JP7303700B2 - ドリル、異物除去装置、異物除去方法および加工食品の製造方法 - Google Patents
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Description
まず、図1乃至図5により本実施の形態によるドリル10について説明する。このドリル10は、食品H(図6参照)の異物F(図6参照)を除去するための後述する異物除去装置50に用いられ、食品Hから異物Fを除去するためのものである。
次に、食品の異物を除去するための異物除去装置50について説明する。図6に示すように、本実施の形態では、異物除去装置50は、ロボットアーム51に取り付けられており、コンベア52によって搬送される食品Hから異物Fを除去するように構成されている。ロボットアーム51は、図示しない制御装置に接続されており、制御装置からの信号により、異物除去装置50を水平方向および上下方向に移動させるようになっている。
次に、図10乃至図16により、本実施の形態によるドリルの変形例について説明する。図10乃至図16に示す変形例は、主としてドリル10の先端部20や貫通孔11の構成が異なるものである。図10乃至図16において、図1乃至図5に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
上述した実施の形態において、ドリル10の先端部20が、円錐状に形成されていたが、これに限られない。例えば、図10に示すように、ドリル10の先端部20が、半球状に形成されていてもよい。本変形例においても、刃21を回転させながら異物Fを除去することができるため、食品Hの一部を粉砕することなく異物Fを除去することができる。このため、食品Hへのダメージを低減させることができるとともに、異物Fと共に除去された食品片の形状を所望の形状に保つことができる。
また、例えば、図11に示すように、ドリル10の先端部20が、円柱状に形成されるとともに、先端20aに窪み部24が形成されていてもよい。本変形例では、ドリル10が食品Hに当接し、押圧部23によって食品Hを下方に押圧した際に、異物Fおよび異物Fの周囲の食品片を窪み部24内に収容させることができる。そして、ドリル10を回転させることにより、窪み部24内に収容された異物F等を削除することができる。このため、食品Hから除去された異物F等が周囲に飛散することを更に抑制することができる。また、本変形例においても、刃21を回転させながら異物Fを除去することができるため、食品Hの一部を粉砕することなく異物Fを除去することができる。このため、食品Hへのダメージを低減させることができるとともに、異物Fと共に除去された食品片の形状を所望の形状に保つことができる。
上述した実施の形態において、先端部20に、1つの第1開口22が形成され、本体部30に、1つの第2開口31が形成されていたが、これに限られない。例えば、図12に示すように、先端部20に、2つの第1開口22が形成され、本体部30に、2つの第2開口31が形成されていてもよい。本変形例において、各々第1開口22の外縁22aは、それぞれ刃21を構成している。
上述した実施の形態において、第1開口22が、側面視において、ドリル10の中心軸線X1に対して一方の側(図3における左側)に形成され、第2開口31が、側面視において、ドリル10の中心軸線X1に対して他方の側(図3における右側)に形成されていたが、これに限られない。例えば、図13に示すように、第1開口22および第2開口31が、側面視において、ドリル10の中心軸線X1に対して同じ側(図示された例においては、図13における右側)に形成されていてもよい。この場合、図13に示すように、第1開口22の周方向位置と、第2開口31の周方向位置とが同一となっていてもよい。なお、図示はしないが、第1開口22の周方向位置と、第2開口31の周方向位置とが互いに異なっていてもよい。本変形例においても、刃21を回転させながら異物Fを除去することができるため、食品Hの一部を粉砕することなく異物Fを除去することができる。このため、食品Hへのダメージを低減させることができるとともに、異物Fと共に除去された食品片の形状を所望の形状に保つことができる。
上述した実施の形態において、第2開口31が、本体部30の側面32に形成されていたが、これに限られない。例えば、図14に示すように、ドリル10のシャンク部40が、本体部30よりも径が小さい円柱状に形成され、第2開口31が、本体部30の後端面33に形成されていてもよい。この場合、貫通孔11がドリル10の中心軸線X1に平行に延びていてもよい。なお、図示はしないが、貫通孔11が、ドリル10の中心軸線X1に対して傾斜するように延びていてもよい。本変形例においても、刃21を回転させながら異物Fを除去することができるため、食品Hの一部を粉砕することなく異物Fを除去することができる。このため、食品Hへのダメージを低減させることができるとともに、異物Fと共に除去された食品片の形状を所望の形状に保つことができる。
また、図15に示すように、貫通孔11が、第1開口22から延びるとともに、ドリル10の中心軸線X1に対して傾斜するように延びる傾斜部11aと、第2開口31から延びるとともに、貫通孔11がドリル10の中心軸線X1に平行に延びるストレート部11bとを含んでいてもよい。本変形例においても、刃21を回転させながら異物Fを除去することができるため、食品Hの一部を粉砕することなく異物Fを除去することができる。このため、食品Hへのダメージを低減させることができるとともに、異物Fと共に除去された食品片の形状を所望の形状に保つことができる。
上述した実施の形態において、先端部20が、第1開口22よりも先端20a側に位置する押圧部23を含んでいたが、これに限られない。例えば図16に示すように、第1開口22が、先端部20の先端20aに形成されていてもよい。この場合、ドリル10を水平方向に移動させながら、食品Hから異物Fを除去した場合であっても、食品Hの移動を抑制しつつ食品Hから異物Fを除去することもできる。このため、食品Hの広範囲に異物Fが存在していた場合であっても、異物除去装置50を上下方向に移動させることなく、食品Hから異物Fを効率的に除去することができる。また、本変形例においても、刃21を回転させながら異物Fを除去することができるため、食品Hの一部を粉砕することなく異物Fを除去することができる。このため、食品Hへのダメージを低減させることができるとともに、異物Fと共に除去された食品片の形状を所望の形状に保つことができる。
20 先端部
20a 先端
21 刃
22 第1開口
23 押圧部
30 本体部
31 第2開口
32 側面
33 後端面
50 異物除去装置
60 駆動装置
70 押さえ機構
80 筐体
81 チャンバ
82 挿入孔
90 排出装置
H 食品
F 異物
X1 中心軸線
Claims (15)
- 食品の異物を除去するための異物除去装置に用いられ、前記食品から前記異物を除去するためのドリルにおいて、
前記異物を除去するための刃が形成された先端部と、
前記先端部から後端側に延びる本体部とを備え、
前記先端部には、外縁が前記刃を構成する第1開口が形成され、
前記本体部には、前記第1開口に連通する第2開口が形成され、
前記ドリルの先端側から見た場合に、前記ドリルの中心軸線から前記外縁までの距離は、前記外縁の周方向に沿って変化する、ドリル。 - 前記第2開口は、前記本体部の側面に形成されている、請求項1に記載のドリル。
- 前記第2開口は、前記本体部の後端面に形成されている、請求項1に記載のドリル。
- 前記先端部は、前記第1開口よりも先端側に位置し、前記食品から前記異物を除去する際に、前記食品に当接することにより前記食品を押圧する押圧部を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のドリル。
- 前記第1開口は、前記先端部の先端に形成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のドリル。
- 食品の異物を除去するための異物除去装置において、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のドリルと、
前記ドリルを、前記ドリルの中心軸線を中心に回転させる駆動装置と、を備える、異物除去装置。 - 前記食品から前記異物を除去する際に、前記食品を上方から下方へ押さえ付ける押さえ機構を更に備える、請求項6に記載の異物除去装置。
- チャンバを区画するとともに、前記ドリルが挿入される挿入孔が形成された筐体を更に備え、
前記ドリルが前記挿入孔に挿入された状態において、前記ドリルの前記第2開口は、前記チャンバ内に位置し、
前記チャンバは、前記ドリルによって除去された前記異物を収容する、請求項6または7に記載の異物除去装置。 - 前記チャンバ内の前記異物を排出する排出装置を更に備える、請求項8に記載の異物除去装置。
- 前記駆動装置は、前記ドリルを正逆両方向に回転させる、請求項6乃至9のいずれか一項に記載の異物除去装置。
- ロボットアームに取り付けられて用いられる、請求項6乃至10のいずれか一項に記載の異物除去装置。
- 食品の異物を除去するための異物除去方法において、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のドリルを前記食品に当接させる工程と、
前記ドリルを回転させることにより、前記異物を除去する工程と、を備える、異物除去方法。 - 前記異物を除去する工程の前に、前記食品を上方から下方へ押さえ付けることにより、前記食品の移動を抑制する工程を更に備える、請求項12に記載の異物除去方法。
- 前記異物を除去する工程は、前記ドリルを一方向に回転させる工程と、
前記ドリルを前記一方向に回転させた後に、前記ドリルを他方向に回転させる工程と、を有する、請求項12または13に記載の異物除去方法。 - 加工食品の製造方法において、
請求項12乃至14のいずれか一項に記載の異物除去方法によって前記食品から前記異物を除去する工程と、
前記異物が除去された前記食品を加工する工程と、を備える、加工食品の製造方法。
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JP2019148575A JP7303700B2 (ja) | 2019-08-13 | 2019-08-13 | ドリル、異物除去装置、異物除去方法および加工食品の製造方法 |
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JPH11196834A (ja) * | 1998-01-20 | 1999-07-27 | Hiroshi Imura | 果実の種子自動除去装置 |
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