JP7304299B2 - 電源モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品装置に用いられる電源モジュールに関するものである。
半導体素子の電気的特性および熱的特性に関する試験を行うための装置として、例えば特許文献1記載の半導体試験装置が知られている。特許文献1記載の半導体試験装置は、電源部と、負荷部と、DUT接続部と、DUT制御・駆動部と、DUT特性測定部を備えている。電源部は、負荷部を介してDUT(被試験デバイス)が接続されたDUT接続部に電源供給するものである。負荷部には、誘導負荷、抵抗負荷、容量負荷、あるいは整流部品等の受動負荷や、トランジスタ等のスイッチングデバイス(能動負荷)が用いられ、それぞれDUTに対して必要な責務を付与している。DUT接続部には、DUT制御・駆動部とDUT特性測定部が接続されている。DUT制御・駆動部は、DUTに所定の電圧信号、電流信号、あるいは周波数信号を供給して、それを駆動するものであり、DUT特性測定部では、DUTに流れる電流値、あるいは電圧値によってその電気的特性および熱的特性を測定している。
特開2015-232501号公報
上記の半導体試験装置では、デバイスのサージ試験、スイッチング特性試験などの異なる試験を順次実施するために、負荷部が、誘導負荷、整流ダイオードと抵抗負荷の直列回路、容量負荷、及び抵抗負荷を、それぞれスイッチを介して4つの並列回路になるよう、構成されている。しかしながら、負荷部の回路構成では、DUTの動作時に大電流が流れ電圧降下が生じると、電源部から負荷部を介してDUTに出力される電圧も下がり、その後、元の電圧に復帰するまでに時間がかかるため、応答特性が悪いという問題がある。
本発明の目的は、応答特性を高めた電源モジュールを提供することである。
[1]本発明に係る電源モジュールは、被試験電子部品と、前記被試験電子部品を試験するための電圧を供給するデバイス電源との間に、電気的に接続される電源モジュールであって、前記被試験電子部品と前記デバイス電源との間を接続する電源ラインと、高電位端子、低電位端子、及び制御端子を有し、前記電源ラインに接続される半導体スイッチング素子を含む電圧制御回路と、前記デバイス電源から前記電源ラインを介して前記高電位端子に入力される入力電圧に対して、所定の降下電圧分、降下させた基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、前記入力電圧に対して、所定の降下電圧分、降下させた電圧を前記デバイス電源にフィードバックするフィードバックラインとを備え、前記半導体スイッチング素子は、前記高電位端子と前記低電位端子との間で、前記所定の降下電圧の電圧差を与え、前記電圧制御回路は、前記低電位端子から前記電源ラインを介して前記被試験電子部品に出力される出力電圧と、前記基準電圧との電圧差に応じて、前記制御端子に印される制御電圧を制御する。
[2]上記発明において、電圧制御回路は、前記出力電圧と前記基準電圧との電圧差により動作する差動増幅回路を含んでもよい。
[3]上記発明において、前記基準電圧生成回路と前記電圧制御回路との間に接続され、前記基準電圧を平滑する平滑回路を有してもよい。
[4]上記発明において、前記デバイス電源から前記高電位端子に印される電圧は、所定の設定電圧に設定されており、前記半導体スイッチング素子は、前記入力電圧が前記設定電圧以上である場合には、前記半導体スイッチング素子は、前記設定電圧に対して前記所定の降下電圧分、降下させた電圧を、前記出力電圧として出力し、前記入力電圧が前記設定電圧より低くなった場合には、前記半導体スイッチング素子は、前記所定の降下電圧分の電圧降下を抑制してもよい。
本発明によれば、電圧降下により、デバイス電源から入力される電圧が低くなった場合には、降下電圧を抑制するよう回路が動作するため、応答特性を高めることができる。
図1は、本発明の実施形態における電子部品試験装置の全体構成を示す概略図である。 図2は、本発明の実施形態におけるDSA、ハイフィックス、及びテストヘッドの断面図である。 図3は、DPSからPRMに入力される入力電圧(Vin)の特性と、DUT90に流れる電流(I)の特性を示すグラフである。 図4は、本発明の実施形態におけるPRM、DPS、及びDUTのブロック図である。 図5は、比較例と本実施形態の負荷応答特性を説明するためのグラフである。 図6Aは、比較例の負荷応答特性を説明するためのシュム-プロットである。 図6Bは、本実施形態の負荷応答特性を説明するためのシュム-プロットである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態における電子部品試験装置の全体構成を示す概略図である。
本実施形態における電子部品試験装置1は、図1に示すように、半導体集積回路素子等の被試験電子部品(以下単に、DUTとも称する。)の電気的特性等を試験する装置であり、DSA(Device Specific Adapter)10と、ハイフィックス(HIFIX:High Fidelity Tester Access Fixture、いわゆるマザーボード)20と、テスタ30と、ハンドラ40を備えている。
DSA10は、試験時にDUT90が電気的に接続されるソケット11(図2を参照)を有しており、ハイフィックス20を介してテスタ30に電気的に接続されている。DSA10は、DUT90の品種に応じて設計されており、DUT90の品種切替時には、その品種に対応したものに交換される。
DSA10は、ハンドラ40に形成された開口41を介してハンドラ40内に臨んでおり、ハンドラ40によってDUT90がDSA10のソケット11に押し付けられることで、DUT90とソケット11とが電気的に接続される。
なお、ハンドラ40は、DUT90に高温又は低温の熱ストレスを印加することが可能となっており、電子部品試験装置1は、DUT90に熱ストレスを印加した状態で、当該DUT90を試験する。このようなハンドラ40としては、例えば、ヒートプレートタイプやチャンバタイプ等を例示することができる。
なお、DSA10及びハイフィックス20の構成については後に詳述する。
テスタ30は、メインフレーム(テスタ本体)31と、テストヘッド32と、ケーブル33とを備えている。メインフレーム31は、ケーブル33を介してテストヘッド32に接続されている。メインフレーム31は、テストヘッド32を介して試験信号をDUT10に送出してDUT10を試験し、当該試験結果に応じてDUT10を評価する。メインフレーム31は、DUT10へ試験信号を送出するためのデバイス電源及び制御装置等を有している。制御装置は、例えば、プログラムを実行するコンピュータであって、電子部品試験装置1の全体を制御する。制御装置は、プログラムに応じてテストヘッド32内のそれぞれの試験モジュール34と通信して、それぞれの試験モジュール34を制御する。
テストヘッド32は、ケーブル33を介してメインフレーム31に接続されており、DUT10の試験の際に、DUT10へ試験信号を送出する。テストヘッド32は、DUT90を試験する試験モジュール(ピンエレクトロニクスカード)34を内部に収容している。試験モジュール34は、DSA10及びハイフィックス20を介して、DUT90との間で試験信号を授受することで、DUT90を試験する。
次に、本実施形態におけるDSA10とハイフィックス20の構成について、図2を参照しながら説明する。なお、以下に説明するDSA10やハイフィックス20の構成は一例に過ぎず、特にこれに限定されない。
図2は本実施形態におけるDSA、ハイフィックス、及びテストヘッドの断面図である。
ハイフィックス20は、テストヘッド32の上に着脱可能に装着されている。DSA10は、テストヘッド32に装着されたハイフィックス20の上に着脱可能に装着されている。
本実施形態におけるDSA10は、ソケット11と、ソケットボード12と、ソケットガイド13と、コネクタ14と、電源用小型モジュール(以下、単にPRM(Power Regulation Module)とも称す)50を有している。なお、本実施形態におけるPRM50が本発明における「電源モジュール」の一例に相当する。
ソケット11は、DUT90の端子と接触する多数のコンタクタを有しており、上述のように、ハンドラ40によってDUT90がこのソケット11に押し付けられることで、DUT90の端子とコンタクタとが電気的に接続される。なお、コンタクタの具体例としては、例えば、ポゴピンや異方導電性フィルム等を例示することができる。
ソケットボード12は、パッドを含む配線パターンを有するプリント配線板であり、一方の主面(図2における上面)にソケット11が実装されている。
また、ソケットボード12の上面には、DUT90をソケット11に対して位置決めするためのソケットガイド13が取り付けられている。ソケットガイド13は、例えばステンレス等で構成されており、ボルトによって、ソケットボード12に固定されている。
一方、ソケットボード12の他方の主面(図2における下面)には、コネクタ14が実装されている。コネクタ14が、ハイフィックス20のコネクタ21と嵌合することで、DSA10はハイフィックス20と電気的に接続される。
ハイフィックス20は、コネクタ14と嵌合するコネクタ21を上部に有している。コネクタ21は、特に図示しない枠体を介してスペーシングフレーム22に支持されており、スペーシングフレーム22は、若干の上下動が可能なスペース柱23を介して、中継ボード24に支持されている。
中継ボード24の下面には、コネクタ25が実装されており、コネクタ25は、ケーブル26を介して、上述のコネクタ21と電気的に接続されている。コネクタ25は、テストヘッド32の上部に設けられたコネクタ35と嵌合可能となっており、コネクタ25とコネクタ35とが嵌合することで、ハイフィックス20がテストヘッド32に電気的に接続される。なお、コネクタ35は、特に図示しないケーブル等を介して、試験モジュール34(図1参照)に電気的に接続されている。
ここで、テスタ30に含まれるデバイス電源(以下、単にDPS(Device Power Source)とも称す)からPRM50を介してDUT90に印される電圧の電圧変動(負荷応答特性)について、図3を用いて説明する。図3は、DPSからPRM50に入力される入力電圧(Vin)の特性と、DUT90に流れる電流(Id)の特性を示すグラフである。DPSからPRM50に入力される入力電圧(Vin)は、予め決まられた設定電圧に設定されており、PRM50及びDUT90が安定している場合には、入力電圧(Vin)は設定電圧(Vc)で定常状態になる。DUT90が過渡的に動作する時には、DUT90に急激な電流が流れる。DUT90に過渡的な電流が流れると、DPS80の入力電圧(Vin)が一時的に下がる。図3に示すように、DUT90が時間t1で動作した場合には、DUT90の電流(Id)が高くなる。時間t1で電流が変化(ΔI)すると、DPSの入力電圧(Vin)は、電圧降下(ΔV:DUT90動作時に降下する入力電圧の変動幅)分、低下する。その後、入力電圧(Vin)が設定電圧に復帰するまでには時間を要する。そして、このような応答性が、いわゆる負荷応答特性であって、負荷応答特性は、DPSからDUT90までの接続回路に含まれる容量成分等により影響される。電圧変化(ΔV)は、DUT90の電流(Id)が低くなる時にも発生し、図3に示すように、時間t2で電流が変化(ΔI)すると、DPSの入力電圧(Vin)は、電圧変化(ΔV)分、上昇する。そして、DUT90の動作に伴い、入力電圧(Vin)が設定電圧(Vc)から変化し、設定電圧(Vc)に復帰するまでの時間が長いほど、負荷応答特性が悪くなる。
ところで、メモリICの高速化に伴い、デバイスの低電圧化と大電流化が進んでいる。このようなデバイスをテストするには、一層の負荷応答特性の向上が求められる。
負荷応答特性を改善するためには、DPSとDUT90の間に接続されるコンデンサの容量を増やすことで、DUT90の動作に伴う入力電圧(Vin)の電圧変化を抑制することが考えられる。しかしながら、時定数が大きくなるため負荷応答特性は大きく改善できない。また、実装面積には限りがあるため、コンデンサの数を多くするには限界がある。
負荷応答特性を改善するための別の方法として、デバイスボード上でDPSの並列接続数を増やすことが考えられる。しかしながら、DPSのチャネル数に制限があり、またチャネル数を増やした場合には同時に測定できるデバイス数を減らすことになる。そこで、本実施形態では、負荷応答特性を改善するために、DPSとDUT90の間に、PRM50を接続している。
PRM50の回路構成について、図4を用いて説明する。図4は、PRM50、DPS80、及びDUT90のブロック図である。DPS80は、メインフレーム31(図1を参照)に収容されている。なお、PRM50とDPS80との間は、ケーブル33及び試験モジュール34等を介して電気的に接続されているが、図4に示すブロック図では、図示を省略している。
DPS80は、Force端子、Sence端子、GND端子を有している、DPS80は、Force端子からPRM50に入力される入力電圧(Vin)を所定の設定電圧(Vc)に設定している。DPS80のSence端子には、後述するように、入力電圧から所定の電圧降下(ΔV)分、降下させた電圧(Vin‐ΔV)が入力される。DPS80は、Sence端子から入力される電圧(Vin‐ΔV)を検知している。DUT90の動作時に、電圧降下が発生し、Sence端子から入力される電圧が、設定電圧に対して、電圧降下(ΔV)分、降下させた電圧よりも低くなった場合には、DPS80は、Force端子の電圧を高くし、入力電圧(Vin)を維持するように電圧制御を行う。つまり、DPS80は、Force端子とSence端子との間で、所定の電圧降下(ΔV)分の電圧差を保った状態で、DPS80からPRM50に設定電圧を印するように、電圧制御を行う。
PRM50は、負荷応答特性を高めるための回路構成を有しており、電源ライン51、グランドライン52、基準電圧生成回路53、平滑回路54、電圧制御回路55、フィードバックライン56、平滑用コンデンサ57、58を備えている。
電源ライン51は、DPS80のForce端子から入力される電圧を、半導体スイッチング素子55аを介して、DUT90に印するための電源用配線であって、グランドライン52と対になり、DPS80から入力される電圧を、DUT90に出力する。電源ライン51は、DPS80とDUT90との間を接続する一対の配線のうち、高電位側の配線である。
グランドライン52は、グランドをとるための配線であり、電源ライン51と対となる。グランドライン52は、DPS80とDUT90との間を接続する一対の配線のうち、低電位側の配線である。
基準電圧生成回路53は、入力電圧(Vin)に対して、電圧降下(ΔV)分、低い基準電圧を生成ための回路であって、ダイオード53а、抵抗R1、R2、R3を有している。抵抗R1、R2、R3は直列に接続されている。抵抗R1、R2、R3の直列回路の一端は、電源ライン51に接続されており、他端は、所定の基準電位(例えば-5V)に接続されている。ダイオード53аのアノードは、抵抗R2と抵抗R3とを接続する接続点に接続されており、ダイオード53аのカソードは、電源ライン51に接続されている。抵抗R1と抵抗R2とを接続する接続点は、平滑回路54を介して、電圧制御回路55に接続されている。抵抗R1の抵抗値は、電流導通時に、所定の電圧降下(ΔV)が生ずるような抵抗値に設定されている。すなわち、抵抗R1と抵抗R2とを接続する接続点には、入力電圧(Vin)に対して、電圧降下(ΔV)分、低い電圧が印され、この基準電圧が、電圧制御回路55に含まれる差動増幅回路55bの反転端子に入力され、差動増幅回路55bの参照電圧となる。なお、基準電圧生成回路53は、基準電圧を生成するために、別途電圧源を有してもよい。
平滑回路54は、基準電圧生成回路53と電圧制御回路55との間に接続されており、基準電圧生成回路53で生成された基準電圧を平滑し、電圧制御回路55に出力する。平滑回路54は、抵抗RとコンデンサCを有したRCフィルタで構成されている。抵抗Rは、抵抗Rと抵抗Rとの接続点と、電圧制御回路55との間に接続されている。コンデンサCの一端は抵抗Rに接続されており、コンデンサCの他端はグランドライン52に接続されている。なお、平滑回路54は、RCフィルタに限らず、例えばLCフィルタなど他のフィルタでもよい。
電圧制御回路55は、電源ライン51に接続されており、半導体スイッチング素子55аと差動増幅回路(オペアンプ)55bを有している。電圧制御回路55は、DPS80の設定電圧(すなわち、Force端子からPRM50に入力される電圧(Vin))に対して電圧を降下させて、かつ、降下電圧の大きさを調整する機能を有している。半導体スイッチング素子55аは、PチャネルのMOSFETで構成されている。半導体スイッチング素子55аの高電位側端子(ソース端子)は、PRM50の入力側に接続されており、半導体スイッチング素子55аの低電位側端子(ドレイン端子)は、PRM50の出力側に接続されている。半導体スイッチング素子55аの制御端子は差動増幅回路55bに接続されている。差動増幅回路55bの非反転端子は、PRM50の出力とDUT90との間で、電源ライン51に接続されている。差動増幅回路55bの反転端子は、平滑回路54を介して、基準電圧生成回路53に接続されている。
半導体スイッチング素子55аの制御端子(ゲート端子)に入力される電圧(ゲート電圧)は、差動増幅回路55bの出力で調整され、差動増幅回路55bの出力によりソース‐ドレイン間の降下電圧が調整される。DUT90の定常動作時、又は、DUT90が動作していない時など、いわゆる定常状態では、ソース‐ドレイン間の降下電圧はΔVとなる。つまり、定常状態では、半導体スイッチング素子55аは、ソース‐ドレイン間に、降下電圧(ΔV)を与える。一方、DUT90が動作した時など負荷変動状態(過渡状態)で、PRM50からDUT90に出力される出力電圧(Vout)が、設定電圧と所定の降下電圧で決まる電圧(Vin-ΔV)、すなわちSence端子に入力される電圧よりも低くなった場合には、ソース‐ドレイン間の降下電圧はΔVよりも小さくなる。つまり、過渡状態では、半導体スイッチング素子55аは、ソース‐ドレイン間に、降下電圧(ΔV)より低い降下電圧を与える。
定常状態では、差動増幅回路55bの非反転端子に入力される電圧(Vout)と差動増幅回路55bの反転端子に入力される電圧(V)は、共に、Vin-ΔVとなる。そして、差動増幅回路55bは、非反転端子に入力される電圧(Vout)と反転端子に入力される電圧(V)との間で、電圧差がない場合には、ソース‐ドレイン間の降下電圧がΔVとなるように、制御電圧(ゲート電圧)を出力する。一方、負荷変動状態で、出力電圧(Vout)が変化し、非反転端子に入力される電圧(Vout)と反転端子に入力される電圧(V)との間で電圧差が生じた場合には、差動増幅回路55bは、電圧差の大きさに応じて制御電圧(ゲート電圧)を調整し、ソース‐ドレイン間の降下電圧をΔVよりも小さくする。これにより、半導体スイッチング素子55аのドレイン端子からDUT90に出力される電圧(Vout)の低下が抑制される。なお、差動増幅回路55bは、動作用の電源をDPS80から別途得ている。
フィードバックライン56は、入力電圧(Vin)に対して、所定の降下電圧(ΔV)分、降下させた電圧を、DPS80のSence端子にフィードバックする配線である。フィードバックライン56の一端は、基準電圧生成回路53に含まれる抵抗Rと抵抗Rとの接続点と、電圧制御回路55に含まれる差動増幅回路55bの反転端子との間を接続する配線に接続されている。また、フィードバックライン56の一端は、抵抗Rと抵抗Rとを接続する接続点と平滑回路54との間に接続されている。フィードバックライン56の他端は、DPS80のSence端子に接続されている。基準電圧生成回路53で生成された、抵抗Rと抵抗Rとの接続点の電圧(基準電圧:Vin-ΔV)は、フィードバックライン56により、DPS80のSence端子にフィードバックしている。
コンデンサ57は、平滑用のコンデンサであり、PRM50の入力側に接続されている。コンデンサ58は、平滑用のコンデンサであり、PRM50の出力側に接続されている。コンデンサ57、58は、電源ライン51とグランドライン52の間に接続されている。
次に、DPS80とDUT90との間に、PRM50を接続しない場合の負荷応答特性(比較例)と、PRM50を接続した場合の負荷応答特性を、図5に示すグラフを用いて説明する。図5のグラフаは比較例の特性を示し、グラフbは本実施形態の特性を示す。横軸は時間を、縦軸は電圧を表している。図5の例では、DUT90が時間t、t、t、tのタイミングで動作したとする。グラフаに示すように、比較例では、負荷変動時(DUT90の動作時)に電圧が過渡的に変化する。一方、グラフbに示すように、本実施形態では、負荷変動が生じても、電圧が安定して推移している。このように、DPS80とDUT90との間に、本実施形態に係るPRM50を接続することで、負荷変動を改善できる。
次に、DPS80の電圧を変化させた時に、DUT90から得た出力値のタイミングを計測することで、デバイスの応答特性を評価した。図6A及び図6Bは、DPS80の電圧と、DUT90から得た出力値のタイミングを2軸のグラフとしてプロットした測定結果を示しており、いわゆるシュム-プロットである。DPS80の電圧は1Vを中心に±0.1Vの範囲で変化させている。図6Aは比較例の評価結果であり、図6Bは本実施形態の評価結果である。図6Aに示すように、PRM50を接続しない場合に、測定テストをパスできた範囲(図の点線で囲う範囲)は狭い。一方、図6Aに示すように、PRM50を接続しない場合に、測定テストをパスできた範囲(図の点線で囲う範囲)は広範囲になっている。このように、DPS80とDUT90との間に、本実施形態に係るPRM50を接続することで、負荷変動を改善できる。
以上のように、本実施形態では、電源ライン51、基準電圧生成回路53、半導体スイッチング素子55аを含む電圧制御回路55、フィードバックライン56を備えた電源モジュールを、DPS80とDUT90との間に接続する。基準電圧生成回路53は、DPS80から入力される入力電圧(Vin)に対して、降下電圧(ΔV)分、降下させた基準電圧(V)を生成する。フィードバックライン56は、入力電圧(Vin)に対して、所定の降下電圧分(ΔV)、降下させた電圧をデバイス電源にフィードバックする。また、電圧制御回路55は、半導体スイッチング素子の端子間で、降下電圧分(ΔV)の電圧差を与えて、PRM50からDUT90に出力される出力電圧(Vout)と基準電圧(V)との電圧差に応じて、半導体スイッチング素子の制御電圧を制御する。これにより、応答特性を高めることができる。
また本実施形態では、基準電圧生成回路53と電圧制御回路55との間に、基準電圧(V)を平滑する平滑回路を接続する。これにより、基準電圧を安定化できる。
また本実施形態では、DPS80からPRM50に入力される入力電圧(Vin)が設定電圧(V)以上である場合には、半導体スイッチング素子55аは、設定電圧(V)に対して所定の降下電圧(ΔV)分、降下させた電圧を、出力電圧として出力し、入力電圧(Vin)が設定電圧(V)より低くなった場合には、半導体スイッチング素子は、所定の降下電圧(ΔV)分の電圧降下を抑制する。これにより、PRM50の出力電圧を安定化しつつ、応答特性を高めることができる。
なお、本実施形態において、半導体スイッチング素子は必ずしもpチャネルのMOSFETに限らず、nチャネルのMOSFETでもよく、またMOSFETに限らず、他のトランジスタでもよい。また平滑回路54は必ずしも必要はない。また、基準電圧生成回路53の回路構成は、図4に示すものに限らない。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1…電子部品試験装置
10…DSA
11…ソケット
12…ソケットボード
13…ソケットガイド
14…コネクタ
20…ハイフィックス
21…コネクタ
22…スペーシングフレーム
23…スペース柱
24…中継ボード
25…コネクタ
26…ケーブル
30…テスタ
31…メインフレーム
32…テストヘッド
33…ケーブル
34…試験モジュール
35…コネクタ
40…ハンドラ
41…開口
50…PRM
51…電源ライン
52…グランドライン
53…基準電圧生成回路
54…平滑回路
55…電圧制御回路
56…フィードバックライン
57、58…コンデンサ
80…DPS
90…DUT

Claims (4)

  1. 被試験電子部品と、前記被試験電子部品を試験するための電圧を供給するデバイス電源との間に、電気的に接続される電源モジュールであって、
    前記被試験電子部品と前記デバイス電源との間を接続する電源ラインと、
    高電位端子、低電位端子、及び制御端子を有し、前記電源ラインに接続される半導体スイッチング素子を含む電圧制御回路と、
    前記デバイス電源から前記電源ラインを介して前記高電位端子に入力される入力電圧に対して、所定の降下電圧分、降下させた基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    前記入力電圧に対して、所定の降下電圧分、降下させた電圧を前記デバイス電源にフィードバックするフィードバックラインとを備え、
    前記半導体スイッチング素子は、前記高電位端子と前記低電位端子との間で、前記所定の降下電圧の電圧差を与え、
    前記電圧制御回路は、前記低電位端子から前記電源ラインを介して前記被試験電子部品に出力される出力電圧と、前記基準電圧との電圧差に応じて、前記制御端子に印される制御電圧を制御する電源モジュール。
  2. 請求項1記載の電源モジュールであって、
    前記電圧制御回路は、前記出力電圧と前記基準電圧との電圧差により動作する差動増幅回路を含む電源モジュール。
  3. 請求項1又は2記載の電源モジュールであって、
    前記基準電圧生成回路と前記電圧制御回路との間に接続され、前記基準電圧を平滑する平滑回路を有する電源モジュール。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載の電源モジュールであって、
    前記デバイス電源から前記高電位端子に印される電圧は、所定の設定電圧に設定されており、
    前記半導体スイッチング素子は、
    前記入力電圧が前記設定電圧以上である場合には、前記半導体スイッチング素子は、前記設定電圧に対して前記所定の降下電圧分、降下させた電圧を、前記出力電圧として出力し、
    前記入力電圧が前記設定電圧より低くなった場合には、前記半導体スイッチング素子は、前記所定の降下電圧分の電圧降下を抑制する電源モジュール。
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