JP7303760B2 - 仕入先選定装置、仕入先選定方法および仕入先選定プログラム - Google Patents

仕入先選定装置、仕入先選定方法および仕入先選定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、仕入先選定装置、仕入先選定方法および仕入先選定プログラムに関する。
特許文献1には、「仕入先評価装置によれば、各仕入先について、納期、コストだけではなく、様々な評価要素に基づいて総合的に評価するので、部品等の発注先として、より適切な仕入先を選定することが可能となる」と記載されている(特許文献1の0007段落参照)。
特開2010-160566号公報
上記特許文献1に記載のように適切な仕入先の選定を行うことは企業にとって重要である。ここで、例えば代理店ビジネスの業務を行う企業(商社等)においては、当然のことながら、取引先から受注した商品を製造するメーカーを取り扱うという条件を満たすところを仕入先として選定する必要がある。しかしながら、近年においては、調達物流費やリードタイム等を抑制するために、前記条件だけではなく、取引先が商品を受け取る場所も考慮して仕入先を選定することが求められている。
飽くまで一例ではあるが、2つの仕入先がともに、取引先から受注した商品を製造するメーカーを取り扱っていたとしても、取引先が商品を受け取る場所から遠い仕入先よりも、近い仕入先を選定する方が、調達物流費やリードタイム等の抑制の観点から望ましい(図3参照)。
しかしながら、従来においては、取引先から受注した商品のメーカーを扱っているかということだけではなく、取引先の商品受取場所も考慮した仕入先の選定は、オペレータの判断に依存していたため、オペレータの判断ミス発生のリスクがあり、かつ、オペレータの作業負荷も高いという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、取引先から受注した商品のメーカーを扱っているかということだけではなく、取引先の商品受取場所も考慮した仕入先の選定を行うことができる仕入先選定装置、仕入先選定方法および仕入先選定プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る仕入先選定装置は、制御部を備える仕入先選定装置であって、前記制御部は、担当者を識別するための担当者識別データと取引先が商品を受け取る場所を識別するための受取場所識別データとを含む担当者マスタと、担当者識別データと商品を識別するための商品識別データとを含む受注データと、に基づいて、前記担当者マスタから、前記受注データに含まれる担当者識別データと紐付く受取場所識別データを取得する受取場所取得手段と、商品識別データと商品を製造するメーカーを識別するためのメーカー識別データとを含む商品マスタと、前記受注データと、に基づいて、前記商品マスタから、前記受注データに含まれる商品識別データと紐付くメーカー識別データを取得するメーカー取得手段と、受取場所識別データとメーカー識別データと商品の仕入先を識別するための仕入先識別データとを含む仕入先マスタから、前記受取場所取得手段で取得した受取場所識別データおよび前記メーカー取得手段で取得したメーカー識別データと紐付く仕入先識別データを取得する仕入先取得手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る仕入先選定装置は、前記受注データおよび前記仕入先マスタが、取引先を識別するための取引先識別データを更に含み、前記仕入先取得手段が、前記仕入先マスタから、前記受取場所取得手段で取得した受取場所識別データ、前記メーカー取得手段で取得したメーカー識別データおよび前記受注データに含まれる取引先識別データと紐付く仕入先識別データを取得すること、を特徴とする。
また、本発明に係る仕入先選定方法は、制御部を備える情報処理装置で実行される仕入先選定方法であって、前記制御部で実行される、担当者を識別するための担当者識別データと取引先が商品を受け取る場所を識別するための受取場所識別データとを含む担当者マスタと、担当者識別データと商品を識別するための商品識別データとを含む受注データと、に基づいて、前記担当者マスタから、前記受注データに含まれる担当者識別データと紐付く受取場所識別データを取得する受取場所取得ステップと、商品識別データと商品を製造するメーカーを識別するためのメーカー識別データとを含む商品マスタと、前記受注データと、に基づいて、前記商品マスタから、前記受注データに含まれる商品識別データと紐付くメーカー識別データを取得するメーカー取得ステップと、受取場所識別データとメーカー識別データと商品の仕入先を識別するための仕入先識別データとを含む仕入先マスタから、前記受取場所取得ステップで取得した受取場所識別データおよび前記メーカー取得ステップで取得したメーカー識別データと紐付く仕入先識別データを取得する仕入先取得ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る仕入先選定プログラムは、制御部を備える情報処理装置に実行させるための仕入先選定プログラムであって、前記制御部に実行させるための、担当者を識別するための担当者識別データと取引先が商品を受け取る場所を識別するための受取場所識別データとを含む担当者マスタと、担当者識別データと商品を識別するための商品識別データとを含む受注データと、に基づいて、前記担当者マスタから、前記受注データに含まれる担当者識別データと紐付く受取場所識別データを取得する受取場所取得ステップと、商品識別データと商品を製造するメーカーを識別するためのメーカー識別データとを含む商品マスタと、前記受注データと、に基づいて、前記商品マスタから、前記受注データに含まれる商品識別データと紐付くメーカー識別データを取得するメーカー取得ステップと、受取場所識別データとメーカー識別データと商品の仕入先を識別するための仕入先識別データとを含む仕入先マスタから、前記受取場所取得ステップで取得した受取場所識別データおよび前記メーカー取得ステップで取得したメーカー識別データと紐付く仕入先識別データを取得する仕入先取得ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、取引先から受注した商品のメーカーを扱っているかということだけではなく、取引先の商品受取場所も考慮した仕入先の選定を行うことができるという効果を奏する。
図1は、仕入先選定装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、得意先、仕入先および倉庫の点在の一例を示すイメージ図である。 図3は、適切な仕入先の選定の一例を示すイメージ図である。 図4は、メーカー別課所別発注先マスタ中の各項目について、参照マスタおよびキー項目か否かの情報の一例を示す図である。 図5は、担当者マスタ、品番マスタおよびメーカー別課所別発注先マスタの登録内容の一例を示す図である。 図6は、本実施形態に係る仕入先の選定の具体例を示す図である。
以下に、本発明に係る仕入先選定装置、仕入先選定方法および仕入先選定プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.構成]
本実施形態に係る仕入先選定装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、仕入先選定装置100の構成の一例を示すブロック図である。
仕入先選定装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、仕入先選定装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
仕入先選定装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。仕入先選定装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、仕入先選定装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、仕入先選定装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、例えば、担当者マスタ106aと、商品マスタとしての品番マスタ106bと、仕入先マスタとしてのメーカー別課所別発注先マスタ106cと、受注データ106dと、発注データ106eと、を備えている。
担当者マスタ106aは、図5に示すように、例えば、担当者を識別するための担当者識別データ(担当者コード)と、取引先が商品を受け取る場所を識別するための受取場所識別データ(部門コード)と、等を含む。
品番マスタ106bは、図5に示すように、例えば、商品を識別するための商品識別データ(品番コード)と、商品を製造するメーカーを識別するためのメーカー識別データ(メーカーコード)と、等を含む。
メーカー別課所別発注先マスタ106cは、図5に示すように、例えば、前記メーカー識別データ(メーカーコード)と、前記受取場所識別データ(部門コード)と、取引先(得意先)を識別するための取引先識別データ(得意先コード)と、仕入先を識別するための仕入先識別データ(仕入先コード)と、等を含む。なお、メーカー別課所別発注先マスタ106c中の各項目について、参照マスタおよびキー項目か否かの情報を、図4に示している。
受注データ106dは、図6に示すように、例えば、各レコードを識別するための行番号(No)と、前記取引先識別データ(得意先コード)と、前記受取場所識別データ(部門コード)と、前記担当者識別データ(担当者コード)と、前記商品識別データ(品番コード)と、等を含む。これらのうち、前記取引先識別データ(得意先コード)、前記担当者識別データ(担当者コード)および前記商品識別データ(品番コード)は、オペレータによって入力または選択される情報であり、前記受取場所識別データ(部門コード)は、前記担当者識別データ(担当者コード)をキーとして自動取得される情報である。
発注データ106eは、図6に示すように、例えば、各レコードを識別するための行番号(No)と、前記仕入先識別データ(仕入先コード)と、前記担当者識別データ(担当者コード)と、前記商品識別データ(品番コード)と、等を含む。これらのうち、前記仕入先識別データ(仕入先コード)は、本発明により(つまり、後述する仕入先取得部102cにより)取得される情報であり、前記担当者識別データ(担当者コード)および前記商品識別データ(品番コード)は、受注データ106dから受け継がれる情報である。
制御部102は、仕入先選定装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)担当者を識別するための担当者識別データと取引先が商品を受け取る場所を識別するための受取場所識別データとを含む担当者マスタと、担当者識別データと商品を識別するための商品識別データとを含む受注データと、に基づいて、前記担当者マスタから、前記受注データに含まれる担当者識別データと紐付く受取場所識別データを取得する受取場所取得手段としての受取場所取得部102aと、(2)商品識別データと商品を製造するメーカーを識別するためのメーカー識別データとを含む商品マスタと、前記受注データと、に基づいて、前記商品マスタから、前記受注データに含まれる商品識別データと紐付くメーカー識別データを取得するメーカー取得手段としてのメーカー取得部102bと、(3)受取場所識別データとメーカー識別データと商品の仕入先を識別するための仕入先識別データとを含む仕入先マスタから、前記受取場所取得手段で取得した受取場所識別データおよび前記メーカー取得手段で取得したメーカー識別データと紐付く仕入先識別データを取得する仕入先取得手段としての仕入先取得部102cと、を備えている。
受取場所取得部102aは、前記担当者識別データ(担当者コード)と前記受取場所識別データ(部門コード)とを含む担当者マスタ106aと、前記担当者識別データ(担当者コード)と前記商品識別データ(品番コード)とを含む受注データ106dと、に基づいて、担当者マスタ106aから、受注データ106dに含まれる前記担当者識別データ(担当者コード)と紐付く前記受取場所識別データ(部門コード)を取得する。
メーカー取得部102bは、前記商品識別データ(品番コード)と前記メーカー識別データ(メーカーコード)とを含む品番マスタ106bと、前記担当者識別データ(担当者コード)と前記商品識別データ(品番コード)とを含む受注データ106dと、に基づいて、品番マスタ106bから、受注データ106dに含まれる前記商品識別データ(品番コード)と紐付く前記メーカー識別データ(メーカーコード)を取得する。
仕入先取得部102cは、前記受取場所識別データ(部門コード)と前記メーカー識別データ(メーカーコード)と前記仕入先識別データ(仕入先コード)とを含むメーカー別課所別発注先マスタ106cから、受取場所取得部102aで取得した前記受取場所識別データ(部門コード)およびメーカー取得部102bで取得した前記メーカー識別データ(メーカーコード)と紐付く前記仕入先識別データ(仕入先コード)を取得する。
受注データ106dおよびメーカー別課所別発注先マスタ106cが前記取引先識別データ(得意先コード)を更に含む場合、仕入先取得部102cは、以下のようにして前記仕入先識別データ(仕入先コード)を取得してもよい。すなわち、仕入先取得部102cは、前記受取場所識別データ(部門コード)と前記メーカー識別データ(メーカーコード)と前記取引先識別データ(得意先コード)と前記仕入先識別データ(仕入先コード)とを含むメーカー別課所別発注先マスタ106cから、受取場所取得部102aで取得した前記受取場所識別データ(部門コード)、メーカー取得部102bで取得した前記メーカー識別データ(メーカーコード)および受注データ106dに含まれる前記取引先識別データ(得意先コード)と紐付く前記仕入先識別データ(仕入先コード)を取得してもよい。
[2.処理の具体例]
本項目では、本実施形態における処理の具体例を、図5および図6を用いて説明する。なお、担当者マスタ106a、品番マスタ106bおよびメーカー別課所別発注先マスタ106cは、図5に示す内容で登録されているものとする。
[2-1.受注データ106dの登録]
まず、受注データ106dとして、「得意先コード:T001、担当者コード:User3、品番コード:Shouhin001」からなるレコード(以下、「No1のレコード」という。)および「得意先コード:T002、担当者コード:User1、品番コード:Shouhin001」からなるレコード(以下、「No2のレコード」という。)が登録されたとする。
[2-2.受取場所の取得]
受取場所取得部102aは、図5の担当者マスタ106aから、受注データ106dのNo1のレコードに含まれる「担当者コード:User3」と紐付く情報として「部門コード:200」を取得し、また、受注データ106dのNo2のレコードに含まれる「担当者コード:User1」と紐付く情報として「部門コード:100」を取得する。当該取得した部門コードは、受注データ106dに格納される。部門コードの格納により完成した受注データ106dを、図6に示す。
[2-3.メーカーの取得]
メーカー取得部102bは、図5の品番マスタ106bから、受注データ106dのNo1のレコードに含まれる「品番コード:Shouhin001」と紐付く情報として「メーカーコード:0001」を取得し、また、受注データ106dのNo2のレコードに含まれる「品番コード:Shouhin001」と紐付く情報として「メーカーコード:0001」を取得する。
[2-4.仕入先の取得]
仕入先取得部102cは、図5のメーカー別課所別発注先マスタ106cから、受取場所取得部102aでNo1のレコードについて取得した「部門コード:200」、メーカー取得部102bでNo1のレコードについて取得した「メーカーコード:0001」および受注データ106dのNo1のレコードに含まれる「得意先コード:T001」と紐付く情報として、「仕入先コード:S003」を取得する。また、仕入先取得部102cは、図5のメーカー別課所別発注先マスタ106cから、受取場所取得部102aでNo2のレコードについて取得した「部門コード:100」、メーカー取得部102bでNo2のレコードについて取得した「メーカーコード:0001」および受注データ106dのNo2のレコードに含まれる「得意先コード:T002」と紐付く情報として、「仕入先コード:S001」を取得する。
なお、本例では、部門コード、メーカーコードおよび得意先コードの3つをキーとして仕入先コードを取得する例について説明したが、仮に得意先コードが登録されていない場合は、部門コードおよびメーカーコードの2つをキーとして仕入先コードを取得してもよい。
[2-5.発注データ106eの作成]
最後に、図6に示す発注データ106eが、以下のようにして作成される。すなわち、仕入先取得部102cでNo1のレコードについて取得した「仕入先コード:S003」と受注データ106dのNo1のレコードに含まれる「担当者コード:User3」と受注データ106dのNo1のレコードに含まれる「品番コード:Shouhin001」とを含むレコードと、仕入先取得部102cでNo2のレコードについて取得した「仕入先コード:S001」と受注データ106dのNo2のレコードに含まれる「担当者コード:User1」と受注データ106dのNo2のレコードに含まれる「品番コード:Shouhin001」とを含むレコードと、を含む発注データ106eが作成される。
[3.本実施形態のまとめ]
以上説明してきたように、本実施形態に係る仕入先選定装置100によれば、取引先から受注した商品のメーカーを扱っているかということだけではなく、取引先の商品受取場所も考慮した仕入先の選定を行うことができる。
ここで、代理店ビジネスを行っている企業(例えば、商社等)においては、得意先からの要求によって発注する仕入先が特定される場合が多い。また、図2に示すように得意先および仕入先ともに全国に拠点が存在する場合、調達物流費およびリードタイムの抑制を目的として、注文を受けた得意先のエリアに応じて、仕入先について、得意先に近い支店に発注を行う必要がある。そして、仕入先の取り扱いメーカー品も事業所毎に異なるため、受注を受ける事業所において、どの仕入先に注文を行うかの判断を行い、受注および発注を行う必要がある。
従来においては、どの仕入先を選定するかの判断はオペレータが行っていたため、オペレータの負荷が高く、また、判断ミスも発生していた。また、手入力以外の外部連携を行った受注に対しても、都度発注を別で行う必要があり、高負荷の原因となっていた。
そこで、本実施形態においては、例えば、調達物流費およびリードタイム等の抑制を目的として、注文を受けた得意先のエリアに応じて、仕入先について、得意先に近い支店への発注を可能とした。すなわち、本実施形態においては、得意先のエリアおよび注文製品に対しての適切な発注先を自動選定できるようにするために、事前に、得意先、エリアおよびメーカー毎に発注先をマスタにて一括管理し、入力・連携業務と連動させた。これにより、入力・連携業務において、適切な発注先(仕入先)を自動選定することができるようになった。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、仕入先選定装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、仕入先選定装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて仕入先選定装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、仕入先選定装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、仕入先選定装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、仕入先選定装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、例えば、全国に物流センターが存在し、それぞれの地域で受発注を行っている業種および業界において有用である。
100 仕入先選定装置
102 制御部
102a 受取場所取得部
102b メーカー取得部
102c 仕入先取得部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 担当者マスタ
106b 品番マスタ
106c メーカー別課所別発注先マスタ
106d 受注データ
106e 発注データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (4)

  1. 制御部を備える仕入先選定装置であって、
    前記制御部は、
    担当者を識別するための担当者識別データと取引先が商品を受け取る場所を識別するための受取場所識別データとを含む担当者マスタと、担当者識別データと商品を識別するための商品識別データとを含む受注データと、に基づいて、前記担当者マスタから、前記受注データに含まれる担当者識別データと紐付く受取場所識別データを取得する受取場所取得手段と、
    商品識別データと商品を製造するメーカーを識別するためのメーカー識別データとを含む商品マスタと、前記受注データと、に基づいて、前記商品マスタから、前記受注データに含まれる商品識別データと紐付くメーカー識別データを取得するメーカー取得手段と、
    受取場所識別データとメーカー識別データと商品の仕入先を識別するための仕入先識別データとを含む仕入先マスタから、前記受取場所取得手段で取得した受取場所識別データおよび前記メーカー取得手段で取得したメーカー識別データと紐付く仕入先識別データを取得する仕入先取得手段と、
    を備えること、
    を特徴とする仕入先選定装置。
  2. 前記受注データおよび前記仕入先マスタは、取引先を識別するための取引先識別データを更に含み、
    前記仕入先取得手段は、前記仕入先マスタから、前記受取場所取得手段で取得した受取場所識別データ、前記メーカー取得手段で取得したメーカー識別データおよび前記受注データに含まれる取引先識別データと紐付く仕入先識別データを取得すること、
    を特徴とする請求項1に記載の仕入先選定装置。
  3. 制御部を備える情報処理装置で実行される仕入先選定方法であって、
    前記制御部で実行される、
    担当者を識別するための担当者識別データと取引先が商品を受け取る場所を識別するための受取場所識別データとを含む担当者マスタと、担当者識別データと商品を識別するための商品識別データとを含む受注データと、に基づいて、前記担当者マスタから、前記受注データに含まれる担当者識別データと紐付く受取場所識別データを取得する受取場所取得ステップと、
    商品識別データと商品を製造するメーカーを識別するためのメーカー識別データとを含む商品マスタと、前記受注データと、に基づいて、前記商品マスタから、前記受注データに含まれる商品識別データと紐付くメーカー識別データを取得するメーカー取得ステップと、
    受取場所識別データとメーカー識別データと商品の仕入先を識別するための仕入先識別データとを含む仕入先マスタから、前記受取場所取得ステップで取得した受取場所識別データおよび前記メーカー取得ステップで取得したメーカー識別データと紐付く仕入先識別データを取得する仕入先取得ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする仕入先選定方法。
  4. 制御部を備える情報処理装置に実行させるための仕入先選定プログラムであって、
    前記制御部に実行させるための、
    担当者を識別するための担当者識別データと取引先が商品を受け取る場所を識別するための受取場所識別データとを含む担当者マスタと、担当者識別データと商品を識別するための商品識別データとを含む受注データと、に基づいて、前記担当者マスタから、前記受注データに含まれる担当者識別データと紐付く受取場所識別データを取得する受取場所取得ステップと、
    商品識別データと商品を製造するメーカーを識別するためのメーカー識別データとを含む商品マスタと、前記受注データと、に基づいて、前記商品マスタから、前記受注データに含まれる商品識別データと紐付くメーカー識別データを取得するメーカー取得ステップと、
    受取場所識別データとメーカー識別データと商品の仕入先を識別するための仕入先識別データとを含む仕入先マスタから、前記受取場所取得ステップで取得した受取場所識別データおよび前記メーカー取得ステップで取得したメーカー識別データと紐付く仕入先識別データを取得する仕入先取得ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする仕入先選定プログラム。
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