JP7296355B2 - 舗装端部締固装置 - Google Patents

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Description

本発明は、道路舗装の施工時に、舗装の端部を締め固める装置に関する。
例えば、アスファルト舗装を施工するに際しては、アスファルトフィニッシャでアスファルト合材(加熱アスファルト混合物)を敷き均した後に、ローラ車でアスファルト合材を締め固める。しかし、一般には、アスファルトフィニッシャとローラ車だけでは、舗装の端部の締固めは十分でない場合が多い。また、舗装面の幅が広い場合には、施工中の隣り合う舗装体との継目(ジョイント部)の舗装品質が不十分となることが多い。
特許文献1には、ジョイント部を仕上げることができるジョイント部仕上装置が記載されている。特許文献1のジョイント部仕上装置は、アスファルトフィニッシャ後部の幅方向の一端に接続されて、ジョイント部を加熱しながら締め固めて仕上げることができる。
一方、舗装の端部の仕上げは別途行う必要がある。例えば、舗装型枠を設置せずに、端部を傾斜面(例えば45度)に仕上げる場合、タンパ(アスファルト舗装の突固めに用いる平面状の底板を有する道具)を使用して行う工法が一般的である。作業者は、タンパで傾斜面を突き固め、人力で成形しながら締固めを行う。その後、ローラによる転圧が行われる。
特開2008-63778号公報
しかし、このような工法では、ローラ転圧の際に締固め荷重が横方向に逃げてしまい、舗装端部における舗装厚の不足や、転圧が十分でないことによる舗装材の密度不足等、舗装品質の低下が問題となる。また、ローラ転圧によって、傾斜面に成形した端部の一部が崩れてしまい、再度人力による成形及び締固めが必要となる場合がある。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、ジョイント部の仕上げを行うことができると共に、傾斜面を有する端部の舗装品質を向上させ、傾斜面を含む舗装端部を効率よく締め固めることができる舗装端部締固装置を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するために、本発明に係る舗装端部締固装置は、舗装面に当接するプレート部と前記プレート部を振動させる起振部とを有する本体部と、前記本体部を移動体に接続する接続部と、を備え、前記プレート部は、第一面部と、前記第一面部に対して傾斜角度を調節可能な第二面部と、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、舗装端部締固装置は、本体部が舗装面に当接するプレート部を起振部によって振動させ、接続部によって移動体に接続されて移動しながら舗装面を締め固めることができる。そして、プレート部の第一面部と、第一面部に対して傾斜角度を調節可能な第二面部とによって、ジョイント部の仕上げを行うと共に、舗装端部の傾斜面を効率よく締め固めることができる。
本発明に係る舗装端部締固装置は、前記接続部は、前記移動体に対して左右方向に回動可能に固定され、前記本体部は、前記接続部において上下方向及び左右方向に回動可能に複数のアーム部を介して固定されているのが好ましい。
この構成によれば、舗装端部締固装置は、移動体に対して左右方向に回動可能に固定される接続部によって、移動体に対する本体部の位置を調節することができ、道路等の舗装面の形状に合わせて、本体部の位置の調節を円滑に行うことができる。そして、接続部において上下方向及び左右方向に回動可能に複数のアーム部を介して固定されていることによって、本体部の向きや角度の調節をすることができ、プレート部による加圧の向き及び大きさを調節しながら、舗装品質の向上を図ることができる。また、締固めを行わない回送時には、プレート部を舗装面から離して回送することができ、回送前と同じ移動体に対する本体部の位置及び向きで施工を再開することができる。
本発明に係る舗装端部締固装置は、前記複数のアーム部は、前記移動体に対して左右方向に回動可能に一端を固定される第1アーム部と、前記第1アーム部に対して左右方向及び上下方向に回動可能に一端を固定される第2アーム部及び第3アーム部と、を有し、前記本体部は、前記第2アーム部及び第3アーム部の他端のそれぞれに対して上下方向に回動可能に固定され、前記第2アーム部は、前記第3アーム部よりも上方に固定され、前記第1アーム部に対して上下方向に回動する長さは、前記第2アーム部の方が前記第3アーム部よりも長いのが好ましい。
この構成によれば、舗装端部締固装置は、前記移動体に対して左右方向に回動可能に一端を固定される第1アーム部によって、移動体から離れた位置で、移動体に対して左右に回動可能となり、舗装面の形状に合わせた本体部の位置の調節をさらに円滑に行うことができる。そして、第1アーム部に対して左右方向に回動可能に一端を固定される第2アーム部及び第3アーム部によって、本体部は、移動体に対する向きを変えないで、移動体に対して左右に位置を調節することができる。また、第1アーム部に対して上下方向に回動可能に一端を固定される第2アーム部及び第3アーム部によって、本体部を上下動させることができ、さらに本体部の前後方向の傾きの調節をすることができる。このような本体部の向きや角度の調節によって、舗装端部締固装置は、さらに舗装品質の向上を図ることができる。
さらに、第2アーム部が第3アーム部よりも上方に固定され、第1アーム部に対して上下方向に回動する長さは、第2アーム部の方が第3アーム部よりも長いことで、第2アーム部及び第3アーム部を第1アーム部に対して回転させて本体部を上下動させる場合に、本体部の前方が先に持ち上がり、本体部の後方が先に降りるようにすることができる。これにより、プレート部は、後方を残して舗装面から離れ、後方から先に舗装面に着地するため、本体部を上下動させることによる舗装の仕上がり面の損傷を抑えることができる。
本発明に係る舗装端部締固装置は、前記接続部は、前記本体部を左右方向の少なくとも一方に付勢する付勢部を有するのが好ましい。
この構成によれば、本体部が左右方向に付勢されて、プレート部によって舗装端部の傾斜面を左右方向の力で加圧することができ、舗装端部をさらに効率よく締め固めることができ、舗装品質の向上を図ることができる。
本発明に係る舗装端部締固装置、前記本体部は、前記プレート部を加熱する加熱部を有するのが好ましい。
この構成によれば、プレート部は、舗装体を加熱しながら締め固めることができ、ジョイント部及び舗装端部をさらに効率よく締め固めることができ、舗装品質の向上を図ることができる。
本発明によれば、舗装面のジョイント部の仕上げを行うことができると共に、傾斜面を含む舗装端部を効率よく締め固めて、傾斜面を有する端部の舗装品質を向上させる舗装端部締固装置を実現することができる。
実施形態に係る舗装端部締固装置の概略を示す側面図である。 実施形態に係る舗装端部締固装置の概略を示す上面図である。 傾斜角度を45度に調節したプレート部の概略を示す後面図である。 傾斜角度を0度に調節したプレート部の概略を示す後面図である。 付勢力を発生していない状態の付勢部の概略を示す上面図である。 付勢力を発生している状態の付勢部の概要を示す上面図である。 回送状態の舗装端部締固装置の概略を示す側面図である。 プレート部を加熱する加熱部の概略を示す上面図である。
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態に係る舗装端部締固装置100は、図1に示すように、基層3の表面に施工される舗装体2上を移動体1に牽引されて移動する。このため、舗装端部締固装置100は、移動についての動力を必要としない。移動体1は、例えば、アスファルト舗装の施工におけるアスファルトフィニッシャである。アスファルトフィニッシャに牽引される場合、舗装材の敷均し後の早い段階で舗装端部を締め固めることができるため、舗装品質の向上を図ることができる。
舗装端部締固装置100は、本体部10が接続部80によって移動体1に接続されている。本体部10は、舗装面に当接するプレート部12と、プレート部12を振動させる起振部13を有している。ここでの舗装面は、基層3の表面に平行な舗装面2A及び基層3の表面に対して傾斜を有する舗装面2Bである。舗装面2Bの基層3の表面に対する傾斜の角度は、例えば45度である。プレート部12は、第一面部12Aと、第一面部12Aに対して傾斜角度を調節可能な第二面部12Bとを含んでおり、図1、2では、第一面部12Aが舗装面2Aに当接し、第二面部12Bが舗装面2Bに当接している。
(プレート部)
プレート部12は、舗装面2A、2Bに当接して締固めを行う部材である。プレート部12は、図3A、3Bに示すように、第一面部12A、第二面部12B及び角度調節部20を有している。ここでは、第一面部12Aは舗装面2Aに当接している。第二面部12Bは、矩形状であり、矩形状の一辺を第一面部12Aに回動可能に固定されている。このため、第二面部12Bは、第一面部12Aに対して傾斜角度を調節することができる。なお、角度調節部20については、後で説明する。
第二面部12Bは、第一面部12Aの左右に設けられており、それぞれ独立して、回動軸21を中心に回動することができる。第二面部12Bは、図3Aにおいて右側に示すように、例えば傾斜角度を45度とすれば、45度の傾斜を有する舗装端部の傾斜面に当接して締め固めることができる。また、第二面部12Bは、図3Bにおいて右側に示すように、第一面部12Aと同一面上に位置するようにすれば(傾斜角度0度)、舗装面2Aに当接するプレート部12の面積を大きくすることができ、ジョイント部の締固めにも使用することができる。また、第二面部12Bは、図3A,3Bにおいて左側に示すように、舗装面2A、2Bと当接しないように上方に立てた状態とすることができる。なお、図3A、3Bは、プレート部12を後方側(移動体1と反対側)からみた後面図であり、後方高さ調節部15やフレーム部11は、図示を省略している。
プレート部12として、例えば鉄等の金属を材料とする板状の部材を使用することができる。
プレート部12は、舗装端部において、第一面部12Aの押圧によって外側に広がろうとする舗装体2を第二面部12Bで受け止めることができ、さらに後記する付勢部60の左右方向の付勢力によって、端部の舗装体2を左右方向の力で締め固めることができる。
(接続部)
接続部80は、本体部10を移動体1に接続する。接続部80は、付勢部60を有し、複数のアーム部、ここでは、第1アーム部30、第2アーム部40及び第3アーム部50を介して、本体部10を移動体1に接続している。
(第1アーム部)
第1アーム部30は、前後方向に伸びる水平部31を有している。本体部10は、水平部31によって、移動体1から離れた位置で移動体1と接続される。ここでは、一例として、本体部10は、移動体1からプレート部12の前後方向の長さの2倍程度離れた位置としている。水平部31を長くするほど、本体部10の移動体1に対する位置を大きく調節することができる。
ちなみに、アスファルト舗装の施工では、アスファルト骨材の粒度などによって、アスファルトフィニッシャで敷き均した舗装端部に欠けや隆起が生じてしまう場合がある。このような場合、舗装端部締固装置100に先行して舗装端部を均しておくことによって、締固めの品質を高めることができる。また、舗装端部の均し作業を、アスファルトフィニッシャを前進させながら行うことができれば、効率よく施工を進めることができる。そのためには、アスファルトフィニッシャと本体部10との間に、例えばレーキ、スコップ等の道具が入るスペースが確保されていることが好ましい。例えばアスファルトフィニッシャの後部の作業者は、アスファルトフィニッシャを前進させながら、そのスペースに道具を入れて、舗装端部を手作業で均すことができる。
舗装端部締固装置100は、本体部10が移動体1から離れた位置で移動体1と接続されていることによって、移動体1に対する本体部10の位置を大きく調節することができる。そして、移動体1と本体部10との間に道具が入るスペースを確保して、舗装端部を効率よく締め固めることができ、舗装品質の向上を図ることができる。
水平部31の一端は、移動体1に設置されている支持台34に、回動軸31Aによって左右方向に回動可能に固定されている。水平部31が接続されている調節装置33は、水平部31の左右方向の回動の角度を調節し、固定することができる。調節装置33は、例えばモータ等の動力とギア等を組み合わせたものとすることができる。調節装置33は、手動とする場合には、例えば、ナットに水平部31の端部を固定し、回転軸を左右方向に平行にして、回転自在に支持台34に固定するボルトに噛み合わせ、そのボルトを回転させることによって、角度の調節及び固定をすることができる。
第1アーム部30の水平部31の他端は、上下方向に伸びる垂直部32に連続している。垂直部32には、図1、2に示すように、固定部材35A、35Bを介して第2アーム部40が固定されている。固定部材35Aは、垂直部32に対する上下方向の位置を調節することができる。固定部材35Bは、固定部材35Aに対する左右方向の位置を調節することができる。また、垂直部32には、第2アーム部40と同様に、固定部材36A、36Bを介して第3アーム部50が固定されている。第2アーム部40は、第3アーム部50の上方に設置されている。なお、図2において、固定部材36A、36B及び第3アーム部50は、図示を省略している。
(第2アーム部)
第2アーム部40は、一端側を第1アーム部30に、回動軸41Aによって上下方向に回動可能に固定され、回動軸42Aによって左右方向に回動可能に固定されている。回動軸42Aにおける回動は、後記する付勢部60によって回動の角度を調節され、左右方向に付勢される。第2アーム部40の他端側は、回動軸42Bによって、本体部10のフレーム部11を上下方向に回動可能に支持している。なお、回動軸41Aと回動軸42Aとの間の第2アーム部40の部分をアーム41、回動軸42Aと回動軸42Bとの間の第2アーム部40の部分をアーム42とする。また、第1アーム部30に対して上下方向に回動する第2アーム部40の長さL2は、第2アーム部40のアーム41の回動軸41Aと、アーム42の回動軸42Bとの間の距離である。
(第3アーム部)
第3アーム部50は、一端側を第1アーム部30に、回動軸51Aによって上下方向に回動可能に固定され、回動軸52Aによって左右方向に回動可能に固定されている。回動軸52Aは、上下方向視して、回動軸42Aと重なる位置にあり、第3アーム部50は、第2アーム部40に伴って左右方向に回動する。第3アーム部50の他端側は、回動軸52Bによって、本体部10のフレーム部11を上下方向に回動可能に支持している。なお、回動軸51Aと回動軸52Aとの間の第3アーム部50の部分をアーム51、回動軸52Aと回動軸52Bとの間の第3アーム部50の部分をアーム52とする。また、第1アーム部30に対して上下方向に回動する第3アーム部50の長さL3は、第3アーム部50のアーム51の回動軸51Aと、アーム52の回動軸52Bとの間の距離である。
第1アーム部30に対して上下方向に回動する長さは、第2アーム部40の方が(長さL2)、第3アーム部50よりも長い(長さL3)。そして、第3アーム部50を上下方向に回動させる回動軸51A、52Bは、上下方向視して、第2アーム部40を上下方向に回動させる回動軸41A、42Bの間に位置している。
(上下方向の回動の動作)
ここで、第2アーム部40、第3アーム部50及び本体部10の第1アーム部30に対する上下方向の回動の動作について説明する。
例えば図5に示すように、第2アーム部40のアーム42に設けている係止部72にワイヤ等73を掛けて、吊上部71で吊り上げると、第2アーム部40及び第3アーム部50は、回動軸41A、51Aを中心に上方に回動する。このとき、回動軸42A、42B、52A、52Bが、上記の位置関係にあることで、本体部10は、前方(移動体1側)が先に持ち上がる。さらに吊り上げると、プレート部12は、舗装面2A、2Bから離れた状態となる。反対に、吊り上げた状態から本体部10を降ろすときは、本体部10の後方が先に降りる。すなわち、プレート部12は、舗装面2A、2Bから離れるときには後方が後に残り、舗装面2A、2Bに着地するときには、後方が先となる。
このような上下方向の回動の動作によって、舗装端部締固装置100は、プレート部12が舗装面2A、2Bに当接しない状態で回送することができる。そして、回送前と同じ移動体1に対する本体部10の位置及び向きで、回送後の施工を再開することができる。また、本体部10に固定されているプレート部12は、後方側が後に舗装面2A,2Bから離れ、後方側から先に舗装面2A、2Bに接するように上下動する。これにより、本体部10及びプレート部12を上下動させることによる舗装面2A、2Bの損傷を抑えることができる。
接続部80は、第1アーム部30が水平部31を有することで、移動体1に対する本体部10の位置を大きく調節することができる。そして、第2アーム部40及び第3アーム部50が第1アーム部30に対して左右方向に回動可能に固定されていることで、移動体1に対する本体部10の向きを調節することができる。すなわち、舗装端部締固装置100は、移動体1から離れた位置で、移動体1に対する本体部10の位置及び向きを調節することができる。
(付勢部)
付勢部60は、第2アーム部40を介して、本体部10を左右方向に回動させ、本体部10を左右方向に付勢する。付勢部60は、図4A、4Bに示すように、第2アーム部40に一端を固定されているばね64A、64Bと、ばね64A、64Bの他端同士を接続するロープ63と、ロープ63を経由させるロープ調節部61及びローラ調節部62と、を有している。なお、ばね64A、64Bは、一例としてコイルばねとしているが、ゴム等の弾性体でもよく、気体や液体の弾性を利用するものでもよい。
ロープ調節部61は、ロープ63を左右方向に移動させることができ、移動させた位置で固定することができる。ロープ63を左右方向に移動させることによって、ロープ調節部61の左右におけるロープ63の長さの配分が変化して、第2アーム部40のアーム42が、回動軸42Aを中心に左右方向に回動する。ロープ63の左右方向の移動は、例えば、回転つまみ602と同軸の円柱の側面にロープ63を固定して、回転つまみ602を回すことによって行うことができる。
次に、ローラ調節部62の構成を説明する。図4Aに示すように、矩形状の板状の部材601が、第2アーム部40のアーム41に固定されている。板状の部材601は、両端に回転軸66A、66Bを有している。そして、回転軸66A、66Bにおいて、ロープ63を経由させるローラ603A、603Bと、折れ曲がった六角形状の部材65A、65Bとが、回転可能に板状の部材601に固定されている。
六角形状の部材65A、65Bは、ローラ603A、603Bよりもばね64A、64Bに近い位置でロープ63に接するテンションローラ604A、604Bと、矩形状のスリット608A、608Bとを有している。スリット608A、608Bには、棒状の部材605の両端部607A、607Bが、スリット608A、608Bに沿って移動可能に固定されている。棒状の部材605は、左右方向に移動可能にアーム41に固定されている。そして、棒状の部材605に設けられているレバー606を操作して左右方向に移動させることができる。
(付勢部の動作)
ここで、ローラ調節部62による付勢力発生の動作について説明する。ローラ調節部62は、ばね64A、64Bとロープ63とでつくる三角形の一辺を押し広げることによって、ばね64A、64Bに弾性力を発生させる。
図4Bに示すように、例えば、レバー606を操作して棒状の部材605を図4Bにおいて右側に移動させると、スリット608A、608Bが、棒状の部材605の両端部607A、607Bから力を受けて、六角形状の部材65A、65Bが右回りに回転する。そして、図4Bにおいて左側に位置する六角形状の部材65Aに固定されているテンションローラ604Aがロープ63を押し広げ、ばね64Aに弾性力を発生させる。この弾性力によって、第2アーム部40のアーム42は、図4Bにおいて左方向に付勢され、本体部10を左方向に付勢することができる。同様に、棒状の部材605を図4Bにおいて左側に移動させることによって、第2アーム部40のアーム42は、図4Bにおいて右方向に付勢され、本体部10を右方向に付勢することができる。
このように、付勢部60は弾性力によって付勢力を発生させるため、動力や電気配線等を必要とせず、舗装端部締固装置100に組み込んで使用しやすい。
(本体部)
本体部10は、図1、2に示すように、先に説明したプレート部12の他に、フレーム部11と、起振部13と、加熱部14と、後方高さ調節部15と、前方高さ調節部16と、を有している。
フレーム部11は、本体部10の骨格となる部材である。フレーム部11は、後方高さ調節部15及び前方高さ調節部16を介してプレート部12を支持し、接続部80の第2アーム部40及び第3アーム部50に、回動軸42B、52Bを中心に上下方向に回動可能に固定されている。
後方高さ調節部15及び前方高さ調節部16は、プレート部12の高さ及び舗装面2A、2Bに対する角度を調節する部材である。なお、ここでは、後記する加熱部14の伝熱箱145A、145Bが、プレート部12に固定されており、後方高さ調節部15及び前方高さ調節部16は、伝熱箱145Aに取り付けられている。
後方高さ調節部15は、図1、2に示すように、プレート部12の後方(移動体1に遠い方)に、左右方向に離れた位置に2つ設けられている。このため、後方高さ調節部15は、プレート部12の後方の高さを調節すると共に、プレート部12の左右方向の角度を調節することができる。後方高さ調節部15として、例えば、ねじ式や油圧式等のジャッキを使用することができる。
前方高さ調節部16は、プレート部12の前方(移動体1に近い方)に1つ設けられている。前方高さ調節部16は、プレート部12の前方の高さを調節し、プレート部12の前後方向の角度を調節することができる。前方高さ調節部16として、例えば、ボルト及びナットやターンバックルを使用することができる。
舗装端部締固装置100は、後方高さ調節部15及び前方高さ調節部16によって、プレート部12の高さ及び角度を細かく調節することができ、舗装品質の向上を図ることができる。
起振部13は、プレート部12を振動させる部材である。なお、ここでは、起振部13は、後記する加熱部14の伝熱箱145A上に配置されている。起振部13として、例えば、振動モータ式等のバイブレータを使用することができる。
起振部13がプレート部12を振動させることによって、舗装端部締固装置100は、ジョイント部及び傾斜面を含む舗装端部を効率よく締め固めることができる。
加熱部14は、プレート部12を加熱する。加熱部14は、図6に示すように、熱源141と、熱送管144と、熱送ホース142と、伝熱箱145A、145Bと、有している。
熱源141は、燃料等を供給されて熱を発生する。熱源141として、例えば、燃料用のガス等を燃焼させて熱を発生するバーナを使用することができる。
熱送管144は、熱源141によって加熱された空気を運ぶ配管である。熱送管144は、プレート部12の第一面部12Aの上方に配置され、一端を熱源141に接続されている。熱送管144は、第一面部12Aの上面と接しておらず、第一面部12Aの上面との間には、例えば2mm程度の隙間が設けられている。そして、熱送管144の底面側(第一面部12A側)に、例えば10mm幅程度のスリット143が設けられている。熱送管144は、耐熱性のある、例えば鉄等の金属を材料とする管である。
熱送管144は、ここでは、V字型に分岐しており、分岐した先は、それぞれ熱送ホース142の一端に接続されている。熱送ホース142は、加熱された空気をプレート部12の第二面部12Bに運ぶ配管である。第二面部12Bは、第一面部12Aに対して傾斜角度を変えることができるため、熱送ホース142は、耐熱性と共に柔軟性を有し、例えば、ステンレス製のフレキシブルホースを使用することができる。
伝熱箱145A、145Bは、加熱された空気を一時的に溜めて、プレート部12に熱を伝える部材である。伝熱箱145Aは、プレート部12の第一面部12Aの上面に、熱送管144を覆うように配置され、スリット143から吹き出す加熱された空気を溜めることができる。伝熱箱145Bは、熱送ホース142の他端が接続されてプレート部12の第二面部12Bの上面に配置され、熱送ホース142から送り込まれる加熱された空気を溜めることができる。
伝熱箱145A、145Bは、加熱された空気が伝熱箱145A、145Bの内部を流れた後の熱風F1、F2が排気される排気口を有しており、高温の空気を連続して送り込むことができる。排気口は、熱源141からの加熱された空気が伝熱箱145A、145B内を回って排気される流れを作るために、例えば、プレート部12の後方側に設けられている。
舗装端部締固装置100は、プレート部12を加熱する加熱部14によって、舗装面2A、2Bを加熱しながら施工することで、第一面部12A及び第二面部12Bへのアスファルト混合物の付着を防止すると共に、アスファルト混合物の温度が高い状態で締固めを行うことができる。このため、舗装端部締固装置100は、効率よく締固めを行うことがき、舗装品質の向上を図ることができる。
(角度調節部)
角度調節部20は、プレート部12の第一面部12Aに対する第二面部12Bの傾斜角度を調節し固定する部材である。角度調節部20は、図3A、3Bに示すように、第一面部12Aに対して回動軸22を中心に上下方向に回動可能に固定された第1連結板25と、第二面部12Bに対して回動軸23を中心に上下方向に回動可能に固定された第2連結板26と、を有している。回動軸22は第一面部12Aに対して固定されていればよく、回動軸23は、第二面部12Bに対して固定されていればよい。ここでは、回動軸22、23は、伝熱箱145A、145Bに固定されている。そして、第1連結板25と第2連結板26とは、共有する回動軸24で互いに上下方向に回動可能に固定されている。
ここでは、一例として、第二面部12Bを傾斜角度45度、傾斜角度0度及び上方に立てた状態の3段階に調節する場合の角度調節部20について説明する。
第1連結板25は、固定穴251、252を有している。第2連結板26は、固定穴261、262を有している。固定穴251、252、261、262の径は同じである。第1連結板25の固定穴251と第2連結板の固定穴261とは、図3Aにおいて右側に示すように、第二面部12Bを傾斜角度45度とするときに開口が一致する位置に設けられている。第1連結板25の固定穴251と第2連結板の固定穴262とは、図3Bにおいて右側に示すように、第二面部12Bを傾斜角度0度とするときに開口が一致する位置に設けられている。第1連結板25の固定穴252と第2連結板の固定穴261とは、図3A、3Bにおいて左側に示すように、第二面部12Bを上方に立てた状態とするときに開口が一致する位置に設けられている。そして、開口が一致した固定穴に、固定穴と同じ径の固定ピンを挿入することによって、第二面部12Bの角度を固定することができる。なお、固定ピンは図示を省略している。
プレート部12は、第二面部12Bの角度ごとに固定ピンを挿入して固定する角度調節部20によって、プレート部12を起振部13で振動させる場合でも、第二面部12Bの角度を安定して固定することができる。これにより、舗装端部締固装置100は、傾斜面を含む舗装端部を効率よく締め固めることができ、傾斜面の舗装品質の向上を図ることができる。
1 移動体
2 舗装体
2A 舗装面
2B 舗装面
3 基層
10 本体部
11 フレーム部
12 プレート部
12A 第一面部
12B 第二面部
13 起振部
14 加熱部
15 後方高さ調節部
16 前方高さ調節部
20 角度調節部
30 第1アーム部
40 第2アーム部
50 第3アーム部
60 付勢部
80 接続部

Claims (6)

  1. 舗装面に当接するプレート部と前記プレート部を振動させる起振部とを有する本体部と、
    前記本体部を移動体に接続する接続部と、を備え、
    前記プレート部は、第一面部と、前記第一面部に対して傾斜角度を調節可能な第二面部と、を含み、
    前記接続部は、前記移動体に対して左右方向に回動可能に一端を固定されて前後方向に伸びる第1アーム部を有し、
    前記本体部は、前記第1アーム部の他端側に、上下方向及び左右方向に回動可能に固定されている
    ことを特徴とする舗装端部締固装置。
  2. 前記第二面部は、前記第一面部の左右に配置され、それぞれが前記第一面部に対して傾斜角度を調節可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の舗装端部締固装置。
  3. 前記接続部は、前記第1アーム部に対して左右方向及び上下方向に回動可能に一端を固定される第2アーム部及び第3アーム部をさらに有し、
    前記本体部は、前記第2アーム部及び第3アーム部の他端のそれぞれに対して上下方向に回動可能に固定され、
    前記第2アーム部は、前記第3アーム部よりも上方に固定され、
    前記第1アーム部に対して上下方向に回動する長さは、前記第2アーム部の方が前記第3アーム部よりも長い
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の舗装端部締固装置。
  4. 前記接続部は、前記本体部を左右方向の少なくとも一方に付勢する付勢部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の舗装端部締固装置。
  5. 前記本体部は、前記プレート部を加熱する加熱部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の舗装端部締固装置。
  6. 前記加熱部は、前記第一面部の上面及び前記第二面部の上面にそれぞれ配置され、加熱された空気を溜めて前記第一面部及び前記第二面部に熱を伝える伝熱箱を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の舗装端部締固装置。
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