JP7295050B2 - リチウムイオン二次電池の制御装置及びリチウムイオン二次電池の制御方法 - Google Patents
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Description
前記マップが、前記リチウムイオン二次電池への印加電流から求められる前記負極活物質へのリチウムイオンの挿入量に基づいて推定された負極SOCに対して、前記負極活物質の内部におけるリチウムイオンの拡散係数を用い前記基準電位に対する前記負極活物質の表面電位を電池モデルによるシミュレーションにより算出して作成されたシミュレーションマップを備え、前記シミュレーションマップを充放電の印加電流の値に基づいて補正した補正マップが参照されることも望ましい。
前記制御装置は、算出した負極電位が予め設定された閾値未満となると判断したときに充電電流を抑制して負極電位が前記閾値未満にならないようにする充電電流抑制制御を行うことも好ましい。
以下では、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池の制御装置が電動車両に搭載された構成を例に説明する。電動車両とは、代表的にはハイブリッド車両(プラグインハイブリッド車を含む)であるが、これに限定されるものではない。本実施形態に係るリチウムイオン二次電池の制御装置は、リチウムイオン二次電池の制御装置から供給される電力を用いて動力を発生させる車両全般に適用可能である。そのため、電動車両は、電気自動車または燃料電池車であってもよい。また、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池の制御装置の用途は車両用に限定されず、たとえば定置用であってもよい。
<リチウムイオン二次電池が搭載される車両の全体構成>
図1は、実施形態1に係るリチウムイオン二次電池の制御装置が搭載された車両の全体構成を概略的に示す図である。図1に示すように車両1は、ハイブリッド車両である。車両1は、リチウムイオン二次電池の制御装置2と、PCU(パワーコントロールユニット:Power Control Unit)30と、モータジェネレータ41,42と、エンジン50と、動力分割装置60と、駆動軸70と、駆動輪80とを備える。リチウムイオン二次電池の制御装置2は、バッテリ10と、監視ユニット20と、ECU(電子制御装置:Electronic Control Unit)100とを備える。
図2は、各セル10Aの構成の一例を示す図である。図2に示すように、各セル10Aは、リチウムイオン二次電池である。セル10Aのケース上面は蓋体11によって封止されている。蓋体11には、正極端子12および負極端子13が設けられている。正極端子12および負極端子13の各々の一方端は、蓋体11から外部に突出している。正極端子12および負極端子13の各々の他方端は、ケース111内部において、内部正極端子および内部負極端子(いずれも図示せず)にそれぞれ電気的に接続されている。
負極16を構成するグラファイトは、図3(a)に示すようにsp2炭素を主として、ベンゼンが縮合して平面が層状に重なった構造となっている。このベンゼン縮合平面を「ベーサル面」と呼び、それと直交方向の層が現れる表面を「エッジ面」と呼ぶ。ベーサル面とエッジ面方向では物理量に異方向性がありベーサル面内での電気抵抗はエッジ面内方向と比べて小さい。従って、ベーサル面が表面となる電極とエッジ面が表面となる電極では、電極としての差が現れる。つまり、エッジ面電極の伝導度の方が大きい。電極としての二重層容量も異なりベーサル面の二重層容量は小さい。気体の炭化水素を高温高圧処理で長距離規則性を高めたのが、HOPG(highly ordered pyrolytic graphite)である。その割合が電極の性状を決める。
以上のように構成されたリチウムイオン二次電池の制御装置2においては、バッテリ10の充電に伴い電圧VBが増加する。このとき、正極電位V1および負極電位V2の変化が起こっている。
上述のとおり、本発明者らは負極16が、ベーサル面とエッジ面が不規則に分布しているグラファイトにより構成されているため、負極電位V2には、局所的に電位のばらつきが生じるという知見を得た。但し、ここではまず、シミュレーションの原理の説明のため、このようなばらつきを無視して、単純化して負極SOC(θ)から負極電位V2を求める説明をする。その後、本実施形態の補正を加えた補正マップMPRを参照することで、正確な負極電位V2を推定する。
車載用ECUであるECU100には、自動車運転時における高速なレスポンスが求められる一方で、演算資源(演算能力)には、典型的な研究開発用コンピュータ(たとえばシミュレーション用コンピュータ)と比べて制約がある。したがって、本実施形態では、より単純化された0次元の電池モデルが採用される。ここでいう「電池モデル」とは、リチウムイオン二次電池が、図5~8に示すような単純な構成であることを前提に負極SOCθと負極電位V2の関係を解析するモデルである。詳しくは特許文献3に開示されているため、ここでは詳細な説明はしない。具体的には、図6のグラフに概念的に示される負極SOCθを引数として負極電位V2を出力するマップMP0である。なお、ここで本実施形態では特に特定しない場合はマップMPという。また本実施形態では、この電池モデルによるシミュレーションに基づいたマップを「シミュレーションマップMP0」という。このシミュレーションマップMP0において充放電開始の負極のSOCに応じた負極電位V2のばらつきに起因する誤差を補正した複数のマップを「補正マップMPR」という。図6ではマップMP0は概念的にグラフとして表しているが、本実施形態では、電池モデルに基づいた平衡電位関数Veq(θ)のシミュレーションマップMP0を基礎に、これに補正を施して補正マップMPRを作成し、負極SOCに基づいて負極電位V2が演算される。あるいは、参照テーブルとして計算され数値化され、メモリ102に記憶する。このため補正マップMPRを参照することで、負極SOCθを引数として負極電位V2が求められ、ECU100に演算の負担を与えず、より素早い制御が可能となる。
図8は、本実施形態における負極活物質モデルを説明するための図である。図8に示すように負極活物質19は、仮想的に半径方向rにN分割される。以下では、N=5である例について説明する。ただし、Nは、2以上であれば特に限定されるものではない。分割された5つの層を、負極活物質19の中心Oから外周に向かってL1~L5と記載する。負極活物質19の半径方向rの距離は、負極活物質19の中心Oで0であり、負極活物質19の外表面(最表面)でDoutである。なお、層Ln(n=1~5)の厚みは、図8に示すように互いに異なってもよいが、等しくてもよい。
本実施形態の前提的な理論は上述のようなものであり、このような理論に基づいてシミュレーションも可能となっている。しかしながら、この電池モデルによる推論では、上述のような負極16にグラファイトを用いていることに由来して生じる「ばらつき」が考慮されていない。
<負極のリチウムイオンの表面濃度のばらつきによる誤差>
図10は、従来技術のシミュレーションによる電池モデルにおける負極SOCθ(%)とそれに対応する負極電位V2(V)を示す平衡電位関数Veq(θ)のグラフである。このグラフに示されるように、5C未満の充電により負極SOCθがおよそ30%から45%に高まると、破線で示すVeq(θ)のグラフに沿って徐々に負極電位V2が低下していく。白丸で示すθ=θ1の充放電の開始点Sから充電すると矢印で示す方向に移動し、点P1は、θ=θ2の位置まで移動するが、このθ2付近では負極SOCθが上昇しても、負極電位V2はほとんど変化しない水平なグラフとなっている。このとき、シミュレーションでは、活物質モデルに基礎方程式(拡散方程式、電荷保存則を示す式など)を適用して、リチウムが負極16内で拡散し、負極16の表面でのリチウムは濃度が高くならないものと仮定している。実際に、ローレート(低充電速度)での充電であれば、補給されるリチウムイオンは、所定のステージで負極活物質内に吸収、拡散され、その表面で局所的に負極SOCθが高まることが無く、破線で示すシミュレーションの結果と一致する。
図11において黒丸で示すポイントP1の位置が、ローレートで充電した場合の所定の負極SOCθ=θ2でのシミュレーションの結果に基づく負極電位V2であり、黒四角に示すポイントP2の位置が、印加電流が大きいハイレート(5C)での充電をした場合の同じ負極SOCθ=θ2での実測値に基づく負極電位V2である。この場合、同じ負極SOCθであっても、負極電位V2は実測値の方が低下する。なお、本発明者は、このシミュレーション結果からの乖離は、充電がハイレートになればなるほど大きくなるという知見を得た。
図12は、従来技術の電池モデルにおける負極SOCθ(%)とそれに対応する負極電位V2(V)を示す平衡電位関数Veq(θ)のグラフを補正する方法を示すグラフである。ここでは、一例として、温度25°C、充電の開始負極SOCが45%(図12中θ2)、充電レートが5C未満から5C以上のハイレートに変化した場合を示す。上述のとおり、充電がローレートの場合は、破線で示すシミュレーションの結果、すなわちシミュレーションマップMP0と実測値(不図示)と基本的に一致する。
しかし、充電が5C以上のハイレートの場合は、シミュレーションの結果よりも、実測値が低い負極電位V2となることが分かっている。
図13に示すように、開始点S´は、図12と同じように、破線で示すローレートのグラフC-CL上の開始負極SOCに対応する位置となる。ここで、充電がローレートからハイレートになると、この開始点S´と、参照点R3及び参照点R4を通過する近似2次関数で連続した曲線とし、この関数を平衡電位関数Veq(θ)の補正関数とする。この場合、参照点R3及び参照点R4の位置は変化しないが、開始点Sの位置が異なるため、実線のグラフC-CH´が異なる曲線となる。
<ハイレート放電時の補正>
ハイレート充電時においては上述のような補正を行うが、印加電流の大きい充電レートが5C以上のハイレート放電においても同様の問題がある。
本実施形態のマップMPは、図6に示す電池モデルによるシミュレーションマップMP0を基本として、ローレートからローレート、又はハイレートからローレート、又は充放電が休止したときには、このシミュレーションマップMP0に戻る。
一方、休止からハイレート、ローレートからハイレートの充電があったときには、図12及び図13で説明したとおり、充放電開始負極SOCθに応じて、開始点Sが決まり、その開始点Sと参照点R1~R4を通る「補正関数」を決定し、「補正マップMPR」をその都度生成する。
図14は、本実施形態の補正を行った電池モデルにおけるシミュレーションと実測値において、(a)時間とセル電圧、(b)時間と負極電位のシミュレーションと実測値を示すグラフである。補正のない図9(a)を参照すると、図14(a)に示すグラフでは、実線で示す実測値のセル電圧とマップによるセル電圧は、いずれも概ね一致している。また、補正のない図9(b)を参照すると、従来は実測値とシミュレーションの結果が大きく乖離していたが、図14(b)に示す本実施形態の補正後の推定では、実測値とマップよる負極電位V2は概ね一致していることがわかる。
<充電電流抑制制御フロー>
図15は、実施形態における充電電流抑制制御を示すフローチャートである。このフローチャートを参照して本実施形態の作用を説明する。フローチャート内の各ステップ(以下、Sと略す)は、S101は、車両の運用の前に準備されるステップである。S102~S108までが、車両の運用におけるステップである。車両の運用時には、バッテリ10の充電が行われるが、所定の演算周期(たとえば約100ミリ秒)が経過する毎にこのフローチャートの制御が実行される。
次に、制御が開始したか否かが判断される(S102)。制御が開始されなければ(S102:NO)、待機する(S102)。
一方、ローレートから閾値を跨いでハイレートになった場合は、例えば、図12に示すように、ハイレートになった時点で推定した負極SOCθがθ2=45%であれば、開始点SをシミュレーションマップMP0のグラフ上のθ2とする。充電の場合は参照点R3とR4を通過する例えば2次関数からなる補正関数(実線で示すC-CH)を求め、このグラフ上で負極電位V2を推定する。また、放電の場合は参照点R2とR1を通過する例えば2次関数からなる補正関数(実線で示すD-CH)を求め、この補正マップMPRで負極電位V2を推定する。
この充電電流抑制制御は、たとえば、充電を所定時間停止する、あるいは充電レートを低下させる等の処理である。このように制御することで、負極の負極SOCθを低下させるものである。この充電電流抑制制御(S106)が第4のステップに相当する。
このとき、ECU100は、100ミリ秒の間隔で常時温度TB及び電流の印加条件が変更されたか否かを監視している。そしてリチウムイオン二次電池への電流印加の条件が変更されたかを判断する(S107)。
(本実施形態の効果)
(1)例えばグラファイトなどのようにベーサル面とエッジ面が不規則に分布している活物質であっても、正確に負極電位V2を推定できるため、リチウムイオン二次電池の負極のリチウムの析出状態を正確に推定することができる。
(3)負極電位V2の推定は、シミュレーションマップMP0若しくはこれを補正した補正マップMPRにより行うため、リチウムイオン二次電池の充電レートの違いに起因する印加電流の差や充電開始SOCの違いに応じて適切に負極電位V2を推定することができる。
(8)なお、実施形態では、説明の容易さのため、印加電流が大きい場合と小さい場合のそれぞれ2区分として例示している。もちろん、温度を2区分以上に分け、印加電流も3区分以上に分けて補正マップMPRを作成することができる。
上記実施形態は、以下のように実施することもできる。
<マップMPのテーブル化>
上記実施形態では、その都度車載コンピュータであるECU100が演算してマップを生成する。例えばその処理タイミングが100ms間隔であると、将来的に5Gなどで外部処理が行われたり、コンピュータの処理能力自体が高くなったりすれば何ら問題はない。ただ現状のECU100では、大きな負担となる場合もある。そこで、負極SOCθが例えば10%程度から100%まで1%刻みで予めマップを作成して、メモリ102のROMに負極SOCθと負極電位V2との変換テーブルとして記憶しておくこともできる。
リチウムイオン二次電池は、一般に温度TBが高い場合は、抵抗が下がりリチウムイオンの移動や拡散などが良好となる。一方、温度TBが低い場合は、逆に、抵抗が下がりリチウムイオンの移動や拡散などが不良となる。特に、極低温では、リチウム金属の析出がしやすくなるという問題がある。
この場合も、上記マップを予め温度TB別で作成して、作成してもよい。
本実施形態では、マップMPを電池モデルに基づくシミュレーションマップMP0を基本として、これを補正することで補正マップMPRを生成した。
さらに、実験によりローレートにおける負極SOCθと負極電位V2を実測し、これをグラフ化した実測マップMPAを基本のマップとすることができる。この場合も、実施形態と同じように、変曲点を参照点Rとして、充放電開始負極SOCに応じた開始点Sを設定して、補正マップMPRを生成する。
〇実施形態では充電レートの場合分けを2段階としたが、多段階にすれば、低/高レートの閾値を跨いだ際に、負極電位が大きく変わったり、高レートの影響をうけて誤差が大きくなったりすることを防ぐことができる。
〇本実施形態では、S101の手順を、予め外部のコンピュータで行っているが、この手順をECU100若しくは車載の別のコンピュータや、データ通信でクラウドコンピュータにより実施してもよい。
○本発明は、上記実施形態により限定して解釈されることはなく、当業者であれば、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、その構成を付加し、削除し、若しくは置換して実施できることは言うまでもない。
2…リチウムイオン二次電池の制御装置
10…バッテリ
10A…セル
11…蓋体
12…正極端子
13…負極端子
14…電極体
15…正極
16…負極
17…セパレータ
18…正極活物質
19…負極活物質
20…監視ユニット
21…電圧センサ
22…電流センサ
23…温度センサ
30…PCU
41,42…モータジェネレータ
50…エンジン
60…動力分割装置
70…駆動軸
80…駆動輪
100…ECU
101…CPU
102…メモリ
θ…負極SOC(%)
V1…正極電位
V2…負極電位
U2…表面電位
IB…電流
IBave…平均電流
ΣIB…積算電流
VB…電圧
TB…温度
Veq(θ)…平衡電位関数
S、S´…開始点
R(R1-R4)…参照点
MP…マップ
MP0…シミュレーションマップ
MPR…補正マップ
MPA…実測マップ
Claims (10)
- リチウムイオンが挿入および脱離される負極活物質を含む負極を有する二次電池と、基準電位に対する前記負極の電位を算出する制御装置とを備え、
前記制御装置は負極電位を負極SOCに基づいて求めるマップを備え、
前記制御装置は、充放電開始の負極SOCの値と、充放電の印加電流の値に基づいて、前記マップにより前記負極電位を求め、
前記マップが、前記リチウムイオン二次電池への印加電流から求められる前記負極活物質へのリチウムイオンの挿入量に基づいて推定された負極SOCに対して、前記負極活物質の内部におけるリチウムイオンの拡散係数を用い前記基準電位に対する前記負極活物質の表面電位を電池モデルによるシミュレーションにより算出して作成されたシミュレーションマップを備え、
前記シミュレーションマップを充放電の印加電流の値に基づいて補正した補正マップが参照され、
前記補正マップが、
前記リチウムイオン二次電池への印加電流が予め設定された閾値より高い印加電流の場合に、前記シミュレーションマップのグラフにおける充放電を開始する負極SOCの点と、変曲点である参照点とを通る補正関数により補正されて生成されることを特徴とするリチウムイオン二次電池の制御装置。 - 前記リチウムイオン二次電池の負極活物質が、グラファイトを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池の制御装置。
- 前記マップは、前記シミュレーションマップと、充放電の印加電流の値に基づいて補正された補正マップが予め作成され、
これらの複数のマップを、充放電の印加電流の値に基づいて選択されて参照されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリチウムイオン二次電池の制御装置。 - 前記複数のマップは、充放電開始負極SOC別に異なるマップが準備されることを特徴とする請求項3に記載のリチウムイオン二次電池の制御装置。
- 前記複数のマップは、温度別に異なるマップが準備されることを特徴とする請求項3又は4に記載のリチウムイオン二次電池の制御装置。
- 前記補正マップが、負極SOCに対する負極電位の実測値により作成されていることを特徴とする請求項3~5のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池の制御装置。
- 前記制御装置は、算出した負極電位が予め設定された閾値未満となると判断したときに充電電流を抑制して負極電位が前記閾値未満にならないようにする充電電流抑制制御を行うことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池の制御装置。
- 請求項1~7のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池の制御装置において、
負極のSOCを推定する第1のステップと、
印加電流に基づいてマップを決定する第2のステップと、
前記リチウムイオン二次電池への電流印加の条件が変化したときに、第1のステップに戻り第2のステップで再度マップを決定する第3のステップとを備えることを特徴としたリチウムイオン二次電池の制御方法。 - 前記第2のステップにおけるリチウムイオン二次電池への電流印加の条件が、予め設定した時間以上停止され、あるいは、印加電流が予め設定した閾値をまたいで変化したときのいずれかであることを特徴とする請求項8に記載のリチウムイオン二次電池の制御方法。
- 前記第2のステップのあとで、制御装置は、算出した負極電位が予め設定された閾値未満となると判断したときに充電電流を抑制して負極電位が前記閾値未満にならないようにする充電電流抑制制御を行う第4のステップを備えたことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のリチウムイオン二次電池の制御方法。
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