に離間して並設されており、
前記体液拡散流路は、前記男性用吸収性物品の幅方向中央側から幅方向両端部側に向かって、幅方向中央側がより腹側部側であり、幅方向両端部側がより股側部側となる傾斜状に延在しており、かつ、幅方向中央近傍には配されておらず、
前記二対以上の体液拡散流路において、対となっている左右の体液拡散流路の幅方向中央側の端部間の間隔は、前記股側部側における前記間隔の方が前記腹側部側における前記間隔よりも狭いことを特徴とする、男性用吸収性物品。 - 前記体液拡散流路における各々の流路は、延在方向に対して、幅が4mm以上8mm以下であり、長さが20mm以上40mm以下である、肌当接面側に凸型に隆起するように成形された流路であることを特徴とする、請求項1に記載の男性用吸収性物品。
- 前記体液拡散流路が、前記男性用吸収性物品における腹側部端部から股側部端部までの長手方向全長に対して、股側部側の3分の1の領域には設けられていないことを特徴とする、請求項1又は2に記載の男性用吸収性物品。
- 前記トップシートと前記バックシートの幅方向の最大寸法が、いずれも130mm以上200mm以下であり、長手方向の最大寸法が、いずれも210mm以上290mm以下であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の男性用吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019156680A JP7313234B2 (ja) | 2019-08-29 | 2019-08-29 | 男性用吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019156680A JP7313234B2 (ja) | 2019-08-29 | 2019-08-29 | 男性用吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021029915A JP2021029915A (ja) | 2021-03-01 |
JP7313234B2 true JP7313234B2 (ja) | 2023-07-24 |
Family
ID=74676851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019156680A Active JP7313234B2 (ja) | 2019-08-29 | 2019-08-29 | 男性用吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7313234B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006271650A (ja) | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Daio Paper Corp | 吸収性物品及びその表面シート |
JP2014188042A (ja) | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Oji Holdings Corp | 吸収性物品のトップシート及びそれを用いた吸収性物品 |
JP2014195521A (ja) | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 日本製紙クレシア株式会社 | 吸収性物品 |
JP2019063118A (ja) | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 日本製紙クレシア株式会社 | 男性用吸収性物品 |
-
2019
- 2019-08-29 JP JP2019156680A patent/JP7313234B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006271650A (ja) | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Daio Paper Corp | 吸収性物品及びその表面シート |
JP2014188042A (ja) | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Oji Holdings Corp | 吸収性物品のトップシート及びそれを用いた吸収性物品 |
JP2014195521A (ja) | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 日本製紙クレシア株式会社 | 吸収性物品 |
JP2019063118A (ja) | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 日本製紙クレシア株式会社 | 男性用吸収性物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021029915A (ja) | 2021-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109152679B (zh) | 吸收性物品 | |
US7132585B2 (en) | Absorbent article with liquid acquisition layer | |
JP6169338B2 (ja) | 吸収体及びこれを用いた吸収性物品 | |
WO2012029851A1 (ja) | 吸収性物品 | |
WO2015033995A1 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2004089392A (ja) | 吸収性物品 | |
JP4173844B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2015047432A5 (ja) | ||
JP2013017531A (ja) | 吸収性物品 | |
JP6375574B2 (ja) | 軽失禁パッド | |
WO2012029848A1 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2017093950A (ja) | 吸収性物品 | |
JP5820706B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5302612B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5836782B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2012050744A (ja) | 吸収性物品 | |
JP7313234B2 (ja) | 男性用吸収性物品 | |
JP6437877B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP7109942B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2018000332A (ja) | 吸収性物品 | |
JP7379796B2 (ja) | 吸収性物品 | |
KR101779402B1 (ko) | 흡수확산 및 뭉침방지 특성이 향상된 일회용 흡수용품 | |
JP7295744B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP7424848B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP7279286B2 (ja) | 吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220708 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230509 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230620 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230711 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7313234 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |