JP7296686B1 - 通信装置、通信方法、通信プログラム及び通信システム - Google Patents

通信装置、通信方法、通信プログラム及び通信システム Download PDF

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Abstract

繰り返し到来したパケットが通信速度のN1倍の周波数のクロックでサンプリングされたデータを、パケットが到来するごとに一つ前のパケットまでの加算結果と加算し、サンプリングクロックと同期して処理するN2個(N2は2以上N1以下の整数)のタップの第1ディジタルフィルタの処理結果を保持し、到来したパケットを構成する各ビットを通信速度のN1倍の周波数のクロックでサンプリングしたデータを次のビットが到来するごとに一つ前のビットまでの加算を行った加算結果を、サンプリングクロックと同期して処理するN3個(N3は2以上N1以下の整数)のタップの第2ディジタルフィルタにて処理した結果から、ビットデータに含まれるクロック波形を再現し、再現したクロック波形から到来したパケットに同期したサンプリングクロックを再生する、通信装置が提供される。

Description

本発明は、通信装置、通信方法、通信プログラム及び通信システムに関する。
有線、無線を問わず、ノイズレベルが非常に高い状況下でも通信ができる方式として、特許文献1で提案されている手法がある。特許文献1で提案された手法は、送信器が同じ内容のデータパケットを繰り返し送信し、受信器は同じ内容のデータパケットを逐次受信しながらパケットを積分(加算)していくことによって、パケットに含まれているランダムノイズ成分を除去することを特徴としている。
特許第5247888号公報
特許文献1で提案された技術では同じ内容のパケットを積分することによってノイズを除去している。しかし、実際に同じ内容のパケットの積分がノイズ除去の効果を生むためには、送信側がパケットを送信するためのクロック周波数と、受信側がパケットをサンプリングするクロックの周波数とが正確に一致していることが要求される。換言すれば、実際に同じ内容のパケットの積分がノイズ除去の効果を生むためには、送信側がパケットを送信するためのクロックの位相と、受信側がパケットをサンプリングするクロックの位相とが同期している必要がある。もし送受信器間でクロック周波数に差があれば、受信器がパケットを積分するに従ってサンプリングタイミングにずれが生じ、さらにそのずれが1ビット分にまで達すると、隣接するビット間で干渉を引き起こして、正しいデータを取得できなくなる。
このような事態を防ぐために、例えばGPS(Global Positioning System)受信機が出力するPPS(Pulse Per Second)信号によってクロックタイミングを揃えるような、送受信器それぞれのクロック同期を取る仕組みを持つことが考えられる。しかしながら、GPSを用いる場合にはGPS受信機が必ず衛星電波を受信できなければならないので、送受信器が室内にある場合又はビル影にいる場合など、衛星電波の受信が困難な場合には、事実上通信ができないことになる。
ところでパケットを積分(加算)することによってノイズを除去する場合、加算回数が多くなればなるほどノイズ除去の効果(「縦方向積分の効果」と称する)は高くなる。しかし、特許文献1に示されている手法では、パケットをビットレートよりも高い周波数でオーバーサンプリングすることがない。従って、実際にはN倍オーバーサンプリングによって一つのパケット期間中に異なるタイミングでサンプリングして得られるN個のデータの加算によるノイズ除去の追加的な効果(「横方向積分の効果」と称する)を得ることができない。
また特許文献1で示されている手法では1ビット期間中のサンプリングタイミングについて述べられていないために、1ビット期間のうち最もS/N比がよいタイミング(すなわちアイパターンが最も開いているタイミング)で必ずしもサンプリングできないので、データ誤り率を必ずしも最小にすることができない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、送信側がパケットを送信するためのクロック周波数と、受信側がパケットをサンプリングするクロックの周波数とを一致させて、送信側のクロックの位相と受信側のクロックの位相とを同期させることで、受信側で正確に正しいデータを取得出来る通信装置、通信方法、通信プログラム及び通信システムを提供することを目的とする。
本発明のある観点によれば、繰り返し到来したパケットが通信速度のN1倍の周波数のクロックでサンプリングされたデータを、前記パケットが到来するごとに一つ前の前記パケットまでの加算結果との加算を行う第1加算部と、前記第1加算部の加算結果を保持する第1保持部と、前記第1保持部が保持した加算結果をサンプリングクロックと同期して処理するN2個(N2は2以上N1以下の整数)のタップの第1ディジタルフィルタと、前記第1ディジタルフィルタの処理結果を保持する第2保持部と、を備える、通信装置が提供される。
前記通信装置は、前記第1ディジタルフィルタで処理された結果と、同期ワードとの相関をとる相関部と、前記相関部による相関が強くなるタイミングで、前記第1ディジタルフィルタで処理された結果からデータを取り出すデータ取得部と、をさらに備えてもよい。
前記通信装置は、到来した前記パケットを構成する各ビットを通信速度の前記N1倍の周波数のクロックでサンプリングしたデータを、次のビットが到来するごとに一つ前のビットまでの加算を行う第2加算部と、前記第2加算部の加算結果を保持する第3保持部と、前記第3保持部が保持した加算結果を前記サンプリングクロックと同期して処理するN3個(N3は2以上N1以下の整数)のタップの第2ディジタルフィルタと、前記第2ディジタルフィルタにて処理した結果を保持する第4保持部と、前記第4保持部で保持されたデータから、ビットデータに含まれるクロック波形を再現するクロックパターン再現部と、前記クロックパターン再現部が再現したクロック波形から、到来した前記パケットに同期したサンプリングクロックを再生するクロック再生部と、をさらに備えてもよい。
前記クロック再生部は、別のクロックで駆動される数値制御発振器と、前記クロックパターン再現部が再現したクロック波形を二値化した再現クロックと、再生するサンプリングクロックの分周クロックとを比較して、位相及び周波数差に応じた信号を出力する位相周波数比較器と、前記位相周波数比較器の出力信号から前記数値制御発振器を制御する制御信号を生成するループフィルタと、を備えてもよい。
前記N2の値と前記N3の値とは同一であってもよい。
前記通信装置は、前記クロック再生部が再生したサンプリングクロックの周波数と位相とが安定していることを検出したらロック信号を有効にするロック信号生成部と、前記ロック信号が有効でない場合は、内部動作クロックから生成されるサンプリングクロックに切り替え、前記ロック信号が有効である場合は、前記クロック再生部が再生したサンプリングクロックに切り替えるクロック切替部と、をさらに備えてもよい。
本発明の別の観点によれば、プロセッサが、繰り返し到来したパケットが通信速度のN1倍の周波数のクロックでサンプリングされたデータを、前記パケットが到来するごとに一つ前の前記パケットまでの加算結果との加算を行い、前記加算の結果を第1メモリに保持させ、前記第1メモリに保持した加算結果をサンプリングクロックと同期してN2個(N2は2以上N1以下の整数)のタップのディジタルフィルタに処理させ、前記ディジタルフィルタの処理結果を第2メモリに保持させる、処理を行う、通信方法が提供される。
本発明の別の観点によれば、コンピュータに、繰り返し到来したパケットが通信速度のN1倍の周波数のクロックでサンプリングされたデータを、前記パケットが到来するごとに一つ前の前記パケットまでの加算結果との加算を行い、前記加算の結果を第1メモリに保持させ、前記第1メモリに保持した加算結果をサンプリングクロックと同期してN2個(N2は2以上N1以下の整数)のタップのディジタルフィルタに処理させ、前記ディジタルフィルタの処理結果を第2メモリに保持させる、処理を実行させる、通信プログラムが提供される。
本発明の別の観点によれば、送信側の通信装置と、受信側の通信装置と、を備え、前記送信側の通信装置は、一つのパケットを繰り返し送信する送信部を備え、前記受信側の通信装置は、前記送信側の通信装置から繰り返し到来した前記パケットが通信速度のN1倍の周波数のクロックでサンプリングされたデータを、前記パケットが到来するごとに一つ前の前記パケットまでの加算結果との加算を行う第1加算部と、前記第1加算部の加算結果を保持する第1保持部と、前記第1保持部が保持した加算結果をサンプリングクロックと同期して処理するN2個(N2は2以上の整数)のタップの第1ディジタルフィルタと、前記第1ディジタルフィルタの処理結果を保持する第2保持部と、を備える、通信システムが提供される。
本発明によれば、送信側がパケットを送信するためのクロック周波数と、受信側がパケットをサンプリングするクロックの周波数とを一致させて、送信側のクロックの位相と受信側のクロックの位相とを同期させることで、受信側で正確に正しいデータを取得出来る通信装置、通信方法、通信プログラム及び通信システムを提供することができる。
本実施形態に係るディジタル通信システムの概略構成を示す図である。 送信装置から送出されるパケットの構成を示す図である。 本実施形態に係る受信装置の概略構成を示す図である。 加算処理部の概要を示す図である。 同期ワード検出及びデータ抽出部の概要を示す図である。 ビット単位の加算処理部の概要を示す図である。 クロック再生部の概要を示す図である。 受信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素および部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本実施形態に係るディジタル通信システムの概略構成を示す図である。送信器3は、送信装置1と送信用アナログフロントエンドAFとを備え、受信器4は、受信装置2と受信用アナログフロントエンドAFとを備えている。アナログフロントエンドAFは、通信路の媒質又は特性によってその構成が決定されるものであり、通信システムには必要なものであり、詳細な説明は割愛する。
図2は、本実施形態に係るディジタル通信システムにおける送信装置1から送出されるパケットの構成を示す図である。送信装置1は、図2のように送信したいメッセージを含んだパケット5を、繰り返し、かつ途切れることなく連続して送出する。
図3は、本実施形態に係るディジタル通信システムにおける受信装置2の概略構成を示す図である。
受信装置2は、パケット単位の加算処理を行う加算処理部12、同期ワード検出及びデータ抽出部13、ビット単位の加算処理を行う加算処理部7、クロックパターン再現部8およびクロック再生部10から構成される。
図3を用いて、受信装置2における信号処理の概略工程について説明する。
パケット単位の加算処理を行う加算処理部12は、クロック再生部10から出力されるメインサンプリングクロック11によって駆動される。加算処理部12は、アナログフロントエンドAFからの受信信号6をパケット単位で加算して、加算結果を内部メモリに蓄えながら、逐次N2個のタップのディジタルフィルタに通す。そして加算処理部12は、ディジタルフィルタの処理結果を後段の同期ワード検出及びデータ抽出部13に送る。
同期ワード検出及びデータ抽出部13は、加算処理部12と同じくメインサンプリングクロック11によって駆動される。同期ワード検出及びデータ抽出部13は、加算処理部12から送られてきた処理結果から同期ワードを検出し、最もS/N比が高そうなタイミングでパケット中のデータを抽出する。同期ワード検出及びデータ抽出部13が抽出したデータを受信データ14とする。
ビット単位の加算処理を行う加算処理部7は、クロック再生部10から出力されるメインサンプリングクロック11によって駆動される。加算処理部7は、アナログフロントエンドAFからの受信信号6をビット単位で加算して、加算結果をN3個のタップのディジタルフィルタに通す。そして加算処理部7は、ディジタルフィルタの処理結果を後段のクロックパターン再現部8に送る。
クロックパターン再現部8は、加算処理部7、12と同じくメインサンプリングクロック11によって駆動される。クロックパターン再現部8は、ビット単位の加算処理を行う加算処理部7から送られてきた処理結果を二値化して再現クロック9を生成する。
クロック再生部10は、再現クロックに同期したクロックのN1逓倍クロックであるメインサンプリングクロック11を生成する。メインサンプリングクロック11は、パケット単位の加算処理を行う加算処理部12、同期ワード検出及びデータ抽出部13、ビット単位の加算処理を行う加算処理部7、クロックパターン再現部8に供給される。
図4は、パケット単位の加算処理部12の概要を示す図である。パケット単位の加算処理部12は、パケット一次メモリ15、パケット受信バッファ16、パケット二次メモリ17、FIR(Finite impulse response)ディジタルフィルタ18を備える。FIRディジタルフィルタ18のタップ数はN2個(N2は、2以上N1以下の中からフィルタの特性に応じて選ばれる)である。
アナログフロントエンドAFからの信号6は、アナログフロントエンドAFの出力回路の構成によりワード幅が1~jビットであり、オーバーサンプリングレートLのメインサンプリングクロック11の1サイクル毎に、パケット受信バッファ16に1ワードずつ取り込まれる。
パケット受信バッファ16は、本発明の第1加算部の一例である。パケット受信バッファ16は、ワード長がパケット長×Lであり、アナログフロントエンドAFからの受信信号6のワードデータを1パケット分取り込むことができる。
パケット受信バッファ16は、受信を開始した最初の1パケット分のワードデータを取り込んだら、1回目の加算処理として、パケット長×Lのワード長を備えたパケット一次メモリ15に1パケット分のワードデータの内容を格納し、さらにパケット一次メモリ15と同じワード長のパケット二次メモリ17にも格納する。パケット一次メモリ15は本発明の第1保持部の一例である。パケット二次メモリ17は本発明の第2保持部の一例である。
パケット受信バッファ16は、さらに次の1パケット分のワードデータを取り込み、前回取り込んでパケット一次メモリ15に格納していたワードデータとの2回目の加算処理を行い、結果を再びパケット一次メモリ15に上書きして格納し、さらにパケット二次メモリ17にも格納する。
パケット単位の加算処理部12は、アナログフロントエンドAFからの受信信号6のワードデータのm回目の加算処理を行うと、パケット一次メモリ15にはm回の加算処理結果が格納され、m回の加算処理結果は、m+1回目の加算処理のために使用される。
また、パケット単位の加算処理部12では、アナログフロントエンドAFからの受信信号6のワードデータのm回目の加算処理を行うと、パケット二次メモリ17にもm回目の加算処理結果が格納され、m回の加算処理結果は、後段のパケット処理用のFIRディジタルフィルタ18に送られる。
以上から、m回の加算処理に必要なパケット一次メモリ15及びパケット二次メモリ17のビット幅kは対数関数を使って、
k=logm+j
で求めることができる。
FIRディジタルフィルタ18は、符号形式とオーバーサンプリングレートに従って最適なものを選ぶ。本実施形態では符号形式としてマンチェスタ符号を採用し、FIRディジタルフィルタ18の構成例として符号化後のビットの移動平均を取る移動平均フィルタを採用すれば、タップ数N2は
N=L/2
とすればよい。
一般に、ディジタルフィルタ処理によって特定周波数成分のノイズを低減することができる。移動平均フィルタはビット間隔内の隣接するサンプリングデータ間の加算処理を行うことができるので、FIRディジタルフィルタ18は、パケット期間に対する付加的なランダムノイズの低減に寄与する。
パケット二次メモリ17に格納された加算処理結果を、パケット処理用FIRディジタルフィルタ18に通して処理された結果は、同期ワード検出及びデータ抽出部13に送られる。パケット処理用FIRディジタルフィルタ18の処理結果のビット幅iは対数関数を使って、
i=k+logN2
で表現される。
図5は、同期ワード検出及びデータ抽出部13の概要を示す図である。同期ワード検出及びデータ抽出部13は、本発明のデータ取得部の一例である。
送信装置1からの送信パケットは、同期ワード21と、通信したいデータと誤り検出又は訂正符号を含んだペイロード22と、で主に構成され、必要に応じて前後にプリアンブル20とポストアンブル23とが付加されている。
パケット処理用のFIRディジタルフィルタ18からの出力データ19は、ビット幅がiビットであり、残存するノイズがまだ重畳されている状態であるが、おおむね上述の送信パケットの構造が維持されている。出力データ19は、メインサンプリングクロック11に従って同期ワード探索バッファ24に取り込まれる。
同期ワード探索バッファ24は、送信パケットの構造と同じワード長となっていて、相関器26は、同期ワード探索バッファ24に格納されたデータの先頭部分で同期ワードと同じ内容で、ビット幅が1ビットの参照ワード25との相関を取る。最も相関が強くなった瞬間に同期ワード探索バッファ24の先頭部分に同期ワードが保持されていると考えられるので、同期ワード検出及びデータ抽出部13は、その直後のペイロードを取り出すことによってデータを抽出する。
一般には、ペイロードに含まれている誤り検出符号によって誤りと判定されなかったデータ、又は誤り訂正符号によって訂正されたデータが正しい受信データ14として抽出される。
同期ワード21と参照ワード25はそれぞれ同次元のベクトルと考えられるので、相関器26は、同期ワード探索バッファ24の先頭部と参照ワードとの内積値が最大となるタイミングを最も強い相関の得られるタイミングとしてもよいし、ベクトルの内積を計算する代わりに相関係数を計算してもよい。
図6は、ビット単位の加算処理部7の概要を示す図である。ビット単位の加算処理部7は、ビット単位の加算処理部7は、ビット一次メモリ27、ビット受信バッファ28、ビット二次メモリ29、FIRディジタルフィルタ30を備える。FIRディジタルフィルタ30のタップ数はN3個(N3は、2以上N1以下の中からフィルタの特性に応じて選ばれる)である。
アナログフロントエンドAFからの受信信号6は、アナログフロントエンドAFの出力回路の構成によりワード幅が1~jビットあり、オーバーサンプリングレートLのメインサンプリングクロック11の1サイクル毎に、ビット受信バッファ28に取り込まれる。
ビット受信バッファ28はワード長Lであり、アナログフロントエンドAFからの受信信号6のワードデータを1ビット分取り込むことができる。
ビット受信バッファ28が受信を開始した最初の1ビット分のワードデータを取り込むと、1回目の加算処理として、ワード長Lを備えたビット一次メモリ27に1ビット分のワードデータの内容を格納し、さらに同じワード長のビット二次メモリ29にも格納する。
ビット受信バッファ28は、さらに次の1ビット分のワードデータを取り込み、取り込んだワードデータと、直前に取り込んでビット一次メモリ27に格納していたワードデータとの2回目の加算処理を行う。そしてビット受信バッファ28は、加算処理の結果を再びビット一次メモリ27に上書きして格納し、さらにビット二次メモリ29にも格納する。ビット一次メモリ27は本発明の第3保持部の一例である。ビット二次メモリ29は本発明の第4保持部の一例である。
ビット単位の加算処理部7で、アナログフロントエンドAFからの受信信号6のワードデータのm回目の加算処理を行うと、ビット一次メモリ27にはm回の加算処理結果が格納され、m回の加算処理結果は、m+1回目の加算処理のために使用される。
また、ビット単位の加算処理部7は、ビット二次メモリ29にもm回目の加算処理結果が格納され、m回目の加算処理結果は後段のクロックパターン再現用FIRディジタルフィルタ30に送られる。
以上から、m回の加算処理に必要なビット一次メモリ27およびビット二次メモリ29のビット幅kは対数関数を使って
k=logm+j
で求めることができる。
クロックパターン再現用のFIRディジタルフィルタ30のタップ数N3は、パケット処理用のFIRディジタルフィルタ18のタップ数N2に合わせて、
N3=L/2
としてもよい。FIRディジタルフィルタ18のタップ数N2とFIRディジタルフィルタ30のタップ数N3とを合わせることで、パケット単位の加算処理にかかる時間と、ビット単位の加算処理にかかる時間とを合わせることができる。
一般に、ディジタルフィルタ処理によって特定周波数成分のノイズを低減することができる。クロックパターン再現用のFIRディジタルフィルタ30にも移動平均フィルタを採用することによって、ビット間隔内の隣接するサンプリングデータ間の加算処理を行うことができるので、ビット期間に対する付加的なランダムノイズの低減に寄与する。
ビット二次メモリ29に格納された加算処理結果を、クロックパターン再現用のFIRディジタルフィルタ30に通して処理された結果が、クロックパターン再現部8に送られる。
クロックパターン再現用のFIRディジタルフィルタ30の処理結果のビット幅iは対数関数を使って、
i=k+logN3
で表現される。
クロックパターン再現部8は、メインサンプリングクロックに従って、ビット幅iのクロックパターン再現用のFIRディジタルフィルタ30の出力の平均値を計算し、計算した平均値からコンパレータ処理のための閾値を計算する。そしてクロックパターン再現部8は、クロックパターン再現用のFIRディジタルフィルタ30の出力をコンパレータ処理して二値化し、再現クロック9を生成する。
図7は、クロック再生部10の概要を示す図である。クロック再生部10は、位相周波数比較器31、ディジタルループフィルタ32、数値制御発振器33、N分周器35及びサンプリングクロック切替器39で構成される。
クロック再生部10では、非同期高速クロック34で駆動される数値制御発振器33から出力される再生サンプリングクロック37をN分周器35で分周することで分周クロック36が生成される。そしてクロック再生部10では、クロックパターン再現部8で生成された再現クロック9と、分周クロック36との位相差及び周波数差を位相周波数比較器31によって比較する。そしてクロック再生部10では、位相周波数比較器31の出力信号をディジタルループフィルタ32が処理して制御信号を生成し、ディジタルループフィルタ32が生成した制御信号を数値制御発振器33に出力する。
数値制御発振器33が発生する再生サンプリングクロック37は、再現クロックの周波数のおおよそN倍になるように設定される。Nは整数値である。N分周器35は再生サンプリングクロック37をN分周して分周クロック36を生成する。分周クロック36は、再現クロック9との比較に用いられる。
ディジタルループフィルタ32は、位相周波数比較器31からの信号の内容に基づき、クロック再生部10の動作が安定して再生サンプリングクロック37の位相と周波数とが安定している場合にロック信号40を有効にしてサンプリングクロック切替器39へ出力する。ディジタルループフィルタ32は、本発明のロック信号生成部の一例である。
ロック信号40が有効でない場合、すなわち再生サンプリングクロック37の位相と周波数とが安定していない場合は、サンプリングクロック切替器39は、メインサンプリングクロック11の源として、おおよそ周波数は近いが全く非同期で動作している非同期サンプリングクロック38を選択する。
一方、ロック信号40が有効である場合、すなわち再生サンプリングクロック37の位相と周波数が安定している場合は、サンプリングクロック切替器39は、メインサンプリングクロック11の源として、再生サンプリングクロック37を選択する。
ロック信号40を有効にして出力する方法として、例えば、ディジタルループフィルタ32が生成する数値制御発振器33を制御する信号の変化が少なくなったタイミングにロック信号40を有効にして出力してもよい。このタイミングで、位相周波数比較器31からの制御信号の変化も同様に少なくなっていることが、ロック信号40を有効にするかどうかの付加的な判断材料としてもよい。
処理回数が足りないこと等が原因で再生サンプリングクロック37が不安定となる場合がある。本実施形態に係るクロック再生部10は、ロック信号40によってロック状態を確認するまでは、メインサンプリングクロック11を、周波数が比較的近い非同期サンプリングクロック38とすることによって、クロック再生部10の動作が安定するまでパケット単位の加算処理部12などの他の部分を安定して動作させることができる。
そして、ロック信号40がアクティブになって、メインサンプリングクロック11が安定した再生サンプリングクロック37に切り替えられれば、送信装置1の送信クロックと受信装置2の受信クロックとが同期されて、加算回数が多くなっても、ビット間干渉を起こすことなくデータを抽出することができる。
本実施形態で説明した技術は、高ノイズ環境下でも長時間に渡って安定して通信を行うことができる技術を提供するものであるので、例えば遭難者の探索に利用するために遭難者が身に着ける非常用ビーコン、都市部に多数展開されている電気、ガス、水道使用量の検針作業を効率化するためのスマートメータ向けの通信装置などへの応用が可能である。
遭難者探索用の非常用ビーコンへの応用では、例えば遠く離れた基地局からビーコンに向かって呼び出しパケットを無線で送出するケースが考えられる。ビーコンは非常に微弱な基地局からの呼び出しパケットを受信して、ビーコンの現在地情報を応答パケットとして無線で送出し、基地局はその応答パケットを受信/解析することによって、遭難者の位置を把握し、迅速な救助活動につなげることができる。本実施形態で説明した技術は、電気回路の半導体化によって非常に小さく低消費電力で実現できるので、ビーコンも非常に小さくすることができ、例えば登山用の装備の一部として装着できるし、海難に備えたライフジャケット等への埋め込みも可能である。
また、スマートメータ向けの応用では、非常に多くのスマートメータが設置されていて、無線通信によってあるメータの状態を把握するとしても他のメータが発する電磁波がノイズ源となって、把握したいメータとの通信を阻害する場合がある。このような高ノイズ状況下でも、例えば基地局から特定のメータに対して応答パケットにて呼び出しを行えば、特定メータはその使用量情報を応答パケットとして返答することによって、基地局とのやりとりが可能になる。
一般に、いわゆるIOT(Internet of Things)機器が爆発的に増加して、電磁ノイズ環境が著しく悪化した近未来の無線通信状況を考えた場合、本実施形態で説明した技術は、高ノイズ環境下でも安定して通信を行うことができるので、極めて有効である。
続いて、受信装置2のハードウェア構成を説明する。図8は、受信装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。
図8に示すように、受信装置2は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、ストレージ204、入力部205、表示部206及び通信インタフェース(I/F)207を有する。各構成は、バス209を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU201は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU201は、ROM202またはストレージ204からプログラムを読み出し、RAM203を作業領域としてプログラムを実行する。CPU201は、ROM202またはストレージ204に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御および各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROM202またはストレージ204には、上述したような、送信器3から送信されたパケットを受信する通信処理を実行する通信プログラムが格納されている。
ROM202は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM203は、作業領域として一時的にプログラムまたはデータを記憶する。ストレージ204は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)またはフラッシュメモリ等の記憶装置により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、および各種データを格納する。
入力部205は、マウス等のポインティングデバイス、およびキーボードを含み、各種の入力を行うために使用される。
表示部206は、たとえば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。表示部206は、タッチパネル方式を採用して、入力部205として機能しても良い。
通信インタフェース207は、送信装置1等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、たとえば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
上記の通信プログラムを実行する際に、受信装置2は、上記のハードウェア資源を用いて、上述した各種の機能を実現する。
本実施形態に係る受信装置2は、繰り返して受信装置に到来する同一のパケットをビットレートのN倍の周波数のサンプリングクロックでオーバーサンプリングし、そのようにして得られたデータを特許文献のようにパケット単位で加算してノイズを低減するだけでなく、オーバーサンプリングして取得したデータをディジタルフィルタで処理することによってもノイズ低減効果を得ることができるものである。
また前記のようなノイズ低減効果を得たとしても、パケットをサンプリングするタイミングによっては必ずしもS/N比が良い点でサンプリングされる訳ではないので、本発明により、オーバーサンプリングで取得したデータと同期ワードとの相関をサンプリングクロックにしたがって計算し、その相関値が最大になる点を元にデータ取得を行うことによって、S/N比が高い点でのデータ取得を可能とするものである。
また送信装置1がパケットを送信する際のクロックの周波数と受信装置が受信パケットをサンプリングするクロックの周波数とがずれている場合は、受信装置2に置いて多数回の加算処理を行うとそのずれの影響が隣接するビット間の干渉を生じて受信データの誤りとなってしまうので、本実施形態により、パケット単位だけでなくビット単位でオーバーサンプリングして得られたデータを加算処理することによってビットデータに含まれるクロック波形を再現して、その再現したクロック波形から受信パケットに同期したサンプリングクロックを再生することができる。
上述の処理により、受信装置2は、受信したパケットに同期したサンプリングクロックを再生することができるが、ビット単位の加算処理回数が足りない場合は再生サンプリングクロックが安定していないので、ロック信号によって安定した再生サンプリングクロックが得られているかどうかを判断することができる。
従って、再生サンプリングクロックが安定していない場合は、受信装置2は、ビット単位の加算処理などの信号処理のためのメインサンプリングクロックを受信回路が持つクロックから生成し、再生サンプリングクロックが安定したら、その再生サンプリングクロックをメインサンプリングクロックとすることによって、受信パケットの受信始まりからシームレスで処理を行うことができる。
本実施形態に係る受信装置2は、クロックを再現するためのビット単位の加算処理の後のディジタルフィルタのタップ数を、パケット単位の加算処理の後のディジタルフィルタと同じタップ数にすることによって、パケットを処理するための時間とクロックを再生するための時間を揃えて、より正確な信号処理ができる。
なお、上記各実施形態でCPUがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した通信処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、通信処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記各実施形態では、通信処理のプログラムがROMまたはストレージに予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の非一時的(non-transitory)記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
1 送信装置
2 受信装置
3 送信器
4 受信器
5 パケット
6 受信信号
7 加算処理部
8 クロックパターン再現部
9 再現クロック
10 クロック再生部
11 メインサンプリングクロック
12 加算処理部
13 同期ワード検出及びデータ抽出部
14 受信データ
15 パケット一次メモリ
16 パケット受信バッファ
17 パケット二次メモリ
18 FIRディジタルフィルタ
19 出力データ
20 プリアンブル
21 同期ワード
22 ペイロード
23 ポストアンブル
24 同期ワード探索バッファ
25 参照ワード
26 相関器
27 ビット一次メモリ
28 ビット受信バッファ
29 ビット二次メモリ
30 FIRディジタルフィルタ
31 位相周波数比較器
32 ディジタルループフィルタ
33 数値制御発振器
34 非同期高速クロック
35 N分周器
36 分周クロック
37 再生サンプリングクロック
38 非同期サンプリングクロック
39 サンプリングクロック切替器
40 ロック信号

Claims (9)

  1. 繰り返し到来したパケットが通信速度のN1倍の周波数のクロックでサンプリングされたデータを、前記パケットが到来するごとに一つ前の前記パケットまでの加算結果との加算を行う第1加算部と、
    前記第1加算部の加算結果を保持する第1保持部と、
    前記第1保持部が保持した加算結果をサンプリングクロックと同期して処理するN2個(N2は2以上N1以下の整数)のタップの第1ディジタルフィルタと、
    前記第1ディジタルフィルタの処理結果を保持する第2保持部と、
    を備える、通信装置。
  2. 前記第1ディジタルフィルタで処理された結果と、同期ワードとの相関をとる相関部と、
    前記相関部による相関が強くなるタイミングで、前記第1ディジタルフィルタで処理された結果からデータを取り出すデータ取得部と、
    をさらに備える、請求項1に記載の通信装置。
  3. 到来した前記パケットを構成する各ビットを通信速度の前記N1倍の周波数のクロックでサンプリングしたデータを、次のビットが到来するごとに一つ前のビットまでの加算を行う第2加算部と、
    前記第2加算部の加算結果を保持する第3保持部と、
    前記第3保持部が保持した加算結果を前記サンプリングクロックと同期して処理するN3個(N3は2以上N1以下の整数)のタップの第2ディジタルフィルタと、
    前記第2ディジタルフィルタにて処理した結果を保持する第4保持部と、
    前記第4保持部で保持されたデータから、ビットデータに含まれるクロック波形を再現するクロックパターン再現部と、
    前記クロックパターン再現部が再現したクロック波形から、到来した前記パケットに同期したサンプリングクロックを再生するクロック再生部と、
    をさらに備える、請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記クロック再生部は、
    別のクロックで駆動される数値制御発振器と、
    前記クロックパターン再現部が再現したクロック波形を二値化した再現クロックと、再生するサンプリングクロックの分周クロックとを比較して、位相及び周波数差に応じた信号を出力する位相周波数比較器と、
    前記位相周波数比較器の出力信号から前記数値制御発振器を制御する制御信号を生成するループフィルタと、
    を備える、請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記N2の値と前記N3の値とは同一である、請求項3に記載の通信装置。
  6. 前記クロック再生部が再生したサンプリングクロックの周波数と位相とが安定していることを検出したらロック信号を有効にするロック信号生成部と、
    前記ロック信号が有効でない場合は、内部動作クロックから生成されるサンプリングクロックに切り替え、前記ロック信号が有効である場合は、前記クロック再生部が再生したサンプリングクロックに切り替えるクロック切替部と、
    をさらに備える、請求項3に記載の通信装置。
  7. プロセッサが、
    繰り返し到来したパケットが通信速度のN1倍の周波数のクロックでサンプリングされたデータを、前記パケットが到来するごとに一つ前の前記パケットまでの加算結果との加算を行い、
    前記加算の結果を第1メモリに保持させ、
    前記第1メモリに保持した加算結果をサンプリングクロックと同期してN2個(N2は2以上N1以下の整数)のタップのディジタルフィルタに処理させ、
    前記ディジタルフィルタの処理結果を第2メモリに保持させる、
    処理を行う、通信方法。
  8. コンピュータに、
    繰り返し到来したパケットが通信速度のN1倍の周波数のクロックでサンプリングされたデータを、前記パケットが到来するごとに一つ前の前記パケットまでの加算結果との加算を行い、
    前記加算の結果を第1メモリに保持させ、
    前記第1メモリに保持した加算結果をサンプリングクロックと同期してN2個(N2は2以上N1以下の整数)のタップのディジタルフィルタに処理させ、
    前記ディジタルフィルタの処理結果を第2メモリに保持させる、
    処理を実行させる、通信プログラム。
  9. 送信側の通信装置と、
    受信側の通信装置と、
    を備え、
    前記送信側の通信装置は、一つのパケットを繰り返し送信する送信部を備え、
    前記受信側の通信装置は、
    前記送信側の通信装置から繰り返し到来した前記パケットが通信速度のN1倍の周波数のクロックでサンプリングされたデータを、前記パケットが到来するごとに一つ前の前記パケットまでの加算結果との加算を行う第1加算部と、
    前記第1加算部の加算結果を保持する第1保持部と、
    前記第1保持部が保持した加算結果をサンプリングクロックと同期して処理するN2個(N2は2以上N1以下の整数)のタップの第1ディジタルフィルタと、
    前記第1ディジタルフィルタの処理結果を保持する第2保持部と、
    を備える、通信システム。
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