JP2022047396A - 駆動用部品、駆動装置、及び、電気機器 - Google Patents

駆動用部品、駆動装置、及び、電気機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2022047396A
JP2022047396A JP2020153290A JP2020153290A JP2022047396A JP 2022047396 A JP2022047396 A JP 2022047396A JP 2020153290 A JP2020153290 A JP 2020153290A JP 2020153290 A JP2020153290 A JP 2020153290A JP 2022047396 A JP2022047396 A JP 2022047396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circumferential direction
drive
radial
protrusion
pedestal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020153290A
Other languages
English (en)
Inventor
龍一 柴田
Ryuichi Shibata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2020153290A priority Critical patent/JP2022047396A/ja
Priority to CN202122182322.0U priority patent/CN216589782U/zh
Publication of JP2022047396A publication Critical patent/JP2022047396A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gear Transmission (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】駆動部品の角度を精度よく変更できる駆動用部品を提供する。【解決手段】駆動用部品1は、上下に延びる中心軸回りに駆動可能な駆動部20と、前記駆動部20を駆動可能に支持するベース部10と、を有し、前記駆動部20は、前記中心軸J1と交差する方向に延びる本体部21と、前記本体部21の径方向外側面に配置される歯車部22と、前記本体部21から径方向一方に突出する第1突出部23と、前記第1突出部23よりも周方向一方に配置され、前記本体部21から径方向一方に突出する第2突出部24と、を有し、前記ベース10は、台座部13と、前記台座部13から径方向他方に復元力を加える弾性部14と、を有し、第1状態において、前記台座部13又は前記弾性部14の周方向他方側の面は、前記第1突出部23の周方向一方側の面と周方向に対向している。【選択図】図4

Description

本発明は、駆動用部品、駆動装置、及び、電気機器に関する。
従来の駆動用部品として、少なくとも表示装置の背面部における、表示装置の各辺と略平行な片を有する矩形の対角の頂点位置に、所定長さのワイヤの両端をそれぞれ固定可能な固定部材を備えるとともに、対角と異なる対角の一方の頂点位置にワイヤの位置を規制する規制部材を備える構成が知られている。
特開2012-220715号公報
しかしながら、従来の駆動用部材においては、外部からの動力によって被駆動体の角度を精度よく変更することが困難である。
本発明は、駆動部品の角度を精度よく変更できる駆動用部品を提供することを目的とする。
本発明の例示的な実施形態に係る駆動用部品は、上下に延びる中心軸回りに駆動可能な駆動部と、前記駆動部を駆動可能に支持するベース部と、を有し、前記駆動部は、前記中心軸と交差する方向に延びる本体部と、前記本体部の径方向外側面に配置される歯車部と、前記本体部から径方向一方に突出する第1突出部と、前記第1突出部よりも周方向一方に配置され、前記本体部から径方向一方に突出する第2突出部と、を有し、前記ベースは、台座部と、前記台座部から径方向他方に復元力を加える弾性部と、を有し、第1状態において、前記台座部又は前記弾性部の周方向他方側の面は、前記第1突出部の周方向一方側の面と周方向に対向している。
本発明の例示的な実施形態に係る駆動装置は、上述の駆動用部品と、前記ベース部に固定され、前記ベース部と交差する方向に延びる第2軸回りに回転可能なシャフトを有するモータ部と、を有し、前記シャフトは前記歯車部に接続されている。
本発明の例示的な実施形態に係る電気機器は、上述の駆動装置と、前記駆動部と固定される被駆動体と、を有する。
本発明の例示的な実施形態に係る駆動用部品、駆動装置、及び、電気機器によれば、駆動部の角度を精度よく変更できる。
図1は、本発明の例示的な実施形態に係る電気機器の平面図である。 図2は、本発明の例示的な実施形態に係る駆動装置から減速機を省略した斜視図である。 図3は、本発明の例示的な実施形態に係る駆動装置から減速機を省略した縦断面図である。 図4は、本発明の例示的な実施形態に係る駆動装置から減速機を省略した横断面図である。 図5は、本発明の例示的な実施形態に係る駆動装置の第1状態における拡大図である。 図6は、本発明の例示的な実施形態に係る駆動装置の第2状態における拡大図である。 図7は、本発明の例示的な実施形態に係る駆動装置の変形例の横断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書では、駆動装置Cの説明において、駆動部20の回転軸である中心軸J1と平行な方向を「軸方向」、中心軸J1に直交する方向を「径方向」、中心軸J1を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」とそれぞれ称する。また、実施形態の説明においては、軸方向を上下方向とし、ベース部10に対して駆動部20が配置される向きを上向きとして、各部の形状や位置関係を説明する。
なお、上述の方向は単に説明のための用いられる名称であって、実際の位置関係及び姿勢を限定しない。本実施形態においては、中心軸J1と、モータ40の回転軸である第2軸J2と、が平行であるが、中心軸J1と第2軸J2とは異なる方向に延びていてもよい。ベース部や駆動部等の各部の位置関係は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更してよい。また、本明細書では、便宜上、各部位の形状を適宜変更又は省略する場合があり、各部位の寸法を実際の寸法から変更する場合がある。
<電気機器>
図1は、本発明の例示的な実施形態に係る電気機器Aの平面図である。図1に示す通り、電気機器Aは、駆動装置Cと、被駆動体Bと、を有する。被駆動体Bは、例えばディスプレイである。駆動装置Cは、駆動部20を有する。被駆動体Bは、駆動部20と固定される。これにより、駆動部20が中心軸J1回りに駆動することによって、被駆動体Bが駆動部20と一体となって中心軸J1回りに駆動される。よって、被駆動体Bは、駆動装置Cによって精度良く中心軸J1回りに駆動される。なお、駆動装置Cの詳細については後述する。
被駆動体Bは、中心軸J1と交差する方向において長軸B1と短軸B2とを有する。本実施形態においては、被駆動体Bは、略直方体状の機器であり、紙面左右方向の長さが、紙面上下方向の長さよりも長い。長軸B1又は短軸B2は、後述する第1突出部23の周方向一方側の面231と略平行である。これにより、駆動部20によって、被駆動体Bの長軸B1又は短軸B2を、第1突出部23の周方向一方側の面231と精度良く略平行にできる。
<駆動装置>
図2は、本発明の例示的な実施形態に係る駆動装置Cから減速機50を省略した斜視図である。図3は、本発明の例示的な実施形態に係る駆動装置Cから減速機50を省略した縦断面図である。すなわち、図3は、図2において、駆動装置Cを、中心軸J1と第2軸J2とを通る仮想面X-Xで切断した縦断面をA-Aの向きから見た縦断面図である。図4は、本発明の例示的な実施形態に係る駆動装置Cから減速機50を省略した横断面図である。すなわち、図4は、図2において、駆動装置Cを、歯車部22を通る仮想面Y-Yで切断した横断面をB-Bの向きから見た横断面図である。図5は、本発明の例示的な実施形態に係る駆動装置Cの第1状態における拡大図である。図6は、本発明の例示的な実施形態に係る駆動装置Cの第2状態における拡大図である。
図1から図6に示す通り、駆動装置Cは、駆動用部材20と、後述するベース部10に固定されるモータ部40と、を有する。モータ部40は、ベース部10と交差する方向に延びる第2軸J2回りに回転可能なシャフト41を有する。シャフト41は歯車部22に接続されている。これにより、駆動装置Cにおいて、モータ部40によって駆動部20を精度よく中心軸J1回りに駆動させることができる。
図1に示す通り、シャフト41は、減速機50を介して歯車部22に接続されている。つまり、シャフト41にはピニオンギア(不図示)が固定されており、シャフト41が第2軸J2回りに回転することによってピニオンギアが第2軸J2回りに回転し、減速機50によって減速されて歯車部22にモーメントが作用し、駆動部20を中心軸J1回りに駆動させる。これにより、駆動部20や歯車部22が固定される被駆動体Bの慣性モーメントが大きい場合であっても、モータ部40によって駆動部20や被駆動体Bを精度よく駆動させることができる。
<駆動用部品>
図2から図4に示す通り、駆動用部品1は、ベース部10と、駆動部20と、を有する。駆動部20は、ベース部10よりも上方に配置される。
ベース部10は、ベース部10の径方向内縁から上方に延びる筒状の第1筒状部11と、駆動部20よりも径方向外方において上方に延びる筒状の第2筒状部12と、を有する。第1筒状部11は、中心軸J1と同軸である。第1筒状部11の径方向外側面には軸受30が固定される。軸受30の径方向外側面には駆動部20が固定される。これにより、ベース部10は、駆動部20を駆動可能に支持し、駆動部20は、上下に延びる中心軸J1回りに駆動可能である。本実施形態においては、軸受30は玉軸受である。ただし、軸受は、他の種類の軸受であってもよい。
ベース部10は、外部の機器や壁等と固定可能である。例えば、ベース部10に孔を形成し、当該孔を介してベース部と外部の機器とをネジで固定することによって両者を固定できる。なお、ベース部10と他の部材とは、他の部材や機構によって固定されてもよい。
ベース部10は、台座部13と、弾性部14と、を有する。台座部13は、ベース部10の上面から上方に突出する部位である。弾性部14は、台座部13から径方向他方に復元力を加える部位である。本実実施形態においては、弾性部14は、弾性部材141と球体142とを有する。弾性部材141はコイルばねである。球体142は、弾性部材141によって径方向他方に押される。なお、弾性部材141は、径方向に復元力を加えうる他の種類の部材であってもよく、球体142は、他の部材であってもよい。
駆動部20は、本体部21と、歯車部22と、第1突出部23と、第2突出部24と、を有する。本体部21は、中心軸J1と交差する方向に延びる。より具体的に述べると、本体部21は、中心軸J1と交差する方向に広がる板状の部位である。これにより、本体部21の剛性が向上する。なお、本体部は、板状の部位ではなく、例えば、中心軸J1から放射状に延びる複数のリブと、複数のリブの径方向外端を周方向に接続する筒状の部位を有していてもよい。
本体部21は、ベース部10よりも上側に配置される。歯車部22は、本体部21の径方向外側面に配置される。より詳細に述べると、本体部21の径方向外縁部は、下方に延びる延伸部211である。延伸部211は、軸方向に延びる筒状の部位である。歯車部22は、延伸部211の径方向外側面に配置される。これにより、歯車部22の軸方向の位置を調整できる。つまり、歯車部22を上方に配置する場合は、歯車部22を延伸部211の上端近傍に配置し、歯車部22を下方に配置する場合は、歯車部22を延伸部211の下端近傍に配置することができる。
駆動部20は、第1突出部23と、第2突出部24と、を有する。第1突出部23は、本体部21から径方向一方に突出し、第2突出部24は、本体部21から径方向一方に突出する。本実施形態においては、第1突出部23と第2突出部24とは、延伸部211の径方向内側面から径方向内方に突出する。第2突出部24は、第1突出部23よりも周方向一方に配置される。第1突出部23の周方向一方側の面231と第2突出部24の周方向他方側の面241との周方向間隙は、弾性部14の周方向長さよりもわずかに長い。
駆動部20は、第3突出部25をさらに有する。第3突出部25は、第2突出部24よりも周方向一方に配置される。第3突出部25は、本体部21から径方向一方に突出する。本実施形態においては、第3突出部25は、延伸部211の径方向内側面から径方向内方に突出する。
第2突出部24は、本体部21から径方向一方に突出し、周方向に延びる部位である。本実施形態においては、第1突出部23の周方向長さと第3突出部25の周方向長さは、ともに台座部13の周方向長さよりも短い。一方、第2突出部24は、第1突出部23の近傍から第3突出部25の近傍にわたって延びている。第2突出部24は、延伸部211の径方向内側面において、周方向90度程度にわたって形成されている。
<駆動用部品の駆動>
図1から図6を参照して、駆動用部品1の駆動について説明する。上述の通り、駆動部20は、減速機50を介して歯車部22とシャフト41とが接続されることによって、中心軸J1回りに駆動する。図4及び図5は、駆動用部品1の第1状態を示す。第1状態において、台座部13又は弾性部14の周方向他方側の面131、16は、第1突出部23の周方向一方側の面231と周方向に対向している。これにより、駆動部20を周方向に位置決めできる。つまり、駆動部20が、第1状態よりも周方向他方側に駆動することを抑制できる。これにより、例えば、駆動部20を被駆動体Bに固定することによって、被駆動体Bを周方向に位置決めできる。
本実施形態においては、台座部13の周方向他方側の面131が、周方向において第1突出部23の周方向一方側の面231に接触している。これにより、例えば台座部13を剛体によって形成することによって、駆動部20をより精度よく周方向に位置決めできる。なお、台座部13の周方向他方側の面131又は弾性部14の周方向他方側の面16が、他の部材を介して第1突出部23の周方向一方側の面231と周方向に接触していてもよい。
第1状態において、台座部13又は弾性部14の周方向一方側の面132、15は、第2突出部24の周方向他方側の面241と周方向に対向している。これにより、駆動部20を周方向に位置決めできる。つまり、駆動部20が、第1状態よりも周方向他方側に駆動することを抑制できる。よって、第1状態においては、駆動部20は、周方向一方側と周方向他方側への駆動が、どちらも抑制されているため、駆動部20を周方向に固定できる。よって、駆動部20を被駆動体Bに固定することによって、駆動部Bを周方向両側において位置決めできる。
本実施形態においては、球体142の周方向一方側の面1421が、周方向において第2突出部24の周方向他方側の面241に接触している。これにより、例えば球体142を剛体によって形成することによって、駆動部20をより精度よく周方向に位置決めできる。なお、台座部13の周方向一方側の面132又は弾性部14の周方向一方側の面15が、他の部材を介して第2突出部24の周方向他方側の面241と周方向に接触していてもよい。
次に、駆動部20が、図5に示す第1状態から図6に示す第2状態に遷移する駆動について説明する。第1突出部23の径方向一方端232は、第2突出部24の径方向一方端243よりも径方向一方側に配置される。これにより、手動によって駆動部20を第1状態から周方向他方側に駆動させることができる。
第1状態においては、弾性部14が径方向他方側に復元力を有しているため、弾性部14が第1突出部23と第2突出部24との周方向間に保持されることで駆動部20が周方向に位置決めされている。しかし、駆動部20に一定以上の中心軸J1回りのモーメントが作用すると、弾性部14が径方向他方側への復元力に勝り、駆動部20が周方向他方側に駆動し、第2突出部24の径方向一方側の面に移動する。これにより、駆動部20は第1状態から第2状態に遷移する。つまり、第1突出部23の径方向一方端232を一定以上径方向一方側に配置することによって、第1突出部23が台座部13又は弾性部14を超えて周方向一方側に駆動することを抑制でき、第2突出部24の径方向一方端243を第1突出部23の径方向一方端232よりもある程度径方向他方側に配置することによって、駆動部20に一定以上のモーメントが作用した場合に弾性部14が第2突出部24の径方向一方側に移動し、駆動部20を周方向他方側に駆動させることができる。つまり、駆動部20は、第1状態からモータ部40によって駆動可能であり、駆動部20に作用する外力によっても駆動可能である。
図6は、駆動用部品1の第2状態を示す。第2状態は、第1の状態とは異なる状態である。第2状態において、台座部13又は弾性部14の周方向一方側の面132、15は、第3突出部25の周方向他方側の面251と周方向に対向している。これにより、駆動部20を周方向に位置決めできる。つまり、駆動部20が、第2状態よりも周方向他方側に駆動することを抑制できる。例えば、駆動部20を被駆動体Bに固定することによって、被駆動体Bを周方向に位置決めできる。
本実施形態においては、台座部13の周方向一方側の面132が、周方向において第3突出部25の周方向他方側の面251に接触している。これにより、例えば台座部13を剛体によって形成することによって、駆動部20をより精度よく周方向に位置決めできる。なお、台座部13の周方向一方側の面132又は弾性部14の周方向一方側の面15が、他の部材を介して第3突出部25の周方向他方側の面251と周方向に接触していてもよい。
第2状態において、台座部13又は弾性部14の周方向他方側の面131、16は、第2突出部24の周方向一方側の面242と周方向に対向している。これにより、駆動部20を周方向に位置決めできる。つまり、駆動部20が、第2状態よりも周方向一方側に駆動することを抑制できる。よって、第2状態においては、駆動部20は、周方向一方側と周方向他方側の両方への駆動がともに抑制されるため、駆動部20を周方向に固定できる。さらに、例えば、駆動部20を被駆動体Bに固定することによって、駆動部Bを周方向両方において位置決めできる。
本実施形態においては、第1突出部23の周方向一方側の面231と、第3突出部25の周方向他方側の面251と、が成す角度は、略90度である。これにより、駆動部20を中心軸J1回りに略90度の範囲で駆動可能である。また、本実施形態においては、第1状態と第2状態との間で周方向の角度が90度となる状態に位置決めできる。よって、例えば被駆動体Bを駆動部20と固定した場合に、被駆動体Bを中心軸J1回りに略90度の範囲で駆動可能であり、かつ、駆動体Bを、中心軸J1回りの角度が略90度となる状態で位置決めできる。特に、被駆動体Bがディスプレイであり、ディスプレイが長軸と短軸を有する場合は、駆動部20が第1状態である場合に短軸が鉛直方向になり、駆動部20が第2状態である場合に短軸が水平方向になるように被駆動体Bと駆動部20とを固定することによって、ユーザが姿勢を変更することなく、ディスプレイを縦長の状態でも横長の状態でも利用できるようになる。また、図4において、第1突出部23の周方向一方側の面231に沿って延びる仮想線(不図示)と、第3突出部25の周方向他方側の面251に沿って延びる仮想線(不図示)とは、略直交する。
図4に示す通り、歯車部22は、周方向全域にわたって形成されている。すなわち、本体部21の径方向外側面には、周方向全域にわたって歯車部22が形成されている。これにより、駆動部20が中心軸J1回りにできるだけ対称な形状になるため、駆動部20のバランスが向上する。よって、駆動部20が精度良く駆動する。
本実施形態においては、台座部13及び弾性部14は、歯車部22よりも径方向内方に配置されている。より具体的に述べると、本体部21は、ベース部10よりも上方に配置されており、本体部21の下面とベース部10の上面との軸方向間には空間が構成されており、台座部13及び弾性部14は、当該空間内に配置されている。これにより、台座部13及び弾性部14が歯車部22よりも径方向外方に配置される場合と比べて、駆動用部品1を径方向に小型化できる。また、駆動用部品1を径方向に小型化しつつ、歯車部22の外径をできるだけ大きくすることによって、駆動部20を中心軸J1回りに回転しやすくできる。また、駆動部20の慣性能率を増加させることで、駆動部20をより安定的に駆動させることができる。
<駆動用部品の変形例>
図7は、本発明の例示的な実施形態に係る駆動用部品の変形例の横断面図である。駆動用部品1Aにおいては、ベース部10Aと駆動部20Aの構造が、駆動用部品1における駆動部20の構造と異なる。以下では、駆動用部品1Aと駆動用部品1との差異についてのみ説明し、駆動用部品1Aにおける部位が駆動用部品1における部位と同じ構成を有している場合には、駆動用部品1と同一の符号を用いることがある。
ベース部10Aは、台座部13Aと弾性部14とを有する。台座部13Aの構造は台座部13と同一である。台座部13A及び弾性部14は、歯車部22Aよりも径方向外方に配置されている。これにより、弾性部14を本体部21Aとベース部10Aとの軸方向間に収容する必要が無くなる。よって、例えば、弾性部14と駆動部20Aとが嵌合している状態を確認しながら駆動用部品1Aを組立てることが可能になり、量産性が向上する。図7に示す駆動用部品1Aの第1状態において、台座部13Aは、中心軸J1を基準としてモータ部40の反対側に配置されている。弾性部14は、弾性部材141と球体142とを有する。弾性部材141は径方向他方に復元力を作用させる。つまり、弾性部材141の復元力によって球体142は径方向内方に押されている。
駆動部20Aは、本体部21Aと歯車部22Aとを有する。歯車部22Aは、天面部21Aの径方向外側面に形成される。モータ部40による回転が減速機(不図示)を介して歯車部22Aに伝達されることにより、駆動部20Aは中心軸J1回りに駆動可能である。歯車部22Aは、周方向の一部のみに形成されている。これにより、本体部21Aにおける歯車部22Aが形成されない領域において、他の機構を追加することが可能となり、設計の自由度が向上する。また、歯車部22Aが周方向の特定の領域にのみ形成されることにより、視覚的に駆動部20Aの周方向の位置決めができる。駆動用部品1Aにおいては、歯車部22Aは、図7における、駆動部20Aの紙面左下側にのみ形成され、駆動部20の径方向外側面の他の部分には形成されていない。よって、駆動部20の径方向外側面において、歯車部が形成されない領域に第1突出部23A、第2突出部24A、第3突出部25A、第4突出部26Aを形成することができる。
第1突出部23A、第2突出部24A、第3突出部25A、第4突出部26Aは、駆動部20Aの径方向外側面から径方向外方に突出する部位である。台座部13Aの周方向他方側の面131Aは、第1突出部23Aの周方向一方側の面231Aと周方向に対向する。第1突出部23Aの径方向一方端232Aは台座部13Aの径方向他方端よりも径方向一方に配置されている。つまり、第1突出部23Aの径方向外端は台座部13Aの径方向内端よりも径方向外方に配置されている。これにより、駆動部20Aが第1状態よりも周方向他方側に駆動することを抑制できる。
第1状態において、弾性部14の周方向一方側の面15は、第2突出部24Aの周方向他方側の面241Aと周方向に対向する。より具体的に述べると、第1状態において、台座部13Aの周方向他方側の面131Aは第1突出部23Aの周方向一方側の面231Aと周方向に接触しており、弾性部14の周方向一方側の面15は第2突出部24Aの周方向他方側の面241Aと周方向に接触している。これにより、第1状態の駆動部20Aは、周方向に位置決めされている。
第2突出部24Aの径方向一方端243Aは、台座部13Aの径方向他方端よりも径方向他方側に配置されている。よって、駆動部20A又は駆動部20Aに固定されている被駆動体(不図示)に対して、中心軸J1回りに一定以上のモーメントが作用すると、駆動部20Aは、周方向他方側に駆動できる。なお、第2突出部24Aの周方向長さは、第1突出部23Aの周方向長さ及び第3突出部25Aの周方向長さと略同じである。第2突出部24Aの周方向長さを短くすることによって、駆動部20Aを軽量化できる。
駆動部20Aが第1状態から中心軸J1回りに略90度周方向他方側に駆動すると、駆動用部品1Aは第2状態(不図示)になる。第2状態においては、台座部13Aの周方向一方側の面132Aは、第3突出部25Aの周方向他方側の面251Aと周方向に対向する。第3突出部25Aの径方向一方端252Aは台座部13Aの径方向他方端よりも径方向一方に配置されている。つまり、第3突出部25Aの径方向外端は台座部13Aの径方向内端よりも径方向外方に配置されている。これにより、駆動部20Aが第2状態よりも周方向一方側に駆動することを抑制できる。
第2状態において、弾性部14の周方向他方側の面16は、第4突出部26Aの周方向一方側の面261Aと周方向に対向する。より具体的に述べると、第2状態において、台座部13Aの周方向一方側の面132Aは第3突出部25Aの周方向他方側の面251Aと周方向に接触しており、弾性部14の周方向他方側の面16は第4突出部26Aの周方向一方側の面261Aと周方向に接触している。これにより、第2状態の駆動部20Aは、周方向に位置決めされている。
第4突出部26Aの径方向一方端262Aは、台座部13Aの径方向他方端よりも径方向他方側に配置されている。よって、駆動部20A又は駆動部20Aに固定されている被駆動体(不図示)に対して、中心軸J1回りに一定以上のモーメントが作用すると、駆動部20Aは、周方向一方側に駆動できる。
駆動用部品1及び1Aにおいては、駆動部20及び20Aは、中心軸J1回りに略90度駆動可能である。しかし、駆動部20及び20Aは、中心軸J1回りに他の角度駆動可能であってもよい。例えば、被駆動体を上下反転させたい場合には、駆動部20及び20Aが中心軸J1回りに180度駆動可能となるように、突出部の配置や形状を変更すればよい。
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。また、本明細書中に示される複数の実施形態及び変形例は可能な範囲で組み合わせて実施されてよい。
本発明は、例えば電気機器に利用できる。また、電気機器に搭載される駆動装置及び駆動用部品に利用できる。
J1 中心軸
J2 第2軸
A 電気機器
B 被駆動体
B1 長軸
B2 短軸
C 駆動装置
1 駆動用部品
10 ベース部
11 第1筒状部
12 第2筒状部
13、13A 台座部
131、131A 周方向他方側の面
132、132A 周方向一方側の面
14 弾性部
141 弾性部材
142 球体
1421 周方向一方側の面
1422 周方向他方側の面
15 周方向一方側の面
16 周方向他方側の面
20、20A 駆動部
21 本体部
211 延伸部
22、22A 歯車部
23、23A 第1突出部
231、231A 周方向一方側の面
232、232A 径方向一方端
24、24A 第2突出部
241、241A 周方向他方側の面
242 周方向一方側の面
243 径方向一方端
25、25A 第3突出部
251、251A 周方向他方側の面
252、252A 径方向一方端
26A 第4突出部
261A 周方向他方側の面
262A 径方向一方端
30 軸受
40 モータ部
41 シャフト
50 減速機

Claims (16)

  1. 上下に延びる中心軸回りに駆動可能な駆動部と、
    前記駆動部を駆動可能に支持するベース部と、
    を有し、
    前記駆動部は、
    前記中心軸と交差する方向に延びる本体部と、
    前記本体部の径方向外側面に配置される歯車部と、
    前記本体部から径方向一方に突出する第1突出部と、
    前記第1突出部よりも周方向一方に配置され、前記本体部から径方向一方に突出する第2突出部と、
    を有し、
    前記ベースは、
    台座部と、
    前記台座部から径方向他方に復元力を加える弾性部と、
    を有し、
    第1状態において、前記台座部又は前記弾性部の周方向他方側の面は、前記第1突出部の周方向一方側の面と周方向に対向している、駆動用部品。
  2. 前記第1突出部の径方向一方端は、前記第2突出部の径方向一方端よりも径方向一方側に配置される、請求項1に記載の駆動用部品。
  3. 前記第1状態において、前記台座部又は前記弾性部の周方向一方側の面は、前記第2突出部の周方向他方側の面と周方向に対向している、請求項1又は2に記載の駆動用部品。
  4. 前記駆動部は、前記第2突出部よりも周方向一方に配置され、前記本体部から径方向一方に突出する第3突出部をさらに有し、
    前記第1の状態とは異なる第2の状態において、前記台座部又は前記弾性部の周方向一方側の面は、前記第3突出部の周方向他方側の面と周方向に対向している、請求項1から3のいずれかに記載の駆動用部品。
  5. 前記第2の状態において、前記台座部又は前記弾性部の周方向他方側の面は、前記第2突出部の周方向一方側の面と周方向に対向している、請求項4に記載の駆動用部品。
  6. 前記第1突出部の前記周方向一方側の面と、 前記第3突出部の前記周方向他方側の面と、が成す角度は、略90度である、請求項4又は5に記載の駆動用部品。
  7. 前記本体部は、前記中心軸と交差する方向に広がる板状の部位である、請求項1から6のいずれかに記載の駆動用部品。
  8. 前記本体部の径方向外端部は、下方に延びる延伸部であり、
    前記延伸部の径方向外側面に前記歯車部が配置される、請求項1から7のいずれかに記載の駆動用部品。
  9. 前記歯車部は、周方向全域にわたって形成されている、請求項1から8のいずれかに記載の駆動用部品。
  10. 前記歯車部は、周方向の一部のみに形成されている、請求項1から8のいずれかに記載の駆動用部品。
  11. 前記台座部及び前記弾性部は、前記歯車部よりも径方向内方に配置されている、請求項1から10のいずれかに記載の駆動用部品。
  12. 前記台座部及び前記弾性部は、前記歯車部よりも径方向外方に配置されている、請求項1から10のいずれかに記載の駆動用部品。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の駆動用部品と、
    前記ベース部に固定され、前記ベース部と交差する方向に延びる第2軸回りに回転可能なシャフトを有するモータ部と、
    を有し、
    前記シャフトは前記歯車部に接続されている、駆動装置。
  14. 前記シャフトは、減速機を介して前記歯車部に接続されている、請求項13に記載の駆動装置。
  15. 請求項13又は14に記載の駆動装置と、
    前記駆動部と固定される被駆動体と、
    を有する、電気機器。
  16. 前記駆動体は、前記中心軸と交差する方向において長軸と短軸とを有し、
    前記長軸又は前記短軸は、前記第1突起部の周方向一方側の面と略平行である、請求項15に記載の電気機器。

JP2020153290A 2020-09-11 2020-09-11 駆動用部品、駆動装置、及び、電気機器 Pending JP2022047396A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020153290A JP2022047396A (ja) 2020-09-11 2020-09-11 駆動用部品、駆動装置、及び、電気機器
CN202122182322.0U CN216589782U (zh) 2020-09-11 2021-09-09 驱动用部件、驱动装置以及电气设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020153290A JP2022047396A (ja) 2020-09-11 2020-09-11 駆動用部品、駆動装置、及び、電気機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022047396A true JP2022047396A (ja) 2022-03-24

Family

ID=80780442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020153290A Pending JP2022047396A (ja) 2020-09-11 2020-09-11 駆動用部品、駆動装置、及び、電気機器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2022047396A (ja)
CN (1) CN216589782U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
CN216589782U (zh) 2022-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6558048B2 (ja) 発電スイッチ
US20190368583A1 (en) Linear drive device
JP5411858B2 (ja) モータ装置
JP4738909B2 (ja) 駆動装置
US20220316247A1 (en) Hinge structure and electronic device including the same
CN107688220B (zh) 一种调节平台
JP2022047396A (ja) 駆動用部品、駆動装置、及び、電気機器
JP6562794B2 (ja) アクチュエータ
JP2010125581A (ja) ゴニオステージ装置
JP2011217540A (ja) 電磁アクチュエータ
EP2290786B1 (en) Stepping motor
WO2016080326A1 (ja) ギアードモータおよび指針式表示装置
JP4592519B2 (ja) モータ
CN210222331U (zh) 光学部件支撑装置、驱动装置和照相装置、电子设备
JP6492525B2 (ja) ロボット
JP2016097961A (ja) 自動車のミラーアクチュエータ
JP2018014826A (ja) モータ装置
JP2020195249A (ja) アクチュエータ
JP7402288B2 (ja) 画像センサ駆動装置、カメラ装置、及び電子機器
JP2017089825A (ja) ボールねじ及びこれを備えるアクチュエータ
KR101774582B1 (ko) 스텝핑 모터
JPH07336987A (ja) 可動磁石型ロータリアクチュエータ
JP2009085860A (ja) 監視装置
JP2011064249A (ja) エンジンの振動低減装置
JP2019115152A (ja) モータ