JP7295512B2 - 架線接地器 - Google Patents

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Description

本発明は、架線接地器に係り、特に、作業性に優れ、保守用車が安全に通過できる構造の架線接地器に関する。
特許文献1には、電車線の一定区間を無通電とする際に用いられる接地器が記載されている。
しかしながら、可撓性を有する接地ケーブルを介して架線側と接地側とを接続する接地器では、設置作業中は、接地ケーブルが架線側から垂下した状態となる。このため、検査用車両や保守用車両などの車幅が従来より大型化した車両が、カーブ等のカントが付けられ傾斜した道床を通過する際に、その垂下した接地ケーブルに当該車両の肩部が接触してしまうおそれがある。
このような問題点を解決するべく特許文献2では、図1(特許文献2の図3)に示す如く、接地ケーブルであるアース線10を架線支持部12の下側12Aと平行にガイドするハンガーユニット14を設け、該ハンガーユニット14を架線16側と電柱18側の2箇所で碍子20を含む架線支持部12の下側12Aに引っ掛けて、アース線10が、道床22から離れた、ハンガーユニット14の電柱18側から地上に向けて垂下するようにしている。図において、24はレール、26は車両である。
特開平8-310277号公報 特開2016-153294号公報(図3)
しかしながら、この技術では、ハンガーユニット14を碍子20に引っ掛けているため、碍子20を傷つけてしまい、絶縁が低下するおそれがある。又、ハンガーユニット14分だけ接地器の先端(上端)側が重くなるので、接地器を立ち上げるのが容易ではなくなる。更に、ハンガーユニット14を架線16側と電柱18側の2箇所で碍子20に引っ掛ける必要があり、作業性が悪い等の問題点を有していた。
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたもので、作業性に優れ、保守用車が安全に通過できる構造の架線接地器を提供することを課題とする。
本発明は、接地ケーブルを介して架線を接地するための架線接地器において、架線支持部の接地対象箇所に掛ける導電体製のフックと、地上に固定される接地金物と、該接地金物と前記フックを結ぶ前記接地ケーブルと、前記フックを前記架線支持部に掛けるための操作ロッドと、固定対象に固定されて前記操作ロッドの下端を支えるための下端支持具とを備え、前記操作ロッドが途中の屈曲点で屈曲可能とされていると共に、前記下端支持具が、前記固定対象との間隔を空けるための腕部を有し、該腕部の長さが可変とされていることを特徴とする架線接地器により、前記課題を解決するものである。
ここで、前記屈曲点を、押されると屈曲せず、引かれると屈曲可能となるセルフロックヒンジにより構成することができる。
又、前記操作ロッドを複数の連結可能なポールを有してなるものとし、前記屈曲点を該ポールの連結部に配設することができる。
本発明によれば、特許文献2のようなハンガーユニットが無いので、碍子を傷つけたり、ハンガーユニット分だけ先端側の重量が重くなることが無い。更に、2箇所同時に引っ掛ける必要が無いので作業性も良い。
よって、設置作業が容易となり、保守用車を安全に通過させて、作業員の安全確保及び電力設備損傷のリスクを低減することができる。
特許文献2に記載された従来の接地器の使用状態を示す正面図 参考形態の全体構成を示す正面図 参考形態で用いられているセルフロックヒンジの構成を示す斜視図 同じく(A)アームM及び(B)アームFを示す斜視図 同じくセルフロックヒンジの動作を示す斜視図 参考形態の使用状態を示す正面図 本発明の実施形態で用いられる下端支持具の構成を示す斜視図 前記実施形態の使用状態を示す正面図
以下、図面を参照して、本発明を好適に実施するための形態(以下、実施形態という)につき、詳細に説明する。尚、本発明は以下の実施形態及び実施例に記載した内容により限定されるものではない。また、以下に記載した実施形態及び実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。更に、以下に記載した実施形態及び実施例で開示した構成要素は適宜組み合わせてもよいし、適宜選択して用いてもよい。
参考形態は、図2に示す如く、接地ケーブルを介して架線16を接地するための架線接地器30において、架線支持部12の下側12Aの接地対象箇所(碍子20の内側)に掛ける導電体製のフック32と、地上(例えばレール24)に固定される接地金物34と、該接地金物34と前記フック32を結ぶアース線36と、前記フック32を架線支持部12の下側12Aに掛けるための、高電圧に対して十分な絶縁性を持つ操作ロッド40を備え、該操作ロッド40の途中に屈曲点を構成するセルフロックヒンジ50が設けられている。
前記操作ロッド40は、例えば上方から第1ポール41、第2ポール42、及び、第3ポール43を有し、第1ポール41と第2ポール42は連結部44で、第2ポール42と第3ポール43は連結部45で差し込んで連結可能とされ、分解しての運搬が容易とされている。
前記第1ポール41の途中には、本発明により、セルフロックヒンジ50が設けられている。
前記接地金物34は、レール24へのクランプ34Aと、アース線36の接続部34Bを有する。
前記セルフロックヒンジ50は、例えばアルミニウム合金製とされ、図3に示す如く、オス側のアームM52と、メス側のアームF54と、前記アームM52とアームF54を回転自在に連結するピン56と用いて構成されている。
前記アームM52は、図4(A)に詳細に示す如く、突起部52Aが長くされ、ピン56が通る長孔52Bが形成されている。
一方、アームF54には、図4(B)に詳細に示す如く、アームM52の突起部52Aが刺さる角穴54Aと、ピン56が通る一対の丸穴54Bが設けられている。図において、54Cは、アームM52の突起部52Aの挿入を容易とするために、アームF54の角穴54Aの入口を斜めにカットした切り欠きである。なお、この切り欠き54Cは省略することも可能である。
前記アームM52とアームF54は、一般のヒンジと同様に1本のピン56で結合され、ピン56を軸として2つのアーム52、54が回転するようにされており、アーム52、54の結合状態を変えることにより、回転できないロック状態と回転できるフリー状態を作ることができる。
具体的には、図5(A)に矢印Aで示す如く、アームM52の突起部52AをアームF54の角穴54Aに押し込むと、アームM52の突起部52Aの先端(図の下端)がアームF54の角穴54Aで拘束され、回転できなくなる。従って、ヒンジとしての機能が無くなり、1本の棒状になる(ロック状態)。
一方、図5(B)に矢印Bで示す如く、アームM52を図の上方に引き上げると、アームM52の突起部52Aは、アームF54の角穴54Aから解放されて、回転できるようになる(フリー状態)。従って、図5(C)に矢印Cで示す如く、ピン56を軸としてアームM52が自由に回転できるようになる。
架線接地器30を取付ける際には、まず接地金物34をレール24に取付け、次いでフック32を架線支持部12の下側12Aに取付ける。
具体的には、車両が存在しない状態で、セルフロックヒンジ50を図5(A)に示したロック状態とすれば、図6に細線Dで示す如く、操作ロッド40を直立させて、架線接地器30のフック32を容易に架線支持部12の下側12Aの碍子20より内側に引っ掛けることができる。この場合、フック32と第1ポール41の自重でアームM52とアームF54の差し込み状態が維持されるので作業中に抜けることがない。
そして、フック32を架線支持部12の下側12Aに引っ掛けた後、操作ロッド40から手を離すと、第2ポール42以下の自重で、セルフロックヒンジ50のアームM52とアームF54の差し込み状態が簡単に抜けて、図5(B)に示したフリー状態となる。従って、図6に矢印Eで示す如く架線接地器30を途中で屈曲させて、図6に実線Fで示す如く、操作ロッド40のセルフロックヒンジ50より下方を電柱18側に寄せれば、架線接地器30の操作ロッド40を車両限界28外に退避させて車両を確実に避けることができる。この際、第2ポール42以下は、電柱18に沿って例えば2本のベルト60等で固定することができる。
なお、実際の電柱には、ケーブルや諸標などの設備が取付けられており、これらの設備は架線接地器30の操作ロッド40を電柱に固定するときに障害となる。
そこで、障害物を回避しつつ操作ロッド40の下端を支えるため、本発明の実施形態では、図7に示すような下端支持具70を用いている。
この下端支持具70は、電柱側固定部72と、操作ロッド下端の受け皿74と、これらを結ぶ伸縮自在な腕部76とを備えて構成される。図において、78は、架線接地器30の下方のポール43を、図6に示したように電柱18に沿わせる時の操作ロッド40のずれ落ちを防ぐ受け皿である。
この下端支持具70は、例えばベルト60で電柱18に固定することができる。
下端支持具70を用いて、電柱18に固定された障害物80を避けて架線接地器30を支持している状態を図8に示す。下端支持具70の先端位置を例えば電柱内側より300mm(破線G)から500mm(一点鎖線H)と可変として、第1ポール41から車両限界28までの離隔距離を適切に調整することができる。なお、例えばレール24側に500mm突き出して隔離距離を大きくした場合は、必要に応じて下端支持具70の高さを調整することができる。
前記セルフロックヒンジ50の位置は第1ポール41の途中でなく、線区に応じて、例えば第1ポール41と第2ポール42の連結部44に設け、例えば第1ポール41側にアームF54を内蔵し、第2ポール42側にアームM52を内蔵することも可能である。この場合には、セルフロックヒンジ50が連結部44の機能を兼ねることができ、全体の構成が簡略である。
又、操作ロッド40を構成するポールの数は3本に限定されず、2本又は4本以上としたり、連結部の無い1本のポールで構成することもできる。
前記参考形態及び実施形態においては、いずれも、セルフロックヒンジ50を用いて操作ロッド40を屈曲可能としていたので、特に作業性が良い。なお、セルフロックヒンジの代わりに、通常のヒンジと、該ヒンジをカバーして屈曲を防ぐスリーブとの組み合わせ、あるいは、スプリングにより操作ロッド40を屈曲可能とすることも可能である。
本発明の接地対象は電車線に限定されず、トロリー線等の架線一般に適用できる。
12…架線支持部
16…架線
18…電柱
20…碍子
22…道床
24…レール
28…車両限界
30…架線接地器
32…フック
34…接地金物
36…アース線
40…操作ロッド
41~43…ポール
44、45…連結部
50…セルフロックヒンジ
52…アームM
54…アームF
56…ピン
60…ベルト
70…下端支持具
72…電柱側固定部
74、78…受け皿
76…腕部
80…障害物

Claims (3)

  1. 接地ケーブルを介して架線を接地するための架線接地器において、
    架線支持部の接地対象箇所に掛ける導電体製のフックと、
    地上に固定される接地金物と、
    該接地金物と前記フックを結ぶ前記接地ケーブルと、
    前記フックを前記架線支持部に掛けるための操作ロッドと、
    固定対象に固定されて前記操作ロッドの下端を支えるための下端支持具とを備え、
    前記操作ロッドが途中の屈曲点で屈曲可能とされていると共に、前記下端支持具が、前記固定対象との間隔を空けるための腕部を有し、該腕部の長さが可変とされていることを特徴とする架線接地器。
  2. 前記屈曲点が、押されると屈曲せず、引かれると屈曲可能となるセルフロックヒンジにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の架線接地器。
  3. 前記操作ロッドが複数の連結可能なポールを有してなり、前記屈曲点が該ポールの連結部に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の架線接地器。
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