JP2012239247A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、高い信頼性の基でモータの相短絡を検出することである。
【解決手段】直流電流を複数相の交流電流に変換し、かつ固定子巻線を有するモータに当該交流電流を出力するインバータ回路部と、前記モータに出力される前記交流電流を検出する電流センサと、前記電流センサにより検出された電流値を用いて前記インバータ回路部の駆動を制御する駆動制御部と、前記電流センサにより検出された電流値を取得し、当該電流値の単位時間当たりの変化率を検出する第1変化率検出器と、前記第1変化率検出器の検出結果を取得し、前記電流値の単位時間当たりの変化率が所定値以上であるか否かを判定する第1判定器と、を備え、前記第1判定器の判定結果に基づいて前記モータの前記固定子巻線の短絡を検出することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体スイッチング素子による電力変換装置を用いたモータ駆動装置の保護に関する。
モータは巻き線で構成されるためインダクタンス成分が大きい。よってPWM制御によって矩形波状の電圧をモータに印加しても電流の変化は電圧の変化に比べ緩やかである。
しかしモータ短絡が発生するとモータ巻き線によるインダクタンス成分がなくなるので、電圧の変化に対して電流は急激に変化する。
例えば、高電圧側が400Vでモータ巻き線のインダクタンスを200uHとすると、通常時では電圧が印加された当初は約2A/usで電流が上昇するが、モータ短絡が発生した時にはインダクタンス成分がなくなるので約200A/usで電流が上昇することになる。
このようにモータ短絡が発生すると短い期間で大電流が流れることになり、スイッチング素子等が破壊される恐れがある。これらを防ぐためには素早いモータ短絡検出手段と保護手段が必要となる。
特許文献1には、負荷電流の増減を容易に検出できるインバータの電流変化検出装置について記載されている。
しかしながら、モータの相短絡のような急峻な電流変化を検出し、機器の定格を越える前に保護制御を行う場合には、モータ制御装置の更なる信頼性の向上が求められている。
従来、過電流によるスイッチング素子の破壊には過電流検出器による保護が行われている。しかし、モータ短絡のような急激に電流が増加するような場合では過電流と判定してから保護動作を行っていては保護が間に合わないことがある。この問題を解決するために、本発明は素早いモータ短絡検出手段と保護手段を提供する。
特開平7−264869号公報
本発明の課題は、高い信頼性の基でモータの相短絡を検出することである。
本発明によりモータ制御装置は、直流電流を複数相の交流電流に変換し、かつ固定子巻線を有するモータに当該交流電流を出力するインバータ回路部と、前記モータに出力される前記交流電流を検出する電流センサと、前記電流センサにより検出された電流値を用いて前記インバータ回路部の駆動を制御する駆動制御部と、前記電流センサにより検出された電流値を取得し、当該電流値の単位時間当たりの変化率を検出する第1変化率検出器と、前記第1変化率検出器の検出結果を取得し、前記電流値の単位時間当たりの変化率が所定値以上であるか否かを判定する第1判定器と、を備え、前記第1判定器の判定結果に基づいて前記モータの前記固定子巻線の短絡を検出することを特徴とする。
本発明により、モータの相短絡を高い信頼性の基で検出することができる。
本実施形態に係るハイブリッド自動車用モータ駆動装置の回路図である。 本実施形態に係るモータ短絡検出部107のU相分の回路図である。 本実施形態に係るモータ駆動制御部105の構成例1を示す図である。 モータ駆動制御部105のロジック回路の他の実施形態を示す図である。
以下、実施例について図面を用いて説明する。
図1はハイブリッド自動車用モータ駆動装置の回路図を示し、101は直流電源、102は平滑コンデンサ、110と111はYキャパシタ、103はインバータ部、104はモータ、105はモータ駆動制御部、106はゲート駆動部となっている。直流電源101と並列に平滑コンデンサ102が接続される。直流電圧をモータ駆動制御部105の制御信号に応じてゲート駆動部106がインバータ部103をスイッチングし交流電圧に変換し、モータ104を駆動制御する。
インバータ部103は直流電源101からの直流電圧が入力され、モータ駆動制御部105の信号に従いPWM(パルス変調:Pulse Width Modulation)制御を行い、直流電圧を任意の3相交流に変換する。このインバータ部103は半導体によるスイッチング素子3a〜3fを3相フルブリッジ接続で構成される。本実施形態のスイッチング素子にはIGBTと還流用ダイオードが搭載されたものを用いる。
インバータ部103とモータ104の間に流れる各相の電流は、電流センサ108によって電流値に比例した電圧出力としてモータ短絡検出部107へ出力される。
図2にモータ短絡検出部107のU相分の回路図を示す。電流センサ108の出力を微分器201及び微分器211に入力し、その各々の出力を判定器202と判定器212で判定することでモータ短絡等による急激な電流変化を検出する。微分器201と微分器211の出力電圧は電流の時間当たりの変化量であるため、電流の増減を検出することが可能である。この微分器201と微分器211の出力に対して、通常時のモータ駆動電流変化レベルではモータ短絡検出信号を出力せず、モータ短絡等による電流の急激な変化が起きたときにはモータ短絡検出信号を出力する判定器を設ける。
ハイブリッド自動車においてモータを駆動する時、インバータ部103の3相交流電流出力はアクセルペダル等の情報を元にした上位コントローラからのトルク指令によって決定され、0から数百Armsとなる。例えば、波高値500Aの3相交流電流をインバータ部103が出力しているとき、500A/Vレンジ,測定レンジ範囲−1000A〜1000A,電流センサ出力0.5V〜4.5Vの仕様の電流センサの出力は、2.5Vを中心に最小値1.5V,最大値3.5Vを取る正弦波の波形となる。本実施例の電流センサ108は1相につき1つの電流センサを取り付けてある。
本実施例ではモータの相短絡が検出可能である。例えば、スイッチング素子3a,3fをONし、残りをOFFしているときにモータのU相とV相が短絡した場合、U相はインバータ部103からモータ104へ急激に電流が流れるためU相電流センサ出力は急上昇する。一方、V相はモータ104からインバータ部103へ急激に電流が流れるため、V相電流センサの出力は急下降する。U相,V相,W相の3相分のモータ短絡検出器を備えている場合、U相電流センサ出力を入力とするモータ短絡検出器は判定器202からモータ短絡検出信号が出力され、V相電流センサ出力を入力とするモータ短絡検出器は判定器212からモータ短絡検出信号が出力されることになる。
本実施例ではモータのGND短絡が検出可能である。例えば、スイッチング素子3a,3fがON、残りをOFFしているときにV相がモータ側でGND短絡した場合、Yキャパシタ111に充電されている電荷がGND短絡地点からスイッチング素子3fを経由してインバータ部103のマイナス電源ラインに急激に流れ、V相電流センサの出力は急降下する。V相電流センサの出力が急降下すると、V相電流センサ出力を入力とするモータ短絡検出器の判定器212からモータ短絡検出信号が出力される。
また、スイッチング素子3c,3dがON、残りがOFFしているときにV相がモータ側でGND短絡した場合、Yキャパシタ110に充電されている電荷がインバータ部103のプラス電源ラインからスイッチング素子3cを経由してGND短絡地点に急激に流れ、V相電流センサの出力は急上昇する。V相電流センサの出力が急上昇すると、V相電流センサ出力を入力とするモータ短絡検出器の判定器202からモータ短絡検出信号が出力される。
このモータ短絡検出部107はソフトウェアで構成しても良いが、モータ短絡では急激に電流が増減するため、ソフトウェアの処理時間の影響で保護動作が間に合わない場合がある。そこで、本実施例ではアナログ回路でモータ短絡検出部107を構成する。微分器はコンデンサと抵抗器で構成し、判定器にはコンパレータを用いる。コンパレータの閾値は抵抗分圧によって設定する。
電流が急激に変化すると電流センサの出力電圧が急激に変化する。例えば本実施例では、モータ短絡により電流が200A/usで上昇すると、0.4V/usで電流センサ出力が上昇する。スイッチング素子3a〜3fの定格から許容される短絡電流と通電時間を考慮し、電流センサ108,モータ短絡検出部107,モータ駆動制御部105,ゲート駆動部106の応答速度を加味し、スイッチング素子3a〜3fが破壊される前に保護動作が完了するようにモータ短絡検出部107を構成する。例えば、スイッチング素子3a〜3fの許容される短絡電流通電可能時間が25us、電流センサ108の応答速度が5us、モータ短絡検出部107の応答速度が5us、モータ駆動制御部105の応答速度が5us、ゲート駆動部106の応答速度が5usだとすると、5us未満でモータ短絡を検出するようにモータ短絡検出部107のアナログ回路を構成する。例えば、モータ短絡により電流が200A/usで上昇する場合では、微分器201のコンデンサを220nF、抵抗を1000Ωとすると、3usで約1.2Vの電圧が判定器202に入力されるので、コンパレータのマイナス入力端子電圧を1.2Vとなるように接続する抵抗を構成する。
また、通常のモータ駆動時の電流変化では微分器201の出力がコンパレータの閾値に達することがないようにモータ短絡検出部107を構成する。例えば、本実施例の構成は直流電源101が400Vで、ON時間100usのパルス波をモータ104へ入力しても、微分器201への入力電圧は約0.8Vまでしか電圧が上昇しないため、通常のモータ制御を阻害することはない。
モータ短絡により電流が急激に低下することも考えられるので、モータ短絡検出部107は微分器211と判定器212を備える。例えば、微分器211のコンデンサを220nF、抵抗を1000Ω、抵抗をプルアップする電源を5Vとすると、−200A/usで電流が減少した場合、3usで判定器212への入力電圧が5Vから約4.3Vまで減少するので、判定器2のプラス入力端子電圧を4.3Vとなるように抵抗を構成する。これによりモータ短絡による急激な電流減少も検出できる。
判定器202と判定器212はモータ短絡等の急激な電流変化を検出するとモータ短絡検出信号を出力する。このモータ短絡検出器を3相分備えることで、どの相が短絡しても短絡検出することが可能となる。
図3にモータ駆動制御部105の構成例1を示す。モータ短絡検出信号は上位コントローラであるモータ制御マイコン310からのPWM信号が入力されるバッファ301に入力される。モータ短絡検出部107からモータ短絡検出信号が出力されると、バッファ301の出力はハイインピーダンスとなり、スイッチング素子3a〜3f全てをOFFする信号をモータ駆動制御部105からゲート駆動部106へ出力する。モータ短絡の場合、モータに電流を流すような保護制御は危険であるためスイッチング素子3a〜3f全てをOFFする制御を行う。
図4は、モータ駆動制御部105のロジック回路の他の実施形態を示す。本実施形態では、モータ駆動制御部105よりも上位のコントローラに設けられたメインマイコン(不図示)と、モータ駆動制御部105に設けられたモータ制御マイコン206とがある。モータ駆動制御部105は、通常、モータ制御マイコンによって制御される。モータ制御マイコンは、モータに任意のトルクや回転数を与えるために、インバータ部103の半導体スイッチング素子の適切なスイッチング時間を演算し、PWM制御を行う。その結果、モータ104の各相には交流電圧及び電流が印加され、駆動制御される。
モータ制御マイコン206の異常はモータ104の異常動作やIGBTの破壊を招く可能性があるため、メインマイコンは、モータ制御マイコン206の異常を検知した際にメインマイコンから3相オープンもしくは3相ショートの信号を送り車両の安全を確保する。例えば、メインマイコンとモータ制御マイコン206間でSPI(Serial Peripheral nterface)通信を行い、メインマイコンからモータ制御マイコン206への演算指令に対する回答(例えば、「1+1」という演算指令に対する回答)の整合性を確認することで、モータ制御マイコン206の異常を検知する。
モータ制御マイコン206とゲート駆動部106との間のスイッチング制御信号のライン上には、保護回路として機能するバッファ221,222a,222b,223が設けられている。バッファ221,223は、上下アームを構成する半導体スイッチング素子3a〜3fのスイッチング制御信号ライン上の全てに設けられている。バッファ222aは、上アームを構成する半導体スイッチング素子3a,3b,3cのスイッチング制御信号ライン上に設けられている。バッファ222bは、下アームを構成する半導体スイッチング素子3d,3e,3fのスイッチング制御信号ライン上に設けられている。
モータ制御マイコン206から出力された各半導体スイッチング素子3a〜3fに関するスイッチング制御信号は、これらのバッファ221,222a,222b,223を介してゲート駆動部106に入力される。バッファ221,222a,222b,223は3ステートバッファであって、3相オープン信号や3相ショート信号等がバッファの状態を変更する制御信号(以下では、トリガ信号と称する)として入力される。
トリガ信号が入力されない場合には、バッファ221,222a,222b,223は導通状態であって、各バッファ221,222a,222b,223に入力された信号をそのまま出力する。一方、トリガ信号が入力されると、各バッファ221,222a,222b,223は遮断状態(ハイインピーダンス状態)となる。バッファ221が遮断状態となると、バッファ221の出力側(すなわち、バッファ222a,222bの入力側)はHigh状態にプルアップされる。バッファ222a,222bが遮断状態となると、バッファ222a,222bの出力側(すなわち、バッファ223の入力側)はLow状態にプルダウンされる。バッファ223が遮断状態となると、バッファ223の出力側(すなわち、ゲート駆動部106の入力側)はハイインピーダンス状態となり、ゲート駆動部106内のフォトカプラは非導通となるためスイッチング素子3a〜3fはOFFとなる(バッファ223の出力がHigh信号のときもフォトカプラは非導通となるためスイッチング素子3a〜3fはOFFとなる。)。
ゲート駆動部106はLow信号が入力されると半導体スイッチング素子をON(導通状態)し、逆に、High信号が入力されると半導体スイッチング素子をOFF(遮断状態)する。本実施形態では、異常時の保護動作として、バッファ221,222a,222b,223の内の特定のバッファ出力を遮断することによって、半導体スイッチング素子3a〜3fを全てOFFにする3相オープン動作や、上アーム3a〜3cまたは下アーム(3d〜3f)のみをONにして他をOFFする3相ショート(上アーム3相ショート,下アーム3相ショート)動作を行う。
3相オープン動作は、基本的にはメインマイコンからの3相オープン信号によって実行される。なお、メインマイコンからの3相オープン信号以外の信号によって行う例については後述する。メインマイコンからの3相オープン信号がモータ駆動制御部105に入力されると、モータ駆動制御部105は、3相オープン信号をタイマ回路205を介してバッファ221に入力する。
3相オープン信号がトリガ信号としてバッファ221に入力されると、上述したようにバッファ221は遮断状態とされ、バッファ221の出力側はHigh状態となる。一方、バッファ222a,222b,223にはトリガ信号が入力されないので、いずれも導通状態となっており、入力された信号はHigh,Low状態を変えることなくそのまま出力される。すなわち、3相オープン動作時には、上下アームの全ての半導体スイッチング素子3a〜3fの全てに関して、High信号がゲート駆動部106に入力される。その結果、半導体スイッチング素子3a〜3fの全てが遮断状態とされる。なお、ゲート駆動部106にHigh信号が入力されると半導体スイッチング素子はOFF(遮断状態)とされ、Low信号が入力されると半導体スイッチング素子はON(導通状態)とされる。
メインマイコンからの3相オープン信号の入力がなくなると、タイマ回路205により設定された時間だけバッファ221への3相オープン信号の入力が保持された後に、バッファ221への3相オープン信号の入力がなくなる。バッファ221への3相オープン信号の入力がなくなると、バッファ221は導通状態となり、通常のPWM制御に復帰する。
モータ短絡検出信号がバッファ223に入力され、バッファ223は、このモータ短絡検出信号に基づいて3相オープンのための信号を出力する。バッファ223は、スイッチング制御信号ライン上において3相ショートを行うバッファ222a,222bよりもゲート駆動部106に近い側、つまり下流側に設けられる。よって、バッファ221,222a,222bおよび223の内で最も高い優先度を有している。バッファ223にトリガ信号としてモータ短絡検出信号やゲート駆動部106からの異常検知信号が入力されると、バッファ223の出力は遮断され3相オープンとなる。
ここでモータ短絡検出信号をバッファ221ではなくバッファ223に入力し3相オープンの保護動作を行うのは、モータ短絡検出信号がモータ短絡等の故障によりモータ短絡検出器から出力されるため、モータに電流を流す3相ショートは危険であると考えられるためである。よって、3相ショートよりも優先度の高いバッファ223による3相オープンを行い、モータ短絡等の異常電流が発生し得る故障に対して電流を流さない保護動作が可能となる。
モータ短絡等による電流の急激な変化が発生すると、図3に示されるように、判定器202または判定器212は出力がHIレベルとなりモータ短絡検出信号を出力する。モータ短絡検出信号はモータ駆動制御部のバッファ221に入力し、バッファ221の出力はハイインピーダンスとなり、スイッチング素子全てをOFFする動作を行う。保護制御の優先度によってはモータ短絡検出信号をバッファ223へ入力するように構成しても良い。
なお、図1に示されたモータ短絡検出部107及びモータ駆動制御部105の保護動作にかかわる回路をアナログで構成することにより、モータ短絡発生から即座に保護動作に移行することができる。
電流センサの出力を上位コントローラのマイコン等に入力し、マイコンによって時間当たりの電流変化量を算出して保護を行う方法や、モータ短絡検出信号を上位コントローラに入力し保護制御を行うこともできる。しかし、上位コントローラの応答速度によっては保護動作が間に合わない場合がある。例えば、マイコンのタスク処理時間が100usであると、モータ短絡が発生してから100us後には約20000Aまで電流が上昇することになる。よって本実施例ではモータ短絡検出部107とモータ短絡検出信号により動作するモータ駆動制御部105の保護制御回路はアナログ回路によって構成する。
101 直流電源
102 平滑コンデンサ
103 インバータ部
104 モータ
105 モータ駆動制御部
106 ゲート駆動部
107 モータ短絡検出部
108 電流センサ
201,211 微分器
202,212 判定器

Claims (4)

  1. 直流電流を複数相の交流電流に変換し、当該交流電流を固定子巻線を有するモータに出力するインバータ回路部と、
    前記モータに出力される前記交流電流を検出する電流センサと、
    前記電流センサにより検出された電流値を用いて前記インバータ回路部の駆動を制御する駆動制御部と、
    前記電流センサにより検出された電流値を取得し、当該電流値の単位時間当たりの変化率を検出する第1変化率検出器と、
    前記第1変化率検出器の検出結果を取得し、前記電流値の単位時間当たりの変化率が所定値以上であるか否かを判定する第1判定器と、を備え、
    前記第1判定器の判定結果に基づいて前記モータの前記固定子巻線の短絡を検出するモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載されたモータ制御装置であって、
    前記第1変化率検出器は、前記電流センサから出力される電荷を蓄えるコンデンサと、当該コンデンサと前記第1判定器との間に接続される抵抗器を含んで構成され、
    前記第1判定器は、抵抗器により基準電圧が設定されたコンパレータにより構成されるモータ制御装置。
  3. 請求項2に記載されたモータ制御装置であって、
    前記駆動制御部から出力される制御信号に基づいて前記インバータ回路部を駆動する駆動部を備え、
    前記インバータ回路部は、スイッチング動作により前記直流電流を前記交流電流に変換する複数のスイッチング素子を含んで構成され、
    前記電流センサと前記第1変化率検出器と前記第1判定器と前記駆動制御部と前記駆動部の応答速度の和が前記スイッチング素子に流れる短絡電流の通電可能時間よりも小さくなるように、前記第1変化率検出器のコンデンサと抵抗器及び前記第1判定器の抵抗器が設定されるモータ制御装置。
  4. 請求項1に記載されたモータ制御装置であって、
    前記電流センサにより検出された電流値を取得し、当該電流値の単位時間当たりの変化率を検出し、かつ前記第1変化率検出器と電気的に並列に接続された第2変化率検出器と、
    前記第2変化率検出器の検出結果を取得し、前記電流値の単位時間当たりの変化率が所定値以上であるか否かを判定し、かつ前記第1判定器と電気的に並列に接続された第2判定器と、を備え、
    前記第1判定器は、前記インバータ回路から前記モータに流れる電流値の単位時間当たりの変化率が所定値以上であるときにモータ短絡検出信号を出力し、
    前記第2判定器は、前記モータから前記インバータ回路に流れる電流値の単位時間当たりの変化率が所定値以上であるときにモータ短絡検出信号を出力するモータ制御装置。
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