JP7302932B2 - オペレータ端末、施設監視システム、および、オペレータ端末による時間外運転申請方法 - Google Patents

オペレータ端末、施設監視システム、および、オペレータ端末による時間外運転申請方法 Download PDF

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Description

この発明は、施設内に設けられた設備機器の時間外運転を申請するオペレータ端末、および、当該オペレータ端末による時間外運転申請方法に関するものである。
従来、空調機等、施設内に設けられた設備機器の時間外運転の申請を受け付け、受け付けた時間外運転の申請に基づき、設備機器に対して予め設定されている、1日の通常の起動時刻から停止時刻までの時間帯を変更し、当該時間帯外に設備機器を運転させる技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2010-169360号公報
特許文献1に開示されている技術に代表される、従来の、設備機器の時間外運転の技術では、ユーザは、時間外運転の申請を行うための端末から、当該端末を操作して、時間外運転の申請を行わなければならないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ユーザが、時間外運転の申請を行うための端末から、当該端末を操作して、時間外運転の申請を行うことなく、設備機器の時間外運転を行わせることを可能にしたオペレータ端末を提供することを目的としている。
この発明に係るオペレータ端末は、施設内に設けられた対象エリア内において、通信端末とネットワークを介して無線通信可能な通信部と、通信部が無線通信を確立している通信端末が存在しているか否かを判定する在室判定部と、在室判定部が、通信部と無線通信を確立している通信端末が存在していると判定した場合、現在時刻が、施設内に設けられた設備機器の運転スケジュールで定義されたコアタイム、の時間外であるか否かを判定するスケジュール判定部と、スケジュール判定部が、現在時刻は前記コアタイムの時間外であると判定した場合、設備機器を運転させるための時間外運転申請情報を生成する申請情報生成部を備えたものである。
この発明によれば、ユーザが、時間外運転の申請を行うための端末から、当該端末を操作して、時間外運転の申請を行うことなく、設備機器の時間外運転を行わせることができる。
実施の形態1において、オペレータ端末が設定された施設内のフロアのフロア図の一例を示す図である。 実施の形態1に係るオペレータ端末を備えた空調システムの構成例を示す図である。 実施の形態1に係るオペレータ端末の構成例を示す図である。 実施の形態1において、ユーザが保持する通信端末の構成例を示す図である。 実施の形態1に係るオペレータ端末において、通信端末のペアリング情報を登録する動作、および、通信端末のペアリング情報を削除する動作について説明するためのフローチャートである。 実施の形態1に係るオペレータ端末が、空調機の時間外運転を申請する動作について説明するためのフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係るオペレータ端末は、施設内に設けられた設備機器を制御する。以下の実施の形態1では、施設内に設けられた設備機器を空調機とする。オペレータ端末は、空調の対象とする、施設内に設けられたエリア(以下「対象エリア」という。)の空調を行う空調機を制御する。
オペレータ端末は、対象エリアに設置される。
図1は、実施の形態1において、オペレータ端末が設定された施設内のフロアのフロア図の一例を示す図である。
図1に示すフロアは、細かく間仕切りされ、小部屋の集まりとして利用される。各小部屋が対象エリアとなる。
各対象エリアは、空調機(図示省略)によって空調される。具体的には、空調機が、VAVユニット11を介して、対象エリア100の空調を行う。VAVユニット11は、フロアの適宜の位置に設置される。空調機は、予め設定された運転スケジュールに従って、対象エリアの空調を行う。運転スケジュールは、フロアに入居しているテナント毎に設定されており、当該運転スケジュールでは、空調機の、1日の起動時刻から停止時刻までの時間帯が、「コアタイム」として、定義されている。
オペレータ端末10は、対象エリアに適宜設置される。図1に示すように、オペレータ端末10は、対象エリアに必ずしも設定されていなくてもよい。また、ユーザは、オペレータ端末10の設置位置を、適宜変更することができる。なお、実施の形態1において、ユーザとは、コアタイムの時間外に空調機を運転させるための時間外運転の申請を行う権限を有する人とする。なお、「コアタイムの時間外」とは、1日のうち、コアタイムの開始時刻よりも前の時刻、または、コアタイムの終了時刻よりも後の時刻をいう。
実施の形態1では、ユーザは、例えば、テナントで働く従業員等、対象エリアに頻繁に出入りし、コアタイムの時間外も含め、ある程度の長い時間、対象エリア内に滞在することがある人を想定している。
オペレータ端末10は、Wifi(登録商標。以下記載を省略する。)またはBluetooth(登録商標。以下記載を省略する。)等の無線通信機能を有する。
オペレータ端末10は、ユーザが保持する通信端末と、ネットワークを介して無線通信可能である。ユーザが保持する通信端末は、例えば、ユーザが携帯するスマートフォン、または、対象エリア100に設置されているPC(Personal Computer)である。通信端末も、WifiまたはBluetooth等の無線通信機能を有する。通信端末には、オペレータ端末10とペアリングを行うための「時間外空調アプリ」がインストールされている。なお、図1では、通信端末の図示を省略している。
図2は、実施の形態1に係るオペレータ端末10を備えた空調システムの構成例を示す図である。
実施の形態1に係る空調システムは、オペレータ端末10、VAVコントローラ1、空調コントローラ2、上位コントローラ3、および、監視PC4を備える。監視PC4と上位コントローラ3、上位コントローラ3と空調コントローラ2、空調コントローラ2とVAVコントローラ1、ならびに、VAVコントローラ1とオペレータ端末10は、ネットワークを介して接続される。オペレータ端末10がどのVAVコントローラ1と接続されるかは、オペレータ端末10の設置位置等に応じて予め決められている。
なお、図2では、空調コントローラ2を2台、図示しているが、これは一例に過ぎない。空調コントローラ2は、上位コントローラ3に1台のみ接続されるものとしてもよいし、上位コントローラ3に3台以上接続されるものとしてもよい。
オペレータ端末10は、無線通信機能を有し、ユーザが保持する通信端末20と無線通信を行う。オペレータ端末10は、例えば、PCであってもよいし、特定小電力トランシーバまたは無線機であってもよい。オペレータ端末10は、コアタイムの時間外に、ペアリングした通信端末20と無線通信を確立した場合、空調機を運転させるための時間外運転申請情報を生成し、VAVコントローラ1に対して、生成した時間外運転申請情報を送信する。オペレータ端末10の詳細については、後述する。
VAVコントローラ1は、空調コントローラ2の制御に基づき、各対象エリア100の空調を制御する。具体的には、VAVコントローラ1は、フロアに設置されたVAVユニット11(図1参照)の設定風量を確保するように、当該VAVユニット11内のダンパ(図示省略)の開度を、制御する。VAVコントローラ1は、対象エリア100の室内温度が設定温度となるように、VAVユニット11の設定風量を算出し、算出したVAVユニット11の設定風量と、VAVユニット11で計測された計測風量から、上記ダンパの開度を算出する。
また、VAVコントローラ1は、オペレータ端末10から、時間外運転申請情報が送信された場合、当該時間外運転申請情報を、空調コントローラ2を介して上位コントローラ3に出力する。
空調コントローラ2は、空調システム全体の風量に応じたファン回転数を算出し、算出したファン回転数となるよう、空調機を制御する。なお、ファン(図示省略)は、空調機に備えられる。
上位コントローラ3は、空調コントローラ2を制御する。また、上位コントローラ3は、空調コントローラ2を介してVAVコントローラ1を制御する。
監視PC4は、上位コントローラ3から、例えば、空調コントローラ2またはVAVコントローラ1による空調機の制御に関する情報を取得し、表示装置(図示省略)に表示する。
図3は、実施の形態1に係るオペレータ端末10の構成例を示す図である。
オペレータ端末10は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。
オペレータ端末10は、通信部101、ペアリング情報取得部102、端末登録部103、応答部104、記憶部105、端末削除部106、在室判定部107、スケジュール判定部108、申請情報生成部109、出力部110、および、経過時間判定部111を備える。
通信部101は、入力インタフェース装置または出力インタフェース装置であり、対象エリア100内において、通信端末20と無線通信する。
実施の形態1では、一例として、オペレータ端末10と通信端末20は、Bluetoothによって無線通信を行うものとする。
また、通信部101は、VAVコントローラ1と通信する。
ペアリング情報取得部102は、通信部101を介して、通信端末20から出力されたペアリング情報を取得する。
ユーザは、通信端末20から、「時間外空調アプリ」によって、ペアリング情報を出力する。
ここで、図4は、実施の形態1において、ユーザが保持する通信端末20の構成例を示す図である。
図4に示すように、通信端末20には、ペアリング制御装置21が搭載されている。通信端末20およびペアリング制御装置21は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。「時間外空調アプリ」は、ペアリング制御装置21によって実行される。
通信部201は、入力インタフェース装置または出力インタフェース装置であり、オペレータ端末10と無線通信を行う。実施の形態1において、通信部201を、「通信端末通信部」ともいう。
受付部202は、ユーザによって入力された各種情報を受け付ける。
表示制御部203は、通信端末20と接続された表示装置(図示省略)に、各種情報を表示させる。
ペアリング制御装置21は、指示受付部211、ペアリング情報出力部212、応答受付部213、および、登録部214を備える。
指示受付部211は、「時間外空調アプリ」の起動指示を受け付ける。また、指示受付部211は、「ペアリングの実行」の指示を受け付ける。「時間外空調アプリ」の起動指示および「ペアリングの実行」の指示については後述する。
指示受付部211は、「時間外空調アプリ」の起動指示を、制御部(図示省略)に出力する。また、指示受付部211は、「ペアリングの実行」の指示を、ペアリング情報出力部212に出力する。
ペアリング情報出力部212は、指示受付部211から「ペアリングの実行」の指示が出力されると、通信端末通信部にペアリング情報を出力する。通信端末通信部は、オペレータ端末10に、ペアリング情報を出力する。ペアリング情報には、少なくとも、通信端末20の通信アドレスが含まれる。ペアリング情報には、通信端末20のID等、通信端末20を特定可能な情報が含まれるようにしてもよい。ペアリング情報出力部212は、記憶部204を参照して、通信端末20の通信アドレスまたは通信端末20のID等を取得する。
応答受付部213は、ペアリング情報出力部212が通信端末通信部を介して出力したペアリング情報に対してオペレータ端末10から出力されたペアリング応答情報を、通信端末通信部を介して受け付ける。ペアリング応答情報には、少なくとも、オペレータ端末10の通信アドレスが含まれる。応答受付部213は受け付けたペアリング応答情報を、登録部214に出力する。
登録部214は、応答受付部213が受け付けたペアリング応答情報を、オペレータ端末の登録日に関する情報と対応付けて、記憶部204に記憶させる。登録部214は、例えば、応答受付部213がペアリング応答情報を受け付けた日を、オペレータ端末の登録日とすればよい。
記憶部204は、例えば、メモリである。記憶部204は、通信端末20のアドレス、または、ペアリング応答情報等を記憶する。
なお、図4では、記憶部204は、通信端末20に備えられるものとするが、これは一例に過ぎない。記憶部204は、通信端末20の外部の、通信端末20が参照可能な場所に備えられるようにしてもよい。
例えば、ユーザは、オペレータ端末10の入力装置(図示省略)を操作して、オペレータ端末10に「デバイス登録画面」を表示させる。一方、通信端末20では、受付部202が「デバイス登録画面」の表示指示を受け付け、表示制御部203が、表示装置に「デバイス登録画面」を表示させる。
オペレータ端末10に「デバイス登録画面」が表示されると、ユーザは、オペレータ端末10の入力装置を操作して「ペアリングの開始」の指示を入力する。一方、通信端末20では、受付部202を介して、ペアリング制御装置21の指示受付部211が、オペレータ端末10の指示受付部(図示省略)から、通信部101および通信部201を介して、「ペアリングの開始」の指示を受け付け、ペアリング制御装置21の制御部は「時間外空調アプリ」を起動する。制御部が「時間外空調アプリ」を起動すると、通信端末20の表示制御部203は、表示装置に「デバイス登録画面」を表示させる。
「デバイス登録画面」が表示されると、ユーザは、オペレータ端末10の入力装置を操作して「ペアリングの実行」の指示を入力する。通信端末20では、受付部202を介して、ペアリング制御装置21の指示受付部211が、オペレータ端末10の指示受付部から、通信部101および通信部201を介して、「ペアリングの実行」の指示を受け付け、ペアリング情報出力部212が、通信端末通信部を介して、オペレータ端末10にペアリング情報を出力する。
オペレータ端末10のペアリング情報取得部102は、以上のような流れで通信端末20のペアリング制御装置21から出力されたペアリング情報を、通信部101を介して取得する。
ペアリング情報取得部102は、取得したペアリング情報を、端末登録部103に出力する。
図3の説明に戻る。
端末登録部103は、ペアリング情報取得部102が取得したペアリング情報を、当該ペアリング情報の登録日に関する情報と対応付けて、記憶部105に登録する。端末登録部103は、例えば、ペアリング情報取得部102がペアリング情報を取得した日を、ペアリング情報の登録日とすればよい。
端末登録部103は、ペアリング情報を登録すると、ペアリング情報を登録した旨の登録完了通知を、応答部104に出力する。登録完了通知には、ペアリング情報が含まれる。
応答部104は、端末登録部103から出力された登録完了通知に基づき、通信部101に上述したペアリング応答情報を出力する。通信部101は、応答部104から出力されたペアリング応答情報を、通信端末20に出力する。なお、応答部104は、オペレータ端末10の通信アドレスを、登録完了通知に含まれるペアリング情報から特定し、ペアリング応答情報の出力先として通信部101に通知すればよい。
通信端末20では、ペアリング制御装置21の登録部214が、応答部104が通信部101を介して出力したペアリング応答情報を登録する。
オペレータ端末10にて通信端末20から送信されたペアリング情報の登録が完了し、通信端末20にて当該ペアリング情報に対するペアリング応答情報の登録が完了すると、オペレータ端末10と当該ペアリング情報を送信した通信端末20との間でペアリングが完了する。以降、オペレータ端末10は、ペアリング情報を登録した通信端末20と無線通信可能となる。また、通信端末20は、オペレータ端末10と無線通信可能となる。ペアリング情報を登録した通信端末20が、オペレータ端末10との無線通信圏内に存在する場合に、オペレータ端末10は、当該通信端末20と無線通信を確立する。
オペレータ端末10と通信端末20が、一度、ペアリングされると、オペレータ端末10にて当該通信端末20のペアリング情報が削除されない限り、または、当該通信端末20にてオペレータ端末10のペアリング応答情報が削除されない限り、オペレータ端末10と当該通信端末20の無線通信可能な状態が維持されるため、オペレータ端末10と当該通信端末20は、再びペアリングする必要はない。
なお、実施の形態1では、オペレータ端末10と通信端末20は、通信機能としてBluetoothを有し、Bluetoothを用いてペアリングを行うものとしているため、例えば、上述のような、ペアリングの流れとなる。しかし、これは一例に過ぎず、オペレータ端末10は、オペレータ端末10および通信端末20が有する通信機能に応じて、当該通信機能を用いた、通信端末20とのペアリングを行うようになっていればよい。
例えば、オペレータ端末10と通信端末20が通信機能としてNFC(Near Field Communication)を有しており、NFCを用いてペアリングを行うとする。この場合、通信端末20のペアリング制御装置21は、オペレータ端末10に近づけられると、アドレス読出部(図示省略)がオペレータ端末10の通信アドレスを読み出し、登録部214が、記憶部204に、オペレータ端末10の通信アドレスを登録する。オペレータ端末10は、ペアリング情報取得部102が、ペアリング制御装置21のアドレス通知部(図示省略)を介して、通信端末20の通信アドレスを読み出し、端末登録部103が記憶部105に通信端末20の通信アドレスを登録する。
記憶部105は、例えば、メモリである。記憶部105は、オペレータ端末10のアドレス、ペアリング情報、または、空調機の運転スケジュール等を記憶する。空調機の運転スケジュールは、上位コントローラ3から出力される。オペレータ端末10の制御部(図示省略)は、上位コントローラ3から出力された、空調機の運転スケジュールを、例えば、空調コントローラ2およびVAVコントローラ1を介して取得し、記憶部105に記憶させている。
なお、図3では、記憶部105は、オペレータ端末10に備えられるものとするが、これは一例に過ぎない。記憶部105は、オペレータ端末10の外部の、オペレータ端末10が参照可能な場所に備えられるようにしてもよい。
端末削除部106は、端末登録部103が記憶部105に登録したペアリング情報が、削除条件を満たした場合、記憶部105から、削除条件を満たすと判定したペアリング情報を削除する。
削除条件は、例えば、「登録日から、予め設定された期間(以下「第1削除判定用期間」という。)が経過したペアリング情報であること」である。また、例えば、削除条件は、「最後に通信部101が無線通信を確立して以降、予め設定された時間(以下「第2削除判定用期間」という)が経過した通信端末20に関するペアリング情報である」こととしてもよい。この場合、例えば、後述する在室判定部107が、通信部101を介した通信端末20との通信履歴を記憶部105に記憶させており、端末削除部106は、現在時刻と、記憶部105に記憶されている通信履歴とに基づき、最後に通信部101が無線通信を確立して以降、第2削除判定用期間が経過したか否かを判定すればよい。なお、上述した削除条件は一例に過ぎず、削除条件は、ユーザ等によって適宜設定可能である。
在室判定部107は、通信部101が無線通信を確立している通信端末20(以下「通信確立端末」という。)が存在しているか否かを判定する。
在室判定部107は、通信確立端末が存在していると判定した場合、通信確立端末が存在している旨の情報を、スケジュール判定部108に出力する。
上述のとおり、ペアリングを行い、互いに、互いの通信アドレスを登録することで、オペレータ端末10と通信端末20とが無線通信可能となる。通信確立端末が存在している場合、当該通信確立端末は、ペアリングが行われた通信端末20である。在室判定部107は、無線通信を確立している通信確立端末の通信アドレスに基づき、記憶部105を参照して、当該通信確立端末を特定することができる。
通信確立端末が存在している場合、対象エリア100内に、当該通信確立端末を保持するユーザが存在していると推定される。逆に、通信確立端末が存在していない場合、対象エリア100内に、オペレータ端末10とペアリングされた通信端末20は1台も存在しない、言い換えれば、ユーザは1人もいないと推定される。
なお、在室判定部107は、通信確立端末が存在していないと判定した場合は、通信確立端末が存在している旨の情報を出力しない。
スケジュール判定部108は、在室判定部107が、通信確立端末が存在していると判定し、在室判定部107から通信確立端末が存在している旨の情報が出力された場合、現在時刻が空調機の運転スケジュールで定義されたコアタイムの時間外であるか否かを判定する。
スケジュール判定部108は、現在時刻が空調機の運転スケジュールで定義されたコアタイムの時間外であると判定した場合、コアタイムの時間外に通信確立端末が存在していることを示す時間外端末有情報を、申請情報生成部109に出力する。
なお、スケジュール判定部108は、現在時刻が空調機の運転スケジュールで定義されたコアタイムの時間内である場合は、時間外端末有情報を出力しない。
申請情報生成部109は、スケジュール判定部108が、現在時刻はコアタイムの時間外であると判定し、スケジュール判定部108から時間外端末有情報が出力された場合、空調機を運転させるための時間外運転申請情報を生成する。実施の形態1において、時間外運転申請情報は、空調機を、例えば10分等、予め設定された時間(以下「延長指定時間」という。)だけ運転させるための情報である。
スケジュール判定部108から時間外端末有情報が出力されたということは、コアタイムの時間外に、対象エリア100に、通信確立端末が存在しているということである。これは、コアタイムの時間外に、対象エリア100に、ユーザが存在していることを意味する。
時間外運転申請情報には、オペレータ端末10を特定する情報、および、申請情報生成部109が当該時間外運転申請情報を生成した日時の情報が含まれる。オペレータ端末10を特定する情報とは、例えば、オペレータ端末10の通信アドレス、または、オペレータ端末10のIDである。申請情報生成部109は、記憶部105を参照して、オペレータ端末10を特定する情報を取得すればよい。
申請情報生成部109は、生成した時間外運転申請情報を、出力部110に出力する。
出力部110は、申請情報生成部109が生成した時間外運転申請情報を、通信部101に出力する。通信部101は、出力部110から出力された時間外運転申請情報を、ネットワークを介して、VAVコントローラ1に出力する。
VAVコントローラ1は、オペレータ端末10から出力された時間外運転申請情報を、空調コントローラ2を介して上位コントローラ3に出力する。上位コントローラ3は、時間外運転申請情報を取得すると、空調コントローラ2に対して空調機の時間外運転を指示する。また、上位コントローラ3は、空調コントローラ2に対して、時間外運転申請情報を出力したオペレータ端末10と接続されているVAVコントローラ1の制御を行わせる。なお、上位コントローラ3は、時間外運転申請情報を出力したオペレータ端末10と接続されているVAVコントローラ1を、時間外運転申請情報から特定できる。
空調コントローラ2は、上位コントローラ3の指示に基づき、空調機を、延長指定時間だけ運転させる。また、空調コントローラ2は、延長指定時間だけ、時間外運転申請情報を出力したオペレータ端末10と接続されているVAVコントローラ1を運転させる。
VAVコントローラ1は、空調コントローラ2の指示に基づき、VAVユニット11の設定風量を確保するように、当該VAVユニット11内のダンパの開度を、制御する。
これにより、時間外運転申請情報を出力したオペレータ端末10が設置されている対象エリア100において、コアタイムの時間外の空調が行われる。
出力部110は、時間外運転申請情報を通信部101に出力した際、時間外運転申請情報を出力した旨の情報を、経過時間判定部111に出力する。
経過時間判定部111は、出力部110が時間外運転申請情報を出力した後、予め設定された時間(以下「再申請判定用時間」という。)が経過したか否かを判定する。再申請判定用時間は、ユーザ等によって、適宜設定可能である。但し、再申請判定用時間は、延長指定時間以下であることとする。
経過時間判定部111は、現在時刻と、時間外運転申請情報に含まれている、当該時間外運転申請情報を生成した日時の情報に基づき、出力部110が時間外運転申請情報を通信部101に出力した後、再申請判定用時間が経過したか否かを判定すればよい。
経過時間判定部111は、出力部110が時間外運転申請情報を出力した後、再申請判定用時間が経過したと判定した場合、再申請判定用時間が経過した旨の情報を、在室判定部107に出力する。
実施の形態1に係るオペレータ端末10の動作について説明する。
図5は、実施の形態1に係るオペレータ端末10において、通信端末20のペアリング情報を登録する動作、および、通信端末20のペアリング情報を削除する動作について説明するためのフローチャートである。
オペレータ端末10は、電源がON状態になると、ON状態の間、図5で説明する動作を継続して行う。
ペアリング情報取得部102は、通信部101を介して、通信端末20から出力されたペアリング情報を取得する(ステップST501)。
ペアリング情報取得部102は、取得したペアリング情報を、端末登録部103に出力する。
端末登録部103は、ステップST501にてペアリング情報取得部102が取得したペアリング情報を、当該ペアリング情報の登録日に関する情報と対応付けて、記憶部105に登録する(ステップST502)。端末登録部103は、ペアリング情報を登録すると、ペアリング情報を登録した旨の登録完了通知を、応答部104に出力する。
応答部104は、端末登録部103から出力された登録完了通知に基づき、通信部101を介し、通信端末20に対して、上記ペアリング応答情報を出力する。通信端末20では、ペアリング制御装置21の登録部214が、応答部104が出力したペアリング応答情報を登録する。これにより、オペレータ端末10と当該ペアリング情報を出力した通信端末20との間でペアリングが完了する。
端末削除部106は、端末登録部103が記憶部105に登録したペアリング情報が、削除条件を満たすか否かを判定する(ステップST503)。
ステップST503において、ペアリング情報が削除条件を満たさないと判定した場合(ステップST503の“NO”の場合)、オペレータ端末10は処理終了する。
ステップST503において、ペアリング情報が削除条件を満たすと判定した場合(ステップST503の“YES”の場合)、端末削除部106は、記憶部105から、削除条件を満たすと判定したペアリング情報を削除する(ステップST504)。その後、オペレータ端末10は処理終了する。
図6は、実施の形態1に係るオペレータ端末10が、空調機の時間外運転を申請する動作について説明するためのフローチャートである。
実施の形態1において、時間外運転の申請には、「早出申請」と「延長申請」がある。
「早出申請」とは、コアタイムの開始時刻よりも前に空調機を運転させる、時間外運転の申請である。「延長申請」とは、コアタイムの終了時刻よりも後に空調機を運転させる、時間外運転の申請である。
「早出申請」も「延長申請」も、オペレータ端末10における基本的な動作は同じであるので、まとめて、図6を用いて、動作説明を行う。
オペレータ端末10は、電源がON状態になると、ON状態の間、図6で説明する動作を継続して行う。
在室判定部107は、通信確立端末が存在しているか否かを判定する(ステップST601)。
ステップST601において、在室判定部107が、通信確立端末は存在しないと判定した場合(ステップST601の“NO”の場合)、オペレータ端末10は処理終了する。
ステップST601において、在室判定部107は、通信確立端末が存在していると判定した場合(ステップST601の“YES”の場合)、通信確立端末が存在している旨の情報を、スケジュール判定部108に出力する。
スケジュール判定部108は、現在時刻が空調機の運転スケジュールで定義されたコアタイムの時間外であるか否かを判定する(ステップST602)。
ステップST602において、スケジュール判定部108は、現在時刻がコアタイムの時間外ではないと判定した場合(ステップST602の“NO”の場合)、オペレータ端末10は処理終了する。
ステップST602において、スケジュール判定部108は、現在時刻が空調機の運転スケジュールで定義されたコアタイムの時間外であると判定した場合(ステップST602の“YES”の場合)、スケジュール判定部108は、コアタイムの時間外に通信確立端末が存在していることを示す時間外端末有情報を、申請情報生成部109に出力する。
申請情報生成部109は、ステップST602にて、スケジュール判定部108が、現在時刻はコアタイムの時間外であると判定し、スケジュール判定部108から時間外端末有情報が出力された場合、空調機を運転させるための時間外運転申請情報を生成する(ステップST603)。
なお、現在時刻がコアタイムの開始時刻よりも前である場合、申請情報生成部109が生成する時間外申請情報は、「早出申請」のための時間外申請情報である。現在時刻がコアタイムの終了時刻よりも後である場合、申請情報生成部109が生成する時間外申請情報は、「早出申請」のための時間外申請情報である。
申請情報生成部109は、生成した時間外運転申請情報を、出力部110に出力する。
出力部110は、ステップST603にて申請情報生成部109が生成した時間外運転申請情報を、通信部101を介して、VAVコントローラ1に出力する(ステップST604)。VAVコントローラ1は、オペレータ端末10から出力された時間外申請情報を、空調コントローラ2を介して上位コントローラ3に出力する。空調コントローラ2は、上位コントローラ3の制御に基づき、空調機を、延長指定時間だけ運転させる。
出力部110は、時間外運転申請情報を通信部101に出力する際、時間外運転申請情報を出力した旨の情報を、経過時間判定部111に出力する。
経過時間判定部111は、ステップST604にて出力部110が時間外運転申請情報を出力した後、再申請判定用時間が経過したか否かを判定する(ステップST605)。
ステップST605において、経過時間判定部111が、再申請判定用時間が経過していないと判定した場合(ステップST605の“NO”の場合)、経過時間判定部111は、再び、ステップST605の処理を行う。
ステップST605において、経過時間判定部111が、再申請判定用時間が経過したと判定した場合(ステップST605の“YES”の場合)、オペレータ端末10の動作は、ステップST601に戻り、在室判定部107が、通信確立端末が存在しているか否かを判定する(ステップST601)。そして、スケジュール判定部108は、現在時刻がコアタイムの時間外であるか否かを判定する(ステップST602)。スケジュール判定部108が、現在時刻がコアタイムの時間外であると判定した場合(ステップST602の“YES”の場合)、申請情報生成部109は、時間外運転申請情報を生成する(ステップST603)。出力部110は、申請情報生成部109が生成した時間外運転申請情報を、通信部101を介してVAVコントローラ1に出力する(ステップST604)。
ステップST605において、経過時間判定部111が、再申請判定用時間が経過したと判定したということは、オペレータ端末10が時間外運転申請情報を出力することで空調機の時間外運転を申請した後、まだ、ユーザが対象エリア100に存在しているということである。この場合、スケジュール判定部108が、再度、現在時刻がコアタイムの時間外であるかを判定する。スケジュール判定部108が、現在時刻がコアタイムの時間外であると判定した場合、このままでは、ユーザが対象エリア100に存在しているにも関わらず、延長指定時間が過ぎた場合に、空調機が停止してしまうことになる。
そこで、申請情報生成部109は、再び、時間外運転申請情報を生成し、出力部110は、申請情報生成部109が生成した時間外運転申請情報を、再び、通信部101を介してVAVコントローラ1に出力する。これにより、空調機の運転が継続される。
再申請判定用時間は、時間外運転申請情報に基づき空調機が運転される延長指定時間以下としている。これにより、出力部110が、連続して時間外運転申請情報を送信する場合に、VAVコントローラ1が前回の時間外運転申請情報を受け付け、空調コントローラ2が延長指定時間だけ空調機を運転させてから、VAVコントローラ1が次の時間外運転申請情報を受け付け、空調コントローラ2が再び延長指定時間だけ空調機を運転させるまでの間、タイムラグによって空調機が一時的に停止状態となることを防ぐことができる。
一方、スケジュール判定部108が、現在時刻がコアタイムの時間内と判定すれば、空調コントローラ2は、運転スケジュールに沿って空調機を運転させているため、空調機が停止状態になることはない。
例えば、「早出申請」を行って、出力部110が通信部101を介して時間外運転申請情報を出力した後、コアタイムの開始時刻になれば、運転スケジュールに従って、空調機の運転はそのまま継続されている。よって、申請情報生成部109は、再び時間外運転申請情報を生成する必要はない。
従来の、空調の時間外運転の技術では、ユーザが、対象エリア内に設置された、PCまたはスマートフォン等の端末から、例えば、時間外運転のWebサイトにアクセスし、早出時間または延長時間を設定して、時間外運転の申請を行っていた。
しかし、昨今のオフィスビルのフロアは、貸出面積を大きくとれるよう、壁を少なくする設計とされている。オフィスビルのフロアにテナントが入居した場合は、当該フロアは細かく間仕切りされ、小部屋の集まりとして利用される。
一方、昨今、人々の働き方が多様化しており、上記小部屋で働くユーザの勤務時間も様々である。したがって、テナント毎にコアタイムを設定しても、小部屋で働くユーザの勤務時間は必ずしも一致しない。そのため、コアタイム外に働く場合は、小部屋毎に、ユーザが、毎日、時間外運転の申請をする必要がある。当該時間外運転の申請は、ユーザにとっては、煩わしい作業となるという問題があった。なお、当該問題を解決するため、テナントのコアタイムを、一番早い時刻から働くユーザ、および、一番遅い時刻まで働くユーザの勤務時間にあわせて延ばすという方法も一案ではあるが、当該方法では、ユーザが存在しない小部屋に対しても空調機の運転を行わせることになり、増エネルギーとなってしまう。
これに対し、実施の形態1に係るオペレータ端末10は、通信端末20とペアリングを行い、通信確立端末が存在しているか否かによって、ユーザが対象エリア100に存在するか否かを判定する。オペレータ端末10は、通信確立端末が存在している場合、現在時刻がコアタイムの時間外であるか否かを判定し、現在時刻がコアタイムの時間外であれば、空調機の時間外運転申請情報を生成し、通信にてVAVコントローラ1に出力する。VAVコントローラ1に出力された時間外運転申請情報は、空調コントローラ2を介して上位コントローラ3に出力され、上位コントローラ3が時間外運転申請情報に基づいて空調コントローラ2に対して空調機を運転させる。
このように、オペレータ端末10は、テナント毎のコアタイムの設定は従来と同様に設定しつつ、通信端末20との無線通信が確立されていることによって、コアタイムの時間外にも関わらず対象エリア100内にユーザが存在することを検出し、ユーザが存在することが検出されると、自動的に空調機の時間外運転を行うようにした。そのため、実施の形態1に係るオペレータ端末10は、ユーザが、時間外運転の申請を行うための端末から、当該端末を操作して、時間外運転の申請を行うことなく、空調機の時間外運転を行わせることができる。
実施の形態1に係るオペレータ端末10は、上述のとおり、通信端末20との無線通信が確立されていることによって、コアタイムの時間外にも関わらず対象エリア100内にユーザが存在することを検出するので、ユーザ等が、対象エリア100のユーザを検出するための人感センサを設ける、もしくは、入退出管理システムと連携して対象エリア内におけるユーザの在不在情報を取得するようにする等、対象エリア100内にユーザが存在することを検出するための仕組みを、新たに組み込む必要がない。
また、例えば、上述したような、人感センサを設ける方法では、対象エリア100に存在するユーザの区別ができず、特定のユーザを対象とした、空調機の時間外運転を行わせることは難しい。これに対し、実施の形態1に係るオペレータ端末10は、ユーザが保持する通信端末20とペアリングすることで、対象エリア100内に当該ユーザが存在することを検出するので、通信端末20を特定可能な情報に基づけば、対象エリア100内に存在するユーザを特定することができる。その結果、オペレータ端末10は、特定のユーザを対象として、空調機の時間外運転を行わせることもできる。
なお、オペレータ端末10が、特定のユーザを対象として空調機の時間外運転を行わせるようにする場合は、在室判定部107が、通信確立端末が存在しているか否かを判定する際に、特定の通信確立端末が存在しているか否かを判定するようにすればよい。在室判定部107は、記憶部105を参照して、通信確立端末が、特定の通信確立端末であるか否かを判断することができる。
また、例えば、上述したような、入退出管理システムと連携する方法では、対象エリア100で働くユーザに変更が発生する、または、テナントの入退去が発生する等した場合、当該対象エリア100に出入りする権限のあるユーザの認証を行うために、都度、入退出管理システムで管理しているユーザ情報の更新等を行わなければならない。これに対し、実施の形態1に係るオペレータ端末10は、ユーザが保持する通信端末20とのペアリングを行うことで、対象エリア100に出入りするユーザの認証を行うことができる。
また、仮に、空調機の時間外運転を申請する際、コアタイムの時間外に空調機を運転させる開始時刻および停止時刻を指定するものとする。そうすると、例えば、対象エリア100にユーザがいなくなったにも関わらず、申請された停止時刻になるまで、空調機の運転は継続される。
これに対し、実施の形態1に係るオペレータ端末10は、延長指定時間を設定し、周期的に、通信確立端末が存在するか否かによって、対象エリア100にユーザが存在するか否かを判定し、対象エリア100にユーザが存在すると判定した場合に、空調機の時間外申請情報を生成するようにした。そのため、コアタイムの時間外に空調機を運転させる開始時刻および停止時刻を指定して当該空調機の時間外運転を申請する場合に比べ、対象エリア100にユーザがいなくなったにも関わらず、申請された停止時刻になるまで空調機の運転が継続されることによる増エネをおさえることができる。
なお、以上の実施の形態1では、空調システムは、VAVシステムを想定しているものとしたが、これは一例に過ぎない。空調システムは、VAVユニット11およびVAVコントローラ1を備えない空調システムとしてもよい。VAVユニット11およびVAVコントローラ1を備えない空調システムである場合、オペレータ端末10は、空調コントローラ2と接続され、空調コントローラ2に、ネットワークを介して時間外運転申請情報を出力する。
また、以上の実施の形態1では、施設内に設けられた設備機器を空調機とし、オペレータ端末10は、空調機の時間外運転申請情報を生成するものとしたが、これは一例に過ぎない。例えば、設備機器を証明機器とし、オペレータ端末10は、照明機器の時間外運転申請情報を生成するようにしてもよい。なお、この場合、オペレータ端末10は、照明機器の運転または停止を制御している下位コントローラを介して、上位コントローラ3に、時間外運転申請情報を出力する。
オペレータ端末10は、施設内に設定された設備機器を管理する施設管理システムにおいて、予め決められている運転スケジュールに従って運転または停止する、施設内に設けられた、対象エリア100内の環境を調整するためのあらゆる設備機器に関し、コアタイムの時間外に運転させるための時間外運転申請情報を生成することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、オペレータ端末10は、施設内に設けられた対象エリア100内において、通信端末20とネットワークを介して無線通信可能な通信部101と、通信部101と無線通信を確立している通信端末20が存在しているか否かを判定する在室判定部107と、在室判定部107が、通信部101と無線通信を確立している通信端末20が存在していると判定した場合、現在時刻が、施設内に設けられた設備機器の運転スケジュールで定義されたコアタイム、の時間外であるか否かを判定するスケジュール判定部108と、スケジュール判定部108が、現在時刻はコアタイムの時間外であると判定した場合、設備機器を運転させるための時間外運転申請情報を生成する申請情報生成部109を備えるように構成した。これにより、オペレータ端末10は、ユーザが、時間外運転の申請を行うための端末から、当該端末を操作して、時間外運転の申請を行うことなく、設備機器の時間外運転を行わせることができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 VAVコントローラ
11 VAVユニット
2 空調コントローラ
3 上位コントローラ
4 監視PC
100 対象エリア
10 オペレータ端末
101,201 通信部
102 ペアリング情報取得部
103 端末登録部
104 応答部
105,204 記憶部
106 端末削除部
107 在室判定部
108 スケジュール判定部
109 申請情報生成部
110 出力部
111 経過時間判定部
20 通信端末
202 受付部
203 表示制御部
21 ペアリング制御装置
211 指示受付部
212 ペアリング情報出力部
213 応答受付部
214 登録部

Claims (11)

  1. 施設内に設けられた対象エリア内において、通信端末とネットワークを介して無線通信可能な通信部と、
    前記通信部と無線通信を確立している前記通信端末が存在しているか否かを判定する在室判定部と、
    前記在室判定部が、前記通信部と無線通信を確立している前記通信端末が存在していると判定した場合、現在時刻が、前記施設内に設けられた設備機器の運転スケジュールで定義されたコアタイム、の時間外であるか否かを判定するスケジュール判定部と、
    前記スケジュール判定部が、現在時刻は前記コアタイムの時間外であると判定した場合、前記設備機器を運転させるための時間外運転申請情報を生成する申請情報生成部
    を備えたオペレータ端末。
  2. 前記申請情報生成部は、
    前記設備機器を、延長指定時間、運転させるための前記時間外運転申請情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載のオペレータ端末。
  3. 前記申請情報生成部が生成した時間外運転申請情報を出力する出力部と、
    前記出力部が前記時間外運転申請情報を出力した後、再申請判定用時間が経過したか否かを判定する経過時間判定部を備え、
    前記在室判定部は、
    前記経過時間判定部が、前記再申請判定用時間が経過したと判定した場合、前記通信部と無線通信を確立している前記通信端末が存在しているか否かを判定し、
    前記スケジュール判定部は、
    前記在室判定部が、前記通信部と無線通信を確立している前記通信端末が存在していると判定した場合、現在時刻が、前記コアタイムの時間外であるか否かを判定し、
    前記申請情報生成部は、
    前記スケジュール判定部が、現在時刻は前記コアタイムの時間外であると判定した場合、前記時間外運転申請情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載のオペレータ端末。
  4. 前記通信部を介して、前記通信端末から出力されたペアリング情報を取得するペアリング情報取得部と、
    前記ペアリング情報取得部が取得したペアリング情報を、当該ペアリング情報の登録日に関する情報と対応付けて登録する端末登録部を備え、
    前記在室判定部は、
    前記通信部と無線通信を確立している、前記端末登録部が前記ペアリング情報を登録した通信端末、が存在するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のオペレータ端末。
  5. 前記端末登録部が登録したペアリング情報が、削除条件を満たした場合、当該ペアリング情報を削除する端末削除部を備えた
    ことを特徴とする請求項4記載のオペレータ端末。
  6. 前記削除条件は、前記登録日から第1削除判定用時間が経過したペアリング情報であることである
    ことを特徴とする請求項5記載のオペレータ端末。
  7. 前記在室判定部は、前記通信端末との通信履歴を記憶させており、
    前記削除条件は、最後に前記通信部が無線通信を確立して以降、第2削除判定用時間が経過した通信端末に関するペアリング情報であることである
    ことを特徴とする請求項5記載のオペレータ端末。
  8. 前記設備機器は、空調機である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載のオペレータ端末。
  9. 前記設備機器は、照明機器である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載のオペレータ端末。
  10. 請求項4から請求項7のうちのいずれか1項記載のオペレータ端末と、
    前記通信端末に搭載され、
    前記オペレータ端末と無線通信可能な通信端末通信部と、
    前記通信端末通信部を介して、前記オペレータ端末に前記ペアリング情報をするペアリング情報出力部を備えたペアリング制御装置
    を備えた施設監視システム。
  11. 在室判定部が、施設内に設けられた対象エリア内において、通信端末とネットワークを介して無線通信可能な通信部と無線通信を確立している前記通信端末が存在しているか否かを判定するステップと、
    スケジュール判定部が、前記在室判定部が、前記通信部と無線通信を確立している前記通信端末が存在していると判定した場合、現在時刻が、前記対象エリア内の環境を調整するための設備機器の運転スケジュールで定義されたコアタイム、の時間外であるか否かを判定するステップと、
    申請情報生成部が、前記スケジュール判定部が、現在時刻は前記コアタイムの時間外であると判定した場合、前記設備機器を運転させるための時間外運転申請情報を生成するステップ
    を備えたオペレータ端末による時間外運転申請方法。
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