JP7402288B2 - 画像センサ駆動装置、カメラ装置、及び電子機器 - Google Patents

画像センサ駆動装置、カメラ装置、及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP7402288B2
JP7402288B2 JP2022150625A JP2022150625A JP7402288B2 JP 7402288 B2 JP7402288 B2 JP 7402288B2 JP 2022150625 A JP2022150625 A JP 2022150625A JP 2022150625 A JP2022150625 A JP 2022150625A JP 7402288 B2 JP7402288 B2 JP 7402288B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
image sensor
movable
section
biasing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022150625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023046396A (ja
JP2023046396A5 (ja
Inventor
新六 浅川
Original Assignee
新思考電機有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from CN202111117454.3A external-priority patent/CN115225783B/zh
Priority claimed from CN202111115947.3A external-priority patent/CN115225804B/zh
Priority claimed from CN202111117449.2A external-priority patent/CN115225805A/zh
Application filed by 新思考電機有限公司 filed Critical 新思考電機有限公司
Publication of JP2023046396A publication Critical patent/JP2023046396A/ja
Publication of JP2023046396A5 publication Critical patent/JP2023046396A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7402288B2 publication Critical patent/JP7402288B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/682Vibration or motion blur correction
    • H04N23/685Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation
    • H04N23/687Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation by shifting the lens or sensor position
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/54Mounting of pick-up tubes, electronic image sensors, deviation or focusing coils

Description

本発明は、スマートフォン等の電子機器に用いられる画像センサ駆動装置、カメラ装置、及び電子機器に関する。
センサシフト手振れ補正機能を有するカメラ装置は、レンズ装置を有する固定部と、画像センサを有する可動部とを備え、可動部を、固定部内のレンズ装置の光軸の軸まわりに回転させるものがある。
特許文献1に開示されたカメラ装置は、レンズアッセンブリを支持するハウジングと、このハウジングに対して回転自在に支持され、画像センサが固定された回転部材とを有する。この回転部材は、同一円周に沿って並んだ3個のボール受け溝を有しており、これらのボール受け溝に支持された3個のボールを介してハウジングに支持されている。このカメラ装置では、画像センサにFPC(Flexible printed circuits)が接続されている。また、特許文献1の図5に開示されたカメラ装置は、レンズアッセンブリを支持するハウジングと、このハウジングに対して回転自在に支持され、画像センサが固定された回転部材とを有する。
米国特許出願公開第2017/0171440号
特許文献1に開示の技術では、3個のボール受け溝が並んだ円周の中心が可動部である回転部材の回転中心である。しかし、特許文献1に開示の技術では、ボール受け溝に支持されたボールが溝に乗り上げたりする場合があるので、可動部特許文献1に開示の画像センサ駆動装置において、FPCは、画像センサの左右両側から引き出され、1つに統合され、それと直交する回転部材の半径方向外側に引き出されているため、FPCが回転部材を回転駆動するアクチュエータの負荷がアンバランスとなることにより、回転部材の回転軸がぶれる問題がある。の回転中心の位置が不安定であるという問題がある。また、特許文献1に開示の画像センサ駆動装置において、FPCは、画像センサの左右両側から引き出され、1つに統合され、それと直交する回転部材の半径方向外側に引き出されているため、FPCが回転部材を回転駆動するアクチュエータの負荷がアンバランスとなることにより、回転部材の回転軸がぶれる問題がある。また、可動部を固定部に対して回転駆動する画像センサ駆動装置において回転制御の安定性を向上させるためには可動部の持つ共振振幅の影響を低減させなければならない。この目的で、可動部及び固定部間に粘弾性を有する樹脂(ゲルダンパー材)を介在させダンピングさせる必要がある。しかし、単にゲルダンパー材を介在させただけではゲルダンパー材の形状や位置が安定しなかったりして、ダンピング効果が不安定となってしまっていた。
本発明は、可動部の回転中心の位置精度を高めることが可能な画像センサ駆動装置、カメラ装置及び電子機器を提供することを第1の目的とし、FPCに起因した回転軸のぶれが低減された画像センサ駆動装置、カメラ装置及び電子機器を提供することを第2の目的とし、ゲルダンパー材による安定したダンピングが可能な画像センサ駆動装置、カメラ装置及び電子機器を提供することを第3の目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の好適な態様である画像センサ駆動装置は、固定部と、レンズを通過した入射光を受光する画像センサを支持し、前記画像センサの受光面を通り前記受光面と直交する回転軸の軸まわりに前記固定部に対して回転可能な可動部と、前記回転軸上に配置された支点部材と、前記支点部材の周囲を囲むように配置された3個の支持ボールと、前記3個の支持ボールを介して前記可動部を前記固定部に押し付ける方向に付勢する第1付勢部と、前記支点部材を前記固定部と前記可動部の間に挟んで押圧する第2付勢部と、前記固定部に対して前記可動部を回転駆動する駆動部とを具備することを特徴とする。
この態様において、前記第1付勢部による付勢力は、前記第2付勢部による付勢力よりも大きくてもよい。
また、前記第1付勢部は、前記固定部および前記可動部の一方に固定された磁石と、前記固定部および前記可動部の他方に固定されたヨークとを具備してもよい。
また、前記磁石は、前記駆動部の一部を構成してもよい。
また、前記第2付勢部は板ばねであって、前記板ばねは、両端が前記固定部又は前記可動部の一方に固定され、中央部が前記支点部材を介して前記固定部又は前記可動部の他方を押圧してもよい。
また、前記中央部及び前記支点部材は、前記固定部又は前記可動部の前記一方とは非接触であってもよい。
また、前記支点部材は、前記固定部、前記可動部、及び前記第2付勢部の中のいずれか1つに固定されていてもよい。
また、前記支点部材は、前記固定部、前記可動部、及び前記第2付勢部の中のいずれか1つと接触して相対的な回転運動をしており、この接触している部位は球面状をなしていてもよい。
また、前記3個の支持ボールが接する前記固定部の面と前記3個の支持ボールが接する前記可動部の面は、それぞれ平面であり、互いに平行であってもよい。
さらに、前記可動部用回路部は、前記受光面と平行に広がる、前記可動部としての可動部用FPC基部と、前記可動部用FPC基部から前記回転軸に対して点対称をなす基端部で前記回転軸の方向に引き出されている第1FPC延伸部及び第2FPC延伸部と、を有していてもよい。
また、前記基端部は、前記回転軸の方向から見たときに、長方形状の前記可動部用FPC基部の辺縁部又は内部に設けられていてもよい。
また、前記第1FPC延伸部及び前記第2FPC延伸部は、さらに長方形状の前記画像センサの長辺に平行な方向へ延伸して、前記画像センサの短辺側から前記画像センサ駆動装置の外部へ引き出されていてもよい。
また、前記可動部は、前記可動用FPC基部を固定する長方形状のプレートを有し、前記可動用FPC基部は、前記画像センサを固定、電気接続し、前記プレートの短辺の方向の寸法は前記画像センサの同じ方向の寸法と同じであってもよい。
また、前記プレートの長辺には、前記回転軸に対して点対称をなす位置に前記第1FPC延伸部又は第2FPC延伸部が通る切り欠き部が設けられていてもよい。
また、前記切り欠き部を通った前記第1FPC延伸部及び前記第2FPC延伸部は、前記プレートを挟んで180度反転し、さらに前記基端部で前記回転軸方向に引き出されてもよい。
また、前記基端部は前記短辺の方向に延びているととともに前記回転軸の近傍に設けられていてもよい。
また、引き出された前記第1FPC延伸部及び前記第2FPC延伸部は、前記長辺に平行な方向に曲げられ、さらに反転部で180度反転していてもよい。
また、前記反転部の内側が樹脂で固められていてもよい。
また、前記基端部は前記可動部用FPC基部の辺縁部に設けられ、前記第1FPC延伸部及び前記第2FPC延伸部は、前記可動部用FPC基部の辺縁部に沿って延びていてもよい。
また、前記固定部は、前記可動部を回転自在に支持するベースと、内部空間を形成する筐体と、を有し、前記ベースは、前記内部空間を、前記可動部用FPC基部を収容している上部空間と前記第1FPC延伸部及び前記第2FPC延伸部を収容している下部空間とに分けていてもよい。
また、前記ベースは、前記第1FPC延伸部及び前記第2FPC延伸部が前記上部空間から前記下部空間に移るために通る通路部を有していてもよい。
また、前記固定部又は前記可動部の一方は、他方に向けて突出する2つの突出部を有し、前記固定部又は前記可動部の他方は、前記突出部が挿入される粘弾性を有する樹脂を溜めている2つの樹脂溜めを有し、前記突出部と前記樹脂溜めの2つの組は、前記回転軸に対して線対称の位置に配置されてもよい。
また、前記突出部を有する部材と前記樹脂溜めを有する部材は、長辺の方向と短辺の方向が一致する長方形状をなしており、前記長方形状の中心に前記回転軸が設けられており、1つの前記長辺を挟む2つの角部に前記2つの組の前記突出部と前記樹脂溜めが配置されていてもよい。
また、前記1つの長辺の中央部と、他の1つの長辺を挟む2つの角部のそれぞれに支持ボールが設けられており、前記可動体は前記支持ボールを介して前記固定部に押し付けられて支持されていてもよい。
また、前記可動部は、前記画像センサを固定する長方形状をした金属製のプレートを有し、前記プレートは、1つの長辺の両端を折り曲げて前記突出部とし、前記突出部が折れ曲がる折れ目は、前記プレートの長辺に平行な方向を有してもよい。
また、前記固定部は、前記可動部を回転可能に支持する長方形状をしたベースを有し、前記ベースは、筒形状の樹脂溜めを有してもよい。
本発明の別の好適な態様であるカメラ装置は、上記の画像センサ駆動装置を備えることを特徴とする。
本発明の別の好適な態様である電子機器は、上記のカメラ装置を備えることを特徴とする。
本発明によると、可動部の回転中心の位置精度を高めることができる。また、FPCに起因した回転軸のぶれを低減することができる。また、安定したダンピング効果を得ることができる。
本発明の一実施形態である画像センサ駆動装置106を含むカメラ装置100が搭載されたスマートフォン109の正面図である。 図1のプリズム101および画像センサ駆動装置106を透視した斜視図である。 図2の画像センサ駆動装置106の斜視図である。 図2の画像センサ駆動装置106を分解した斜視図である。 図3の画像センサ駆動装置106から筐体を除いた斜視図である。 図4の可動部用回路部3の斜視図である。 可動部用回路部3の変形例である可動部用回路部3aの斜視図である。 可動部が固定部に対して支持されている状況を、-X側から見た側面図である。 筐体を除いた固定部の斜視図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態である画像センサ駆動装置106を含むカメラ装置100は、スマートフォン109の筐体内に収容される。カメラ装置100は、プリズム101と、レンズ体103と、画像センサ105と、画像センサ105を駆動する画像センサ駆動装置106とを有する。
以下では、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸からなるXYZ直交座標系を想定し、本実施形態の各部の構成を説明する。ここで、X軸はスマートフォン109に対して被写体からの入射光が到来する方向の軸であり、Z軸はX軸と直交する方向の軸であり、レンズ体103の光軸方向の軸であり、本実施形態ではスマートフォン109の筐体の長辺方向とした。Y軸はX軸及びZ軸と直交する方向の軸である。
図2に示すように、被写体からの入射光は、プリズム101に入射し、プリズム101によって光軸が90°曲げられ、+Z方向に進む。この+Z方向の入射光は、レンズ体103(図2では図示略)を通過して画像センサ駆動装置106の画像センサ105の受光面107に到達する。画像センサ105は、レンズ体103を経由して導かれる光を画像信号に変換して出力する。画像センサ駆動装置106は、受光面107の中心を通り、受光面107に垂直な仮想的な回転軸Pまわりに画像センサ105を駆動する。通常、回転軸Pは、レンズ体103の光軸(Z軸)と一致する。
図3及び図4に示すように、画像センサ駆動装置106は、上ハウジング1と、撮像部2と、可動部用回路部3と、プレート4と、3個の支持ボール5と、板ばね6と、ベース7と、固定部用回路部8と、下ハウジング9とを有する。これら各部のうち、上ハウジング1と下ハウジング9は、筐体として組み合わされており、この筐体に、撮像部2と、可動部用回路部3と、プレート4と、3個の支持ボール5と、板ばね6と、ベース7と、固定部用回路部8とが収容されている。
図4において、上ハウジング1と、ベース7と、固定部用回路部8と、下ハウジング9は、固定部を構成している。また、撮像部2と、可動部用回路部3の一部と、プレート4は、可動部を構成している。この可動部は、固定部に対して回転軸Pまわりに回転可能である。
図4に示すように、上ハウジング1は、開口部が設けられた長方形状の天井板11と、天井板11の4辺から+Z方向に延びた4枚の側板12とを有する。下ハウジング9は、長方形状の底板91と底板91の3辺から-Z方向に延びた3枚の側板92とを有する。天井板11及び底板91は、ほぼ同寸法で、X方向に短く、Y方向に長い。即ち、スマートフォン109の厚さ方向の寸法が小さい。上ハウジング1の+X側の側板12におけるY方向の両端部のそれぞれに、Y方向に延びるスリット121が設けられている。下ハウジング9の-X側の側板92におけるY方向の両端部と中央部のそれぞれに、Y方向に延びるスリット921が設けられている。
撮像部2は、センサハウジング21と、センサハウジング21の-Z側に固定されたフィルタ22と、センサハウジング21の+Z側に固定された画像センサ105とを有する。画像センサ105の受光面107はセンサハウジング21に囲まれた内部に設けられている。レンズ体103を通過した入射光は、上ハウジング1の天井板11の開口部を介してフィルタ22を通過し、画像センサ105の受光面107に集束する。画像センサ105の+Z側には可動部用回路部3が配置される。この可動部用回路部3には、画像センサ105に対して給電を行う回路、画像センサ105に対して制御信号を供給する回路、及び画像センサ105から画像信号を受け取る回路が形成されている。
図4~6に示すように、可動部用回路部3は、画像センサ105に接続された可動部用FPC(Flexible printed circuits)基部30と、第1FPC延伸部31及び第2FPC延伸部32とを有する。可動部用回路部3における可動部用FPC基部30は、受光面107と平行に広がり、略長方形状のプレート4の-Z側の面に固定され、撮像部2を固定する。また、撮像部2の画像センサ105は可動部用FPC基部30に電気接続される。
第1FPC延伸部31は、+X側において帯状に設けられており、可動部用FPC基部30の+X側辺の中央付近から+X側に引き出されてプレート4を間に挟んで+Z方向に180度曲げられ、曲げられた先の+Y側端を基端部31pとしてここで90度曲げられて+Z方向に所定長だけ引き出される。第1FPC延伸部31は、後述する通路部であるベース7の孔78及び固定用回路部8の切り欠き部85を通って上部空間から下部空間に移る。さらに、引き出された先で90度曲げられ、+Y方向に延び、反転部31rで反転され、図4に示すように画像センサ駆動装置106の外側まで延出し、上ハウジング1の-Y側の側板12に固定される。
第2FPC延伸部32は、-X側において帯状に設けられており、可動部用FPC基部30から引き出されて、基端部32pで曲げられて、後述する通路部であるベース7の孔79及び固定用回路部8の切り欠き部86を通って上部空間から下部空間に移り、反転部32rで反転されるまでは第1FPC延伸部31と点対称に設けられている。反転された第2FPC延伸部32は、可動部用FPC基部30の+Y方向端部において再度反転され、図3に示すように画像センサ駆動装置106の外側まで延出し、上ハウジング1の-Y側の側板12に固定される。反転部31r、32rは、可動部用FPC基部30のY方向端部に近い位置にあることが好ましい。
第1FPC延伸部31は、プレート4に設けられた切り欠き部44aに収まるように、第2FPC延伸部32は切り欠き部44bに収まるようにそれぞれ可動部用FPC基部30から引き出されている。また、第1FPC延伸部31は反転部31rの内側が、第2FPC延伸部32は反転部32rの内側が、それぞれ接着剤31ra、32raで固定されている。
このように本実施形態では、第1FPC延伸部31及び第2FPC延伸部32が可動部用FPC基部30の+Z側の面から光軸方向である+Z方向に引き出されているので、画像センサ駆動装置106の光軸方向の投影面積を小さくすることができる。
図4において、プレート4は天井板11より小さい長方形状の金属板である。プレート4の中心には中心孔45が設けられており、この中心孔45の中心が回転軸Pの位置となる。プレート4の+Z側の面において、可動部の回転軸Pに対応する位置にある中心孔45には回転中心ボール43が取り付けられ、-Z側から溶接で固定されている。また、プレート4の+Z側の面には、回転中心ボール43を間に挟んでY方向に並んだ2個の磁石41a及び41bが固定される。磁石41a及び41bの固定位置は、回転軸Pに対して点対称をなしている。また、プレート4の四隅のうちの+X+Y側と+X-Y側の2つの隅には、この位置にあるプレート4の微小な長方形状の領域を+Z側に折り曲げることにより突出部42が形成されている。また、プレート4の+X側の辺縁には切り欠き部44aが形成され、-X側の辺縁には切り欠き部44bが形成されている。
ベース7は、天井板11及び底板91とほぼ同じ大きさの略長方形状の外形を有する金属板であり、後述する-Z側の面において-Z方向へ突出するいくつかの部分を樹脂で構成したアウトサート成形品である。ベース7の+X側の辺には+X側に突出する3つの突出部721が設けられている。また、ベース7の-X側の辺には-X側に突出する3つの突出部722が設けられている。両端の突出部721は、上ハウジング1のスリット121に嵌め込まれて固定され、中央の突出部721は、上ハウジング1の側板12と下ハウジング9の側板92の間に挟まれて固定される。3つの突出部722は、下ハウジング9の3つのスリット921に嵌め込まれて固定される。これにより上ハウジング1と下ハウジング9による内部空間はベース7から上の上部空間と下の下部空間に分けられる。下部空間には第1FPC延伸部及び第2FPC延伸部32の一部が収容される。上部空間には可動部が収容されている。
このベース7の-Z側の面において、-X-Y側の角部にはボール受け部71aが-Z方向へ突出して配置され、-X+Y側の角部にはボール受け部71bが-Z方向へ突出して配置されている。また、+X側の辺縁部中央付近にはボール受け部71cが-Z方向へ突出して配置されている。ボール受け部71a,71b,71cはそれぞれ円筒形状に突出しており、その底面はベース7の他の部分よりも高く、3つとも同じ高さであり且つプレート4の下面と平行な平面である。ボール受け部71a、71b及び71cにはそれぞれ1つの支持ボール5が収容される。支持ボール5は同じ大きさで、本実施形態においては、回転中心ボール43よりも小さいが、設計によっては、大きくしたり、同じ大きさとしても構わない。それぞれの支持ボール5は、プレート4の+Z側の面に接触し、可動部を支持する。
また、ベース7の-Z側の面において、-X側の辺縁部の中央から-Y方向の位置に第1支持部72aが設けられ、+X側の辺縁部の中央から+Y方向の位置に第2支持部72bが設けられている。これらの第1支持部72a及び第2支持部72bは、ベース7の-Z側の面に配置された円柱部と、この円柱部の上面の中央付近において突出した小円柱部とからなる。また、ベース7の-Z側の面の中心には、ストッパ部73が配置されている。このストッパ部73は、2個の切り欠き部を有する円環状の側壁により囲まれた凹部を有する。また、ベース7において、ストッパ部73の-Y側に孔75,+Y側に孔76,+X側に孔78、-X側に孔79が設けられている。
板ばね6は、第1端部61aから中央のボール受け部62を経由して第2端部61bに至る板ばねであり、波形状に湾曲し、ボール受け部62を中心として2つのZ字状部を点対称に配置している。第1端部61a及び第2端部61bは円形状であり、第1支持部72a又は第2支持部72bの小円筒部を受け容れる孔を各々の中心に有する。ボール受け部62は、円形状をなす。本実施形態では、板ばね6の第1端部61a及び第2端部61bの各孔に第1支持部72a又は第2支持部72bの小円柱部が挿入されて板ばね6が第1支持部72a及び第2支持部72bに支持される。この状態において、ボール受け部62は、ストッパ部73の凹部内に収容され、切り欠き部からZ字状部がストッパ部73の外部に延び出ている。ボール受け部62は、その中心に上述した回転中心ボール43を受けるボール受け孔63を有する。ボール受け孔63の中心を回転軸Pが通る。このボール受け孔63は、円形の形状を有しており、その直径は回転中心ボール43の直径より小さい。従って、ボール受け孔63は、その内周縁が回転中心ボール43を支持する。通常、板ばね6は、回転中心ボール43を含めてストッパ部73に接触することは無く、ストッパ部73は、衝撃を受けた際などのボール受け部62のストッパとして働く。
さらにベース7の-Z側の面において、ベース7の四隅のうちボール受け部が設けられていない2つの隅である+X-Y側及び+X+Y側の隅には、粘弾性を有する樹脂を溜めた筒形状の樹脂溜め77が各々配置されている。粘弾性を有する樹脂は、いわゆるゲルダンパー材と言われる樹脂である。上述したプレート4の2つの突出部42は、これらの樹脂溜め77と対向する位置に形成されており、樹脂溜め77内の粘弾性を有する樹脂に挿入される。可動部が回転駆動される際、樹脂溜め77内の粘弾性を有する樹脂は突出部42を介して可動部の振動を抑えるダンパー材として機能する。
本実施形態では、プレート4を回転自在に支持するために、ボール受け部71a、71b及び71cと3個の支持ボール5が、プレート4とベース7との間において-X側の辺と+X側の中央部で形成される略三角形の領域内に設けられる。そして、プレート4の一部を折り曲げた突出部42を受け容れる樹脂溜め77が、この領域外である+X側の2つの隅に配置される。このように本実施形態では、支持するための構造と振動を抑えるための構造を効率よく配置するので、小型の画像センサ駆動装置106を実現することができる。
また、本実施形態において、プレート4及びベース7は、いずれも長方形状であり、突出部42は、プレート4の隅に形成されている。そして、図5に示すように、突出部42の折れ目42rはプレート4の長辺に平行である。回転軸Pを軸とした可動部の回転駆動時、樹脂溜め77内の粘弾性を有する樹脂に挿入された突出部42は、突出部42の面と直交する方向に移動する。このため、突出部42において粘弾性を有する樹脂からの反力を受ける面積は最大になる。よって、ゲルダンパー材が可動部の振動を抑制する効果を最大限に高めることができる。
図4において、固定部用回路部8は、天井板11より小さい略長方形状の固定部用FPC基部89と固定部用FPC基部89から引き出される第3FPC延伸部88とを有する。固定部用FPC基部89の-Z側の面には、コイル81a及び81bが+Y方向に並んで固定されている。これらのコイル81a及び81bは、磁石41a及び41bと対向し、可動部の回転軸Pに対して点対称をなしている。また、コイル81a及び81bの内部には、磁石41a及び41bの位置を各々検出するホール素子82a及び82bが各々配置されている。そして、固定部用FPC基部89の-Z側の面において、コイル81aの外側にはホール素子82a及び82bを制御する制御IC83が配置されている。また、固定部用FPC基部89の+Z側の面において、磁石41a及び41bと対応する位置には、ヨーク84a及び84bが各々固定されている。
ベース7が有する孔75は、固定部用FPC基部89上のコイル81a及び制御IC83を収容し、孔76は、固定部用回路部8上のコイル81bを収容する。固定部用FPC基部89の-Z側の面はベース7の+Z側の面に固定される。これにより磁石41a及び41bと、コイル81a及び81b、ホール素子82a及び82b、並びにヨーク84a及び84bが各々対向する。
本実施形態において、例えば磁石41a及び41bの+Z側の面において、N極が+X側にあり、S極が-X側にあった場合、磁石41a及び41bのN極から出た磁束は、コイル81a及び81bの+X側の各コイル巻線のY方向に延びた直線部を通過し、ヨーク84a及び84bに至り、さらに、コイル81a及び81bの-X側の各コイル巻線のY方向に延びた直線部を通過して磁石41a及び41bのS極に至る。本実施形態では、磁石41a及び41bとヨーク84a及び84bが第1付勢部を構成し、磁石41a及び41bとヨーク84a及び84bとの間に発生する吸引力が可動部を固定部に押し当てる付勢力となる。
また、本実施形態では、磁石41a及び41bとコイル81a及び81bで駆動部を構成し、コイル81a及び81bに逆方向の電流を流すことにより回転軸Pまわりのトルクが発生し、可動部が回転駆動される。さらに詳述すると、電流がコイル81aに流れると、この電流と磁石41aが発生する磁界との相互作用により、コイル81aを例えば+X側に移動させる力が発生し、この力の反力により可動部の磁石41aが-X側に駆動される。また、コイル81aと逆向きの電流がコイル81bに流れると、この電流と磁石41bが発生する磁界との相互作用により、コイル81bを-X側に移動させる力が発生し、この力の反力により可動部の磁石41bが+X側に駆動される。このようにして磁石41a及び41bを有する可動部が回転軸Pまわりに回転駆動される。磁石41a及び41bの磁界によってホール素子82a及び82bが発生する電圧から制御IC83は、磁石41a及び41bの位置を検出して、コイル81a及び81bに流す電流を制御する。
第3FPC延伸部88は、固定部用FPC基部89の-Y側端部から図3に示すように画像センサ駆動装置106の外側まで延出して-Z方向に引き出されて上ハウジング1の-Y側の側板12に固定されている。この第3FPC延伸部88の先端は外部装置に接続されており、第3FPC延伸部88には、外部装置からホール素子82a及び82b、制御IC83への給電を行う回路、外部装置と制御IC83との間で信号の授受を行う回路が形成されている。また、固定部用FPC基部89には、ホール素子82a及び82bから制御IC83への信号回路、制御IC83からコイル81a及び81bへの給電を行う回路がさらに形成されている。
また、ベース7の2個の孔78及び79は、X方向に長く、それぞれ第1FPC延伸部31又は第2FPC延伸部32の+Z方向に引き出された部分を通過させる通路部を構成する。また、固定部用回路部8は、+X側の辺の中央部に切り欠き部85を、-X側の辺の中央部に切り欠き部86を各々有し、切り欠き部85及び86はX方向に長く、第1FPC延伸部31又は第2FPC延伸部32の+Z方向に引き出された部分を通過させる通路部を構成する。また、+X側の辺の-Y方向端部に、第1FPC延伸部31を通過させる切り欠き部87を有する。通路部としての孔78、孔70、切り欠き部85及び切り欠き部86は、可動部が回転した時に第1FPC延伸部31及び第2FPC延伸部32の動きが阻害されない程度の大きさを有しており、孔で構成しても切り欠きで構成しても構わない。
図8及び図9に示すように、本実施形態では、固定部であるベース7のボール受け部71a、71b及び71cに収容された3個の支持ボール5により、可動部であるプレート4が支持される。プレート4は、磁石41aとヨーク84a間の吸引力と、磁石41bとヨーク84b間の吸引力と、により、ベース7側に付勢される。従って、可動部である画像センサ105の受光面107は、3個の支持ボール5の上端部により形成される平面と平行になるように決定される。また、画像センサ駆動装置106は、受光面107の法線方向とレンズ体103の光軸方向が一致するように調整される。
一方、本実施形態において、可動部であるプレート4の+Z側の面には支点部材としての回転中心ボール43が固定されている。そして、第2付勢部としての板ばね6の両端は、固定部であるベース7の第1支持部72a及び第2支持部72bに固定されており、この板ばね6の中央のボール受け部62のボール受け孔63の内周縁に、回転中心ボール43の球面状の下側部分が接触する。板ばね6は、ボール受け部62が第1支持部72a及び第2支持部72bよりもやや+Z側に位置するように撓むように設けられる。即ち、回転中心ボール43は板ばね6によって-Z側に付勢されている。これにより、板ばね6のボール受け孔63の中心とプレート4の中心孔45の中心とを結ぶ軸である回転中心ボール43の下端と上端を結ぶ中心軸は回転軸Pとなる。
ここで、板ばね6は弾性体であり、また、ボール受け孔63は円形状を有するので、板ばね6は回転中心ボール43の中心軸をベース7に対して一定の位置に保つ調心作用を有する。また、第1付勢部である磁石41a、41bとヨーク84a、84b間の吸引力による付勢力と、第2付勢部である板ばね6による付勢力と、駆動部である磁石41a、41bとコイル81a、81bによる駆動力と、は、互いの作用を発揮できるように設定される。即ち、第1付勢部による付勢力は、第2付勢部による付勢力よりも大きいように設定し、支持ボール5が浮いてしまわないようにしてある。また、駆動部はそのような第1付勢部の付勢力に打ち勝って可動部が固定部に対して回転できる駆動力を与えている。また、第2付勢部の付勢力は、第1付勢部の付勢力と駆動部の駆動力が存在していても、回転中心ボール43が回転軸Pの位置を保持し続ける付勢力を有している。
図6に示すように、可動部の一部として可動部用FPC基部30が回転軸Pを軸に回転する場合において、第1FPC延伸部31は基端部31pから反転部31rまでの間が変形し、第2FPC延伸部32は基端部32pから反転部32rまでの間が変形する。第1FPC延伸部31と第2FPC延伸部32には、それぞれ変形を元に戻そうという復元力である反力が発生するが、第1FPC延伸部31と第2FPC延伸部32は回転軸Pに対して点対称に設けられているので、互いに相殺し、回転中心ボール43を回転軸Pから動かしてしまうような反力は生じにくい。
なお、本実施形態の可動部用回路部3では、第1FPC延伸部31及び第2FPC延伸部32を+Z方向に引き出したのは、可動部用FPC基部30の+Z側の面からだが、図7に示す可動部用回路部3aのように、可動部用FPC基部30の2つの辺縁部を基端部31pa、32paとしてもよい。+X側及び-X側の各長辺における回転軸Pに対して点対称をなす位置から第1FPC延伸部31a及び第2FPC延伸部32aを+Z方向に引き出す。第1FPC延伸部31aは、そこから帯状に+Y方向に延伸し+X+Y側角部で90°曲げて-X方向に延伸し、更に-X+Y側角部で90度曲げて+Y方向に伸ばす。第2FPC延伸部32aは、第1FPC延伸部31aと点対称に配置される。この可動部用回路部3aは全体として直方体形状をなし、可動部用FPC基部30は同直方体の底部、第1FPC延伸部31a及び第2FPC延伸部32aは同直方体の側部をなしている。
この形態においても、第1FPC延伸部31a及び第2FPC延伸部32aは、回転軸Pに対して点対称をなすように設けられているので、可動部の回転に伴って第1FPC延伸部31a及び第2FPC延伸部32aが変形しても反力は互いに相殺し、回転中心ボール43を回転軸Pから動かしてしまうような反力は生じにくい。また、第1FPC延伸部31a及び第2FPC延伸部32aは、可動部の回転に伴う変位に対して容易に変形するので、反力の絶対値も小さくすることができる。
なお、第1FPC延伸部31aの-X+Y側角部において、-Y方向に曲げて、第2FPC延伸部32aと並ぶように配置してもよい。また、基端部31pa、32paは、回転軸Pを中心とした点対称の位置にある辺縁部であれば、どこに設けてもよい。
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態における画像センサ駆動装置106は、固定部と、レンズ体103を通過した入射光を受光する画像センサ105を支持し、画像センサ105の受光面107を通り受光面107と直交する回転軸Pの軸まわりに固定部に対して回転可能な可動部と、回転軸P上に配置された支点部材である回転中心ボール43と、回転中心ボール43の周囲を囲むように配置された3個の支持ボール5と、3個の支持ボール5を介して可動部であるプレート4を固定部であるベース7に押し付ける方向に付勢する第1付勢部である磁石41a及び41b並びにヨーク84a及び84bと、回転中心ボール43を固定部であるベース7と可動部であるプレート4の間に挟んで押圧する第2付勢部である板ばね6と、固定部に対して可動部を回転駆動する駆動部である磁石41a及び41b並びにコイル81a及び81bと、を具備する。回転中心ボール43は、ベース7とプレート4の間に挟まれて板ばね6によって押圧されて回転軸位置を決めており、支持ボール5が回転面の方向を決めている。従って、可動部の回転中心の位置精度を高めることができる。
また、本実施形態における画像センサ駆動装置106は、固定部と、レンズ体103を通過した入射光を受光する画像センサ105を支持し、画像センサ105の受光面107を通り受光面107と直交する回転軸Pの軸まわりに固定部に対して回転可能な可動部と、可動部用回路部3と、を具備する。可動部用回路部3は、受光面107と平行に広がる、可動部としての可動部用FPC基部30と、可動部用FPC基部30から回転軸Pに対して点対称をなす基端部31p、32pで回転軸Pの方向に引き出されている第1FPC延伸部31及び第2FPC延伸部32と、を有している。本実施形態によれば、第1FPC延伸部31及び第2FPC延伸部32は、回転軸Pに対して点対称をなす基端部31p、32pで回転軸方向に引き出されているので、回転によって生じる第1FPC延伸部31と第2FPC延伸部32の反力は、回転軸Pにおいて相殺される。このため、FPCに起因した回転軸Pのぶれを低減することができる。
また、本実施形態では、基端部31p、32pは、回転軸Pの方向から見たときに、長方形状の可動部用FPC基部30の辺縁部又は内部に設けられている。そのため、回転軸Pの方向から見たときに、第1FPC延伸部31及び第2FPC延伸部32を可動部用FPC基部30の範囲の中に収めることができ、画像センサ駆動装置106をスマートフォン109に収容することができる。
また、本実施形態における画像センサ駆動装置106は、固定部と、レンズ体103を通過した入射光を受光する画像センサ105を支持し、画像センサ105の受光面107を通り受光面107と直交する回転軸Pの軸まわりに固定部に対して可動な可動部と、を具備する。固定部又は可動部の一方であるプレート4は、他方であるベース7に向かって突出する2つの突出部42を有する。固定部又は可動部の他方であるベース7は、突出部42が挿入される粘弾性を有する樹脂であるゲルダンパー材を溜めている2つの樹脂溜め77を有する。突出部42と樹脂溜め77の2つの組は、回転軸Pに対して線対称の位置に配置される。プレート4からベース7に向けて突出する突出部42は、ベース7に設けられた樹脂溜め77のゲルダンパー材に挿入される。これによってゲルダンパー材の形状及び位置が安定するので安定したダンピング効果を得ることができる。
なお、本実施形態において、第1付勢部は、可動部であるプレート4に固定された磁石41a及び41bと、固定部である固定部用回路部8に設けられたヨーク84a及び84bとにより構成されたが、固定部に磁石を固定し、可動部にヨークを固定してもよい。また、第1付勢部として、可動部及び固定部間に板ばねを介在させてもよい。また、回転中心ボール43を受けるボール受け孔等のボール受け部を可動部のプレート4に設けてもよい。
また、本実施形態では、板ばね6のボール受け部62にボール受け孔63を設けたが、ボール受け部62は、調心作用を有するものであればよく、ボール受け孔63は必ずしも必要ではない。例えば絞り加工等により、テーパ状あるいはすり鉢状の凹部をボール受け部62に形成し、この凹部が回転中心ボール43を受けてもよい。また、回転中心ボール43は、可動部ではなく固定部に固定し、板ばね6を可動部に固定してもよい。また、回転中心ボール43は、ボールである必要は無く、例えば、半球状に形成してその平面部分を可動部又は固定部に固定してもよい。
また、突出部を固定部に設け、樹脂溜めを可動部に設けてもよい。樹脂溜め77は、ベース7から筒状に突出して形成しているが、突出しない凹部として形成してもよい。突出部42は金属製のプレート4を折り曲げて形成しているが、樹脂成型で形成してもよい。
1 上ハウジング
2 撮像部
3,3a 可動部用回路部
4 プレート
5 支持ボール
6 板ばね
7 ベース
8 固定部用回路部
9 下ハウジング
11 天井板
12 側板
21 センサハウジング
22 フィルタ
30 可動部用FPC基部
31,31a 第1FPC延伸部
31p,31pa 基端部
31r 反転部
32,32a 第2FPC延伸部
32p,32pa 基端部
32r 反転部
41a,41b 磁石
42 突出部
42r 折れ目
43 回転中心ボール
44a,44b 切り欠き部
45 中心孔
61a 第1端部
61b 第2端部
62,71a,71b,71c ボール受け部
63 ボール受け孔
72a 第1支持部
72b 第2支持部
73 ストッパ部
75,76,78,79 孔
77 樹脂溜め
81a,81b コイル
82a,82b ホール素子
83 制御IC
84a,84b ヨーク
85,86,87 切り欠き部
88 第3FPC延伸部
89 固定部用FPC基部
91 底板
92 側板
100 カメラ装置
101 プリズム
103 レンズ体
105 画像センサ
106 画像センサ駆動装置
107 受光面
109 スマートフォン
121,921 スリット
721,722 突出部
P 回転軸

Claims (11)

  1. 固定部と、
    レンズを通過した入射光を受光する画像センサを支持し、前記画像センサの受光面を通り前記受光面と直交する回転軸の軸まわりに前記固定部に対して回転可能な可動部と、
    前記可動部と前記固定部の間に挟まれた支点部材と、
    前記支点部材の周囲を囲むように配置された3個の支持ボールと、
    前記3個の支持ボールを介して前記可動部を前記固定部に押し付ける方向に付勢する第1付勢部と、
    前記支点部材を受ける受け孔又は凹部を有し、前記支点部材を、前記第1付勢部の付勢の方向と逆の方向に付勢する第2付勢部と、
    前記固定部に対して前記可動部を回転駆動する駆動部と、
    を具備し、
    前記支点部材は、前記固定部及び前記可動部の一方と固定され、
    前記受け孔又は凹部の中心と前記支点部材の中心とを結ぶ線が前記回転軸となることを特徴とする画像センサ駆動装置。
  2. 前記第1付勢部による付勢力は、前記第2付勢部による付勢力よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像センサ駆動装置。
  3. 前記第1付勢部は、前記固定部および前記可動部の一方に固定された磁石と、前記固定部および前記可動部の他方に固定されたヨークとを具備することを特徴とする請求項1に記載の画像センサ駆動装置。
  4. 前記磁石は、前記駆動部の一部を構成することを特徴とする請求項3に記載の画像センサ駆動装置。
  5. 前記第2付勢部は板ばねであって、前記板ばねは、両端が前記固定部又は前記可動部の一方に固定され、中央部が前記支点部材を介して前記固定部又は前記可動部の他方を押圧していることを特徴とする請求項1に記載の画像センサ駆動装置。
  6. 前記中央部及び前記支点部材は、前記固定部又は前記可動部の前記一方とは非接触であることを特徴とする請求項5に記載の画像センサ駆動装置。
  7. 前記支点部材は、前記固定部、前記可動部、及び前記第2付勢部の中のいずれか1つに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像センサ駆動装置。
  8. 前記支点部材は、前記固定部、前記可動部、及び前記第2付勢部の中のいずれか1つと接触して相対的な回転運動をしており、この接触している部位は球面状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の画像センサ駆動装置。
  9. 前記3個の支持ボールが接する前記固定部の面と前記3個の支持ボールが接する前記可動部の面は、それぞれ平面であり、互いに平行であることを特徴とする請求項1に記載の画像センサ駆動装置。
  10. 請求項1に記載の画像センサ駆動装置を備えたカメラ装置。
  11. 請求項10に記載のカメラ装置を備えた電子機器。
JP2022150625A 2021-09-23 2022-09-21 画像センサ駆動装置、カメラ装置、及び電子機器 Active JP7402288B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202111117454.3A CN115225783B (zh) 2021-09-23 2021-09-23 图像传感器驱动装置、照相机装置及电子设备
CN202111115947.3A CN115225804B (zh) 2021-09-23 2021-09-23 图像传感器驱动装置、照相机装置及电子设备
CN202111117449.2 2021-09-23
CN202111117449.2A CN115225805A (zh) 2021-09-23 2021-09-23 图像传感器驱动装置、照相机装置及电子设备
CN202111117454.3 2021-09-23
CN202111115947.3 2021-09-23

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2023046396A JP2023046396A (ja) 2023-04-04
JP2023046396A5 JP2023046396A5 (ja) 2023-05-29
JP7402288B2 true JP7402288B2 (ja) 2023-12-20

Family

ID=85571503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022150625A Active JP7402288B2 (ja) 2021-09-23 2022-09-21 画像センサ駆動装置、カメラ装置、及び電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20230090603A1 (ja)
JP (1) JP7402288B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005184122A (ja) 2003-12-16 2005-07-07 Nikon Corp 手ぶれ補正機能付きカメラ
JP2008065163A (ja) 2006-09-08 2008-03-21 Canon Inc 振れ補正装置
JP2011053241A (ja) 2009-08-31 2011-03-17 Canon Inc 振れ補正装置および撮像装置
JP2012048215A (ja) 2010-07-26 2012-03-08 Panasonic Corp 像振れ補正機構及び撮像装置
JP2015132725A (ja) 2014-01-14 2015-07-23 オリンパス株式会社 ぶれ補正装置
JP2018165756A (ja) 2017-03-28 2018-10-25 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2018180506A (ja) 2017-04-12 2018-11-15 日本電産サンキョー株式会社 光学ユニットおよび3軸振れ補正機能付き光学ユニット

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5347193B2 (ja) * 2008-12-25 2013-11-20 株式会社タムロン 防振アクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ
KR102426513B1 (ko) * 2015-12-14 2022-07-28 삼성전자주식회사 렌즈 어셈블리 및 그를 포함하는 전자 장치

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005184122A (ja) 2003-12-16 2005-07-07 Nikon Corp 手ぶれ補正機能付きカメラ
JP2008065163A (ja) 2006-09-08 2008-03-21 Canon Inc 振れ補正装置
JP2011053241A (ja) 2009-08-31 2011-03-17 Canon Inc 振れ補正装置および撮像装置
JP2012048215A (ja) 2010-07-26 2012-03-08 Panasonic Corp 像振れ補正機構及び撮像装置
JP2015132725A (ja) 2014-01-14 2015-07-23 オリンパス株式会社 ぶれ補正装置
JP2018165756A (ja) 2017-03-28 2018-10-25 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2018180506A (ja) 2017-04-12 2018-11-15 日本電産サンキョー株式会社 光学ユニットおよび3軸振れ補正機能付き光学ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023046396A (ja) 2023-04-04
US20230090603A1 (en) 2023-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111258083B (zh) 带抖动校正功能的光学单元
JP7290457B2 (ja) 振れ補正機能付き光学ユニット
KR20190005788A (ko) 흔들림 보정 기능을 구비한 광학 유닛
CN210514888U (zh) 带抖动修正功能的光学单元
WO2010038685A1 (ja) 像振れ補正装置、撮像レンズユニット、及びカメラユニット
WO2012015010A1 (ja) 傾き補正ユニット
JP2019174790A (ja) 振れ補正機能付き光学ユニット
JP7411450B2 (ja) 振れ補正機能付き光学ユニット
JP2017016114A (ja) 振れ補正機能付き光学ユニット
CN111752065B (zh) 带抖动修正功能的光学单元
KR20170004872A (ko) 흔들림 보정 기능을 구비한 광학 유닛
JP2017016112A (ja) 振れ補正機能付き光学ユニット
JP7161346B2 (ja) 振れ補正装置並びに振れ補正機能付き光学ユニット及びその製造方法
KR20190008116A (ko) 흔들림 보정 기능을 구비한 광학 유닛의 요동체 자세 조정 방법 및 흔들림 보정 기능을 구비한 광학 유닛
JP2020160373A (ja) 振れ補正機能付き光学ユニット
JP7402288B2 (ja) 画像センサ駆動装置、カメラ装置、及び電子機器
JP2020160372A (ja) 振れ補正機能付き光学ユニット
JP7434613B2 (ja) レンズ駆動装置及びカメラモジュール
US20120038246A1 (en) Ultrasonic motor
CN115225783B (zh) 图像传感器驱动装置、照相机装置及电子设备
CN115225804B (zh) 图像传感器驱动装置、照相机装置及电子设备
CN115225805A (zh) 图像传感器驱动装置、照相机装置及电子设备
JP2022158798A (ja) 振れ補正機能付き光学ユニット
JP7406014B2 (ja) レンズ駆動装置及びカメラモジュール
JP7344785B2 (ja) 振れ補正機能付き光学ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7402288

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150