JP3519674B2 - 舗装用ユニットフィニッシャ - Google Patents

舗装用ユニットフィニッシャ

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JP3519674B2
JP3519674B2 JP2000231807A JP2000231807A JP3519674B2 JP 3519674 B2 JP3519674 B2 JP 3519674B2 JP 2000231807 A JP2000231807 A JP 2000231807A JP 2000231807 A JP2000231807 A JP 2000231807A JP 3519674 B2 JP3519674 B2 JP 3519674B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力源付き車両に
十分な支持強度を有して付設された、例えば排土板等の
横設体に、着脱可能に装着して、簡便に使用することの
できる舗装用ユニットフィニッシャに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば路面の新規舗装工事、既設
舗装路面の補修工事あるいは上下水道の埋設工事の際の
復旧埋め戻し舗装工事等において、地面あるいは路面の
舗装をする際に、舗装用フィニッシャが用いられてい
る。従来より使用されている舗装用フィニッシャとして
は、自走車両上に、ダンプトラックから受け渡された舗
装用合材を収容するホッパと、当該ホッパ内に一時貯蔵
された舗装用合材を、当該ホッパの底部開口から、舗装
用合材を路面上へ投下する合材排出口へと搬送する合材
搬送コンベヤと、路面上へ投下された舗装用合材を均す
ためのスクリードとが搭載されて構成されたものが知ら
れている。
【0003】スクリードとしては、路面上へ投下された
舗装用合材を所定の温度に保つための加熱装置と、路面
上へ投下された舗装用合材を所望の厚さに均して押圧し
締固める重錘体と、重錘体の押圧作動を効果的に行わせ
締固め効果を高めるために重錘体に振動を与えるための
加振装置とを備えたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
舗装用フィニッシャは全体が極めて大型であり、このよ
うな大型の舗装用フィニッシャによっては、狭隘な場所
に入り込んで舗装作業をすることができなかったり、上
下水道の埋設工事等における復旧埋め戻し舗装工事にお
いてきめの細かな舗装作業をすることが容易でなかった
りしていた。
【0005】そこで、本発明は、舗装用ユニットフィニ
ッシャにおいて、全体の形状を極めて小型とすることが
できるようにし、狭隘な場所へも容易に入り込んで舗装
作業を遂行することができるようにし、上下水道の埋設
工事等における復旧埋め戻し舗装工事のように、きめの
細かな舗装作業を必要とする舗装工事においても、万遍
なく十分な締固めを容易に遂行することができるように
し、各種産業用車両等の動力源付き車両に十分な支持強
度を有して付設された例えば排土板等の横設体に簡便に
かつ着脱自在に装着して、動力源付き車両の動力を有効
に使用することができるようにした、舗装用ユニットフ
ィニッシャを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の舗装用ユニットフィニッシャは、動力源付
き車両に十分な支持強度を有して付設された横設体に着
脱可能に装着される舗装用ユニットフィニッシャであっ
て、当該舗装用ユニットフィニッシャが、前記横設体の
水平方向に延在する連結可能部分のうちの任意の個所で
の当該横設体に対する着脱及び固定が自在な連結手段
と、当該連結手段により支持された舗装用ユニットフィ
ニッシャのフレームと、当該フレームにより支持された
ホッパと、前記フレームにより当該フレームに対して振
動運動自在に支持されたスクリードとを備え、前記連結
手段が、左右方向に水平な枢支軸の周りの任意の仰角で
の固定及び当該固定の解除、並びに前後方向軸線の周り
の任意の傾き角での固定及び当該固定の解除が自在に前
記フレームを支持していることを特徴としている。
【0007】また、本発明の舗装用ユニットフィニッシ
ャは、動力源付き車両に十分な支持強度を有して付設さ
れた横設体に着脱可能に装着される舗装用ユニットフィ
ニッシャであって、当該舗装用ユニットフィニッシャ
が、前記横設体の水平方向に延在する連結可能部分のう
ちの任意の個所での当該横設体に対する着脱及び固定が
自在な基部支持体と、当該基部支持体により支持され
右方向に水平な枢支軸の周りに揺動可能に枢支され当該
基部支持体に対する任意の仰角での固定及び当該固定の
解除が自在な揺動体と、当該揺動体により支持され前記
基部支持体に対する前後方向軸線の周りの任意の傾き角
での固定及び当該固定の解除が自在な舗装用ユニットフ
ィニッシャのフレームと、当該フレームにより支持され
たホッパと、前記フレームにより同フレームに対して振
動運動自在に支持されたスクリードとを備えたことを特
徴としている。
【0008】本発明の舗装用ユニットフィニッシャにお
いて、前記スクリードが、前記底無しホッパにより案内
されて落下する舗装用合材の落下幅を規制する左右一対
のサイドプレートと、前記舗装用合材による舗装の厚さ
を規制する左右一対のエンドプレートとを担持するよう
にすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態に
係る舗装用ユニットフィニッシャ及び当該舗装用ユニッ
トフィニッシャが装着された車両の一例を示す側面図、
図2は図1の実施の形態に係る舗装用ユニットフィニッ
シャ及び当該舗装用ユニットフィニッシャが装着された
図1の車両の要部平面断面図、図3は図1の要部拡大
図、図4は図2の要部拡大図、図5は図1の実施の形態
に係る舗装用ユニットフィニッシャの斜視図、図6
(1)は図1及び図3の基部支持体の部分を示す要部拡
大図、図6(2)は図6(1)に示された部分のA−A
線に沿って見た要部下面図、図6(3)は図6(1)に
示された部分のB−B線に沿って見た要部横断面図、図
6(4)は図6(1)に示された部分の矢印C方向から
見た要部背面図、図6(5)は図6(1)に示された部
分のD−D線に沿って見た一部断面要部正面図である。
【0010】また、図7(1)は図1及び図3のスクリ
ード支持部を示す要部拡大図、図7(2)は図7(1)
とは異なった状態にある図1及び図3のスクリード支持
部を示す要部拡大図、図8は図1の実施の形態に係る舗
装用ユニットフィニッシャの使用態様の一例を示す要部
横断概念説明図、図9(1)は図1の実施の形態に係る
舗装用ユニットフィニッシャの使用態様の図8とは異な
った他の一例を示す要部横断概念説明図、図9(2)は
図9(1)中に示されたエンドプレートの側面形状の一
例を示す要部拡大側面図、図10は図2の実施の形態と
は異なった実施の形態に係る舗装用ユニットフィニッシ
ャ及び当該舗装用ユニットフィニッシャが装着された図
1の車両の要部平面断面図、図11(1)は図10中に
おける揺動体及びその周辺部分を示す要部拡大平面図、
図11(2)は図11(1)の揺動体及びその周辺部分
の正面図である。
【0011】まず図1及び図2において、例えばパワー
バケットや作業用フォーク等の土木作業具を操作するた
めの作業腕2を有し、クローラ等の走行台車3により走
行する、土木作業用あるいは建設作業用機械等の動力源
付き車両1は、十分な支持強度を有して付設された例え
ば排土板等の横設体5を有しており、この排土板等の横
設体5には、本発明に係る舗装用ユニットフィニッシャ
19が、基部支持体6を介して着脱可能に装着あるいは
連結されている。
【0012】図1ないし図5において、舗装用ユニット
フィニッシャ19は、フレーム21を有しており、この
フレーム21が、舗装用ユニットフィニッシャ19の全
体の強度を保持するための軽量で基本的な枠体を構成し
ている。フレーム21には、底無しホッパ27が支持さ
れている。この底無しホッパ27は、例えば図示のよう
に前後左右においてそれぞれ漏斗状に傾斜した4面の側
壁、あるいはその他の任意に選択し得る形状で漏斗状に
傾斜した側壁を有しているが、底無し状態に形成されて
おり、上部開口から受け入れた舗装用合材を漏斗状に傾
斜した側壁によって下方へ誘導あるいは案内して、路上
あるいは舗装面上へと通過させる。
【0013】図1ないし図4に示すように、底無しホッ
パ27の後壁部すなわち舗装用ユニットフィニッシャ1
9を図1のように動力源付き車両1に装着したときに動
力源付き車両1と対面する側の底無しホッパ27の側壁
部には、底無しホッパ27の後方においてフレーム21
により支持されるスクリード関連機器を舗装用合材の
飛沫から保護するための遮蔽板27aが、底無しホッ
パ27の側壁部に対して着脱自在に取り付けられてい
る。
【0014】図1ないし図5において、フレーム21に
は、フレーム21に対して振動運動自在に支持され、底
無しホッパ27により案内されて落下した舗装用合材を
均すスクリード28,29が設けられている。なお、ス
クリード28,29には底無しホッパ27により案内
されて路上に落下した舗装用合材を適温状態に加熱した
り、舗装用ユニットフィニッシャ19の直下における路
面を加熱したりするための、例えばガスバーナーあるい
はその他の熱放射器等の加熱手段を備えた加熱装置が配
設されていても良く、またスクリード28,29に加熱
装置を配設した場合には、当該加熱装置に加熱用熱エネ
ルギー源としての例えばプロパン等の燃料ガスを供給す
ることができるように、加熱装置に付設された加熱用熱
エネルギー源受給口と例えばガスボンベ等の外部熱エネ
ルギー源供給部との間に着脱可能に介装される例えば燃
料ガス案内配管等の加熱用熱エネルギー源案内手段も同
時に配設することができる。
【0015】上述のように、スクリード28,29に加
熱装置を配設した場合には、加熱用熱エネルギー源とし
ての例えばプロパン等の燃料ガスの供給を制御するため
に、例えば上記加熱用熱エネルギー源受給口の近傍部、
あるいは燃料ガス案内配管等の加熱用熱エネルギー源案
内手段の適所には、例えば手動開閉弁あるいは遠隔的に
開閉制御が可能な電磁開閉制御弁が配設される。
【0016】図1ないし図5、及び図7に示すように、
フレーム21には当該フレーム21に基端側が枢支され
た4本のリンクにより平行リンク機構を構成する平行リ
ンク25を介して、重錘体としてのスクリード本体20
が支持されている。スクリード本体20には、互いに前
後に隣接して一方が左方向に、また他方が右方向に、ス
クリード本体20に対して伸縮する一対の伸縮重錘体2
8及び29が、それぞれ左右方向に伸縮可能に支持され
ている。スクリード本体20と、一対の各伸縮重錘体2
8及び29とは、フレーム21に対して常に垂直な方向
の姿勢を保って平行リンク25の先端側の運動奇跡に沿
って、概ね上下方向に自在に運動することができる。
【0017】図1ないし図5、並びに図7において、ス
クリード本体20に対する一対の伸縮重錘体28及び2
9の伸縮によって、底無しホッパ27により案内されて
落下した舗装用合材をスクリード本体20及び一対の伸
縮重錘体28及び29により均す際の均し幅を、自在に
調整することができる。スクリード本体20に対して一
対の伸縮重錘体28及び29を伸縮させるために、例え
ば、スクリード本体20と各伸縮重錘体28及び29と
の間に介装された油圧シリンダの伸縮作動により伸縮す
るように構成しても良いし、スクリード本体20と各伸
縮重錘体28及び29との間に介装された機械的な連動
機構を作動させることにより伸縮するように構成しても
良く、また各伸縮重錘体28及び29を、手動により個
別に伸縮させ、最適な位置に位置決めしてから仮固定を
することができるように構成しても良い。
【0018】図1ないし図5においては、スクリード本
体20の後部側に配設された一方の伸縮重錘体28がス
クリード本体20の左側において伸縮し、これに対しス
クリード本体20の前部側に配設された他方の伸縮重錘
体29がスクリード本体20の右側において伸縮するよ
うに構成されているが、これとは逆に、スクリード本体
20の後部側に配設された一方の伸縮重錘体28がスク
リード本体20の右側において伸縮し、これに対しスク
リード本体20の前部側に配設された他方の伸縮重錘体
29がスクリード本体20の左側において伸縮するよう
に構成されていても良い。
【0019】特に図5に明瞭に示すように、スクリード
本体20には、スクリード本体20及び一対の伸縮重錘
体28及び29を振動させて、底無しホッパ27により
案内されて落下した舗装用合材を効果的に均すことがで
きるようにするためのバイブレータ26が装着されてい
る。スクリード本体20には、さらに、バイブレータ2
6に、例えば圧油等の駆動エネルギー媒体を供給するこ
とができるように、スクリード本体20に付設された駆
動エネルギー媒体受給口と、外部駆動エネルギー媒体供
給部との間に着脱可能に介装される例えば油圧配管等の
駆動エネルギー媒体案内手段を配設することができる。
【0020】上述のような圧油等の駆動エネルギー媒体
の外部駆動エネルギー媒体供給部としては、例えば動力
源付き車両1に装備された作業用油圧シリンダ等の各種
の油圧駆動装置に油圧を供給する油圧回路を利用するこ
とができる。その際、動力源付き車両1の油圧駆動装置
用油圧回路から圧油を取り出すための圧油取り出し口
を、予め動力源付き車両1側に配設しておくことができ
る。スクリード本体20上のバイブレータ26に、圧油
等の駆動エネルギー媒体を供給するために、例えば上述
の駆動エネルギー媒体受給口の近傍部、あるいは油圧配
管等の駆動エネルギー媒体案内手段の適所には、例えば
手動開閉弁あるいは遠隔的に開閉制御が可能な電磁開閉
制御弁を配設することもできる。
【0021】図1ないし図5において、ガスバーナー等
の加熱装置は、スクリード本体20及び一対の伸縮重錘
体28,29に対応して配設されており、例えば加熱装
置がガスバーナーである場合に、左側の伸縮重錘体28
に対応するガスバーナーを、例えば左上隅から右下中央
へ向けて火炎を噴射するように配設する一方、右側の伸
縮重錘体28に対応するガスバーナーを、例えば右上隅
から左下中央へ向けて火炎を噴射するように配設するこ
とによ、路面上の舗装用合材を効果的に加熱すること
ができる。
【0022】図1ないし図5に示すように、各伸縮重錘
体28及び29の外端部には、底無しホッパ27の左右
両側に沿って、底無しホッパ27の概ね全長にわたって
延在し、底無しホッパ27により案内されて落下した舗
装用合材を左右両側から受け支えて、落下した舗装用合
材の左右方向の流れ調整を行うことができるサイドプレ
ート31の各後端部が、それぞれ固定されている。各サ
イドプレート31の外面側には、さらに、それぞれ上下
方向に細長く各サイドプレート31の長さ方向に互いに
間隔をおいて形成された複数のボルト孔を有し、各サイ
ドプレート31の長さ方向に沿って延在して舗装厚を調
整することができるエンドプレート30が、上記複数の
各ボルト孔を通してねじ込まれたボルトによって、対応
する各サイドプレート31に対して相対的に高さ調整自
在に固定されている。
【0023】図8に示すように、各エンドプレート30
は、下縁に沿ったフランジが外向きに突出する横断面が
L字型の形状のものとすることができ、このような横断
面がL字型の形状の各エンドプレート30を取り付けた
場合には、各エンドプレート30の各サイドプレート3
1に対する高さを調節して、路面の肩部34に対する舗
装用合材のすりつけ作業を行うことができる。
【0024】図9(1)に示すように、埋め戻し作業に
おいては、アングル材形状の各エンドプレート30aを
使用し、各エンドプレート30aの内側フランジ面を路
面の路肩34に載せて埋め戻しを行うことができる。そ
の際、舗装厚の調整は、サイドプレート31に対する各
エンドプレート30aの取り付け位置を調整することに
より行うことができる。図9(2)に示すように各エン
ドプレート30aのフランジの前後両端部には上向きの
反りが与えられており、施工に際して各エンドプレート
30aのフランジが路肩34の路面に対して前後方向に
滑り易くなるように配慮されている。また各エンドプレ
ート30aを取り外して作業をすることもでき、その際
には、動力源付き車両1の排土板等の横設体5の高さを
変えることにより舗装用ユニットフィニッシャ19のフ
レーム21の高さを調整して、埋め戻し作業を行うこと
ができる。
【0025】特に図5及び図7に明瞭に示すように、ス
クリード本体20には、スクリード本体20及び各伸縮
重錘体28及び29のフレーム21に対する相対的な上
下方向の運動を制限するための運動制限ボルト14の基
端部が、スクリード本体20に対して上下方向面内で揺
動可能に枢支されている。運動制限ボルト14の先端部
側は、フレーム21の後端側のフレーム部材に突設され
たブラケットに穿設された貫通孔をゆるやかに貫通し
て、さらに斜め上方へと延在している。フレーム21の
後端側のフレーム部材に突設されたブラケットに穿設さ
れた貫通孔を貫通した先の運動制限ボルト14の先端部
側には、運動制限ボルト14の、フレーム21に対する
相対的な上下方向面内の運動を制限するための運動制限
ナット15が螺合している。
【0026】図7(1)に示すように、運動制限ナット
15が、運動制限ボルト14の先端部側においてフレー
ム21の後端側のフレーム部材に突設されたブラケット
22に接近した位置までねじ込まれると、スクリード本
体20及び一対の伸縮重錘体28及び29は、フレーム
21に対してさらに上方へはフローティング状態で移動
することはできても、下方への移動は大きく制限される
ので、例えば埋め戻し作業においてはこのような状態で
作業をすることができる。その際、動力源付き車両1の
排土板等の横設体5の高さを変えてフレーム21の高さ
を調整して、舗装厚の大まかな調整をすることができ、
さらに、運動制限ナット15のねじ込み深さを変えるこ
とによって、舗装厚の微調整をすることができる。
【0027】図7(2)に示すように、運動制限ナット
15が、運動制限ボルト14の先端部側においてフレー
ム21の後端側のフレーム部材に突設されたブラケット
22から大きく離れた位置にねじ込まれたままの状態に
置かれると、スクリード本体20及び一対の伸縮重錘体
28及び29は、フレーム21に対してさらに上方へも
下方へも完全に自由なフローティング状態で移動するこ
とができるので、例えばすりつけ作業においてはこのよ
うな状態で作業をすることができる。その際、動力源付
き車両1の排土板等の横設体5の高さを変えてフレーム
21の高さを調整した上、左右のエンドプレート30の
高さを変更することによって、舗装厚の調整をすること
ができる。
【0028】図1ないし図6に示すように、舗装用ユニ
ットフィニッシャ19は、動力源付き車両1の排土板等
の横設体5の水平方向に延在する連結可能部分のうちの
任意の箇所に着脱自在に固定された状態で、舗装用ユニ
ットフィニッシャ19のフレーム21の基部を支持する
基部支持体6を有する。舗装用ユニットフィニッシャ1
9は、また、基部支持体6により基部支持体6の左右方
向の水平軸線の周りに上下方向面内において揺動可能に
基端部において枢支され、先端部において舗装用ユニ
ットフィニッシャ19のフレーム21の後端側において
後方へ突出するフィニッシャ支持軸16の先端部に形成
された丸棒状挿入部16aが挿入されて、挿入された丸
棒状挿入部16aを同一軸線上に軸支することができる
揺動体12とを有する。揺動体12の基端部は、基部支
持体6により支持された左右方向の枢支軸11の周りに
揺動可能に枢支されている。そして、基部支持体6と揺
動体12とが、相互に協同し合って、舗装用ユニットフ
ィニッシャ19を車両1に付設された横設体5に着脱可
能に連結するための連結手段を構成している。
【0029】図1ないし図5、及び図6(1)ないし図
6(5)において、上記連結手段を構成する基部支持体
6には、左右一対の係止腕7,7が突設されており、各
係止腕7と、各係止腕7に挿通された左右一対の係止ボ
ルト8,8とを利用して、基部支持体6を、排土板等の
横設体5の上縁に沿った任意の位置で、横設体5上に固
定することができる。
【0030】図1ないし図5、及び図6(1)ないし図
6(5)に示すように、舗装用ユニットフィニッシャ1
9は、さらに、枢支軸11の周りに揺動可能に枢支され
た揺動体12を、基部支持体6に対して任意に設定され
た一定の仰角を保つようにして解除自在に固定すること
ができる揺動体固定手段を有している。この揺動体固定
手段は、揺動体12の先端部に形勢されたソケット部1
3の外面上に突設されたブラケット17と、ブラケット
17及び基部支持体6間に跨がって挿通された調整ボル
ト18と、調整ボルト18の先端部にねじ込まれた調整
ナット18aとにより構成されている。そして調整ナッ
ト18aをねじ込んだり緩めたりすることによって、揺
動体12の基部支持体6に対する仰角を、任意に調整す
ることができる。
【0031】上記揺動体固定手段として、上述のように
調整ボルト18と調整ナット18aとを採用することに
代えて、ブラケット17及び基部支持体6間に跨がっ
油圧シリンダを介装し、当該油圧シリンダを伸縮操
作することによって、揺動体12の基部支持体6に対す
る仰角を、任意に調整することができるように構成する
ことができ、さらに揺動体12を枢支軸11の周りに回
動することができる他の任意の油圧駆動あるいは電気駆
動による回動手段により、揺動体12の基部支持体6に
対する仰角を任意に調整することができるように構成す
ることもできる。
【0032】図6(1)ないし図6(5)に示すよう
に、揺動体12の先端部に形勢されたソケット部13に
は、周方向に細長い弧状長穴32が穿設されている一方
で、フィニッシャ支持軸16の先端部の丸棒状挿入部1
6aには、ボルト用雌ねじ孔が形成されており、丸棒状
挿入部16aをソケット部13のソケット穴内に挿入
し、舗装用ユニットフィニッシャ19のフレーム21
の、基部支持体6に対する前後方向軸線の周りの傾き角
を所望の角度に設定した状態で、弧状長穴32に挿通し
た締付ボルト33を締付けることによって、舗装用ユニ
ットフィニッシャ19のフレーム21を、基部支持体6
に対して固定することができる。
【0033】上述のように、舗装用ユニットフィニッシ
ャ19のフレーム21は、基部支持体6とフレーム21
との間に介装された揺動体12によって、フレーム21
の前後方向軸線及び左右方向軸線の各軸線の周りにそれ
ぞれ任意の仰角を保つようにして、基部支持体6に対し
て保持される。
【0034】図1ないし図5、及び図6(1)ないし図
6(5)に示された揺動体12は、路面の中央部付近の
補修に使用するのに好適で、例えば舗装用ユニットフィ
ニッシャ19を車両1に対して略中央部に取り付ける際
に使用される。舗装用ユニットフィニッシャ19を車両
1に対して取り付けるに当たり、フィニッシャ支持軸1
6をソケット部13に連結することにより、舗装用ユニ
ットフィニッシャ19が横設体5の略中央部に取り付け
られる。
【0035】図1ないし図5、図6(1)ないし図6
(5)において、調整ナット18aをねじ込んだり緩め
たりすることによって、あるいは例えば調整ボルト18
に代えて伸縮シリンダを伸縮させることによって、揺動
体12の基部支持体6に対する仰角を任意の角度に調整
することにより、舗装用ユニットフィニッシャ19の車
両1に対する相対的なピッチ角を調整することができ、
例えば補修路面が既存路面に対してピッチング方向、す
なわち車両1の前後方向鉛直面内の傾き方向において所
望の路面とならない場合に、調整ナット18aをねじ込
んだり緩めたりすることにより、調整ボルト18の実質
的な有効長さを調整し、あるいは、例えば調整ボルト1
8に代えて伸縮シリンダの長さを伸縮調整することによ
って、舗装用ユニットフィニッシャ19をピッチング方
向に傾斜させて、補修路面が既存路面に対してピッチン
グ方向に所望の路面となるように、舗装用ユニットフィ
ニッシャ19を作動させることができる。
【0036】また、図1ないし図5、図6(1)ないし
図6(5)において、舗装用ユニットフィニッシャ19
のフレーム21の、基部支持体6に対する前後方向軸線
の周りの傾き角を所望の角度に設定した状態で、弧状長
穴32に挿通した締付ボルト33を締付け、舗装用ユニ
ットフィニッシャ19のフレーム21を、基部支持体6
に対して固定するようにして、フレーム21の基部支持
体6に対する前後方向軸線の周りの傾き角を調整するこ
とにより、舗装用ユニットフィニッシャ19の車両1に
対する相対的なロール角を調整することができ、例えば
補修路面が、既存路面に対してローリング方向、すなわ
ち車両1の左右方向鉛直面内の傾き方向、において所望
の路面とならない場合に、フィニッシャ支持軸16のソ
ケット部13に対する回動角を調整することにより、舗
装用ユニットフィニッシャ19をローリング方向に傾斜
させて、補修路面が既存路面に対してローリング方向に
所望の路面となるように、舗装用ユニットフィニッシャ
19を作動させることができる。
【0037】図10,図11(1)及び図11(2)に
示した揺動体12aは、図1ないし図5、図6(1)な
いし図6(5)に示した揺動体12とは異なった形態を
有している。左右方向に延在する枢支軸11の周りに揺
動可能に基端側において枢支された揺動体12aの先端
側には、支持腕35の基端部が、揺動体12aの枢支軸
11に垂直な方向の軸線の周りに揺動可能に軸支されて
いる。支持腕35は概ね左右方向、例えば図示のように
車体1から見て概ね左方へ向けられた態様で揺動体12
aから突出している。支持腕35の先端部には舗装用ユ
ニットフィニッシャ19のフレーム21の側壁部がボル
ト等の固着手段により取り外し可能に固定されている。
支持腕35の基端部に突設されたブラケット36に基端
部が枢支された調整ボルト39の先端側が、揺動体12
aと一体の突出部37に突設されたブラケット38のボ
ルト係合部に係合しており、調整ボルト39の先端部に
螺合した調整ナット40をねじ込んだり緩めたりするこ
とによって、支持腕35の揺動体12aに対する仰角
を、任意の角度に調整することができる。
【0038】図10、図11(1)及び図11(2)に
示した揺動体12aは、路面の左右端部付近の補修の際
に使用することができる。揺動体12aを基部支持体6
に装着する際には、舗装用ユニットフィニッシャ19が
車両1に対して車両1の前方側脇部の位置となるように
して装着される。その場合、基部支持体6は、横設体5
の左右一方の端部に取り付けられる。揺動体12aは、
枢支軸11及び調整ボルト18を取り外すことによっ
て、基部支持体6から取り外すことができ、図1ないし
図5、図6(1)ないし図6(5)に示した路面中央部
付近補修用の揺動体12と随時交換することができる。
【0039】図10、図11(1)及び図11(2)に
示した揺動体12aは、車両1に対して車両1の前方左
側脇部の位置となるように装着される左側脇部用揺動体
であるが、この左側脇部用揺動体と共に右側脇部用揺動
体をも用意しておくことによって、車両1の進行方向を
変えることなしに、左側脇部用揺動体12aを右側脇部
用揺動体に取り替えることによって、路面右側の路肩部
の補修をすることができる。調整ボルト18の場合と同
様に、調整ボルト39についても、調整ボルト39に代
えて伸縮シリンダを採用したり、さらに支持腕35を揺
動体12aに対して回動することができる他の任意の油
圧駆動あるいは電気駆動による回動手段を採用したりす
ることにより、支持腕35の揺動体12aに対する仰角
を任意の角度に調整することができるように構成するこ
とができる。
【0040】図10、図11(1)及び図11(2)に
おいて、調整ボルト18の有効作用長さを調整すること
によって、あるいは例えば調整ボルト18に代えて伸縮
シリンダを伸縮させることによって、揺動体12aの基
部支持体6に対する仰角を任意の角度に調整することに
より、舗装用ユニットフィニッシャ19の車両1に対す
る相対的なピッチ角を調整することができ、例えば補修
路面が既存路面に対してピッチング方向において所望の
路面とならない場合に、調整ボルト18の実質的な有効
長さを調整し、あるいは例えば調整ボルト18に代え
て伸縮シリンダの長さを伸縮調整することによって、舗
装用ユニットフィニッシャ19をピッチング方向に回動
させて、補修路面が既存路面に対してピッチング方向に
所望の路面となるように舗装用ユニットフィニッシャ1
9を作動させることができる。
【0041】また、図10、図11(1)及び図11
(2)において、調整ナット40をねじ込んだり緩めた
りして、調整ボルト39の有効作用長さを調整すること
によって、あるいは例えば調整ボルト18に代えて伸縮
シリンダを伸縮させることによって、支持腕35の揺動
体12aに対する傾き角を調整することにより、舗装用
ユニットフィニッシャ19の車両1に対する相対的なロ
ール角を調整することができ、例えば補修路面が、既存
路面に対してローリング方向において所望の路面となら
ない場合に、支持腕35の揺動体12aに対する傾き角
を調整することにより、舗装用ユニットフィニッシャ1
9をローリング方向に傾斜させて、補修路面が既存路面
に対して所望の路面となるように舗装用ユニットフィニ
ッシャ19を作動させることができる。
【0042】図1ないし図11に示した舗装用ユニット
フィニッシャ19は、本発明の好適な実施の形態を例示
したものにすぎず、本発明は、特許請求の範囲に記載し
た事項の範囲内で更に種々の実施の形態に従って実施を
することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の舗装用ユニットフィニッシャに
よれば以下のような効果が得られる。 (1)請求項1に係る発明の舗装用ユニットフィニッ
シャによれば、動力源付き車両に十分な支持強度を有し
て付設された横設体に着脱可能に装着される舗装用ユニ
ットフィニッシャであって、当該舗装用ユニットフィニ
ッシャが、前記横設体の水平方向に延在する連結可能部
分のうちの任意の個所での当該横設体に対する着脱及び
固定が自在な連結手段と、当該連結手段により支持され
舗装用ユニットフィニッシャのフレームと、当該フレ
ームにより支持されたホッパと、前記フレームにより当
該フレームに対して振動運動自在に支持されたスクリー
ドとを備え、前記連結手段が、左右方向に水平な枢支軸
の周りの任意の仰角での固定及び当該固定の解除、並び
に前後方向軸線の周りの任意の傾き角での固 定及び当該
固定の解除が自在に前記フレームを支持していることを
特徴としているので、舗装用ユニットフィニッシャの全
体の形状を極めて小型とすることができ、狭隘な場所へ
も容易に入り込んで舗装作業を遂行することができ、上
下水道の埋設工事等における復旧埋め戻し舗装工事のよ
うに、きめの細かな舗装作業を必要とする舗装工事にお
いても、万遍なく十分な締固めを容易に遂行することが
でき、各種産業用車両等の動力源付き車両に十分な支持
強度を有して付設された例えば排土板等の横設体に簡便
にかつ着脱自在に装着して、動力源付き車両の動力を有
効に使用することができる。 (2)請求項2に係る発明の舗装用ユニットフィニッシ
ャによれば、動力源付き車両に十分な支持強度を有して
付設された横設体に着脱可能に装着される舗装用ユニッ
トフィニッシャであって、当該舗装用ユニットフィニッ
シャが、前記横設体の水平方向に延在する連結可能部分
のうちの任意の個所での当該横設体に対する着脱及び固
定が自在な基部支持体と、当該基部支持体により支持さ
左右方向に水平な枢支軸の周りに揺動可能に枢支され
当該基部支持体に対する任意の仰角での固定及び当該固
定の解除が自在な揺動体と、当該揺動体により支持され
前記基部支持体に対する前後方向軸線の周りの任意の傾
き角での固定及び当該固定の解除が自在な舗装用ユニッ
トフィニッシャのフレームと、当該フレームにより支持
されたホッパと、前記フレームにより同フレームに対し
て振動運動自在に支持されたスクリードとを備えている
ので、舗装用ユニットフィニッシャのフレームの、基部
支持体に対する左右方向軸線及び前後方向軸線の周りの
傾き角を調整して、舗装用ユニットフィニッシャの車両
に対する相対的なピッチ角及びロール角を調整すること
ができ、例えば、補修路面が既存路面に対してピッチン
グ方向あるいはローリング方向において所望の路面とな
らない場合に、舗装用ユニットフィニッシャをピッチン
グ方向あるいはローリング方向に傾斜させて、補修路面
が既存路面に対してピッチング方向あるいはローリング
方向に所望の路面となるように、舗装用ユニットフィニ
ッシャを作動させることができ、また、舗装用ユニット
フィニッシャの全体の形状を極めて小型とすることがで
き、狭隘な場所へも容易に入り込んで舗装作業を遂行す
ることができ、上下水道の埋設工事等における復旧埋め
戻し舗装工事のように、きめの細かな舗装作業を必要と
する舗装工事においても、万遍なく十分な締固めを容易
に遂行することができ、各種産業用車両等の動力源付き
車両に十分な支持強度を有して付設された例えば排土板
等の横設体に簡便にかつ着脱自在に装着して、動力源付
き車両の動力を有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る舗装用ユニットフ
ィニッシャ及び当該舗装用ユニットフィニッシャが装着
された車両の一例を示す側面図である。
【図2】図1の実施の形態に係る舗装用ユニットフィニ
ッシャ及び当該舗装用ユニットフィニッシャが装着され
た図1の車両の要部平面断面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】図1の実施の形態に係る舗装用ユニットフィニ
ッシャの斜視図である。
【図6】図6(1)は図1及び図3の基部支持体の部分
を示す要部拡大図であり、図6(2)は図6(1)に示
された部分のA−A線に沿って見た要部下面図であり、
図6(3)は図6(1)に示された部分のB−B線に沿
って見た要部横断面図であり、図6(4)は図6(1)
に示された部分の矢印C方向から見た要部背面図であ
り、図6(5)は図6(1)に示された部分のD−D線
に沿って見た一部断面要部正面図である。
【図7】図7(1)は図1及び図3のスクリード支持部
を示す要部拡大図であり、図7(2)は図7(1)とは
異なった状態にある図1及び図3のスクリード支持部を
示す要部拡大図である。
【図8】図1の実施の形態に係る舗装用ユニットフィニ
ッシャの使用態様の一例を示す要部横断概念説明図であ
る。
【図9】図9(1)は図1の実施の形態に係る舗装用ユ
ニットフィニッシャの使用態様の図8とは異なった他の
一例を示す要部横断概念説明図であり、図9(2)は図
9(1)中に示されたエンドプレートの側面形状の一例
を示す要部拡大側面図である。
【図10】図2の実施の形態とは異なった実施の形態に
係る舗装用ユニットフィニッシャ及び当該舗装用ユニッ
トフィニッシャが装着された図1の車両の要部平面断面
図である。
【図11】図11(1)は図10中における揺動体
びその周辺部分を示す要部拡大平面図であり、図11
(2)は図11(1)のX−X線に沿って見た揺動体及
びその周辺部分の正面図である。
【符号の説明】
1 車両 2 作業腕 3 走行台車 4 操縦席 5 排土板等の横設体 6 基部支持体 7 係止腕 8 係止ボルト 9 燃料ボンベ 10 ボンベ装着枠 11 枢支軸 12,12a 揺動体 13 ソケット部 14 運動制限ボルト 15 運動制限ナット 16 フィニッシャ支持軸 16a 丸棒状挿入部 17,17a ブラケット 18 調整ボルト 18a 調整ナット 19 舗装用ユニットフィニッシャ 20 スクリード本体 21 フレーム 22 ブラケット 23 フィニッシャ支持軸 24 枢支軸 25 平行リンク 26 キャスタ車輪 27 底無しホッパ 27a 遮蔽板 28,29 スクリードを構成する伸縮重錘体 30,30a 左右一対のエンドプレート 31 左右一対のサイドプレート 32 弧状長穴 33 締付ボルト 34 路面の肩部 35 支持腕 36 ブラケット 37 突設部 38 ブラケット 39 調整ボルト 40 調整ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下妻 朗 新潟県北蒲原郡聖籠町東港5−2756−3 株式会社 新潟鉄工所 新潟構機工場 内 (72)発明者 下家 正治 岩手県盛岡市神明町10−25 (72)発明者 小出 一 岩手県盛岡市神明町10−25 (56)参考文献 実開 昭59−80563(JP,U) 実公 平3−44803(JP,Y2) 実公 昭48−20913(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 19/48 E02F 5/12 - 5/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源付き車両に十分な支持強度を有し
    て付設された横設体に着脱可能に装着される舗装用ユニ
    ットフィニッシャであって、当該舗装用ユニットフィニ
    ッシャが、前記横設体の水平方向に延在する連結可能部
    分のうちの任意の個所での当該横設体に対する着脱及び
    固定が自在な連結手段と、当該連結手段により支持され
    舗装用ユニットフィニッシャのフレームと、当該フレ
    ームにより支持されたホッパと、前記フレームにより当
    該フレームに対して振動運動自在に支持されたスクリー
    ドとを備え、前記連結手段が、左右方向に水平な枢支軸
    の周りの任意の仰角での固定及び当該固定の解除、並び
    に前後方向軸線の周りの任意の傾き角での固定及び当該
    固定の解除が自在に前記フレームを支持していることを
    特徴とする、舗装用ユニットフィニッシャ。
  2. 【請求項2】 動力源付き車両に十分な支持強度を有し
    て付設された横設体に着脱可能に装着される舗装用ユニ
    ットフィニッシャであって、当該舗装用ユニットフィニ
    ッシャが、前記横設体の水平方向に延在する連結可能部
    分のうちの任意の個所での当該横設体に対する着脱及び
    固定が自在な基部支持体と、当該基部支持体により支持
    され左右方向に水平な枢支軸の周りに揺動可能に枢支さ
    れ当該基部支持体に対する任意の仰角での固定及び当該
    固定の解除が自在な揺動体と、当該揺動体により支持さ
    れ前記基部支持体に対する前後方向軸線の周りの任意の
    傾き角での固定及び当該固定の解除が自在な舗装用ユニ
    ットフィニッシャのフレームと、当該フレームにより支
    持されたホッパと、前記フレームにより同フレームに対
    して振動運動自在に支持されたスクリードとを備えたこ
    とを特徴とする、舗装用ユニットフィニッシャ。
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