JP7296919B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、脱穀された処理物を選別するシーブケースを備えるコンバインに関する。
特許文献1に示すように、コンバインは、収穫された作物を脱穀する脱穀装置を備え、脱穀装置は脱穀された脱穀粒(脱穀処理物)を選別する選別部を備える。選別部は、脱穀粒を揺動選別するシーブケースを備える。シーブケースは、メンテナンス等のために機体から抜き出すことができる。
シーブケースは重量が重いため、シーブケースの抜き差しは容易でない。シーブケースを抜き差しする際に、シーブケースの抜き差しを補助するために、コンバインとは別体の、シーブケースを保持するメンテナンス治具(フレーム体)が用いられる場合がある。
特開2019-126285号公報
しかしながら、コンバインでの作業の際に、常にメンテナンス治具をコンバインの近くに置いておとは限らない。作業中にシーブケースのメンテナンスを行う必要が生じた場合、メンテナンス治具をコンバインまで運んでくるか、コンバインをメンテナンス治具の近くに移動させる必要がある。そのため、メンテナンス治具がコンバインとは別体である場合、メンテナンス作業を容易にできない場合がある。
本発明は、容易にシーブケースの抜き差しを補助することを目的とする。
本発明の一実施形態に係るコンバインは、作物を脱穀処理する脱穀部及び前記脱穀部によって脱穀処理された脱穀処理物を選別処理する選別部を有する脱穀装置と、前記脱穀装置の後方に位置する状態で設けられ、機体前後方向における長さが変更可能なフレーム体と、が備えられ、前記選別部に、前記脱穀装置の内部空間に位置する状態で揺動駆動されて前記脱穀処理物を揺動選別可能であるとともに、前記内部空間に対して機体前後方向に沿って抜き差し操作可能なシーブケースが備えられ、前記フレーム体は、前記シーブケースの抜き差し操作時に、着地して前記シーブケースを支持しながら機体前後方向の長さが変わるように構成され、前記フレーム体のうち着地する部分は、前記シーブケースが引き出された状態で、前記シーブケースの左右方向範囲内に位置している。
以上のような構成により、容易にシーブケースの抜き差しを補助することができる。また、コンバインはフレーム体を備えるため、別体の治具を持ち出すことを要さず、容易にシーブケースを抜き差し(出し入れ)することができる。さらに、フレーム体は機体から突出する長さが変化するので、機体から突出する長さの変化に追従させて、容易にシーブケースの抜き差しを補助することができる。
また、前記シーブケースの後端部に連結され、前記シーブケースを揺動駆動する横向きの揺動駆動軸が備えられ、前記フレーム体に、前記揺動駆動軸を支持する受け部が備えられても良い。
このような構成により、フレーム体は、受け部でシーブケースの揺動駆動軸を保持してシーブケースの出し入れを補助することができるため、シーブケースの保持が容易となり、容易にシーブケースの抜き差しを補助することができる。
また、本発明の一実施形態に係るコンバインは、作物を脱穀処理する脱穀部及び前記脱穀部によって脱穀処理された脱穀処理物を選別処理する選別部を有する脱穀装置と、前記脱穀装置の後方に位置する状態で設けられ、機体前後方向における長さが変更可能なフレーム体と、が備えられ、前記選別部に、前記脱穀装置の内部空間に位置する状態で揺動駆動されて前記脱穀処理物を揺動選別可能であるとともに、前記内部空間に対して機体前後方向に沿って抜き差し操作可能なシーブケースが備えられ、前記フレーム体は、前記シーブケースの抜き差し操作時に、前記シーブケースを支持しながら機体前後方向の長さが変わるように構成され、前記フレーム体は、着地する車輪部を備え
このような構成により、フレーム体は、より精度良く、シーブケースの揺動駆動軸を保持することができる。
また、前記フレーム体は、着地する車輪部を備えても良い。
このような構成により、フレーム体は、スムーズに機体からの長さを変化させることができ、より容易にシーブケースの抜き差しを補助することができる。
また、前記車輪部は、前記フレーム体の高さ位置を変更可能に構成されても良い。
このような構成により、本体部の高さ位置を調整することにより、フレーム体は精度良くシーブケースを保持できる。また、フレーム体の高さ位置を調整して、フレーム体の姿勢をより適切な状態とすることができるため、フレーム体の機体からの長さの調整をよりスムーズに行うことができ、フレーム体はより容易にシーブケースの抜き差しを補助することができる。
また、本発明の一実施形態に係るコンバインは、作物を脱穀処理する脱穀部及び前記脱穀部によって脱穀処理された脱穀処理物を選別処理する選別部を有する脱穀装置と、前記脱穀装置の後方に位置する状態で設けられ、機体前後方向における長さが変更可能なフレーム体と、が備えられ、前記選別部に、前記脱穀装置の内部空間に位置する状態で揺動駆動されて前記脱穀処理物を揺動選別可能であるとともに、前記内部空間に対して機体前後方向に沿って抜き差し操作可能なシーブケースが備えられ、前記フレーム体は、前記シーブケースの抜き差し操作時に、前記シーブケースを支持しながら機体前後方向の長さが変わるように構成され、前記フレーム体に、前記シーブケースよりも下側の領域に設けられ、屈伸運動する屈伸リンク部が備えられている。
このような構成により、フレーム体の機体からの長さの調整がより容易となり、フレーム体はより容易にシーブケースの抜き差しを補助することができる。
また、前記シーブケースの後端部に連結され、前記シーブケースを揺動駆動する横向きの揺動駆動軸が備えられ、前記フレーム体に、前記揺動駆動軸を支持する受け部が備えられ、前記受け部は、水平面に沿って回動し、前記シーブケースは、前記揺動駆動軸が前記受け部に支持された状態で、前記屈伸リンク部の屈伸運動に伴って抜き差しされても良い。
このような構成により、フレーム体が姿勢変更したとしても、受け部は常に揺動駆動軸に沿うように回動することができ、屈伸リンク部の長さが変わってフレーム体の姿勢が変化しても、より精度良く揺動駆動軸を保持することができる。
コンバインの構成を例示する左側面図である。 脱穀装置の概略構成を例示する左側面図である。 フレーム体の収納状態を例示する背面図である。 フレーム体の収納状態を例示する平面図である。 フレーム体の使用状態を例示する図である。 フレーム体におるシーブケースの引き出し工程を順に示す概略平面図である。 ブロアーの装着構成を例示する図である。 ブロアーの構成を例示する斜視図である。 別実施形態に係るシーブケース着脱治具の構成を例示する斜視図である。 別実施形態に係るシーブケース着脱治具の使用開始状態を説明する図である。 別実施形態に係るシーブケース着脱治具の使用工程を説明する図である。 別実施形態に係るシーブケース着脱治具の使用工程を説明する図である。
本発明に係るコンバインの実施形態について、図を用いて説明する。以下の説明において、図1に示される矢印Fの方向をコンバインの前方、矢印Bの方向をコンバインの後方とする。左右の方向は前方を向いた状態の左右方向とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1に示すように、コンバインは、機体フレーム1、走行装置2、運転部3、刈取部4、脱穀装置7、穀粒タンク8、穀粒排出装置10等を備える。走行装置2、運転部3、刈取部4、脱穀装置7、穀粒タンク8、及び穀粒排出装置10は機体フレーム1に支持される。脱穀装置7は、脱穀部7a及び選別部5を備える。
走行装置2は、エンジンE等の動力源に駆動されて、機体を走行させる。走行装置2は左右一対のクローラである。運転部3は、運転者が搭乗して機体の操縦を行う領域であり、機体の前側の右寄りの領域に設けられる。
刈取部4は、機体の前側領域に設けられ、圃場に植え付けられた稲や麦等の作物である植立穀稈を刈り取って収穫する。刈取部4は供給搬送装置14を備え、供給搬送装置14は、刈り取られた刈取穀稈を機体の後方に向けて搬送する。
脱穀部7aは、刈取部4で刈り取られた刈取穀稈を脱穀する。脱穀部7aは、刈取部4の後方の、機体の左側領域に配置される。刈取部4で刈り取られた刈取穀稈は、刈取部4から供給搬送装置14及びフィードチェーン11によって脱穀部7aまで搬送される。
選別部5は、脱穀部7aで脱穀された処理物である脱穀処理物から、穀粒を選別する。選別部5は、脱穀部7aの下方に配置される。
穀粒タンク8は、選別部5で選別された、選別処理物である穀粒を貯留する。穀粒タンク8は、運転部3の後方の、機体の右側領域に配置される。なお、穀粒タンク8に代わり、ホッパ等の穀粒貯留部が設けられても良い。穀粒排出装置10は、必要に応じて穀粒タンク8に貯留された穀粒を機体の外部に排出する。
〔脱穀装置〕
次に、図1,図2を用いて、脱穀装置7の詳細な構成について説明する。
脱穀部7aは扱室16と、フィードチェーン11と、分離ドラム18と、排藁搬送装置19と、排塵ファン20と、受網21とを備える。扱室16には扱胴17が設けられる。
刈取部4から搬送される刈取穀稈は、供給搬送装置14及びフィードチェーン11によって搬送され、穂先部分が扱室16に挿入される。扱室16に挿入された刈取穀稈は、扱室16内に設けられた扱胴17により脱穀処理される。扱胴17により脱穀された脱穀処理物は、受網21を通って選別部5に向けて落下する。
フィードチェーン11によって搬送される刈取穀稈は、扱室16で脱穀された後、分離ドラム18によって、残った穀粒を含む分離処理物が分離される。分離された分離処理物は選別部5に向けて落下する。排藁搬送装置19は、扱室16を通過したあとの刈取穀稈である排藁を排藁細断装置9に排出する。排塵ファン20は脱穀部7a内の排藁や排塵を吸引し、排藁細断装置9を介して機外に排出する。排藁細断装置9は脱穀部7aの後方領域に設けられる。排藁細断装置9は一対の回転刃9aを備え、排藁搬送装置19により排出された排藁等は回転刃9aによって細断されて機外に排出される。また、排藁細断装置9は、縦軸芯周りに揺動して機体に対して開閉できる。
選別部5は、シーブケース6と、唐箕22と、一番回収部23と、二番回収部24とを備える。
シーブケース6は、機体フレーム1の一部である支持フレーム26に載置される。支持フレーム26は前端部に凹入部26aを備える。シーブケース6は、前端部に、機体左右方向の軸周りに回転可能なローラ27を備える。シーブケース6は、機体に収納されて使用状態(使用位置)である際に、ローラ27が凹入部26a内に収まる態様で支持フレーム26上に載置支持される。ローラ27が凹入部26aから後方に向けて抜け出し、ローラ27が支持フレーム26上を転がる態様で、シーブケース6は後方に移動し、機体から後方に向けて引き出される(引き出し位置)。
シーブケース6は、グレンパン29と、チャフシーブ30と、グレンシーブ31と、ストローラック32と、揺動駆動軸33とを備える。揺動駆動軸33は、機体の左右方向に設けられ、エンジンEの駆動が入力されることによりシーブケース6を揺動させる。シーブケース6は、揺動駆動されることにより、脱穀処理物を選別する。
グレンパン29は、揺動することにより、受網21から落下する脱穀処理物を機体後方に向けて送り出す。ストローラック32は、揺動することにより、分離ドラム18から落下する分離処理物を機体前方に向けて送り出す。
グレンパン29から送り出された脱穀処理物と、ストローラック32から送り出された分離処理物は、チャフシーブ30及びグレンシーブ31で選別される。チャフシーブ30及びグレンシーブ31を落下した処理物は選別処理物である穀粒である。穀粒は、一番回収部23に落下する。
唐箕22は選別部5の前部の下部領域に配置され、機体後方に向けて選別風を送風する。選別風は、シーブケース6内の、チャフシーブ30及びグレンシーブ31を通過しない穀粒以外の夾雑物や排藁等を機体後方に向けて吹き飛ばし、排塵ファン20を介して機体後方から排出する。チャフシーブ30及びグレンシーブ31を透過せず、選別風でも吹き飛ばされなかった脱穀処理物は、二番回収部24に落下する。
一番回収部23に落下した穀粒は、一番回収部23により穀粒タンク8に搬送される。二番回収部24に落下した未選別物は、二番回収部24によりシーブケース6の前側部分に還元される。
〔フレーム体〕
次に、シーブケース6の抜き差しを補助するフレーム体40の構成を、図3~図6を用いて説明する。
フレーム体40は、機体後部に支持され、機体後部に収納された収納状態とシーブケースを支持する補助状態との間で、機体から前後方向に突出する長さが変化する態様で姿勢変更する。具体的には、フレーム体40は、機体フレーム1に、機体上下(縦)向きの軸40aの軸芯周りに揺動可能な態様で支持される。フレーム体40は、シーブケース6の抜き差しを補助する際に、軸40aの軸芯周りに揺動して変形する。
フレーム体40は、本体部41と、支柱42と、受け部43とを備える。
本体部41は屈伸運動する屈伸リンク部であり、第1アーム41aと第2アーム41bとを備える。第1アーム41aの基端部は軸40aに支持され、第1アーム41aは軸40aの軸芯周りに揺動することができる。第1アーム41aは、遊端部に軸40bを備える。第2アーム41bは、一端が軸40bに支持され、軸40bの軸芯周りに第1アーム41aに対して相対的に揺動する。フレーム体40が収納状態である状態では、第1アーム41aと第2アーム41bとが重なるように揺動し、第1アーム41a及び第2アーム41bは機体フレーム1と重なる態様で機体に収納される。また、第1アーム41aは、環状の保持部41cを備える。第2アーム41bは、環状の保持部41dを備えるとともに、他端部に環状の装着部41eを備える。
支柱42は、車輪部42aと、車輪支持部42bとを備え、第2アーム41bの保持部41dに保持される。車輪部42aは車輪支持部42bの下端部に支持され、補助状態では接地(着地)する。車輪支持部42bは、保持部41dの内径以下の外径であり、保持部41dに挿入される。車輪支持部42bは、高さ位置の異なる複数の穴42dを備え、いずれかの穴42d及び保持部41dを貫通してピン42cが挿入されることにより、ピン42cが挿入される穴42dに応じた高さ位置に保持され、第2アーム41b(本体部41)と車輪部42aとの距離を変更して、補助状態における本体部41及び受け部43の地面からの高さを変更することができる。なお、支柱42は、収納状態において、最も下側の穴42dにピン42cが挿入され、第2アーム41bから上方に突出する形態で収納される。
受け部43は、載置部43aと支持部43bとを備える。載置部43aは、平面視で略長方形であり、向かい合う長辺部に壁部43eが立設される。載置部43aは、支持部43bの上端部の縦向きの軸43cに支持され、軸43cの軸芯周りに回動することができる。補助状態において、受け部43は第2アーム41bの装着部41eに装着される。支持部43bの外径は装着部41eの内径以下であり、支持部43bは装着部41eの外径より幅広のフランジ部43dを備える。受け部43が装着部41eに装着される際には、支持部43bは装着部41eに挿入され、フランジ部43dの下面が装着部41eの上面に当接する態様で受け部43は位置決めされる。受け部43は、収納状態において第1アーム41aの保持部41cに挿入される。なお、装着部41eから載置部43aまでの距離を可変するように、フランジ部43dの位置が調整される等しても良い。
図3~図6を用いて、フレーム体40の使用構成を説明する。
フレーム体40の収納状態において(図3,図4の状態)、フレーム体40は、揺動しないように、図示しないピンやボルトで機体フレーム1に固定される。
シーブケース6を引き抜く際には、まず、ピンやボルトが外され、フレーム体40の規制が外され、フレーム体40は揺動可能な状態になる。この状態で、第1アーム41aが軸40aの軸芯周りに揺動され、フレーム体40が機体後方に引き出される。同様に、第2アーム41bは軸40bの軸芯周りに揺動する。
次に、受け部43及び支柱42が補助状態にされる。この際、図6の状態(a)として示されるように、受け部43は保持部41cから抜き取られ、装着部41eに装着される。また、支柱42のピン42cが抜き取られ、支柱42は下降して車輪部42aは着地する。この状態で位置決めするために、ピン42cは適切な穴42dに挿入される。
次に、図6の状態(b)として示されるように、揺動駆動軸33が機体後方に出る程度にシーブケース6が引き出される。軸40a及び軸40bに沿って、第1アーム41a及び第2アーム41bを揺動させて受け部43が機体から突出する長さを調整されるとともに、軸43cの軸芯に沿って載置部43aを回動させて、揺動駆動軸33を載置部43aに載置させる。このとき、揺動駆動軸33は載置部43aの壁部43eに挟まれるように載置される。そして、支柱42が第2アーム41bから下方に突出する長さが調整され、適切な穴42dにピン42cが挿入されて、支柱42が第2アーム41bに支持される。この際、車輪部42aが接地(着地)し、かつ揺動駆動軸33が載置部43aに接するように支柱42の突出量が調整される。
最後に、図6の状態(c)として示されるように、揺動駆動軸33が受け部43の載置部43aに保持された状態で、フレーム体40が機体後方に引き出され、それにつれてシーブケース6が機体から後方に引き出される。この際、車輪部42aが地面の上を回転しながら、第1アーム41a及び第2アーム41bが機体から後方に離れる方向に揺動する。なお、シーブケース6を収納する際は、以上の動作を逆に行う。
このように、フレーム体40にシーブケース6を保持した状態で、フレーム体40の受け部43の機体からの距離を変更させることにより、容易にシーブケース6の抜き差し(出し入れ)を行うことができる。また、フレーム体40に車輪部42aを設けることにより、シーブケース6の移動をスムーズに行うことができ、容易にシーブケース6の抜き差しを行うことができる。また、支柱42の突出量を調整して、受け部43の高さを揺動駆動軸33に合わせて調整することができ、容易かつ適切に載置部43aは揺動駆動軸33を保持することができる。また、受け部43を着脱でき、支柱42の突出量を調整でき、さらに、本体部41折りたたむことができるため、フレーム体40はコンパクトに機体に収納できるとともに、容易に補助状態に変形することができる。また、フレーム体40は機内に収納されるため、シーブケース6を抜き差しする際に、別途治具等を用意する必要がないため、簡便にシーブケース6の抜き差し(出し入れ)を行うことができる。
〔ブロアー〕
排塵ファン20から供給される風を集めて送風するブロアー35を機体に着脱することができる。図7に示すように、ブロアー35は、脱穀部7aの後端部の、排藁細断装置9に排藁等を供給する開口部分に装着される。
図7,図8に示すように、ブロアー35はケース部35aと送風口35bとを備える。ケース部35aは、開口部35cを有する箱体であり、開口部35cの上下に突出するフランジ部35dを備える。ブロアー35の左横側面35eには送風口35bが設けられる。送風口35bは両端部が開口する円筒部材であり、送風口35bはケース部35aの左横側面35eに設けられた開口部分を覆うように固定される。ケース部35aの開口部35cと向かい合う後面35fは、送風口35bに近い位置程、開口部35cから離れる傾斜が設けられる。
ブロアー35は、排藁細断装置9(以下いずれも図2参照)が開かれた状態で、脱穀部7aの後端部の排藁細断装置9に排藁等を供給する開口部分に開口部35cが位置するように、開口部分を覆って装着される。ブロアー35は、ボルト等によりフランジ部43dを脱穀部7aの後端部に固定することにより装着される。ブロアー35が装着された状態では、送風口35bは機体の左側に向けて開口する。
ブロアー35を装着した状態で、排塵ファン20(以下いずれも図2参照)を動作させると、ブロアー35のケース部35aの内部を通った風が集められて、送風口35bから排出される。
送風口35bにホース等をつなぐことにより、排塵ファン20から供給される風を利用して、排藁細断装置9やシーブケース6(図2参照)等の掃除をすることができる。
また、送風口35bを機体の左側に向くようにすることにより、排藁細断装置9を閉じた状態で、ブロアー35を使用することができる。排藁細断装置9は回転刃9a(以下いずれも図2参照)を備える。排藁細断装置9を閉じた状態でブロアー35を使用することにより、回転刃9aが露出しない状態でブロアー35を使用することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態において、フレーム体40の本体部41は、載置部43aを機体から後方に離すことができる構成であればよく、屈伸リンク部に限らず構成は任意である。例えば、本体部41は、3以上の互いに揺動できるアームを備えても良く、伸縮する構成であっても良い。
また、支柱42の構成も、本体部41を支え、本体部41が容易に機体から後方に離れるようにできる構成であれば、任意の構成とすることができる。例えば、車輪部42aにかわりローラや球体が用いられても良い。
また、受け部43も、シーブケース6を保持できる構成であれば、任意の構成とすることができる。例えば、受け部43は、揺動駆動軸33を載置する構成ではなく、揺動駆動軸33をひっかける構成であっても良い。また、受け部43は、揺動駆動軸33ではなく、シーブケース6の他の部位を保持する構成であっても良い。
(2)上記各実施形態において、ブロアー35のケース部35aは箱体に限らず、一部に開口部35cを有し、内部に空洞がある構成であれば任意の構成にすることができる。
〔参考例〕
以下、参考例として、コンバインに装着されないタイプのシーブケースの抜き差し補助具である、シーブケース着脱治具45の構成について、図1を参照しながら、図9~図12を用いて説明する。
シーブケース着脱治具45は、本体部46と、揺動軸保持部47と、シーブケース保持部48とを備える。
本体部46は、ベースフレーム46aと、柱フレーム46bと、けん引フレーム46cとを備える。ベースフレーム46aの一端部には、左右方向に並ぶ一対の車輪46dを備える前車輪フレーム46eが設けられる。ベースフレーム46aの他端部には、一対の筒型フレーム46fが前後方向に並んで設けられる。一方の筒型フレーム46fには、右端部に車輪46gを備える前右車輪フレーム46hが内装され、他方の筒型フレーム46fには、左端部に車輪46gを備える前左車輪フレーム46iが内装される。前右車輪フレーム46hは筒型フレーム46fから左右方向に摺動することができ、前左車輪フレーム46iは筒型フレーム46fから左右方向に摺動することができ、左右の車輪46g間の距離を調整することができる。これにより、シーブケース着脱治具45を使用しない状態では、前右車輪フレーム46h及び前左車輪フレーム46iを筒型フレーム46fに収納する方向に移動させてシーブケース着脱治具45をコンパクトにすることができる。また、シーブケース着脱治具45を使用する状態では、前右車輪フレーム46h及び前左車輪フレーム46iを筒型フレーム46fから外向きに移動させて、シーブケース着脱治具45の安定化を図ることができる。前右車輪フレーム46h及び前左車輪フレーム46iは、図示しないピンやボルト等により、筒型フレーム46fに固定して位置決めすることができる。
柱フレーム46bは、ベースフレーム46aの他端部から立設される。柱フレーム46bの上端部には、左右向き軸芯周りに揺動できる態様でけん引フレーム46cが支持される。シーブケース着脱治具45を使用しない状態では、けん引フレーム46cは垂直状態に揺動されて、シーブケース着脱治具45をコンパクトにすることができる。シーブケース着脱治具45を使用する状態では、けん引フレーム46cは水平状態に揺動される。
けん引フレーム46cは、前側先端部に揺動軸保持部47を装着できる平板状の装着部46jを備える。けん引フレーム46cは、柱フレーム46bに支持される位置より後ろ側に、左右向きの軸芯周りに揺動することができる位置決めプレート46kを備える。位置決めプレート46kは、シーブケース着脱治具45を使用する状態では、柱フレーム46bに設けられる被係合部46lに係合されて、けん引フレーム46cを水平状態で固定する。
揺動軸保持部47は、けん引フレーム46cの装着部46jに着脱できる。揺動軸保持部47は、基体部47aと、係合部47bと、フランジ部47cとを備える。係合部47bは基体部47aの一端に設けられる。係合部47bはフック形状であり、シーブケース着脱治具45を使用する際に、シーブケース6の揺動駆動軸33に係合する。フランジ部47cは、基体部47aの他端に設けられる。フランジ部47cは、けん引フレーム46cの装着部46jへの装着部分であり、フランジ部47cと装着部46jとを突き合せた状態で、ボルト等により固定される。
シーブケース保持部48は、シーブケース着脱治具45を使用する際に、シーブケース6を下支えする。シーブケース保持部48は、ベース部48aと、保持部48bと、高さ調整具48cとを備える。ベース部48aは、左右方向の軸芯周りに上下方向に揺動可能な態様でベースフレーム46aに支持される。シーブケース着脱治具45を使用しない状態では、ベース部48aはベースフレーム46a上に横置きされる状態に揺動する。シーブケース着脱治具45を使用する状態では、ベース部48aはベースフレーム46a上に立設される状態に揺動する。保持部48bはT字状の部材であり、ベース部48aの游端部に螺合して設けられる。保持部48bは、ねじ込み量を調整することによりベース部48aからの突出量を調整することができる。保持部48bは、シーブケース保持部48を使用状態に姿勢変更させた状態で、上部が水平方向に長い棒状部材となる。シーブケース着脱治具45を使用しない状態では、ベース部48aの横側部に設けられるポール48dと保持部48bにわたって固定具48eが装着され、保持部48bがベース部48aに固定される。
シーブケース着脱治具45を使用する際には、図10に示すように、けん引フレーム46cが水平な使用状態に揺動される。次に、シーブケース保持部48を寝かせた状態で、シーブケース着脱治具45は、機体の後方からコンバインの下方に挿入される。
次に、図11に示すように、揺動軸保持部47が単独で、シーブケース6の揺動駆動軸33に装着される。この際、揺動軸保持部47の係合部47bが揺動駆動軸33に係合される。そして、揺動軸保持部47が揺動駆動軸33に係合された状態で、シーブケース着脱治具45が近づけられて、シーブケース着脱治具45の装着部46jに揺動軸保持部47が装着される。
その後、図12に示すように、シーブケース着脱治具45の前端の直上にシーブケース6が露出するまで、シーブケース着脱治具45を後退させてシーブケース6を引き出す。次に、シーブケース保持部48が直立されて、シーブケース保持部48が使用状態に姿勢変更される。次に、シーブケース保持部48がシーブケース6に当接するように、高さ調整具48cを操作して、シーブケース保持部48の高さを調整する。
最後に、揺動軸保持部47にシーブケース6の揺動駆動軸33が係合され、シーブケース保持部48上にシーブケース6が載置された状態で、シーブケース着脱治具45をさらに後退させて、シーブケース6をさらに引き出す。シーブケース6を機体に収納させる際には、以上と逆の操作を行う。
このような構成によっても、シーブケース6を機体に対して容易に抜き差しさせることができる。
本発明は、自脱型コンバインに限らず、普通型コンバイン等の、シーブケースを備える各種コンバインに適用することができる。
1 機体フレーム
5 選別部
6 シーブケース
7 脱穀装置
33 揺動駆動軸
40 フレーム体
40a 軸
40b 軸
41 本体部(屈伸リンク部)
42a 車輪部
43 受け部

Claims (7)

  1. 作物を脱穀処理する脱穀部及び前記脱穀部によって脱穀処理された脱穀処理物を選別処理する選別部を有する脱穀装置と、
    前記脱穀装置の後方に位置する状態で設けられ、機体前後方向における長さが変更可能なフレーム体と、が備えられ、
    前記選別部に、前記脱穀装置の内部空間に位置する状態で揺動駆動されて前記脱穀処理物を揺動選別可能であるとともに、前記内部空間に対して機体前後方向に沿って抜き差し操作可能なシーブケースが備えられ、
    前記フレーム体は、前記シーブケースの抜き差し操作時に、着地して前記シーブケースを支持しながら機体前後方向の長さが変わるように構成され
    前記フレーム体のうち着地する部分は、前記シーブケースが引き出された状態で、前記シーブケースの左右方向範囲内に位置しているコンバイン。
  2. 作物を脱穀処理する脱穀部及び前記脱穀部によって脱穀処理された脱穀処理物を選別処理する選別部を有する脱穀装置と、
    前記脱穀装置の後方に位置する状態で設けられ、機体前後方向における長さが変更可能なフレーム体と、が備えられ、
    前記選別部に、前記脱穀装置の内部空間に位置する状態で揺動駆動されて前記脱穀処理物を揺動選別可能であるとともに、前記内部空間に対して機体前後方向に沿って抜き差し操作可能なシーブケースが備えられ、
    前記フレーム体は、前記シーブケースの抜き差し操作時に、前記シーブケースを支持しながら機体前後方向の長さが変わるように構成され、
    前記フレーム体は、着地する車輪部を備えるコンバイン。
  3. 前記車輪部は、前記フレーム体の高さ位置を変更可能に構成される請求項に記載のコンバイン。
  4. 作物を脱穀処理する脱穀部及び前記脱穀部によって脱穀処理された脱穀処理物を選別処理する選別部を有する脱穀装置と、
    前記脱穀装置の後方に位置する状態で設けられ、機体前後方向における長さが変更可能なフレーム体と、が備えられ、
    前記選別部に、前記脱穀装置の内部空間に位置する状態で揺動駆動されて前記脱穀処理物を揺動選別可能であるとともに、前記内部空間に対して機体前後方向に沿って抜き差し操作可能なシーブケースが備えられ、
    前記フレーム体は、前記シーブケースの抜き差し操作時に、前記シーブケースを支持しながら機体前後方向の長さが変わるように構成され、
    前記フレーム体に、前記シーブケースよりも下側の領域に設けられ、屈伸運動する屈伸リンク部が備えられていコンバイン。
  5. 前記シーブケースの後端部に連結され、前記シーブケースを揺動駆動する横向きの揺動駆動軸が備えられ、
    前記フレーム体に、前記揺動駆動軸を支持する受け部が備えられ、
    前記受け部は、水平面に沿って回動し、
    前記シーブケースは、前記揺動駆動軸が前記受け部に支持された状態で、前記屈伸リンク部の屈伸運動に伴って抜き差しされる請求項に記載のコンバイン。
  6. 前記シーブケースの後端部に連結され、前記シーブケースを揺動駆動する横向きの揺動駆動軸が備えられ、
    前記フレーム体に、前記揺動駆動軸を支持する受け部が備えられている請求項1から5のいずれか一項に記載のコンバイン。
  7. 前記受け部は、高さ位置を調整できる請求項に記載のコンバイン。
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