JP7303537B2 - コネクタ連結構造、連結具及びコネクタ - Google Patents
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Description
一方、ワイヤーハーネスの端部に接続されたスコネクタを相手側コネクタに対して連結する作業を自動で行う場合、通例、その前段階として、コネクタを多段に積み重ねられた状態でストッカーにストックする作業と、ストッカーからロボットハンドによってコネクタを1個ずつクランプして自動で取り出す作業が必要である。
本発明の目的は、ストッカーへのストック作業の作業性が良く、しかも、ストッカーからの取り出し作業の作業性が良いコネクタ連結構造、並びにこれに用いる連結具及びコネクタを提供することである。
請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載のコネクタ連結構造において、各前記コネクタハウジングが、ロボットハンドの一対のクランプ部(400)によってクランプ可能な一対の被クランプ部(33)を含み、前記連結具が一対設けられ、前記連結具が用いられるときに、各前記コネクタハウジングの前記一対の被クランプ部が、それぞれ対応する連結具の本体部によって覆われていてもよい。
請求項3に記載の発明の連結具では、コネクタ積層体を係止した状態で一括してストッカーへストックすることができるので、ストック作業の作業性が良い。また、少なくとも一方の係止部が被係止部に対して弾性的に乗り越え係止可能な爪部を有しているので、コネクタ積層体から連結具を容易に取り外すことができる。該取り外しにより、全てのコネクタハウジングに対する係止解除が一括して行える。したがって、ストッカーから各コネクタハウジングを取り出す毎の係止解除作業は不要である。このため、ストッカーから各コネクタハウジングを取り出す際のストッカーからの取り出し作業の作業性が格段に向上する。
請求項7に記載の発明の連結具では、コネクタ積層体を係止した状態で一括してストッカーへストックすることができるので、ストック作業の作業性が良い。また、各弾性係止片の爪部を各コネクタハウジングの被係止部に対して引っ掛け係止させる構造であるので、コネクタ積層体から連結具を取り外すことで、全てのコネクタハウジングに対する係止解除が一括して行える。したがって、ストッカーから各コネクタハウジングを取り出す毎の係止解除作業は不要である。このため、ストッカーから各コネクタハウジングを取り出す際の取り出し作業の作業性が格段に向上する。
請求項9に記載の発明のコネクタ連結構造では、コネクタ積層体が、ストッカーにストックされた状態で、ストッカーの案内部によって積層方向に案内される、コネクタハウジングの被案内部が、連結具から離隔して配置される。このため、連結具を装着したままで、コネクタ積層体をストッカーにストックすることができる。また、ストッカーにストックされたコネクタ積層体から連結具を取り外すことができる。
(第1実施形態)
図1Aは、本発明の第1実施形態に係るコネクタ連結構造200の概略斜視図である。図1Bは、図1Aとは別角度から見たコネクタ連結構造200の概略斜視図である。
コネクタ連結構造200は、コネクタ積層体100と、一対の連結具5とを備える。
積層方向Xに隣接するコネクタハウジング2どうしが、積層方向Xを含み互いに直交する3方向に互いに位置決めされている。互いに直交する3方向は、上下方向である積層方向Xと、左右方向Yと、ワイヤーハーネス300の長手方向に相当する前後方向Zとである。前後方向Zの前側は、図示しない相手側コネクタへの連結方向でもある。
次いで、コネクタハウジング2を説明する。
図2Aは、コネクタハウジング2の概略斜視図である。図2Bは、図2Aとは別角度から見たコネクタハウジング2の概略斜視図である。図3Aは、コネクタハウジング2の平面図である。図3Bは、コネクタハウジング2の正面図である。図3Cは、コネクタハウジング2の底面図である。図4Aは、コネクタハウジング2の側面図である。図4Bは、コネクタハウジング2の背面図である。
コネクタハウジング本体10には、左右方向Yに並び、前側及び後側に開口する複数のコンタクト収容孔11が形成されている。各コンタクト収容孔11に、コンタクト(図示せず)が収容保持されている。
図2A及び図3Aに示すように、ロックアーム40は、上壁部12上に弾性的に揺動変位可能に支持されている。ロックアーム40は、図示しない爪部を有している。ロックアーム40は、コネクタ1が図示しない相手側コネクタに接続されたときに、前記爪部が相手側コネクタに係止することにより、コネクタの接続状態をロックする機能を果たす。
一対の第1ブロック20は、一対の側壁部14にそれぞれ沿うようにして積層方向Xに延びる略直方体形状のブロックであり、前後方向Zの中央部に配置されている。一対の第1ブロック20は、左右対称な形状である。
各第1ブロック20は、位置決め部としての隅角部21を有する基部22と、被案内部23と、位置決め部としての凸部24とを含む。
被案内部23は、隅角部21の下側に配置されて、図2Aに示すように、基部22の外側面22eから外側方へ突出する羽根板である。被案内部23は、ストッカー500の案内溝503に挿入される(図10(a)及び(b)を参照)。ストッカー500の案内溝503によって、被案内部23を介して、コネクタハウジング2が、積層方向Xに案内される。
第1位置決め面21aは、基部22の上面22aよりも下方に配置され、積層方向Xに対して直交する平面であり、積層方向Xの上側に向く。被案内部23の上面23aは、第1位置決め面21aと連続する平面であり、第1位置決め面として機能する。第1位置決め面21aおよび被案内部23の上面23a(第1位置決め面)は、上方に開放されている。第2位置決め面21bは、前方に開放されている。第3位置決め面21cは、外側方に開放されている。
図6(a)に示すように、コネクタハウジング2が積層方向Xに積層されるときに、上側のコネクタハウジング2の凸部24の下面24a(第1位置決め面)が、下側のコネクタハウジング2の隅角部21の第1位置決め面21aに係合することにより、両コネクタハウジング2が、積層方向Xに位置決めされる。
また、図6(a)に示すように、上側のコネクタハウジング2の凸部24の凸部24の内側面24c(第3位置決め面)が、下側のコネクタハウジング2の隅角部21の第3位置決め面21cに係合することにより、両コネクタハウジング2が、左右方向Yに位置決めされる。
図2A~図4Bに示すように、一対の第2ブロック30は、一対の側壁部14の後端部にそれぞれ沿うようにして積層方向Xに延びている。一対の第2ブロック30は、左右対称な形状である。
図5(a)は、第2ブロック30の概略断面図であり、図4AのVa-Va断面図に相当する。これら図4A及び図5(a)に示すように、各第2ブロック30は、上面30aと、下面30bと、前面30cと、後面30dと、外側面30eと、上面凹部30fと、外側面凹部30gと、第1被係止部31と、第2被係止部32と、被クランプ部33とを含む。
図5(a)に示すように、第1被係止部31は、上面30aの一部である被挟持面31aと、上面凹部30fの底面である凹部底面30hと被挟持面31aとを接続する被係止面31bとを含む。
ロボットハンドの断面円形の一対のクランプ部400が、一対の被クランプ部33の溝底面33aと一対の内壁面33bとに内接する状態で(図5(b)を参照)、一対の被クランプ部33をクランプする。
図5(a)に示すように、外側面凹部30gは、被クランプ部33の下側で外側面30eに形成されている。外側面凹部30gは、凹部底面30hと、凹部内上面30kと、凹部底面30hに隣接して凹部内上面30kに形成され上方へ凹む凹部30mとを含む。
第2被係止部32は、外側面凹部30gの凹部内上面30kに設けられた被挟持面32aと、凹部30mの底面と被挟持面32aとを接続する被係止面32bとを含む。
次いで、連結具5を説明する。
図7(a)は、連結具5の概略斜視図であり、図7(b)は、図7(a)とは別角度から見た連結具5の概略斜視図である。図8は、連結具5の概略側面図である。
図7(a)及び(b)並びに図8を参照して、連結具5は、積層方向Xに延びる本体部50と、本体部50の積層方向Xの第1端部50aから延設された第1係止部51と、本体部50の積層方向Xの第2端部50bから延設された第2係止部52とを含む。
図8に示すように、弾性アーム部51aは、本体部50に接続される基端部を支点として積層方向Xに弾性的に撓み可能である。弾性アーム部51aは、積層方向Xに対して直交し、第2係止部52側に向く挟持面51cを含む。
第2係止部52は、鉤形状係止部である。すなわち、第2係止部52は、主板部53から直交状に延びる剛性アーム部52aと、剛性アーム部52aの先端部から第1係止部51側に突出する凸部52bとを含む。
次いで、図9(a),(b)及び(c)は、コネクタ積層体100を連結具5で係止する工程を順次に示す模式的工程図である。
すなわち、図9(b)に示すように、第1係止部51の爪部51bの傾斜状の案内面51eが、コネクタハウジング2の上面30aと外側面30eとの間のコーナ部に当接する。これにより、第1係止部51の弾性アーム部51aが上向きに撓まされて、爪部51bの頂部51dがコネクタハウジング2の上面30aに乗り上げた後、図9(c)に示すように、爪部51bの係止面51fが、第2被係止部32の被挟持面32aに係止する。
また、連結具5の係止状態で、連結具5の本体部50の主板部53が、各コネクタハウジング2の被クランプ部33を覆う状態となる。また、図示していないが、一方のフランジ54は、ロボットハンドのクランプ部400(図5(b)を参照)の先端の大径部(図示せず)が収容される縦溝17に挿入される。他方のフランジ54は、コネクタハウジング2の後壁部16の後方に配置される。これにより、一対のフランジ54が、被クランプ部33の前後を覆うことになり、被クランプ部33を保護する効果が高い。
図10(b)に示すように、ストッカー500は、主壁部501と、一対の側壁部502とを含む溝形に形成されている。一対の側壁部502の入口部の内側面に、積層方向Xに延びる案内溝503がそれぞれ形成されている。
本実施形態に係るコネクタ連結構造200では、下記の効果を奏する。すなわち、コネクタ積層体100において積層方向Xに隣接するコネクタハウジング2どうしが直交する3方向に互いに位置決めされている。連結具5の第1係止部51及び第2係止部52が、コネクタ積層体100の積層方向Xの両端部に配置される一対のコネクタハウジング2の第1被係止部31及び第2被係止部32に対して係止する状態で、図9(c)に示すように、連結具5の第1係止部51及び第2係止部52によってコネクタ積層体100が積層方向Xに挟持される。
また、コネクタ連結構造200では、図10(a)に示すように、コネクタ積層体100における各コネクタハウジング2の被案内部23が、ストッカー500の案内溝503によって積層方向Xに案内される。コネクタハウジング2の被案内部23は、連結具5から離隔して配置される。このため、連結具5を装着したままで、コネクタ積層体100をストッカー500にストックすることができる。また、図11(a)に示すように、ストッカー500にストックされたコネクタ積層体100から連結具5を取り外すことができる。
また、本実施形態に係る連結具5では、コネクタ積層体100を係止した状態で一括してストッカー500へストックすることができるので、ストック作業の作業性が良い。また、第1係止部51が第1被係止部31に対して弾性的に乗り越え係止可能な爪部51bを有しているので、コネクタ積層体100から連結具5を容易に取り外すことができる。該取り外しにより、全てのコネクタハウジング2に対する係止解除が一括して行える。したがって、ストッカー500から各コネクタハウジング2を取り出す毎の係止解除作業は不要である。このため、ストッカー500から各コネクタハウジング2を取り出す際のストッカー500からの取り出し作業の作業性が格段に向上する。
(第2実施形態)
図12は、本発明の第2実施形態に係るコネクタ連結構造200Pの概略斜視図である図12では、ワイヤーハーネス300の図示が省略されている。図13は、連結具6の概略斜視図である。図14は、ストッカー500にストックされたコネクタ連結構造200Pの要部の概略断面図である。図15は、ストッカー500にストックされたコネクタ積層体100Pから連結具6を取り外す途中の状態を示す概略斜視図である。
コネクタハウジング2Pの側壁部14の外側面には、積層方向Xに延びる被係止部としての縦溝19が形成されている。縦溝19は、凹溝状の被クランプ部33の前側に隣接して形成されている。側壁部14の外側面には、縦溝19から前側に離隔して羽根板状の被案内部23が突出形成されている。
複数の位置決め片61は、本体部60の前面60aから前側に突出する片持ち状の凸片である。複数の位置決め片61は、断面矩形に形成されており、積層方向Xに等間隔で並んでいる。各位置決め片61が、図14に示すように、コネクタ積層体100Pの各コネクタハウジング2の断面矩形の位置決め孔18に対して離脱可能に嵌合される。
図12及び図14に示すように、コネクタ連結構造200Pにおいて、各弾性係止片62は、コネクタハウジング2の凹溝状の被クランプ部33を覆っている。図14に示すように、各弾性係止片62の爪部62aは、被クランプ部33の溝底面33aに乗り上げた後、被クランプ部33に隣接する縦溝19の内壁面19aに引っ掛け係止する。
また、コネクタ連結構造200Pでは、ワイヤーハーネス300を挟んだ両側に一対の連結具6が配置される構造であるので、コネクタ1Pの極数に拘らず適用可能である。
また、本実施形態に係る連結具6では、コネクタ積層体100Pを係止した状態で一括してストッカー500へストックすることができるので、ストック作業の作業性が良い。また、各弾性係止片62の爪部62aを各コネクタハウジング2Pの縦溝19(被係止部)に対して引っ掛け係止させる構造であるので、コネクタ積層体100Pから連結具6を取り外すことで、全てのコネクタハウジング2Pに対する係止解除が一括して行える。したがって、ストッカー500から各コネクタハウジング2Pを取り出す毎の係止解除作業は不要である。このため、ストッカー500から各コネクタハウジング2Pを取り出す際の取り出し作業の作業性が格段に向上する。
(第3実施形態)
図16(a)及び(b)は、第3実施形態に係るコネクタ連結構造200Qの互いに別角度から見た概略斜視図である。図16(a)及び(b)では、ワイヤーハーネスの図示が省略されている。図17(a)及び(b)は、第3実施形態に係る連結具7の互いに別角度からの概略斜視図である。
図17(a)及び(b)に示すように、弾性係止片72は、本体部70によって片持ち状に支持されている。弾性係止片72は、本体部70と接続される基端部を支点として弾性的に揺動変位可能である。弾性係止片72は、先端部に、爪部72aを有している。図17(a)に示すように、各弾性係止片72の爪部72aは、対応するコネクタハウジング2Qの側壁部14の外側面に乗り上げた後、縦溝19(被係止部)に対して引っ掛け係止する。
また、コネクタ連結構造200Qでは、ワイヤーハーネス300(図12では示さず)を挟んだ両側に一対の連結具7が配置される構造であるので、コネクタ1Pの極数に拘らず適用可能である。
また、連結具7の位置決め片71が位置決め孔18に嵌合することで、コネクタ積層体100Qの各コネクタ1Qが連結具7を介して相互に位置決めされる。このため、積層方向Xに隣接する一対のコネクタハウジング2Qどうしを互いに直接位置決めする位置決め構造を設ける必要がない。このため、コネクタ1Qの構造を簡素化することができる。
2;2P;2Q コネクタハウジング
5 連結具
6 連結具
7 連結具
18 位置決め孔
19 縦溝(被係止部)
21 隅角部(位置決め部)
21a 第1位置決め面
21b 第2位置決め面
21c 第3位置決め面
24 凸部(位置決め部)
31 第1被係止部
32 第2被係止部
33 被クランプ部
50 本体部
50a 第1端部
50b 第2端部
51 第1係止部
51a 弾性アーム部
51b 爪部
51c 挟持面
51f 係止面
52 第2係止部
52a 剛性アーム部
52b 凸部
52c 挟持面
52d 係止面
60 本体部
61 位置決め片
62 弾性係止片
62a 爪部
70 本体部
71 位置決め片
72 弾性係止片
100;100P;100Q コネクタ積層体
200;200P;200Q コネクタ連結構造
300 ワイヤーハーネス
301 端部
500 ストッカー
503 案内溝
L (ワイヤーハーネスの)長手方向
X 積層方向
Y 左右方向
Z 前後方向
Claims (9)
- ワイヤーハーネスの端部に接続されたコネクタのコネクタハウジングが互いに非係止の状態で前記ワイヤーハーネスの長手方向に対して直交する積層方向に多段に積み重ねられ、前記積層方向に隣接するコネクタハウジングどうしが互いの位置決め部によって前記積層方向を含み互いに直交する3方向に互いに位置決めされたコネクタ積層体と、
前記コネクタ積層体を一括して搬送してストッカーにストックする作業のときに前記コネクタ積層体を係止しておくのに用いられる連結具であって、前記積層方向に延びる本体部と、前記本体部の前記積層方向の両端部から延設され、前記コネクタ積層体の前記積層方向の両端部に配置される一対のコネクタハウジングに設けられた被係止部に対して解除可能に係止する状態で前記コネクタ積層体を前記積層方向に挟持する一対の係止部と、を含む、連結具と、を備え、
前記一対の係止部の少なくとも一方が、前記被係止部に対して弾性的に乗り越え係止可能な爪部を含む、コネクタ連結構造。 - 請求項1に記載のコネクタ連結構造において、
各前記コネクタハウジングが、ロボットハンドの一対のクランプ部によってクランプ可能な一対の被クランプ部を含み、
前記連結具が一対設けられ、
前記連結具が用いられるときに、各前記コネクタハウジングの前記一対の被クランプ部が、それぞれ対応する連結具の本体部によって覆われている、コネクタ連結構造。 - ワイヤーハーネスの端部に接続されたコネクタのコネクタハウジングが互いに非係止の状態で前記ワイヤーハーネスの長手方向に対して直交する積層方向に多段に積み重ねられ、前記積層方向に隣接するコネクタハウジングどうしが互いの位置決め部によって前記積層方向を含み互いに直交する3方向に互いに位置決めされたコネクタ積層体を一括して搬送してストッカーにストックする作業のときに前記コネクタ積層体を係止しておくのに用いられる連結具であって、
前記積層方向に延びる本体部と、
前記本体部の前記積層方向の両端部から延設され、前記コネクタ積層体の前記積層方向の両端部に配置される一対のコネクタハウジングに設けられた被係止部に対して解除可能に係止する一対の係止部と、を備え、
前記一対の係止部の少なくとも一方が、前記被係止部に対して弾性的に乗り越え係止可能な爪部を含む、連結具。 - ワイヤーハーネスの端部に接続されるコネクタであって、
互いに非係止の状態で前記ワイヤーハーネスの長手方向に対して直交する積層方向に多段に積み重ねられたときにコネクタ積層体を形成可能であり、該コネクタ積層体の状態で、前記積層方向に延びる本体部と前記本体部の前記積層方向の両端部から延設された一対の係止部とを含み、前記コネクタ積層体を一括して搬送してストッカーにストックする作業のときに用いられる連結具によって係止されるコネクタハウジングを備え、
前記コネクタハウジングが、
前記積層方向の一側と他側とに配置され、前記一対の係止部に解除可能に係止される一対の被係止部と、
前記積層方向の一側に突出する前記位置決め部としての凸部と、
前記積層方向の他側に開く互いに直交する3つの位置決め面により形成され、前記コネクタ積層体の状態で前記積層方向の他側に隣接するコネクタハウジングの凸部に対して各位置決め面を係合させる前記位置決め部としての隅角部と、を含む、コネクタ。 - ワイヤーハーネスの端部に接続されたコネクタのコネクタハウジングが互いに非係止の状態で前記ワイヤーハーネスの長手方向に対して直交する積層方向に多段に積み重ねられたコネクタ積層体と、
前記コネクタ積層体を一括して搬送してストッカーにストックする作業のときに前記コネクタ積層体を係止しておくのに用いられる連結具であって、前記積層方向に延びる本体部と、前記本体部から片持ち状に延設され、各前記コネクタハウジングの位置決め孔に離脱可能に嵌合される複数の位置決め片と、前記本体部から片持ち状に延設され、各前記コネクタハウジングの被係止部に対して引っ掛け係止する爪部を有する複数の弾性係止片と、を含む、連結具とを備える、コネクタ連結構造。 - 請求項5に記載のコネクタ連結構造において、
各前記コネクタハウジングが、ロボットハンドの一対のクランプ部によってクランプ可能な一対の被クランプ部を含み、
前記連結具が一対設けられ、
前記連結具が用いられるときに、各前記コネクタハウジングの前記一対の被クランプ部が、それぞれ対応する連結具の対応する弾性係止片又は対応する位置決め片によって覆われている、コネクタ連結構造。 - ワイヤーハーネスの端部に接続されたコネクタのコネクタハウジングが互いに非係止の状態で前記ワイヤーハーネスの長手方向に対して直交する積層方向に多段に積み重ねられたコネクタ積層体を一括して搬送してストッカーにストックする作業のときに前記コネクタ積層体を係止しておくのに用いられる連結具であって、
前記積層方向に延びる本体部と、
前記本体部から片持ち状に延設され、各前記コネクタハウジングの位置
決め孔に離脱可能に嵌合される複数の位置決め片と、
前記本体部から片持ち状に延設され、各前記コネクタハウジングの被係止部に対して引っ掛け係止可能な爪部を含む複数の弾性係止片と、を備える、連結具。 - ワイヤーハーネスの端部に接続されるコネクタであって、
互いに非係止の状態で前記ワイヤーハーネスの長手方向に対して直交する積層方向に多段に積み重ねられたときにコネクタ積層体を形成可能であり、該コネクタ積層体の状態で、前記積層方向に延びる本体部と前記本体部から片持ち状に延設された複数の位置決め片と前記本体部から片持ち状に延設された複数の弾性係止片とを含み、前記コネクタ積層体を一括して搬送してストッカーにストックする作業のときに用いられる連結具によって係止可能なコネクタハウジングを備え、
前記コネクタハウジングが、前記位置決め片が離脱可能に嵌合される位置決め孔と、前記弾性係止片の爪部が引っ掛け係止可能な被係止部と、を含む、コネクタ。 - 請求項1、請求項2、請求項5又は請求項6に記載のコネクタ連結構造において、
各前記コネクタハウジングが、前記コネクタ積層体をストックするストッカーに設けられて前記積層方向に延びる案内部に係合される被案内部を含み、
用いられるときの前記連結具が、前記被案内部から離隔して配置されている、コネクタ連結構造。
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