JP6492525B2 - ロボット - Google Patents

ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP6492525B2
JP6492525B2 JP2014215138A JP2014215138A JP6492525B2 JP 6492525 B2 JP6492525 B2 JP 6492525B2 JP 2014215138 A JP2014215138 A JP 2014215138A JP 2014215138 A JP2014215138 A JP 2014215138A JP 6492525 B2 JP6492525 B2 JP 6492525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
axis
arm
drive unit
piezoelectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014215138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016078213A (ja
Inventor
豊 荒川
豊 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2014215138A priority Critical patent/JP6492525B2/ja
Priority to CN201510653909.1A priority patent/CN105538288B/zh
Priority to EP15190572.6A priority patent/EP3012073A1/en
Priority to US14/919,041 priority patent/US10052773B2/en
Publication of JP2016078213A publication Critical patent/JP2016078213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6492525B2 publication Critical patent/JP6492525B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ロボットに関する。
従来、電磁モーターによりアームを駆動するロボットがある(例えば、特許文献1参照。
特開2014−84989号公報
しかし、電磁モーターは比較的容積が大きいため、アームの駆動源に電磁モーターのみを採用すると、アーム内に配線を通すスペースが不足するおそれがある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の第1の形態は、第1アーム部および第2アーム部を備えるロボットであって、前記第1アーム部内に設けられ、前記第1アーム部を第1軸周りに回動させる第1駆動部と、前記第1アーム部内に設けられ、前記第2アーム部を第2軸周りに回動させる第2駆動部と、を備え、前記第1駆動部および前記第2駆動部の少なくとも一方は、圧電体を含み、前記第2軸に沿って前記第1駆動部と前記第2駆動部とを見たときに、前記第1駆動部と前記第2駆動部とが重なる部分があり、かつ、前記第1軸に沿って前記第2駆動部を見たときに、前記第1駆動部により駆動される被駆動部と前記第2駆動部とが重なる部分があり、前記第1軸と前記第2軸とは直交する、ロボットである。
本発明の第2の形態は、第1アーム部および第2アーム部を備えるロボットであって、前記第1アーム部内に設けられ、前記第1アーム部を第1軸周りに回動させる第1駆動部と、前記第1アーム部内に設けられ、前記第2アーム部を第2軸周りに回動させる第2駆動部と、を備え、前記第1駆動部および前記第2駆動部の少なくとも一方は、圧電体を含み、前記第1軸および前記第2軸に直交する第3軸に沿って前記第1駆動部と前記第2駆動部とを見たときに、前記第1駆動部と前記第2駆動部とが重なる部分があり、前記第1軸と前記第2軸とは直交する、ロボットである。
本発明は以下の形態としても実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、第1アーム部および第2アーム部を備えるロボットが提供される。このロボットは、前記第1アーム部内に設けられ、前記第1アーム部を第1軸周りに回動させる第1駆動部と前記第1アーム部内に設けられ、前記第2アーム部を第2軸周りに回動させる第2駆動部と、を備え、前記第1駆動部および前記第2駆動部の少なくとも一方は、圧電体を含む。このような形態のロボットによれば、第1駆動部と第2駆動部の少なくとも一方を、圧電体を含む駆動部とすることにより小型化することができる。そのため、ロボットのアーム内に配線スペースが不足することを抑制することができる。
(2)上記形態のロボットにおいて、前記第1軸および前記第2軸に直交する第3軸に沿って前記第1駆動部と前記第2駆動部とを見たときに、前記第1駆動部と前記第2駆動部とが重なる部分があってもよい。このような形態のロボットであれば、第1アーム部内に第1駆動部と第2駆動部とを効率的に配置することができるので、アーム内に配線スペースが不足することを抑制することができる。
(3)上記形態のロボットにおいて、前記第2軸に沿って前記第1駆動部と前記第2駆動部とを見たときに、前記第1駆動部と前記第2駆動部とが重なる部分があり、かつ、前記第1軸に沿って前記第2駆動部を見たときに、前記第1駆動部により駆動される被駆動部と前記第2駆動部とが重なる部分があってもよい。このような形態のロボットであれば、第1アーム部内に第1駆動部と第2駆動部とを効率的に配置することができるので、アーム内に配線スペースが不足することを抑制することができる。
(4)上記形態のロボットにおいて、前記被駆動部は、開口を有してもよい。このような形態のロボットであれば、被駆動部内の開口に配線を通すことができる。
(5)上記形態のロボットにおいて、前記第1軸と前記第2軸とは直交してもよい。このような形態のロボットであれば、第1アーム部を、直交する2つの軸周りに回動可能なアーム部として構成することができる。
(6)上記形態のロボットにおいて、前記第1駆動部および前記第2駆動部は、それぞれ、圧電体を含んでもよい。このような形態のロボットであれば、第1アーム部内に第1駆動部と第2駆動部とをより効率的に配置することができるので、アーム内に配線スペースが不足することを抑制することができる。
(7)上記形態のロボットにおいて、前記第1駆動部は、前記圧電体を含む1または複数の第1の圧電駆動装置により構成されてもよい。このような形態のロボットであれば、第1の圧電駆動装置の数に応じて、第1駆動部の駆動力を高めることができる。
(8)上記形態のロボットにおいて、前記第2駆動部は、前記圧電体を含む1または複数の第2の圧電駆動装置により構成されてもよい。このような形態のロボットであれば、第2の圧電駆動装置の数に応じて、第2駆動部の駆動力を高めることができる。
(9)上記形態のロボットにおいて、前記第2駆動部を構成する前記第2の圧電駆動装置の数は、前記第1駆動部を構成する前記第1の圧電駆動装置の数よりも少なくてもよい。このような形態のロボットであれば、第2アーム部を回動させる部分の機構を小型化することができる。
(10)上記形態のロボットは、前記第2アーム部に設けられたエンドエフェクターを備えてもよい。このような形態のロボットであれば、第1アーム部が小型化されているため、エンドエフェクターを用いた作業性を向上させることができる。
本発明は、ロボットとしての形態以外にも、種々の形態で実現することが可能である。例えば、ロボットアームや、ロボットを駆動する駆動装置等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施形態としてのロボットの斜視図である。 第1アーム部の内部構成を示す図である。 図2のうちの第2駆動部および第2ローターを示す斜視図である。 圧電駆動装置の内部構成を示す説明図である。 圧電駆動装置の動作原理について示す説明図である。 第1駆動部および第2駆動部の配置を示す図である。 第2実施形態における第1駆動部および第2駆動部の配置を示す図である。 第1駆動部および第2駆動部の変形例を示す図である。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態としてのロボットの斜視図である。本実施形態のロボット10は、垂直多関節ロボットとして構成されている。ロボット10は、第1アーム部110と第2アーム部120とを含むアーム100を備えている。第1アーム部110は、第1軸AX1と第2軸AX2とを備えている。第1軸AX1は、水平方向に延びる軸である。また、第1軸AX1は、第1アーム部110が、第3アーム部130に対して鉛直方向に回動する軸である。第2軸AX2は、第2アーム部120が第1アーム部110に対して回動する軸である。本実施形態では、第1軸AX1と第2軸AX2とは直交している。
第1アーム部110は、本体部111と突出部112とを備えている。本体部111は、第1軸AX1に沿って延びる円筒状の部材である。突出部112は、本体部111の側面の一部に設けられており、第2軸AX2に沿った円筒状の部材である。以下では、第1アーム部110から見て、突出部112側を先端側といい、本体部111側後端側という。
本体部111は、第3アーム部130に備えられた第1支持部131と第2支持部132とによって、第1軸AX1上の対向する2方向から挟持されるように支持されている。第3アーム部130の第1支持部131および第2支持部132には、第1アーム部110の本体部111との間に、それぞれ、円環状の第1ローター213が固定されている。
第1アーム部110の突出部112の先端側には、第2アーム部120が設けられている。第2アーム部120は、第軸AXに沿って延びる円筒状の部材である。第2アーム部120には、第1アーム部110との間に、円環状の第2ローター223が固定されている。
第2アーム部120の先端には、エンドエフェクター150が設けられている。エンドエフェクター150は、第2アーム部120とともに第2軸AX2周りに回動する。エンドエフェクター150は、ワークを把持するための把持部151を備えている。エンドエフェクター150内には把持部151を駆動するためのアクチュエーターが備えられている。このアクチュエーターは、ロボット10に接続された制御装置(図示省略)によって制御される。アクチュエーターと制御装置とは、各アーム部内を挿通された配線(図示省略)によって接続される。把持部151を駆動するためのアクチュエーターとしては、後述する圧電駆動装置や電磁モーター等を用いることができる。
図2は、第1アーム部の内部構成を示す図である。第1アーム部110は、内部に、第1駆動部210と第2駆動部220とを備えている。本実施形態では、第1駆動部210は、複数の第1圧電駆動装置211によって構成されている。また、第2駆動部220も、複数の第2圧電駆動装置221によって構成されている。なお、図2には、図示の都合上、第1圧電駆動装置211についてはその一部のみを示している。第1駆動部210は、本体部111内に配置されている。第2駆動部220は、一部が突出部112内に配置され、他の部分が本体部111内に配置されている。
第1駆動部210は、第3アーム部130の内側面に固定された第1ローター213を駆動することにより、第1アーム部110を、相対的に第1軸AX1周りに回動させる。第1ローター213の中心には開口214が形成されている。この開口には、エンドエフェクター150や第1駆動部210、第2駆動部220に接続される配線(図示省略)が通る。
図3は、図2のうちの第2駆動部および第2ローターを示す斜視図である。第2駆動部220は、第2アーム部120の後端に固定された第2ローター223を駆動することにより、第2アーム部120を、第2軸AX2周りに回動させる。第2ローター223の中心には開口224が形成されている。この開口224には、エンドエフェクター150に接続される配線(図示省略)が通る。
図4は、第1駆動部および第2駆動部を構成する圧電駆動装置の内部構成を示す説明図である。第1圧電駆動装置211と第2圧電駆動装置221とは、同じ構成であるため、以下では、第1圧電駆動装置211の構成を代表して説明する。第1圧電駆動装置211は、不図示の駆動回路によって駆動され、被駆動部としての第1ローター213を回転させる。第1圧電駆動装置211の駆動回路は、例えば、ロボット10に接続された制御装置に搭載される。
第1圧電駆動装置211は、5つの圧電素子651を含む2組の振動構造体65と、これらの間に挿んで貼り合わされた振動板66とを有している。各圧電素子651の長辺の長さは、例えば、3.5mm〜30mmである。
振動構造体65の5つの圧電素子651は、それぞれ、圧電体と、圧電体を挟持する第1電極及び第2電極とを有している(図示省略)。なお、第1電極と第2電極のどちらか一方の電極は共通電極としてもよい。これらの圧電素子651は、不図示の駆動回路に電気的に接続されている。なお、振動構造体65に含まれる圧電素子651は少なくとも1つあればよく、その数や配置は、これ以外の種々のものを採用可能である。また、振動構造体65は、振動板66の2つの面のうちの少なくとも一方に設けられていればよい。
第1圧電駆動装置211の端部には、突起部67が設けられている。第1圧電駆動装置211の両側面には、第1圧電駆動装置211を支持するための複数の支持部68が振動の節に対応する位置に設けられている。これらの支持部68は、振動板66と一体的に形成されている。なお、振動板66の同一の側面から突出している複数の支持部68同士は、連結板69を介して連結されていることが好ましい。
図5は、圧電駆動装置の動作原理について示す説明図である。説明を容易にするため、図5には、図4の5つの圧電素子651のうち、対角線状に配置された4つの圧電素子651のみを示し、中央の1つの圧電素子651を省略して示している。第1圧電駆動装置211は、圧電素子651に一定周期で電圧を印加したときに、第1圧電駆動装置211の突起部67が伸縮又は楕円運動することによって動作する。すなわち、図5(a)に示すように、互いに対角線の位置にある2つの圧電素子651を1組として、特定の周波数の電圧を印加すると、第1圧電駆動装置211は、屈曲して蛇行形状(S字形状)に変形し、突起部67の先端が特定の方向に往復運動するか、又は、楕円運動する。この結果、突起部67に接する第1ローター213が、第1軸AX1を中心に所定の方向に回転する。また、図5(b)に示すように、他の1組の圧電素子651に特定の周波数の電圧を印加すると、第1ローター213は逆方向に回転する。第1圧電駆動装置211(又は振動構造体65)のこのような動作については、先行技術文献(特開2004−320979号公報、又は、対応する米国特許第7224102号)に記載されており、その開示内容は参照により組み込まれる。
図6は、第1アーム部110内における第1駆動部および第2駆動部の配置を示す図である。図6(A)は、第3アーム部130の一部の側面図である。図6(B)は、図6(A)におけるB−B断面図である。図6(C)は、図6(B)におけるC−C断面図である。図6(D)は、図6(B)におけるD−D断面図である。図6には、第1軸AX1と第2軸AX2とを示すと共に、これらの軸に直交する仮想的な第3軸AX3を示している。以下では、便宜的に、図6(C)における第3軸AX3の上向きの方向を「上」といい、図6(C)における第3軸AX3の下向きの方向を「下」という。図6(B)には、エンドエフェクター150に接続される配線95が各アーム部を通る様子が示されている。
本実施形態における第1圧電駆動装置211および第2圧電駆動装置221の長辺の長さ(突起部67の軸に沿った長さ)は、第1アーム部110の本体部111の直径よりも短く、本体部111の直径の1/2程度である。また、第1圧電駆動装置211および第2圧電駆動装置221の短辺の長さは、それぞれ、第1アーム部110の本体部111の直径の1/3程度である。
本実施形態では、第1駆動部210は、4つの第1圧電駆動装置211によって構成されている。また、第2駆動部220は、2つの第2圧電駆動装置221によって構成されている。つまり、本実施形態では、第2駆動部220を構成する第2圧電駆動装置221の数は、第1駆動部210を構成する第1圧電駆動装置211の数よりも少ない。第1駆動部210を構成する4つの第1圧電駆動装置211は、図6(C)に示すように、本体部111内の上側と下側とにそれぞれ2つずつ配置されている。上側の2つの第1圧電駆動装置211は、それぞれ、第3アーム部130に設けられた2つの第1ローター213を駆動可能なように、それぞれの突起部67が第1軸AX1に沿って反対方向を向くように配置されている。また、下側の2つの第1圧電駆動装置211も、それぞれ、第3アーム部130に設けられた2つの第1ローター213を駆動可能なように、それぞれの突起部67が第1軸AX1に沿って反対方向を向くように配置されている。第2駆動部220を構成する2つの第2圧電駆動装置221は、図6(B)に示すように、第1アーム部110内における第1軸AX1の両端付近に、それぞれの突起部67が第2軸AX2に沿って第2ローター223側を向くように1つずつ配置されている。
本実施形態では、図6(B)に示すように、第3軸AX3に沿って、第1駆動部210と第2駆動部220とを見たとき、つまり、第1アーム部110の上側または下側から第1駆動部210と第2駆動部220とを見たときには、第1駆動部210と第2駆動部220とに重なる部分90が存在する。換言すれば、第1駆動部210と第2駆動部220とを、第1軸AX1と第2軸AX2とを含む平面に投影したときに、第1駆動部210によって形成される投影領域と第2駆動部220によって形成される投影領域に重複部分が存在する。
以上で説明した本実施形態のロボット10によれば、第1駆動部210と第2駆動部220とが、圧電体を含む小型の圧電駆動装置によって構成されているため、第1アーム部110内に、第1軸AX1に対する回動を行う第1駆動部210と第2軸AX2に対する回動を行う第2駆動部220とを効率的に配置することができる。そのため、第1アーム部110内に配線を行うためのスペースが不足することを抑制することができる。
また、本実施形態では、第1軸AX1と第2軸AX2とに直交する第3軸AX3に沿って、第1駆動部210と第2駆動部220とを見たときに、第1駆動部210と第2駆動部220とに重なる部分90が存在するように、第1駆動部210と第2駆動部220とが第1アーム部110内に配置されている。そのため、第1アーム部110内に、第1駆動部210と第2駆動部220とを、第1駆動部210と第2駆動部220とが干渉しないように効率的に配置することができる。従って、第1アーム部110内に配線を行うためのスペースが不足することをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、第1ローター213や第2ローター223には、それぞれ開口が形成されているため、その開口を通じて効率的に配線を行うことができる。更に、本実施形態では、第1軸AX1と第2軸AX2とが直交しているため、第1アーム部110を、直交する2つの軸周りに回動可能なアーム部として構成することができる。
また、本実施形態では、第1駆動部210と第2駆動部220とが両方とも、圧電体を含む圧電駆動装置によって構成されているため、第1アーム部110内に第1駆動部210と第2駆動部220とをより効率的に配置することができる。そのため、第1アーム部110内に配線スペースが不足することをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、第1駆動部210が、複数の第1圧電駆動装置211によって構成されているため、第1駆動部210の駆動力を、第1圧電駆動装置211の数に応じて高めることができる。また、本実施形態では、第2駆動部220も、複数の第2圧電駆動装置221によって構成されているため、第2駆動部220の駆動力を、第2圧電駆動装置221の数に応じて高めることができる。
更に、本実施形態では、第2駆動部220を構成する第2圧電駆動装置221の数が、第1駆動部210を構成する第1圧電駆動装置211の数よりも少ない。そのため、第2アーム部120を回動させる部分の機構、つまり、突出部112付近の機構を小型化することができる。そのため、第2アーム部120に設けられたエンドエフェクターの作業性を向上させることができる。
また、例えば、第1駆動部210や第2駆動部220を電磁モーターによって構成した場合には、減速機や停止状態を保持するブレーキも必要になり、重量が重くなる。そのため、アーム100が自重によってたわむおそれがある。しかし、本実施形態では、駆動部を、圧電駆動装置によって構成している。圧電駆動装置は、一般的に、電磁モーターよりも軽量であり、また、減速機やブレーキも不要である。そのため、駆動部を大幅に軽量化することができる。この結果、アーム100が自重によってたわむことを抑制することが可能になる。
B.第2実施形態:
図7は、第2実施形態における第1駆動部および第2駆動部の配置を示す図である。第1実施形態と第2実施形態とで異なる点は、第1駆動部210の配置と、第1駆動部210を構成する第1圧電駆動装置211の数である。具体的には、第2実施形態では、第1駆動部210は、2つの第1圧電駆動装置211によって構成されており、それらの第1圧電駆動装置211は、第1アーム部110の本体部111の後端に配置されている。そして、それぞれの第1圧電駆動装置211は、第3アーム部130に設けられた2つの第1ローター213を駆動可能なように、それぞれの突起部67が第1軸AX1に沿って反対方向を向くように配置されている。
本実施形態では、図7(C)に示すように、第2軸AX2に沿って、第1駆動部210と第2駆動部220とを見たときには、第1駆動部210と第2駆動部220とに重なる部分91が存在する。換言すれば、第1駆動部210と第2駆動部220とを、第1軸AX1と第3軸AX3とを含む平面に投影したときに、第1駆動部210によって形成される投影領域と第2駆動部220によって形成される投影領域に重複部分が存在する。また、本実施形態では、図7(D)に示すように、第1軸AX1に沿って第2駆動部220を見たときには、第1ローター213と第2駆動部220とが重なる部分92が存在する。換言すれば、第1ローター213と第2駆動部220とを、第2軸AX2と第3軸AX3とを含む平面に投影したときに、第1ローター213によって形成される投影領域と第2駆動部220によって形成される投影領域に重複部分が存在する。
以上で説明した第2実施形態によっても、第1アーム部110内に、第1駆動部210と第2駆動部220とを、第1駆動部210と第2駆動部220とが干渉しないように効率的に配置することができる。従って、第1アーム部110内に配線を行うためのスペースが不足することを抑制することができる。その他、第1実施形態と同様の作用効果を奏することが可能である。
C.変形例:
<変形例1>
図8は、第1駆動部および第2駆動部の変形例を示す図である。図8に示すように、第1駆動部210は、第1圧電駆動装置211が隣接して複数配置されることによって構成されても良い。また、第2駆動部220も、第2圧電駆動装置221が隣接して複数配置されることによって構成されても良い。第1駆動部210や第2駆動部220がこのように構成されていれば、第1ローター213や第2ローター223を駆動する駆動力を高めることができる。
<変形例2>
上記第1実施形態では、第2駆動部220を構成する第2圧電駆動装置221の数が、第1駆動部210を構成する第1圧電駆動装置211の数よりも少なく、第2実施形態では、第2圧電駆動装置221の数と第1圧電駆動装置211の数とは同じである。これらに対して、第2圧電駆動装置221の数が、第1圧電駆動装置211の数よりも多くても良い。また、上記各実施形態で説明した各圧電駆動装置の数は例示である。各圧電駆動装置の数は、ロボット10の大きさや、圧電駆動装置の大きさ、各軸を回転させるために必要なトルクに応じて、適宜、設定することが可能である。
<変形例3>
上記実施形態では、第1アーム部110は、2つの軸を備えているが、3つ以上の軸を備えていても良い。また、上記実施形態では、第1軸AX1と第2軸AX2とは直交しているが、これらの軸は、平行していても良いし、交差していても良い。また、ねじれの位置にあってもよい。
<変形例4>
上記実施形態において、第1アーム部110の本体部111や突出部112、第2アーム部120、は、それぞれ円筒状であるが、これらは、他の形状であってもよく、例えば、柱状であってもよい。
<変形例5>
上記実施形態では、第1駆動部210と第2駆動部220は、いずれも、圧電駆動装置によって構成されているが、これらのうち、いずれか一方は、他のアクチュエーターによって構成されていても良い。他のアクチュエーターとしては、例えば、電磁モーターや、流体アクチュエーターを用いることができる。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態や変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…ロボット
65…振動構造体
66…振動板
67…突起部
68…支持部
69…連結板
95…配線
100…アーム
110…第1アーム部
111…本体部
112…突出部
120…第2アーム部
130…第3アーム部
131…第1支持部
132…第2支持部
150…エンドエフェクター
151…把持部
210…第1駆動部
211…第1圧電駆動装置
213…第1ローター
214…開口
220…第2駆動部
221…第2圧電駆動装置
223…第2ローター
224…開口
651…圧電素子
AX1…第1軸
AX2…第2軸
AX3…第3軸

Claims (8)

  1. 第1アーム部および第2アーム部を備えるロボットであって、
    前記第1アーム部内に設けられ、前記第1アーム部を第1軸周りに回動させる第1駆動部と、
    前記第1アーム部内に設けられ、前記第2アーム部を第2軸周りに回動させる第2駆動部と、
    を備え、
    前記第1駆動部および前記第2駆動部の少なくとも一方は、圧電体を含
    前記第2軸に沿って前記第1駆動部と前記第2駆動部とを見たときに、前記第1駆動部と前記第2駆動部とが重なる部分があり、かつ、前記第1軸に沿って前記第2駆動部を見たときに、前記第1駆動部により駆動される被駆動部と前記第2駆動部とが重なる部分があり、
    前記第1軸と前記第2軸とは直交する、
    ロボット。
  2. 請求項に記載のロボットであって、
    前記被駆動部は、開口を有する、ロボット。
  3. 請求項1または請求項に記載のロボットであって、
    前記第1駆動部および前記第2駆動部は、それぞれ、圧電体を含む、ロボット。
  4. 請求項に記載のロボットであって、
    前記第1駆動部は、前記圧電体を含む1または複数の第1の圧電駆動装置により構成される、ロボット。
  5. 請求項に記載のロボットであって、
    前記第2駆動部は、前記圧電体を含む1または複数の第2の圧電駆動装置により構成される、ロボット。
  6. 請求項に記載のロボットであって、
    前記第2駆動部を構成する前記第2の圧電駆動装置の数は、前記第1駆動部を構成する前記第1の圧電駆動装置の数よりも少ない、ロボット。
  7. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のロボットであって、
    前記第2アーム部に設けられたエンドエフェクターを備える、ロボット。
  8. 第1アーム部および第2アーム部を備えるロボットであって、
    前記第1アーム部内に設けられ、前記第1アーム部を第1軸周りに回動させる第1駆動部と、
    前記第1アーム部内に設けられ、前記第2アーム部を第2軸周りに回動させる第2駆動部と、
    を備え、
    前記第1駆動部および前記第2駆動部の少なくとも一方は、圧電体を含み、
    前記第1軸および前記第2軸に直交する第3軸に沿って前記第1駆動部と前記第2駆動部とを見たときに、前記第1駆動部と前記第2駆動部とが重なる部分があり、
    前記第1軸と前記第2軸とは直交する、
    ロボット。
JP2014215138A 2014-10-22 2014-10-22 ロボット Active JP6492525B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014215138A JP6492525B2 (ja) 2014-10-22 2014-10-22 ロボット
CN201510653909.1A CN105538288B (zh) 2014-10-22 2015-10-10 机器人
EP15190572.6A EP3012073A1 (en) 2014-10-22 2015-10-20 Robot
US14/919,041 US10052773B2 (en) 2014-10-22 2015-10-21 Robot

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014215138A JP6492525B2 (ja) 2014-10-22 2014-10-22 ロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016078213A JP2016078213A (ja) 2016-05-16
JP6492525B2 true JP6492525B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=55957176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014215138A Active JP6492525B2 (ja) 2014-10-22 2014-10-22 ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6492525B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7027829B2 (ja) * 2017-11-14 2022-03-02 セイコーエプソン株式会社 圧電駆動装置および電子部品搬送装置
JP7167522B2 (ja) * 2018-07-27 2022-11-09 セイコーエプソン株式会社 ロボットアーム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11254377A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Denso Corp ロボット
JP2004320979A (ja) * 2003-04-03 2004-11-11 Seiko Epson Corp 稼働装置および電気機器
JP5304788B2 (ja) * 2008-07-17 2013-10-02 株式会社豊田自動織機 振動アクチュエータ
JP6020022B2 (ja) * 2012-10-17 2016-11-02 セイコーエプソン株式会社 圧電アクチュエーター、ロボットハンド、ロボット、電子部品搬送装置、電子部品検査装置、送液ポンプ、印刷装置、電子時計、投影装置、搬送装置
JP2014084989A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Canon Inc 波動歯車装置、駆動装置及びロボット装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016078213A (ja) 2016-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105538288B (zh) 机器人
TWI546476B (zh) 並聯式機器人
JP6214193B2 (ja) 振動波駆動装置、二次元駆動装置、画像振れ補正装置、交換レンズ、撮像装置、及び自動ステージ
US9248575B2 (en) Robot hand and robot
US10044295B2 (en) Piezoelectric actuator and robot
JP6218817B2 (ja) 超音波モータのためのアクチュエータ及び少なくとも1つの当該アクチュエータを備えた超音波モータ
JP2017164831A (ja) ハンド機構
JP2017017916A5 (ja)
JP2008264904A (ja) パラレルリンク型作業装置
JP2013092513A (ja) 三次元触覚感知フィードバック発生方法とポータブル電子装置
JP6458162B2 (ja) 羽ばたき装置
JP2016025359A (ja) 振動機構を備えたワイヤボンディング装置
JPWO2017149987A1 (ja) 羽ばたき装置
JP2013223818A (ja) 圧電アクチュエータ、電子機器
JP6105024B2 (ja) ロボットにおける回転駆動機構
JP6492525B2 (ja) ロボット
JP2012235622A (ja) モーター、ロボットハンドおよびロボット
JP2014180298A (ja) 指アシスト装置
JP6269223B2 (ja) 圧電モーター
JP2016153146A (ja) 産業用ロボット
JP6387686B2 (ja) 圧電アクチュエーター
JP2009045739A (ja) パラレルリンク型作業装置
JP2012080606A (ja) 駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラ
JP7189531B2 (ja) リンク作動装置
JP2012029478A (ja) 振動体及び超音波モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6492525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150