JP7312400B2 - 液中プラズマ装置 - Google Patents

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本発明は、液中プラズマ装置に関する。
液中プラズマ装置の構成を開示した文献として、特開2012-11301号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された液中プラズマ装置は、水処理装置であって、一対の電極板と、送液管と、電源部とを備えている。一対の電極板は、互いに対向している。一対の電極板は、少なくとも一方の電極板において他方の電極板と対向する表面が誘電体で遮蔽されている。送液管は、一対の電極板間に配置された被処理水が通過可能なギャップを有する多孔質絶縁体を有している。電源部は、一対の電極板に所定の電圧を印加可能である。上記水処理装置は、送液管に被処理水が導入された際には、多孔質絶縁体のギャップに該被処理水が供給されるように構成されている。上記水処理装置は、電源部から一対の電極間に所定の電圧が印加された際には、誘電体と多孔質絶縁体との間に誘電体バリア放電を生じさせるとともにジュール熱により多孔質絶縁体のギャップを流れる被処理水を加熱して気泡を生じさせるように構成されている。上記水処理装置は、誘電体バリア放電によって気泡内に生じたプラズマを利用することを特徴とする。また、一対の電極板のうちの一方の電極板は、少なくとも一部分が被処理水が通過可能な孔あき構造に形成されている。
特開2012-11301号公報
特許文献1に記載された液中プラズマ装置は、多孔質絶縁体を用いることにより、煩雑な機構を設けることなく水処理を効率よく行うことができるものである。しかしながら、特許文献1に記載された液中プラズマ装置においては、電力効率の観点から処理効率を向上させる点については検討されていない。このため、液中プラズマ装置における処理効率の向上については、改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、液体をプラズマ処理する際の処理効率を向上させることができる、液中プラズマを提供することを目的とする。
本発明に基づく液中プラズマ装置は、プラズマを用いて液体を処理する。液中プラズマ装置は、第1電極と、第2電極と、第1誘電体と、第2誘電体と、電源とを備えている。第2電極は、第1電極と間隔を空けて配置されている。第1誘電体は、第1電極を被覆している。第2誘電体は、第2電極に接している。第2誘電体は、第1誘電体とは離間しつつ第1電極と第2電極との間に介在している。電源は、第1電極と第2電極との間に電圧を印加する。第1電極は、第1誘電体を介して液体と接している。第2電極は、第2誘電体を介して液体と接している。
本発明によれば、液体をプラズマ処理する際の処理効率を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係る液中プラズマ装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る液中プラズマの第1電極に第1誘電体を溶着させる方法において、第1電極を加熱している状態を示す図である。 本発明の実施形態1に係る液中プラズマの第1電極に第1誘電体を溶着させる方法において、筒状の第1誘電体に第1電極を挿入した状態を示す図である。 本発明の実施形態1に係る液中プラズマの第1電極に第1誘電体を融着させる方法において、第1電極の周側面に第1誘電体を溶着させた状態を示す図である。 本発明の実施形態1に係る液中プラズマ装置の第1電極に第1誘電体を融着させる方法において、第1電極の先端面に第1誘電体を融着させた状態を示す図である。 実施例に係る液中プラズマ処理装置において、1μS/cmの電気導電率の液体の処理中の様子を示す写真である。 実施例に係る液中プラズマ処理装置において、10μS/cmの電気導電率の液体の処理中の様子を示す写真である。 実施例に係る液中プラズマ処理装置において、20μS/cmの電気導電率の液体の処理中の様子を示す写真である。 比較例に係る液中プラズマ処理装置において、1μS/cmの電気導電率の液体の処理中の様子を示す写真である。 比較例に係る液中プラズマ処理装置において、2μS/cmの電気導電率の液体の処理中の様子を示す写真である。 比較例に係る液中プラズマ処理装置において、4μS/cmの電気導電率の液体の処理中の様子を示す写真である。 実験例において、処理時間に対する、プラズマ処理中の液体中のメチレンブルー含有量の変化を示すグラフである。 実験例において、各処理時間における、プラズマ処理中のメチレンブルー含有量の10分間の減少量の変化を示すグラフである。 実験例において、処理時間に対する、プラズマ処理中の電源の消費電力量の変化を示すグラフである。 実験例において、各処理時間における、プラズマ処理中の電源の消費電力の変化を示すグラフである。 実験例において、各処理時間における、単位消費電力量あたりのメチレンブルー含有量の減少量の変化を示すグラフである。 実験例において、プラズマ処理中の電源の電流波形の一例を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係る液中プラズマ装置の構成を示す図である。
以下、本発明の各実施形態に係る液中プラズマ装置について図面を参照して説明する。以下の各実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液中プラズマ装置の構成を示す図である。図1に示すように、本発明の実施形態1に係る液中プラズマ装置100は、プラズマ10を用いて液体20を処理する。液体20の具体的な成分は、液中プラズマ放電が発生可能であれば特に限定されない。液体20としては、たとえば水またはアルコール系の有機溶剤などが挙げられる。本実施形態において、液体20は水である。液体20が水である場合、本実施形態に係る液中プラズマ装置100における液体20の処理とは、たとえば、液体20に混入する有機物不純物の分解である。具体的には、液体20に混入する有害物質の分解または微生物の殺菌である。液体20が水である場合、液体20の電気導電率の調整のために、液体20は塩化ナトリウムまたは塩化カリウムなどのアルカリ金属塩を含んでいてもよい。
図1に示すように、本発明の実施形態1に係る液中プラズマ装置100は、第1電極110と、第2電極120と、第1誘電体130と、第2誘電体140と、電源150と、循環流路160と、供給部170とを備えている。
第1電極110は棒状の形状を有している。第1電極110は、先端部111と、先端部111とは反対側に位置する末端部112とを有している。
第1電極110は、通電可能な金属で構成されており、たとえば白金族金属、銅またはタングステンなどの金属で構成される。本実施形態において、第1電極110は、実質的にタングステンで構成されている。第1電極110の表面には酸化皮膜が形成されていてもよい。
第2電極120は、第1電極110と間隔を空けて配置されている。本実施形態において、第2電極120は接地電極である。第2電極120はメッシュ状の外形を有している。第2電極120は、第1電極110の中心軸の周方向に沿って配置されている。第2電極120は、第1電極110と同軸状に配置されている。第2電極120は、通電可能な金属で構成されており、たとえば白金族金属、銅またはタングステンなどの金属で構成される。
第1誘電体130は、第1電極110を被覆している。第1誘電体130は、先端部111を被覆している。第1誘電体130は、先端部111上から末端部112に向かって連続的に第1電極110の周面を被覆している。第1電極110は、末端部112側において第1誘電体130から露出している。
第1電極110と第1誘電体130とは、互いに融着している。すなわち、第1電極110と第1誘電体130とは、気密に接触している。第1電極110と第1誘電体130とを互いに融着させる方法については、後述する。
第1誘電体130を構成する材料は、誘電体材料であれば特に限定されない。第1誘電体130を構成する材料としては、たとえば、石英またはアルミナなどのセラミック材料、あるいは、ガラスなどが挙げられる。本実施形態において、第1誘電体130はガラスからなる。
本実施形態において、第2誘電体140は、第1電極110の中心軸を中心とする筒状の形状を有している。第2誘電体140は、周側面141と、第1端部142と、第2端部143とを有している。第1端部142は、第2誘電体140の上記中心軸方向の一方端に位置している。第1端部142は、第2誘電体140の底部を構成している。第2端部143は、第2誘電体140の上記中心軸方向の第1端部142とは反対側に位置している。第2誘電体140の内径および上記中心軸方向の長さは、液中プラズマ装置100において液中プラズマ放電が可能であれば特に限定されないが、本実施形態において、第2誘電体140の内径は10mmであり、上記長さは140mmである。
第2誘電体140は、第2電極120に接している。本実施形態においては、第2電極120が、第2誘電体140の周側面141に巻き付けられている。
第2誘電体140の内側には、第2誘電体140の外側から第1電極110が挿入されている。第1電極110は、第1端部142を貫通するように挿入されている。第1電極110は、先端部111が第2誘電体140の内側に位置し、末端部112が第2誘電体140の外側に位置するように、配置されている。第1電極110は、第1誘電体130から露出している部分の全てが第2誘電体140の外側に位置するように配置されている。
第2誘電体140は、第1誘電体130とは離間しつつ第1電極110と第2電極120との間に介在している。なお、本実施形態において、第2誘電体140の第1端部142は、第1電極110と第2電極120との間に介在していない。
第2誘電体140を構成する材料は、誘電体材料であれば特に限定されない。第2誘電体140を構成する材料としては、たとえば、石英またはアルミナなどのセラミック材料、あるいは、ガラスなどが挙げられる。本実施形態において、第2誘電体140は、ガラスからなる。
電源150は、第1電極110のうち第1誘電体130から露出している部分に電気的に接続されている。具体的には、電源150は、末端部112に接続されている。電源150は、第2電極120に接続されている。
電源150は、第1電極110と第2電極120との間に電圧を印加する。電源150は、本実施形態において液体20中においてプラズマ放電できる高電圧パルスを発生させることができる。
本実施形態において、循環流路160は、循環器161と、貯液部162と、第1流路163と、第2流路164と、第3流路165とを有している。
第1流路163は、循環器161と貯液部162とを互いに接続している。本実施形態において、第1流路163は、貯液部162に貯められた液体20に接触可能に設けられている。
第2流路164は、循環器161と、第2誘電体140とを互いに接続している。本実施形態において、第2流路164は、第1電極110の中心軸方向において、第2電極120より第1端部142側または第2端部143側で第2誘電体140に接続される。具体的には、第2流路164は、第1電極110の中心軸方向において、第2電極120より第1端部142側で第2誘電体140に接続されている。
第3流路165は、貯液部162と、第2誘電体140とを互いに接続している。本実施形態において、第3流路165は、第1電極110の中心軸方向において、第2電極120に対して、第2流路164と第2誘電体140との接続部とは反対側で第2誘電体140に接続されている。具体的には、第3流路165は、第1電極110の中心軸方向において、第2電極120より第2端部143側で第2誘電体140に接続されている。第3流路165は、貯液部162に貯められた液体20に接触可能に設けられている。
本実施形態の循環流路160においては、循環器161が、第1流路163を介して貯液部162に貯められた液体20を引き込む。そして、液体20を引き込んだ循環器161は、第2流路164を介して第2誘電体140の内側に液体20を供給する。液体20は、循環器161から連続的に第2誘電体140の内側に供給されることにより、第2誘電体140の内側を第1電極110の中心軸に沿う方向に通流した後、第3流路165を介して162に排出される。このように、循環流路160は、液体20が第2誘電体140の内側を繰り返し通流するように循環させる。
上記のように、本実施形態に係る液中プラズマ装置100は、第2誘電体140の内側に液体20が位置できるように構成されている。このため、本実施形態においては、第1電極110が、第1誘電体130を介して液体20と接している。第2電極120は、第2誘電体140を介して液体20と接している。また、本実施形態に係る液中プラズマ装置100は、液体20が、第2誘電体140の内側を、第1電極110の中心軸に沿う方向に通流可能に構成されている。
供給部170は、ポート171を有している。ポート171は、第2誘電体140に接続されている。供給部170は、ポート171を介して、第2誘電体140内側にプラズマ放電補助ガス30を供給できる。このように、供給部170は、第1電極110と第2電極120とが互いに対向している位置にある液体20に対して、プラズマ放電補助ガス30を供給可能である。供給部170は、弁および上述の流路とは異なる他の流路を介して、ボンベなどのプラズマ放電補助ガス供給源(図示せず)に接続されている。
また、供給部170は、第1電極110の中心軸方向において、第2電極120より第1端部142側または第2端部143側で第2誘電体140に接続される。具体的には、供給部170は、第1電極110の中心軸方向において、第2電極120より第1端部142側で第2誘電体140に接続されている。本実施形態においては、循環流路160によって第2誘電体140の内側を流れる液体20が、プラズマ放電補助ガス30が移動するのを助ける。すなわち、上記中心軸方向において、第2誘電体140の内側を移動するプラズマ放電補助ガス30の移動方向は、第2誘電体140中の液体20の流れる方向と同一である。
上記のように、本実施形態に係る液中プラズマ装置100は、プラズマ放電補助ガス30が第1電極110の中心軸に沿う方向に移動可能に構成されている。なお、上記中心軸方向において、第2誘電体140の内側を移動するプラズマ放電補助ガス30の移動方向は、第2誘電体140中の液体20の流れる方向と同一でなくてもよい。また、プラズマ放電補助ガス30は、後述する気化した液体20との混合ガス31として、第3流路165を介して貯液部162に移動する。本実施形態において、混合ガスは貯液部162において大気中に放出される。すなわち、プラズマ放電補助ガス30は循環流路160を介して液中プラズマ装置100の外部に排出される。
プラズマ放電補助ガス30としては、たとえば、アルゴン、空気、窒素、酸素またはヘリウムなどが挙げられる。プラズマ放電補助ガス30は、気化した液体20よりプラズマ放電が発生が容易な気体であることが好ましく、プラズマ放電補助ガス30は、アルゴンまたはヘリウムであることが好ましい。本実施形態において、プラズマ放電補助ガス30はアルゴンである。なお、本実施形態における液中プラズマ装置100においては、プラズマ放電補助ガス30を用いることなく、気化した液体20のみでプラズマ放電を発生させてもよい。気化した液体20のみでプラズマ放電を発生させる場合には、電源150の印加電圧が大きいことが好ましい。
次に、第1電極110に第1誘電体130を溶着させる方法について説明する。
図2は、本発明の実施形態1に係る液中プラズマの第1電極に第1誘電体を溶着させる方法において、第1電極を加熱している状態を示す図である。図2に示すように、第1誘電体130が融着していない第1電極110を、大気中で加熱することで、第1電極110の表面を酸化させる。
本実施形態において、第1電極110はタングステンからなり、第1誘電体130はガラスからなる。そして、酸化タングステンは、ガラスと容易に結合する。このため、第1電極110の表面を酸化させることにより、第1電極110に第1誘電体130を容易に融着できる。
第1電極110の表面に形成された本実施形態においては、第1電極110をバーナーなどの加熱器50を用いて加熱する。第1電極110の中心軸方向に沿って加熱器50を動かすことにより、第1電極110を加熱する。
図3は、本発明の実施形態1に係る液中プラズマの第1電極に第1誘電体を溶着させる方法において、筒状の第1誘電体に第1電極を挿入した状態を示す図である。図3に示すように、第1電極110に溶着させる前の筒状の第1誘電体130aの内側に、加熱後の第1電極110を挿入する。このとき、先端部111が第1誘電体130aの内側に位置し、末端部112が第1誘電体130aの外側に位置するように、第1電極110を配置する。図1および図3に示すように、第1電極110に融着させる前の筒状の第1誘電体130aの外径は、第1電極110に融着している第1誘電体130の外径より大きい。
図4は、本発明の実施形態1に係る液中プラズマの第1電極に第1誘電体を融着させる方法において、第1電極の周側面に第1誘電体を溶着させた状態を示す図である。図4に示すように、加熱器50により第1誘電体130aを外側から加熱する。これにより、第1誘電体130aを収縮させつつ溶融させることにより、第1誘電体130aを第1電極110に融着させる。本実施形態においては、加熱器50を末端部112側から先端部111側に移動させつつ、第1誘電体130aを加熱する。これにより、第1誘電体130aを、末端部112側から先端部111側にかけて徐々に110に融着させる。
図5は、本発明の実施形態1に係る液中プラズマ装置の第1電極に第1誘電体を融着させる方法において、第1電極の先端面に第1誘電体を融着させた状態を示す図である。図5に示すように、第1誘電体130aの加熱の最後において、第1誘電体130aの先端部111側の開放端を加熱することにより、第1電極110の先端部111を第1誘電体130aで封じ込めるように第1誘電体130aを融着させる。本実施形態においては、上記の方法により、第1電極110と第1誘電体130とが互いに融着する。
次に、本発明の実施形態1に係る液中プラズマ装置100におけるプラズマ放電のメカニズムについて説明する。
図1に示すように、本実施形態においては、循環流路160により、第1誘電体130と第2誘電体140との間に液体20が流れる。これと同時に、供給部170により、第1誘電体130と第2誘電体140との間にプラズマ放電補助ガス30を導入する。この状態において、電源150により、第1電極110と第2電極120との間に電圧を印加して、高電圧パルスを発生する。これにより、まず、第1誘電体130と第2誘電体140との間に位置するプラズマ放電補助ガス30において、プラズマ放電が発生する。このプラズマ放電のジュール熱により、液体20が気化する。気化した液体20とプラズマ放電補助ガス30とが混合した混合ガス31が形成される。この混合ガス31においてプラズマ10が発生することにより、気化した液体20においてプラズマ10が発生する。すなわち、大気圧中における液中プラズマが発生する。
上記のプラズマ10により、液体20が処理される。本実施形態においては、気化した液体20は水であるため、気化した液体20中においてはOHラジカルが発生する。このOHラジカルにより、液体20中の有機物が分解される。
本実施形態においては、第1誘電体130と第2誘電体140との間にプラズマ10が発生するため、第1電極110および第2電極120の両方が、プラズマ放電に曝されることがない。これにより、本実施形態においては、液中プラズマ放電を発生させる液中プラズマ装置100であっても、第1電極110および第2電極120の各々が損耗することが抑制される。このため、電極由来の不純物が液体20中に混入することが抑制される。ひいては、本実施形態に係る液中プラズマ装置100は、食品またはサプリメントなどの原料液体の処理に好適に用いることができる。さらに、液体20が電極を腐食させる腐食性の液体である場合であっても、金属などの電極を構成する材料が液体20に溶出することを防止することができる。
また、本実施形態においては、混合ガス31は、プラズマ10を発生させつつ第1電極110の中心軸に沿う方向に移動する。すなわち、混合ガス31は、混合ガス31周辺部の液体20を処理しつつ、第1電極110の中心軸に沿う方向に移動する。
以下、本発明の実施形態1における実験例について説明する。本実験例においては、実施例に係る液中プラズマ装置および比較例に係る液中プラズマ装置の各々について、実験を行った。実施例に係る液中プラズマ装置は、本実施形態に係る液中プラズマ装置100と同様の構成とした。比較例に係る液中プラズマ装置は、実施例に係る液中プラズマ装置に対して、第1誘電体を備えないように変更した。すなわち、比較例に係る液中プラズマ装置においては、第2誘電体の内側において、直接液体と接触するようにした。
実施例および比較例に係る液中プラズマ装置において、電源は、株式会社栗田製作所製のパルスプラズマ用電源のMPP-HV01を用いた。電源の出力電圧は6kV、繰り返し周波数は20kHz、出力パルス幅は2μsecとした。また、循環流路および第2誘電体の内側を流れる液体すなわち水の体積は300mLとし、循環器による水の循環速度は4.5mL/secとした。プラズマ放電補助ガスの流量は、1.1L/minとした。
まず、実施例および比較例に係る液中プラズマ装置において、プラズマ放電の様子を観察した結果について説明する。当該実験例においては、実施例および比較例のそれぞれについて、電気導電率を変更した複数の条件でプラズマ放電の様子を観察した。プラズマ放電の様子の観察の実験例においては、処理される液体である水にKCL水溶液を加えることで、電気導電率を適宜調整した。
図6は、実施例に係る液中プラズマ装置において、1μS/cmの電気導電率の液体の処理中の様子を示す写真である。図7は、実施例に係る液中プラズマ装置において、10μS/cmの電気導電率の液体の処理中の様子を示す写真である。図8は、実施例に係る液中プラズマ装置において、20μS/cmの電気導電率の液体の処理中の様子を示す写真である。図9は、比較例に係る液中プラズマ装置において、1μS/cmの電気導電率の液体の処理中の様子を示す写真である。図10は、比較例に係る液中プラズマ装置において、2μS/cmの電気導電率の液体の処理中の様子を示す写真である。図11は、比較例に係る液中プラズマ装置において、4μS/cmの電気導電率の液体の処理中の様子を示す写真である。これらの写真は、暗室中において撮影された。これらの写真の各々においては、第1電極と第2電極とが対向している部分の全体が撮影されており、白い部分が放電プラズマである。
図6から図8に示すように、実施例においては、液体の電気導電率が1μS/cmから20μS/cmの場合において、プラズマ放電が発生した。比較例においては、液体の電気導電率が4μS/cmまで大きくなると、わずかなプラズマ放電しか発生しなかった。このように、第2電極が第2誘電体を介して液体と接しているだけでなく、第1電極も第1誘電体を介して液体と接していることにより、液体の電気伝導率によらず十分な液中プラズマ放電が発生することを確認できた。
次に、実施例および比較例に係る液中プラズマ装置において、液体の処理効率を測定した結果について説明する。当該実験例においては、実施例および比較例のそれぞれについて、液体すなわち水に略同等の量のメチレンブルーを添加して、水中放電プラズマを用いたメチレンブルーの分解処理についての処理効率を測定した。具体的には、実施例においては、処理される液体として、水300mLにメチレンブルーを1.05mg添加したものを用いた。比較例においては、処理される液体として、水300mLにメチレンブルーを1.04mg添加したものを用いた。
図12は、実験例において、処理時間に対する、プラズマ処理中の液体中のメチレンブルー含有量の変化を示すグラフである。図13は、実験例において、各処理時間における、プラズマ処理中のメチレンブルー含有量の10分間の減少量の変化を示すグラフである。図13においては、各処理時間について、10分前からその時間までのメチレンブルー含有量の減少量を示している。
図12および図13に示すように、50分の処理時間において、実施例に係るプラズマ処理装置は、比較例に係るプラズマ処理装置と略同等の量の水中メチレンブルーを分解できることが確認できた。
図14は、実験例において、処理時間に対する、プラズマ処理中の電源の消費電力量の変化を示すグラフである。図15は、実験例において、各処理時間における、プラズマ処理中の電源の消費電力の変化を示すグラフである。図14および図15において、消費電極量は、電流電圧波形の測定結果を計算することで算出されたものである。また、図15においては、各処理時間について、10分前からその時間までの消費電力量の平均値から、消費電力を算出している。
図14および図15に示すように、50分の処理時間において、実施例に係るプラズマ処理装置は、比較例に係るプラズマ処理装置より消費電力が小さいことが確認できた。実施例に係るプラズマ処理装置および比較例に係るプラズマ処理装置は、いずれも、50分の処理時間において消費電力が略一定であることが確認できた。50分の処理時間において、実施例に係るプラズマ処理装置の平均消費電力は0.104Wであり、比較例に係るプラズマ処理装置の平均消費電力は0.293Wであった。
図16は、実験例において、各処理時間における、単位消費電力量あたりのメチレンブルー含有量の減少量の変化を示すグラフである。図16においては、単位消費電力量あたりのメチレンブルー含有量の減少量を算出するにあたり、各処理時間について10分前からその時間までのメチレンブルー含有量の減少量の値を用いており、単位消費電力量については50分の処理時間中の平均消費電力の値を用いた。たとえば、実施例の処理時間20分の時点における、単位消費電力量あたりのメチレンブルー含有量の減少量は、処理時間が10分から20分の間のメチレンブルーの含有量の減少量の値を、{0.104(W)×10/60}で除することにより算出した。
図16に示すように、実施例に係るプラズマ処理装置は、比較例に係るプラズマ処理装置に対して、50分の処理時間において常に単位消費電力量あたりのメチレンブルー含有量の減少量が大きい。すなわち、実施例に係るプラズマ処理装置は、比較例に係るプラズマ処理装置に対して処理効率が高いことが確認できた。たとえば、処理時間10分の時点では、実施例における単位消費電力量あたりのメチレンブルー含有量の減少量は11.5mg/Whであり、比較例においては4.42mg/Whであった。
ここで、実施例に係るプラズマ処理装置が、比較例に係るプラズマ処理装置に対して処理効率が向上している原因としては、以下のことが考えられる。
図17は、実験例において、プラズマ処理中の電源の電流波形の一例を示すグラフである。図17においては、プラズマ処理中の実施例に係るプラズマ処理装置および比較例に係るプラズマ処理装置の各々についての電流波形を示している。また、図17に示すグラフの横軸の時間においては、基準時刻を0秒としている。
図17に示すように、実施例および比較例の両方において、およそ-41×10-30秒、-17×10-30秒、8×10-30秒および34×10-30秒の時点で高い電流値が測定されている。すなわち、これらの時点では、電源のパルス電圧の印加によるプラズマ放電が生じている。そして、図17に示すように、実施例および比較例の両方において、上記の複数の時点同士の間の時間帯においては、比較的低い電流値が測定されている。すなわち、これらの時間帯においては、プラズマ放電が生じていないものの、処理される液体が導電体として作用し、誘電体がキャパシタのように作用するため、電源側において電流が流れる。
プラズマ放電が生じていない時間帯においては、実施例では、第1誘電体および第2誘電体の両方が直列された2つのキャパシタのように作用する。比較例では、第2誘電体のみがキャパシタのように作用する。このため、プラズマ放電が生じていない時間帯においては、比較例と比較して、実施例で電流が流れにくくなっているものと考えられる。実際に、図17に示すように、プラズマ放電が生じていない時間帯において流れる電流の値は、比較例と比較して実施例のほうが小さくなっている。これにより、液体の処理に用いられない電力の消費が抑制され、消費電力の観点から処理効率が向上したものと考えられる。
上記のように、本発明の実施形態1に係る液中プラズマ装置100は、プラズマ10を用いて液体20を処理する。液中プラズマ装置100は、第1電極110と、第2電極120と、第1誘電体130と、第2誘電体140と、電源150とを備えている。第2電極120は、第1電極110と間隔を空けて配置されている。第1誘電体130は、第1電極110を被覆している。第2誘電体140は、第2電極120に接している。第2誘電体140は、第1誘電体130とは離間しつつ第1電極110と第2電極120との間に介在している。電源150は、第1電極110と第2電極120との間に電圧を印加する。第1電極110は、第1誘電体130を介して液体20と接している。第2電極120は、第2誘電体140を介して液体20と接している。これにより、液体20をプラズマ処理する際の処理効率を向上させることができる。
本実施形態においては、第1電極110と第1誘電体130とは、互いに融着している。すなわち、第1電極110と第1誘電体130とは互いに気密に接触している。これにより、第1誘電体130と第2誘電体140との間で液体20が気化して液中プラズマ放電が生じる前に、第1電極110と第1誘電体130との間に位置する大気において優先的にプラズマ放電が生じることを抑制することができる。
本実施形態に係る液中プラズマ装置100は、供給部170をさらに備えている。供給部170は、第1電極110と第2電極120とが互いに対向している位置にある液体20に対して、プラズマ放電補助ガス30を供給可能である。これにより、プラズマ放電補助ガス30においてプラズマ放電が発生する。このプラズマ放電のジュール熱により液体20の気化が容易となる。ひいては、プラズマ放電補助ガス30と気化した液体20との混合ガス31におけるプラズマ放電の発生が容易となる。
本実施形態においては、第1電極110は棒状の形状を有している。第2誘電体140は、第1電極110の中心軸を中心とする筒状の形状を有している。これにより、第1電極110と第2電極120との対向面積を増やすことができ、第1電極110と第2電極120との間に位置する液体20の体積が大きくなる。このため、処理可能な液体20の体積を増やすことができる。
本実施形態においては、本実施形態に係る液中プラズマ装置100は、プラズマ放電補助ガス30が第1電極110の中心軸に沿う方向に移動可能に構成されている。これにより、プラズマ放電補助ガス30と気化した液体20との混合ガス31も第1電極110の中心軸に沿う方向に移動し、これに伴って混合ガス31でのプラズマ10も上記中心軸に沿う方向に移動する。このため、第1電極110と第2電極120との間に位置する液体20をまんべんなく処理することができる。
本実施形態に係る液中プラズマ装置100は、循環流路160をさらに備えている。循環流路160は、液体20が第2誘電体140の内側を繰り返し通流するように循環させる。本実施形態に係る液中プラズマ装置100は、液体20が、第2誘電体140の内側を、第1電極110の中心軸に沿う方向に通流可能に構成されている。これにより、液体20について、第2誘電体140の内側を複数回パスさせることができるため、液中プラズマ装置100に配置された液体20のうちの一部分だけが処理され続けることを抑制して、液体20全体をまんべんなく処理することができる。このため、液体20をプラズマ処理する際の処理効率を向上させることができる。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2に係る液中プラズマ装置について説明する。本発明の実施形態2に係る液中プラズマ装置は、第2電極の構成が主に、本発明の実施形態1と異なる。よって、本発明の実施形態1に係る液中プラズマ装置100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図18は、本発明の実施形態2に係る液中プラズマ装置の構成を示す図である。図18に示すように、本発明の実施形態2に係る液中プラズマ装置は、貯液槽280をさらに備えている。貯液槽280は、液体20が貯められている。
本発明の実施形態2に係る液中プラズマ装置200において、第1電極110は、棒状の形状を有している。第2電極220は棒状の形状を有している。第1電極110と第2電極220とは、同軸上に配置されている。また、本実施形態においても、第1電極110は、第1誘電体130を介して液体20と接している。第2電極220は、第2誘電体240を介して液体20と接している。
これにより、より簡易な構成の液中プラズマ装置200においても、液体20をプラズマ処理する際の処理効率を向上させることができる。
また、本実施形態において、第1電極110は、貯液槽280を貫通するように挿入されている。第1電極110は、第1誘電体130から露出している部分の全てが貯液槽280の外側に位置するように配置されている。そして、本実施形態においては、第2電極220および第2誘電体240は、それぞれ、第1電極110および第1誘電体130と同一である。
なお、本実施形態に係る液中プラズマ装置200は、循環流路と、供給部とを備えていないが、液中プラズマ装置200は、液体が貯液槽280を第1誘電体130と第2誘電体240との間を繰り返し通流するように循環させる循環流路を備えていてもよい。また、本実施形態に係る液中プラズマ装置200は、第1電極110と第2電極220とが互いに対向している位置にある液体20に対して、プラズマ放電補助ガスを供給可能な供給部を備えていてもよい。
上述した実施形態の説明において、組み合わせ可能な構成を相互に組み合わせてもよい。
なお、今回開示した上記実施形態および上記実施例はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態および実施例のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
10 プラズマ、20 液体、30 プラズマ放電補助ガス、31 混合ガス、50 加熱器、100,200 液中プラズマ装置、110 第1電極、111 先端部、112 末端部、120,220 第2電極、130,130a 第1誘電体、140,240 第2誘電体、141 周側面、142 第1端部、143 第2端部、150 電源、160 循環流路、161 循環器、162 貯液部、163 第1流路、164 第2流路、165 第3流路、170 供給部、171 ポート。

Claims (6)

  1. プラズマを用いて液体を処理する液中プラズマ装置であって、
    第1電極と、
    前記第1電極と間隔を空けて配置された第2電極と、
    前記第1電極を被覆する第1誘電体と、
    前記第2電極に接するとともに、前記第1誘電体とは離間しつつ前記第1電極と前記第2電極との間に介在する第2誘電体と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加する電源とを備え、
    前記第1電極は、前記第1誘電体を介して前記液体と接しており、
    前記第2電極は、前記第2誘電体を介して前記液体と接しており、
    前記第1電極は、タングステンで構成されており、
    前記第1誘電体は、ガラスで構成されており、
    前記第1電極の表面を酸化させてなる酸化タングステンと、ガラスで構成されている前記第1誘電体とが互いに結合することで、前記第1電極と前記第1誘電体とが互いに融着している、液中プラズマ装置。
  2. 前記第1電極と前記第2電極とが互いに対向している位置にある前記液体に対して、プラズマ放電補助ガスを供給可能な供給部をさらに備える、請求項1に記載の液中プラズマ装置。
  3. 前記第1電極は棒状の形状を有し、
    前記第2誘電体は、前記第1電極の中心軸を中心とする筒状の形状を有する、請求項1に記載の液中プラズマ装置。
  4. 前記第1電極と前記第2電極とが互いに対向している位置にある前記液体に対して、プラズマ放電補助ガスを供給可能な供給部をさらに備え、
    前記プラズマ放電補助ガスが前記中心軸に沿う方向に移動可能に構成されている、請求項に記載の液中プラズマ装置。
  5. 前記液体が前記第2誘電体の内側を繰り返し通流するように循環させる循環流路をさらに備え、
    前記液体が、前記第2誘電体の内側を、前記中心軸に沿う方向に通流可能に構成されている、請求項または請求項に記載の液中プラズマ装置。
  6. 前記第1電極は棒状の形状を有し、
    前記第2電極は棒状の形状を有し、
    前記第1電極と前記第2電極とは、同軸上に配置されている、請求項1または請求項に記載の液中プラズマ装置。
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