JP2023034524A - 業務支援装置、業務支援方法及び業務支援プログラム - Google Patents

業務支援装置、業務支援方法及び業務支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】同一の仕入による商品の移動又は加工を行った場合に、元となった商品を時系列に沿って容易に特定可能とする。【解決手段】本実施形態では、仕入データ記憶制御部が、入庫した商品の個数を含む商品情報に固有のロット番号及びロット番号に枝番号を付加したロットトレース番号を関連付けた仕入データを形成して記憶部に記憶する。在庫管理部は、移動又は加工された商品の個数及び入庫した商品の個数から移動又は加工された商品の個数を減算処理した個数を示す在庫ファイルを作成して記憶部に記憶する。状態遷移対応記憶制御部は、移動又は加工された商品の個数に、入庫時と同じ商品情報、入庫時と同じロット番号及び入庫時と同じロット番号に入庫時の枝番号に対して連番となる枝番号を付して形成したロットトレース番号を関連付けた状態遷移データを形成し、仕入データ及び在庫ファイルと共に記憶部に記憶する。【選択図】図15

Description

本発明は、業務支援装置、業務支援方法及び業務支援プログラムに関する。
今日における商品の在庫管理は、入庫された商品に対して連番となるロット番号を付して管理することが一般的である。商品に番号を付して管理する技術としては、特許文献1(特開2009-256071号公報)に輸出業務支援システムが開示されている。この輸出業務支援システムは、受注情報の段階でシステム内にデータを取り込み、作業情報又は梱包情報等のデータを受注情報に関連付けて記録して出荷情報を揃え、最終的に、完成した出荷確定情報に基づいて、通関の際に必要なインボイスリストとパッキングリストを自動的に作成する。
この輸出業務支援システムは、端末上で、受注情報に関連する生産情報及び出荷情報、作業情報、梱包情報といった出荷確定情報になるための要素が少しずつ追加されていくのをシステム使用者が確認でき、製品受注から生産、通関、輸送及び納品までの工程をトレースできる。
特開2009-256071号公報
しかし、入庫時に同じロット番号が付された商品のうち、一部の商品を、他の保管倉庫等に移動し、又は、加工した場合、入庫時とは異なるロット番号が付されて管理される。このため、一部の商品が移動され又は加工された場合には、入庫時に同じロット番号が付された全ての商品を、経時的に管理することが困難となる問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、同一の仕入による商品の移動又は加工を行った場合に、元となった商品を時系列に沿って容易に特定可能とした業務支援装置、業務支援方法及び業務支援プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る業務支援装置は、入庫した商品の個数を含む商品情報に、入庫した商品の在庫管理を行うための固有のロット番号、及び、ロット番号に枝番号を付加したロットトレース番号を関連付けた仕入データを形成して記憶部に記憶する仕入データ記憶制御部と、商品の移動又は加工が行われた際に、移動又は加工された商品の個数、及び、入庫した商品の個数から移動又は加工された商品の個数を減算処理した個数を示す在庫ファイルを作成して記憶部に記憶する在庫管理部と、移動又は加工された商品の個数に、入庫時と同じ商品情報、入庫時と同じロット番号、及び、入庫時と同じロット番号に入庫時の枝番号に対して連番となる枝番号を付して形成したロットトレース番号を関連付けた状態遷移データを形成し、仕入データ及び在庫ファイルと共に記憶部に記憶する状態遷移対応記憶制御部と、を有する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る業務支援方法は、仕入データ記憶制御部が、入庫した商品の個数を含む商品情報に、入庫した商品の在庫管理を行うための固有のロット番号、及び、ロット番号に枝番号を付加したロットトレース番号を関連付けた仕入データを形成して記憶部に記憶する仕入データ記憶制御ステップと、在庫管理部が、商品の移動又は加工が行われた際に、移動又は加工された商品の個数、及び、入庫した商品の個数から移動又は加工された商品の個数を減算処理した個数を示す在庫ファイルを作成して記憶部に記憶する在庫管理ステップと、状態遷移対応記憶制御部が、移動又は加工された商品の個数に、入庫時と同じ商品情報、入庫時と同じロット番号、及び、入庫時と同じロット番号に入庫時の枝番号に対して連番となる枝番号を付して形成したロットトレース番号を関連付けた状態遷移データを形成し、仕入データ及び在庫ファイルと共に記憶部に記憶する状態遷移対応記憶制御ステップと、を有する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る業務支援プログラムは、コンピュータを、入庫した商品の個数を含む商品情報に、入庫した商品の在庫管理を行うための固有のロット番号、及び、ロット番号に枝番号を付加したロットトレース番号を関連付けた仕入データを形成して記憶部に記憶する仕入データ記憶制御部と、商品の移動又は加工が行われた際に、移動又は加工された商品の個数、及び、入庫した商品の個数から移動又は加工された商品の個数を減算処理した個数を示す在庫ファイルを作成して記憶部に記憶する在庫管理部と、移動又は加工された商品の個数に、入庫時と同じ商品情報、入庫時と同じロット番号、及び、入庫時と同じロット番号に入庫時の枝番号に対して連番となる枝番号を付して形成したロットトレース番号を関連付けた状態遷移データを形成し、仕入データ及び在庫ファイルと共に記憶部に記憶する状態遷移対応記憶制御部として機能させる。
本発明によれば、同一の仕入による商品の移動又は加工を行った場合に、元となった商品を時系列に沿って容易に特定できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態の業務支援装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態の業務支援装置の各機能に基づく自動採番動作及び照会動作の流れを示すフローチャートである。 図3は、仕入データの一例を示す図である。 図4は、在庫ファイルの一例を示す図である。 図5は、ロット詳細データの一例を示す図である。 図6は、ロットトレースデータの一例を示す図である。 図7は、移動データの一例を示す図である。 図8は、商品の移動の際に作成される在庫ファイルの一例を示す図である。 図9は、商品の移動の際に作成されるロットトレースデータの一例を示す図である。 図10は、加工払出データの一例を示す図である。 図11は、加工受入データの一例を示す図である。 図12は、商品の加工の際に作成される在庫ファイルの一例を示す図である。 図13は、商品の加工の際に作成されるロット詳細データ一例を示す図である。 図14は、商品の加工の際に作成されるロットトレースデータの一例を示す図である。 図15は、在庫照会画面の一例を示す図である。 図16は、ロット番号に基づく受払履歴照会画面の表示例を示す図である。 図17は、ロットトレース番号に基づく受払履歴照会画面の表示例を示す図である。 図18は、受払履歴照会時における各種データの取得の仕方を説明するための図である。
以下、本発明を適用した実施の形態となる業務支援装置を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[ハードウェア構成]
まず、図1は、実施の形態の業務支援装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。業務支援装置1としては、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ装置の他、ノート型のパーソナルコンピュータ装置又はタブレット型のパーソナルコンピュータ装置を用いることができる。また、業務支援装置1としては、PDA(Personal Digital Assistants)装置又はスマートフォン等携帯型情報処理装置を用いることができる。このような業務支援装置1は、記憶部2、制御部3、通信インターフェース部4及び入出力インターフェース部5を備えている。
入出力インターフェース部5には、入力装置6及び出力装置7が接続されている。出力装置7としては、モニタ装置(家庭用テレビを含む)を用いることができる。入力装置6としては、キーボード装置及びマウス装置、及びマイクロホン装置の他、マウス装置と協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタ装置を用いることができる。
記憶部2としては、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を用いることができる。記憶部2には、入庫された全ての商品の経時的な管理を可能とする在庫管理プログラム11が記憶されている。また、記憶部2には、仕入れデータ、在庫ファイル、ロット詳細データ、ロットトレースデータ、移動データ、加工払出データ及び加工受入データが記憶されている。詳しくは、後述する。
[機能構成]
制御部3は、記憶部2に記憶されている在庫管理プログラム11を実行することで、入力処理部21、番号生成部22、在庫ファイル処理部23及びロット詳細データ処理部24の各機能を実現する。また、制御部3は、在庫管理プログラム11を実行することで、ロットトレースデータ処理部25、移動データ処理部26、加工払出データ処理部27、加工受入データ制御部28及び表示制御部29の各機能を実現する。
入力処理部21~ロットトレースデータ処理部25は、仕入データ記憶制御部の一例である。
(自動採番及び照会動作)
次に、上述の各機能に基づく、実施の形態の業務支援装置1の自動採番動作及び照会動作を、図2のフローチャートを用いて説明する。この図2のフローチャートに示す各処理は、制御部3が在庫管理プログラム11を実行することで、上述の各機能21~29により実行される。
(仕入時における各種データの作成処理)
まず、商品の仕入を行う場合、例えば業務オペレータは、入力装置6を介して仕入データ入力画面の表示操作を行う。表示制御部29は、この表示操作に応じて、図3に示す仕入データ入力画面を、出力装置7に表示制御する。業務オペレータは、この仕入データ入力画面に対し、入力装置6を介して所望のデータを入力操作する。ステップS1では、表示制御部29が、業務オペレータ等により行われる仕入データ入力画面の表示操作の有無を監視しており、表示操作を検出した際に(ステップS1:Yes)、処理がステップS2に進む。ステップS2では、入力処理部21が仕入データ入力画面を表示制御し、入力処理部21が、業務オペレータの仕入入力操作に応じて仕入データの入力処理を行う。また、ステップS2では、番号生成部22が、所定の番号を自動採番処理して仕入データに入力処理する。この仕入データは、記憶部2に記憶される。
図3に示すように仕入データ入力画面に表示される仕入データは、業務オペレータにより手動で入力される「入力項目」のデータと、番号生成部22により自動的に生成された番号が入力される「自動セット」のデータとを有している。また、仕入番号及び行番号は、仕入データ入力画面の表示開始時に、番号生成部22により自動で生成され、入力処理部21により、仕入番号及び行番号の各項目に入力される。
図3において、「2021年6月18日」との仕入日及び「商品A」との商品名は、業務オペレータにより手動で入力される。ロット番号は、番号生成部22により、仕入日に基づいて「2021061800001」とのように自動生成され、入力処理部21により入力される(自動セット)。「東京倉庫」との商品が入庫する入荷倉庫名は、業務オペレータにより手動で入力操作され、入力処理部21により入力される。
ロットトレース番号は、番号生成部22が、ロット番号に、入庫に対応する枝番号を付して生成する。具体的には、この例の場合、「2021年6月18日」の仕入日に基づいて生成されたロット番号が「2021061800001」であるため、番号生成部22は、このロット番号に、入庫に対応する「001」との枝番号を付した、「2021061800001-001」とのロットトレース番号を自動生成する。入力処理部21は、生成されたロットトレース番号を、ロットトレース番号の項目に入力処理する(自動セット)。
「100」との商品の仕入数、及び、「2021年8月31日」等の賞味期限は、業務オペレータにより手動で入力操作され、入力処理部21により入力される。
また、実施の形態の業務支援装置1の場合、ロット番号及びロットトレース番号に対して、属性情報及び備考情報を付加可能となっており、より詳細な在庫管理が可能となっている。すなわち、仕入データには、入庫時における商品の属性情報を入力するための、第1のロット属性~第3のロット属性の項目が設けられている。第1のロット属性~第3のロット属性は、業務オペレータにより手動で入力され、入力処理部21により該当する項目に入力される。第1のロット備考~第3のロット備考は、業務オペレータにより手動で入力され、入力処理部21により該当する項目に入力される。図3の例は、第1のロット備考に対して、業務オペレータにより、「仕入先Aより仕入」との商品の仕入先を示す備考情報が入力された例を示している。
また、仕入データには、入庫した商品のうち、一部の商品が移動又は加工された際に、属性情報又は備考情報を入力するための、第1のロットトレース属性~第3のロットトレース属性、及び、第1のロットトレース備考~第3のロットトレース備考の、各項目が設けられている。各ロットトレース属性及び各ロットトレース備考の項目には、以下に説明するように、商品の移動又は加工が行われた際に、業務オペレータにより入力される。
次に、このように作成された仕入データに基づいて、在庫ファイル処理部23は在庫ファイルを作成し、ロット詳細データ処理部24は、ロット詳細データを作成し、ロットトレースデータ処理部25は、ロットトレースデータを作成する。
図4は、在庫ファイル処理部23により作成された在庫ファイルの一例を示す図である。この図4に示すように、在庫ファイルは、商品名、ロット番号、倉庫名、ロットトレース番号、及び、数量の各項目を有している。在庫ファイル処理部23は、上述の仕入データから、在庫ファイルの各項目に対応する項目に入力されているデータを取得し、在庫ファイルの該当する項目に入力する。図4に示す例は、仕入データに基づいて、商品名に「商品A」、ロット番号に「2021061800001」、倉庫名に「東京倉庫」、ロットトレース番号に「2021061800001-001」、及び、数量に「100」とのデータが入力された例を示している。このような在庫ファイルは、記憶部2に記憶される。
図5は、ロット詳細データ処理部24により作成されたロット詳細データの一例を示す図である。この図5に示すように、ロット詳細データは、商品名、ロット番号、賞味期限、出荷可能日、第1~第3の属性情報、及び第1~第3の備考情報の各項目を有している。
ロット詳細データ処理部24は、上述の仕入データから、ロット詳細データの各項目に対応する項目に入力されているデータを取得し、ロット詳細データの該当する項目に入力する。図5に示す例は、仕入データに基づいて、商品名に「商品A」、ロット番号に「2021061800001」、賞味期限に「2021年8月31日」、出荷可能日に「2021年6月18日」、第1のロット備考に「仕入先Aより仕入」とのデータが入力された例を示している。このようなロット詳細データは、記憶部2に記憶される。
図6は、ロットトレースデータ処理部25により作成されたロットトレースデータの一例を示す図である。この図6に示すように、ロットトレースデータは、倉庫名、ロットトレース番号、伝票番号、行番号、入荷日、当初入荷数、第1~第3の属性情報、及び、第1~第3の備考情報の各項目を有している。
ロットトレースデータ処理部25は、上述の仕入データから、ロットトレースデータの各項目に対応する項目に入力されているデータを取得し、ロットトレースデータの該当する項目に入力する。図6に示す例は、仕入データに基づいて、倉庫名に「東京倉庫」、ロットトレース番号に「2021061800001-001」、伝票番号に「SI001」、行番号に「1」、入荷日に「2021年6月18日」、及び、当初入荷数に「100」とのデータが入力された例を示している。このようなロットトレースデータは、記憶部2に記憶される。
(一部の商品の移動時における各種データの作成処理)
次に、入庫した商品のうち、一部の商品を他の倉庫に移動した場合、業務オペレータは、入力装置6を介して移動データ入力画面の表示操作を行う。表示制御部29は、この表示操作に応じて、図7示す移動データ入力画面を、出力装置7に表示制御する。業務オペレータは、この移動データ入力画面に対し、入力装置6を介して、商品の移動に関するデータを入力操作する。図2のフローチャートのステップS3では、表示制御部29が、業務オペレータ等により行われる移動データ入力画面の表示操作の有無を監視しており、表示操作を検出した際に(ステップS3:Yes)、処理がステップS6に進む。ステップS6では、表示制御部29が移動データ入力画面を表示制御し、移動データ処理部25が、業務オペレータの移動データの入力操作及び自動採番処理に応じて、移動データ(状態遷移データの一例)の入力処理を行う。
図7は、移動データの一例である。この図7に示すように、移動データは、段落番号、行番号、移動日、商品名、出荷倉庫、ロット番号、出庫ロットトレース番号、入庫ロットトレース番号、移動数、第1のロットトレース属性~第3のロットトレース属性、及び、第1のロットトレース備考~第3のロットトレース備考の各項目で構成されている。
このうち、「ID001」の段落番号及び「1」の行番号は、移動データが表示された際に、移動データ処理部25により自動的に付される番号である。移動日、商品名、出荷倉庫、ロット番号、出庫ロットトレース番号は、業務オペレータにより入力される項目である。図7の例は、東京倉庫に100個仕入られた商品Aのうち30個を、2021年6月23日に、大阪倉庫に移動させた際に作成される移動データを示している。
このため、移動日として「2021年6月23日」が、商品名として「商品A」が、出荷倉庫として「東京倉庫」が、ロット番号として「2021061800001」が、出庫ロットトレース番号として「2021061800001-001」が、移動数として「30」が、業務オペレータにより入力される。ロット番号は、仕入時に自動セットされたロット番号(図3参照)と同じ番号が入力される。また、出庫ロットトレース番号は、仕入時に自動セットされたロットトレース番号と同じ番号が入力される。
これに対して、入庫ロットトレース番号は、商品の移動により新たに作成される、いわば商品移動固有のデータである。図7に示すように、移動データ処理部25は、移動される商品の仕入時のロット番号に、移動に対応する「002」の枝番号を付した入庫ロットトレース番号を作成し、移動データに入力する(自動セット)。これにより、移動された30個の商品は、「2021061800001-002」の固有の識別番号で管理されることとなる。
また、業務オペレータは、図7に示すように第1のロットトレース備考に、商品が東京倉庫から大阪倉庫に移動されたことを示す「東京倉庫→大阪倉庫」との備考情報を入力する。移動データ処理部25は、業務オペレータに入力された各項目のデータ、及び、自動設定されたデータを移動データに反映させ、記憶部2に記憶する。
また、商品の移動を行うと、移動データ処理部25は、図7に示した移動データに基づいて、仕入時に作成した在庫ファイルを商品の移動に応じて更新処理すると共に、この移動に対応する新たな在庫ファイルを作成し、仕入時に作成された在庫ファイルの後の行に追加するかたちで記憶部2に記憶する。
図8は、移動に対応して更新した在庫ファイル及び新たに作成された在庫ファイルの一例を示す図である。この図8に示す2行分の在庫ファイルのうち、1行目の在庫ファイルは、商品の仕入時に作成された在庫ファイルである。この例では、30個数の商品を移動させたため、移動データ処理部25(在庫管理部の一例)は、商品の仕入時に作成された在庫ファイルの数量を100個から70個に更新処理(減算処理)した在庫ファイルを作成する。また、移動データ処理部25は、大阪倉庫に移動させた30個の商品に対応する、ロットトレース番号が「2021061800001-002」の在庫ファイルを新たに作成する。そして、移動データ処理部25は、仕入時の在庫ファイルに続く2行目の在庫ファイルとして、新たに作成した移動に対応する在庫ファイルを記憶部2に記憶する。
また、商品の移動を行うと、移動データ処理部25は、図7に示した移動データに基づいて、この移動に対応する新たなロットトレースデータを作成し、仕入時に作成された在庫ファイルの後の行に追加するかたちで記憶部2に記憶する。
図9は、移動に対応して新たに作成されたロットトレースデータの一例を示す図である。この図9に示す2行分のロットトレースデータのうち、1行目のロットトレースデータは、商品の仕入時に作成されたロットトレースデータである。移動データ処理部25は、大阪倉庫に移動させた30個の商品に対応する、ロットトレース番号が「2021061800001-002」のロットトレースデータを新たに作成する。そして、移動データ処理部25は、新たに作成した移動に対応するロットトレースデータを、仕入時のロットトレースデータに続く2行目のロットトレースデータとして記憶部2に記憶する。
なお、このように商品の移動の際には、移動データ、在庫ファイル及びロットトレースデータは作成されるのであるが、図5に示したロット詳細データは作成されない。
(一部の商品の加工時における各種データの作成処理)
次に、入庫した商品のうち、一部の商品を加工した場合、業務オペレータは、入力装置6を介して加工払出データ入力画面、及び、加工受入データ入力画面の表示操作を行う。表示制御部29は、この表示操作に応じて、図10示す加工払出データ入力画面又は図11に示す加工受入データ入力画面を、出力装置7に表示制御する。業務オペレータは、この加工払出データ入力画面、及び、加工受入データ入力画面に対し、入力装置6を介して、商品の加工に関するデータを入力操作する。加工払出データ及び加工受入データは、状態遷移データの一例である。
図2のフローチャートのステップS4では、表示制御部29が、業務オペレータ等により行われる加工払出データ入力画面又は加工受入データ入力画面である加工入力画面の表示操作の有無を監視しており、表示操作を検出した際に(ステップS4:Yes)、処理がステップS7に進む。ステップS7では、表示制御部29が加工払出データ入力画面又は加工受入データ入力画面を表示制御し、加工払出データ処理部27又は加工受入データ処理部28が、業務オペレータの加工データの入力操作及び自動採番処理に応じて、加工データの入力処理を行う。
図10は、加工払出データの一例を示す図である。この加工払出データは、現在の在庫の商品のうち、何個の商品が加工用に払出されたか、といことを示すデータとなっている。業務オペレータは、図10に示すように、例えば「2021年6月25日」等の加工日、「商品A」等の在庫から加工に払出された商品の商品名を、入力装置6を介して入力操作する。
また、業務オペレータは、商品の払出が行われた「東京倉庫」等の倉庫名、加工用に払い出された商品に付されていたロット番号である「2021061800001」等の払出ロット番号を、入力装置6を介して入力操作する。また、業務オペレータは、加工用に払い出された商品に付されていたロットトレース番号である「2021061800001-001」等の払出ロットトレース番号を、入力装置6を介して入力操作する。さらに、業務オペレータは、今回、加工用に払い出された商品の個数(20個)を、入力装置6を介して入力操作する。
加工払出データ処理部27は、このような業務オペレータの入力操作に応じて、図10に示す加工払出データを作成し、記憶部2に記憶する。なお、加工払出データの加工払出番号及び行番号は、加工払出データ入力画面の表示時に、加工払出データ処理部27が自動で採番して入力する。
次に、図11は、加工受入データの一例を示す図である。この加工受入データは、払出され加工が行われた商品の受入データである。業務オペレータは、図11に示すように、「2021年6月25日」等の払出された商品の加工日、「商品B」等の加工後の商品の商品名、「東京倉庫」等の加工された商品の受入倉庫名、「20個」等の商品の受入数、「2021年10月31日」等の加工された商品の賞味期限を、入力装置6を介して入力操作する。
また、業務オペレータは、第1のロット備考に、「仕入先Aより仕入」等の、加工された商品の仕入先を示す備考情報を入力する。さらに、業務オペレータは、第1のロットトレース備考に、「加工ロット番号」を示す備考情報を入力する。このように、備考情報を入力することで、加工された商品の元となる商品の仕入先を、後日、確認することができる。
また、加工受入データ処理部28は、図11に示すように加工された商品に対して、仕入時に付された「2021061800001」とのロット番号を、受入ロット番号として加工受入データに入力する(自動設置)。また、加工受入データ処理部28は、加工された商品に対して、仕入時に付された「2021061800001」とのロット番号に、加工に対応する「003」の枝番号を付した受入ロットトレース番号を作成し、加工受入データに入力する(自動セット)。これにより、加工された20個の商品は、「2021061800001-003」の固有の識別番号で管理されることとなる。
加工受入データ処理部28は、このような業務オペレータの入力操作に応じて、図11に示す加工受入データを作成し、記憶部2に記憶する。なお、加工受入データの加工受入番号及び行番号は、加工払出データ入力画面の表示時に、加工払出データ処理部27が自動で採番して入力する。
また、加工受入データ処理部28(加工払出データ処理部27でもよい)は、商品の加工が行われると、図11に示した加工受入データに基づいて、仕入時に作成した在庫ファイルを、加工された商品の数に応じて更新処理すると共に、この加工に対応する新たな在庫ファイルを作成し、仕入時に作成された在庫ファイル及び移動時に作成された在庫ファイルの後の行に追加するかたちで記憶部2に記憶する。
図12は、加工に対応して更新した在庫ファイル及び新たに作成された在庫ファイルの一例を示す図である。この図12に示す3行分の在庫ファイルのうち、1行目の在庫ファイルは、商品の仕入時に作成された在庫ファイルである。また、2行目の在庫ファイルは、商品の移動時に作成された在庫ファイルである。この例では、仕入による全100個の商品のうち、30個が移動され、また、20個が加工された例である。このため、加工受入データ処理部28(在庫管理部の一例)は、商品の仕入時に作成された在庫ファイルの数量を70個から50個に更新処理(減算処理)した在庫ファイルを作成する。また、加工受入データ処理部28は、加工後に東京倉庫に受け入れた20個の商品Bに対応する、ロットトレース番号が「2021061800001-003」の在庫ファイルを新たに作成する。そして、加工受入データ処理部28は、このように新たに作成した移動に対応する在庫ファイルを、移動時の在庫ファイルに続く3行目の在庫ファイルとして記憶部2に記憶する。
また、加工受入データ処理部28は、図11に示す加工受入データに基づいて、新たなロット詳細データを作成し、仕入時に作成されたロット詳細データの後の行に追加するかたちで記憶部2に記憶する。
図13は、仕入時に作成されたロット詳細データ及び加工に対応して新たに作成されたロット詳細データを示す図である。この図13に示すように、加工受入データ処理部28は、「商品B」等の加工後の商品の商品名、「2021061800001」等の加工前の商品のロット番号、「2021年10月31日」等の加工された商品の賞味期限を入力したロット詳細データを、図11に示す加工受入データに基づいて新たに作成する。また、加工受入データ処理部28は、「2021年6月25日」等の加工された商品の出荷可能日、及び、「仕入先Aより仕入」との備考情報を、図11に示す加工受入データに基づいて新たに作成する。そして、加工受入データ処理部28は、このように新たに作成した加工に対応するロット詳細データを、仕入時のロット詳細データに続く2行目のロット詳細データとして記憶部2に記憶する。
また、商品の加工が行われると、加工受入データ処理部28は、図10に示した加工払出データ及び図11に示した加工受入データに基づいて、この加工に対応する新たなロットトレースデータを作成し、移動時に作成された在庫ファイルの後の行に追加するかたちで記憶部2に記憶する。
図14は、加工に対応して新たに作成されたロットトレースデータの一例を示す図である。この図14に示す3行分のロットトレースデータのうち、1行目のロットトレースデータは、商品の仕入時に作成されたロットトレースデータである。加工受入データ処理部28は、東京倉庫に受け入れられた20個の商品Bに対応する、ロットトレース番号が「2021061800001-003」のロットトレースデータを新たに作成する。そして、加工受入データ処理部28は、このように新たに作成した移動に対応するロットトレースデータを、移動時のロットトレースデータに続く3行目のロットトレースデータとして記憶部2に記憶する。
(照会画面の表示動作)
次に、図2のフローチャートのステップS5では、表示制御部29が、業務オペレータによる照会画面の表示操作の有無を監視している。照会画面の表示操作が検出されると(ステップS5:Yes)、ステップS8に処理が進み、表示制御部29が、表示が指示された照会画面を出力装置7に表示する。
図15は、在庫照会画面の表示例である。この図15の例は、業務オペレータが「2021061800001」のロット番号を指定して在庫照会を行った例である。この場合、表示制御部29は、「2021061800001」のロット番号に基づいて、図12に示した在庫ファイル、図13に示したロット詳細データ、及び、図14に示したロットトレースデータを参照する。そして、「2021061800001」のロット番号が付されているデータを、在庫ファイル等から抽出し、時系列順に列方向に沿って並べることで、図15に示す在庫照会画面(在庫照会データ)を作成する。
在庫照会データは、例えば商品名、ロット番号、倉庫名、ロットトレース番号、数量、賞味期限、出荷可能日、第1~第3のロット属性、第1~第3のロット備考、第1~第3のロットトレース属性、及び、第1~第3のロットトレース備考を含むように形成される。このような在庫照会データを時系列に沿って列方向に並べることで、商品の仕入、移動及び加工による在庫商品の流れを認識できる。
具体的には、図15の例では、仕入先Aより100個仕入られた商品Aは、現在、東京倉庫に50個が在庫として残っており、他の50個のうち、30個は大阪倉庫に移動され、20個は商品Bに加工されて東京倉庫に保管されていることを認識できる。このため、商品に問題があった場合等に、同時に入荷された商品の経過情報を一度に確認できる。すなわち、ロット番号で抽出することにより、同一の仕入により入荷した商品が、現在、どのような状態(加工して別の商品となっている等)で、どこに保管されているかを、一度に確認できる。
また、同一仕入の商品であっても、移動及び加工により、例えば「2021061800001-001」~「2021061800001-003」等の異なるロットトレース番号を付加しているため、別の備考情報を付加して商品を管理でき、より詳細に商品管理を行うことができる。
次に、図16は、受払履歴照会画面(受払履歴照会データ)の表示例である。この図16の例は、業務オペレータが「2021061800001」のロット番号を指定して受払履歴照会を行った例である。また、図18は、表示制御部29が受払履歴照会画面を形成する際に行う、データ区分及び受払別の各種データの取得方法を示す図である。
図18に示すように、データ区分が「仕入」で受払が「受入」の受払履歴照会データを形成する場合、表示制御部29は、「2021061800001」のロット番号に基づいて図3に示した仕入データを参照し、このロット番号に対応する商品及び倉庫を認識する。そして、表示制御部29は、業務オペレータにより指定されたロット番号、及び、このロット番号に対応する商品に基づいて図13に示したロット詳細データを取得する。また、表示制御部29は、業務オペレータにより指定されたロット番号、及び、このロット番号に対応する倉庫に基づいて図14に示したロットトレースデータを取得する。表示制御部29は、取得したロット詳細データ及びロットトレースデータに基づいて、図16の1行目に示す、データ区分が「仕入」で受払が「受入」で、仕入の数量が100個の受払履歴照会データを形成する。
また、図18に示すように、データ区分が「移動」で受払が「払出」の受払履歴照会データを形成する場合、表示制御部29は、「2021061800001」のロット番号に基づいて図7に示した移動データを参照し、このロット番号に対応する商品、出荷倉庫及び出庫ロットトレースデータを認識する。そして、表示制御部29は、業務オペレータにより指定されたロット番号、及び、このロット番号に対応する商品に基づいて図13に示したロット詳細データを取得する。また、表示制御部29は、業務オペレータにより指定されたロット番号に基づいて認識した移動データの出荷倉庫及び出庫ロットトレースデータに基づいて図14に示したロットトレースデータを取得する。表示制御部29は、取得したロット詳細データ及びロットトレースデータに基づいて、図16の2行目に示す、データ区分が「移動」で受払が「払出」で、払出の数量が30個の受払履歴照会データを形成する。
また、図18に示すように、データ区分が「移動」で受払が「受入」の受払履歴照会データを形成する場合、表示制御部29は、「2021061800001」のロット番号に基づいて図7に示した移動データを参照し、このロット番号に対応する商品、入荷倉庫及び入庫ロットトレースデータを認識する。そして、表示制御部29は、業務オペレータにより指定されたロット番号、及び、このロット番号に対応する商品に基づいて図13に示したロット詳細データを取得する。また、表示制御部29は、業務オペレータにより指定されたロット番号に基づいて認識した移動データの入荷倉庫及び入庫ロットトレースデータに基づいて図14に示したロットトレースデータを取得する。表示制御部29は、取得したロット詳細データ及びロットトレースデータに基づいて、図16の3行目に示す、データ区分が「移動」で受払が「受入」で、移動先の倉庫が大阪倉庫の受払履歴照会データを形成する。
また、図18に示すように、データ区分が「加工」で受払が「払出」の受払履歴照会データを形成する場合、表示制御部29は、「2021061800001」のロット番号に基づいて図10に示した加工払出データを参照し、このロット番号(払出ロット番号)に対応する払出商品、払出倉庫及び払出ロットトレースデータを認識する。そして、表示制御部29は、認識した払出ロット番号、及び、この払出ロット番号に対応する払出商品に基づいて図13に示したロット詳細データを取得する。また、表示制御部29は、業務オペレータにより指定されたロット番号に基づいて認識した加工払出データの払出倉庫及び払出ロットトレースデータに基づいて図14に示したロットトレースデータを取得する。表示制御部29は、取得したロット詳細データ及びロットトレースデータに基づいて、図16の4行目に示す、データ区分が「加工」で受払が「払出」で、東京倉庫から払い出された商品Aの受払履歴照会データを形成する。
また、図18に示すように、データ区分が「加工」で受払が「受入」の受払履歴照会データを形成する場合、表示制御部29は、「2021061800001」のロット番号に基づいて図10に示した加工受入データを参照し、このロット番号(受入ロット番号)に対応する受入商品(商品B)、受入倉庫及び受入ロットトレースデータを認識する。そして、表示制御部29は、認識した受入ロット番号、及び、この受入ロット番号に対応する受入商品に基づいて図13に示した商品Bのロット詳細データを取得する。また、表示制御部29は、業務オペレータにより指定されたロット番号に基づいて認識した加工受入データの受入倉庫及び受入ロットトレースデータに基づいて図14に示したロットトレースデータを取得する。表示制御部29は、取得したロット詳細データ及びロットトレースデータに基づいて、図16の5行目に示す、データ区分が「加工」で受払が「受入」で、加工後に東京倉庫に受け入れられた商品Bの受払履歴照会データを形成する。
以上の例は、業務オペレータが「2021061800001」のロットトレース番号を指定して受払履歴照会を行った例であるが、図17は、業務オペレータが「2021061800001-001」のロットトレース番号を指定して受払履歴照会を行った例である。この場合も同様であり、表示制御部29は、業務オペレータから指定された「2021061800001」のロットトレース番号に基づいて、図18に示したように各種のデータを参照し、「2021061800001-001」のロットトレース番号に対応する受払履歴照会を形成する。
このロットトレース番号を指定して受払履歴照会を行った場合、表示制御部29は、図17に示すように「2021061800001-001」のロットトレース番号が付されているロット詳細データ及びロットトレースデータを抽出して受払履歴照会データを形成する。このため、上述の移動により「2021061800001-002」のロットトレース番号、及び、上述の加工により「2021061800001-003」のロットトレース番号に対応するロット詳細データ及びロットトレースデータは含まないかたちの受払履歴照会データが形成される。
実施の形態の業務支援装置1は、業務オペレータの操作に応じて、図2のフローチャートのステップS1~ステップS8の動作を繰り返し実行する。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、実施の形態の業務支援装置1は、同一の仕入による商品の移動又は加工を行った場合に、元となった商品を時系列に沿って容易に特定することができる。
また、商品ロット単位での在庫詳細情報管理に加えて、枝番号単位で情報管理を可能とすることで、これら2つの観点から在庫情報を保持できる。
また、同一ロットに対して枝番号を設け、枝番号毎に管理情報(備考情報等)を保持することで、商品ロット単位での情報管理及び、移動又は加工等により生じる追加の情報を同時に管理できる。
また、ロット毎の枝番号は、一定のルールに従い自動で採番して入力される。このため、業務オペレータが手入力することで入力ミス等が発生する不都合を防止できる。
[国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[他の実施の形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、上述の実施の形態は、商品の販売を例として説明をしたが、所定のサービスを提供する場合も上述と同様の動作を行うことで、同様の作用効果を得ることができる。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、或いは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、仕訳入力システムに関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも図示の如く物理的に構成されていることを要しない。
例えば、業務支援装置1が備える処理機能、特に制御部3及び制御部3にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて業務支援装置1に機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD等の記憶部等には、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部3を構成する。
また、このコンピュータプログラムである在庫管理プログラムは、業務支援装置1に対して任意のネットワークを介して接続された他のサーバ装置に記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するための在庫管理プログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部2は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、業務支援装置1は、既知のパーソナルコンピュータ装置又はワークステーション等の情報処理装置で構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された情報処理装置で構成してもよい。また、情報処理装置は、本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能付加に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、商品の在庫管理の帳票等の作成業務に有用である。
1 業務支援装置
2 記憶部
3 制御部
4 通信インターフェース部
5 入出力インターフェース部
6 入力装置
7 出力装置
11 在庫管理プログラム
21 入力処理部
22 番号生成部
23 在庫ファイル処理部
24 ロット詳細データ処理部
25 ロットトレースデータ処理部
26 移動データ処理部
27 加工払出データ処理部
28 加工受入データ処理部
29 表示制御部

Claims (6)

  1. 入庫した商品の個数を含む商品情報に、入庫した商品の在庫管理を行うための固有のロット番号、及び、前記ロット番号に枝番号を付加したロットトレース番号を関連付けた仕入データを形成して記憶部に記憶する仕入データ記憶制御部と、
    前記商品の移動又は加工が行われた際に、移動又は加工された商品の個数、及び、入庫した前記商品の個数から移動又は加工された商品の個数を減算処理した個数を示す在庫ファイルを作成して前記記憶部に記憶する在庫管理部と、
    移動又は加工された前記商品の個数に、入庫時と同じ前記商品情報、入庫時と同じ前記ロット番号、及び、入庫時と同じ前記ロット番号に入庫時の前記枝番号に対して連番となる枝番号を付して形成したロットトレース番号を関連付けた状態遷移データを形成し、前記仕入データ及び在庫ファイルと共に前記記憶部に記憶する状態遷移対応記憶制御部と、
    を有する業務支援装置。
  2. 前記仕入データ記憶制御部及び前記状態遷移対応記憶制御部は、前記商品に関する任意の備考情報を、さらに関連付けた前記仕入データ又は前記状態遷移データを形成して、前記記憶部に記憶すること
    を特徴とする請求項1に記載の業務支援装置。
  3. 前記仕入データには、前記商品の仕入日を示す時間情報が付加されており、また、前記状態遷移データには、前記商品の移動日又は前記商品の加工日を示す時間情報が付加されており、
    同じ前記ロット番号又は同じ前記ロットトレース番号を備える前記仕入データ及び前記状態遷移データを、前記時間情報に基づいて、時系列順に列方向に並べて表示部に一覧表示する表示制御部を、さらに備えること
    を特徴とする請求項2に記載の業務支援装置。
  4. 前記備考情報は、前記商品の仕入先、前記商品の移動先となる移動倉庫、又は、加工ロット番号であること
    を特徴とする請求項2又は請求項3に記載の業務支援装置。
  5. 仕入データ記憶制御部が、入庫した商品の個数を含む商品情報に、入庫した商品の在庫管理を行うための固有のロット番号、及び、前記ロット番号に枝番号を付加したロットトレース番号を関連付けた仕入データを形成して記憶部に記憶する仕入データ記憶制御ステップと、
    在庫管理部が、前記商品の移動又は加工が行われた際に、移動又は加工された商品の個数、及び、入庫した前記商品の個数から移動又は加工された商品の個数を減算処理した個数を示す在庫ファイルを作成して前記記憶部に記憶する在庫管理ステップと、
    状態遷移対応記憶制御部が、移動又は加工された前記商品の個数に、入庫時と同じ前記商品情報、入庫時と同じ前記ロット番号、及び、入庫時と同じ前記ロット番号に入庫時の前記枝番号に対して連番となる枝番号を付して形成したロットトレース番号を関連付けた状態遷移データを形成し、前記仕入データ及び在庫ファイルと共にと共に前記記憶部に記憶する状態遷移対応記憶制御ステップと、
    を有する業務支援方法。
  6. コンピュータを、
    入庫した商品の個数を含む商品情報に、入庫した商品の在庫管理を行うための固有のロット番号、及び、前記ロット番号に枝番号を付加したロットトレース番号を関連付けた仕入データを形成して記憶部に記憶する仕入データ記憶制御部と、
    前記商品の移動又は加工が行われた際に、移動又は加工された商品の個数、及び、入庫した前記商品の個数から移動又は加工された商品の個数を減算処理した個数を示す在庫ファイルを作成して前記記憶部に記憶する在庫管理部と、
    移動又は加工された前記商品の個数に、入庫時と同じ前記商品情報、入庫時と同じ前記ロット番号、及び、入庫時と同じ前記ロット番号に入庫時の前記枝番号に対して連番となる枝番号を付して形成したロットトレース番号を関連付けた状態遷移データを形成し、前記仕入データ及び在庫ファイルと共にと共に前記記憶部に記憶する状態遷移対応記憶制御部として機能させること、
    を特徴とする業務支援プログラム。
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