JP7304577B2 - 絶縁ゲート型半導体装置及び絶縁ゲート型半導体装置の製造方法 - Google Patents

絶縁ゲート型半導体装置及び絶縁ゲート型半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、絶縁ゲート型半導体装置及び絶縁ゲート型半導体装置の製造方法に係り、特に炭化シリコン(SiC)を用いた絶縁ゲート型半導体装置及び絶縁ゲート型半導体装置の製造方法に関する。
SiCを用いたMOS電界効果トランジスタ(FET)では、半導体層上にゲート絶縁膜を形成する際に、高密度の界面準位ができる。そのため、チャネルの移動度が低くなり、MOSFETのオン抵抗等の電気的特性が劣化するという課題がある。ゲート絶縁膜形成後に窒素(N)を含有するガス中で加熱処理し、シリコン酸化(SiO2)膜とSiC界面に高濃度窒化領域を形成することで、ゲート絶縁膜界面の界面準位密度(Dit)を低減し、高移動度化することが提案されている。しかし、負バイアス印加ストレスに対して、デバイスのオン-オフ電圧であるゲート閾値電圧の変動が生じる負バイアス温度不安定性(NBTI)によって、駆動条件によっては半導体装置の動作信頼性が確保できないという問題がある。非特許文献1では、NBTIの問題の原因として、窒化領域形成プロセスにより、ゲート絶縁膜であるSiO2膜中に入った窒素原子による正孔トラップ生成の可能性が指摘されている。
特許文献1では、NBTIを改善するために、SiO2膜とSiC界面近傍のN濃度を規定する技術を開示している。具体的には、酸素(O)濃度がSiO2膜中のO濃度の90%となる位置を界面と定義し、界面から±5nmの領域に含まれるN濃度を5×1013cm-2より高く、1.6×1014cm-2未満と規定している。しかし、特許文献1の技術では、界面のパッシベーションに寄与するN原子の量が減少するため、窒化効果が十分ではなく、チャネル移動度が低下し、また正バイアス温度不安定性(PBTI)が問題となる。
特開2011‐82454号公報
J. ローゼン(Rozen)他、「SiO2/SiC界面での窒素取り込みに関連した酸化物ホールトラップ密度の増加(Increase in oxide hole trap density associated with nitrogen incorporation at the SiO2/SiC interface)」、ジャーナルオブアプライドフィジックス(J. Appl. Phys.)、第103巻、2008年、p.124513
本発明は、上記問題点を鑑み、界面準位密度の低減ができ、半導体装置の信頼性の劣化を抑制することが可能な絶縁ゲート型半導体装置及び絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、(a)炭化シリコンからなるチャネル形成領域の上面にシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜を形成する工程と、(b)窒素原子を含むガスでゲート絶縁膜を熱処理することで、ゲート絶縁膜と炭化シリコンとの界面を窒化処理して、チャネル形成領域とゲート絶縁膜との界面に中間窒化層を形成する工程と、(c)二酸化炭素を含むガスでゲート絶縁膜を熱処理することで、ゲート絶縁膜中の窒素原子の一部を除去し、界面に窒化終端層を形成する工程と、(d)ゲート絶縁膜の上に、チャネル形成領域の表面ポテンシャルを制御するゲート電極を形成する工程と、を含む絶縁ゲート型半導体装置の製造方法であることを要旨とする。
本発明の他の態様は、(a)炭化シリコンからなるチャネル形成領域の上面に設けられたシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜と、(b)チャネル形成領域とゲート絶縁膜との界面に設けられた窒化シリコンからなる窒化終端層と、(c)ゲート絶縁膜の上に設けられ、チャネル形成領域の表面ポテンシャルを制御するゲート電極と、を備え、ゲート絶縁膜と炭化シリコンとの界面をX線光電子分光法で測定したとき、窒素の1s軌道に起因するスペクトルの強度INとチャネル形成領域に由来するシリコンの2p軌道に起因するスペクトルの強度ISiとの比IN/ISiが、ゲート絶縁膜を界面から2nm以上3nm以下の間の膜厚で残したときは0.02以上、0.03未満であり、ゲート絶縁膜を除去したときの窒化終端層では0.01より大きく、0.02未満である絶縁ゲート型半導体装置であることを要旨とする。
本発明によれば、界面準位密度の低減ができ、半導体装置の信頼性の劣化を抑制することが可能な絶縁ゲート型半導体装置及び絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を提供できる。
本発明の実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置の一例を示す断面概略図である。 実施形態に係る絶縁ゲート構造の評価に用いるMOSキャパシタの製造方法の工程の一例を説明するための断面概略図である。 実施形態に係る絶縁ゲート構造の評価に用いるMOSキャパシタの製造方法の図2に引き続く工程の一例を説明するための断面概略図である。 実施形態に係る絶縁ゲート構造の評価に用いるMOSキャパシタの製造方法の図3に引き続く工程の一例を説明するための断面概略図である。 実施形態に係る絶縁ゲート構造の評価に用いるMOSキャパシタの製造方法の図4に引き続く工程の一例を説明するための断面概略図である。 比較例1のMOSキャパシタの一例を示す断面概略図である。 MOSゲート構造の界面近傍の評価に用いるSi2pのXPSスペクトルの一例を示す図である。 MOSゲート構造の界面近傍の評価に用いるN1sのXPSスペクトルの一例を示す図である。 実施形態に係る絶縁ゲート構造の界面近傍のXPS強度比の解析結果の一例を示す図である。 実施形態に係る絶縁ゲート構造の評価結果の一例を示す表である。 実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置の製造方法の工程の一例を説明するための断面概略図である。 実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置の製造方法の図11に引き続く工程の一例を説明するための断面概略図である。 実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置の製造方法の図12に引き続く工程の一例を説明するための断面概略図である。 実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置の製造方法の図13に引き続く工程の一例を説明するための断面概略図である。 実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置の製造方法の図14に引き続く工程の一例を説明するための断面概略図である。 実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置の製造方法の図15に引き続く工程の一例を説明するための断面概略図である。 比較例2の絶縁ゲート型半導体装置の一例を示す断面概略図である。 実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置の評価結果の一例を示す表である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は実際のものとは異なる場合がある。また、図面相互間においても寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。
本明細書においてMOSトランジスタのソース領域は絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)のエミッタ領域として選択可能な「一方の主電極領域(第1主電極領域)」である。又、MOS制御静電誘導サイリスタ(SIサイリスタ)等のサイリスタにおいては、一方の主電極領域はカソード領域として選択可能である。MOSトランジスタのドレイン領域は、IGBTにおいてはコレクタ領域を、サイリスタにおいてはアノード領域として選択可能な半導体装置の「他方の主電極領域(第2主電極領域)」である。本明細書において単に「主電極領域」と言うときは、当業者の技術常識から妥当な第1主電極領域又は第2主電極領域のいずれかを意味する。
また、以下の説明における上下等の方向の定義は、単に説明の便宜上の定義であって、本発明の技術的思想を限定するものではない。例えば、対象を90°回転して観察すれば上下は左右に変換して読まれ、180°回転して観察すれば上下は反転して読まれることは勿論である。また以下の説明では、第1導電型がp型、これと反対となる第2導電型がn型の場合について例示的に説明する。しかし、導電型を逆の関係に選択して、第1導電型をn型、第2導電型をp型としても構わない。またnやpに付す+や-は、+及び-が付記されていない半導体領域に比して、それぞれ相対的に不純物密度が高い又は低い半導体領域であることを意味する。ただし同じnとnとが付された半導体領域であっても、それぞれの半導体領域の不純物密度が厳密に同じであることを意味するものではない。また、本明細書では、ミラー指数の表記において、“-”はその直後の指数につくバーを意味しており、指数の前に“-”を付けることで負の指数をあらわしている。
本発明の実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置は、ゲート絶縁膜にシリコン酸化膜(SiO)膜を用いた横型MOSFETである。図1に示すように第1導電型(p型)のチャネル形成領域(ベース領域)3を備え、チャネル形成領域3の表面に反転チャネルを形成する。チャネル形成領域3の上部には、高不純物密度の第2導電型(n+型)の主電極領域4a、4b、例えばソース領域(第1主電極領域)4a及びドレイン領域(第2主電極領域)4bが選択的に設けられる。ソース領域4a及びドレイン領域4bを跨いでチャネル形成領域3の上面に、窒素(N)で終端された窒化終端層6を介して絶縁ゲート型電極構造(5,7)が設けられる。絶縁ゲート型電極構造(5,7)は、SiO2膜からなるゲート絶縁膜5及びゲート絶縁膜5上のゲート電極(制御電極)7で構成される。ゲート電極7は、チャネル形成領域3の表面ポテンシャルを、ゲート絶縁膜5を介して静電的に制御して、チャネル形成領域3の表面に反転チャネルを形成する。
窒化終端層6は、ゲート絶縁膜5及びチャネル形成領域3の界面を窒化処理した後に二酸化炭素(CO2)ガスによって熱処理して設けた窒素終端層である。MOSFETのゲート絶縁膜5であるシリコン酸化膜(SiO2膜)として、酸素(O2)ドライ酸化やウェット酸化等の熱酸化膜、あるいはスパッタ、熱化学気相堆積(CVD)、及びプラズマCVD等の堆積酸化膜が採用可能である。ゲート電極7の材料としては、アルミニウム(Al)等の金属膜、燐(P)等の不純物を高濃度に添加したポリシリコン層(ドープドポリシリコン層)等が使用可能である。
チャネル形成領域3は、図1に示すように、n型のSiC半導体からなる基板1の上にエピタキシャル成長して設けられる。また、ソース領域4a及びドレイン領域4bにそれぞれ物理的に接するようにソース電極8a及びドレイン電極8bが設けられる。ソース電極8a及びドレイン電極8bは、それぞれソース領域4a及びドレイン領域4bにオーミック接続されている。ソース電極8a及びドレイン電極8bは、例えば、Alからなる単層膜や、ニッケルシリサイド(NiSix)、窒化チタン(TiN)、Alの順で積層された金属膜が使用可能である。なお、図示は省略したが、ソース電極8aとチャネル形成領域3とを電気的に接続するp+型のコンタクト領域がソース領域4aと分離して、チャネル形成領域3に配置されている。
SiC結晶には結晶多形が存在し、主なものは立方晶の3C、及び六方晶の4H、6Hである。室温における禁制帯幅は3C-SiCでは2.23eV、4H-SiCでは3.26eV、6H-SiCでは3.02eVの値が報告されている。本発明の実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置では、4H-SiCを用いて説明する。実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置においては、基板1はSiCからなる半導体基板(SiC基板)を用いる。SiC基板を用いた場合、チャネル形成領域3はSiCからなるエピタキシャル層(SiC層)で構成された構造を例示する。SiC基板の面方位は、(0001)面(Si面)を用いて説明するが、(11-20)面(a面)、(1-100)面(m面)、及び(000-1)面(C面)を用いてもよい。
図1に示すように、実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置では、ゲート電極7に電圧を印加してゲート絶縁膜5とチャネル形成領域3との界面にチャネルとなる反転層を形成する。このとき、ソース電極8aとドレイン電極8b間に電圧を印加することで、ソース領域4aからキャリア(電子)がチャネルに注入される。注入されたキャリアは、チャネルを走行してドレイン領域4bに流れ込む。
通常、ゲート絶縁膜5に用いるSiO2膜を熱酸化法等で形成すると、SiO2膜とSiC半導体層の界面にC原子が残留し、高密度の界面準位が形成される。界面準位に電子が捕獲されると、クーロン散乱等により電子移動度が低下する。SiO2膜とSiC半導体層の界面をN原子で終端することで、界面準位密度を低減する方法が提案されている。しかし、SiO2膜とSiC半導体層の界面に高濃度窒化領域が形成されると、ゲート負電圧印加ストレスに対して、半導体装置のゲート閾値電圧変動が生じる。
実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置では、窒化処理してゲート絶縁膜5及びチャネル形成領域3の界面に形成した中間窒化終端層を二酸化炭素(CO2)ガスによる熱処理して窒化終端層6を設ける。後述するように、CO2熱処理によってSiO2膜中やSiC半導体層界面でのSi-N結合が切断されN原子が除去される。ゲート絶縁膜5をすべて除去したときに、窒化終端層6のNとSiのX線電子分光法(XPS)信号強度比IN/ISiを0.01より大きく、0.02未満となるようにCO2熱処理する。このとき、界面近傍のゲート絶縁膜5を2nm以上3nm以下残したときのXPS信号強度比IN/ISiは0.02以上、0.03未満となる。このように、CO2熱処理で窒化終端層6及びゲート絶縁膜5のSi-N結合が切断され、余剰のN原子を排除できゲート絶縁膜5中の正孔トラップを除去することができる。その結果、半導体装置のゲート閾値電圧変動を抑制することが可能となる。
半導体装置のゲート閾値電圧の変動は、例えば、MOSキャパシタのフラットバンド電圧(Vfb)のシフトによって評価できる。そこで、実施形態に係る絶縁ゲート構造に相当するMOSキャパシタを作製してMOSキャパシタの界面特性を評価した。図2~図5に示す工程図を用いて、実施形態に係る絶縁ゲート構造に相当するMOSキャパシタの製造方法を説明する。なお、以下に述べるMOSキャパシタの製造方法は一例であり、特許請求の範囲に記載した趣旨の範囲であれば、この変形例を含めて、これ以外の種々の製造方法により実現可能であることは勿論である。
まず、窒素(N)等のn型不純物が添加されたn型のSiC基板(基板)2を用意する。基板2は4H-SiC基板であり、面方位が(0001)面(Si面)である。まず、基板2を過酸化水素にアルカリや酸を加えて加熱して洗浄するRCA洗浄し、フッ化水素(HF)処理して乾燥する。図2に示すように、洗浄した基板2の上面に、100%O2ガス雰囲気中、1200℃程度の温度で160分間程度加熱して50nm程度のSiO2からなる酸化膜5aを形成する。酸化膜5aとして、ドライ酸化膜を例示したが、ウェット酸化膜でもよく、また、熱CVD、プラズマCVD等による堆積酸化膜でもよい。例えば、減圧熱CVDでシラン(SiH4)ガスと酸素(O2)ガスを用いて、0.2Pa程度の圧力、600℃程度の温度で酸化膜5aを堆積してもよい。
次に、窒素(N2)ガスに一酸化窒素(NO)ガスを10%添加したガス雰囲気中、1250℃程度の温度で60分間程度過熱して窒化処理を行う。この窒化処理により、図3に示すように、酸化膜5aと基板2との界面に中間窒化層6aが形成される。なお、窒化処理には、NOに代えて亜酸化窒素(N2O)ガスを用いてもよい。
次に、CO2ガス雰囲気中、3通りの温度でそれぞれ30分間程度の加熱処理を行う。3通りの温度は、実施例1として1400℃、実施例2として1300℃、実施例3として1200℃の温度である。この3通りの加熱処理により、図4に示すように、酸化膜5aと基板2の界面近傍の酸化膜5aの中のN原子濃度が低減すると共に、中間窒化層6aから一部のN原子が除去された窒化終端層6が、3種類の態様で生成される。CO2加熱処理では、100%のCO2ガスを用いたが、CO2ガスとN2やアルゴン(Ar)等の不活性ガスとの混合ガスを用いてもよい。
図5に示すように、リフトオフ又は通常のフォトリソグラフィの手法を用いて、酸化膜5aの上面に直径が200μm程度の金属膜の円形パターンを形成する。円形パターンの前提となる金属膜は、スパッタリング法、真空蒸着法等により、酸化膜5aの上面に、厚さが100μm程度のAl等の金属膜を堆積すれば良い。引き続き、スパッタリング法、真空蒸着法等により、基板2の裏面全面に厚さが100μm程度のAl等の金属膜を堆積する。このようにして、表面電極10及び裏面電極11が形成される。
作製した3種類の実施例1~3について、XPS測定及びCV測定を行い、MOS界面特性を評価している。また、実施例1~3と比較するため、図6に示すように、図3の中間窒化層6a形成後にCO2熱処理を行わずに、表面電極10及び裏面電極11を形成した比較例1も作成し、評価している。
XPS測定は、X線源としてアルミニウム(Al)Kα線を用い、検出角90度で表面分析を行う。酸化膜5aを希弗酸、例えば弗酸濃度が1%の水溶液で表面から徐々にステップエッチングしながらステップエッチング毎に繰り返し測定を行う。98eV~108eVの結合エネルギの範囲のナロースキャンでSi2p軌道に起因するスペクトル信号(Si2p信号)の検出を行う。同時に、394eV~402eVの結合エネルギの範囲のナロースキャンでN1s軌道に起因するスペクトル信号(N1s信号)の検出を行う。図7に示すように、Si2p信号について、基板2由来のSiC成分の信号と、酸化膜5a由来のSiO2成分の信号とをピーク分離する。SiC成分の信号のピーク位置は101eV~102eVで、SiO2成分の信号のピーク位置は103eV~104eVである。ピーク分離したSi2p信号から、SiC成分のスペクトル信号のエネルギ積分値S(SiC)と、SiO2成分のスペクトル信号のエネルギ積分値S(SiO2)とを算出する。図8に示すように、N1s信号のエネルギ積分値S(N)を算出する。
SiC成分のエネルギ積分値S(SiC)及びSiO2成分のエネルギ積分値S(SiO2)と、SiO2の理論密度から、ステップエッチング毎の酸化膜5aの残膜厚を算出する。界面近傍のNとSiの強度比IN/ISiは、N1s信号のエネルギ積分値S(N)とSiC成分のエネルギ積分値S(SiC)との比S(N)/S(SiC)から算出する。図9に実施例2及び比較例1について、それぞれ酸化膜5aの界面近傍における窒化終端層6及び中間窒化層6aのXPS測定結果を示す。図9に示すように、実施例2及び比較例1において酸化膜5aの膜厚が界面から2.5nmのとき強度比IN/ISiは、それぞれ0.026程度及び0.040程度で飽和する傾向にある。実施例2では、強度比IN/ISiは、酸化膜厚が0.2nm程度より薄くなると急激に減少し、基板2のSiC表面となる界面で0.017程度となる。一方、比較例1では、強度比IN/ISiは、酸化膜の厚さが0.4nm程度の位置から急激に減少し、基板2のSiC表面となる界面で0.025程度となる。
図10には、実施例1~3及び比較例1についてのXPS測定結果及びCV測定による界面準位密度Ditとフラットバンド電圧(Vfb)シフトを示す。XPS測定結果のSiC表面I/ISiとは、図9における酸化膜厚さ0nmの時の強度比を、飽和I/ISiとは、図9における酸化膜厚さ2nm以上3nm以下の時の強度比を記している。界面準位密度Ditは伝導帯端Ecから0.2eVのエネルギ位置での準位密度である。Vfbシフトは、それぞれ正バイアスでは+6MV/cm、及び負バイアスでは-6MV/cmの条件でバイアスストレス後に測定している。特に、負バイアス条件は、ゲートリーク電流が生じ始める厳しい条件であり、酸化膜5a中の正孔トラップ量の目安となる。Vfbシフト量が小さいほど正孔トラップが少ないことを示す。
図10の表に示すように、酸化膜5aを完全に除去した基板2のSiC表面の強度比IN/ISiは、CO2加熱処理を行わない比較例1で高く、CO2加熱温度の増加とともに減少する。また、酸化膜5a中の飽和強度比IN/ISiも、CO2加熱処理を行わない比較例1で高く、CO2加熱温度の増加とともに減少する。このように、CO2加熱処理により界面の基板2のSiC表面及び酸化膜5a中のSi-N結合が切断され、Nが脱離することが判る。
また、図10の表に示すように、CO2加熱温度が1400℃の実施例1では、SiC表面のN減少が顕著で界面準位密度Ditが3×1012cm-2/eVに上昇している。CO2加熱温度が1300℃及び1200℃の実施例2及び実施例3では、界面準位密度Ditが、それぞれ9×1011cm-2/eV及び8×1011cm-2/eVと低い。Vfbシフト量は、実施例1~3では、正バイアス条件で0.1V程度であり、負バイアス条件で-2V~-2.6V程度といずれも小さい。一方、従来のNOガスによる窒化処理だけでCO2加熱を行わない比較例1では、Nパッシベーションの効果により界面準位密度Ditが7×1011cm-2/eVと低い。しかし、比較例1はバイアスストレス後のVfbシフトが顕著で、正バイアス条件で1.0V程度、負バイアス条件で-4.9V程度と大きい。このように、実施例2及び実施例3では、界面準位密度Ditが1×1012cm-2/eV未満を維持しつつ、負バイアス条件でのVfbシフトが改善されている。
実施形態に係る絶縁ゲート構造では、酸化膜5a形成後に、NO窒化処理に引き続きCO2処理を実施する。CO2処理では、窒化処理で導入された酸化膜5aと基板2との界面近傍の窒化終端層6のSiO2膜中のSi-N結合あるいはSi-O-N結合が切断される。CO2ガスは、800℃~1400℃程度で、還元ガスのCO及び酸化ガスのO2に分解される。O2ガスでもSi-N結合を切ってSi-O結合に変換する作用があるが、基板2のSiC表面も酸化され、窒化処理によって形成した界面のNパッシベーションを破壊してしまう。CO2ガスでは、COガスが生成されるので、O2ガスほど界面のNパッシベーションを破壊し難く、SiO2膜中のSi-N結合を切断することができる。そのため、界面準位密度Ditの上昇を抑制すると共に、酸化膜5aの界面近傍における窒化終端層6中のNを排除し、Nによる正孔トラップを低減することができる。
上述の説明では、基板2として、面方位が(0001)面(Si面)のSiC基板を用いている。Si面は、(11-20)面(a面)、(1-100)面(m面)、及び(000-1)面(C面)に比べて酸化速度が速い。そのため、Si面では、CO2処理温度は1000℃~1400℃の範囲、望ましくは1100℃~1300℃の範囲が好適である。a面、m面、及びC面では、CO2処理温度は800℃~1200℃の範囲、望ましくは1000℃~1200℃の範囲が好適である。
(絶縁ゲート型半導体装置の製造方法)
次に、図11~図16に示す工程図を用いて、実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を、横型MOSFETの場合を一例に説明する。なお、以下に述べるMOSFETの製造方法は一例であり、特許請求の範囲に記載した趣旨の範囲であれば、この変形例を含めて、これ以外の種々の製造方法により実現可能であることは勿論である。
まず、窒素(N)等のn型不純物が添加されたn型のSiC基板(基板)1を用意する。基板1は4H-SiC基板であり、面方位が(0001)面(Si面)である。基板1の上面に、p型のチャネル形成領域(ベース領域)3をエピタキシャル成長させる。チャネル形成領域3の上面側から、フォトリソグラフィ技術及びイオン注入技術などにより、N等のn型不純物を選択的に注入する。熱処理を行うことにより注入されたn型不純物イオンを活性化さる。その結果、図11に示すように、チャネル形成領域3の上部にn+型のソース領域(第1主電極領域)4a及びドレイン領域(第2主電極領域)4bが選択的に埋め込まれる。
図12に示すように、チャネル形成領域3の上面に、100%O2ガス雰囲気中、1200℃程度の温度で160分間程度加熱して50nm程度のSiO2からなるシリコン酸化膜5bを形成する。シリコン酸化膜5bとして、ドライ酸化膜を例示したが、ウェット酸化膜でもよく、また、熱CVD、プラズマCVD等による堆積酸化膜でもよい。例えば、減圧熱CVDでシラン(SiH4)ガスと酸素(O2)ガスを用いて、0.2Pa程度の圧力、600℃程度の温度でシリコン酸化膜5bを堆積してもよい。
次に、N2ガスに一酸化窒素(NO)ガスを10%添加したガス雰囲気中、1250℃程度の温度で60分間程度過熱して窒化処理を行う。この窒化処理により、図13に示すように、シリコン酸化膜5bと、チャネル形成領域3、ソース領域4a及びドレイン領域4bとの界面に中間窒化層6aが形成される。なお、窒化処理には、NOに代えてN2Oガスを用いてもよい。
窒化処理後、CO2ガス雰囲気中、2通りの温度でそれぞれ30分間程度の加熱処理を行う。2通りの温度は、実施例4として1300℃、実施例5として1200℃を採用する。この2通りの温度で加熱処理により、図14に示すように、シリコン酸化膜5bと、チャネル形成領域3、ソース領域4a及びドレイン領域4bとの界面近傍のシリコン酸化膜5bの中のN原子濃度が、2通りの態様で低減する。又、2通りの態様で、中間窒化層6aから一部のN原子が除去された窒化終端層6が生成される。CO2加熱処理では、100%のCO2ガスを用いたが、CO2ガスとN2やアルゴン(Ar)等の不活性ガスとの混合ガスを用いてもよい。
フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング等によりシリコン酸化膜5bにソースコンタクトホール及びドレインコンタクトホールを開孔する。その結果、図15に示すように、チャネル形成領域3の上面にソース領域4a及びドレイン領域4bを跨ぐようにゲート絶縁膜5のパターンが選択的に残留する。
スパッタリング法、真空蒸着法等により、ゲート絶縁膜5、ソースコンタクトホール及びドレインコンタクトホールの上面に厚さが100μm程度のAl等の金属膜を堆積する。フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング等により、金属膜を分離してゲート電極7、ソース電極8a及びドレイン電極8bのパターンを形成する。その結果、ソース領域4a及びドレイン領域4bの端部の一部を跨ぐように、チャネル形成領域3の上面に、窒化終端層6を介して絶縁ゲート型電極構造(5,7)が形成される。このようにして、図16に示した実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置が完成する。
このようにして作製した2通りの横型MOSFETの実施例4、5について、トランジスタ特性の測定を行い、電界効果移動度、閾値電圧Vth及びバイアス印加試験による閾値電圧(Vth)シフトの評価を行う。バイアス印加試験は、200℃、100時間で、+20Vの正バイアス条件、及び200℃、100時間で、-10Vの負バイアス条件で行っている。また、図17に示すように、実施例4、5と比較するため、図13の中間窒化層6a形成後にCO2熱処理を行わずに、ゲート絶縁膜5、並びに、ゲート電極7、ソース電極8a及びドレイン電極8bを形成した比較例2も同様に評価する。
図18に、トランジスタの評価結果を示す。図18の表に示すように、1300℃及び1200℃でCO2加熱処理した実施例4及び実施例5の電界効果移動度は、それぞれ25cm2/Vs及び22cm2/Vsである。従来の窒化処理だけの比較例2の電界効果移動度が21cm2/Vsである。このように、実施例4、5では電界効果移動度は比較例2に対して同レベルか若干の改善が見られる。また、閾値電圧Vthも比較例2と同レベルである。正バイアス条件でのVthシフトは実施例4、5、及び比較例2との間には差はないが、負バイアス条件では比較例2が-0.15Vに対し、実施例4が-0.06V、実施例5が-0.08VとVthシフトが抑制されている。このように、実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置では、電界効果移動度の向上ができ、Vthシフトを抑制することができ、半導体装置の信頼性の劣化を抑制することが可能となる。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明の実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述のように、実施形態に係る絶縁ゲート型半導体装置に係る半導体装置においては、4H-SiCを用いた横型MOSFETを例示したが、6H-SiC、3C-SiCを用いた半導体装置に適用することも可能である。更に、プレーナゲート縦型MOSFETやトレンチゲート縦型MOSFETにも適用することも可能である。
このように、上記の実施形態及び各変形例において説明される各構成を任意に応用した構成等、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1、2…基板(SiC基板)
3…チャネル形成領域(ベース領域)
4a…ソース領域(第1主電極領域)
4b…ドレイン領域(第2主電極領域)
5…ゲート絶縁膜
5a、5b…酸化膜
6…窒化終端層
6a…中間窒化層
7…ゲート電極(制御電極)
8a…ソース電極
8b…ドレイン電極
10…表面電極
11…裏面電極

Claims (6)

  1. 炭化シリコンからなるチャネル形成領域の上面にシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜を形成する工程と、
    窒素原子を含むガスで前記ゲート絶縁膜を熱処理することで、前記ゲート絶縁膜と炭化シリコンとの界面を窒化処理して、前記チャネル形成領域と前記ゲート絶縁膜との界面に中間窒化層を形成する工程と、
    二酸化炭素を含むガスで前記ゲート絶縁膜を熱処理することで、前記ゲート絶縁膜中の窒素原子の一部を除去し、前記界面に窒化終端層を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜の上に、前記チャネル形成領域の表面ポテンシャルを制御するゲート電極を形成する工程と
    を含むことを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。
  2. 前記ゲート絶縁膜と炭化シリコンとの界面をX線光電子分光法で測定したとき、窒素の1s軌道に起因するスペクトルの強度INと前記チャネル形成領域に由来するシリコンの2p軌道に起因するスペクトルの強度ISiとの比IN/ISiが、前記界面から2nm以上3nm以下の間の前記ゲート絶縁膜を残したときは0.02以上、0.03未満であり、前記ゲート絶縁膜を除去したときの前記窒化終端層では0.01より大きく、0.02未満であることを特徴とする請求項1に記載の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。
  3. 前記窒化終端層は、前記二酸化炭素を含むガス中で、800℃以上、1400℃以下の範囲の熱処理温度で形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。
  4. 前記チャネル形成領域の前記上面の面方位が(0001)面であり、前記窒化終端層が1100℃以上、1300℃以下の熱処理温度で形成されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。
  5. 前記チャネル形成領域の前記上面の面方位が(000-1)面、(11-20)面、及び(1-100)面のいずれかであり、前記窒化終端層が1000℃以上、1200℃以下の熱処理温度で形成されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。
  6. 炭化シリコンからなるチャネル形成領域の上面に設けられたシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜と、
    前記チャネル形成領域と前記ゲート絶縁膜との界面に設けられた窒化シリコンからなる窒化終端層と、
    前記ゲート絶縁膜の上に設けられ、前記チャネル形成領域の表面ポテンシャルを制御するゲート電極と、
    を備え、
    前記ゲート絶縁膜と炭化シリコンとの界面をX線光電子分光法で測定したとき、窒素の1s軌道に起因するスペクトルの強度INと前記チャネル形成領域に由来するシリコンの2p軌道に起因するスペクトルの強度ISiとの比IN/ISiが、前記界面から2nm以上3nm以下の間の前記ゲート絶縁膜を残したときは0.02以上、0.03未満であり、前記ゲート絶縁膜を除去したときの前記窒化終端層では0.01より大きく、0.02未満であることを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置。
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