JP7307595B2 - 仕上げ材用のアンカー金物 - Google Patents

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Description

本発明は、仕上げ材の裏面部に取付自在な仕上げ材用のアンカー金物に関する。
上記のようなアンカー金物を用いた仕上げ材では、仕上げ材の裏面部にアンカー金物を取り付け、アンカー金物を取り付けた状態で仕上げ材の裏面部にセメント系材料を打設することで、仕上げ材とセメント系材料との一体化を図った仕上げ材付きセメント系材料板を製作している(例えば、特許文献1参照。)。
アンカー金物は、仕上げ材の裏面部に取り付ける取付部に加えて、その取付部から仕上げ材裏方向に立ち上げた立ち上げ部が備えられている。これにより、立ち上げ部がセメント系材料に埋設される状態となり、仕上げ材とセメント系材料の結合強度を向上させている。
特開2002-138625号公報
特許文献1に記載のアンカー金物では、立ち上げ部が、取付部から仕上げ材裏方向に立ち上げた立ち上げ姿勢となっているので、仕上げ材の裏面部からの突出量が大きくなっており、アンカー金物が取り付けられた仕上げ材の大きさが大きくなっている。よって、アンカー金物が取り付けられた仕上げ材を、セメント系材料を打設する工場等に運搬する際に、その運搬作業が手間のかかるものとなり、運搬コストの上昇を招くものとなっている。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、運搬作業の簡素化、及び、運搬コストの低減を図りながら、仕上げ材とセメント系材料との結合強度の向上を図ることができるアンカー金物を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、仕上げ材の裏面部に取付自在な仕上げ材用のアンカー金物において、
前記仕上げ材は、建造物の壁面を仕上げるための建造物壁面仕上げ材であり、
アンカー金物本体は、前記仕上げ材の裏面部に取り付ける矩形状の取付部と、その取付部から延設された矩形状の立ち上げ部とが備えられた板状体の折り曲げ加工により製作され、
アンカー金物本体は、前記取付部を前記仕上げ材の裏面部に取り付けた状態で、前記仕上げ材の裏面部にセメント系材料を打設することで、前記立ち上げ部をセメント系材料に埋設させる状態で、前記仕上げ材とセメント系材料との一体化を図ったセメント系材料板を製作するために用いられ、
前記立ち上げ部は、前記取付部から延設された第1延設部位と、その第1延設部位から延設された第2延設部位とを有し、
前記第2延設部位は、前記第1延設部位と前記第2延設部位との間に形成された第2折れ線部での板状体の折り曲げ加工により、前記第1延設部位に対して直交する姿勢で備えられ、
前記立ち上げ部は、前記取付部と前記立ち上げ部の前記第1延設部位との間に形成された第1折れ線部での板状体の折り曲げ加工により、前記仕上げ材の裏面部に接近するように仕上げ材表裏方向で仕上げ材表側に倒伏した当初の倒伏姿勢から、前記仕上げ材の裏面部から離間するように前記取付部から仕上げ材表裏方向で仕上げ材裏側に立ち上げた立ち上げ姿勢に姿勢変更自在に構成され、
前記立ち上げ部は、当初の倒伏姿勢が、前記取付部を前記仕上げ材の裏面部に取り付けるために前記立ち上げ部の前記第1延設部位が前記取付部から離れる側に延びる傾斜姿勢とされ、立ち上げ姿勢が、前記仕上げ材の裏面部にセメント系材料を打設するために当初の倒伏姿勢から前記立ち上げ部の前記第1延設部位が前記取付部に対して直交する姿勢に姿勢変更される姿勢変更後の姿勢とされている点にある。
本構成によれば、アンカー金物を取り付けた状態で仕上げ材を運搬する場合には、立ち上げ部を倒伏姿勢としておくことで、アンカー金物を取り付けた仕上げ材の大きさを小さくすることができる。よって、セメント系材料を打設する工場等に運搬する際に、運搬作業の容易化及び運搬コストの低減を図ることができる。工場等において仕上げ材の裏面部にセメント系材料を打設する際に、立ち上げ部を倒伏姿勢から立ち上げ姿勢に姿勢変更することで、立ち上げ姿勢の立ち上げ部をセメント系材料に埋設させる状態で結合強度を向上しながら、仕上げ材とセメント系材料との一体化を図ることができる。しかも、倒伏姿勢から立ち上げ姿勢への姿勢変更は、取付部と立ち上げ部との間に形成された折れ線部に沿って折り曲げるだけでよく、立ち上げ部の姿勢変更作業の簡素化を図ることができる。
本発明の第2特徴構成は、前記立ち上げ部を立ち上げ姿勢に保持する姿勢保持部が備えられ
前記姿勢保持部は、前記板状体の折り曲げ加工により折り曲げた折り曲げ部位にて構成され、前記立ち上げ部に当接して、前記立ち上げ部の立ち上げ姿勢から倒伏姿勢側への倒伏を防止して、前記立ち上げ部を立ち上げ姿勢に姿勢保持している点にある。
本構成によれば、仕上げ材の裏面部にセメント系材料を打設する際に、姿勢保持部にて立ち上げ部を立ち上げ姿勢に保持することができるので、立ち上げ部をセメント系材料に適切に埋設させる状態で、仕上げ材とセメント系材料との一体化を図ることができる。
本発明の第3特徴構成は、前記立ち上げ部は、前記板状体において前記取付部との間に前記第1折れ線部を形成する状態で前記取付部の両端部に配設され、
両側の前記立ち上げ部における前記第1折れ線部の端部同士を繋ぐ状態で、前記取付部から仕上げ材表裏方向で仕上げ材裏側に立ち上げた繋ぎ部が備えられ
前記板状体には、両側の前記立ち上げ部における前記折れ線部の端部同士を繋ぐ状態で第3折れ線部が形成され、その第3折れ線部よりも外方側に延びる延設部位が備えられ、
前記繋ぎ部は、前記第3折れ線部での板状体の折り曲げ加工により、仕上げ材表裏方向で仕上げ材裏側に立ち上げた延設部位にて構成されている点にある。
本構成によれば、折れ線部の端部同士を繋ぐ状態で取付部から仕上げ材表裏方向で仕上げ材裏側に立ち上げた繋ぎ部を備えることで、立ち上げ部を折れ線部にて折り曲げる際に、取付部等を補強することができ、折れ線部での折り曲げ作業を容易に行うことができる。
本発明の第4特徴構成は、前記繋ぎ部は、前記立ち上げ部を立ち上げ姿勢に保持する姿勢保持部が備えられ
前記板状体には、前記繋ぎ部を構成する延設部位から更に延設する別の延設部位が備えられ、延設部位と別の延設部位との間に第4折れ線部が形成され、
前記姿勢保持部は、前記第4折れ線部での板状体の折り曲げ加工により折り曲げた別の延設部位にて構成され、前記立ち上げ部に当接して、前記立ち上げ部の立ち上げ姿勢から倒伏姿勢側への倒伏を防止して、前記立ち上げ部を立ち上げ姿勢に姿勢保持している点にある。
本構成によれば、繋ぎ部は、姿勢保持部を兼用するので、構成の簡素化を図ることができる。しかも、繋ぎ部も、立ち上げ姿勢の立ち上げ部も、取付部から仕上げ材表裏方向で仕上げ材裏側に立ち上げた同じ姿勢となっているので、例えば、単に、繋ぎ部から延設させた部材にて姿勢保持部を構成する等、繋ぎ部に姿勢保持部を兼用させるための構成自体も簡易な構成となる。
本発明の第5特徴構成は、前記取付部よりも仕上げ材表裏方向で仕上げ材裏側には、立ち上げ姿勢の前記立ち上げ部、及び、前記繋ぎ部により囲まれた弾性変位可能な弾性密封材用の充填空間が形成自在に構成されている点にある。
本構成によれば、立ち上げ姿勢の立ち上げ部、及び、繋ぎ部を用いて、取付部よりも仕上げ材表裏方向で仕上げ材裏側に弾性密封材用の充填空間を形成するので、充填空間を形成するための専用の部材を必要とせずに、構成の簡素化及びコストの低減を図りながら、弾性密封材用の充填空間を形成することができる。
この充填空間に弾性密封材を充填することで、取付部を仕上げ材の裏面部に取り付けるためのねじ等の締結具とセメント系材料との間に弾性変位可能な弾性密封材を介在させることができる。これにより、締結具とセメント系材料とが変位不能に固定化されることがなく、仕上げ材の熱収縮やセメント系材料の乾燥収縮等により、仕上げ材とセメント系材料との間で変位が生じても、締結具が弾性密封材を介してセメント系材料に対して移動することで、その変位を吸収することができる。
仕上げ材付きプレキャストコンクリート板の断面図 アンカー金物を構成する板状体の展開図及びアンカー金物の側面図 立ち上げ部を倒伏姿勢としてアンカー金物を仕上げ材に取り付けた状態での断面図 仕上げ材に取り付けたアンカー金物の立ち上げ部を倒伏姿勢から立ち上げ姿勢に姿勢変更した状態での断面図 仕上げ材に取り付けたアンカー金物の立ち上げ部を立ち上げ姿勢としたアンカー金物の平面図 第2実施形態における仕上げ材付きプレキャストコンクリート板の断面図 第3実施形態における仕上げ材付きプレキャストコンクリート板の断面図 第4実施形態における仕上げ材付きプレキャストコンクリート板の断面図
本発明に係る仕上げ材用のアンカー金物を用いた仕上げ材付きプレキャストコンクリート板(PCa板)の実施形態について、図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
仕上げ材付きPCa板1は、図1に示すように、複数枚のタイル2(大形タイル、仕上げ材に相当する)とコンクリート5との一体化を図ったPCa板として構成されている。タイル2とコンクリート5との一体化を図るために、タイル2の裏面部3にアンカー金物4を取り付け、アンカー金物4が取り付けられた状態でタイル2の裏面部3にコンクリート5(セメント系材料に相当する)を打設している。
アンカー金物4は、図1に示すように、タイル2の裏面部3に取り付ける取付部41に加えて、その取付部41からタイル表裏方向でタイル裏側(図1中、上方側)に立ち上げた立ち上げ部42が左右一対備えられている。これにより、立ち上げ部42がコンクリート5に埋設される状態となり、タイル2とコンクリート5との結合強度を向上させている。
タイル2の裏面部3には、図1に示すように、タイル2の裏足を構成する凸部6が備えられ、その凸部6を含めてタイル2の裏面部3には、裏面処理剤7が塗布されている。タイル2の裏面部3に裏面処理剤7を塗布することで、タイル2とコンクリート5との絶縁を行い、温度変化等による変位を弾性の裏面処理剤7にて吸収可能に構成されている。
タイル2の裏面部3におけるアンカー取付箇所には、図1、図3及び図4に示すように、アンカー金物4が、下地プレート8及び押えプレート9を介して、ねじ等の締結具10を用いて締結固定されている。下地プレート8及び押えプレート9は、図5に示すように、平面視でリング状に形成されている。押えプレート9を下地プレート8よりも大径にしており、タイル2の裏面部3(実際には裏面処理剤7、以下同様に、「タイル2の裏面部3」と表現する)に当接する状態で下地プレート8が備えられ、下地プレート8上に当接する状態で押えプレート9が備えられている。
アンカー金物4における取付部41とタイル2の裏面部3との間に、図1及び図4に示すように、下地プレート8及び押えプレート9を介在させることで、取付部41と下地プレート8との間や下地プレート8と押えプレート9との間での左右方向での滑動を許容している。これにより、温度変化等によりタイル2とコンクリート5との間での変位が生じても、取付部41と下地プレート8との間や下地プレート8と押えプレート9との間での左右方向での滑動により、その変位を吸収可能に構成されている。
締結具10は、図1、図3及び図4に示すように、取付部41の取付用孔部43、押えプレート9の挿通孔部9a、及び、下地プレート8の挿通孔部8aに挿通させる状態で締結されている。押えプレート9の挿通孔部9aは、取付部41の取付用孔部43と同径又は略同径に形成され、下地プレート8の挿通孔部8aは、押えプレート9の挿通孔部9aよりも小径に形成されている。取付用孔部43及び押えプレート9の挿通孔部9aは、締結具10の挿通部10aよりも大径に形成されており、締結具10の挿通部10aは、弾性体11を介して取付用孔部43及び押えプレート9の挿通孔部9aに挿通され、弾性体11を介さずに下地プレート8の挿通孔部8aに挿通されている。弾性体11と締結具10のフランジ部10bとの間には、リング状のワッシャー12が介在されている。締結具10のフランジ部10b及びワッシャー12は、取付部41をタイル2の裏面部3側に押圧するように備えられている。弾性体11は、取付部41の取付用孔部43及び押えプレート9の挿通孔部9aに挿通される下方側部位11aと、その下方側部位11aよりも大径の上方側部位11bとが備えられている。弾性体11は、下方側部位11aの外周部が取付部41の取付用孔部43及び押えプレート9の挿通孔部9aの内周部に当接し、且つ、上方側部位11bの下面部が取付部41上に当接する状態で備えられている。弾性体11を、ワッシャー12と取付部41との間に介在させることで、取付部41と押えプレート9との間での面圧や押えプレート9と下地プレート8との間の面圧を低減することができる。これにより、温度変化等によりタイル2とコンクリート5との間での変位が生じた場合に、取付部41と下地プレート8との間や下地プレート8と押えプレート9との間で滑動する際の摩擦抵抗を低減することができる。
締結具10のフランジ部10b、ワッシャー12、及び、弾性体11の周囲には、弾性変位可能な弾性密封材13が充填されている。弾性密封材13は、フランジ部10bの上方側及び側周囲、ワッシャー12の上方側及び側周囲、弾性体11の側周囲を囲む状態で充填されている。このように、弾性密封材13を介在させることで、コンクリート5に対して、締結具10、及び、ワッシャー12が絶縁されている。これにより、締結具10とコンクリート5とが変位不能に固定化されることがなく、タイル2の熱収縮やコンクリート5の乾燥収縮等により、タイル2とコンクリート5との間で変位が生じても、締結具10が弾性密封材13、及び、弾性体11を介してコンクリート5に対して移動することで、その変位を吸収することができる。ちなみに、弾性密封材13としては、従来から種々の組成のものが存在し、その中から好適なものを選定して使用することができる。本実施形態においては、耐熱性、耐候性、柔軟性を備えた変成シリコン系シーリング材が用いられている。
以下、アンカー金物4について説明する。
アンカー金物4は、図2に示すように、板状体40を折り曲げ加工して製作されている。図2において、上方側には、板状体40を折り曲げ加工する前の展開図を示しており、下方側には、板状体40を折り曲げ加工した状態でのアンカー金物4の側面図を示している。板状体40は、平面視で十字状に形成され、左右方向の中央部に取付部41が配設され、取付部41との間に第1折れ線部S1を形成する状態で左右方向で取付部41の両端部に立ち上げ部42が配設されている。
取付部41は、平面視で矩形状に形成され、その中央部に取付用孔部43が形成されている。立ち上げ部42は、板状体40において、取付部41の左右両側に左右一対備えられ、左右一対の立ち上げ部42の夫々は、取付部41から左右方向に延設された矩形状の第1延設部位44と、その第1延設部位44から左右方向に延設された矩形状の第2延設部位45とが備えられている。第1延設部位44と第2延設部位45との間には、第2折れ線部S2が形成されている。
立ち上げ部42は、第1折れ線部S1及び第2折れ線部S2に沿って板状体40を折り曲げ加工して構成されている。図2の下方側に示すように、第2延設部位45が第1延設部位44に対して直交する姿勢となるように、第2折れ線部S2に沿って板状体40を折り曲げ加工している。これにより、立ち上げ部42において、第1延設部位44に対して第2延設部位45が直交する方向に延びる姿勢となっている。
左右一対の第1延設部位44の夫々が、図2の下方側に示すように、取付部41の左右方向の両端部から、取付部41から離れる側に延びる傾斜姿勢となるように、第1折れ線部S1に沿って板状体40を折り曲げ加工している。これにより、図3に示すように、アンカー金物4がタイル2の裏面部3に取り付けられた状態において、立ち上げ部42は、タイル2の裏面部3に接近するようにタイル表裏方向でタイル表側に倒伏した倒伏姿勢となっている。
立ち上げ部42は、図3に示す倒伏姿勢から、図1及び図4に示すように、タイル2の裏面部3から離間するように取付部41からタイル表裏方向でタイル裏側に立ち上げた立ち上げ姿勢に姿勢変更自在に構成されている。立ち上げ部42は、第1延設部位44が取付部41に対して直交する姿勢となるように、第1折れ線部S1に沿って板状体40を折り曲げ加工することで、倒伏姿勢から立ち上げ姿勢に姿勢変更されている。
図3に示すように、アンカー金物4をタイル2の裏面部3に取り付けた状態で立ち上げ部42を倒伏姿勢としておくことで、アンカー金物4を設置したタイル2のタイル表裏方向での大きさを小さくすることができる。これにより、PC工場等にアンカー金物4を設置したタイル2を運搬する際に、その運搬作業の簡素化、及び、運搬コストの低減を図ることができる。
PC工場等において、タイル2の裏面部3にコンクリート5を打設する前に、図4に示すように、第1延設部位44が取付部41に対して直交する姿勢となるように、第1折れ線部S1に沿って板状体40を折り曲げ加工することで、立ち上げ部42を倒伏姿勢から立ち上げ姿勢に姿勢変更することができる。これにより、立ち上げ部42を立ち上げ姿勢とした状態でタイル2の裏面部3にコンクリート5を打設することができるので、立ち上げ姿勢の立ち上げ部42がコンクリート5に適切に埋設される状態で、コンクリート5を打設することができる。
アンカー金物4には、取付部41及び立ち上げ部42に加えて、繋ぎ部46が備えられている。繋ぎ部46は、図2の上方側に示すように、板状体40において、左右両側の立ち上げ部42における第1折れ線部S1の端部同士を繋ぐ状態で、取付部41から上下方向の両側に延びる矩形状の延設部位として備えられている。繋ぎ部46と取付部41との間には、左右両側の立ち上げ部42における第1折れ線部S1の端部同士を繋ぐ第3折れ線部S3が形成されている。図2の下方側に示すように、繋ぎ部46が取付部41に対して直交する姿勢となるように、第3折れ線部S3に沿って板状体40を折り曲げ加工している。これにより、アンカー金物4を取り付けたタイル2では、図3に示すように、繋ぎ部46が、取付部41からタイル表裏方向でタイル裏側に立ち上げた姿勢で備えられている。繋ぎ部46は、取付部41のリブとなり、取付部41の強度を補強することができるとともに、図3から図4に示すように、立ち上げ部42を倒伏姿勢から立ち上げ姿勢に姿勢変更するために、第1折れ線部S1に沿って板状体40を折り曲げ加工する場合に、その板状体40を折り曲げ易くなる。よって、立ち上げ部42を製作するときの折り曲げ加工、及び、立ち上げ部42を倒伏姿勢から立ち上げ姿勢に姿勢変更するときの折り曲げ加工を行い易くなる。
繋ぎ部46は、図2に示すように、立ち上げ部42を立ち上げ姿勢に保持する姿勢保持部47が備えられている。姿勢保持部47は、図2の上方側に示すように、繋ぎ部46の延設方向の端部から左右方向の両側に延びる矩形状の延設部位として備えられている。繋ぎ部46と姿勢保持部47との間には、繋ぎ部46の左右両端部に連続する状態で第4折れ線部S4が形成されている。図2の下方側に示すように、姿勢保持部47が繋ぎ部46に対して直交する姿勢となるように、第4折れ線部S4に沿って板状体40を折り曲げ加工することで、姿勢保持部47が、繋ぎ部46の上端部から取付部41側に突出する姿勢で備えられている。
図4及び図5に示すように、立ち上げ部42を倒伏姿勢(図3参照)から立ち上げ姿勢に姿勢変更する際に、立ち上げ部42の第1延設部位44の外側部位側に姿勢保持部47を位置させて、第1延設部位44の外側部位に姿勢保持部47を当接させている。よって、姿勢保持部47は、タイル表裏方向でタイル裏側に延びる姿勢の第1延設部位44に当接することで、立ち上げ部42の立ち上げ姿勢から倒伏姿勢側への倒伏を防止して、立ち上げ部42を立ち上げ姿勢に姿勢保持している。姿勢保持部47は、立ち上げ部42の第1延設部位44の幅方向の両側に備えられ、合計4つの姿勢保持部47にて左右一対の立ち上げ部42を立ち上げ姿勢に適切に姿勢保持している。
アンカー金物4では、図1及び図4に示すように、取付部41よりもタイル表裏方向でタイル裏側に、立ち上げ姿勢の立ち上げ部42、及び、繋ぎ部46により囲まれた空間を、弾性密封材用の充填空間48として形成自在に構成されている。ちなみに、図1及び図4のいずれも、充填空間48に弾性密封材13が充填された状態を示している。
立ち上げ姿勢の立ち上げ部42は、第1延設部位44が取付部41の左右方向の両側からタイル表裏方向でタイル裏側に延びる姿勢となっており、繋ぎ部46は、取付部41の左右方向に直交する方向の両側からタイル表裏方向でタイル裏側に延びる姿勢となっている。これにより、図4及び図5に示すように、取付部41よりもタイル表裏方向でタイル裏側に存在する締結具10のフランジ部10b、ワッシャー12、及び、弾性体11が、その四方を一対の立ち上げ部42及び一対の繋ぎ部46にて囲まれた状態となっている。よって、一対の立ち上げ部42及び一対の繋ぎ部46にて、締結具10のフランジ部10b、ワッシャー12、及び、弾性体11の周囲を囲む平面視で矩形状の充填空間48(図5参照)が形成されている。
充填空間48の高さは、繋ぎ部46の高さにて規定されており、取付部41から繋ぎ部46の上端部までの高さとなっている。これにより、繋ぎ部46の上端部まで充填空間48に弾性密封材13を充填することで、繋ぎ部46の高さを目安にして、弾性密封材13の厚みを容易に管理しながら、弾性密封材13を充填させることができ、弾性密封材13の充填作業を適切に且つ簡易に行うことができる。しかも、充填作業を行う際に、立ち上げ部42と繋ぎ部46との間に形成される隙間や繋ぎ部46の上方側からはみ出る弾性密封材13によって、充填空間48への弾性密封材13の充填状況を把握することができるので、弾性密封材13の充填作業の簡素化をより一層図ることができる。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、第1実施形態において、アンカー金物4をタイル2の裏面部3に取り付けるための取付構成についての別実施形態である。図6に基づいて、第1実施形態とは異なる取付構成について説明し、第1実施形態と同様の構成については、同符号を記す等により説明は省略する。
第2実施形態では、図6に示すように、アンカー金物4における取付部41の面積を第1実施形態のものよりも大きくしている。そこで、アンカー金物4の取付部41を、下地プレート8を介して、タイル2の裏面部3に取り付け、押えプレート14は、取付部41上に当接するように備えられている。押えプレート14は、第1実施形態の押えプレート9よりも厚みが大きなものを用いている。これにより、取付部41の強度を補強することができるとともに、立ち上げ部42を倒伏姿勢から立ち上げ姿勢に姿勢変更するときの折り曲げ加工を行い易くできるので、繋ぎ部46を省略している。
下地プレート8の挿通孔部8aと押えプレート14の挿通孔部14aとの大きさについては、第1実施形態と同様に、押えプレート14の挿通孔部14aが、取付用孔部43と同径又は略同径に形成され、下地プレート8の挿通孔部8aが、押えプレート14の挿通孔部14aよりも小径に形成されている。
第1実施形態と同様に、締結具10の挿通部10aは、弾性体11を介して押えプレート14の挿通孔部14a及び取付用孔部43に挿通され、弾性体11を介さずに下地プレート8の挿通孔部8aに挿通されている。弾性体11の形状は、第1実施形態と異なっており、弾性体11は、押えプレート14の挿通孔部14a及び取付用孔部43に挿通される下方側部位11cと、その下方側部位11cよりも大径の中間部位11dと、その中間部位11dの径方向外側端部から上方側に延びる上方側部位11eとが備えられている。弾性体11は、下方側部位11cの外周部が押えプレート14の挿通孔部14aの内周部及び取付用孔部43に当接し、且つ、中間部位11dの下面部が押えプレート14上に当接する状態で備えられている。
弾性体11の上方側部位11eは、ワッシャー12、及び、締結具10のフランジ部10bを囲む状態となり、上方側部位11eにて、ワッシャー12、及び、締結具10のフランジ部10bを囲む弾性密封材13用の充填空間48が形成されている。充填空間48の高さは、上方側部位11eの高さにて規定されており、中間部位11dの上端部からから上方側部位11eの上端部までの高さとなっている。これにより、上方側部位11eの上端部まで充填空間48に弾性密封材13を充填することで、上方側部位11eの高さを目安にして、弾性密封材13の厚みを容易に管理しながら、弾性密封材13を充填させることができ、弾性密封材13の充填作業を適切に且つ簡易に行うことができる。
〔第3実施形態〕
この第3実施形態は、第1実施形態において、アンカー金物4をタイル2の裏面部3に取り付けるための取付構成についての別実施形態である。図7に基づいて、第1実施形態とは異なる取付構成について説明し、第1実施形態と同様の構成については、同符号を記す等により説明は省略する。
第3実施形態では、第1実施形態とは異なり、押えプレート9を省略して、アンカー金物4の取付部41を、下地プレート15を介して、タイル2の裏面部3に取り付けている。下地プレート15は、第1実施形態の下地プレート8よりも小径のものを用いている。
押えプレート9を省略しているので、弾性体11の下方側部位11aは、取付用孔部43を挿通するものであればよく、その高さが第1実施形態の弾性体11における下方側部位11aよりも低いものを用いている。
〔第4実施形態〕
この第4実施形態は、第3実施形態において、アンカー金物4をタイル2の裏面部3に取り付けるための取付構成についての別実施形態である。図8に基づいて、第3実施形態とは異なる取付構成について説明し、第3実施形態と同様の構成については、同符号を記す等により説明は省略する。
第4実施形態では、図8に示すように、取付部41上に当接する補強プレート16が備えられている。補強プレート16には、弾性体11を介して締結具10の挿通部10aを挿通させる挿通孔部16aが形成されている。挿通孔部16aは、取付用孔部43と同径又は略同径に形成されている。このように、補強プレート16を備えることで、取付部41の取付強度を向上させることができ、より大きな風荷重にも対応することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、アンカー金物4をタイル2の裏面部3に取り付けるための取付構成をいくつか例示しているが、これら例示した取付構成に限らず、他の取付構成を適用することもできる。
(2)上記実施形態では、仕上げ材としてタイル2を例示したが、例えば、石板、ALC板、珪カル板、石膏ボード等の建造物壁面仕上げ材であってもよい。
2 タイル(仕上げ材)
3 タイルの裏面部(仕上げ材の裏面部)
4 アンカー金物
5 コンクリート(セメント系材料)
13 弾性密封材
41 取付部
42 立ち上げ部
46 繋ぎ部
47 姿勢保持部
48 充填空間
S1 第1折れ線部(折れ線部)

Claims (5)

  1. 仕上げ材の裏面部に取付自在な仕上げ材用のアンカー金物であって、
    前記仕上げ材は、建造物の壁面を仕上げるための建造物壁面仕上げ材であり、
    アンカー金物本体は、前記仕上げ材の裏面部に取り付ける矩形状の取付部と、その取付部から延設された矩形状の立ち上げ部とが備えられた板状体の折り曲げ加工により製作され、
    アンカー金物本体は、前記取付部を前記仕上げ材の裏面部に取り付けた状態で、前記仕上げ材の裏面部にセメント系材料を打設することで、前記立ち上げ部をセメント系材料に埋設させる状態で、前記仕上げ材とセメント系材料との一体化を図ったセメント系材料板を製作するために用いられ、
    前記立ち上げ部は、前記取付部から延設された第1延設部位と、その第1延設部位から延設された第2延設部位とを有し、
    前記第2延設部位は、前記第1延設部位と前記第2延設部位との間に形成された第2折れ線部での板状体の折り曲げ加工により、前記第1延設部位に対して直交する姿勢で備えられ、
    前記立ち上げ部は、前記取付部と前記立ち上げ部の前記第1延設部位との間に形成された第1折れ線部での板状体の折り曲げ加工により、前記仕上げ材の裏面部に接近するように仕上げ材表裏方向で仕上げ材表側に倒伏した当初の倒伏姿勢から、前記仕上げ材の裏面部から離間するように前記取付部から仕上げ材表裏方向で仕上げ材裏側に立ち上げた立ち上げ姿勢に姿勢変更自在に構成され、
    前記立ち上げ部は、当初の倒伏姿勢が、前記取付部を前記仕上げ材の裏面部に取り付けるために前記立ち上げ部の前記第1延設部位が前記取付部から離れる側に延びる傾斜姿勢とされ、立ち上げ姿勢が、前記仕上げ材の裏面部にセメント系材料を打設するために当初の倒伏姿勢から前記立ち上げ部の前記第1延設部位が前記取付部に対して直交する姿勢に姿勢変更される姿勢変更後の姿勢とされている仕上げ材用のアンカー金物。
  2. 前記立ち上げ部を立ち上げ姿勢に保持する姿勢保持部が備えられ
    前記姿勢保持部は、前記板状体の折り曲げ加工により折り曲げた折り曲げ部位にて構成され、前記立ち上げ部に当接して、前記立ち上げ部の立ち上げ姿勢から倒伏姿勢側への倒伏を防止して、前記立ち上げ部を立ち上げ姿勢に姿勢保持している請求項1に記載の仕上げ材用のアンカー金物。
  3. 前記立ち上げ部は、前記板状体において前記取付部との間に前記第1折れ線部を形成する状態で前記取付部の両端部に配設され、
    両側の前記立ち上げ部における前記第1折れ線部の端部同士を繋ぐ状態で、前記取付部から仕上げ材表裏方向で仕上げ材裏側に立ち上げた繋ぎ部が備えられ
    前記板状体には、両側の前記立ち上げ部における前記折れ線部の端部同士を繋ぐ状態で第3折れ線部が形成され、その第3折れ線部よりも外方側に延びる延設部位が備えられ、
    前記繋ぎ部は、前記第3折れ線部での板状体の折り曲げ加工により、仕上げ材表裏方向で仕上げ材裏側に立ち上げた延設部位にて構成されている請求項1又は2に記載の仕上げ材用のアンカー金物。
  4. 前記繋ぎ部は、前記立ち上げ部を立ち上げ姿勢に保持する姿勢保持部が備えられ
    前記板状体には、前記繋ぎ部を構成する延設部位から更に延設する別の延設部位が備えられ、延設部位と別の延設部位との間に第4折れ線部が形成され、
    前記姿勢保持部は、前記第4折れ線部での板状体の折り曲げ加工により折り曲げた別の延設部位にて構成され、前記立ち上げ部に当接して、前記立ち上げ部の立ち上げ姿勢から倒伏姿勢側への倒伏を防止して、前記立ち上げ部を立ち上げ姿勢に姿勢保持している請求項3に記載の仕上げ材用のアンカー金物。
  5. 前記取付部よりも仕上げ材表裏方向で仕上げ材裏側には、立ち上げ姿勢の前記立ち上げ部、及び、前記繋ぎ部により囲まれた弾性変位可能な弾性密封材用の充填空間が形成自在に構成されている請求項3又は4に記載の仕上げ材用のアンカー金物。
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