JP7302357B2 - 服薬支援装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、袋部分を形成しているフィルム同士は静電気を帯びやすく、袋部分が静電気で密着している場合が殆どである。そのため、袋部分と境界部分の厚みの差を検出できないという問題がある。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態を詳細に説明する。各実施形態、各実施例等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。
図1~図3を参照して本発明の実施形態1に係る服薬支援装置の基本的な構成と動作を説明する。図1は本発明の実施形態1に係る服薬支援装置のパック連続体の搬送経路を含む全体構成を模式的に示す断面図である。図2は実施形態1に係る服薬支援装置に用いられる薬剤一包化パック及びパック連続体を示す図である。図3は実施形態1に係る服薬支援装置の主な制御構成を示す制御ブロック図である。
また、服薬支援装置100には、図示を省略した外装で上記各部・装置が覆われているが、各図においては上記外装を取り外した状態で表している。
以下の各図に示すパック連続体1を構成する複数の薬剤一包化パック2は、特に断らない限り、パック連続体搬送方向Aにおいて同じサイズであるものとする。
格納部6内におけるパック連続体1の格納方法は、図1では上下方向にジグザグ状に折り畳まれているが、格納する空間の余裕度などの理由によって左右方向でも構わないし、ロール状に格納してもよい。
搬送ローラ11a、11bは、パック連続体1の搬送方向と直交する方向の一端部である圧着部4に当接して搬送する機能と、上記保持部材としての役割とを併せ持つ。
第1搬送モータ18の回転方向を例えば逆転する方向に切り替えることで、余分な部分のパック連続体1を格納部6の内部に戻し、次回の搬送までに問題なく格納することができる。
なお、カット部30は、上記カッターモジュールに限らず、カッターモータによって回転刃が昇降するタイプのものでもよい。また、第1搬送部10と第2の搬送部20の搬送ローラ間の搬送速度を変えて、あるいは逆方向にグリップすることで薬剤一包化パック2のミシン目5で分離する方式やその他のカット方式も必要に応じて用いてもよく、パック連続体1の搬送方向と直交する方向の全体に存在する圧着部4で薬剤一包化パック2を分離することができる手段であればよい。
搬送ローラ21aは、搬送ローラ21bとニップを形成する。第2搬送モータ25は、装置本体側の不動部材に固定されている。
検出部27は、図1、図2に示すように、パック連続体1におけるパック連続体搬送方向Aに隣り合う薬剤一包化パック2、2の図2の境界部2bを検出する検出手段としての機能を有する。
検出部27は、第1搬送部10により搬送されてくるパック連続体1のパック連続体搬送方向Aの最下流端部の薬剤一包化パック2に対して、先端検知センサ28と境界センサ29とが特有の配置状態で設置されている。すなわち、境界センサ29と先端検知センサ28とは、パック連続体1のパック連続体搬送方向Aの最下流に位置する薬剤一包化パック2の袋部2aと、該袋部2aにおける最下流端部に形成された圧着部4(パック連続体1の先端部2c)とを交互に検出できるよう配置されている。
また、両センサであれば、薬剤一包化パック2が透明のパックでも、パック連続体1の隣り合う薬剤一包化パック2、2の境界部2bを検出可能である。
更に、両センサであれば、非接触で検出できるので、薬剤3へダメージを与えないという利点もある。
図3に示すように、服薬支援装置100は、服薬支援装置100の各部等の動作制御を行うCPU(中央処理装置)、記憶部52、タイマー部56が内蔵された制御部50を有する。上記CPUは、演算及び制御機能を備えている他、タイマー(計時)機能を備えていてもよい。記憶部52は、ROM(読み出し専用メモリ)、RAM(随時読み書き可能なメモリ)や外部メモリ等が含まれる。ROMには、上記CPUが読み出し可能なプログラム(例えば後述するタイミングチャート、制御フローチャート)やデータ等が予め記憶されている。上記データとしては、格納部に設定された服薬時間等が挙げられる。
排出センサ37は、カットされた薬剤一包化パック2が排出部35に搬送・排出されたことを検知する排出パック検知手段として機能する。排出センサ37は、例えば反射式センサもしくは対向する位置に受信部(図示せず)を設置した各種の透過式センサを用いてもよいし、CCDセンサを用いて画像処理によって行ってもよい。
報知部55は、LED等の光、音声を含む音や振動によって、服薬時間を報知したり、服薬忘れを警告したり、あるいは上記各部がどのような状態にあるのかを報知したりするものである。
その他、制御部50のCPUは、後述する説明やタイミングチャート、あるいは制御フローチャートに示されている制御動作を実行させる機能を有する。
なお、第1搬送モータ18、第2搬送モータ25は、これに限らず、通常のDCモータであってもよい。
この際のパック連続体1の先端部の検知方式は、光反射型や光透過型のフォトセンサ等の先端検知センサ28に限らず、CCD等のエリアセンサ単独で行ってもよい。
境界センサ29でカットすべきカット部分を検知して所定量搬送したならば、第1搬送部10が停止されると同時に第2搬送部20が停止されるので、パック連続体1も停止する。
一方、カットされた格納部6側の薬剤一包化パック2は第1搬送部10の搬送ローラ11a、11bによって所定量だけ後退させられ、カット後の新たな先端が上述の待機位置に保持される。
カットされた1つの薬剤一包化パック2を排出部35から取り出すと、排出センサ37がONになる。この際、服薬者が薬剤一包化パック2を取り出すことで再び排出センサ37がOFFになり、その判定結果より一回分の薬剤一包化パック2の提供を行う処理が終了する。この処理が終わった時、次回の予約があれば入力値を自動的に変更し次の処理を繰り返すことができる。
更に、検出部27は、第1搬送部10により搬送されるパック連続体1の薬剤一包化パック2の袋部2aと、隣り合う薬剤一包化パック2、2の圧着部4、4とを識別するとともに、隣り合う薬剤一包化パック2、2の境界部2bを検出する服薬支援装置100であった。
また、本実施形態1によれば、本実施形態1で随時説明した特有の構成、例えば検出手段としての検出部27の境界センサ29として超音波センサを用いていることや、検出部27としてエリアセンサを用いていることにより、上述した特有の効果も奏する。
図4、図5を参照して実施例1に係る服薬支援装置について説明する。図4(a)は実施例1を説明する図であって、カット前のパック連続体の薬剤一包化パックの停止位置を説明する模式図である。図4(b)は実施例1を説明する図であって、パック連続体の薬剤一包化パックをカット部でカットしたときの第1搬送部、検出部、カット部の位置関係を説明する模式図である。図5は実施例1を説明する図であって、パック連続体の隣り合う薬剤一包化パックの境界部の略中央部を狙ってカットする時のタイミングチャートである。
図4(a)に示すように、カット前の通常搬送時には、パック連続体1のパック連続体搬送方向Aの最下流に位置する薬剤一包化パック2の圧着部4の端部である先端部2cは、先端検知センサ28の配置位置よりもパック連続体搬送方向Aの上流の所定位置で停止している。
図4(a)、図5に符号(a)を付して示すように、最初に境界センサ29が最下流に位置する薬剤一包化パック2の圧着部4を検出するが、これは当該薬剤一包化パック2の先端部2cであるため、カットする境界部ではない。すなわち、最初に境界センサ29が最下流に位置する薬剤一包化パック2の圧着部4を検出した部位は、先端検知センサ28がOFFしているため、最下流に位置する薬剤一包化パック2の最下流端部の圧着部4、つまりパック連続体1の先端部2cである。
上記した境界センサ29の検知をトリガとして、図4の境界部2bの略中央部分、すなわちミシン目5が施された近傍部分が、カット位置に到達したタイミングでパック連続体1の搬送を停止して、カット部30のカッターモータ31をONさせてカットする。
図4及び図5において、符号「W」は、隣り合う薬剤一包化パック2、2の境界部2bのパック連続体搬送方向Aの幅を表しており、境界センサ29でパック連続体1の薬剤一包化パック2の1パック毎計測する。
符号「L」は、境界センサ29~カット部30までのパック連続体搬送方向Aの距離を表していて、レイアウトで決まる。
符号「P」は、薬剤一包化パック2の袋部2aのパック連続体搬送方向Aの幅を表している。
かかる構成により、本実施例1によれば、境界部2bの略中央の位置であるミシン目5近傍で一つの薬剤一包化パック分だけ確実にカットすることができる。
図6を参照して実施例2に係る服薬支援装置について説明する。図6(a)は1回分の薬剤一包化パックをカットした後のパック連続体の模式図、図6(b)は実施例2を説明する図であって、パック連続体の薬剤一包化パックをカットした後でパック連続体をホームポジションへ搬送する模式図である。
図6(a)、図6(b)において、パック連続体1におけるパック連続体搬送方向Aの最下流から上流に向かって連なっている薬剤一包化パック2の配置順序を、nを自然数として、最下流の薬剤一包化パック2を最も若いnパック番目、次に若いn+1番目というように名付ける(後述の図7等でも同じ)。
パック連続体1の最下流に位置する薬剤一包化パック2の先端部2cのホームポジションは、先端検知センサ28の検知信号が、ON→OFFに変わって最下流に位置する薬剤一包化パック2を所定量搬送した位置とする。上記実施形態1では、全体動作で説明したように、パック連続体1の最下流に位置する薬剤一包化パック2の先端部2cのホームポジションが、パック連続体1の先端部2cが搬送ローラ11a、11bのニップからパック連続体搬送方向Aへ所定の量だけ突き出た待機位置に設定していた。
図7を参照して実施例3に係る服薬支援装置について説明する。図7(a)は実施例3を説明する図であって、パック連続体のカット位置及び検出部(先端検知センサ、境界センサ)の適正な配置構成を示す模式図である。図7(b)及び図7(c)はパック連続体のカット位置及び検出部(先端検知センサ、境界センサ)の不適正な配置構成を示す模式図である。
図7(a)、図7(c)に代表して示す符号「L」は、境界センサ29~カット部30までのパック連続体搬送方向Aの距離を表していて、レイアウトで決まる。
符号「W」は、隣り合う薬剤一包化パック2、2の境界部2bのパック連続体搬送方向Aの幅を表している。
符号「P」は、薬剤一包化パック2の袋部2aのパック連続体搬送方向Aの幅を表している。ここで、W、Pは、パック連続体1の薬剤一包化パック2の定型仕様の最小サイズ値とする。
図8を参照して実施例4に係る服薬支援装置について説明する。図8は実施例4を説明するイニシャル動作のフローチャートである。
イニシャル動作の目的は、パック連続体1がセットされているどうか、及びパック連続体1がセットされている場合、パック連続体1のパック連続体搬送方向Aの最下流に位置する薬剤一包化パック2の先端部2cの位置を把握するための動作である。
電源投入時やエラーから復帰した装置本体の電源がONされたときなど、パック連続体1の薬剤一包化パック2の先端部2c(図2参照)をホームポジションにするためにイニシャル動作を行う。
かかる構成により、実施例4によれば、ジョブ等の途中で装置本体の電源を切られても、パック連続体の最下流に位置する薬剤一包化パックの最下流の端部(パック連続体の薬剤一包化パックの先端部)位置を把握してからカット動作を行うので、確実に1つの薬剤一包化パックずつにカットすることができる。
エリアセンサを用いた場合、エリアセンサの検知範囲内に薬剤一包化パック2の先端部2cが位置していれば、実施例4で説明したイニシャル動作自体が不要となる。
図9~図13を参照して本発明の実施形態2に係る服薬支援装置の基本的な構成と動作を説明する。図9は本発明の実施形態2に係る服薬支援装置のパック連続体の搬送経路を含む全体構成を模式的に示す断面図である。図10は実施形態2に係る服薬支援装置の要部の平面図、図11は実施形態2に係る服薬支援装置の要部の斜視図である。図12(a)は実施形態2に係る服薬支援装置の要部の斜視図、図12(b)は図12(a)全体の平面図である。図13は実施形態2に係る服薬支援装置の主な制御構成を示す制御ブロック図である。なお、図10では、図の簡明化を図るため第1搬送部10(図9、図12参照)の図示を省略している。
各格納部6は、服薬支援装置100Aの装置本体に対して着脱可能に構成されていてもよく、この場合にはカートリッジとも呼ばれる。また、服薬支援装置100Aには、図示を省略した外装で上記各部・装置が覆われているが、各図においては上記外装を取り外した状態で表している。
実施形態2に用いられるパック連続体1は、図2に示したように実施形態1に係る服薬支援装置100に用いられるものと基本的には同様の構成である。例えば朝、昼、夜、寝る前に服薬する4種類の薬剤に対応したパック連続体1が4つの格納部6-1、6-2、6-3、6-4に対応して格納されている点からは、パック連続体1は同じ種類の薬剤が漏れないように袋詰めにされた薬剤一包化パック2からなる。
回転台モータ45は、例えば駆動パルスの入力によって回転駆動可能なステッピングモータからなり、装置本体側の不動部材に固定されている。
複数の格納部6があることで、違う種類の薬剤一包化パック2を有するパック連続体1を格納できる。例えば上述したように朝、昼、夜、寝る前用といった一日に提供する違う薬剤一包化パック2に対応した毎日のサイクルでの提供ができる。
第1搬送部10の搬送ローラ11a、11bのニップに挟まれてセットされているパック連続体1の薬剤一包化パック2は、初期動作によって、格納部6の内部から検出部27の先端検知センサ28の検知位置まで搬送され、検知された情報よりパック連続体1の先端が上記ニップから所定の量だけ突き出た待機位置であるホームポジションに位置決め保持される。検出部27の先端検知センサ28によるパック連続体1の検知方式は、例えばCCDセンサ等のエリアセンサを用いて画像処理によって行ってもよいし、反射式センサもしくは対向する位置に受信部(図示せず)を設置した各種の透過式センサを用いてもよい。
一方、カットされた格納部6側の薬剤一包化パック2は第1搬送部10の搬送ローラ11a、11bによって所定量だけ後退させられ、カット後の新たな先端が上述の待機位置、すなわちホームポジションに位置決め保持される。
上述のパック連続体・薬剤一包化パックの搬送、排出動作が基本的な動作である。
報知部55は、図3に示した実施形態1と同様である。
また、本実施形態2によれば、上記実施形態1で随時説明したと同様の特有の構成、例えば検出手段としての検出部27の境界センサ29として超音波センサを用いていることや、検出部27としてエリアセンサを用いていることにより、上述した特有の効果も奏する。
かかる構成により、本実施形態2によれば、境界部2bの略中央の位置であるミシン目5近傍で一つの薬剤一包化パック分だけ確実にカットすることができる。
図6(a)を参照して実施形態1の実施例2で既に説明したように、パック連続体1のnパック番目の薬剤一包化パック2をカット部30でカットした後、先端検知センサ28と境界センサ29が何番目の薬剤一包化パック2を検知している位置にあるかは不明である。そこで、次回、確実にn+1番目の薬剤一包化パック2をカットするためには、パック連続体1におけるパック連続体搬送方向Aの最下流に位置する薬剤一包化パック2の先端部2cを把握する必要がある。
換言すれば、本実施形態2では、例えば回転台41や第1搬送部10の搬送ローラ11a、11bの回転駆動時や回転停止時の振動等によって薬剤一包化パックが所定の位置からズレた場合でも、その後に初期動作を行うことでそのズレ量を検出部27の先端検知センサ28で検知し把握する必要がある。
なお、ステップS14において、排出スイッチ54が押されずに、服薬の時間の報知から所定時間過ぎた場合には、服薬されなかったものとして図13の制御部50Aで判断され、服薬されなかったことが図13の記憶部52に記録されると共に、再び報知部55が作動することとなる。
「格納部移動処理」のサブプロセスは一例として図14(b)のフローチャートに示すように、回転台41の基準位置を検知する回転台HPセンサ46がONするまで回転台モータ45が駆動されることで行われる(ステップS25~ステップS26)。換言すれば、服薬の時間に対応したパック連続体1が格納されている対象の格納部が、カット部30のカット位置に対向する位置を占めるまで、回転台HPセンサ46からの信号に基づいて保持部40の回転台モータ45が駆動されることによって回転移動される。
図14(c)の動作後に、図9を参照して説明したと同様の動作により、カット前搬送処理(パック連続体1の搬送動作)→カット処理(パック連続体1のカット動作)→カット後搬送処理(カットされた1つの薬剤一包化パック2の搬送動作)の流れで薬剤一包化パック2の提供動作が行われる(ステップS17~ステップS19)。
次いで、超音波センサからなる境界センサ29でカットすべきカット部分(例えば図2に示した隣り合う薬剤一包化パック2、2の圧着部4、4のミシン目5の近傍)を検知する。この際、第1搬送部10の搬送ローラ11a、11bと第2搬送部20の搬送ローラ21a、21bとの回転軸間距離が一定で一定の搬送速度で回転し、超音波センサで薬剤一包化パック2の袋部2aの部分を正確に検知可能である。超音波センサからなる境界センサ29でカットすべきカット部分を検知して所定量搬送したならば、第1搬送部10が停止されると同時に第2搬送部20が停止されるので、パック連続体1も停止する。
カットされた1つの薬剤一包化パック2を排出部35から取り出すと、排出センサ37がONになる。この際、服薬者が薬剤一包化パック2を取り出すことで再び排出センサ37がOFFになり、その判定結果より一回分の薬剤一包化パック2の提供を行う処理が終了する(ステップS20)。この処理が終わった時、次回の予約があれば入力値を自動的に変更し次の処理を繰り返すことができる。
かかる構成により、実施形態2によれば、ジョブ等の途中で装置本体の電源を切られても、パック連続体の最下流に位置する薬剤一包化パックの最下流の端部(パック連続体の薬剤一包化パックの先端部)位置を把握してからカット動作を行うので、確実に1つの薬剤一包化パックずつにカットすることができる。
また、複数の格納部6をカット部30のカット位置に切り替えることができることにより、カット部30と第2搬送部20とを共通に使えることで、構造を簡素化した状態でも各格納部6からパック連続体1を送り出し、確実な搬送をすることができる。
図15及び図16に示すように、本発明が適用可能な服薬支援装置100Bは、図9~図12に示した実施形態2に係る服薬支援装置100Aと比較して、次の点が相違する。すなわち、服薬支援装置100Bは、服薬支援装置100Aと比較して、服薬支援装置100Aよりも多数の格納部6-1~6-8を上下段にマトリックス状に装置本体側に配置した点、格納部切り替え部でもある保持部40に代えて、破線(点線)で示す移動ユニット80と、第2の移動手段としてのXスライダ部81及びYスライダ部91とを新規に有する点が主に相違する。
移動ユニット80は、破線で示すユニットフレーム89に一体的に取り付けられている。第2搬送部20の搬送ローラ21a、21bは、それぞれ回転軸を介してユニットフレーム89に回転可能に支持されている。
図15、図16において、各格納部6-1~6-8の構成は同じであり、各格納部6-1~6-8にそれぞれ設けられた第1搬送部10Aの符号は、図の簡明化のため格納部6-1のみに付している。外装97で覆われた内部の構成部材等は見えないが、図16では故意に半透明状態で表している。
1対のローラ83、84は、装置本体側に回転可能に支持されている。スライドシャフト82は、Y方向に延び、一端部がベルト85に固定され、他端部側がユニットフレーム89にY方向にスライド可能に取り付けられている。
モータ86の回転によって、ベルト85を介してスライドシャフト82がX方向(又はX方向と反対方向)に移動するので、ユニットフレーム89に取り付けられた移動ユニット80はX方向(又はX方向と反対方向)に移動する。
1対のローラ93、94は、装置本体側に回転可能に支持されている。スライドシャフト92は、図においてX方向に延び、一端部がベルト95に固定され、他端部側がユニットフレーム89にX方向にスライド可能に取り付けられている。
モータ96の回転によって、ベルト95を介してスライドシャフト92がY方向(又はY方向と反対方向)に移動するので、ユニットフレーム89に取り付けられた移動ユニット80はY方向(又はY方向と反対方向)に移動する。
次に、図17に示すように、対象の格納部6-1に格納されているパック連続体1の先端部を搬送ローラ11a、11bのニップで保持している第1搬送部10Aが駆動されると、対象の格納部6-1からパック連続体1が送り出され、パック連続体1の先端部が移動ユニット80におけるカット部30を通り抜けると、第2搬送部20が駆動されることで搬送ローラ21a、21bでニップされつつ搬送される。この際、第1搬送部10Aが駆動されるタイミングは第2搬送部20の駆動タイミングと合わせてもよい。
上記パック検知センサでカットすべきカット部分を検知したならば、第1搬送部10Aが停止されると同時に第2搬送部20が停止されるので、パック連続体1も停止する。
そして、検出部27の先端検知センサ28及び境界センサ29又はエリアセンサを、移動ユニット80を構成しているカット部30のパック連続体1の搬送方向上流側に形成されるパック連続体1の搬送経路上に配置する。すなわち、検出部27の先端検知センサ28及び境界センサ29は、移動ユニット80が移動して対象となる格納部6に配設されている第1搬送部10Aとカット部30が対向した位置を占めたときに、第1搬送部10Aとカット部30との間に形成されるパック連続体1の搬送経路上に配置されている。
検出部27の先端検知センサ28及び境界センサ29は、上記配置に限らず、格納部6に配設されている第1搬送部10A毎にそれぞれ配置してもよい。
すなわち、カット手段であるカット部30のみが移動ユニットを構成していて、カットされた薬剤一包化パック2を保持する保持機能を有するカット部30のみが第2の移動手段であるXスライダ部81及びYスライダ部91によって移動され、薬剤一包化パック2をカットして保持した状態でカット部30がパック取り出し口99に設けられた第2搬送部20に対応する位置に移動され、カットされた薬剤一包化パック2が第2搬送部20で搬送される構成でもよい。
このような構成でも、対象となる複数の格納部6に格納されたパック連続体1のうちのどれかをカットして、1つの薬剤一包化パック2ずつにカットすることが可能である。
また、ロボットアームに移動ユニット80(カット部30、第2搬送部20)を取り付け、X方向及び/又はY方向に自在に動かす方法でもよい。
特開平10-101034号公報では、境界部の検知手段としては、小袋連続体に検出部を接触させながら搬送し、検出部の機械的変化によって境界部を検知している。しかし、本発明では薬剤一包化パック内に薬剤を入れているため、接触搬送させる方式では、薬剤一包化パック内の薬剤を傷つけてしまう、という問題がある。
2 薬剤一包化パック
2a 袋部
2b 境界部
2c 先端部
3 薬剤
4 圧着部(漏れ防止部の一例)
5 ミシン目
6 格納部
7 開口部
10 第1搬送部(搬送手段の一例)
11a、11b 搬送ローラ(搬送手段、保持部材)
16 従動ギア(駆動伝達部材の一例)
17 駆動ギア(駆動伝達部材の一例)
18 搬送モータ(搬送手段の駆動源、搬送駆動部の一例)
19 搬送経路
20 第2搬送部(搬送手段、第2の搬送手段)
21a、21b 搬送ローラ(第2の搬送手段)
27 検出部(検出手段の一例)
28 先端検知センサ(検出手段の構成要素)
29 境界センサ(検出手段の構成要素)
30 カット部(カット手段の一例)
35 排出部
36 パック受部
37 排出センサ(排出パック検知手段の一例)
40 保持部(保持手段、第1の移動手段の一例)
41 回転台
45 回転台モータ(保持手段の駆動源、回転駆動部の一例)
46 回転台HPセンサ
50、50A 制御部(制御手段の一例)
100、100A 服薬支援装置
A パック連続体搬送方向
Claims (9)
- 薬剤を覆う袋部と、前記薬剤が前記袋部から漏れるのを防止する漏れ防止部とをそれぞれ有する複数の薬剤一包化パックが帯状に連なったパック連続体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記パック連続体における前記搬送方向に隣り合う前記薬剤一包化パックの前記漏れ防止部によって形成された境界部を検出する検出手段と、
前記パック連続体を前記境界部の所定位置においてカットして1つの前記薬剤一包化パックずつに切り離すカット手段と、
前記検出手段からの信号に基づいて、前記所定位置で前記境界部をカットするよう前記カット手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記検出手段は、前記搬送手段により搬送される前記パック連続体の前記袋部と前記漏れ防止部とを識別するとともに、前記境界部を検出するものであり、
前記制御手段は、前記カット手段で前記搬送方向における最下流に位置する前記薬剤一包化パックを前記パック連続体からカットすると、カットされた後の前記パック連続体の前記最下流に位置する前記薬剤一包化パックを前記搬送方向の上流側に搬送するように前記搬送手段を制御し、当該最下流に位置する前記薬剤一包化パックを所定の位置に位置決めすることを特徴とする服薬支援装置。 - 前記制御手段は、前記搬送方向に隣り合う前記薬剤一包化パックの前記漏れ防止部の前記境界部の略中央が前記所定位置としてカットされるよう前記カット手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の服薬支援装置。
- 前記検出手段は、前記カット手段で前記搬送方向における最下流に位置する前記薬剤一包化パックが前記パック連続体からカットされたとき、カットされた後の前記パック連続体の前記最下流に位置する前記薬剤一包化パックの前記袋部を検出可能な位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の服薬支援装置。
- 装置本体の電源がオンされたとき、前記制御手段は、前記搬送方向における最下流に位置する前記薬剤一包化パックの前記最下流の端部を把握するイニシャル制御を行うことを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載の服薬支援装置。
- 前記検出手段は、前記薬剤一包化パックに非接触で、当該薬剤一包化パックの前記袋部と前記漏れ防止部とを識別するとともに、前記境界部を検出することを特徴とする請求項1~4の何れか1つに記載の服薬支援装置。
- 前記検出手段は、超音波センサを用いていることを特徴とする請求項1~5の何れか1つに記載の服薬支援装置。
- 前記検出手段は、エリアセンサを用いていることを特徴とする請求項1~5の何れか1つに記載の服薬支援装置。
- 前記パック連続体を格納する格納部を有し、
前記カット手段は、前記格納部より前記搬送方向の下流側に配置されており、
前記搬送手段は、前記パック連続体を前記格納部から前記カット手段までの搬送経路上を搬送するよう構成されており、
前記検出手段は、前記格納部と前記カット手段との間の前記搬送経路上に配置されていることを特徴とする請求項1~7の何れか1つに記載の服薬支援装置。 - 前記パック連続体を格納する格納部を複数有し、
前記カット手段に対して複数の前記格納部を移動させる第1の移動手段を備え、
前記搬送手段が、複数の前記格納部のそれぞれに設けられており、
複数の前記搬送手段を駆動する駆動源及び前記カット手段を装置本体側に備え、
前記駆動源は、カットされる前記パック連続体を格納する前記格納部の前記搬送手段と連結されて該搬送手段を駆動し、
前記搬送手段は、前記第1の移動手段によって移動された前記格納部の前記パック連続体を前記格納部から前記カット手段までの搬送経路上を搬送するよう構成されており、
前記カット手段は、複数の前記格納部より前記搬送方向の下流側に配置されており、
前記検出手段は、前記第1の移動手段によって移動された前記格納部と前記カット手段との間の前記搬送経路上に配置されていることを特徴とする請求項1~7の何れか1つに記載の服薬支援装置。
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