JP7305578B2 - 車両用ペダル装置 - Google Patents

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本発明は、車両用ペダル装置に関する。特に、自動車等の車両用ブレーキペダル装置として好適な車両用ペダル装置に関する。
自動車等車両には、各種のペダル装置が装備される。その一つに、車両を停止させるためのブレーキペダル装置がある。ブレーキ装置にも各種あるが、その一つとして足の踏み込みにより操作されるブレーキペダル装置がある。ブレーキペダル装置は自動車等車両の運転席の前部の下部に配設され、車体のペダルサポートに取付けられて装備される。
ブレーキペダル装置は、長尺形状のペダルアーム本体と、ぺダルアーム本体の一端側に取付けられ操作者の足で操作するペダル踏面と、ペダルアーム本体をペダルサポートに回動可能に支持するためにぺダルアーム本体の他端側に配設されるボス部とを備える。
ところで、ペダルアーム本体は長尺形状であることから、図4に示されるような、ペダルアーム本体116が中実の鋼鉄部材で形成される場合には、ブレーキペダル装置は重量がかさむ構成となる。このため、図5に示すように、ペダルアーム本体116は鋼板で中空形状に形成して軽量化を図る構成がとることが多くなってきた(下記特許文献1参照)。
なお、長尺形状のペダルアーム本体116の長手方向の中間位置には、図5に示すように、当該ペダルアーム本体116の回動作動をブースタ等のブレーキ力発生装置に伝達するための伝達機構114が装備される。当該伝達機構114は、ブースタ等に連結される断面U字形のクレビス126が中空形状のペダルアーム本体116を跨いで配設される構成がとられる。
そして、図5に示すように、クレビス126とペダルアーム本体116とは、クレビスピン(伝達軸)130により連結される構成がとられる。この構成をとるため、中空形状のペダルアーム本体116を形成する両側の鋼板部材116R、116Lには、クレビスピン130を貫通する2個の貫通孔122が形成される。そして、この2個の貫通孔122にはそれぞれカラー部材124が配設されて、それぞれの貫通孔122にカシメ固定されて取付けられる構成となっている。すなわち、中空形状のペダルアーム本体116には、2個のカラー部材124が配設される構成となっている。
なお、中空形状のペダルアーム本体116において、カラー部材124を1個とする構成もある(下記特許文献2参照)。図6はその構成の概略図を示す。図6に示すカラー部材124を1個とする構成においては、中空形状を構成するペダルアーム本体116の貫通孔122にカラー部材124は固定されない構成となっている。また、当該構成では、中空形状を構成する鋼板部材116R、116Lの溶接Wは、カラー部材124を鋼板部材116R、116Lに組込んだ後で行う必要が生じる。
特開2012-155380号公報 特開2009-181442号公報
ところで、上述した特許文献1に示される、図5のような2個のカラー部材124が配設される構成にあっては、部品点数が多くなり、コストが高くなるという問題がある。
また、上述した特許文献2に示される、図6のように1個のカラー部材124で構成されるものにあっては、カラー部材124が固定されていないため、作動時に異音の原因となる問題がある。また、中空形状を構成する鋼板部材116R、116Lの溶接Wは、カラー部材124を鋼板部材116R、116Lに組込んだ後で行なわなければならないという不都合さがある。
なお、図5に示す2個のカラー部材124を配設する構成にあっては、中空形状を形成する鋼板部材116R、116Lのそれぞれにカラー部材124を2個カシメて固定する構成であるため、クレビス部126の取付け幅が大きくなってしまう問題もある。このため、図5に示す伝達機構114固有の専用クレビス126が必要となる不都合がある。すなわち、図4と図5における伝達機構114においては、クレビス126の共用化を図ることができなかった。
而して、本発明は上述した問題を解決するために創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、カラー部材を1個として、部品費、組付け費の低減を図ると共に、カラー部材の組付けを中空ペダルを形成する溶接後に行うことを可能として、作業性の向上を図ることにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る車両用ペダル装置は、次の手段をとる。
本発明の第1の発明は、鋼板部材が間隔空間をおいて配設されて断面が中空形状に形成される長尺形状のペダルアーム本体と、前記中空形状を形成するために対設して配置される前記ペダルアーム本体の鋼板部材のそれぞれに形成される2個の貫通孔と、前記2個の貫通孔を貫通して配設されて前記ペダルアーム本体の作動を伝達する伝達軸と、前記貫通孔と前記伝達軸との間に配設されるカラー部材とを備える車両用ペダル装置であって、前記カラー部材は1個であり、当該1個のカラー部材が前記2個の貫通孔に跨って配設されており、前記2個の貫通孔の孔径は異なっており、相対的に見て大径の大径孔と相対的に見て小径の小径孔とが形成されており、前記カラー部材は前記2個の貫通孔の少なくとも一方の貫通孔を形成する前記鋼板部材の外側面側でカシメ固定されている車両用ペダル装置である。
本発明の第2の発明は、上述した第1の発明の車両用ペダル装置であって、前記1個のカラー部材のカシメ固定は、前記小径孔の貫通孔を形成する前記鋼板部材の外側面側で行われる車両用ペダル装置である。
本発明の第3の発明は、上述した第1の発明又は第2の発明の車両用ペダル装置であって、前記カラー部材の外形形状は大径と小径の2段階の外形形状で形成されており、大径の外形形状は前記貫通孔の大径孔に対応する径で形成されており、小径の外形形状は前記貫通孔の小径孔に対応する径で形成されており、前記大径の外形形状と前記小径の外形形状とは段差形状で接続されており、前記カラー部材は小径の外形形状の方から前記大径孔の貫通孔に挿入されて、前記段差形状が小径孔が形成される鋼板部材に当接されて取付けられる車両用ペダル装置である。
本発明の第4の発明は、上述した第1の発明~第3の発明のいずれかの発明の車両用ペダル装置であって、前記カラー部材をカシメ固定しない貫通孔への前記カラー部材の嵌合状態は、前記カラー部材の端面が当該貫通孔が形成される鋼板部材の外側面から突出した状態として嵌合配設される車両用ペダル装置である。
本発明の第5の発明は、上述した第1の発明~第4の発明のいずれかの発明の車両用ペダル装置であって、当該車両用ペダル装置は車両用ブレーキペダル装置である車両用ペダル装置である。
上述した本発明の手段によれば、カラー部材を1個として、部品費、組付け費の低減を図ると共に、カラー部材の組付けを中空ペダルを形成する溶接後に行うことが可能となり、作業性の向上を図ることができる。
車両用ブレーキペダル装置の全体構成を示す構成図である。 図1のII―II線矢視断面図である。 図2におけるIII矢視個所を拡大して示す図である。 図2に対応して示す従来のペダルアーム本体が中実の鋼鉄部材で形成される場合の断面図である。 図4に対比して示す従来のペダルアーム本体が中空形状の鋼板部材で形成され、カラー部材が2個配設される形態の断面図である。 図4に対比して示す従来のペダルアーム本体が中空形状の鋼板部材で形成され、カラー部材が1個配設される形態の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態の車両用ペダル装置は、自動車等車両に装備される車両用ブレーキペダル装置である。なお、各図の説明における上下、左右等の方向は、当該図示状態における方向を示す。但し、個別に特に示した表示は、当該表示による。また、構成部品が左右に存在する場合に、左右の部品を個別に指称する場合は、当該構成部品を示す符号の後尾に、左側の構成部品にはLを付し、右側の構成部品にはRを付して示す。
<車両用ブレーキペダル装置10>
(ペダルアーム12)
図1は車両用ブレーキペダル装置10の全体構成を示す。図2は図1のII-II線矢視断面図で、ペダルアーム12の回動作動をブースタ等のブレーキ力発生装置(不図示)に伝達するための伝達機構14を示す。図1に示す車両用ブレーキペダル装置10は、一般的に、自動車等車両の運転席の前部の下部に配設される。ブレーキペダル装置10は図1に示されるように上下方向に配設されるペダルアーム12を備える。ペダルアーム12は、長尺形状のペダルアーム本体16と、図1で見てペダルアーム本体16の下端部に取付けられるペダル踏面18と、上端部においてペダルアーム本体16を回動可能に取付けるボス部20とを備える。
(ボス部20)
自動車等車両の運転席前部には、車体構成部材としてインストルメントパネル(不図示)やダッシュパネル(不図示)が配置されており、これらのパネルに図1に示される車両用ブレーキペダル装置10がペダルサポート部材(不図示)に取付けられて配設される。ペダルアーム12上端のボス部20はペダルサポート部材に軸支されて取付けられる。これにより、ペダルアーム12はペダルサポート部材に回動可能に支持され、下端のペダル踏面18を足で踏み込み操作することにより、ブレーキ作動が行われる。
(ペダル踏面18)
したがって、ペダル踏面18は長尺形状のペダルアーム本体16の下端に一体的に取付けられており、運転者が足で踏み込み操作ができる位置とされている。ペダル踏面18は操作が容易にできる形状とされており、本実施形態ではその踏み込み板は横長の長方形状とされている。なお、ペダル踏面18による踏み込み操作は、ペダルアーム本体16の回動により、図1に示すペダルアーム本体16の中途に配設される伝達機構14を介してブースタ等のブレーキ力発生装置(不図示)に伝達される。
(ペダルアーム本体16)
伝達機構14の詳細構成は図2に示される。伝達機構14を説明する前に、先ず、図2に基づいて、ペダルアーム本体16の構成を説明する。本実施形態のペダルアーム本体16は、当該ペダルアーム本体16の軽量化を図る観点から、中空形状の構成とされている。そのため、ペダルアーム本体16は2枚の鋼板部材が間隔空間をおいて配設されて断面が中空形状に形成される。本実施形態では、図2で見て、上側に配設される一方のペダルアーム本体16を形成する鋼板部材と下側に配設される他方のペダルアーム本体16を形成する鋼板部材とから構成される。本実施形態では、上側に配設される一方のペダルアーム本体16を第1鋼板部材16Rと称し、下側に配設される他方のペダルアーム本体16を形成する鋼板部材を第2鋼板部材16Lと称する。第1鋼板部材16Rは自動車の車幅方向で見て右側位置に配設され、第2鋼板部材16Lは自動車の車幅方向で見て左側位置に配設される。
中空形状に形成されるペダルアーム本体16の第1鋼板部材16Rと第2鋼板部材16Lは、図2で見て、その左端部と右端部とがプラズマ溶接Wにより一体化されている。なお、ペダルアーム本体16の中空形状の空間形態は、図2で見て、右側範囲の空間が相対的に幅広空間に形成され、左側範囲の空間が相対的に幅狭空間に形成されている。そして幅狭空間個所において、伝達機構14が配設されている。
(伝達機構14)
伝達機構14は、ペダルアーム本体16に形成される貫通孔22と、貫通孔22に嵌合されるカラー部材24と、クレビス26と、クレビス26に形成される連結孔28と、ペダルアーム本体16とクレビス26とを連結する伝達軸30とにより構成される。
(貫通孔22)
図3は図2におけるlll矢視個所を拡大して示す。図3に詳細に示されるように、貫通孔22はペダルアーム本体16の第1鋼板部材16Rに形成される第1貫通孔22Rと、第2鋼板部材16Lに形成される第2貫通孔22Lとからなる。本実施形態では、第1貫通孔22Rと第2貫通孔22Lとの孔径の大きさは異なっており、第1貫通孔22Rの孔径は相対的に小径の小径孔とされており、第2貫通孔22Lの孔径は相対的に大径の大径孔とされている。すなわち、貫通孔22の孔径は第1貫通孔22R<第2貫通孔22Lとされている。
(カラー部材24)
第1貫通孔22Rと第2貫通孔22Lに、1個のカラ―部材24が跨って嵌合して取付けられている。カラー部材24は鋼材等の鉄系材料で形成される。カラー部材24の外形形状は2段階に形成されており、大径の外形形状24Lと小径の外形形状24Sとに形成されている。大径の外形形状24Lは第2貫通孔22Lの大径孔に対応する径で形成されており、小径の外形形状24Sは第1貫通孔22Rの小径孔に対応する径で形成されている。そして、大径の外形形状24Lがペダルアーム本体16の第2貫通孔22Lに嵌合し、小径の外形形状24Sが第1貫通孔22Rに嵌合して配設される。
カラー部材24は、大径の外形形状24Lと小径の外形形状24Sとが段差形状24Dで接続形成されており、この段差形状24D箇所が第1鋼板部材16Rの内側面に面して配設される。このため、カラー部材24は小径の外形形状24Sの方から第2鋼板部材16Lの大径孔の第2貫通孔22Lに挿入されて、小径の外径形状24Sが第1鋼板部材16Rの小径の第1貫通孔22Rに取付けられる。そして、カラー部材24が挿入されて段差形状24D箇所が第1鋼板部材16Rに当接した状態において、図3で見て、カラー部材24の下端部24Uは第2鋼板部材16Lの外側面から僅か突出した状態として配設される。本実施形態では、後述するように第2鋼板部材16Lはカラー部材24をカシメ固定しない第2貫通孔22Lが形成される構成となっている。
(カシメ固定)
図3に示すように、本実施形態では、カラー部材24は小径孔の第1貫通孔22Rを形成する第1鋼板部材16Rの外側面側(図3で見て上面側)にカシメ固定される構成となっている。カシメ固定は、カラー部材24の小径の外形形状24Sの図3で見て第1鋼板部材16Rより突出した部分を径方向外方に塑性変形させることにより行われる。このカシメ固定は当該個所を仮想線で示した状態から実線で示す状態に塑性変形させることにより行われる。
上記のカシメ固定は、図3で見て、カラー部材24の下端面が第2貫通孔22Lが形成される第2鋼板部材16Lの外側面から突出した状態において行われる。したがって、カラー部材24をカシメ固定する際の作業反力を、第2貫通孔22Lから突出したカラー部材24の下端部24Uで受けることができて、カシメ作業を容易に行うことができる。その結果、確実にカシメ固定することができる。
(伝達軸30)
図3に示すように、カラー部材24の軸心部には軸孔32が形成されており、図2に示すように、この軸孔32に伝達軸30が回動可能に嵌合している。伝達軸30は、ペダルアーム本体16の幅狭範囲の中空形状箇所の外側位置に配設されたクレビス26に連結されて、ペダルアーム本体16とクレビス26とを連結している。
(クレビス26)
図2に示すように、クレビス26の右端部は二股に分岐して形成されており、ペダルアーム本体16の第1鋼板部材16R側に配設される第1分岐部26Rと、第2鋼板部材16L側に配設される第2分岐部26Lとから成っている。第1分岐部26Rには伝達軸30が嵌合する第1連結孔28Rが形成されており、第2分岐部26Lには伝達軸30が嵌合する第2連結孔28Lが形成されている。この第1連結孔28Rと第2連結孔28Lに伝達軸30が連結されて、ペダルアーム本体16の回動動作がクレビス26に軸方向動作として伝達される。
<本実施形態の作用効果>
上記の本実施形態のカラ―部材24は1個で形成される。これにより、図5に示すカラー部材124が2個配設される従来構成の場合に比べ、部品点数が少なくなり、コスト低減を図ることができる。
また、カラー部材24が1個の構成となることから、カラー部材24のペダルアーム本体16への組付け構成のコンパクト化を図ることができる。すなわち、二股に分岐して形成されるクレビス26の形成幅を、図5に示す従来の2個のカラー部材124ではY1であったのを、図2の本実施形態の場合にはY2と大幅に狭く形成することが可能となる。その結果、このクレビス26の形成幅Y2を、図4に示す従来の鋼鉄部材でペダルアーム本体116が形成される場合の形成幅Y2と同じ形成幅とする場合には、クレビス26、126の共用化を図ることが可能となる。
次に、上記した本実施形態によれば、中空形状のペダルアーム本体16へのカラー部材24の取付けは、ペダルアーム本体16を溶接により一体的に形成後に行うことができる。これはカラー部材24の外形形状24L、24S、及びペダルアーム本体16に形成する貫通孔22を異径とする構成により可能となっている。
<その他の実施形態>
以上、本発明の特定の実施形態について説明したが、本発明は、その他各種の形態でも実施できる。
例えば、上記実施形態は、自動車等車両に適用される車両用ブレーキペダル装置10の場合であった。本発明は、車両用クラッチペダル装置等の各種の車両用ペダル装置に幅広く適用可能である。
また、上記実施形態における中空のペダルアーム本体16は、2枚の第1鋼板部材16Rと第2鋼板16Lを間隔空間を置いて配置して形成するものであった。しかし、1枚の鋼板部材をU字形に形成して、間隔空間を形成するペダルアーム本体であってもよい。
また、上記実施形態では、カラー部材24のカシメ固定は、第1鋼板部材16Rに形成される第1貫通孔22Rで行ったが、第2鋼板部材16Lに形成される第2貫通孔22Lで行ってもよい。
<「課題を解決するための手段」に記載した各発明の作用効果>
なお、最後に上述の「課題を解決するための手段」における各発明に対応する上記実施形態の作用効果を付記しておく。
先ず、第1の発明によれば、中空形状を形成するために対設して配設される鋼板部材には、2個の貫通孔が形成され、2個の貫通孔の孔径は大径孔と小径孔に異なって形成される。そして、この孔径の異なる貫通孔に、1個のカラー部材が鋼板部材の外側面側にカシメ固定されて組付けられる。これにより、カラー部材は1個であるため、カラー部材が2個の場合に比べて、部品費、組付け費の低減を図ることができる。また、中空形状を形成する鋼板部材の溶接後に、カラー部材の組付けを行うことが可能となることから、作業性の向上を図ることができる。
次に、第2の発明によれば、1個で形成されるカラー部材のカシメ固定は、小径孔の貫通孔を形成する鋼板部材の外側面側で行われる。これにより、カシメ固定を中空形状を形成する鋼板部材の溶接後に容易に行うことができる。
次に、第3の発明によれば、1個で形成されるカラー部材の外径形状も、2個の貫通孔の大径孔と小径孔に対応して、大径と小径の2段階の段差形状として形成される。そして、1個で形成されるカラー部材は小径の外径形状の方から大径孔の貫通孔に挿入して取付け配設される。これにより、カラー部材は大径と小径の段差形状により小径孔が形成される鋼板部材に段差形状個所が当接して配設されて、カシメ固定により鋼板部材を挟んだ形態として位置決めされて、確実に取付けられる。
次に、第4の発明によれば、カラー部材をカシメ固定しない貫通孔へのカラー部材の嵌合状態は、カラー部材の端面が当該貫通孔が形成される鋼板部材の外側面から突出した状態として嵌合配設される。これにより、カラー部材をカシメ固定する際の作業の反力を、当該カラー部材の端面で受けることができて、カシメ作業を容易に行うことができる。その結果、確実にカシメ固定することができる。
次に、第5の発明によれば、車両用ペダル装置は車両用ブレーキペダル装置である。これにより本発明の車両用ペダル装置を好適に車両用ブレーキペダル装置に実施することができる。
10 車両用ブレーキペダル装置
12 ペダルアーム
14 伝達機構
16 ペダルアーム本体
16R 第1鋼板部材
16L 第2鋼板部材
18 ペダル踏面
20 ボス部
22 貫通孔
22R 第1貫通孔
22L 第2貫通孔
24 カラー部材
24S 小径の外径形状
24L 大径の外径形状
26 クレビス
26R 第1分岐部
26L 第2分岐部
28R 第1連結孔
28L 第2連結孔
30 伝達軸
32 軸孔

Claims (4)

  1. 鋼板部材が間隔空間をおいて配設されて断面が中空形状に形成される長尺形状のペダルアーム本体と、前記中空形状を形成するために対設して配置される前記ペダルアーム本体の鋼板部材のそれぞれに形成される2個の貫通孔と、前記2個の貫通孔を貫通して配設されて前記ペダルアーム本体の作動を伝達する伝達軸と、前記貫通孔と前記伝達軸との間に配設されるカラー部材とを備える車両用ペダル装置であって、
    前記カラー部材は1個であり、当該1個のカラー部材が前記2個の貫通孔に跨って配設されており、前記2個の貫通孔の孔径は異なっており、相対的に見て大径の大径孔と相対的に見て小径の小径孔とが形成されており、
    前記カラー部材の外形形状は大径と小径の2段階の外形形状で形成されており、大径の外形形状は前記貫通孔の大径孔に対応する径で形成されており、小径の外形形状は前記貫通孔の小径孔に対応する径で形成されており、前記大径の外形形状と前記小径の外形形状とは段差形状で接続されており、前記カラー部材は小径の外形形状の方から前記大径孔の貫通孔に挿入されて、前記大径の外径形状が前記貫通孔の大径孔と嵌合し且つ前記貫通孔の小径孔が形成される剛板部材の内側面まで延在し、前記段差形状が前記貫通孔の小径孔が形成される鋼板部材の内側面に当接されて取付けられ、前記カラー部材は前記2個の貫通孔のうち一方の貫通孔を形成する前記鋼板部材の外側面側でカシメ固定されている車両用ペダル装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ペダル装置であって、
    前記1個のカラー部材のカシメ固定は、前記小径孔の貫通孔を形成する前記鋼板部材の外側面側で行われる車両用ペダル装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用ペダル装置であって、
    前記カラー部材をカシメ固定しない貫通孔への前記カラー部材の嵌合状態は、前記カラー部材の端面が当該貫通孔が形成される鋼板部材の外側面から突出した状態として嵌合配設される車両用ペダル装置。
  4. 請求項1~請求項3の何れかの請求項に記載の車両用ペダル装置であって、
    当該車両用ペダル装置は車両用ブレーキペダル装置である車両用ペダル装置。
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