JP7309573B2 - 開閉部材駆動装置および便蓋開閉ユニット - Google Patents
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Description
よりも外径寸法が小さい小径部と、を備え、前記突部は、前記小径部に設けられているものとすることができる。このようにすれば、仕切部材の環状部と出力軸の接触部とによって、筒部の第1方向の端部分を径方向から挟んだ状態で保持できる。よって、筒部の変形を抑制しやすい。
図1は、開閉部材駆動装置の外観斜視図である。図2は、便蓋開閉ユニットの説明図である。図3は、開閉部材駆動装置の断面図である。図4は、開閉部材駆動装置の分解斜視図である。図5は、第2ケース、仕切り部材、コイルばね、出力軸、および出力歯車を軸線方向の一方側から見た場合の分解斜視図である。図6は、第2ケース、仕切り部材、コイルばね、出力軸、および出力歯車を軸線方向で図5とは反対側から見た場合の分解斜視図である。図7は、モータ、伝達機構および出力軸を軸線方向の一方側から見た場合の斜視図である。図8は、モータ、伝達機構および出力軸を軸線方向で図7とは反対側から見た場合の斜視図である。図9は、中間ケースを軸線方向の一方側から見た場合の斜視図である。図10は、図3のA-A線断面図である。
ケース9は樹脂製である。図1に示すように、ケース9は、Y軸方向に平行に延びる第1側壁13および第2側壁14を備える。また、ケース9は、X軸方向に延びて第1側壁13の-Y方向の端および第2側壁14の-Y方向の端を接続する第3側壁15を備える。さらに、ケース9は、+Y方向の端を接続する第4側壁16を備える。第4側壁16は、第1側壁13と第2側壁14との間が+Y方向に突出する形状を備える。
る。板部17は、出力軸7を貫通させる板部貫通孔17aを備える。また、第2ケース23は、板部17における板部貫通孔17aの開口縁から+Z方向に突出する軸支持部18と、板部17における板部貫通孔17aの開口縁から-Z方向に突出する筒部19と、を備える。図5、図6に示すように、板部貫通孔17a、軸支持部18、および筒部19は、同軸に設けられている。図5に示すように、筒部19には、第1方向の端から+Z方向に延びる切欠き溝19aが2つ形成されている。各切欠き溝19aは、軸線L回りで180°離間する回転角度位置に設けられている。
出力軸7は、ケース9の内側において、板部貫通孔17a、軸支持部18および筒部19を貫通し、軸支持部18の+Z方向の端であるケース開口部10からケース9の外側に突出する。出力軸7の基部12は、第2ケース23および中間ケース22に収容されている。図6に示すように、基部12は、筒部19の径方向内側に位置する第1軸部分41と、筒部19よりも-Z方向に位置する第2軸部分42と、筒部19よりも+Z方向に位置する第3軸部分43とを備える。
6に示すように、出力軸本体55は、突出部11、接触部45、小径部46、大径部48、歯車固定部49、被支持部50、および接続部51を備える。また、出力軸本体55は、小径部46の外周面の周方向の2か所に、Z軸方向に延びる溝46aを備える。各溝46aの断面は半円形状である。2本の第2棒状部材56は、それぞれ、円柱形状であり、径方向内側の部分を各溝46aに挿入した状態で小径部46に固定されている。なお、出力軸7は、樹脂製の単一の部材とすることもできる。すなわち、各突部47は、樹脂製であり、小径部46から突出するように、出力軸7と一体に形成されていてもよい。
図7、図8に示すように、伝達機構8は、モータ6から出力軸7に至る駆動力伝達経路の上流側から下流側に向かって、ウォーム58、第1歯車59、第2歯車60、第3歯車61、第4歯車62(前段歯車)、および出力歯車63を備える。ウォーム58は、回転軸27の外周側に固定されている。ウォーム58および第1歯車59は第1ケース21内に位置する。第2歯車60、第3歯車61、第4歯車62、および出力歯車63は中間ケース22内に位置する。ウォーム58、第1歯車59、第2歯車60、第3歯車61、第4歯車62、および出力歯車63は、モータ6の駆動力を出力軸7に伝達する伝達経路を構成する。
持する第2支軸68を保持する軸保持部70を備える。
図3、図9に示すように、出力軸7は、中間ケース22の中間底部31から+Z方向に突出する支柱部81によって回転可能に支持されている。支柱部81は、第2ケース23のケース開口部10と同軸に設けられている。支柱部81は、その先端部分が出力軸7の円形凹部52に挿入されている。支柱部81の先端は、円形凹部52の底面(円形凹部52の+Z方向の円形内壁面)に接触する。
次に、仕切部材35は、Y軸方向における環状部36と軸保持部70との間で中間ケース22に固定されている。
平行に延びる第1枠部分32aおよび第2枠部分32bに、それぞれ内周側に突出する第1突部83および第2突部84を備える。第1突部83および第2突部84のそれぞれには、ねじ穴が設けられている。また、第1枠部分32aは第1突部83が設けられた位置に矩形の第1切欠き部32cを備える。第2枠部分32bは第2突部84が設けられた位置に矩形の第2切欠き部32dを備える。第2枠部分32bは、ケースの第2側壁14の一部を構成する部分である。第1突部83と第2突部84とは、X軸方向で対向する。
ポテンショメータ37は、図7に示すように、伝達機構8を構成する複数の歯車のうちのいずれかの歯車に噛合するポテンショ歯車91を備える。また、ポテンショメータ37は、ポテンショ歯車91の回転角度位置を検出する検出部92を備える。ポテンショ歯車91は、仕切部材35の-Z方向に位置して、第3歯車61の第3小径歯車61bに噛合する。検出部92は、検出部92は、基板93を介して仕切部材35に固定される。ここで、基板93と一対のモータ端子29との間には、モータ6に電力を供給するための配線(不図示)が接続されている。基板93には配線およびポテンショメータ37に接続された複数の端子ピン96が固定されている。図9に示すように、中間ケース22は、中間枠部32のY軸方向の一方側Y1の端に、端子ピン96を保持する端子ピン保持部97を備える。
端子ピン96を介した電力の供給によってモータ6が正方向、或は、逆方向に、駆動されると、モータ6の駆動力が伝達機構8を介して出力軸7に伝達される。従って、出力軸7に固定された便蓋201は、図2に示すように、閉位置に向かう閉方向A、或は、開位置に向かう開方向B(第2回転方向)に回転する。便蓋201が回転すると、ポテンショメータ37からは、便蓋201の回転角度位置に対応する信号が出力される。
軸7が所定の回転角度位置を通過する際に、出力軸7から外周側に突出する第2棒状部材56(突部47)がコイルばね40の付勢力に抗して第1棒状部材39を径方向外側に移動させる。従って、荷重発生機構73は、外部から出力軸7に付与されるトルクがコイルばね40の付勢力よりも小さい場合に、出力軸7を所定の回転角度位置で停止した状態に保持できる。本例では、所定の回転角度位置は、便蓋201が、垂直に起立する位置よりもわずかに閉位置の側に移動した回転角度位置に設定されている。また、コイルばね40の付勢力は、便蓋201が垂直に起立した後に、便蓋201の自重によって便蓋201が閉位置に向かって回転するトルクよりも大きく設定されている。従って、開閉部材駆動装置1は、便蓋201が垂直に起立した後に、便蓋201の自重によって閉方向Aに傾いた場合でも、便蓋201が自然に閉位置に戻ることを防止する。
本例では、荷重発生機構73は、出力軸7の外周側に位置するケースの筒部19に形成された切欠き溝19aに挿入された第1棒状部材39と、筒部19の外側から第1棒状部材39に接触して当該第1棒状部材39を当該筒部19から径方向内側に突出させるコイルばね40と、出力軸7において筒部19の径方向内側に位置する第1軸部分41から径方向外側に突出する突部47と、を備える。従って、荷重発生機構73は、出力軸7の外側に設けられる。よって、出力軸7に凹部を形成してその内側に荷重発生機構73を設ける場合と比較して、出力軸7の剛性の低下を抑制できる。よって、出力軸7の変形を防止或いは抑制できる。
持部分36bの内周面と軸受部分36aの内周面とは、Z軸方向で段差なく連続する。従って、金属製の仕切部材35を、バーリング加工などによって屈曲させることにより、筒部保持部分36bおよび軸受部分36aを備える環状部を設けることができる。
第3小径歯車、62…第4歯車、63…出力歯車、65…第1支軸、66…トルクリミッタ、68…第2支軸、69…第3支軸、70…軸保持部、71…凹部、72…凸部、73…荷重発生機構、81…支柱部、81a…支柱部の端、83…第1突部、84…第2突部、86…隙間、87…隙間、91…ポテンショ歯車、92…検出部、93…基板、96…端子ピン、97…端子ピン保持部、200…トイレユニット、201…便蓋、202…便器本体、202…便器本体、203…便座、204…タンク、L…軸線
Claims (8)
- モータと、
開閉部材が接続される出力軸と、
前記モータの駆動力を前記出力軸に伝達する伝達機構と、
前記モータおよび前記伝達機構を収容するケースと、
前記ケースの内側に固定されて当該ケースの内側を仕切る仕切部材と、
前記出力軸が所定の回転角度位置を通過する際に当該出力軸に荷重を付与する荷重発生機構と、を有し、
前記出力軸の軸線に沿った方向を軸線方向、前記軸線と直交する方向を径方向、軸線方向の一方側を第1方向、他方側を第2方向とした場合に、前記出力軸は、前記ケース内に位置する基部と、前記基部の前記第2方向で前記ケースから突出する突出部と、を備え、
前記ケースは、前記仕切部材を前記第2方向の側から覆うケース部分を備え、
前記ケース部分は、前記出力軸を前記ケースの内側から外側に貫通させる開口部と、前記ケースの内側を前記開口部と同軸に延びる筒部と、を備え、
前記基部は、前記筒部の径方向内側に位置する第1軸部分と、前記筒部よりも前記第1方向に位置する第2軸部分と、を備え、
前記筒部は、前記第1方向の端から前記軸線方向に延びる切欠き溝を備え、
前記荷重発生機構は、前記径方向に移動可能な状態で前記切欠き溝に挿入された棒状部材と、前記筒部の外側から前記棒状部材に接触して当該棒状部材を当該筒部から径方向内側に突出させる弾性部材と、前記第1軸部分から径方向外側に突出する突部と、を備え、
前記仕切部材は、前記基部を貫通させる貫通孔と、前記貫通孔の開口縁から前記軸線方向に延びて前記筒部の前記第1方向の端部分を外周側から保持する環状部と、を備え、
前記出力軸が前記所定の回転角度位置を通過する際に、前記突部が前記弾性部材の付勢力に抗して前記棒状部材を径方向外側に移動させることを特徴とする開閉部材駆動装置。 - 前記仕切部材は、前記ケースよりも剛性が高いことを特徴とする請求項1に記載の開閉部材駆動装置。
- 前記第1軸部分は、前記筒部の前記第1方向の端部分に当該筒部の内周側から接触する円形接触面を備える接触部と、前記接触部の前記第2方向で当該接触部よりも外径寸法が小さい小径部と、を備え、
前記突部は、前記小径部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の開閉部材駆動装置。 - 前記第2軸部分は、前記接触部よりも外径寸法が大きい大径部と、前記大径部の前記第1方向で前記伝達機構の出力歯車が固定された歯車固定部と、を備え、
前記大径部は、径方向外側を向く円形外周面と、前記第1方向の側から前記筒部に当接する環状当接面と、を備え、
前記環状部は、前記第1方向の側から前記第2方向に向かって、前記大径部を回転可能に支持する軸受部分と、前記筒部を保持する筒部保持部分と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の開閉部材駆動装置。 - 前記ケースは、樹脂製であり、
前記仕切部材は、金属製であり、
前記筒部の径方向の厚み寸法は、前記棒状部材の前記径方向の寸法よりも短く、
前記円形接触面と前記円形外周面との前記径方向の離間距離は、前記筒部の径方向の厚み寸法と同一であり、
前記筒部保持部分の内周面と前記軸受部分の内周面とは、前記軸線方向で段差なく連続することを特徴とする請求項4に記載の開閉部材駆動装置。 - 前記出力軸は、前記第1方向の端面に前記第2方向に窪む円形凹部を備え、
前記ケースは、前記円形凹部に挿入されて前記出力軸を回転可能に支持する支柱部を備え、
前記軸線と直交する方向から見た場合に、前記支柱部と前記軸受部分とは重なることを特徴とする請求項4または5に記載の開閉部材駆動装置。 - 前記出力軸は、樹脂製の出力軸本体と、当該出力軸本体に固定されて前記突部を形成する第2の棒状部材と、を備え、
前記第2の棒状部材および前記棒状部材は、金属製であることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか一項に記載の開閉部材駆動装置。 - 請求項1から7のうちのいずれか一項に記載の開閉部材駆動装置を有し、
前記開閉部材は、便蓋であることを特徴とする便蓋開閉ユニット。
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