JP2008082147A - アスファルトフィニッシャ及びこれを用いたアスファルト舗装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない施工設備で基面及び/又は既設アスファルト舗装体との接着性を高めることができるアスファルトフィニッシャ及びこれを用いたアスファルト舗装方法を提供する。
【解決手段】アスファルトフィニッシャAFは、基面Kの上にアスファルト合材AGを敷き均す装置であり、基面K上を走行するためのアスファルトフィニッシャ本体10と、基面Kを加熱する基面加熱装置20と、加熱された基面K上にアスファルト合材AGを供給するアスファルト合材供給装置30と、基面K上に供給されたアスファルト合材AGを敷き均すアスファルト合材敷均装置40と、を主に備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アスファルト合材が供給される基面を加熱することができるアスファルトフィニッシャ及びこれを用いた法面のアスファルト舗装方法に関する。
アスファルト舗装を施工する際に基面上に水分が残存していると、付着力が低下してアスファルト舗装が基面から剥離したり(層間剥離現象)、アスファルト合材の熱によって水分が水蒸気となって膨張しアスファルト舗装が破損したり(ブリスタリング現象)することがある。特に、透気係数が小さい水密性アスファルトや密粒度アスファルトを用いることが多い場所、例えばフィルダムの遮水壁や空港の舗装等では、層間剥離現象やブリスタリング現象が発生しやすい。そこで、従来は、自然乾燥させたり、人力によってバーナーで炙ったりすることで、基面を乾燥させていた。
一方、痛んだ路面を補修する際に、アスファルト舗装を一定の深さまで加熱することにより掻きほぐし易い状態にし、掻きほぐしたアスファルト舗装をリサイクルして、新しい路面を形成する現位置リサイクル工法が知られている。そして、特許文献1には、この現位置リサイクル工法に用いられる路面加熱用作業機が記載されている。
特開2001−26906号公報(図1)
ところが、自然乾燥によって基面上の水分を除去する場合、周辺環境や天候が悪いと乾燥に時間がかかり、作業が遅延するという問題があった。また、人力によってバーナーで乾燥させる場合、作業員の負担が大きく、例えば、法面のような足場の悪い現場では十分に乾燥させることができない場合があった。
そこで、現位置リサイクル工法に用いられている路面加熱用作業機を利用して路面を乾燥させることが考えられる。
しかし、かかる方法では、アスファルトフィニッシャの他に路面加熱用作業機を用意しなければならず、設備費が嵩み、施工コストが増大する。特に、法面を施工する場合には、アスファルトフィニッシャを法面に吊り下げるためのウィンチ設備のほかに、路面加熱用作業機のためのウィンチ設備を用意しなければならず、設備費及び施工コストが一層増大する。
また、基面の温度が高いほど、アスファルト合材と基面との接着性が良好になるが、アスファルトフィニッシャの前方を路面加熱用作業機が走行する場合、車両同士の接触を避けるためにアスファルトフィニッシャと路面加熱用作業機との間隔が開き易い。そのため、アスファルト合材を敷き均すときには基面の温度が低下してしまい、基面とアスファルト合材との接着性が低下することがあった。特に、法面を施工する場合には、路面加熱用作業機とアスファルトフィニッシャとを別々の施工レーンに並列に吊り下げることになるため、作業間隔が一層開き、基面の温度が高いうちにアスファルト合材を供給することが難しかった。
また、基面上に敷き均したアスファルト合材と基面に隣接する既設アスファルト舗装体の縁部とについても、基面の場合と同様に温度差が生じ、接着性を良好に保てないという問題があった。
本発明は、これらの問題に鑑みて創案されたものであり、少ない施工設備で基面及び/又は既設アスファルト舗装体との接着性を高めることができるアスファルトフィニッシャ及びこれを用いたアスファルト舗装方法を提供することを課題とする。
本発明に係るアスファルトフィニッシャは、基面上を走行するアスファルトフィニッシャ本体と、前記基面を加熱する基面加熱装置と、加熱された前記基面上にアスファルト合材を供給するアスファルト合材供給装置と、前記基面上に供給された前記アスファルト合材を敷き均すアスファルト合材敷均装置と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、アスファルトフィニッシャ本体が基面上を走行するに連れて、基面加熱装置によって基面が加熱され、次いで、アスファルト合材供給装置によって加熱された基面上にアスファルト合材が供給され、アスファルト合材敷均装置によってアスファルト合材が敷き均される。これにより、加熱によって乾燥した基面上にアスファルト合材が供給されるので、基面とアスファルト合材の間に水分が含まれることがない。また、加熱された状態の基面上にアスファルト合材が供給されるので、アスファルト合材と基面との付着を向上させることができる。そのため、ブリスタリング現象や層間剥離現象を防止することができる。
また、前記基面加熱装置は、前記基面に対して近接離間可能に構成するのがよい。
かかる構成によれば、基面加熱装置を前記基面に対して近接離間させることにより、基面加熱装置の温度を変更することなく、基面の温度を調節することができる。すなわち、基面加熱装置を基面から離間させることにより、基面が熱くなり過ぎて熱損することを防止できる。また、基面加熱装置を基面に近接させることにより、基面を素早くかつ十分に加熱することができる。なお、かかる構成は、例えばガス赤外線ヒータのように、基面加熱装置の温度を素早く調節することが難しい場合に特に好適である。
また、前記基面加熱装置は、前記アスファルトフィニッシャ本体から延出する支持部材に固定されており、前記支持部材を傾動させることにより、前記基面加熱装置を前記基面に対して近接離間させるように構成するのがよい。
かかる構成によれば、基面加熱装置がアスファルトフィニッシャ本体から延出する支持部材に固定されているので、支持部材の傾動に伴って、基面加熱装置が基面に対して近接離間することとなる。そのため、簡易な構成で、基面加熱装置の温度を変更することなく、基面の温度を調節することができる。
また、前記基面加熱装置は、ガスを燃料とするガス赤外線ヒータであり、前記アスファルトフィニッシャ本体は、ガスボンベを搭載するためのガスボンベ搭載部を備えるように構成するのがよい。
かかる構成によれば、赤外線によって基面の内部まで加熱されることとなる。そのため、基面が冷めにくくなり、アスファルト合材と基面との付着性が向上する。また、燃料用のガスボンベを搭載するためのガスボンベ搭載部を備えることから、ガスボンベを搭載した状態で自走できるので、施工設備をコンパクトにすることができる。
また、アスファルトフィニッシャは、前記基面に隣接する既設アスファルト舗装体の縁部を加熱する縁部加熱装置を前記アスファルトフィニッシャ本体の側部に備えるように構成するのがよい。
かかる構成によれば、アスファルトフィニッシャ本体の側部に備えられた縁部加熱装置によって、前記基面に隣接する既設アスファルト舗装体の縁部が加熱されることとなる。そのため、既設アスファルト舗装体とアスファルト合材との付着性が向上する。
なお、縁部加熱装置は、前記縁部の傾斜と平行に傾斜しているのが好ましい。このようにすれば、既設アスファルト舗装体の縁部と縁部加熱装置との間隔を一定にすることができるので、縁部を好適に加熱することができるとともに、縁部の熱損を防止することができる。
また、アスファルトフィニッシャは、前記基面に隣接する既設アスファルト舗装体の縁部に沿って敷き均された前記アスファルト合材のジョイント部に当接して、前記アスファルト合材のジョイント部を仕上げるジョイント部仕上装置を備えるように構成するのがよい。
かかる構成によれば、ジョイント部仕上装置が、前記基面に隣接する既設アスファルト舗装体の縁部に沿って敷き均された前記アスファルト合材のジョイント部に当接して前記ジョイント部を仕上げるので、既設アスファルト舗装体の縁部とジョイント部の密着性を一層高めることができる。
また、本発明に係るアスファルト舗装方法は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のアスファルトフィニッシャを、けん引装置を用いて前記傾斜する基面上で走行させる走行工程と、前記基面加熱手段によって前記基面を加熱する基面加熱工程と、加熱された前記基面上にアスファルト合材を前記アスファルト合材供給装置によって供給するアスファルト合材供給工程と、前記基面上に供給された前記アスファルト合材を前記アスファルト合材敷均装置によって敷き均すアスファルト合材敷均工程と、を備えることを特徴とする。
かかる方法によれば、基面加熱装置を備えたアスファルトフィニッシャが、けん引装置によって傾斜する基面上を走行することとなるので、従来のように路面加熱用作業機や人力によって基面を加熱する必要がない。また、アスファルトフィニッシャとは別に路面加熱用作業機を用いる必要がないので、施工設備を簡略化、設備費及び施工コストの低減を図ることができる。また、基面を加熱した後すぐにアスファルト合材を供給することができるので、基面とアスファルト合材との付着性が向上する。また、基面を加熱して乾燥させた後すぐにアスファルト合材を供給することができるので、基面とアスファルト合材との間に水分が残留することがない。そのため、層間剥離現象及びブリスタリング現象を防止することができる。
また、本発明に係るアスファルトフィニッシャは、基面上を走行するアスファルトフィニッシャ本体と、前記基面に隣接する既設アスファルト舗装体の縁部を加熱する縁部加熱装置と、前記基面上にアスファルト合材を供給するアスファルト合材供給装置と、前記基面上に供給された前記アスファルト合材を敷き均すアスファルト合材敷均装置と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、アスファルトフィニッシャが基面に隣接する既設アスファルト舗装体の縁部を加熱する縁部加熱装置を備えているので、既設アスファルト舗装体の縁部を軟化させて新規に敷き均したアスファルト合材を食い込ませることができる。また、新規に敷き均したアスファルト合材の温度低下を遅延させることができる。これにより、既設アスファルト舗装体の縁部とアスファルト合材との接着性を高めることができる。
また、前記縁部加熱装置は、前記縁部に対して近接離間可能であるのが好ましい。
かかる構成によれば、縁部に対して縁部加熱装置を近接離間させることで、縁部加熱装置の出力を増減させることなく、縁部の温度を調節することができる。
また、前記縁部加熱装置は、アスファルトフィニッシャの走行方向に離隔して複数設置されているのが好ましい。
かかる構成によれば、複数の縁部加熱装置が、アスファルトフィニッシャの走行方向に互いに離間して配置されているので、既設アスファルト舗装体の縁部が間欠的に加熱されることとなる。したがって、例えば、縁部加熱装置同士の間隔を適切に調節することによって、縁部の表面の過加熱を防止しながら内部を加熱することができる。
また、前記縁部加熱装置は、ガスを燃料とするガス赤外線ヒータであり、前記アスファルトフィニッシャ本体は、ガスボンベを搭載するためのガスボンベ搭載部を備えるのが好ましい。
かかる構成によれば、縁部加熱装置がガスを燃料とするガス赤外線ヒータで構成されているので、赤外線によって既設アスファルト舗装体の内部まで温めることができる。そのため、縁部が内部まで軟化し、新規に敷き均したアスファルト合材との接着性が良好になる。
また、前記基面に隣接する既設アスファルト舗装体の縁部に沿って敷き均された前記アスファルト合材のジョイント部に当接して、前記アスファルト合材のジョイント部を仕上げるジョイント部仕上装置を備えるのが好ましい。
かかる構成によれば、ジョイント部仕上装置が、既設アスファルト舗装体の縁部に沿って敷き均されたアスファルト合材のジョイント部に当接してジョイント部を敷き均し直後に仕上げるので、既設アスファルト舗装体の縁部とジョイント部の密着性を一層高めることができる。
本発明によれば、アスファルトフィニッシャに備えられた基面加熱装置によって基面を加熱しながらアスファルト合材を敷き均すことができるので、少ない施工設備でアスファルト合材と基面との接着性を高めることができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。なお、方向については、アスファルトフィニッシャの前後左右上下を基準として説明する。
図1は、本実施形態に係るアスファルトフィニッシャを用いた施工状況を示した側面図である。図2は、本実施形態に係るアスファルトフィニッシャの側面図である。図3は、本実施形態に係るアスファルトフィニッシャの平面図である。図4は、本実施形態に係るアスファルトフィニッシャの前部を示した部分拡大側面図である。図5は、本実施形態に係るアスファルトフィニッシャの正面図である。図6は、ジョイント部仕上装置の側面図である。
図1に示すように、本実施形態では、アスファルトフィニッシャAFを用いて、フィルダムFDの傾斜する基面K(以下、「法面N」という場合がある)に、遮水層としてアスファルト合材AGを敷き均す場合を例にとって説明する。また、本実施形態では、基面Kの右側に既設アスファルト舗装体KAG(図3参照)があり、アスファルトフィニッシャAFは、基面Kへのアスファルト合材AGの敷き均しが完了する度に、その左側に隣り合う次の基面Kに順次移動するものとする。
ここで、アスファルトフィニッシャAFは、自走式けん引装置9によって、フィルダムFDの法面Nに吊り下げられている。
フィルダムFDは、堤体材料として岩石や、砂利、砂、土質材料を使用し、地盤と堤体との摩擦力で水圧に抵抗するタイプのダムである。本実施形態のフィルダムFDは、堤体の上流側の法面Nにアスファルト合材AGからなる遮水層を有する表面遮水型のロックフィルダムである。
自走式けん引装置9は、ワイヤ92の巻き取り、送り出しを行うウィンチ91と、走行装置としてのクローラ93と、を備えている。自走式けん引装置9は、ウィンチ91によってワイヤ92を巻き取ったり送り出したりすることにより、アスファルトフィニッシャAFを傾斜する基面K上で昇降させる装置である。自走式けん引装置9は、クローラ93を用いてフィルダムFDの天端を移動することにより、アスファルトフィニッシャAFの吊り下げ位置を変更することができるようになっている。
図2及び図3に示すように、アスファルトフィニッシャAFは、基面Kの上にアスファルト合材AGを敷き均す装置であり、基面K上を走行するためのアスファルトフィニッシャ本体10と、基面Kを加熱する基面加熱装置20と、加熱された基面K上にアスファルト合材AGを供給するアスファルト合材供給装置30と、基面K上に供給されたアスファルト合材AGを敷き均すアスファルト合材敷均装置40と、を主に備えている。
アスファルトフィニッシャ本体10は、基面Kを走行するための車輪11,11…と、この車輪11を駆動するための図示しないエンジンと、ハンドルなどの操作装置12と、運転席13と、を備えている。本実施形態においては、操作装置12及び運転席13は、アスファルトフィニッシャ本体10の上部の右後方に配置されている。また、アスファルトフィニッシャ本体10は、車体の上部前方に、自走式けん引装置9(図1参照)からのワイヤ92を連結するためのけん引具50を備えている。
アスファルト合材供給装置30は、基面K上にアスファルト合材AGを供給する装置であり、アスファルト合材AGを受け取って貯留するホッパ31と、ホッパ31に貯留されたアスファルト合材AGをアスファルトフィニッシャ本体10の後部10bまで運搬するバーフィーダ32と、から構成されている。ホッパ31は、その上部が開口した箱状を呈しており、アスファルトフィニッシャ本体10の前方部分に配置されている。バーフィーダ32は、ホッパ31の底面の中央部からアスファルトフィニッシャ本体10の後部10bに亘って配置されており、ホッパ31に貯留されたアスファルト合材AGをアスファルトフィニッシャ本体10の後部10bから基面K上に供給するように構成されている。
アスファルト合材敷均装置40は、基面K上に供給されたアスファルト合材AGを敷き均す装置であり、アスファルトフィニッシャ本体10の後方に配置されている。アスファルト合材敷均装置40は、基面K上に供給されたアスファルト合材AGを所定の幅に敷き拡げるスクリュースプレッダ41と、敷き拡げられたアスファルト合材AGを所定の層圧に敷き均すスクリード42と、基面Kに隣接する既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kfの縁部Kfに沿って敷き均されたアスファルト合材AGのジョイント部Jを仕上げるジョイント部仕上装置43と、を備えている。
スクリュースプレッダ41は、アスファルト合材AGの敷き均し幅Dとほぼ等しい長さ寸法を呈するスクリューであり、アスファルトフィニッシャ本体10の後端に回転自在に配置されている。このスクリュースプレッダ41が回転することによって、基面K上に供給されたアスファルト合材AGが所定の幅に敷き拡げられる。
スクリード42は、アスファルトフィニッシャ本体10の両側面から後方に向かって延出するレベリングアーム42aに取り付けられており、スクリュースプレッダ41のさらに後方に配置されている。スクリード42は、幅方向に伸縮自在に構成されており、アスファルト合材AGの敷き均し幅Dとほぼ等しい幅寸法となるように設定されている。
ジョイント部仕上装置43については、図6を参照して後に詳しく説明する。
図2及び図3に示すように、基面加熱装置20は、アスファルト合材AGの供給前に基面Kを加熱する装置である。基面加熱装置20は、主に、基面Kの幅方向中央部を加熱する中央部加熱装置21と、基面Kの側部を加熱する側部加熱装置22と、基面Kに隣接する既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kf(図5参照)を加熱する縁部加熱装置23と、これらに使用する燃料を貯留するガスボンベ25と、から構成されている。
中央部加熱装置21は、アスファルト合材AGが敷き均される基面Kの幅方向中央部を加熱する装置であり、アスファルトフィニッシャ本体10の前部10aに支持部材24を介して取り付けられている。本実施形態では、中央部加熱装置21は、ガスを燃料とするガス赤外線ヒータHを、幅方向及び前後方向に複数並べて構成されている。中央部加熱装置21は、ガス赤外線ヒータHから放射される遠赤外線によって基面Kを加熱するようになっている。
側部加熱装置22は、アスファルト合材AGが敷き均される基面Kの側部、より詳しくは、既設アスファルト舗装体KAGと反対側の側部を加熱する装置であり、アスファルトフィニッシャ本体10の左側部10cに沿って取り付けられている。本実施形態では、側部加熱装置22は、ガス赤外線ヒータHを、幅方向及び前後方向に複数並べて構成されている。前後に隣り合うガス赤外線ヒータH同士の間には、基面Kが高温になり過ぎないように、放熱スペース22sが適宜設けられている。
図3に示すように、縁部加熱装置23は、基面Kに隣接する既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kfを加熱する装置であり、アスファルトフィニッシャ本体10の右側部10dに沿って取り付けられている。本実施形態では、縁部加熱装置23は、ガス赤外線ヒータHを、幅方向及び前後方向に複数並べて構成されている。前後に隣り合うガス赤外線ヒータH同士の間には、基面Kが高温になり過ぎないように、放熱スペース23sが適宜設けられている。
図2及び図3に示すように、ガスボンベ25,25・・・は、アスファルトフィニッシャ本体10の両側部10c,10dに設けられたガスボンベ搭載部26に搭載されている。ガスボンベ搭載部26は、溝形鋼などで方形に組まれた台座であり、アスファルトフィニッシャ本体10の両側部10c,10dに突設されている。ガスボンベ搭載部26は、ガスボンベ25,25・・・を固定するための固定具27,27・・・を備えている。ガスボンベ25,25・・・は、図示しないガス供給管で、各ガス赤外線ヒータH,H・・・に接続されている。
図4に示すように、中央部加熱装置21は、アスファルトフィニッシャ本体10の前部10aから前方に延出する支持部材24に固定されている。中央部加熱装置21は、支持部材24の傾動に伴って、基面Kに対して近接・離間するようになっている。具体的には、支持部材24の基端部24aは、アスファルトフィニッシャ本体10の前部10aに回動可能に固定されている。また、支持部材24は、その下面から下方に突出する突出部24eを有している。突出部24eの先端には、伸縮自在なジャッキ24cの一端側24bが回動可能に固定されている。ジャッキ24cの他端側24dは、支持部材24の基端部24aよりも下方において、アスファルトフィニッシャ本体10に固定されている。なお、支持部材24の先端には、プッシュローラ24fが回転自在に支持されている。支持部材24は、例えば溝型鋼などで構成されている。
図4に2点鎖線で示すように、ジャッキ24cが縮んだ状態では、中央部加熱装置21は、基面Kに近接した状態となっている。一方、図4に実線で示すように、ジャッキ24cが伸張した状態では、基端部24aを中心にして支持部材24が上方に傾動するのに伴って、中央部加熱装置21は、基面Kから離間した状態となっている。
図5に示すように、側部加熱装置22は、2本の棒状の支持部材7a,7aと連結部材7bとを介して、アスファルトフィニッシャ本体10の左側部10cに固定されている。2本の支持部材7a,7aは、互いに平行に配置されており、その一端側は、アスファルトフィニッシャ本体10の左側部10cに回動可能に固定されているとともに、他端側は、連結部材7bの上端部に回動可能に固定されている。連結部材7bの下端部には、側部加熱装置22が固定されている。連結部材7bの上端部には、ワイヤ7cの一端側が連結されている。ワイヤ7cの他端側は、プーリ7d,7dを介してウィンチ7eに連結されている。プーリ7d,7dは、例えばガスボンベ搭載部26の端部などに回転可能に固定されている。かかる支持構造により、側部加熱装置22は、ウィンチ7eによってワイヤ7cを巻き上げたり送り出したりすることにより、支持部材7a,7aが傾動して基面Kに対して近接・離間するようになっている。
なお、縁部加熱装置23の支持構造は、アスファルトフィニッシャ本体10の右側部10dに設けられていること除いて、側部加熱装置22の支持構造とほぼ同一であるので、詳細な説明は省略する。
図5に示すように、既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kfは、遮水能力を高めるために、基面Kに対して45度の角度で傾斜して仕上げられている。これに対応して、縁部加熱装置23を構成するガス赤外線ヒータHのうち縁部Kfに対向するガス赤外線ヒータHaは、基面Kに対して45度傾斜した状態で取り付けられている。つまり、縁部加熱装置23のガス赤外線ヒータHaは、縁部Kfの傾斜と平行に傾斜している。これにより、縁部Kfとガス赤外線ヒータHaとの間隔が一定になるので、縁部Kfが部分的に熱くなり過ぎて熱損することがない。
さらに、図5に示すように、縁部加熱装置23は、既設アスファルト舗装体KAGの上面Kjに対向するガス赤外線ヒータHbをガス赤外線ヒータHaの外側に備えている。ガス赤外線ヒータHbは、既設アスファルト舗装体KAGの上面Kjに対して所定の間隔を開けて平行に設置されており、上面Kjを熱損させることなく好適に加熱することができるようになっている。これにより、既設アスファルト舗装体KAGとアスファルト合材AGとの接着性がよくなり、遮水性が一層向上する。
図6に示すように、ジョイント部仕上装置43は、人力によるコテ仕上げの代わりとなるものであり、既設アスファルト舗装体KAGに沿って敷き均されたアスファルト合材AGのジョイント部J(図3参照)に当接して、これを仕上げる装置である。ジョイント部仕上装置43は、ジョイント部Jを加熱するホットプレート43aと、ジョイント部Jに振動を与えて締め固めるための起振部43bとを備えている。ジョイント部仕上装置43は、例えば、既設アスファルト舗装体KAGとアスファルト合材AGのジョイント部Jとに跨って当接して、ジョイント部Jを加熱しながら締め固めて仕上げることができるようになっている。これにより、既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kfとジョイント部Jとが確実かつ十分に密着することとなり、遮水性が一層向上することとなる。ジョイント部仕上装置43は、第1アーム43c及び第2アーム43dを介して、スクリード42に取り付けられている。第1アーム43cの一端部43fは、スクリード42に固定されている。また、第1アーム43cの他端部43gは、上向きに折り曲げられている。第2アーム43dの一端部43eは、第1アーム43cの他端部43gの上端に、水平方向に回動可能に固定されている。第2アーム43dの水平方向の回動範囲は、例えば前後方向を基準として±20度程度に設定されている。このような支持構造により、第2アーム43dを水平方向に回動させて、ジョイント部Jに当接させる位置を微調整することができるようになっている。また、ジョイント部仕上装置43と第2アーム43dとの間には、スクリード42に伝わる振動を低減するためのダンパー43hが介設されている。
ジョイント部仕上装置43は、スクリード42の直後に配置されているので、アスファルト合材AGを基面Kに敷き均した直後に、ジョイント部Jを仕上げることができる。そのため、縁部Kfおよびアスファルト合材AGが温度低下する前に締め固めることができるので、縁部Kfとアスファルト合材AGとの接着性が良好になる。
つづいて、図1から図6を適宜参照しながら、本実施形態に係るアスファルトフィニッシャAFを用いた法面Nのアスファルト舗装方法について説明する。
はじめに、図1に示すように、フィルダムFDの天端に自走式けん引装置9を配置し、ワイヤ92によってアスファルトフィニッシャAFを、フィルダムFDの法面Nに吊り下げるように配置する。そして、ウィンチ91を駆動してワイヤ92を巻き取ることにより、アスファルトフィニッシャAFを傾斜する基面K上で走行させる。
次に、アスファルトフィニッシャAFは、基面K上を走行しながら、アスファルトフィニッシャ本体10の前部10a及び両側部10c,10dに備えられた基面加熱装置20によって基面Kを加熱する。このとき、中央部加熱装置21によって基面Kの幅方向中央部が加熱され、側部加熱装置22によって基面Kの側部が加熱され、縁部加熱装置23によって既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kfが加熱される。
そして、アスファルトフィニッシャAFは、アスファルト合材供給装置30によって(より詳しくはバーフィーダ32によって)、アスファルトフィニッシャ本体10の後部10bから加熱された基面K上にアスファルト合材AGを供給する。このとき、アスファルト合材供給装置30は、基面加熱装置20よりも後方にアスファルト合材AGを供給するように構成されているので、加熱された基面K上にアスファルト合材AGが供給されることとなる。
次に、アスファルトフィニッシャAFは、基面K上に供給されたアスファルト合材AGをスクリュースプレッダ41によって、所定の敷き均し幅Dに敷き拡げるとともに、スクリード42によって、敷き拡げられたアスファルト合材AGを所定の層厚に敷き均す。また、ジョイント部Jについては、ジョイント部仕上装置43を用いて念入りに仕上げる。
その後、図示は省略するが、アスファルトフィニッシャAFの後方に吊り下げた小型のローラ車によってアスファルト合材AGを転圧(締め固め)することにより、遮水層たるアスファルト舗装体が構築されることとなる。そして、アスファルトフィニッシャAFは、構築されたアスファルト舗装体(アスファルト合材AG)の左側に隣り合う次の基面Kに移動して、次の基面Kにアスファルト合材AGを敷き均す。これを繰り返すことにより、フィルダムFDの法面Nに遮水層が完成する。
本実施形態に係るアスファルトフィニッシャAF及びアスファルト舗装方法によれば、以下のような作用効果を奏する。
すなわち、かかる構成によれば、加熱によって乾燥した基面K上にアスファルト合材AGが供給されるので、基面Kとアスファルト合材AGの間に水分が含まれることがない。また、加熱された状態の基面K上にアスファルト合材AGが供給されるので、アスファルト合材AGと基面Kとの付着を向上させることができる。そのため、ブリスタリング現象や層間剥離現象を防止することができる。
また、基面加熱装置20は、基面Kに対して近接離間可能に構成されているので、基面加熱装置20を基面Kに対して近接離間させることにより、基面加熱装置20の温度を変更することなく、基面Kの温度を調節することができる。
また、基面加熱装置20は、ガスを燃料とするガス赤外線ヒータHで構成されているので、赤外線によって基面Kの内部まで加熱され、基面Kが冷めにくくなり、アスファルト合材AGと基面Kとの付着性が向上する。また、アスファルトフィニッシャ本体10は、ガスボンベ25を搭載するためのガスボンベ搭載部26を備えているので、ガスボンベ25を搭載した状態で自走できるので、施工設備をコンパクトにすることができる。
また、アスファルトフィニッシャAFは、基面Kに隣接する既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kfを加熱する縁部加熱装置23をアスファルトフィニッシャ本体10の右側部10dに備えているので、基面Kに隣接する既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kfが加熱され、既設アスファルト舗装体KAGとアスファルト合材AGとの付着性が向上する。
また、縁部加熱装置23のガス赤外線ヒータHaは、縁部Kfの傾斜と平行に傾斜しているので、既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kfとガス赤外線ヒータHaとの間隔が一定になり、縁部Kfを好適に加熱することができるとともに、縁部Kfの熱損を防止することができる。
また、基面Kの幅方向中央部に比べて基面Kの側部は熱が逃げ易い(冷め易い)が、本実施形態に係るアスファルトフィニッシャAFは、基面Kの側部を加熱する側部加熱装置22を備えているので、適切な温度に加熱した基面Kの側部の上にアスファルト合材AGを供給することができる。そのため、基面Kの側部においてもアスファルト合材AGの付着性を良好にすることができる。
また、アスファルトフィニッシャAFは、基面Kに隣接する既設アスファルト舗装体KAGの縁部に沿って敷き均された前記アスファルト合材のジョイント部に当接して、前記アスファルト合材のジョイント部を仕上げるジョイント部仕上装置43を備えているので、ジョイント部Jの密着性を一層高めることができる。
また、本実施形態に係るアスファルト舗装方法によれば、基面加熱装置20を備えたアスファルトフィニッシャAFが、自走式けん引装置9によって傾斜する基面K上を走行することとなるので、従来のように路面加熱用作業機や人力によって基面Kを加熱する必要がない。また、アスファルトフィニッシャAFとは別に路面加熱用作業機を用いる必要がないので、施工設備を簡略化、設備費及び施工コストの低減を図ることができる。また、基面Kを加熱した後すぐにアスファルト合材AGを供給することができるので、基面Kとアスファルト合材AGとの付着性が向上する。また、基面Kを加熱して乾燥させた後すぐにアスファルト合材AGを供給することができるので、基面Kとアスファルト合材AGとの間に水分が残留することがない。そのため、層間剥離現象及びブリスタリング現象を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本発明は、けん引装置を必要とする場合に特に好適であるが、これに限られるものではなく、例えば、平坦な(自走可能な)基面K上にアスファルト合材AGを敷き均す場合に用いてもよいことはいうまでもない。
また、本実施形態においては、ガス赤外線ヒータHを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばバーナーや熱風器など他の加熱装置を用いて基面加熱装置20を構成してもよい。
また、本実施形態では、中央部加熱装置21と、側部加熱装置22と、縁部加熱装置23と、をすべて備えているアスファルトフィニッシャAFを例にとって説明したが、中央部加熱装置21あるいは縁部加熱装置23を単独で備えるものであってもよい。
以下に、縁部加熱装置23のみを備えるアスファルトフィニッシャAFについて図7、図8を参照して説明する。
図7は、他の実施形態に係るアスファルトフィニッシャの平面図である。図8は、他の実施形態に係るアスファルトフィニッシャの正面図である。
他の実施形態に係るアスファルトフィニッシャAFは、基面Kに隣接する既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kfを加熱する縁部加熱装置23のみを備えている点が、前記した実施形態と異なっている。
図7に示すように、縁部加熱装置23は、基面Kに隣接する既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kfを加熱する装置であり、アスファルトフィニッシャ本体10の右側部10dに沿って取り付けられている。本実施形態では、縁部加熱装置23は、ガス赤外線ヒータHを、幅方向及び前後方向に複数並べて構成されている。前後に隣り合うガス赤外線ヒータH同士の間には、縁部Kfが高温になり過ぎないように、放熱スペース23sが適宜設けられている。これにより、縁部Kfの表面の過加熱を防止しながら縁部Kfを内部まで加熱することができる。
図8に示すように、縁部加熱装置23は、2本の棒状の支持部材7a,7aと連結部材7bとを介して、アスファルトフィニッシャ本体10の右側部10dに固定されている。2本の支持部材7a,7aは、互いに平行に配置されており、その一端側は、アスファルトフィニッシャ本体10の右側部10dに回動可能に固定されているとともに、他端側は、連結部材7bの上端部に回動可能に固定されている。連結部材7bの下端部には、側部加熱装置22が固定されている。連結部材7bの上端部には、ワイヤ7cの一端側が連結されている。ワイヤ7cの他端側は、プーリ7d,7dを介してウィンチ7eに連結されている。プーリ7d,7dは、例えばガスボンベ搭載部26の端部などに回転可能に固定されている。かかる支持構造により、縁部加熱装置23は、ウィンチ7eによってワイヤ7cを巻き上げたり送り出したりすることにより、支持部材7a,7aが傾動して基面Kに対して近接・離間するようになっている。
ここで、縁部Kfの表面温度がアスファルト合材AGの敷き均し直前で100℃程度になるように、放熱スペース23sの間隔や縁部Kfに対する高さを調節するのが好ましい。また、アスファルトフィニッシャAFの底面に表面温度計を設けて、縁部Kfの温度を監視するのが望ましい。さらには、制御装置を設けて、表面温度計で測定した縁部Kfの温度が閾値を越える又は下回る場合に、ウィンチ7eに駆動信号を送信して、縁部加熱装置23を自動的に上昇又は降下させるように制御してもよい。
なお、縁部加熱装置23の構造は、前記した実施形態と略同一であるので、これ以上の詳細な説明は省略する(図5参照)。
他の実施形態に係るアスファルトフィニッシャAFによれば、縁部加熱装置23によって既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kfが加熱され、アスファルト合材供給装置30によって縁部Kfが内部まで軟化した状態でアスファルト合材AGが供給されることとなる。そのため、既設アスファルト舗装体KAGの縁部Kfとアスファルト合材AGとの接着性を高めることができる。特に、寒冷地における道路舗装に有効である。
本実施形態に係るアスファルトフィニッシャを用いた施工状況を示した側面図である。 本実施形態に係るアスファルトフィニッシャの側面図である。 本実施形態に係るアスファルトフィニッシャの平面図である。 本実施形態に係るアスファルトフィニッシャの前部を拡大して示した側面図である。 本実施形態に係るアスファルトフィニッシャの正面図である。 ジョイント部仕上装置の側面図である。 他の実施形態に係るアスファルトフィニッシャの平面図である。 他の実施形態に係るアスファルトフィニッシャの正面図である。
符号の説明
AF アスファルトフィニッシャ
10 アスファルトフィニッシャ本体
20 基面加熱装置
30 アスファルト合材供給装置
40 アスファルト合材敷均装置

Claims (12)

  1. 基面上を走行するアスファルトフィニッシャ本体と、
    前記基面を加熱する基面加熱装置と、
    加熱された前記基面上にアスファルト合材を供給するアスファルト合材供給装置と、
    前記基面上に供給された前記アスファルト合材を敷き均すアスファルト合材敷均装置と、を備えることを特徴とするアスファルトフィニッシャ。
  2. 前記基面加熱装置は、前記基面に対して近接離間可能であることを特徴とする請求項1に記載のアスファルトフィニッシャ。
  3. 前記基面加熱装置は、前記アスファルトフィニッシャ本体から延出する支持部材に固定されており、
    前記支持部材を傾動させることにより、前記基面加熱装置を前記基面に対して近接離間させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアスファルトフィニッシャ。
  4. 前記基面加熱装置は、ガスを燃料とするガス赤外線ヒータであり、
    前記アスファルトフィニッシャ本体は、ガスボンベを搭載するためのガスボンベ搭載部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアスファルトフィニッシャ。
  5. 前記基面に隣接する既設アスファルト舗装体の縁部を加熱する縁部加熱装置を前記アスファルトフィニッシャ本体の側部に備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のアスファルトフィニッシャ。
  6. 前記基面に隣接する既設アスファルト舗装体の縁部に沿って敷き均された前記アスファルト合材のジョイント部に当接して、前記アスファルト合材のジョイント部を仕上げるジョイント部仕上装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のアスファルトフィニッシャ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のアスファルトフィニッシャを、けん引装置を用いて前記傾斜する基面上で走行させる走行工程と、
    前記基面加熱手段によって前記基面を加熱する基面加熱工程と、
    加熱された前記基面上にアスファルト合材を前記アスファルト合材供給装置によって供給するアスファルト合材供給工程と、
    前記基面上に供給された前記アスファルト合材を前記アスファルト合材敷均装置によって敷き均すアスファルト合材敷均工程と、を備えることを特徴とするアスファルト舗装方法。
  8. 基面上を走行するアスファルトフィニッシャ本体と、
    前記基面に隣接する既設アスファルト舗装体の縁部を加熱する縁部加熱装置と、
    前記基面上にアスファルト合材を供給するアスファルト合材供給装置と、
    前記基面上に供給された前記アスファルト合材を敷き均すアスファルト合材敷均装置と、を備えることを特徴とするアスファルトフィニッシャ。
  9. 前記縁部加熱装置は、前記縁部に対して近接離間可能であることを特徴とする請求項8に記載のアスファルトフィニッシャ。
  10. 前記縁部加熱装置は、アスファルトフィニッシャの走行方向に離隔して複数設置されていることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のアスファルトフィニッシャ。
  11. 前記縁部加熱装置は、ガスを燃料とするガス赤外線ヒータであり、
    前記アスファルトフィニッシャ本体は、ガスボンベを搭載するためのガスボンベ搭載部を備えることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載のアスファルトフィニッシャ。
  12. 前記基面に隣接する既設アスファルト舗装体の縁部に沿って敷き均された前記アスファルト合材のジョイント部に当接して、前記アスファルト合材のジョイント部を仕上げるジョイント部仕上装置を備えることを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか1項に記載のアスファルトフィニッシャ。
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