JP7304839B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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この発明は、電力変換装置に関する。
電力変換装置は、電力変換装置から電力を電動機に供給して、電動機を動力源として駆動する。回転中の電動機を減速させるときに回生エネルギーが生じて、回生エネルギーが電力変換装置に流入する。この回生エネルギーによる過電圧が生じないように、抵抗などで余剰なエネルギーを消費させる電力変換装置が知られている。このような電力変換装置において、地絡検出部が地絡が生じていないのに地絡を過検出してしまう場合があった。
特開平9-255246号公報
本発明が解決しようとする課題は、地絡検出の信頼度をより高くすることが可能な電力変換装置を提供することである。
実施形態の一態様の電力変換装置は、インバータと、制動抵抗と、過電圧調整部と、回生状態検出部と、中点電位検出部と、地絡検出部と、を備える。インバータは、直流リンクを介して供給される直流電力を交流電力に変換して、前記変換した交流電力を電動機の巻線に供給し、前記電動機を減速させるときに生じるエネルギーが前記直流リンク側に回生するように形成されている。制動抵抗は、前記直流リンクに接続させるように設けられている。過電圧調整部は、前記制動抵抗に電流を流すことで前記直流リンクの電圧を低減させる。回生状態検出部は、前記電動機の回生状態を検出する。中点電位検出部は、対地電位に対する前記直流リンクの両極間の中点電位を検出する。地絡検出部は、前記電動機の回生状態の検出結果と、前記中点電位の検出結果とに基づいて、前記インバータの直流側に生じた地絡を検出する。
実施形態の電力変換装置の構成図。 実施形態の回生量制御部の構成図。 実施形態の正極電圧指令の調整について説明するための図。 実施形態の回生制御の一例について説明するための図。 実施形態の地絡検出部の構成図である。
以下、実施形態の電力変換装置を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、同一又は類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それらの構成の重複する説明は省略する場合がある。なお、電気的に接続されることを、単に「接続される」ということがある。
図1は、実施形態の電力変換装置の構成図である。
図1に示す電力変換装置1は、整流器110と、リアクタンス120と、第1コンデンサ130と、インバータ150と、インバータ制御部160と、電圧検出部170P、170Nと、回生量調整部210と、回生量制御部260と、閾値調整部270と、地絡検出部300とを備える。上記の整流器110と、インバータ150は、電力変換装置1の主回路190を形成する。
整流器110は、交流電力を整流する。整流器110の入力端子は、変圧器Tを経て交流電力系統PSに接続され、整流器110の出力端子は、直流リンク180を介してインバータ150に接続されている。例えば、整流器110は、3レベル型で形成される。この場合、整流器110は、正極側ブリッジ回路110Pと負極側ブリッジ回路110Nを備える。直流リンク180は、正極母線PBLと、中性線Nと、負極母線NBLとを備える。正極側ブリッジ回路110Pと負極側ブリッジ回路110Nは、交流電力系統PSから変圧器Tを経て供給される電力を全波整流し、正極母線PBLと負極母線NBLとに供給する。なお、整流器110は、回生用回路を有していないコンバータ(ダイオードコンバータ)の一例である。整流器110と変圧器Tとを繋ぐ給電線には、ヒューズと変成器が設けられていることがある。
第1コンデンサ130は、直流リンク180の電圧を平滑化するためのコンデンサである。例えば、第1コンデンサ130は、正極側第1コンデンサ130Pと、負極側第1コンデンサ130Nとを備える。正極側第1コンデンサ130Pは、直流リンク180の正極母線PBLと中性線Nとに接続される。負極側第1コンデンサ130Nは、直流リンク180の負極母線NBLと中性線Nとに接続される。上記の整流器110と第1コンデンサ130の組は、後述するインバータ150に電力を供給する電源の一例である。なお、正極側第1コンデンサ130Pには、放電用の並列回路PCPが設けられ、負極側回生量調整部210Nには、放電用の並列回路PCNが設けられている。
インバータ150は、例えば、同じく3レベル型で形成される。インバータ150は、整流器110から直流リンク180を経て供給される電力を、インバータ制御部160による制御に基づいて変換して、交流電力を生成する。インバータ150の出力端子には電動機20が接続されている。インバータ150は、変換した交流電力を電動機20に供給する。インバータ150と電動機20は、例えばU相V相W相を有する3相交流型であるが、これに制限されず、単相交流型であってもよく、他の相数の多相交流であってもよい。電動機20は、例えば誘導電動機であるが、これに制限されない。なお、電動機20は、負荷の一例である。電動機20には、軸の回転を検出する速度センサ20Sが設けられていてもよい。例えば、速度センサ20Sは、軸の回転を検出して角速度ωrmを出力する。
例えば、インバータ150は、複数の半導体スイッチを備え、フルブリッジ型に形成されている。上記の複数の半導体スイッチには、それぞれフライホイールダイオードが設けられている。このようなインバータ150の場合には、電動機20を制動することによる回生エネルギーが生じると、インバータ150の直流側等に過電圧が生じることがある。なお、インバータ150が生成する3相交流電力の周波数(基本周波数)は、電動機20の回転速度の指令値(以下、速度指令という。)に合わせて調整されている。
インバータ制御部160は、インバータ150に設けられた変成器などの検出結果に基づいて、インバータ150を制御する。インバータ150の制御方法は、PWM(Pulse Width Modulation)制御、ベクトル制御などを適宜選択してよい。なお、インバータ制御部160は、電動機20の角速度ωの検出結果(角速度ωrm)、又は推定結果に基づいた角速度変化量Δωを算出する。
電圧検出部170Pは、中性線Nと正極母線PBL間の電圧を検出する。電圧検出部170Nは、中性線Nと負極母線NBL間の電圧を検出する。電圧検出部170Pと電圧検出部170Nとを纏めて電圧検出部170と呼ぶことがある。中点電位検出部170Cは、中性線Nの対地電位(対地電圧)を検出する。
回生量調整部210は、電圧検出部170の検出結果から、インバータ150の直流側等に過電圧が生じる状況になったことを検出し、電動機20からインバータ150に流入する回生エネルギーを消費して、インバータ150の直流側の電圧を低減させる。
例えば、回生量調整部210は、正極側回生量調整部210Pと、負極側回生量調整部210Nとを備える。正極側回生量調整部210Pは、正極側第1コンデンサ130Pの並列回路PCPに設けられる。負極側回生量調整部210Nは、負極側第1コンデンサ130Nの並列回路PCNに設けられる。
まず、正極側回路の正極側回生量調整部210Pについて説明する。
正極側回生量調整部210Pは、半導体スイッチング素子211Pと、半導体スイッチング素子212Pと、フリーホイールダイオード213Pと、フリーホイールダイオード214Pと、並列ダイオード215Pと、第2コンデンサ216Pと、抵抗217Pと、ヒューズ218Pと、を備える。なお、半導体スイッチング素子211Pと半導体スイッチング素子212Pとの組を、正極側アーム219Pと呼ぶ。半導体スイッチング素子211Pと半導体スイッチング素子212Pは、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であり、カスケード接続されている。
例えば、半導体スイッチング素子211Pを正極側に割りあて、半導体スイッチング素子212Pを中性点(中性線N)側に割りあてる。半導体スイッチング素子211Pのコレクタが、ヒューズ218Pを介して、直流リンク180の正極母線PBLに接続される。半導体スイッチング素子212Pのエミッタが、中性線Nに接続される。なお、ヒューズ218Pは、正極側アーム219Pに過電流が流れた場合に遮断する。
半導体スイッチング素子211Pのコレクタ-エミッタ間には、フリーホイールダイオード213Pが設けられている。フリーホイールダイオード213Pは、半導体スイッチング素子211Pのコレクタ電流の方向に対して逆方向に向けられて、半導体スイッチング素子211Pに並列に接続されている。フリーホイールダイオード213Pは、半導体スイッチング素子211Pと一体で形成されていてもよい。以下同様である。
半導体スイッチング素子212Pのコレクタ-エミッタ間には、フリーホイールダイオード214Pと並列ダイオード215Pとが設けられている。フリーホイールダイオード214Pと並列ダイオード215Pは、半導体スイッチング素子212Pのコレクタ電流の方向に対して逆方向に向けられて、半導体スイッチング素子212Pに並列に接続されている。並列ダイオード215Pは、フリーホイールダイオード214Pに流れる電流を分流して、熱損失を分散させている。この並列ダイオード215Pは、フリーホイールダイオード214Pとともに経路を冗長化して信頼度を高めている。
第2コンデンサ216Pは、正極側アーム219Pに並列に接続されている。つまり、第2コンデンサ216Pの端子は、半導体スイッチング素子211Pのコレクタと半導体スイッチング素子212Pのエミッタとにそれぞれ接続される。
抵抗217Pは、半導体スイッチング素子212Pと、フリーホイールダイオード214Pと、並列ダイオード215Pとに並列に接続されている。
上記の正極側の構成では、半導体スイッチング素子212Pを遮断状態にして、半導体スイッチング素子211Pを導通させることにより、正極側アーム219Pの順方向電流、つまり半導体スイッチング素子211Pのコレクタ電流が抵抗217Pに流れる。抵抗217Pに半導体スイッチング素子211Pのコレクタ電流が流れると、それを熱エネルギーに変換して、コレクタ電流による電力を消費させる。
なお、半導体スイッチング素子212Pは、遮断状態にするような負電圧がそのゲートに常時印加されていて、遮断状態に維持される。なお、正極側アーム219Pは、少なくとも1つの半導体スイッチング素子211Pを備えるものであってもよい。
次に、負極側回路の負極側回生量調整部210Nについて説明する。
負極側回生量調整部210Nは、半導体スイッチング素子211Nと、半導体スイッチング素子212Nと、フリーホイールダイオード213Nと、フリーホイールダイオード214Nと、並列ダイオード215Nと、第2コンデンサ216Nと、抵抗217Nと、ヒューズ218Nと、を備える。なお、半導体スイッチング素子211Nと半導体スイッチング素子212Nとの組を、負極側アーム219Nと呼ぶ。半導体スイッチング素子211Nと半導体スイッチング素子212Nは、上記と同様に例えばIGBTであり、カスケード接続されている。
なお、上記の半導体スイッチング素子211Nと、半導体スイッチング素子212Nと、フリーホイールダイオード213Nと、フリーホイールダイオード214Nと、並列ダイオード215Nと、第2コンデンサ216Nと、抵抗217Nと、ヒューズ218Nとは、正極側回生量調整部210Pの半導体スイッチング素子211Pと、半導体スイッチング素子212Pと、フリーホイールダイオード213Pと、フリーホイールダイオード214Pと、並列ダイオード215Pと、第2コンデンサ216Pと、抵抗217Pと、ヒューズ218Pとに対応する。
負極側回生量調整部210Nの説明として正極側回生量調整部210Pの説明を参照する際には、正極側回生量調整部210Pにおける「正極」の説明を「負極」に置き換える。例えば、半導体スイッチング素子211Pを正極側に割りあて、半導体スイッチング素子212Pを中性点(中性線N)側に割りあてる。半導体スイッチング素子211Nのコレクタが、ヒューズ218Nを介して、直流リンク180の負極母線NBLに接続される。
また、上記の他、半導体スイッチング素子の「コレクタ」と「エミッタ」の説明を、互いに入れ替える。
なお、半導体スイッチング素子212Nは、常に遮断状態に維持されている。上記の負極側の構成では、半導体スイッチング素子211Nを導通させることにより、負極側アーム219Nの順方向電流、つまり半導体スイッチング素子211Nのコレクタ電流が抵抗217Nに流れる。
回生量制御部260と、閾値調整部270と、地絡検出部300とについては後述する。
次に、図2を参照して、実施形態の回生量制御部について説明する。図2は、実施形態の回生量制御部の構成図である。
回生量制御部260は、例えば、レベル検出部261と、レベル検出部262Pと、正極電圧指令調整部263Pと、論理積回路264Pと、スイッチ265Pと、スイッチ266Pと、PWM制御部267Pとを備える。レベル検出部262Pと、正極電圧指令調整部263Pと、論理積回路264Pと、スイッチ265Pと、スイッチ266Pと、PWM制御部267Pは、正極直流電圧の調整に利用される。
さらに、回生量制御部260は、レベル検出部262Nと、負極電圧指令調整部263Nと、論理積回路264Nと、スイッチ265Nと、スイッチ266Nと、PWM制御部267Nと、絶対値回路268Nを備える。レベル検出部262Nと、負極電圧指令調整部263Nと、論理積回路264Nと、スイッチ265Nと、スイッチ266Nと、PWM制御部267Nと、絶対値回路268Nは、負極直流電圧の調整に利用される。レベル検出部262Nと、負極電圧指令調整部263Nと、論理積回路264Nと、スイッチ265Nと、スイッチ266Nと、PWM制御部267Nは、レベル検出部262Pと、正極電圧指令調整部263Pと、論理積回路264Pと、スイッチ265Pと、スイッチ266Pと、PWM制御部267Pにそれぞれ対応する。
正極直流電圧の調整に係る構成について説明する。
レベル検出部261は、信号MOT_POWERの信号レベルを検出する。例えば、信号MOT_POWERの電圧がローレベル(0)であるときが、インバータ150が電動機20に電力(有効電力)を供給する力行状態であることを示し、ハイレベル(1)であるときが回生状態であることを示す。レベル検出部261は、信号MOT_POWERの信号レベルが正である場合に「0」を出力し、負である場合に「1」を出力する。レベル検出部261は、入出力信号の電圧レベルを変換するバッファー回路であり、入出力信号の電圧レベルが整合している場合には省略してもよい。
レベル検出部262Pは、正極直流電圧が、第1閾値VTH1を超えるか否かを検出する。例えば、レベル検出部262Pは、正極直流電圧が、第1閾値VTH1を超えない場合に「0」を出力し、第1閾値VTH1を超える場合に「1」を出力する。第1閾値VTH1については後述する。
正極電圧指令調整部263Pは、予め定められた所定の規則に従い、正極直流電圧に基づいて、正極電圧指令値を調整する。これについては後述する。
スイッチ265Pの第1入力には、所定の電圧のバイアスレベル(-BIAS)が供給されていて、第2入力には、正極電圧指令調整部263Pから正極電圧指令値が供給されていて、制御端子には、後述の論理積回路264Pの出力信号が供給されている。例えば、スイッチ265Pは、論理積回路264Pの出力信号が「0」であれば、第1入力に供給されているバイアスレベル(-BIAS)を選択して出力し、同じく「1」であれば、正極電圧指令調整部263Pから正極電圧指令値を選択して出力する。
論理積回路264Pは、レベル検出部261による信号MOT_POWERの信号レベルの検出結果と、レベル検出部262Pによる正極直流電圧の検出結果の論理積をとり、ともに「1」である場合に、「1」を出力し、他の場合には「0」を出力する。
スイッチ266Pの第1入力には、所定の正極バイアス電圧が供給されていて、第2入力には、スイッチ265Pにより選択された信号が供給されていて、制御端子には、上位装置(不図示)から、回生量制御部260の有効化信号が供給される。有効化信号が無効「0」を示す場合に、スイッチ266Pは、第1入力に供給される所定の正極バイアス電圧を選択して出力する。有効化信号が有効「1」を示す場合に、スイッチ266Pは、第2入力に供給されるスイッチ265Pにより選択された信号を選択して出力する。スイッチ266Pが出力する信号を正極電圧指令と呼ぶ。
PWM制御部267Pは、例えば所定の周期で繰り返す三角波を用いて、上記の正極電圧指令をPWM制御により変調したゲートパルスを、半導体スイッチング素子211Pのゲート駆動回路に供給する。これにより、半導体スイッチング素子211Pは、PWM制御部267Pから供給されたゲートパルスに応じて、導通状態になり、ゲートパルスが供給されない期間は遮断状態になる。なお、PWM制御部267Pは、バイアスレベル(-BIAS)と正極バイアス電圧に対しては、ゲートパルスを出力しない。
以上が、正極直流電圧の調整の説明である。
次に、負極直流電圧の調整について説明する。
負極直流電圧の調整は、基本的には前述の正極直流電圧の調整と同様であるが、電力変換装置1には絶対値回路268Nがあり、N側直流電圧の符号を反転する。電力変換装置1は、その符号が反転されたN側直流電圧に対して、上記の正極直流電圧の場合と同様に処理をする。上記の正極直流電圧の調整の説明における、「正極直流電圧」を、「N側直流電圧の絶対値」に置き換えるとよい。なお、スイッチ266Nが出力する信号を負極電圧指令と呼ぶ。
PWM制御部267Nは、例えば所定の周期で繰り返す三角波を用いて、上記の負極電圧指令をPWM制御により変調したゲートパルスを、半導体スイッチング素子211Nのゲート駆動回路に供給する。これにより、半導体スイッチング素子211Nは、PWM制御部267Nから供給されたゲートパルスに応じて導通状態になることにより、正極直流電圧を下げるように作用する。半導体スイッチング素子211Nは、ゲートパルスが供給されない期間は遮断状態になることにより、正極直流電圧に影響を与えない。
次に、閾値調整部270について説明する。
閾値調整部270は、正極電圧指令調整部263Pにおける予め定められた所定の規則の制限値、例えば、正極電圧指令調整部263Pで用いられる第1閾値VTH1と第2閾値VTH2とを調整する。閾値調整部270は、レベル検出部262Pで用いられる第1閾値VTH1と、上記の正極電圧指令調整部263Pで用いられる第1閾値VTH1とが互いに同じ値になるように予め調整する。実施形態における閾値調整部270は、第2閾値VTH2を、予め定められた所定の値に調整する。
図3を参照して、実施形態の正極電圧指令の調整について説明する。図3は、実施形態の正極電圧指令の調整について説明するための図である。図3に示すグラフの横軸は、正極直流電圧を示し、縦軸がPWM制御の変調率を示す。正極電圧指令調整部263Pは、図3に示すような変調率を、正極直流電圧に基づいて導出して、それを出力する。
例えば、正極電圧指令調整部263Pは、正極直流電圧が第1閾値VTH1未満の場合に、変調率の下限値(LLDUTY)を示す信号を出力して、パルス幅を調整可能な範囲内で、最小のパルス幅のゲートパルスを、PWM制御部267Nに出力させる。正極電圧指令調整部263Pは、正極直流電圧が第1閾値VTH1よりも大きな第2閾値VTH2を超える場合に、変調率の上限値(ULDUTY)を示す信号を出力して、パルス幅を調整可能な範囲内で最大のパルス幅のゲートパルスを、PWM制御部267Nに出力させる。
上記の正極直流電圧における第1閾値VTH1は、変調率を下限値(LLDUTY)から下限値(LLDUTY)を超える値に代える変曲点を規定する。同じく第2閾値VTH2は、変調率を上限値(ULDUTY)未満の値から上限値(ULDUTY)に代える変曲点を規定する。
正極電圧指令調整部263Pは、正極直流電圧が第1閾値VTH1から第2閾値VTH2までの大きさにある場合、変調率を、下限値(ULDUTY)から上限値(ULDUTY)までの間の値を出力する。例えば、正極電圧指令調整部263Pは、正極直流電圧が第1閾値VTH1から第2閾値VTH2まで大きくなるほど、変調率を大きくして、パルス幅を大きくしてもよい。上記のパルス幅を大きくする際には、単調に増加するようにするとよい。さらに、正極直流電圧の変化量と、これに対応する変調率の変化量の比が一定になるように、変調率の変換特性が規定されてもよい。
例えば、回生量制御部260は、回生エネルギーがインバータ150に供給される回生状態にあるか否かを示す情報と、上記のインバータ150の直流側の電圧と上記の閾値とに基づいて、半導体スイッチング素子(211P,211N)の通電を制御してもよい。
上記は、正極電圧指令調整部263Pの説明であるが、負極電圧指令調整部263Nについても同様である。例えば、上記の閾値は、インバータ150の直流側の電圧に関わる第1閾値VTH1と第2閾値VTH2とを含み、第2閾値VTH2は第1閾値VTH1よりも大きな値(絶対値)にする。
正極電圧指令調整部263Pと負極電圧指令調整部263Nは、インバータ150に流入する回生エネルギーに起因する過電圧状態が生じないように制御する。
図4は、実施形態の回生制御の一例について説明するための図である。
実施形態の回生制御では、例えば、下記の情報を利用する。
第1の情報は、電動機20が回生中の状態(回生状態)か否か識別するための情報(例えば、信号MOT_POWER。)である。
第2の情報は、直流リンクの直流電圧の検出値又は同検出値に基づいた情報である。例えば、第2情報は、直流電圧の検出値であってもよく、直流電圧の検出値から加工された情報であってもよい。
第3の情報は、電動機20の角速度ωの変化率に基づく角速度変化量Δωである。
例えば、回生量制御部260は、第1の情報と第2の情報とに基づいて、場合分けして、回生制御による第1コンデンサ130からの放電を実施(単に「放電を実施」という。)するか否かを決定する。
第1の場合は、第1情報(例えば、「回生状態」が0。)によって電動機20が回生中でないことが示され、つまり電動機20が稼働中か休止中にあることが示された場合である。この場合には、回生量制御部260は、第2情報(直流リンクの電圧)によらず、放電を実施させない。放電を実施させない場合には、回生量制御部260は、4つの半導体スイッチング素子(211P、212P、212N,211N)を遮断状態に保つような電圧の電圧指令VCOMPと電圧指令VCOMNを利用してPWM制御を実施するため、ゲートパルスが生成されない。
第2の場合は、第1情報(例えば、「回生状態」が1。)によって電動機20が回生中であることが示され、かつ第2情報によって直流電圧の検出値が閾値電圧VTH1を超えないこと(例えば、過電圧が非検出であること。)が示された場合である。この場合にも、回生量制御部260は、4つの半導体スイッチング素子を遮断状態に保って、放電を実施させない。
第3の場合は、第1情報によって電動機20が回生中であることが示され、かつ第2情報によって直流電圧の検出値が閾値電圧VTH1を超えたことが示された場合である。この場合は、回生量制御部260は、放電を実施させる。放電を実施させる場合には、回生量制御部260は、放電を実施させる極の半導体スイッチング素子を、所望の時間導通させるような電圧の電圧指令VCOMPと電圧指令VCOMNを生成する。例えば、正極側で過電圧が検出された場合には、半導体スイッチング素子211Pを導通させることで、放電を実施する。負極側で過電圧が検出された場合には、上記に代えて半導体スイッチング素子211Nを導通させる。正極側と負極側の両方で過電圧が検出された場合には、半導体スイッチング素子211Pと211Nの両方を導通させることで、放電を実施する。
PWM制御部267PとPWM制御部267Nは、各半導体スイッチング素子を、所望の時間導通させるような電圧の電圧指令を受けると、この所望の時間に対応するパルス幅のゲート信号を半導体スイッチング素子211Pと211Nに供給する。なお、PWM制御部267PとPWM制御部267Nは、電圧指令VCOMPと電圧指令VCOMNにより指定される電圧に基づいて、半導体スイッチング素子211Pと211Nを導通させる時間を調整する。
上記の場合分けに基づいて、回生量制御部260は、回生エネルギーがインバータ150に供給される回生状態にあるか否かを示す情報と、直流電圧の検出値とに基づいて、半導体スイッチング素子の通電を制御する。その際に、回生量制御部260は、回生エネルギーがインバータ150に供給される回生状態にあるか否かを示す情報を、直流電圧の検出値よりも優先させて、半導体スイッチング素子に通電するか否かを決定するとよい。
上記の信号MOT_POWERは、インバータ150が回生状態にあるか否かを示す情報の一例であるがこれに代えて、インバータ150の出力側の電力の1周期中の平均値が正であれば力行、負であれば回生を示す情報であってもよく、連続値でなく量子化された結果であってもよく、上記を示すフラグ(1ビット)の情報でもよい。
この信号MOT_POWERの状態に基づいて、地絡検出の有効と無効を切り替えるとよい。この信号MOT_POWERの状態に基づいて、地絡検出の有効と無効を切り替えることは、電動機20が力行中か回生中かにより切り替えることに相当する。
図5を参照して、実施形態の地絡検出部300による地絡検出について説明する。図5は、実施形態の地絡検出部300の構成図である。例えば、地絡検出部300は、信号レベル判定器301と302、ANDゲート304と、RSフリップフロップ305とを備える。
信号レベル判定器301の入力は、中点電位検出部170Cの出力に接続され、中点電位検出部170Cが出力する信号、すなわち中点電位の電圧レベルを示す信号の振幅値を判定する。信号レベル判定器301は、判定の結果により論理値が定まる中点電位検出信号を出力する。例えば、中点電位検出信号は、0又は1の2値論理の信号である。信号レベル判定器301は、中点電位の電圧レベルの絶対値が所定の閾値よりも小さいときに中点電位検出信号の論理値を0にして、中点電位の電圧レベルが所定の閾値よりも大きいときに中点電位検出信号の論理値を1にする。
信号レベル判定器302の入力は、乗算器MUXの出力に接続され、乗算器MUXが出力する信号、すなわち角速度変化量Δωを示す信号の振幅値を判定する。信号レベル判定器302は、判定の結果による信号MOT_POWERを出力する。例えば、信号MOT_POWERは、上記の通り0又は1の2値論理の信号である。信号レベル判定器302は、電動機20が力行状態ときに、信号MOT_POWERの論理値を0にして、回生状態のときには、信号MOT_POWERの論理値を1にする。
ANDゲート304の第1入力端子は、信号レベル判定器301の出力に接続され、第2入力端子は、信号レベル判定器302の出力に接続される。ANDゲート304の第1入力端子は、正論理で中点電位検出信号を受け、第2入力端子は、負論理で信号MOT_POWERを受ける。ANDゲート304は、第1入力端子に供給される中点電位検出信号が1であり、かつ、第2入力端子に供給される信号MOT_POWERが0である場合に、正論理で1を出力する。その他の論理の組み合わせの場合、ANDゲート304は、正論理で0を出力する。これにより、ANDゲート304(制限回路)は、電動機20の回生状態が検出されている場合に、直流リンクの両極間の中点電位の識別を無効化させる。
RSフリップフロップ305は、セット端子Sと、リセット端子Rと、出力端子Qを備える。セット端子Sは、ANDゲート304の出力に接続される。リセット端子Rには、正論理のリセット信号が供給される。RSフリップフロップ305は、正論理の地絡検出信号を出力する。RSフリップフロップ305は、ANDゲート304によって直流リンクの両極間の中点電位の識別が無効化されていない場合に、正論理の地絡検出信号を出力する。
上記のように構成された地絡検出部300は、例えば、上位装置から有意のリセット信号が供給される場合、電動機20が回生状態である場合などに、地絡検出を無効化する。例えば、回生エネルギーが電動機20からインバータ150を経て直流リンクに供給される。このとき、直流リンクの両極の電圧が過電圧になることを抑制するように回生量制御部260(過電圧調整部)が作動すると、直流リンクの両極の電圧にアンバランスが生じることがある。中点電位検出部170Cは、対地電位に対する直流リンクの両極間の中点電位(例えば、中性点Nの対地電位。)を検出するが、この場合、回生量制御に依存した中性点Nの対地電位の変動と、地絡が生じた場合の中性点Nの対地電位の変動とを識別することが難しい。そこで、直流リンクの両極(PBLとNBL)の電圧にアンバランスが生じる要因になる回生状態にあるときの地絡検出を無効化することにより、上記による誤検出(過検出)を抑制することができる。
実施形態によれば、電力変換装置1のインバータ150は、直流リンク(PBLとNBL)を介して供給される直流電力を交流電力に変換して、変換した交流電力を電動機20の巻線に供給する。また、インバータ150は、電動機20を減速させるときに生じるエネルギーが直流リンク側(PBLとNBL)に回生するように形成されている。制動抵抗(217Pと217N)は、直流リンク(PBLとNBL)に接続させるように設けられている。過電圧調整部は、制動抵抗(217Pと217N)を直流リンク(PBLとNBL)に接続させる。インバータ制御部160は、電動機20の回生状態を検出する。インバータ制御部160は、回生状態検出部の一例である。中点電位検出部170Cは、対地電位に対する直流リンクの両極(PBLとNBL)間の中点電位を検出する。地絡検出部300は、電動機20の回生状態の検出結果と、その中点電位の検出結果とに基づいて、インバータ150の直流側に生じた地絡を検出する。これにより、電力変換装置1は、地絡検出の信頼度をより高くすることができる。
地絡検出部300は、中性点Nの対地電位(中点電位)の変動幅に基づいて、インバータ150の直流側の地絡を検出するとよい。ただし、地絡検出部300は、電動機20が回生状態にある場合には、地絡の検出を制限するとよい。例えば、インバータ制御部160は、電動機20の回転子の回転速度(ωrm)と、電動機20のトルクを規定するトルク基準とに基づいて、電動機20が回生状態にあることを検出するとよい。上記のインバータ制御部160は、電動機20を制御する演算処理の中で、電動機20の回転子の回転速度(ωrm)と、電動機20のトルクを規定するトルク基準とに基づいて角速度変化量Δωを算出する場合、これを共用するとよい。
地絡検出部300は、インバータ制御部160によって電動機20の回生状態が検出されている場合に、中性点Nの対地電位の識別を無効化するとよい。これに対し、地絡検出部300は、インバータ制御部160によって電動機20の回生状態が検出されていない場合に、中性点Nの対地電位を識別して、識別の結果を地絡の検出結果として出力するとよい。
制動抵抗は、直流リンクの正極と直流リンクの中性点との間に設けられた第1制動抵抗器と、直流リンクの負極と直流リンクの中性点との間に設けられた第2制動抵抗器と、を備え、過電圧調整部は、第1制動抵抗器に直列に設けられた第1スイッチと、第2制動抵抗器に直列に設けられた第2スイッチと、を備え、中点電位検出部は、直流リンクの中性点の電位を、直流リンクの両極間の中点電位として検出してもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、電力変換装置1は、インバータ150と、制動抵抗(抵抗217Pと217N)と、過電圧調整部(回生量調整部210)と、回生状態検出部(信号レベル判定器302)と、中点電位検出部(信号レベル判定器301)と、地絡検出部(RSフリップフロップ305)と、を備える。インバータ150は、直流リンクを介して供給される直流電力を交流電力に変換して、変換した交流電力を電動機の巻線に供給し、電動機20を減速させるときに生じるエネルギーが直流リンク側に回生するように形成されている。制動抵抗は、直流リンクに接続させるように設けられている。過電圧調整部は、制動抵抗に電流を流すことで直流リンクの電圧を低減させる、回生状態検出部は、電動機20の回生状態を検出する。中点電位検出部は、対地電位に対する直流リンクの両極間の中点電位を検出する。地絡検出部は、電動機20の回生状態の検出結果と、上記の中点電位の検出結果とに基づいて、インバータ150の直流側に生じた地絡を検出する。これにより、電力変換装置1は、地絡検出の信頼度をより高くすることができる。
上記の制御装置は、その少なくとも一部を、CPUなどのプロセッサがプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部で実現してもよく、全てをLSI等のハードウェア機能部で実現してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、信号レベル判定器301と302は、アナログデジタル変換器を含み、入力される信号レベルをデジタル値に変換して、これを所定の閾値を用いて論理値に変換してもよい。例えば、閾値をデジタル値のフルスケールの中間値に定める。この場合には、最上位ビットの論理値を検出結果にしてもよい。
或いは、信号レベル判定器301と302は、上記に代えてアナログ信号用のコンパレータを含み、入力される信号レベルをコンパレータを用いて論理値に変換してもよい。
1…電力変換装置、110…整流器、120…リアクタンス、130…第1コンデンサ、150…インバータ、160…インバータ制御部、170…電圧検出部、210…回生量調整部(過電圧調整部)、210P…正極側回生量調整部、211P、212P…半導体スイッチング素子、213P、214P…フリーホイールダイオード、217P、217N…抵抗(制動抵抗)、260…回生量制御部、262P…レベル検出部、263P…正極電圧指令調整部、264P…論理積回路、265P、266P…スイッチ、267P…PWM制御部、268P…絶対値回路、300…地絡検出部、301…信号レベル判定器(中点電位検出部)、302…信号レベル判定器(回生状態検出部)、305…RSフリップフロップ(地絡検出部)

Claims (7)

  1. 直流リンクを介して供給される直流電力を交流電力に変換して、前記変換した交流電力を電動機の巻線に供給し、前記電動機を減速させるときに生じるエネルギーが前記直流リンク側に回生するように形成されているインバータと、
    前記直流リンクに接続させるように設けられた制動抵抗と、
    前記制動抵抗に電流を流すことで前記直流リンクの電圧を低減させる過電圧調整部と、
    前記電動機の回生状態を検出する回生状態検出部と、
    対地電位に対する前記直流リンクの両極間の中点電位を検出する中点電位検出部と、
    前記電動機の回生状態の検出結果と、前記中点電位の検出結果とに基づいて、前記インバータの直流側に生じた地絡を検出する地絡検出部と、
    を備える電力変換装置。
  2. 前記地絡検出部は、
    前記中点電位の変動幅に基づいて、前記インバータの直流側の地絡を検出する、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記地絡検出部は、
    前記電動機が回生状態にある場合に、前記地絡の検出を制限する、
    請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記回生状態検出部は、
    前記電動機の回転子の回転速度と、前記電動機のトルクを規定するトルク基準とに基づいて、前記電動機が回生状態にあることを検出する、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記回生状態検出部によって前記電動機の回生状態が検出されている場合に、
    前記直流リンクの両極間の中点電位の識別を無効化させる制限回路、
    を備える請求項1から請求項4の何れか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記地絡検出部は、
    前記直流リンクの両極間の中点電位を識別して、前記回生状態検出部によって前記電動機の回生状態が検出されていない場合に、前記識別の結果を前記地絡の検出結果として出力する、
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記制動抵抗は、
    前記直流リンクの正極と前記直流リンクの中性点との間に設けられた第1制動抵抗器と、
    前記直流リンクの負極と前記直流リンクの中性点との間に設けられた第2制動抵抗器と、
    を備え、
    前記過電圧調整部は、
    前記第1制動抵抗器に直列に設けられた第1スイッチと、
    前記第2制動抵抗器に直列に設けられた第2スイッチと、
    を備え、
    前記中点電位検出部は、
    前記直流リンクの中性点の電位を、前記直流リンクの両極間の中点電位として検出する、
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の電力変換装置。
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