JP7313051B2 - ツリーテント - Google Patents
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Description
床1は、枠体11と、枠体11上に設置される床板12とを有する。図2に枠体11の平面図、図3に床板12の平面図をそれぞれ示す。枠体11は、平面視において四角形状を有し、断面四角形の棒状部材が6本組み合わされてなる。具体的には、枠体11は、長手方向が前後方向で左右方向に所定距離隔てて対向配置された一対の棒状部材111a,111bと、長手方向が左右方向で一対の棒状部材111a,111b間に前後方向に所定間隔で配置された4本の棒状部材111c~111fとを有する。棒状部材111a~111f(以下、総称して「棒状部材111」と記すことがある。)の連結は、後述の接続部材4によってなされる。なお、一対の棒状部材111a,111bの左右方向の間隔及び棒状部材111dと棒状部材111eとの前後方向の間隔は、テントTが取り付けられる樹木の幹Stの外径よりも大きく設定されている。また、本実施形態では棒状部材111として角材を使用しているが、本発明の効果を発揮できる所定の強度を有する限りにおいて丸材やパイプ材など従来の公知の棒状部材であっても構わない。なお、枠体11の組立ては、樹木の幹Stが棒状部材111a,111b,111d,111eとで囲まれた領域に位置する状態で行われる。
図4に、接続部材4の一例を示す斜視図を示す。この図に示す接続部材4は、鋼板などでよい高い剛性の板材を屈曲又は接合してなる。具体的には、矩形状の上板部41と下板部42とが上下方向に離隔して平行に位置し、上板部41の右側端部と下板部42の右側端部とが側板部(仕切り壁)43で接合され、前面視において「コ」字状をしている。そして、上板部41の下面と下板部42の上面との間に、前後方向中央部で左右方向に延出する互いに平行な一対の矩形状の仕切り板(仕切り壁)44a,44bが接合されている。一対の仕切り板44a,44bの左縁端は上板部41と下板部42の左縁端と同一平面上に位置し、一対の仕切り板44a,44bの右縁端は、側板部43の内面から棒状部材111の左右方向厚みよりも若干広く隔てて位置している。
このような構造の接続部材4は2本の棒状部材111を接続可能である。すなわち、上板部41と、下板部42と、側板部43と、一対の仕切り板44a,44bの右縁端とによって一方の棒状部材111が挿通可能な第1空間91が規定され、上板部41と、下板部42と、一対の仕切り板44a,44bとによって他方の棒状部材111が挿通可能な第2空間92が規定される。換言すると、第1空間91の前後方向中央部に第2空間92の左右方向の右端部が連通する。
平面視において矩形状の枠体11の四隅に位置する接続部材4の上板部41には手動式のウインチ6が取り付けられている。ウインチ6は従来公知の市販品を用いることができ、上板部41に形成された貫通孔411b、411cにボルトとナットとによって固定される。ウインチ6のドラムに巻き付けられたロープ51の先端にはフックF1(図1に図示)が取り付けられており、ウインチ6のドラムから巻き出されたロープ先端のフックF1(図1に図示)は、樹木の幹Stの床1よりも上方位置に取り付け固定された上部固定部材2のリング22(図11に図示)に接続される。ウインチ6はラチェット(メカニカルブレーキ、不図示)を備えており、ハンドル61を回すことによってロープ51の巻き取りは自由であるが巻き出しはラチェットを解除しない限り不可とされる。なお、ウインチ6の取付位置は四隅の接続部材4に限定されるものではなく、枠体11の周縁に所定間隔で取り付けられている他の接続部材4にも取り付けてもよい。
上部固定部材2と下部固定部材3とは同じ構造を有しているので、ここでは代表して上部固定部材2について説明する。図11に上部固定部材2が樹木の幹Stに取り付けられた状態図を示す。上部固定部材2は、上下方向に所定幅を有し、平面視において半円状をなし、長手方向両端に外方に突出したフランジ部211を有する一対の半円状部材21a,21bを備え、フランジ部211の各々には前後方向に貫通する貫通孔(不図示)が形成されている。上部固定部材2の樹木の幹Stへの固定は、一対の半円状部材21a,21bが幹Stを挟み込むように配置され、対向位置したフランジ部211の貫通孔(不図示)にボルトBが挿通され、フランジ部211から突出するボルトBの先端にナットNが螺合され締め付けられることによって行われる。一対の半円状部材21a,21bの外周面には周方向所定間隔(図11では90度間隔)でロープ51を固定するための4つのリング22が取り付けられており、後述するように、このリング22にウインチ6から巻き出されたロープ先端のフックF1(図1に図示)が接続される。なお、一対の半円状部材21a,21bの内径及び形状は上部固定部材2が取り付けられる樹木の幹Stの太さ及び形状に合わせて適宜決定される。
まず、テントTを設営する樹木の幹Stが中央に位置する状態で棒状部材111と接続部材4とから構成される床1の枠体11が地上において組み立てられる。そして作製された枠体11上に床体12が設置され固定される。また一方でテントTを設営する樹木の幹Stの所定高さ位置に上部固定部材2が固定される。次に、枠体11の四隅に位置する接続部材4の上板部41にウインチ6が取り付けられる。そして、ウインチ6からロープ51が巻き出されてロープ先端のフックF1が上部固定部材2のリング22に係止される。その後、ウインチ6のハンドル61が回されロープ51が巻き取られて所定高さまで床1が上昇する。このとき、床1の四隅に配置された4つのウインチ6によってロープ51が所定長さづつ順番に繰り返し巻き取られることで、大きく傾かせることなく徐々に床1を上昇させてもよいし、あるいはウインチ6ごとにロープ51が一気に巻き取られ床1を所定高さとなるまで吊り上げてもよい。ただし、ウインチ6によって床1が所定高さまで吊り上げられたとき、床1が水平となるように各ウインチ6のロープ51の巻き取り量は調整される。これにより、図1に示すように、設営地が傾斜地であっても床1は水平状態とすることが可能となる。
1 床
2 上部固定部材
3 下部固定部材
4 接続部材
6 ウインチ
11 枠体
12 床板
43 側板部(仕切り壁)
44a,44b 仕切り板(仕切り壁)
51 ロープ(第1紐状部材)
52 ワイヤー(第2紐状部材)
91 第1空間
92 第2空間
P1,P2 ピン(係止具)
St 幹
TF テント布地
111 棒状部材
112 貫通孔(第1係止孔)
113 貫通孔(第2係止孔)
122 開口部
431a,431b 長孔(第1貫通孔)
441a,441b,441c,441d 長孔(第2貫通孔)
Claims (6)
- 樹木の幹の上下方向途中部に設置可能なテントであって、
平面視において略中央部に前記樹木の幹が挿通可能な開口部を有し、略水平に支持される組み立て可能な床と、
前記床よりも上方で樹木に取り付けられる上部固定部材と、
前記床の周縁に所定間隔で取り付けられる複数個の接続部材と、
前記複数個の接続部材と前記上部固定部材との間に張設され、前記樹木の幹の上下方向途中部に前記床を支持する複数本の第1紐状部材と、
前記複数個の接続部材又は前記上部固定部材に取り付けられ、前記複数本の第1紐状部材の巻き取り及び巻き出しを行う複数個のウインチと、
を備え、
前記床は組み立てられた後、前記複数個のウインチで樹木の幹の所望高さの設置位置まで吊り上げられる
ことを特徴とするツリーテント。 - 前記床よりも下方で樹木に取り付けられる下部固定部材と、
前記複数個の接続部材と前記下部固定部材との間に張設される第2紐状部材をさらに備える請求項1に記載のツリーテント。 - 前記床が、複数本の棒状部材が組み合わされた枠体と、前記枠体上に設置された床板とを有し、
前記複数本の棒状部材は前記接続部材によって組み合わされる請求項1又は2に記載のツリーテント。 - 樹木の幹の上下方向途中部に設置可能なテントであって、
平面視において略中央部に前記樹木の幹が挿通可能な開口部を有し、略水平に支持される床と、
前記床よりも上方で樹木に取り付けられる上部固定部材と、
前記床の周縁に所定間隔で取り付けられる複数個の接続部材と、
前記複数個の接続部材と前記上部固定部材との間に張設され、前記樹木の幹の上下方向途中部に前記床を支持する複数本の第1紐状部材と、
を備え、
前記床が、複数本の棒状部材が組み合わされた枠体と、前記枠体上に設置された床板とを有し、
前記接続部材が2本の棒状部材を組み合わせ可能であって、一方の棒状部材が挿通可能な第1空間と、他方の棒状部材の端部が挿入可能な第2空間とを有し、第1空間の棒状部材の挿通方向中央部に、第2空間の棒状部材の挿通方向端部が連通することを特徴とするツリーテント。 - 前記第1空間は、第1空間を形作る仕切り壁に第1貫通孔を有し、
前記一方の棒状部材に形成された第1係止孔と第1貫通孔が同軸上となるように、前記一方の棒状部材が第1空間に挿通され、第1貫通孔及び第1係止孔に棒状の係止具が挿通されることによって前記一方の棒状部材が第1空間に接続固定される請求項4に記載のツリーテント。 - 第2空間は、第2空間を形作る対向する一対の仕切り壁の対応する位置に第2貫通孔を有し、
前記他方の棒状部材の端部に形成された第2係止孔と第2貫通孔が同軸上となるように、前記他方の棒状部材が第2空間に挿入され、第2貫通孔及び第2係止孔に棒状の係止具が挿通されることによって前記他方の棒状部材が第2空間に接続固定される請求項4又は5に記載のツリーテント。
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JP2019180026A JP7313051B2 (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | ツリーテント |
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JP2021055422A JP2021055422A (ja) | 2021-04-08 |
JP7313051B2 true JP7313051B2 (ja) | 2023-07-24 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2019180026A Active JP7313051B2 (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | ツリーテント |
Country Status (1)
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JP (1) | JP7313051B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20110017250A1 (en) | 2009-07-25 | 2011-01-27 | DA DING ENERGY Co., Ltd. | Overhead combined tent structure |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0727329Y2 (ja) * | 1989-08-11 | 1995-06-21 | 賢治 松村 | すごもりテント |
JPH08447Y2 (ja) * | 1990-12-27 | 1996-01-10 | 賢治 松村 | すごもりテント |
-
2019
- 2019-09-30 JP JP2019180026A patent/JP7313051B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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