JP7310866B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に関する。
一般に、電卓などの小型の電子機器は、筐体天面にディスプレイ(あるいはタッチパネル)とキー入力部が設けられている。キー入力部には、複数のキーが行列(マトリクス)状に配設されている。例えば、電卓のキー入力部には、それぞれ複数のキーを含む数値キー、演算キー、機能キーなどが設けられる。
通常、電卓のように小型の電子機器の場合、ディスプレイに表示されるキー入力に応じた処理結果を視認しながら、キー入力部の複数のキーに対して片手で操作が行われる。
従来の電子機器には、非使用時には、表示面を保護することができる開閉可能なカバーを備えたものがある(例えば、特許文献1)。特許文献1の機器は、表示面を有する機器本体と連結されたカバー部材を備え、カバー部材により表示面を覆い、かつカバー部材を機器本体の裏面に回り込ませて、機器本体を傾斜した姿勢に支持可能としている。これにより、カバーを開けた使用時には、機器本体を傾斜した状態で保持して、操作し易い形態にすることができる。
特開平10-240378号公報
このように特許文献1に記載された従来技術では、機器本体に連結されたカバー部材により、非使用時には、表示面を覆って保護し、使用時には、機器本体を傾斜した状態で保持して、機器本体を操作し易い状態にしている。
しかしながら、従来の電子機器では、使用時には、機器本体の奥側(上端側)を手前側(下端側)よりも高い状態で設置した状態でしか使用することができなかった。つまり、ユーザや使用用途によっては、手前側から奥側へ(上下方向へ)機器本体を傾斜させたときよりも、上下方向に対して垂直の左右方向へ機器本体を傾斜させるときの方が操作し易い場合も考えられるが、上記従来技術では左右方向への傾斜は実現が困難であった。
本発明は、前記のような課題に考慮してなされたもので、機器本体を使い勝手の良い設置状態にすることが可能な電子機器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本実施形態の一態様に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の第1側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に第1距離離れて配置された第1被係合部と、前記筐体における前記第1側面の反対側の第2側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に前記第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部と、を有する機器本体と、ユーザ操作に応じて前記筐体の天面または底面を選択的に覆うことが可能な略平面部と、前記略平面部の一端側に設けられた第3側面と、前記第3側面に設けられた第1係合部と、前記略平面部の他端側に設けられた第4側面と、前記第4側面における前記第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部と、を有するカバーと、を備え、前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合することで前記機器本体に装着され、前記カバーは、前記第2係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第1係合部と前記第2被係合部とが係合することによっても、前記機器本体に装着される
また、本実施形態の一態様に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の第1側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に第1距離離れて配置された第1被係合部と、前記筐体における前記第1側面の反対側の第2側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に前記第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部と、を有する機器本体と、ユーザ操作に応じて前記筐体の天面または底面を選択的に覆うことが可能な略平面部と、前記略平面部の一端側に設けられた第3側面と、前記第3側面に設けられた第1係合部と、前記略平面部の他端側に設けられた第4側面と、前記第4側面における前記第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部と、を有するカバーと、を備え、前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合することで前記機器本体に装着され、前記機器本体に前記カバーが装着された状態において、当該機器本体が、前記カバーの前記第1係合部と前記第2係合部との並び方向に傾き、かつ、前記カバーに対して傾く。
また、本実施形態の一態様に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の第1側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に第1距離離れて配置された第1被係合部と、前記筐体における前記第1側面の反対側の第2側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に前記第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部と、を有する機器本体と、ユーザ操作に応じて前記筐体の天面または底面を選択的に覆うことが可能な略平面部と、前記略平面部の一端側に設けられた第3側面と、前記第3側面に設けられた第1係合部と、前記略平面部の他端側に設けられた第4側面と、前記第4側面における前記第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部と、を有するカバーと、を備え、前記カバーは、前記機器本体に対して着脱可能に装着され、前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合することで前記機器本体に装着される。
また、本実施形態の一態様に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の第1側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に第1距離離れて配置された第1被係合部と、前記筐体における前記第1側面の反対側の第2側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に前記第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部と、を有する機器本体と、ユーザ操作に応じて前記筐体の天面または底面を選択的に覆うことが可能な略平面部と、前記略平面部の一端側に設けられた第3側面と、前記第3側面に設けられた第1係合部と、前記略平面部の他端側に設けられた第4側面と、前記第4側面における前記第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部と、を有するカバーと、を備え、前記機器本体は、前記筐体の前記第2側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に前記第1距離離れて配置された第3被係合部をさらに有しており、前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合することで前記機器本体に装着され、前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第3被係合部とが係合することで、前記筐体の底面と前記カバーの略平面部とが略水平な状態で前記機器本体に装着される。
また、上記の課題を解決するために、本実施形態の一態様に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の第1側面に設けられた第1係合部と、前記筐体の前記第1側面の反対側の第2側面における前記第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部と、を有する機器本体と、ユーザ操作に応じて前記筐体の天面または底面を選択的に覆うことが可能な略平面部と、前記略平面部の一端側に設けられた第3側面と、前記第3側面に前記略平面部から第1距離離れて配置された第1被係合部と、前記略平面部の他端側に設けられた第4側面と、前記第4側面に前記略平面部から第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部と、を有するカバーと、を備え、前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合することで前記機器本体に装着される。
本発明によれば、機器本体を使い勝手の良い設置状態にすることが可能な電子機器を提供することが可能となる。
本実施形態における電子機器の平面図。 第1実施形態のカバーを裏向きにした状態の斜視図。 第1実施形態の機器本体の側面図。 第1実施形態における機器本体の非使用時にカバーを装着した状態を示す機器本体の下端側からの側面図。 第1実施形態における機器本体の使用時にカバーを装着した状態を示す機器本体の下端側からの側面図。 第1実施形態における機器本体の使用時に機器本体が傾斜するようにカバーを装着した状態を示す下端側からの側面図。 第1実施形態における突起部とガイド溝の別形状の一例を示す図。 第2実施形態における電子機器の外観構成を示す図。 第2実施形態の機器本体の平面図と側面図。 第2実施形態における機器本体の非使用時にカバーを装着した状態を示す機器本体の下端側からの側面図。 第2実施形態における機器本体の使用時にカバーを装着した状態を示す平面図。 第2実施形態における機器本体の使用時にカバーを装着した状態を示す機器本体の下端側からの側面図。 第2実施形態における機器本体の使用時に機器本体が傾斜するようにカバーを装着した状態を示す下端側からの側面図。 第3実施形態における電子機器の外観構成を示す図。 第3実施形態の機器本体の平面図と側面図。 第3実施形態における機器本体の非使用時にカバーを装着した状態を示す機器本体の下端側からの側面図。 第3実施形態における機器本体の使用時に機器本体が傾斜するようにカバーを装着した状態を示す下端側からの側面図。 第4実施形態における電子機器の外観構成を示す図。 第4実施形態におけるガイド溝の形状の一例を示す図。 第4実施形態における機器本体の非使用時にカバーを装着した状態を示す機器本体の下端側からの側面図。 第4実施形態における機器本体の使用時に機器本体が傾斜するようにカバーを装着した状態を示す下端側からの側面図。 第5実施形態における電子機器の外観構成を示す図。 第5実施形態における機器本体の非使用時のカバーを装着した状態を示す図。 第5実施形態における機器本体の使用時に機器本体を傾斜した状態となるようにカバーを装着した状態を示す図。
以下、図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における電子機器の外観構成を示す図である。第1実施形態における電子機器は、機器本体10と、機器本体10に脱着可能なカバー20とを備えている。
カバー20は、機器本体10を使用しない時(非使用時)には、機器本体10の筐体天面を保護するように機器本体10に装着され、機器本体10を使用する時(使用時)には、機器本体10の筐体天面に設けられる操作部を使用可能な状態で、機器本体10の下方から支持するように装着される。
カバー20には、機器本体10の筐体に装着するための係合部が設けられる。一方、機器本体10の第1側面には、カバー20の係合部と係合される少なくとも1つの被係合部が設けられ、また、第1側面の反対側の第2側面にもカバー20の係合部と係合される少なくとも1つの被係合部が設けられる。
本実施形態における電子機器では、カバー20を機器本体10の下方から支持するように装着する場合に、カバー20の係合部を係合させる、機器本体10に設けられた被係合部の位置の違いによって、機器本体10を水平状態(設置面と平行)あるいは傾斜状態にすることができる。
以下の説明では、カバー20に設けられる係合部を突起部(詳細については後述する)とし、機器本体10の筐体に設けられる被係合部を、カバー20の突起部の少なくとも一部が挿入可能な溝形状のガイド溝(詳細については後述する)が設けられるものとして説明する。
なお、カバー20に設けられる係合部と機器本体10の筐体に設けられる被係合部は、それぞれ突起部、ガイド溝に限定されるものではない。例えば、機器本体10の筐体の表面形状を溝状に形成するだけでなく、係合部材を機器本体10の筐体に装着することで被係合部とし、カバー20に係合部材と係合可能な形状の部材を設けても良い。
図1(A)は、第1実施形態におけるカバー20の平面図、図1(B)は、第1実施形態における機器本体10の平面図である。
図1(B)に示すように、機器本体10は、筐体を有し、筐体天面には、操作部としてキー入力部11と表示部12(ディスプレイ、あるいはタッチパネル)が設けられる。キー入力部11には、複数のキー14が配列されている。複数のキー14には、例えば、数値キー、演算キー、機能キーなどが含まれる。数値キーには、例えば[00][0]~[9]のそれぞれに対応する複数のキーを含む。演算キーには、四則演算による通常計算に使用する、例えば[+](加算)キー、[-](減算)キー、[×](乗算)キー、[÷](除算)キー、[=](演算実行)のそれぞれに対応するキーがある。機能キーには、例えばオールクリアキー([AC]キー)、クリアキー([C]キー)、複数のメモリキー([MRC][M-][M+])、ルートキー([√]キー)、[%]キーなどがある。
図1(B)に示すように、機器本体10の筐体天面の外形は、ほぼ矩形状に形成されている。筐体天面には、上部側(筐体天面の上辺側)に表示部12が設けられ、下部側(筐体天面の下辺側)にキー入力部11が設けられる。
表示部12は、例えば横長方向の矩形状の表示面を有し、筐体の第1端側(図1における左辺側)から第1端側に対向する第2端側(図1における右辺側)にかけて配置される。
キー入力部11は、筐体天面の下部側に複数のキー14が、機器本体10の第1端側から第2端側にかけて行列状に配置される。複数のキー14は、例えば筐体天面の上辺/下辺と平行な方向を行方向、筐体天面の左辺/右辺と平行な方向を列方向として、それぞれ所定の間隔(キーピッチ)を設けて配設される。
機器本体10は、筐体と、筐体の第1側面に設けられた第1被係合部と、第1側面の反対側の第2側面に設けられた第2被係合部とを有する。第1被係合部は、筐体の底面から天面側に第1距離離れて配置される。第2被係合部は、筐体の底面から天面側に第1距離とは異なる第2距離離れて配置される。
カバー20は、筐体の天面または筐体の底面を覆うことが可能な略平面部と、略平面部の一端側に設けられた第3側面と、第3側面に設けられた第1係合部と、略平面部の他端側に設けられた第4側面と、第4側面における第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部とを有する。カバー20は、第1係合部を第1被係合部と係合させ、かつ、第2係合部を第2被係合部と係合させることで。機器本体20に装着される。
また、カバー20は、第2係合部を第1被係合部と係合させ、かつ、第1係合部を第2被係合部と係合させることで、機器本体20に装着される。
機器本体10の筐体の左側(第1端側)側面(第1側面)には、カバー20を脱着するためのガイド溝16Lが設けられている。また、機器本体10の筐体の右側(第2端側)側面(第2側面)には、カバー20を脱着するためのガイド溝16Rが設けられている。ガイド溝16L,16Rの詳細な構成については後述する(図3~図7参照)。
図1(A)は、第1実施形態のカバー20を表向きにした状態の外観図である。図2は、第1実施形態のカバー20を裏向きにした状態の斜視図である。機器本体10の非使用時に、天面側(キー入力部11、表示部12)を保護するように、図1(A)に示す表向きで、カバー20が機器本体10に対して装着される。また、機器本体10の使用時には、図2に示す裏向きで、カバー20が機器本体10に対して装着される。機器本体10の使用時には、カバー20をガイド溝16L,16Rに対して係合させる位置(高さ)を左右で個別に選択することで、水平状態の機器本体10の位置を高く、あるいは低くする、さらに機器本体10を右傾斜、あるいは左傾斜させることができる。
これにより、機器本体10をユーザ毎に異なる使い勝手の良い設置状態に簡単にすることができる。
図1(A)及び図2に示すように、カバー20は、機器本体10の筐体天面及び筐体底面を覆うサイズの矩形状の略平面部21と、略平面部21の第1端部(機器本体10の筐体の左側(第1端側)に対応する)に、略平面部21に対して垂直に形成された第1側面部22Lと、略平面部21の第1端部と対向する第2端部(機器本体10の筐体の右側(第2端側)に対応する)に、略平面部21に対して垂直に形成された第2側面部22Rが設けられる。
また、カバー20は、第1側面部22Lの内側に、略平面部21と平行に、ガイド溝16L,16Rと係合可能なリブ状の第1突起部24Lが形成され、第2側面部22Rの内側に、略平面部21と平行に、ガイド溝16L,16Rと係合可能なリブ状の第2突起部24Rがそれぞれ形成される。第1突起部24Lと第2突起部24Rは、少なくとも先端部が溝に挿入された状態となることでガイド溝16L,16Rと係合される。第1突起部24Lと第2突起部24Rは、ガイド溝16L,16Rを溝方向に摺動可能にすると共に、ガイド溝16L,16Rと係合可能な厚さで形成される。また、第1突起部24Lと第2突起部24Rは、略平面部21の長手方向に、後述するガイド溝16L,16Rに設けられる連通溝を通過可能な一定の長さで形成される。第1突起部24Lと第2突起部24Rは、左右対称に形成される。
また、第1突起部24Lは、上面が第1側面部22Lの取り付け位置から下方に傾斜し、下面が第1側面部22Lの取り付け位置から上方に傾斜している。すなわち、第1突起部24Lは、第1側面部22Lの取り付け位置よりも先端部の方を薄くした、くさび形に形成されている。また、第2突起部24Rも同様にくさび形に形成されている。
第1実施形態のカバー20に設けられた第1突起部24Lと第2突起部24Rは、それぞれ略平面部21の上端部から距離L1、下端部から距離L2の位置に設けられる。距離L1,L2は等しい距離である。すなわち、第1実施形態のカバー20において、第1突起部24Lと第2突起部24Rは、略平面部21の長手方向の中央位置に設けられる。
カバー20は、例えば樹脂などの摺動性、柔軟性があり、かつ一定の剛性のある素材により形成される。すなわち、第1突起部24Lと第2突起部24Rをガイド溝16L,16Rに挿入して移動可能とする摺動性、第1突起部24Lと第2突起部24Rとをガイド溝16L,16Rに対してそれぞれ高さが異なる位置で係合させることができる柔軟性、カバー20を機器本体10に装着した状態でキー入力部11に対して入力操作した場合に安定させることができる剛性が確保されるように形成される。
図3は、第1実施形態の機器本体10の側面図である。図3(A)は、機器本体10の筐体の右側面(第2側面)に形成されたガイド溝16Rの構成を示す側面図である。図3(B)は、機器本体10にカバー20を装着した状態のカバー20の一部を切り欠いて示す側面図である。なお、機器本体10の筐体の左側面(第1側面)には、右側面(第2側面)に形成されたガイド溝16Rと左右対称にガイド溝16Lが構成されるものとして説明を省略する。
なお、図3~図7は、左右側面に形成されたガイド溝16L,Rの構成とカバー20の装着を分かり易く説明するため、図1及び図2に示す機器本体10及びカバー20の構成に対して、筐体本体10をより厚くして図示している。
図3(A)に示すように、右側面(第2側面)に形成されたガイド溝16Rは、機器本体10の筐体底面から距離b1の位置に筐体底面と平行に上ガイド溝16RU(第3ガイド溝)を設け、筐体底面から第2距離b2の位置に筐体底面と平行に下ガイド溝16RL(第4ガイド溝)を設けている。
上ガイド溝16RUは、機器本体10の右側面(第2側面)の長手方向の両端まで形成される。下ガイド溝16RLは、機器本体10の右側面(第2側面)の長手方向の両端まで形成されておらず、第1突起部24Lと第2突起部24Rが通過可能な幅を有する連通溝16RC1,16RC2により連通されて形成される。なお、連通溝16RC1,16RC2は、少なくとも1箇所に設けられていれば良い。
次に、機器本体10に対するカバー20の脱着の方法について説明する。
まず、機器本体10の非使用時に、カバー20によって天面側(キー入力部11、表示部12)を保護するように装着する場合について説明する。図4は、第1実施形態における機器本体10の非使用時にカバー20を装着した状態を示す機器本体10の下端側からの側面図である。
この場合、図1(A)に示すように、カバー20を表向きにした状態で、図中矢印の方向に移動させて、例えば、機器本体10の上端側からカバー20を装着させる(機器本体10の下端側から装着することも可能)。すなわち、機器本体10をカバー20の第1側面部22Lと第2側面部22Rとの間に位置させて、カバー20を下方向にスライドさせることで、第1突起部24Lをガイド溝16Lに差し込み、同様にして、第2突起部24Rをガイド溝16Rに差し込む。すなわち、図3(A)において、第2突起部24Rを突起部位置241から上ガイド溝16RUの突起部位置242に移動させる。同様にして、第1突起部24Lを上ガイド溝16LUに移動させる。
さらに、カバー20を移動させることで、第2突起部24Rが上ガイド溝16RUを通過し、第2突起部24Rが連通溝16RC1に到達した位置で、カバー20に対して下方に押し付けながらスライドさせる。これにより、図中矢印Aに示すように、第2突起部24Rが上ガイド溝16RUから連通溝16RC1を通って(突起部位置245)、下ガイド溝16RLまで到達する。さらに、カバー20をスライドさせることで、第2突起部24Rが下ガイド溝16RLの側面長手方向の中央(突起部位置245)に到達する。この状態では、第2突起部24Rは、下ガイド溝16RLにより係合される。
第1突起部24Lも同様にして、上ガイド溝16LUから連通溝を通って、下ガイド溝16LLまで到達し、さらに下ガイド溝16LLの側面長手方向の中央に到達する。この状態では、第1突起部24Lは、下ガイド溝16LLにより係合される。
図4に示すように、第1突起部24Lは、ガイド溝16Lの下側の下ガイド溝16LLにおいて係合され、第2突起部24Rは、ガイド溝16Rの下側の下ガイド溝16RLにおいて係合される。この時、略平面部21が完全に機器本体10の天面全体を覆うため、キー入力部11及び表示部12を保護する状態となる。
なお、第1突起部24Lと第2突起部24Rの位置決めを容易にするため、第1突起部24Lと第2突起部24Rとが側面長手方向の中央に到達した位置で接触する微小突起を、下ガイド溝16RL(上ガイド溝16RU)、あるいは下ガイド溝16LL(上ガイド溝16LU)の少なくとも一方に設けても良い。これにより、カバー20をスライドさせる操作によって、第1突起部24Lあるいは第2突起部24Rが微小突起に到達した感触が得られた位置で、カバー20のスライドを停止させることで、容易にカバー20を正しい位置(側面長手方向の中央)で位置決めすることができる。
なお、微小突起を設ける構成以外の他の形状を設けるようにしても良い。例えば、第1突起部24Lと第2突起部24Rをはめ込める凹部を、下ガイド溝16RL(上ガイド溝16RU)あるいは下ガイド溝16LL(上ガイド溝16LU)に設けても良い。
また、第1突起部24Lと第2突起部24Rが側面長手方向の中央にある位置の下ガイド溝16RL(上ガイド溝16RU)と下ガイド溝16LL(上ガイド溝16LU)の溝幅を、その他より僅かに狭くしても良い。これにより、第1突起部24Lと第2突起部24Rとが中央位置にある場合、他の位置にある場合よりも固く係合するため、第1突起部24Lと第2突起部24Rの位置決めを容易にすると共に、カバー20のがたつきを防止することが可能となる。
カバー20を機器本体10から取り外す場合には、カバー20を機器本体10の下端方向にスライドさせる。これにより、第2突起部24Rは、下ガイド溝16RLを移動して、連通溝16RC2に到達し、連通溝16RC2を通って(突起部位置247)、上ガイド溝16RUまで到達する。さらに、カバー20をスライドさせることで、第2突起部24Rが上ガイド溝16RUを通って、上ガイド溝16RUから外れる突起部位置244に到達する。なお、第1突起部24Lも同様にして、カバー20が機器本体10の下端方向にスライドされることにより、下ガイド溝16LLから連通溝を通って上ガイド溝16RUに到達し、さらに上ガイド溝16RUを通って、上ガイド溝16RUから外れる位置に到達する。これにより、第1突起部24Lとガイド溝16Lとの係合、ガイド溝16Rと第2突起部24Rとの係合が外れて、カバー20を機器本体10から取り外すことができる。
なお、前述した説明では、第1突起部24Lと第2突起部24Rが中央にある位置からカバー20を機器本体10の下端方向にスライドさせるとしているが、機器本体10の上端方向にスライドさせることで取り外すことも可能である。
次に、機器本体10の使用時に、カバー20を機器本体10に装着する場合について説明する。
図5は、第1実施形態における機器本体10の使用時にカバー20を装着した状態を示す機器本体10の下端側からの側面図である。
この場合、図2に示すように、カバー20を裏向きにした状態で、例えば、機器本体10の上端側からカバー20を装着させる(機器本体10の下端側から装着することも可能)。すなわち、機器本体10をカバー20の第1側面部22Lと第2側面部22Rとの間に位置させて、さらに第1突起部24Lをガイド溝16Rに差し込み、同様にして、第2突起部24Rをガイド溝16Lに差し込む。すなわち、図3(A)において、第1突起部24Lを突起部位置241から上ガイド溝16RUの突起部位置242に移動させる。第1突起部24Lも同様にして、ガイド溝16Rを移動させて、突起部位置241から上ガイド溝16LUの突起部位置242に移動させる。
さらに、カバー20を移動させることで、第1突起部24Lが上ガイド溝16RUを通過し、側面長手方向の中央(突起部位置243)に到達する。この状態では、第2突起部24Lは、上ガイド溝16RUにより係合される。
第2突起部24Rも同様にして、上ガイド溝16LUを通って、側面長手方向の中央に到達する。この状態では、第2突起部24Rは、下ガイド溝16LLにより係合される。
図5に示すように、第2突起部24Rは、ガイド溝16Lの上ガイド溝16LUにおいて係合され、第1突起部24Lは、ガイド溝16Rの上ガイド溝16RUにおいて係合される。この時、カバー20によって機器本体10を水平にして下部から支持する状態となる。
なお、カバー20を機器本体10から取り外す場合には、カバー20を機器本体10の上端方向あるいは下端方向にスライドさせる。これにより、第1突起部24Lと第2突起部24Rを、それぞれガイド溝16Lとガイド溝16Rとの係合から外れる位置に移動させて、カバー20を機器本体10から取り外すことができる。
こうして、第1突起部24Lと第2突起部24Rを、ガイド溝16Lとガイド溝16Rの高い位置に設けられた上ガイド溝16LU及び上ガイド溝16RUと係合させることで、キー入力部11を低い位置で操作できる状態でカバー20により機器本体10を支持することができる。
なお、図5では、第1突起部24Lと第2突起部24Rを、それぞれ上ガイド溝16LU及び上ガイド溝16RUと係合させているが、下ガイド溝16LL及び下ガイド溝16RLと係合させるようにしても良い。すなわち、前述したように、第1突起部24Lと第2突起部24Rを、それぞれ上ガイド溝16LU及び上ガイド溝16RUから連通溝16RC1,16RC2を通って、下ガイド溝16LL及び下ガイド溝16RLの側面長手方向の中央に到達にさせることができる。
こうして、第1突起部24Lと第2突起部24Rを、ガイド溝16Lとガイド溝16Rの低い位置に設けられた下ガイド溝16LL及び下ガイド溝16RLと係合させることで、キー入力部11を高い位置で操作できる状態でカバー20により機器本体10を支持することができる。
図6は、第1実施形態における機器本体10の使用時に機器本体10が傾斜するようにカバー20を装着した状態を示す下端側からの側面図である。
第1実施形態のカバー20は、力を加えることで僅かに変形し、第1突起部24Lと第2突起部24Rとをガイド溝16L,16Rに対してそれぞれ高さが異なる位置で係合させることができる柔軟性を有している。
図6に示す例では、カバー20の第1突起部24Lをガイド溝16Rの高い位置に設けられた上ガイド溝16RUに勘合させ、第2突起部24Rをガイド溝16Lの低い位置に設けられた下ガイド溝16LLに係合させた状態を示している。これにより、カバー20は、機器本体10の筐体の底面とカバー20の略平面部21とのなす角度が、図6に示すように角度θとなった状態で機器本体10に装着される。図6において、破線GXは、機器本体10を支持するカバー20が載置される設置面G(及び略平面部21)と平行な仮想線を示す。角度θは、筐体の底面の仮想延長線とカバー20の略平面部21の仮想延長線とのなす角度である。
電卓のように小型の電子機器の場合、表示部12に表示されるキー入力に応じた処理結果を視認しながら、キー入力部11の複数のキーに対して片手で操作が行われる。この時、ユーザが右利きの場合、キー操作時に右手の手のひらが水平面に対して右傾斜させる傾向がある。また、機器本体10を右傾斜させてキー入力部11を斜めにした状態で操作した方が、複数のキー14に対して操作性が良く、疲れにくく感じるユーザも存在する(腕の筋肉の疲労の低減)。第1実施形態の電子機器は、こうしたユーザが使い勝手の良いと感じるように、機器本体10を右傾斜した状態でカバー20より支持することができる。
図6に示す角度θは、例えばキー14に対する操作による腕の筋肉の疲労の低減が期待できる1°~9°の範囲とすることができる。さらに、角度θは、水平状態に設置された電子機器にキー操作することに慣れたユーザが違和感を持たないように、例えば1°~3°程度とすることが好ましい。
また、図6では、機器本体10を右傾斜させているが、同様にして、ユーザが左利きの場合に、使い勝手の良いと感じるように、機器本体10を左傾斜した状態でカバー20より支持することができる。すなわち、第1突起部24Lをガイド溝16Rの低い位置に設けられた下ガイド溝16RLに勘合させ、第2突起部24Rをガイド溝16Lの高い位置に設けられた上ガイド溝16LUに係合させることで、機器本体10を左傾斜した状態でカバー20により支持することができる。これにより、左利きのユーザが使い勝手の良いと感じるように、機器本体10を左傾斜した状態でカバー20より支持することができる。
また、図6に示すように、機器本体10が傾斜するようにカバー20を装着させた場合、第1突起部24Lと第2突起部24Rをくさび形に形成することで、ガイド溝16Lとガイド溝16Rの溝内で密着させて、カバー20のがたつきが防止されるようにしている。図6に示すように、上ガイド溝16RU、下ガイド溝16RL、上ガイド溝16LU、下ガイド溝16LLは、それぞれ機器本体10の側面に対して垂直方向に溝が形成されている。これに対して、第1突起部24Lと第2突起部24Rをくさび形に形成することで、図6に示す例では、上ガイド溝16RUの溝内の下面と第1突起部24Lの下面とが密着し、下ガイド溝16LLの溝内の上面と第2突起部24Rの上面とが密着する。これにより、カバー20を装着して機器本体10を傾斜させた状態にして、キー入力部11に対するキー操作をしても機器本体10が振動することなく安定したキー操作が可能となる。
なお、図6に示す例では、第1突起部24Lと第2突起部24Rをくさび形に形成することで、機器本体10を傾斜させた状態にしても安定するようにしているが、第1突起部24Lと第2突起部24R、ガイド溝16Lとガイド溝16Rを別形状にすることで安定させるようにしても良い。
図7は、第1実施形態における突起部とガイド溝の別形状の一例を示す図である。
図7に示す例では、第1突起部24LXと第2突起部24RXは、くさび形ではなく、第1側面部22Lと第2側面部22Rのそれぞれの取り付け位置から上面と下面を略水平とした矩形状に形成し、機器本体10のガイド溝の開口部分を奥側よりも広くした、断面形状をくさび形にした上ガイド溝17RU、下ガイド溝17RL、上ガイド溝17LU、下ガイド溝17LLを設けている。
図7に示す構成とすることにより、機器本体10が傾斜する状態となるようにカバー20を装着した場合に、第1突起部24LXと第2突起部24RXの上面または下面と、上ガイド溝17RU、下ガイド溝17RL、上ガイド溝17LU、下ガイド溝17LLの溝内の面とが密着するようにできる。これにより、図6に示す構成と同様にして、機器本体10をカバー20により安定して支持することが可能となる。
このようにして、第1実施形態の電子機器では、カバー20をガイド溝16L,16Rに対して係合させる位置(高さ)を左右で個別に選択することで、水平状態の機器本体10の位置を高く、あるいは低くする、さらに機器本体10を右傾斜、あるいは左傾斜させることができる。これにより、機器本体をユーザ毎に異なる使い勝手の良い設置状態に簡単にすることが可能となる。
また、ユーザが右利き、あるいは左利きに応じて、機器本体10を右傾斜あるいは左傾斜させた状態でカバー20により支持することができるので、キー入力部11に対する操作性が良く、腕の筋肉の疲労の低減を図ることができる。
また、カバー20は、機器本体10の上端側あるいは下端側の何れの方向からも脱着を可能としているので、カバー20の脱着作業を容易にしている。また、機器本体10を傾斜させるようにカバー20を装着する場合、カバー20の上下方向を意識せず、何れ方向からでも差し込んで装着することができる。さらに、機器本体10のキー入力部11及び表示部12を保護するようにカバー20を装着する場合も、カバー20の表裏さえ間違えなければ、差し込み方向を意識せずに、差し込んで装着することができる。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態における電子機器の外観構成を示す図である。第2実施形態における電子機器は、機器本体10Bと、機器本体10Bに脱着可能なカバー20Bとを備えている。
図8(A)は、第2実施形態におけるカバー20Bの平面図、図8(B)は、第2実施形態における機器本体10Bの平面図である。
なお、第2実施形態の電子機器(機器本体10B、カバー20B)は、第1実施形態の電子機器と基本的に同じ構成であるので、第2実施形態では、第1実施形態と相違する構成について説明する。
機器本体10Bの筐体の左側(第1端側)側面には、カバー20Bを脱着するためのガイド溝31L,32Lが設けられている。また、機器本体10の筐体の右側(第2端側)側面には、カバー20Bを脱着するためのガイド溝31R,32Rが設けられている。ガイド溝31L,32L,31R,32Rの詳細な構成については後述する(図9~図13参照)。
図8(A)に示すように、カバー20Bには、略平面部21の第1端部(機器本体10の筐体の左側)の第1側面部22Lに第1突起部25Lが設けられ、第2端部(機器本体10の筐体の右側に対応する)の第2側面部22Rに第2突起部25Rが設けられる。
第2実施形態のカバー20Bに設けられた第1突起部25Lと第2突起部25Rは、それぞれ略平面部21の上端部から距離L3、下端部から距離L4の位置に設けられる。距離L3は距離L4より短い距離である。すなわち、第2実施形態のカバー20Bにおいて、第1突起部24Lと第2突起部24Rは、略平面部21の長手方向の中央位置より上端側にずらして設けられる。
図9は、第2実施形態の機器本体10Bの平面図と側面図である。図9(A)は、図9(B)に示す機器本体10Bの筐体の左側面(第1側面)に形成されたガイド溝31L,32Lの構成を示し、図9(C)は、機器本体10Bの筐体の右側面(第2側面)に形成されたガイド溝31R,32Rの構成を示している。
図9(C)に示すように、右側面(第2側面)に形成されたガイド溝31Rは、機器本体10Bの筐体底面から距離b3の位置に筐体底面と平行に上ガイド溝31RU(第3ガイド溝)を設け、筐体底面から第2距離b4の位置に筐体底面と平行に下ガイド溝31RL(第4ガイド溝)を設けている。
上ガイド溝31RUは、機器本体10の右側面(第2側面)の上端側と下端側の一部に形成される。上ガイド溝31RUは、機器本体10Bの上端から距離L3の位置において、少なくとも第1突起部25Lと第2突起部25Rの長手方向の幅より長い範囲に形成される。下ガイド溝31RLは、機器本体10の右側面(第2側面)の長手方向の両端まで形成されておらず、第1突起部25Lと第2突起部25Rが通過可能な幅を有する連通溝26RC1,26RC2により連通されて形成される。
なお、上ガイド溝31RUは、第1実施形態の上ガイド溝16RUと同様にして、機器本体10Bの右側面(第2側面)の長手方向の両端まで形成されていても良い。
ガイド溝32R(第6ガイド溝)は、機器本体10Bの筐体底面から距離b5の位置に筐体底面と平行に機器本体10Bの右側面(第2側面)の長手方向の両端まで形成される。
図9(A)に示すように、左側面(第1側面)に形成されたガイド溝31Lは、機器本体10Bの筐体底面から距離b3の位置に筐体底面と平行に上ガイド溝31LU(第1ガイド溝)を設け、筐体底面から第2距離b4の位置に筐体底面と平行に下ガイド溝31LL(第2ガイド溝)を設けている。
上ガイド溝31LUは、機器本体10の左側面(第1側面)の上端側と下端側の一部に形成される。上ガイド溝31LUは、機器本体10Bの下端から距離L3の位置において、少なくとも第1突起部25Lと第2突起部25Rの長手方向の幅より長い範囲に形成される。下ガイド溝31LLは、機器本体10の右側面(第1側面)の長手方向の両端まで形成されておらず、第1突起部25Lと第2突起部25Rが通過可能な幅を有する連通溝26LC1,26LC2により連通されて形成される。
なお、上ガイド溝31RUは、第1実施形態の上ガイド溝16RUと同様にして、機器本体10Bの右側面(第1側面)の長手方向の両端まで形成されていても良い。
ガイド溝32L(第5ガイド溝)は、機器本体10Bの筐体底面から距離b5の位置に筐体底面と平行に機器本体10Bの右側面(第2側面)の長手方向の両端まで形成される。
すなわち、第2実施形態の機器本体10Bでは、ガイド溝31Lとガイド溝31Rとが、第1実施形態のように左右対称ではなく、機器本体10の筐体天面の中心に対して回転対称に形成される。
次に、機器本体10Bに対するカバー20Bの脱着の方法について説明する。
まず、機器本体10Bの非使用時に、カバー20Bによって天面側(キー入力部11、表示部12)を保護するように装着する場合について説明する。図10は、第2実施形態における機器本体10Bの非使用時にカバー20Bを装着した状態を示す機器本体10Bの下端側からの側面図である。
この場合、機器本体10Bをカバー20Bの第1側面部22Lと第2側面部22Rとの間に位置させて、カバー20Bを下方向にスライドさせることで、第1突起部25Lをガイド溝32Lに差し込み、同様にして、第2突起部25Rをガイド溝32Rに差し込む。すなわち、図9(C)において、第2突起部25Rを突起部位置251からガイド溝32Rの突起部位置252に移動させる。同様にして、第2突起部25Rをガイド溝32Lにおいて移動させる。
図10に示すように、第1突起部25Lは、ガイド溝32Lにおいて係合され、第2突起部25Rは、ガイド溝32Rにおいて係合される。この時、略平面部21が完全に機器本体10Bの天面全体を覆うため、キー入力部11及び表示部12を保護する状態となる。
次に、機器本体10Bの使用時に、カバー20Bを機器本体10Bに装着する場合について説明する。
図11は、第2実施形態における機器本体10の使用時にカバー20Bを装着した状態を示す平面図である。図12は、第2実施形態における機器本体10の使用時にカバー20Bを装着した状態を示す機器本体10の下端側からの側面図である。
この場合、カバー20Bを裏向きにした状態で、例えば、機器本体10Bの上端側からカバー20Bを装着させる(機器本体10Bの下端側から装着することも可能)。すなわち、機器本体10Bをカバー20Bの第1側面部22Lと第2側面部22Rとの間に位置させて、さらに第1突起部25Lをガイド溝31Rの上ガイド溝31RUに差し込み、同様にして、第2突起部25Rをガイド溝31Lの上ガイド溝31LUに差し込む。すなわち、図10(A)において、第1突起部25Lを突起部位置253から上ガイド溝31LUの突起部位置254に移動させる。第2突起部25Rも同様にして、突起部位置253から上ガイド溝31RUの突起部位置254に移動させる。
図11は、第1突起部25Lと第2突起部25Rが突起部位置254に移動された状態を示している。図11に示すように、機器本体10Bの天面には、左右の上ガイド溝31LU及び上ガイド溝31RUが形成された位置を示すマークML,MRが、それぞれの左右端部近傍に設けられている。また、カバー20Bの第1側面部22Lと第2側面部22Rには、それぞれ第1突起部24Lと第2突起部24Rが設けられた位置(長手方向の中心位置)にマークMLC,MRCが設けられている。
従って、ユーザは、図11に示すように、マークML,MRとマークMLC,MRCとが一致するように、カバー20Bを機器本体10に装着することで、第1突起部25Lと第2突起部25Rを上ガイド溝31LU及び上ガイド溝31RUが形成された位置に対して容易に位置決めすることができる。
図12に示すように、第2突起部25Rは、ガイド溝31Lの上ガイド溝31LUにおいて係合され、第1突起部25Lは、ガイド溝31Rの上ガイド溝31RUにおいて係合される。この時、カバー20Bによって機器本体10Bを水平にして下部から支持する状態となる。
こうして、第1突起部25Lと第2突起部25Rを、ガイド溝31Rとガイド溝31Lの高い位置に設けられた上ガイド溝31RU及び上ガイド溝31LUと係合させることで、キー入力部11を低い位置で操作できる状態でカバー20Bにより機器本体10を支持することができる。
なお、図11では、第1突起部25Lと第2突起部25Rを、機器本体10の上端部側の上ガイド溝31RU及び上ガイド溝31LUと係合させているが、カバー20Bの上下を逆にして装着することで、第1突起部25Lと第2突起部25Rとを、機器本体10の下端部側の上ガイド溝31RU及び上ガイド溝31LUと係合させることもできる。
こうして、第1突起部25Lと第2突起部25Rを、上ガイド溝31RU及び上ガイド溝31Lと係合させることで、キー入力部11を安定して操作できる状態でカバー20Bにより機器本体10Bを支持することができる。
図13は、第2実施形態における機器本体10Bの使用時に機器本体10Bが傾斜するようにカバー20Bを装着した状態を示す下端側からの側面図である。
図13に示す例では、第1突起部25Lをガイド溝31Rの高い位置に設けられた上ガイド溝31RUに勘合させ、第2突起部25Rをガイド溝31Lの低い位置に設けられた下ガイド溝31LLに係合させた状態を示している。すなわち、図9(A)において、カバー20Bを下方向にスライドさせることにより、第2突起部25Rを上ガイド溝31LUから連通溝26RC1(突起部位置258)を通じて突起部位置258まで移動させる。この場合、第1突起部25Lは、下ガイド溝31RL及び連通部26RC2を通過して、下端部側の上ガイド溝31RUに到達する。これにより、図13に示すように、機器本体10を右傾斜した状態でカバー20Bにより支持することができる。
なお、機器本体10を左傾斜させる場合には、カバー20Bをスライドさせて、第1突起部25Lをガイド溝31Rの低い位置に設けられた下ガイド溝31RLに勘合させ、第2突起部25Rをガイド溝31Lの高い位置に設けられた上ガイド溝31LIに係合させる。これにより、機器本体10を左傾斜した状態でカバー20Bにより支持することができる。
このようにして、第2実施形態の電子機器では、カバー20Bを機器本体10Bに対して装着する時のスライド位置を調整することで、機器本体10Bを水平状態にする、あるいは右傾斜/左傾斜させた状態となるようにカバー20Bを装着することができる。また、電子機器の非使用時にカバー20Bを装着するための保護専用のガイド溝32L,32Rを設けることで、非使用時のカバー20Bの脱着を容易にすることができる。また、第2実施形態では、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図14は、第3実施形態における電子機器の外観構成を示す図である。第3実施形態における電子機器は、機器本体10Cと、機器本体10Cに脱着可能なカバー20Cとを備えている。
図14(A)は、第3実施形態におけるカバー20Cの平面図、図14(B)は、第3実施形態における機器本体10Cの平面図である。
なお、第3実施形態の電子機器(機器本体10C、カバー20C)は、第1実施形態の電子機器と基本的に同じ構成であるので、第3実施形態では、第1実施形態と相違する構成について説明する。
機器本体10Cの筐体の左側(第1端側)側面には、カバー20Cを脱着するためのガイド溝34L,35L,36Lが設けられている。また、機器本体10の筐体の右側(第2端側)側面には、カバー20Cを脱着するためのガイド溝34R,35R,36Rが設けられている。ガイド溝34L,35L,36L,34R,35R,36Rの詳細な構成については後述する(図15~図17参照)。
図14(A)に示すように、カバー20Cには、略平面部21の第1端部(機器本体10の筐体の左側)の第1側面部22Lに2つの第1突起部26L,27Lが設けられ、第2端部(機器本体10の筐体の右側に対応する)の第2側面部22Rに2つの第2突起部26R,27Rが設けられる。第3実施形態のカバー20Cに設けられた第1突起部26Lと第2突起部26Rは、上端部から距離L5に設けられ、第1突起部27Lと第2突起部27Rは、下端部から距離L5に設けられる。
図15は、第3実施形態の機器本体10Cの平面図と側面図である。図15(A)は、図15(B)に示す機器本体10Cの筐体の左側面(第1側面)に形成されたガイド溝34L,35L,36Lの構成を示し、図15(C)は、機器本体10Cの筐体の右側面(第2側面)に形成されたガイド溝34R,35R,36Rの構成を示している。
図15(C)に示すように、右側面(第2側面)に形成されたガイド溝34R,35R,36Rは、機器本体10Cの筐体底面から距離b6の位置に筐体底面と平行に上ガイド溝34R(第3ガイド溝)を設け、筐体底面から第2距離b7の位置に筐体底面と平行に下ガイド溝35R(第4ガイド溝)を設け、筐体底面から第3距離b8の位置に筐体底面と平行に下ガイド溝36Rを設けている。
図15(A)に示すように、左側面(第1側面)に形成されたガイド溝34L,35L,36Lは、機器本体10Cの筐体底面から距離b6の位置に筐体底面と平行に上ガイド溝34L(第1ガイド溝)を設け、筐体底面から第2距離b7の位置に筐体底面と平行に下ガイド溝35L(第2ガイド溝)を設け、筐体底面から第3距離b8の位置に筐体底面と平行に下ガイド溝36Lを設けている。
ガイド溝34R,35R,36R,34L,35L,36Lは、それぞれ機器本体10の長手方向の両端(上端から下端)まで連通させて形成される。
次に、機器本体10Cに対するカバー20Cの脱着の方法について説明する。
まず、機器本体10Cの非使用時に、カバー20Cによって天面側(キー入力部11、表示部12)を保護するように装着する場合について説明する。図16は、第3実施形態における機器本体10Cの非使用時にカバー20Cを装着した状態を示す機器本体10Cの下端側からの側面図である。
この場合、機器本体10Cをカバー20Cの第1側面部22Lと第2側面部22Rとの間に位置させて、カバー20Cを下方向にスライドさせることで、第1突起部26L,27Lをガイド溝36Lに差し込み、同様にして、第2突起部26R,27Rをガイド溝36Rに差し込み、さらにカバー20Cを下方向にスライドさせる。これにより、カバー20Cの略平面部21が完全に機器本体10Cの天面全体を覆うように装着され、キー入力部11及び表示部12を保護する状態となる。
第3実施形態では、カバー20Cの左右それぞれに2つの第1突起部26L,27L、第2突起部26R,27Rを設けているので、カバー20Cのガイド溝36L,36Rの係合状態を安定させることができる。
次に、機器本体10Cの使用時に、カバー20Cを機器本体10Cに装着する場合について説明する。
この場合、カバー20Cを裏向きにした状態で、例えば、機器本体10Cの上端側からカバー20Cを装着させる(機器本体10Cの下端側から装着することも可能)。機器本体10Cを低い位置でカバー20Cにより支持させる場合には、第1突起部26L,27Lをガイド溝34Rに差し込み、第2突起部26R,27Rをガイド溝34Lに差し込む。これにより、機器本体10Cを水平状態にして低い位置でキー操作が可能な状態にすることができる。
また、機器本体10Cを高い位置でカバー20Cにより支持させる場合には、第1突起部26L,27Lをガイド溝35Rに差し込み、第2突起部26R,27Rをガイド溝35Lに差し込む。これにより、機器本体10Cを水平状態にして高い位置でキー操作が可能な状態にすることができる。
こうして、第1突起部26L,27Lと第2突起部26R,27Rを、上側に設けられたガイド溝34L,34Rと係合させる、あるいは下側に設けられたガイド溝35L,35Rと係合させてカバー20Cを装着することで、機器本体10の高さを簡単に調整することができる。
図17は、第3実施形態における機器本体10Cの使用時に機器本体10Cが傾斜するようにカバー20Cを装着した状態を示す下端側からの側面図である。
図17に示す例は、機器本体10Cを右傾斜させた状態を示している。図17に示すように、右傾斜させる場合には、第1突起部26L,27Lを高い位置に設けられたガイド溝34Rと係合させ、第2突起部26R,27Rを、低い位置に設けられたガイド溝35Lと係合させる。これにより、機器本体10を右傾斜させた状態でカバー20Cにより支持することができる。
また、左傾斜させる場合には、第1突起部26L,27Lを低い位置に設けられたガイド溝35Rと係合させ、第2突起部26R,27Rを、高い位置に設けられたガイド溝34Lと係合させる。これにより、機器本体10を左傾斜させた状態でカバー20Cにより支持することができる。
このようにして、第3実施形態の電子機器では、カバー20Cを機器本体10Cに対して装着する時の第1突起部26L,27L及び第2突起部26R,27Rと係合させるガイド溝を、左右それぞれで選択することで、機器本体10Cを水平状態にする、あるいは右傾斜/左傾斜させた状態となるように、簡単にカバー20Cを装着することができる。また、第2実施形態と同様に、電子機器の非使用時にカバー20Cを装着するための保護専用のガイド溝34L,34Rを設けることで、非使用時のカバー20Cの脱着を容易にすることができる。また、第3実施形態では、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
図18は、第4実施形態における電子機器の外観構成を示す図である。第4実施形態における電子機器は、機器本体10Dと、機器本体10Dに脱着可能なカバー20Dとを備えている。
図18(A)は、第4実施形態におけるカバー20Dの平面図、図18(B)は、第4実施形態における機器本体10Dの平面図である。
なお、第4実施形態の電子機器(機器本体10D、カバー20D)は、第1実施形態及び第3実施形態の電子機器と基本的に同じ構成であるので、第4実施形態では、第1実施形態及び第3実施形態と相違する構成について説明する。
図18(A)に示すように、カバー20Dには、略平面部21の第1端部(機器本体10Dの筐体の左側)の第1側面部22Lに上端から下端までの範囲に第1突起部28Lが設けられ、第2端部(機器本体10Dの筐体の右側に対応する)の第2側面部22Rに上端から下端までの範囲に第2突起部28Rが設けられる。第3実施形態では、突起部をくさび形に形成しているが、第4実施形態では、第1突起部28Lと第2突起部28Rは、くさび形ではなく、図7と同様にして上面と下面を水平とした矩形状に形成する。
図19は、第4実施形態におけるガイド溝の形状の一例を示す図である。図19に示すように、機器本体10Dの筐体の右側(第2端側)側面には、カバー20Dを脱着するためのガイド溝37R,38R,39Rが設けられている。また、機器本体10Dの筐体の左側(第1端側)側面には、カバー20Dを脱着するためのガイド溝37L,38L,39Lが設けられている。
ガイド溝39L,39Rは、第3実施形態のガイド溝36L,36Rと同様に構成され、機器本体10の非使用時に図20に示すように、第1突起部28Lと第2突起部28Rがそれぞれ係合される。
一方、第3実施形態では、ガイド溝34L,35L,34R,35Rを機器本体10の側面に対して垂直方向に溝を形成しているが、第4実施形態では、機器本体10を傾斜するようにカバー20Dを装着する際に、第1突起部28Lと第2突起部28Rとが、ガイド溝37L,38L,37R,38Rの溝内において密着するように、ガイド溝37L,38L,37R,38Rを機器本体10の側面に対して斜め方向に形成する。例えば、ガイド溝37Lとガイド溝38Rの傾斜が一致し、ガイド溝38Lとガイド溝37Rの傾斜が一致するように形成される。このガイド溝の傾斜角度が、カバー20Dを機器本体10Dに装着した際の機器本体10Dの傾斜角度となる。
図21は、第4実施形態における機器本体10Dの使用時に機器本体10Dが傾斜するようにカバー20Dを装着した状態を示す下端側からの側面図である。
図21に示す例は、機器本体10Dを右傾斜させた状態を示している。図21に示すように、右傾斜させる場合には、第1突起部28Lを高い位置に設けられたガイド溝37Rと係合させ、第2突起部28Rを、低い位置に設けられたガイド溝38Lと係合させる。
ガイド溝37Rは、機器本体10Dの側面から下向きに形成され、ガイド溝38Lは、機器本体10Dの側面から上向きに形成されている。従って、水平に形成された第1突起部28Lと第2突起部28Rとが、それぞれガイド溝37Rとガイド溝38Lの溝内で密着される。
また、左傾斜させる場合には、第1突起部28Lを低い位置に設けられたガイド溝38Rと係合させ、第2突起部28Rを、高い位置に設けられたガイド溝37Lと係合させる。
ガイド溝38Rは、機器本体10Dの側面から上向きに形成され、ガイド溝37Lは、機器本体10Dの側面から下向きに形成されている。従って、水平に形成された第1突起部28Lと第2突起部28Rとが、それぞれガイド溝38Rとガイド溝37Lの溝内で密着される。
こうして、機器本体10Dを傾斜した状態となるようにカバー20Dを機器本体10Dに装着させた場合、第1突起部28L及び第2突起部28Rとのガイド溝との係合状態が安定するので、カバー20Dを装着して機器本体10Dを傾斜させた状態にして、キー入力部11に対するキー操作をしても機器本体10Dが振動することなく安定したキー操作が可能となる。
このようにして、第4実施形態の電子機器では、カバー20Dを機器本体10Dに対して装着する時の第1突起部28L,28Rと係合させるガイド溝を、左右それぞれで選択することで、右傾斜/左傾斜させた状態となるように、簡単にカバー20Dを装着することができる。また、ガイド溝37L,38L,37R,38Rを斜め方向に形成したので、機器本体10Dを傾斜状態にするようにカバー20Dを装着した際に、第1突起部28L及び第2突起部28Rとの係合状態を安定化することができる。また、第2実施形態と同様に、電子機器の非使用時にカバー20Dを装着するための保護専用のガイド溝39L,39Rを設けることで、非使用時のカバー20Dの脱着を容易にすることができる。また、第4実施形態では、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、前述した第1実施形態から第4実施形態では、機器本体10(10A~10D)の筐体の2側面それぞれに、底面からの高さが異なる位置に複数のガイド溝を設けて、カバー20(20A~20D)に設けた突起部材を左右で異なる高さのガイド溝に係合させることで、機器本体10(10A~10D)を傾斜した状態でカバー20(20A~20D)により支持するとしているが、機器本体10を傾斜状態でカバー20により支持するために、機器本体10(10A~10D)の筐体の2側面それぞれに1つのガイド溝(被係合部)を設ければ良い。
すなわち、機器本体10の筐体の第1側面に、筐体の底面から天面側に第1距離離れて配置された位置に第1被係合部を設け、第1側面の反対側の第2側面に、筐体の底面から天面側に第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部を設ければ良い。
また、機器本体10の筐体の第2側面に、筐体の底面から天面側に第1距離離れて配置された第3被係合部をさらに設けて、一方の側面にのみ、2つの被係合部を設けた構成とすることもできる。この場合、カバー20の第1係合部と第1被係合部とが係合し、かつ、カバー20の第2係合部と第3被係合部とが係合することで、筐体の底面とカバー20の略平面部21とが略水平な状態で機器本体に装着することができる。
(第5実施形態)
図22は、第5実施形態における電子機器の外観構成を示す図である。第5実施形態における電子機器は、機器本体10Dと、機器本体10Dに脱着可能なカバー20Dとを備えている。
第1実施形態から第4実施形態では、機器本体10側にガイド溝(被係合部)を設け、カバー20側に突起部(係合部)を設ける構成としているが、第5実施形態の電子機器では、機器本体10Eに突起部(係合部)を設け、カバー20Eにガイド溝(被係合部)を設ける。
図22(A)は、第5実施形態におけるカバー20Eの平面図、図22(B)は、第5実施形態における機器本体10Eの平面図である。図23は、第5実施形態における機器本体10Eの非使用時のカバー20Eを装着した状態を示す図、図24は、第5実施形態における機器本体10Eの使用時に機器本体10Eを傾斜した状態となるようにカバー20Eを装着した状態を示す図である。
図22(A)に示すように、カバー20Eには、略平面部21の第1端部(機器本体10Dの筐体の左側)の第1側面部22Lの内側にガイド溝51L,52L,53Lが上端から下端までの範囲に設けられ、第2端部(機器本体10Dの筐体の右側に対応する)の第2側面部22Rの内側にガイド溝51R,52R,53Rが上端から下端までの範囲に設けられる。
一方、機器本体10Eの筐体の右側(第2端側)側面には、上端から下端までの範囲に第2突起部41Rが設けられる。また、機器本体10Eの筐体の左側(第1端側)側面には、上端から下端までの範囲に第1突起部41Lが設けられる。
機器本体10Eの非使用時には、図23に示すように、カバー20Eを表向きにした状態で、機器本体10Eの第1突起部41Lをカバー20Eのガイド溝52Lに係合させ、第2突起部41Rをガイド溝52Rに係合させる。これにより、第1実施形態と同様にして、カバー20Eによって機器本体10Eを保護する状態にすることができる。
機器本体10Eの使用時に、例えば、図24に示すように、機器本体10を左傾斜した状態となるようにカバー20Eを装着する場合、カバー20Eを裏向きにした状態で、機器本体10Eの第1突起部41Lをカバー20Eの下側に設けられたガイド溝51Rに係合させ、第2突起部41Rを上側に設けられたガイド溝53Lに係合させる。
また、機器本体10を右傾斜した状態となるようにカバー20Eを装着する場合、機器本体10Eの第1突起部41Lをカバー20Eの上側に設けられたガイド溝53Rに係合させ、第2突起部41Rを下側に設けられたガイド溝51Lに係合させる。
こうして、機器本体10Eに設けられた第1突起部41Lと第2突起部41Rと係合させるガイド溝を選択することで、機器本体10Eを右傾斜あるいは左傾斜した状態でカバー20Eにより支持することができる。
第5実施形態では、機器本体10を傾斜するようにカバー20Eを装着する際に、機器本体10Eに設けられた第1突起部41Lと第2突起部41Rとが、カバー20Eに設けられたガイド溝51L,53L,51R,53Rの溝内において密着するように、ガイド溝51L,53L,51R,53Rをカバー20Eの側面に対して斜め方向に形成する
例えば、ガイド溝51Lとガイド溝53Rの傾斜が一致し、ガイド溝53Lとガイド溝51Rの傾斜が一致するように形成される。このガイド溝の傾斜角度が、カバー20Eを機器本体10Eに装着した際の機器本体10Eの傾斜角度となる。
こうして、機器本体10Eを傾斜した状態となるようにカバー20Eを機器本体10Eに装着させた場合、第1突起部41Lと第2突起部41Rのガイド溝との係合状態が安定するので、カバー20Eを装着して機器本体10Eを傾斜させた状態にして、キー入力部11に対するキー操作をしても機器本体10Eが振動することなく安定したキー操作が可能となる。
なお、第5実施形態の電子機器においても、第1実施形態~第4実施形態と同様にして、機器本体10Eを傾斜状態でカバー20Eにより支持するために、カバー20Eの2側面それぞれに1つの突起部(被係合部)を設ければ良い。
すなわち、カバー20Eの第1側面に、略水平部から第1距離離れて配置された位置に第1被係合部を設け、第1側面の反対側の第2側面に、略水平部から第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部を設ければ良い。例えば、図24では、カバー20Eにガイド溝51L,53R(あるいはガイド溝53L,51R)を設ければ良い。
なお、本願発明は、実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
筐体と、前記筐体の第1側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に第1距離離れて配置された第1被係合部と、前記筐体における前記第1側面の反対側の第2側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に前記第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部と、を有する機器本体と、
ユーザ操作に応じて前記筐体の天面または底面を選択的に覆うことが可能な略平面部と、前記略平面部の一端側に設けられた第3側面と、前記第3側面に設けられた第1係合部と、前記略平面部の他端側に設けられた第4側面と、前記第4側面における前記第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部と、を有するカバーと、
を備え、
前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合することで前記機器本体に装着される、
ことを特徴とする電子機器。
[2]
前記カバーは、前記筐体の底面と前記カバーの前記略平面部とのなす角度が第1角度となった状態で前記機器本体に装着される、[1]の電子機器。
[3]
前記カバーは、前記第2係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第1係合部と前記第2被係合部とが係合することによっても、前記機器本体に装着される、[1]または[2]記載の電子機器。
[4]
前記機器本体は、前記筐体の第2側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に前記第1距離離れて配置された第3被係合部をさらに有しており、
前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第3被係合部とが係合することで、前記筐体の底面と前記カバーの略平面部とが略水平な状態で前記機器本体に装着される、[1]~[3]の何れかに記載の電子機器。
[5]
前記機器本体は、前記筐体の第1側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に第2距離離れて配置された第4被係合部をさらに有しており、
前記カバーは、前記第1係合部と前記第4被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第3被係合部とが係合することで、前記筐体の底面と前記カバーの略平面部の仮想延長線とのなす角度が第1角度となった状態で前記機器本体に装着される、[4]に記載の電子機器。
[6]
筐体と、前記筐体の第1側面に設けられた第1係合部と、前記筐体の前記第1側面の反対側の第2側面における前記第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部と、を有する機器本体と、
ユーザ操作に応じて前記筐体の天面または底面を選択的に覆うことが可能な略平面部と、前記略平面部の一端側に設けられた第3側面と、前記第3側面に前記略平面部から第1距離離れて配置された第1被係合部と、前記略平面部の他端側に設けられた第4側面と、前記第4側面に前記略平面部から第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部と、を有するカバーと、
を備え、
前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合することで前記機器本体に装着される、
ことを特徴とする電子機器。
[7]
前記第4被係合部は、前記第1側面の長手方向の両端まで形成され、
前記第1被係合部は、前記第1係合部及び前記第2係合部が通過可能な幅を有する連通溝により前記第4被係合部と連通されて形成され、
前記第2被係合部は、前記第2側面の長手方向の両端まで形成され、
前記第3被係合部は、前記第1係合部及び前記第2係合部が通過可能な幅を有する連通溝により第2被係合部と連通されて形成された、[5]記載の電子機器。
[8]
前記機器本体において、
前記第4被係合部は、前記第1側面の長手方向の両端側の一部に形成され、
前記第1被係合部は、前記第1係合部及び前記第2係合部が通過可能な幅を有する連通溝により前記第4被係合部と連通されて形成され、
前記第2被係合部は、前記第2側面の長手方向の両端側の一部に形成され、
前記第3被係合部は、前記第1係合部及び前記第2係合部が通過可能な幅を有する連通溝により前記第2被係合部と連通されて形成され、
前記第1被係合部は、前記機器本体の上端から第1距離の位置に形成され、前記第3被係合部は、前記機器本体の下端から前記第1距離の位置に形成され、
前記カバーにおいて、
前記第1側面の上端から前記第1距離の位置に前記第1係合部及び前記第2係合部が形成された、[7]記載の電子機器。
[9]
前記第1側面に、前記筐体の天面と平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第5被係合部を設け、
前記第2側面に、前記筐体の天面と平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第6被係合部を設けた、[7]または[8]記載の電子機器。
[10]
前記機器本体の前記筐体の天面に、前記第4被係合部及び前記第2被係合部が形成された位置と対応づけて第1マークを設け、
前記カバーの前記第1係合部及び前記第2係合部が形成された位置と対応づけて第2マークを設けた、[8]記載の電子機器。
[11]
前記第4被係合部と前記第1被係合部とが前記機器本体の両端まで連通され、前記第2被係合部と前記第3被係合部とが前記機器本体の両端まで連通された、[7]記載の電子機器。
[12]
前記第1側面に、前記筐体の天面と略平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第5被係合部を設け、
前記第2側面に、前記筐体の天面と平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第6被係合部を設けた、[7]または[11]記載の電子機器。
[13]
前記第1係合部と前記第2係合部は、上面が前記第1側面の取り付け位置から下方に傾斜し、下面が前記第1側面の取り付け位置から上方に傾斜するように形成した、[1]~[8]の何れかに記載の電子機器。
[14]
前記第1係合部は、上面と下面を前記第1側面の取り付け位置から略水平とした形状に形成し、
前記第2係合部は、上面と下面を前記第2側面の取り付け位置から略水平とした形状に形成し、
前記第1被係合部、前記第2被係合部、前記第3被係合部及び前記第4被係合部の開口部を奥側よりも広く形成した、[5]記載の電子機器。
[15]
前記第4被係合部と前記第3被係合部の傾斜が一致するように、前記第4被係合部を前記第1側面に対して斜め方向に形成し、前記第3被係合部を前記第2側面に対して斜め方向に形成し、
前記第1被係合部と前記第2被係合部の傾斜が一致するように、前記第1被係合部を前記第1側面に対して斜め方向に形成し、前記第2被係合部を前記第2側面に対して斜め方向に形成した、[5]記載の電子機器。
[16]
前記第1側面に、前記筐体の天面と略平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第5被係合部を設け、
前記第2側面に、前記筐体の天面と略平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第6被係合部を設けた、[5]または[15]記載の電子機器。
[17]
前記第1側面に、前記略平面部と略平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第5被係合部を設け、
前記第2側面に、前記略平面部と略平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第6被係合部を設けた、[6]記載の電子機器。
10,10B,10C,10D,10E…機器本体、11…キー入力部、12…表示部、14…キー、16L,16R,32L,32R,34L,35L,36L,34R,35R,36R,37L,38L,39L,37R,38R,39R,51L,52L,53L,51R,52R,53R…ガイド溝、20,20B,20C,20D,20E…カバー、21…略平面部、22L…第1側面部、22R…第2側面部、24L,25L,26L,27L,28L,41L…第1突起部、24R,25R,26R,27R,28R,41R…第2突起部。

Claims (18)

  1. 筐体と、前記筐体の第1側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に第1距離離れて配置された第1被係合部と、前記筐体における前記第1側面の反対側の第2側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に前記第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部と、を有する機器本体と、
    ユーザ操作に応じて前記筐体の天面または底面を選択的に覆うことが可能な略平面部と、前記略平面部の一端側に設けられた第3側面と、前記第3側面に設けられた第1係合部と、前記略平面部の他端側に設けられた第4側面と、前記第4側面における前記第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部と、を有するカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合することで前記機器本体に装着され、
    前記カバーは、前記第2係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第1係合部と前記第2被係合部とが係合することによっても、前記機器本体に装着される、
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 筐体と、前記筐体の第1側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に第1距離離れて配置された第1被係合部と、前記筐体における前記第1側面の反対側の第2側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に前記第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部と、を有する機器本体と、
    ユーザ操作に応じて前記筐体の天面または底面を選択的に覆うことが可能な略平面部と、前記略平面部の一端側に設けられた第3側面と、前記第3側面に設けられた第1係合部と、前記略平面部の他端側に設けられた第4側面と、前記第4側面における前記第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部と、を有するカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合することで前記機器本体に装着され、
    前記機器本体に前記カバーが装着された状態において、当該機器本体が、前記カバーの前記第1係合部と前記第2係合部との並び方向に傾き、かつ、前記カバーに対して傾く、
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 筐体と、前記筐体の第1側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に第1距離離れて配置された第1被係合部と、前記筐体における前記第1側面の反対側の第2側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に前記第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部と、を有する機器本体と、
    ユーザ操作に応じて前記筐体の天面または底面を選択的に覆うことが可能な略平面部と、前記略平面部の一端側に設けられた第3側面と、前記第3側面に設けられた第1係合部と、前記略平面部の他端側に設けられた第4側面と、前記第4側面における前記第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部と、を有するカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、前記機器本体に対して着脱可能に装着され、
    前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合することで前記機器本体に装着される、
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 前記カバーは、前記筐体の底面と前記カバーの前記略平面部とのなす角度が第1角度となった状態で前記機器本体に装着される、請求項1~3の何れか一項に記載の電子機器。
  5. 筐体と、前記筐体の第1側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に第1距離離れて配置された第1被係合部と、前記筐体における前記第1側面の反対側の第2側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に前記第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部と、を有する機器本体と、
    ユーザ操作に応じて前記筐体の天面または底面を選択的に覆うことが可能な略平面部と、前記略平面部の一端側に設けられた第3側面と、前記第3側面に設けられた第1係合部と、前記略平面部の他端側に設けられた第4側面と、前記第4側面における前記第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部と、を有するカバーと、
    を備え、
    前記機器本体は、前記筐体の前記第2側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に前記第1距離離れて配置された第3被係合部をさらに有しており、
    前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合することで前記機器本体に装着され、
    前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第3被係合部とが係合することで、前記筐体の底面と前記カバーの略平面部とが略水平な状態で前記機器本体に装着される
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 前記機器本体は、前記筐体の第1側面に設けられ、前記筐体の底面から天面側に第2距離離れて配置された第4被係合部をさらに有しており、
    前記カバーは、前記第1係合部と前記第4被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第3被係合部とが係合することで、前記筐体の底面と前記カバーの略平面部の仮想延長線とのなす角度が第1角度となった状態で前記機器本体に装着される、請求項に記載の電子機器。
  7. 筐体と、前記筐体の第1側面に設けられた第1係合部と、前記筐体の前記第1側面の反対側の第2側面における前記第1係合部と対応する位置に設けられた第2係合部と、を有する機器本体と、
    ユーザ操作に応じて前記筐体の天面または底面を選択的に覆うことが可能な略平面部と、前記略平面部の一端側に設けられた第3側面と、前記第3側面に前記略平面部から第1距離離れて配置された第1被係合部と、前記略平面部の他端側に設けられた第4側面と、前記第4側面に前記略平面部から第1距離とは異なる第2距離離れて配置された第2被係合部と、を有するカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、前記第1係合部と前記第1被係合部とが係合し、かつ、前記第2係合部と前記第2被係合部とが係合することで前記機器本体に装着される、
    ことを特徴とする電子機器。
  8. 前記第4被係合部は、前記第1側面の長手方向の両端まで形成され、
    前記第1被係合部は、前記第1係合部及び前記第2係合部が通過可能な幅を有する連通溝により前記第4被係合部と連通されて形成され、
    前記第2被係合部は、前記第2側面の長手方向の両端まで形成され、
    前記第3被係合部は、前記第1係合部及び前記第2係合部が通過可能な幅を有する連通溝により前記第2被係合部と連通されて形成された、請求項記載の電子機器。
  9. 前記機器本体において、
    前記第4被係合部は、前記第1側面の長手方向の両端側の一部に形成され、
    前記第1被係合部は、前記第1係合部及び前記第2係合部が通過可能な幅を有する連通溝により前記第4被係合部と連通されて形成され、
    前記第2被係合部は、前記第2側面の長手方向の両端側の一部に形成され、
    前記第3被係合部は、前記第1係合部及び前記第2係合部が通過可能な幅を有する連通溝により前記第2被係合部と連通されて形成され、
    前記第1被係合部は、前記機器本体の上端から第1距離の位置に形成され、前記第3被係合部は、前記機器本体の下端から前記第1距離の位置に形成され、
    前記カバーにおいて、
    前記第1側面の上端から前記第1距離の位置に前記第1係合部及び前記第2係合部が形成された、請求項記載の電子機器。
  10. 前記第1側面に、前記筐体の天面と平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第5被係合部を設け、
    前記第2側面に、前記筐体の天面と平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第6被係合部を設けた、請求項または請求項記載の電子機器。
  11. 前記機器本体の前記筐体の天面に、前記第4被係合部及び前記第2被係合部が形成された位置と対応づけて第1マークを設け、
    前記カバーの前記第1係合部及び前記第2係合部が形成された位置と対応づけて第2マークを設けた、請求項記載の電子機器。
  12. 前記第4被係合部と前記第1被係合部とが前記機器本体の両端まで連通され、前記第2被係合部と前記第3被係合部とが前記機器本体の両端まで連通された、請求項記載の電子機器。
  13. 前記第1側面に、前記筐体の天面と略平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第5被係合部を設け、
    前記第2側面に、前記筐体の天面と略平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第6被係合部を設けた、請求項または請求項12記載の電子機器。
  14. 前記第1係合部と前記第2係合部は、上面が前記第1側面の取り付け位置から下方に傾斜し、下面が前記第1側面の取り付け位置から上方に傾斜するように形成した、請求項1~請求項の何れか一項に記載の電子機器。
  15. 前記第1係合部は、上面と下面を前記第1側面の取り付け位置から略水平とした形状に形成し、
    前記第2係合部は、上面と下面を前記第2側面の取り付け位置から略水平とした形状に形成し、
    前記第1被係合部、前記第2被係合部、前記第3被係合部及び前記第4被係合部の開口部を奥側よりも広く形成した、請求項記載の電子機器。
  16. 前記第4被係合部と前記第3被係合部の傾斜が一致するように、前記第4被係合部を前記第1側面に対して斜め方向に形成し、前記第3被係合部を前記第2側面に対して斜め方向に形成し、
    前記第1被係合部と前記第2被係合部の傾斜が一致するように、前記第1被係合部を前記第1側面に対して斜め方向に形成し、前記第2被係合部を前記第2側面に対して斜め方向に形成した、請求項記載の電子機器。
  17. 前記第1側面に、前記筐体の天面と略平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第5被係合部を設け、
    前記第2側面に、前記筐体の天面と略平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第6被係合部を設けた、請求項または請求項16記載の電子機器。
  18. 前記第1側面に、前記略平面部と略平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第5被係合部を設け、
    前記第2側面に、前記略平面部と略平行に、前記第1係合部と前記第2係合部と係合可能な第6被係合部を設けた、請求項記載の電子機器。
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