JP2016133823A - 設備運転時間調整装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】設備の省エネと利用の双方を考慮しつつ設備の延長運転期間の調整を図る。【解決手段】テナント居住者からの部屋5に設置された空調機6の運転時間延長要求を受け付ける延長要求受付部11と、受け付けた延長運転期間を合成することで空調機6の延長運転スケジュールを作成する合成部131と、部屋5からの入退室を示す入退情報を入退管理システム2から取得する入退情報取得部12と、入退情報取得部12により取得された入退情報から延長運転を要求した要求者の退室が確認された場合、延長運転スケジュールから、その要求者が要求した延長運転期間を除外する更新部132と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、設備運転時間調整装置及びプログラム、特に複数のユーザから設備の運転時間の延長が要求された場合の運転時間の調整に関する。
近年、テナントビルにおいて、テナントビルの設備を監視・管理するビル監視システムと、テナントビル専用に設置したテナントサーバとをビル内で接続し、テナント向けに環境設定等を可能とするサービスが提供されている。そのサービスの1つに、テナント居住者がビル管理部門にいちいち申請を行わなくても、テナントサーバに接続可能なテナント内のパーソナルコンピュータ(PC)等からテナント内設置の空調機の温度設定やコア時間外の延長運転の設定を行うことができるサービスがある。
テナント内PCから空調機の延長運転の設定を行う場合、従来においては後勝ち優先という制約がある。例えば、テナント居住者Aが19時〜23時と延長運転を設定した後にテナント居住者Bが18時〜22時と延長運転を設定した場合、後から設定された18時〜22時が有効に設定され、先に設定した19時〜23時は無効になる。19時〜23時を有効にするためには、テナント居住者Aが19時〜23時と延長運転を再度設定する必要があるが、そうすると、テナント居住者Bが設定した18時〜22時が今度は無効になる。
特開2014−115053号公報 特開平11−6644号公報 特開2008−299419号公報
前述したような後勝ち優先という制約を止め、設定された延長運転期間を合成すると言うことも考えられる。上記例によると、19時〜23時と18時〜22時を合成して18時〜23時の延長運転を行うようにすることが考えられる。
しかしながら、テナント居住者による延長運転期間の全てを満たそうとすると、延長運転が長時間になる可能性が生じてくる。その一方で省エネという観点からすると、コア時間外における空調機の長時間の延長運転を極力回避したい。
本発明は、設備の省エネと利用の双方を考慮しつつ設備の延長運転期間の調整を図ることを目的とする。
本発明に係る設備運転時間調整装置は、同一の空間にいる複数のユーザからの前記空間に対応する設備の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで前記設備の延長運転スケジュールを作成する運転期間合成手段と、当該空間からのユーザの入退情報を取得する入退情報取得手段と、前記入退情報取得手段により取得された入退情報が運転時間延長要求をしたユーザの前記空間からの退出を示す入退情報の場合、前記延長運転スケジュールから、前記空間から退出したユーザにより指定された延長運転期間を除外することで前記延長運転スケジュールを更新する更新手段と、を有することを特徴とする。
また、前記更新手段は、前記空間が複数に分割され形成された各エリアに1又は複数のユーザの座席が設置されている場合において、前記入退情報取得手段により取得された入退情報が運転時間延長要求をしたユーザの前記空間からの退出を示す入退情報の場合でも、前記入退情報取得手段により取得された入退情報から当該ユーザと同一エリアに座席のあるユーザが前記空間にいることが確認できた場合は前記延長運転スケジュールを更新しないことを特徴とする。
また、前記更新手段は、前記入退情報取得手段により取得された入退情報が運転時間延長要求をしたユーザの前記空間からの退出を示す入退情報の場合でも、前記入退情報取得手段により取得された入退情報から当該ユーザが前記空間が設けられた施設からの退館が確認されていない場合は前記延長運転スケジュールを更新しないことを特徴とする。
本発明に係る設備運転時間調整装置は、同一の空間にいる複数のユーザからの前記空間に対応する空調設備の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで前記空調設備の延長運転スケジュールを作成する運転期間合成手段と、前記空間が複数に分割され形成された各エリアに1又は複数のユーザの座席が設置されている場合において、前記各エリア内の温度を示す温度情報を取得する温度情報取得手段と、前記温度情報取得手段により取得された温度情報が示すエリア内の温度が所定の条件を満たさない場合、前記延長運転スケジュールから、当該エリア内に座席のあるユーザにより指定された延長運転期間を除外することで前記延長運転スケジュールを更新する更新手段と、を有することを特徴とする。
また、前記所定の条件は、前記空調設備が冷房運転の場合は前記エリア内の温度が所定の温度以下になることであり、前記空調設備が暖房運転の場合は前記エリア内の温度が所定の温度以上になることを特徴とする。
本発明に係る設備運転時間調整装置は、同一の空間にいる複数のユーザからの前記空間に対応する設備の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで前記設備の延長運転スケジュールを作成する運転期間合成手段と、各ユーザの設備の利用に対する優先度が事前に設定された優先度情報を取得する優先度情報取得手段と、前記運転期間合成手段により作成された延長運転スケジュールが所定の延長運転時間を超えている場合、前記延長運転スケジュールが前記所定の延長運転時間を超えなくなるまで前記延長運転スケジュールから前記運転時間延長要求をしたユーザのうち優先度が最も低いユーザにより指定された延長運転期間を順次除外することで、前記延長運転スケジュールを更新する更新手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、同一の空間にいる複数のユーザからの前記空間に対応する設備の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで前記設備の延長運転スケジュールを作成する運転期間合成手段、当該空間からのユーザの入退情報を取得する入退情報取得手段、前記入退情報取得手段により取得された入退情報が運転時間延長要求をしたユーザの前記空間からの退出を示す入退情報の場合、前記延長運転スケジュールから、前記空間から退出したユーザにより指定された延長運転期間を除外することで前記延長運転スケジュールを更新する更新手段、として機能させるためのものである。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、同一の空間にいる複数のユーザからの前記空間に対応する空調設備の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで前記空調設備の延長運転スケジュールを作成する運転期間合成手段、前記空間が複数に分割され形成された各エリアに1又は複数のユーザの座席が設置されている場合において、前記各エリア内の温度を示す温度情報を取得する温度情報取得手段、前記温度情報取得手段により取得された温度情報が示すエリア内の温度が所定の条件を満たさない場合、前記延長運転スケジュールから、当該エリア内に座席のあるユーザにより指定された延長運転期間を除外することで前記延長運転スケジュールを更新する更新手段、として機能させるためのものである。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、同一の空間にいる複数のユーザからの前記空間に対応する設備の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで前記設備の延長運転スケジュールを作成する運転期間合成手段、各ユーザの設備の利用に対する優先度が事前に設定された優先度情報を取得する優先度情報取得手段、前記運転期間合成手段により作成された延長運転スケジュールが所定の延長運転時間を超えている場合、前記延長運転スケジュールが前記所定の延長運転時間を超えなくなるまで前記延長運転スケジュールから前記運転時間延長要求をしたユーザのうち優先度が最も低いユーザにより指定された延長運転期間を順次除外することで、前記延長運転スケジュールを更新する更新手段、として機能させるためのものである。
本発明によれば、運転時間延長要求をしたユーザの空間からの退出が確認された場合、延長運転スケジュールからそのユーザにより指定された延長運転期間を除外することで延長運転スケジュールを更新することにより、設備の省エネと利用の双方を考慮しつつ設備の延長運転期間の調整を図ることができる。
また、運転時間延長要求をしたユーザの空間からの退出が確認された場合でも、当該ユーザと同一エリアに座席のあるユーザがその空間にいることが確認できた場合は延長運転スケジュールを更新しないようにすることができる。
また、運転時間延長要求をしたユーザの空間からの退出が確認された場合でも、そのユーザが空間が設けられた施設からの退館が確認されていない場合は延長運転スケジュールを更新しないようにすることができる。
また、運転時間延長要求をしたユーザの空間の温度が所定の条件を満たさなくなった場合、延長運転スケジュールからそのユーザにより指定された延長運転期間を除外することで延長運転スケジュールを更新することにより、設備の省エネと利用の双方を考慮しつつ設備の延長運転期間の調整を図ることができる。
また、要求された延長運転期間を合成することで得られた延長運転スケジュールが所定の延長運転時間を超えている場合、延長運転スケジュールが所定の延長運転時間を超えなくなるまで延長運転スケジュールから運転時間延長要求をしたユーザのうち優先度が最も低いユーザにより指定された延長運転期間を順次除外することによって、設備の省エネと利用の双方を考慮しつつ設備の延長運転期間の調整を図ることができる。
本発明に係る設備運転時間調整装置の一実施の形態を含む、テナントビル内に構築されたテナントビルシステムを示したブロック構成図である。 実施の形態1におけるテナントサーバを形成するサーバコンピュータのハードウェア構成図である。 実施の形態1における延長運転スケジュール作成処理を示したフローチャートである。 実施の形態1における部屋のレイアウトの一例を示した図である。 実施の形態1における空調運転延長要求画面の表示例を示した図である。 実施の形態1における部屋のレイアウトの他の例を示した図である。 実施の形態1における個人情報記憶部に記憶される個人情報のデータ構成例を示した図である。 実施の形態2におけるテナントビルシステムを示したブロック構成図である。 実施の形態2における部屋のレイアウトの一例を示した図である。 実施の形態2における延長運転スケジュール作成処理を示したフローチャートである。 実施の形態3におけるテナントビルシステムを示したブロック構成図である。 実施の形態3における個人情報記憶部に記憶される個人情報のデータ構成例を示した図である。 実施の形態3における延長運転スケジュール作成処理を示したフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る設備運転時間調整装置の一実施の形態を含む、テナントビル内に構築されたテナントビルシステムを示したブロック構成図である。なお、本実施の形態では、延長運転期間の調整対象となる設備として空調設備を例にして説明する。本実施の形態におけるテナントビルシステムは、ビル監視システム1、入退管理システム2、端末3及びテナントサーバ10を有し、それぞれはLAN4に接続されている。
ビル監視システム1は、各テナントに設置された空調設備の監視・管理を行うシステムである。図1には、テナントが借り受けている部屋5に設置された空調機6が空調設備として示されている。なお、各部屋5とも同様の機器設備が設置されているので、図1には、便宜的に1つの部屋5のみを図示した。なお、ビル監視システム1は、ビル監視サーバや空調機6を接続するコントローラ等によって構成されているが、本実施の形態の説明に用いない構成は、1つのブロックに含めている。ビル監視システム1の構成は、従前と同じでよい。
入退管理システム2は、テナントビルからのテナント居住者の入退館、各テナントが借り受けている部屋5からの入退室を管理するシステムである。テナントビルの出入口及び各部屋5の出入口にはカードリーダ7が設置されており、各テナント居住者は、出入口を通過する際、各自が携帯しているICカードをカードリーダ7に読み取らせる。ICカードには、各テナント居住者を識別しうる情報、例えば社員IDが記録されており、テナント居住者はICカードをカードリーダ7にかざすことで社員IDが読み取られ、これにより、入退管理システム2は入退するテナント居住者を識別する。テナントビルへの来客にも入館時にICカードが渡され入退が管理される。本実施の形態では、特に断らない限り、テナントビルの利用者はテナント居住者であるものとして説明する。なお、入退管理システム2は、入退管理サーバやカードリーダ7を接続するコントローラ等によって構成されているが、本実施の形態の説明に用いない構成は、1つのブロックに含めている。入退管理システム2の構成は、従前と同じでよい。
端末3は、テナントサーバ10が提供するサービスを利用可能な情報端末装置であり、汎用的なPCで実現可能である。図1には、便宜的に1台の端末3のみを図示し、当該テナント居住者により共用させるようにしているが、例えばテナント居住者の座席に設置された各自使用のPCからテナントサーバ10にアクセスできるように構成してもよい。
図2は、本実施の形態におけるテナントサーバ10を形成するサーバコンピュータのハードウェア構成図である。本実施の形態においてテナントサーバ10を形成するサーバコンピュータは、従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。すなわち、コンピュータは、図2に示したようにCPU21、ROM22、RAM23、ハードディスクドライブ(HDD)24、入力手段として設けられたマウス25とキーボード26、及び表示装置として設けられたディスプレイ27をそれぞれ接続する入出力コントローラ28、通信手段として設けられたネットワークコントローラ29を内部バス30に接続して構成される。
図1に戻り、本実施の形態におけるテナントサーバ10は、延長要求受付部11、入退情報取得部12、スケジュール設定部13、延長運転指示部14、延長運転期間記憶部15、個人情報記憶部16及び延長運転スケジュール記憶部17を有している。延長要求受付部11は、テナント居住者による入力操作に応じて端末3から送信されてくる空調機6の運転時間延長要求を受け付け延長運転期間記憶部15に登録する。入退情報取得部12は、入退情報取得手段として設けられ、部屋5からのテナント居住者の入退情報を取得する。入退情報には、入退者を特定する社員ID、入退した部屋5を特定する情報及び入/退を示す情報が含まれている。スケジュール設定部13は、運転時間延長要求に応じて空調機6を延長運転させるための延長運転スケジュールを決定する。スケジュール設定部13に含まれる合成部131は、運転期間合成手段として設けられ、同一の部屋5にいる複数のテナント居住者からの部屋5に対応する空調機6の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで空調機6の延長運転スケジュールを作成して延長運転スケジュール記憶部17に登録する。また、更新部132は、更新手段として設けられ、入退情報取得部12により取得された入退情報が運転時間延長要求をしたテナント居住者の部屋5からの退出を示す入退情報の場合、延長運転スケジュール記憶部17に記憶されている延長運転スケジュールから、部屋5から退出したテナント居住者により指定された延長運転期間を除外することでその延長運転スケジュールを更新する。延長運転指示部14は、延長運転スケジュール記憶部17に記憶されている延長運転スケジュールをビル監視システム1へ送信することで、空調機6の運転の延長指示を出す。
テナントサーバ10における各構成要素11〜14は、テナントサーバ10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU21で動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、各記憶部15〜17は、テナントサーバ10に搭載されたHDD24にて実現される。あるいは、RAM23又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
次に、本実施の形態における延長運転スケジュールを作成する処理について図3に示したフローチャートを用いて説明する。テナントビルにある各部屋とも同様に処理すればよいので、本実施の形態では、1つの部屋5に着目して処理の内容を説明する。ここでは、説明の便宜上、部屋5の環境として、図4に例示したようにユーザA〜Dという4人のテナント居住者の座席8が部屋5にあるものとして説明する。
まず、ユーザAがコア時間終了後の空調機6の延長運転を希望したい場合、端末3から所定の操作をすることでテナントサーバ10にアクセスし、図5に例示したような空調運転延長要求画面を表示させる。これは、自分のログインID(社員ID)でログインした後、ブラウザにより表示させるようにしてもよい。ユーザAは、この画面から延長日及び延長時間を入力する。なお、延長日は、本日をデフォルト値として表示しておいてもよい。延長時間には、コア時間外において延長運転させたい運転時間の始期及び終期を示す各時刻を入力する。所定の項目の入力後、設定ボタンをクリック選択すると、端末3は、ログイン時に入力された社員ID、延長日及び延長運転期間を含む運転時間延長要求情報をテナントサーバ10へ送信する。この際、延長運転を要求したテナント又は部屋5を特定する識別情報を付加して送信する。
テナントサーバ10における延長要求受付部11は、端末3から送信されてきた運転時間延長要求情報を取得すると(ステップ101)、それを延長運転期間記憶部15に登録する。
上記例のようにユーザAが入力した後に、続けて他のユーザB,Cも運転時間の延長要求をしたとすると、それらの要求に応じた運転時間延長要求情報が延長運転期間記憶部15に登録される。ここで、例えば、ユーザAは18時〜21時、ユーザBは19時〜22時、ユーザCは20時〜23時、と要求したとする。
延長運転期間記憶部15に運転時間延長要求情報が登録されたことを認識すると、スケジュール設定部における合成部131は、登録された運転時間延長要求情報が読み出し、必要により合成することで延長運転スケジュールを作成し、延長運転スケジュール記憶部17に登録する(ステップ102)。
まず、最初にユーザAの運転時間延長要求情報が登録されたときは、合成する対象が存在しないので、その情報のまま延長運転スケジュールを作成する。上記例に従うと、合成部131は、ユーザAの指定による18時〜21時を延長運転期間として延長運転スケジュールを作成する。続いて、ユーザBの運転時間延長要求情報が登録されると、合成部131は、ユーザAの指定による18時〜21時とユーザBの指定による19時〜22時とを合成し、延長運転期間を18時〜22時として延長運転スケジュールを作成し、延長運転スケジュール記憶部17に登録する。この場合、延長運転スケジュールは上書き保存される。
続いて、ユーザCの運転時間延長要求情報が登録されると、合成部131は、ユーザAの指定による18時〜21時とユーザBの指定による19時〜22時とユーザCの指定による20時〜23時とを合成し、延長運転期間を18時〜23時として延長運転スケジュールを作成し、延長運転スケジュール記憶部17に登録する。この場合も延長運転スケジュールは上書き保存される。なお、合成部131は、延長運転スケジュール記憶部17から読み出した延長運転期間とユーザCにより指定された延長運転期間とを合成するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、運転時間延長要求情報が延長運転期間記憶部15に登録される度に、当該部屋5の空調機6の延長運転期間が更新されるように説明したが、延長運転期間の受付期限が設定されている場合、合成部131は、その期限に達してから合成を1回だけ行うようにしてもよい。
続いて、延長運転スケジュールに従い空調機6の延長運転が開始される。その後、延長運転期間が終了すると(ステップ103でY)、延長運転指示部14は、延長運転の終了をビル監視システム1に通知して、空調機6の運転を停止させるが、それまでの間(ステップ103でN)、以下の処理を繰り返し実行する。
入退情報取得部12は、入退管理システム2から部屋5のテナント居住者の入退に応じて入退管理システム2からその入退を示す入退情報を取得する。なお、延長運転の開始時点では、延長運転を要求したテナント居住者(以下、「要求者」ともいう)は全員部屋5に在室しているものとする。
入退情報取得部12が入退管理システム2から入退情報を取得すると(ステップ104でY)、スケジュール設定部13は、延長運転期間記憶部15を参照して、その入退情報が当該部屋5の要求者の退室を示す入退情報でない場合(ステップ105でN)、ステップ103に戻る。一方、入退管理システム2から取得した入退情報が要求者の退室を示す入退情報である場合(ステップ105でY)、スケジュール設定部13における更新部132は、延長運転スケジュール記憶部17に登録されている延長運転スケジュールを読み出し、その延長運転スケジュールから、当該要求者からの運転時間延長要求情報に指定された延長運転期間を除外することで延長運転スケジュールを更新する(ステップ107)。なお、ステップ106については後述する。
例えば、上記例に従うと、取得した入退情報がユーザCの退室を示す情報であった場合、更新部132は、延長運転期間記憶部15からユーザCにより指定された運転延長期間20時〜23時を読み出し、また延長運転スケジュールに指定されている延長運転期間18時〜23時を読み出し、そして、スケジュールされている延長運転期間18時〜23時からユーザCにより指定された運転延長期間20時〜23時を除外することで、延長運転スケジュールを20時〜22時と更新する。なお、ユーザCにより指定された運転延長期間20時〜23時のうち20時〜22時は、退室していない他のユーザA,Bにより指定されている延長運転期間なので延長運転スケジュールから除外しない。
本実施の形態によれば、以上のようにして部屋5における空調機6の延長運転をしたのにもかかわらず、部屋5から退室したことで、当該要求者のみにより指定された延長運転期間21時〜22時を、合成により作成した延長運転スケジュールから除外することによって空調機6における電力消費の無用な増大を抑えることができる。
ところで、要求者が何らかの都合により、例えば他の部屋への用事、化粧室の利用等により短い時間退室する場合も考えられる。従って、要求者の退室が確認されたとしても、予め設定された許容時間内に入室が確認できれば、当該要求者の延長運転要求を延長運転スケジュールから除外しないようにしてもよい。ただ、要求者の都合というのは短時間からそれほど短くはない時間など様々で、許容時間の設定が容易でないかもしれない。そこで、要求者のテナントビルからの退館が確認するまでは、当該要求者が要求した延長運転時間を無効にしないようにしてもよい。すなわち、入退情報取得部12が入退管理システム2から取得した入退情報が部屋5からの退出を示す入退情報であった場合でも(ステップ105でY)、入退情報取得部12が当該要求者のテナントビルからの退館を示す入退情報を取得しておらず、当該要求者の退館が確認されていない場合には(ステップ106でN)、当該要求者による延長運転期間を延長運転スケジュールから除外しないようにしてもよい。
また、実際のオフィスでは、図4に例示したように単純な座席の配置ではなく、図6に例示したように部署毎に座席を並べることでエリアを形成するようレイアウトすることは少なくない。そして、延長運転する場合には、その部署に所属する誰かが代表して延長運転を要求することが容易に想定しうる。従って、このような場合に対応できるように処理するのが好適である。
図7は、本実施の形態における個人情報記憶部16に記憶される個人情報のデータ構成例を示した図である。個人情報には、各テナント居住者を識別する社員IDに当該テナント居住者の座席が設けられているエリアを示す在席エリアが設定される。このエリアというのは、図6に例示したように部屋5を複数の領域に分割することで形成され、各エリアには、部屋5の中において近接配置されている同じ部署の座席が含まれる。なお、個人情報には、氏名等の情報が設定されているかもしれないが、本実施の形態における説明には用いないので省略している。
この場合の延長運転スケジュール作成処理は、図3におけるステップ107の処理内容が若干異なってくる。すなわち、要求者の退室が確認された場合(ステップ105でY)、更新部132は、当該要求者による延長運転期間を即座に延長運転スケジュールから除外するのではなく、個人情報記憶部16に設定された在席エリアを参照して、更に現時点までに取得した入退情報を参照して、当該要求者と同一エリアに座席のある少なくとも1人のテナント居住者が在室中である場合、当該要求者による延長運転期間を延長運転スケジュールから除外しない。
前述したように、部署(エリア)の誰かが代表して延長運転を要求する場合が容易に想定できるが、個人情報に含まれる在席エリアを参照することによって、このような場合にも対応可能である。
延長運転指示部14は、以上のようにして作成され、また入退情報に応じて適宜更新されうる延長運転スケジュールに従って、部屋5に設置された空調機6の延長運転をビル監視システム1に指示する。
本実施の形態によれば、以上説明したように合成により作成した延長運転スケジュールから、要求者の退室等の行動によって当該要求者により要求された延長運転期間を除外するようにしたので、空調機6の省エネと利用の双方の観点に立ちつつ空調機6の延長運転期間の調整を図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、入退管理システム2から入退情報を取得して延長運転スケジュールに設定された延長運転期間を調整した。本実施の形態では、各部屋5に設置された温度センサ9からのセンサ情報を取得して延長運転スケジュールに設定された延長運転期間を調整することを特徴としている。
図8は、本実施の形態におけるテナントビルシステムを示したブロック構成図であり、実施の形態1における図1に対応する図である。なお、同じ構成要素には、同じ符号を付け、説明を適宜省略する。部屋5には、室温を測定する温度センサ9が設置されており、ビル監視システム1は、温度センサ9により測定された室温を示すセンサ情報をテナントサーバ10へ送信する。本実施の形態におけるテナントサーバ10は、実施の形態1における入退情報取得部12に代えてセンサ情報取得部18を有している。センサ情報取得部18は、温度情報取得手段として設けられ、部屋5が複数に分割され形成された各エリアに1又は複数のテナント居住者の座席が設置されている場合において、各エリア内の室温を示すセンサ情報を取得する。本実施の形態では、入退管理システム2を利用しない点で実施の形態1と異なるが、その他の構成、またハードウェア構成は、実施の形態1と同じでよい。センサ情報取得部18は、テナントサーバ10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU21で動作するプログラムとの協調動作により実現される。
図9は、本実施の形態を適用する場合の部屋5のレイアウトの一例を示した図である。部屋5は、複数のエリア、本実施の形態ではエリアA〜Dに分割され、各エリアにテナント居住者の座席8が設けられている。本実施の形態では、説明の便宜上、各エリアに1人ずつの座席を設けた例を示しているが、実施の形態1における図6のように各エリアに複数の座席を設ける場合にも適用可能である。
次に、本実施の形態における延長運転スケジュールを作成する処理について図10に示したフローチャートを用いて説明する。なお、実施の形態1と同じ処理には同じステップ番号を付け説明を適宜省略する。
まず、本実施の形態において、合成部131が延長運転スケジュールを作成するところまでの処理は、実施の形態1と同じでよい(ステップ101,102)。そして、延長運転期間が終了するまで(ステップ103でY)、以下の処理を繰り返し実行する。
図9に示した各温度センサ9A〜9Dは、エリア毎に設けられた空気の吸い込み口近傍に設置され、その場所の測定温度を、対応するエリアの室温とする。ビル監視システム1は、各温度センサ9A〜9Dにより得られた室温を示すセンサ情報を定周期的にテナントサーバ10へ送信する。センサ情報取得部18は、ビル監視システム1から送信されてくるセンサ情報を取得すると(ステップ201)、スケジュール設定部13は、所定の条件として予め設定されている閾値と比較する。現在、冷房運転されているとすると、スケジュール設定部13は、各温度センサ9A〜9Dにより測定された各室温と閾値とを比較し、室温が閾値以下となっているエリアを特定する(ステップ202)。室温が閾値以下となっているエリアが存在しなければ(ステップ203でN)、ステップ103に戻る。
室温が閾値以下となっているエリアが存在する場合(ステップ203でY)、スケジュール設定部13は、延長運転期間記憶部15に登録されている運転時間延長要求情報及び個人情報記憶部16に設定されている各テナント居住者の在席エリアを参照して、当該エリアに座席のあるテナント居住者から延長運転が要求されているかどうかを確認する。当該エリアに延長運転を要求したテナント居住者(要求者)が存在しなければ(ステップ204でN)、ステップ103に戻る。
一方、当該エリアに要求者が存在した場合(ステップ204でY)、更新部132は、延長運転スケジュール記憶部17に登録されている延長運転スケジュールを読み出し、その延長運転スケジュールから、当該要求者からの運転時間延長要求情報に指定された延長運転期間を除外することで延長運転スケジュールを更新する(ステップ205)。
本実施の形態においては、冷房運転をするのであれば閾値を超えた室温であることという所定の条件を予め設定しておき、更新部132は、延長運転期間中に空調機6を運転させている間に一定値(閾値)以下になった、つまり上記所定の条件を満たさなくなった場合、そのエリアに関しては冷房効果が十分に発揮されているものとして冷房運転を止める、換言すると、そのエリアに在席する要求者からの延長運転要求を除外することで空調機6の延長運転による電力消費の増大を抑えるようにした。
上記説明では、冷房運転の場合を例にしたが、暖房運転においても同様で室温が所定温度以上のエリアに在席する要求者からの延長要求による延長運転期間を延長運転スケジュールから除外するようにしてもよい。暖房運転の場合、ステップ202においては、室温が閾値以上となっているエリアを特定することになる。
実施の形態3.
上記実施の形態1では入退情報を参照し、上記実施の形態2ではセンサ情報を参照して、延長運転期間の合成により作成された延長運転スケジュールを動的に更新するようにした。本実施の形態では、個人情報に含まれるテナント居住者のランクを参照して静的に、つまり延長運転スケジュールを事前に調整するようにしたことを特徴とする。
図11は、本実施の形態におけるテナントビルシステムを示したブロック構成図であり、実施の形態1における図1に対応する図である。なお、同じ構成要素には、同じ符号を付け、説明を適宜省略する。本実施の形態では、主に個人情報の設定に基づいて延長運転スケジュールを決定するので新たに追加する構成はない。
図12は、本実施の形態における個人情報記憶部16に記憶される個人情報のデータ構成例を示した図である。個人情報には、各テナント居住者を識別する社員IDに、当該テナント居住者の座席が設けられているエリアを示す在席エリア、当該テナント居住者の役職及びランクが事前に設定される。ランクとは、各テナント居住者の空調機6の利用に対する優先度を示す優先度情報である。本実施の形態では、役職に応じたレベルにて優先度を付けることにしている。また、来客には最も高い優先度を設定した。
次に、本実施の形態における延長運転スケジュールを作成する処理について図13に示したフローチャートを用いて説明する。なお、実施の形態1と同じ処理には同じステップ番号を付け説明を適宜省略する。
まず、本実施の形態において、合成部131が延長運転スケジュールを作成するところまでの処理は、実施の形態1と同じでよい(ステップ101,102)。但し、延長運転スケジュール記憶部17にはまだ登録しない。
スケジュール設定部13は、延長運転スケジュールが示す空調機6の延長運転期間を確認し、その延長運転期間が示す運転時間長が予め設定された運転時間(閾値)以下の場合は(ステップ301でY)、合成により生成された延長運転スケジュールに従い空調機6は運転制御されるよう延長運転スケジュール記憶部17に登録する。
一方、延長運転期間が示す運転時間長が閾値を超えていた場合(ステップ301でN)、優先度情報取得手段として機能する更新部132は、延長運転期間記憶部15を参照して延長運転を要求したテナント居住者(要求者)を特定し、個人情報記憶部16からその特定したテナント居住者のランクを取得する(ステップ302)。そして、更新部132は、延長運転スケジュールから、要求者の中からランクが最も低い要求者により指定された延長運転期間を除外する(ステップ303)。
延長運転期間を除外してもなお、延長運転スケジュールが示す運転時間が閾値を超えている場合は、次にランクが低いテナント居住者により指定された延長運転期間を除外する(ステップ303)。このように、更新部132は、延長運転スケジュールから、要求者のうち優先度が最も低い要求者により指定された延長運転期間から順次除外することで、合成により作成された延長運転スケジュールが所定の延長運転時間を超えなくなるよう更新する。
本実施の形態によれば、以上説明したように合成により作成した延長運転スケジュールから、ランクの低い要求者により要求された延長運転期間を順次除外するようにしたので、空調機6の省エネと利用の双方の観点に立ちつつ空調機6の延長運転期間の調整を図ることができる。
なお、本実施の形態では、延長運転スケジュールを静的に調整するようにしたが、延長運転スケジュールが閾値を超えないように調整した後、追って運転時間延長要求情報が送信されてきたら、その要求により指定された延長運転期間を延長運転スケジュールに合成し、その結果、延長運転スケジュールが閾値を改めて超えるような場合には、上記と同様に要求者のうち最もランクの低い要求者により指定された延長運転期間を延長運転スケジュールから除外するようにしてもよい。
上記各実施の形態においては、入退情報、センサ情報及びテナント居住者のランクそれぞれのパラメータに基づき延長運転スケジュールが示す延長運転期間を調整するようにしたが、各実施の形態において説明した処理をニーズに応じて適宜組み合わせて実施してもよい。
また、上記各実施の形態においては、空間としてテナントビルに設けられている部屋5を、空間のユーザとして部屋5を借り受けているテナントのテナント居住者を例にして説明したが、本発明をテナントビルシステム以外にも適用してもよい。
1 ビル監視システム、2 入退管理システム、3 端末、4 LAN、5 部屋、6 空調機、7 カードリーダ、8 座席、9 温度センサ、10 テナントサーバ、11 延長要求受付部、12 入退情報取得部、13 スケジュール設定部、14 延長運転指示部、15 延長運転期間記憶部、16 個人情報記憶部、17 延長運転スケジュール記憶部、18 センサ情報取得部、21 CPU、22 ROM、23 RAM、24 ハードディスクドライブ(HDD)、25 マウス、26 キーボード、27 ディスプレイ、28 入出力コントローラ、29 ネットワークコントローラ、30 内部バス、131 合成部、132 更新部。

Claims (9)

  1. 同一の空間にいる複数のユーザからの前記空間に対応する設備の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで前記設備の延長運転スケジュールを作成する運転期間合成手段と、
    当該空間からのユーザの入退情報を取得する入退情報取得手段と、
    前記入退情報取得手段により取得された入退情報が運転時間延長要求をしたユーザの前記空間からの退出を示す入退情報の場合、前記延長運転スケジュールから、前記空間から退出したユーザにより指定された延長運転期間を除外することで前記延長運転スケジュールを更新する更新手段と、
    を有することを特徴とする設備運転時間調整装置。
  2. 前記更新手段は、前記空間が複数に分割され形成された各エリアに1又は複数のユーザの座席が設置されている場合において、前記入退情報取得手段により取得された入退情報が運転時間延長要求をしたユーザの前記空間からの退出を示す入退情報の場合でも、前記入退情報取得手段により取得された入退情報から当該ユーザと同一エリアに座席のあるユーザが前記空間にいることが確認できた場合は前記延長運転スケジュールを更新しないことを特徴とする請求項1に記載の設備運転時間調整装置。
  3. 前記更新手段は、前記入退情報取得手段により取得された入退情報が運転時間延長要求をしたユーザの前記空間からの退出を示す入退情報の場合でも、前記入退情報取得手段により取得された入退情報から当該ユーザが前記空間が設けられた施設からの退館が確認されていない場合は前記延長運転スケジュールを更新しないことを特徴とする請求項1に記載の設備運転時間調整装置。
  4. 同一の空間にいる複数のユーザからの前記空間に対応する空調設備の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで前記空調設備の延長運転スケジュールを作成する運転期間合成手段と、
    前記空間が複数に分割され形成された各エリアに1又は複数のユーザの座席が設置されている場合において、前記各エリア内の温度を示す温度情報を取得する温度情報取得手段と、
    前記温度情報取得手段により取得された温度情報が示すエリア内の温度が所定の条件を満たさない場合、前記延長運転スケジュールから、当該エリア内に座席のあるユーザにより指定された延長運転期間を除外することで前記延長運転スケジュールを更新する更新手段と、
    を有することを特徴とする設備運転時間調整装置。
  5. 前記所定の条件は、前記空調設備が冷房運転の場合は前記エリア内の温度が所定の温度以下になることであり、前記空調設備が暖房運転の場合は前記エリア内の温度が所定の温度以上になることである、請求項4に記載の設備運転時間調整装置。
  6. 同一の空間にいる複数のユーザからの前記空間に対応する設備の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで前記設備の延長運転スケジュールを作成する運転期間合成手段と、
    各ユーザの設備の利用に対する優先度が事前に設定された優先度情報を取得する優先度情報取得手段と、
    前記運転期間合成手段により作成された延長運転スケジュールが所定の延長運転時間を超えている場合、前記延長運転スケジュールが前記所定の延長運転時間を超えなくなるまで前記延長運転スケジュールから前記運転時間延長要求をしたユーザのうち優先度が最も低いユーザにより指定された延長運転期間を順次除外することで、前記延長運転スケジュールを更新する更新手段と、
    を有することを特徴とする設備運転時間調整装置。
  7. コンピュータを、
    同一の空間にいる複数のユーザからの前記空間に対応する設備の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで前記設備の延長運転スケジュールを作成する運転期間合成手段、
    当該空間からのユーザの入退情報を取得する入退情報取得手段、
    前記入退情報取得手段により取得された入退情報が運転時間延長要求をしたユーザの前記空間からの退出を示す入退情報の場合、前記延長運転スケジュールから、前記空間から退出したユーザにより指定された延長運転期間を除外することで前記延長運転スケジュールを更新する更新手段、
    として機能させるためのプログラム。
  8. コンピュータを、
    同一の空間にいる複数のユーザからの前記空間に対応する空調設備の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで前記空調設備の延長運転スケジュールを作成する運転期間合成手段、
    前記空間が複数に分割され形成された各エリアに1又は複数のユーザの座席が設置されている場合において、前記各エリア内の温度を示す温度情報を取得する温度情報取得手段、
    前記温度情報取得手段により取得された温度情報が示すエリア内の温度が所定の条件を満たさない場合、前記延長運転スケジュールから、当該エリア内に座席のあるユーザにより指定された延長運転期間を除外することで前記延長運転スケジュールを更新する更新手段、
    として機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータを、
    同一の空間にいる複数のユーザからの前記空間に対応する設備の運転時間延長要求それぞれにおいて指定された延長運転期間を合成することで前記設備の延長運転スケジュールを作成する運転期間合成手段、
    各ユーザの設備の利用に対する優先度が設定された優先度情報を取得する優先度情報取得手段、
    前記運転期間合成手段により作成された延長運転スケジュールが所定の延長運転時間を超えている場合、前記延長運転スケジュールが前記所定の延長運転時間を超えなくなるまで前記延長運転スケジュールから前記運転時間延長要求をしたユーザのうち優先度が最も低いユーザにより指定された延長運転期間を順次除外することで、前記延長運転スケジュールを更新する更新手段、
    として機能させるためのプログラム。
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