JP6696460B2 - 電池システム - Google Patents

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Description

本開示は、電池システムに関し、より特定的には、正極活物質としてニッケルを含むリチウムイオン二次電池を備えた電池システムに関する。
近年、リチウムイオン二次電池を走行用バッテリとして搭載した電動車両(ハイブリッド車、電気自動車等)が市販されている。これらリチウムイオン二次電池には、正極活物質としてニッケルを含むものがある。このような二次電池は、一般に、ニッケル系リチウムイオン二次電池とも称される。
充放電が行なわれない状態でニッケル系リチウムイオン二次電池(以下「バッテリ」とも記載する)が所定期間(たとえば数時間〜数十時間)放置された場合に、バッテリの内部抵抗が増加する現象が知られている(たとえば特開2010−118266号公報(特許文献1)参照)。特許文献1には、この現象によりバッテリの内部抵抗が増加した場合に、バッテリのSOC(State Of Charge)を0%の状態に維持することで内部抵抗を減少させることが可能である旨が開示されている。
特開2010−118266号公報
本明細書では、上述の現象に起因するバッテリの内部抵抗の増加分を「放置抵抗」とも称する。放置抵抗は、バッテリの内部抵抗が関連する様々な充放電制御に影響を与え得るため、放置抵抗を高精度に推定することが要望される。
特許文献1のたとえば段落[0037]には、放置抵抗の測定結果の一例が記載されている。より詳細には、60℃に維持された恒温槽内にSOC=60%に調整されたバッテリを6時間または37時間保存する保存試験を実施した場合に、放置抵抗が約9%増加したことが記載されている。また、段落[0047]には、SOCが0%の状態を維持することで放置抵抗が低減されることが記載されている。
放置抵抗は、放置終了後(すなわち充放電の開始後)のSOCの変化の態様に応じて低減され得る。特許文献1には、単にSOCが0%になるまでバッテリを放電することしか開示されていない。特許文献1に開示された手法には、SOCの変化の態様(SOCの変化の仕方)に応じた放置抵抗の低減を考慮していない点において、放置抵抗の推定精度に改善の余地が存在する。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、正極活物質としてニッケルを含むリチウムイオン二次電池(ニッケル系リチウムイオン二次電池)を備えた電池システムにおいて、放置抵抗の推定精度を向上させることである。
本開示のある局面に従う電池システムは、正極活物質としてニッケルを含むリチウムイオン二次電池と、充放電が行なわれずにリチウムイオン二次電池が放置されることによるリチウムイオン二次電池の内部抵抗の増加量を示す「放置抵抗」を推定する制御装置とを備える。制御装置は、リチウムイオン二次電池の放置中のSOCと、リチウムイオン二次電池の放置終了後からの充放電に伴うSOCの変化量とから放置抵抗の低減率を算出し、算出された低減率を用いて放置抵抗を補正する。
上記構成によれば、放置抵抗の低減率(後述する抵抗低減率Rdec)を用いて放置抵抗が補正される。言い換えれば、放置抵抗の低減率を考慮した上で放置抵抗が推定される。これにより、放置抵抗の低減を考慮していない場合と比べて、放置抵抗の推定精度を向上させることができる。
好ましくは、電池システムは、エンジンと、車輪との間で回転力を相互に伝達可能に構成されたモータジェネレータとを備えたハイブリッド車両に搭載される。制御装置は、リチウムイオン二次電池のSOCが目標SOCとなるようにエンジンおよびモータジェネレータを制御する。制御装置は、放置抵抗が所定値以上の場合には、放置抵抗が所定値未満の場合と比べて、リチウムイオン二次電池のSOCの変化量が大きくなるように目標SOCを設定する。
特許文献1によれば、リチウムイオン二次電池のSOCを0%の状態に維持することで放置抵抗を低減させる。しかし、特許文献1に開示のシステムが電動車両に手搭載された場合に、一般に、SOCを0%まで低下させる機会は得にくい。これに対し、上記構成によれば、リチウムイオン二次電池のSOCの変化量が大きくなるように、すなわちリチウムイオン二次電池の充電量または放電量が大きくなるように目標SOCを設定することによって放置抵抗を低減させる。これにより、放置抵抗を低減させる機会をより得やすくすることができる。
本開示によれば、正極活物質としてニッケルを含むリチウムイオン二次電池を備えた電池システムにおいて、放置抵抗の推定精度を向上させることができる。
本開示の実施の形態に係る電池システムが搭載された車両の全体構成を概略的に示す図である。 各セルの構成の一例を示す図である。 本実施の形態において実行される放置抵抗に関連する制御を説明するためのフローチャートである。 図3に示した推定制御(S20の処理)を、より詳細に説明するためのフローチャートである。 抵抗増加率の算出手法の一例を説明するための図である。 抵抗低下率の算出手法の一例を説明するための図である。 図3に示した解消制御(S40の制御)を、より詳細に説明するためのフローチャートである。 放置抵抗の解消可能量の算出手法の一例を説明するための図である。 SOC中心の設定手法の一例を説明するための図である。 充放電パワーの設定手法の一例を説明するための図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態]
<電池システムの構成>
図1は、本開示の実施の形態に係る電池システムが搭載された車両1の全体構成を概略的に示す図である。なお、以下では、車両1がハイブリッド車両である場合について代表的に説明するが、本開示に係る電池システムは、ハイブリッド車両に限らず、走行用バッテリを搭載する車両全般に適用可能である。
図1を参照して、車両1は、電池システム2と、パワーコントロールユニット(PCU:Power Control Unit)30と、モータジェネレータ41,42と、エンジン50と、動力分割装置60と、駆動軸70と、駆動輪80とを備える。電池システム2は、バッテリ10と、監視ユニット20と、電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)100とを備える。
エンジン50は、空気と燃料との混合気を燃焼させたときに生じる燃焼エネルギーをピストンやロータなどの運動子の運動エネルギーに変換することによって動力を出力する内燃機関である。
動力分割装置60は、たとえば、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を含む。動力分割装置60は、エンジン50から出力される動力を、モータジェネレータ41を駆動する動力と、駆動輪80を駆動する動力とに分割する。
モータジェネレータ41,42の各々は、交流回転電機であり、たとえば、ロータに永久磁石が埋設された三相交流同期電動機である。
モータジェネレータ41は、主として、動力分割装置60を経由してエンジン50により駆動される発電機として用いられる。モータジェネレータ41が発電した電力は、PCU30を介してモータジェネレータ42またはバッテリ10に供給される。
モータジェネレータ42は、主として電動機として動作し、駆動輪80を駆動する。モータジェネレータ42は、バッテリ10からの電力およびモータジェネレータ41の発電電力の少なくとも一方を受けて駆動され、モータジェネレータ42の駆動力は駆動軸70に伝達される。一方、車両の制動時や下り斜面での加速度低減時には、モータジェネレータ42は、発電機として動作して回生発電を行なう。モータジェネレータ42が発電した電力は、PCU30を介してバッテリ10に供給される。
バッテリ10は、各々がリチウムイオン二次電池である複数のセル11(図2参照)を含んで構成される。各セル11の詳細な構成については図2にて説明する。バッテリ10は、モータジェネレータ41,42を駆動するための電力を蓄え、PCU50を通じてモータジェネレータ41,42へ電力を供給する。また、バッテリ10は、モータジェネレータ41,42の発電時にPCU30を通じて発電電力を受けて充電される。
監視ユニット20は、電圧センサ21と、電流センサ22と、温度センサ23とを含む。電圧センサ21は、バッテリ10において並列接続される複数のセルの電圧VBを検出する。電流センサ22は、バッテリ10に入出力される電流IBを検出する。温度センサ23は、セル毎の温度TBを検出する。なお、温度センサ23は、バッテリ10に対して複数個(セル数よりも少ない数)設けられ、隣接する複数(たとえば数個)のセルを監視単位として温度を検出してもよい。
PCU30は、ECU100からの制御信号に従って、バッテリ10とモータジェネレータ41,42との間で双方向の電力変換を実行する。PCU30は、モータジェネレータ41,42の状態をそれぞれ別々に制御可能に構成されており、たとえば、モータジェネレータ41を回生状態(発電状態)にしつつ、モータジェネレータ42を力行状態にすることができる。PCU30は、たとえば、モータジェネレータ41,42に対応して設けられる2つのインバータと、各インバータに供給される直流電圧をバッテリ10の出力電圧以上に昇圧するコンバータ(いずれも図示せず)とを含んで構成される。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)100Aと、メモリ(より具体的にはROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory))100Bと、各種信号を入出力するための入出力ポート(図示せず)とを含んで構成される。ECU100は、各センサから受ける信号並びにメモリ100Bに記憶されたプログラムおよびマップに基づいてエンジン50およびPCU30を制御することにより、バッテリ10の充放電を制御する。
より具体的には、ECU100は、バッテリ10のSOCが低下した場合に、エンジン50によってモータジェネレータ41を動作させ、モータジェネレータ41により発電された電力でバッテリ10を充電する。モータジェネレータ41の発電量は、バッテリ10のSOCが目標SOCとなる(目標SOCに収束する)ように調整される。この目標SOCには、SOC中心が設定されている。SOC中心とは、バッテリ10の放電要求(モータジェネレータ42の駆動要求)および充電要求(モータジェネレータ42の回生による充電要求)の両方を受け入れ可能とするために、SOCの上限および下限の各々に余裕を持ったSOCであって、通常時には、たとえばSOC=60%に設定される。
<セル構成>
図2は、各セル11の構成の一例を示す分解斜視図である。セル11は、負極111と、正極112と、セパレータ113と、図示しない非水電解液と、電池ケース114とを含む。
図2において、電池ケース114は円筒型である。ただし、本実施形態における電池ケース114は、たとえば角型(扁平直方体)であってもよい。電池ケース114は、たとえば、アルミニウム(Al)合金、ステンレス(SUS)等の金属製である。
電池ケース114には、負極111、正極112およびセパレータ113からなる電極群と、電解液とが収納されている。図2において電極群は、巻回型の電極群である。すなわち、電極群は、帯状のセパレータ113を間に挟んで、帯状の負極111と帯状の正極112とが積層され、さらに巻回されることにより構成される。ただし、電極群は、積層型の電極群であってもよい。積層型の電極群は、たとえば、矩形状のセパレータを間に挟んで、矩形状の負極と矩形状の正極とが交互に積層されることにより構成される。
負極111は、負極合材および集電箔を含む。集電箔は、たとえば銅(Cu)等である。負極合材は、集電箔の表面に層状に塗着されている。負極合材は、負極活物質およびバインダ材等を含有する。
負極活物質としては、たとえば、黒鉛、易黒鉛化性炭素、難黒鉛化性炭素等の炭素系負極活物質、および、珪素(Si)、錫(Sn)等を含有する合金系負極活物質が挙げられる。バインダとしては、たとえば、カルボキシメチルセルロース(CMC)、スチレンブタジエンラバー(SBR)、ポリアクリル酸(PAA)等が挙げられる。バインダは1種単独で使用されてもよいし、2種以上が組み合わされて使用されてもよい。
正極112は、正極合材および集電箔を含む。集電箔は、たとえばAl箔等である。正極合材は、集電箔の表面に層状に塗着されている。正極合材は、正極活物質、導電材およびバインダ等を含有する。
正極活物質には、ニッケルが用いられる。より具体的には、正極活物質は、ニッケルに加えて、たとえばコバルト、マンガン、アルミニウム等の他の金属のうちの少なくとも1つをさらに含む。正極活物質は、ニッケル酸リチウム(LiNiO)であってもよい。導電材としては、たとえば、アセチレンブラック(AB)、サーマルブラック、ファーネスブラック等のカーボンブラックが挙げられる。バインダとしては、たとえば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、PAA等が挙げられる。
セパレータ113は、電気絶縁性であり、負極111と正極112とを電気的に絶縁する。また、セパレータ113は、内部に複数の細孔(空隙)を有する。これにより、セパレータ113は、電解液を保持する一方で、電解液中のイオンを透過させることが可能である。セパレータ113には、たとえばポリオレフィンが用いられる。電解液は、有機溶媒と、リチウムイオンと、添加剤とを含む。
<バッテリの放置>
以上のように構成された電池システム2において、充放電が行なわれない状態でバッテリ10が放置された場合に、時間の経過とともにバッテリ10の内部抵抗が増加する。この内部抵抗の増加分を「放置抵抗Rh」とも称する。放置抵抗Rhは、正極活物質と電解液との反応により正極活物質の表面に形成された被膜の影響によるものと考えられる(この現象の詳細については、たとえば特許文献1参照)。放置抵抗Rhは、バッテリ10の内部抵抗が関連する様々な充放電制御に影響を与え得るため、放置抵抗Rhを高精度に推定することが要望される。
放置抵抗Rhは、放置終了後(すなわち充放電の開始後)のSOCの変化の態様に応じて低減され得る。これは、正極活物質の表面に形成された被膜が充放電により除去されるためと考えられる。特許文献1に開示された手法には、SOCの変化の態様に応じた放置抵抗の低減を考慮していない点において、放置抵抗の推定精度に改善の余地が存在する。
また、特許文献1には、バッテリのSOCを0%の状態に維持することで放置抵抗を低減可能であることが開示されている。たとえば、ハイブリッド車両の定期点検などの機会であれば、バッテリのSOCを0%まで低下させることが可能である。しかし、一般に、使用中(走行中)の車両に搭載されたバッテリのSOCを0%まで低下させることは、車両の機能を制限したりドライバビリティを損ねたりする可能性があるため難しい。放置抵抗Rhの低減においても、実施可能な状況がより得られ易い手法が求められる。
これらの課題を解決するため、本実施の形態においては、以下に説明するように、放置抵抗Rhを推定するための制御(後述する推定制御)と、放置抵抗Rhを解消するための制御(後述する解消制御)とが実行される。
<制御フロー>
図3は、本実施の形態において実行される放置抵抗Rhに関連する制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートは、所定周期が経過する度または所定条件が成立する度に、ECU100により図示しないメインルーチンから呼び出されて実行される。また、このフローチャートに含まれる各ステップ(以下「S」と略す)は、基本的にはECU100によるソフトウェア処理によって実現されるが、ECU100内に作製された専用のハードウェア(電気回路)によって実現されてもよい。
S10において、ECU100は、バッテリ10の放置抵抗Rhを推定する「推定制御」を実行すべきであることを示す推定条件が成立しているか否かを判定する。たとえば、車両1のイグニッションオン(IG−ON)操作時には、前回の車両1のイグニッションオフ(IG−OFF)から、ある程度の時間(数時間〜数日)が経過している可能性がある。そのため、バッテリ10の放置抵抗Rhが増加している可能性がある。また、前回の推定制御の実行時から所定時間(たとえば数時間程度)が経過していた場合にも、その間にバッテリ10の放置抵抗Rhの増減が生じている可能性がある。本実施の形態では、上記のような場合に推定条件が成立していると判定される。
推定条件が成立している場合(S10においてYES)、ECU100は、推定制御を実行する(S20)。なお、推定制御は推定条件が成立する度に繰り返し実行されるところ、今回の制御がi(iは2以上の自然数)回目の処理であるとする。
推定制御の実行後、ECU100は、放置抵抗Rhを解消すべき(あるいは低減させるべき)であることを示す解消条件が成立しているか否かを判定する(S30)。たとえば、推定制御により推定された放置抵抗Rhが所定値よりも高い場合に、解消条件が成立していると判定される。
解消条件が成立している場合(S30においてYES)、ECU100は、放置抵抗Rhを解消するための「解消制御」をさらに実行する(S40)。解消条件が成立していない場合(S30においてNO)には、解消制御は実行されない。以下、推定制御および解消制御の詳細について順に説明する。
図4は、図3に示した推定制御(S20の処理)を、より詳細に説明するためのフローチャートである。図1および図4を参照して、S21において、ECU100は、温度センサ23からバッテリ10の温度TBを取得する。
また、ECU100は、バッテリ10が放置開始時のSOC(より具体的には、IG−OFF操作時のSOC、あるいは、前回((i−1)回目)の推定制御の実行時のSOC)を推定する。SOCの推定手法は、公知の手法を用いることができる。一例として、予め準備されたOCV−SOCカーブを参照することで、OCVからSOCを推定することができる。なお、推定されたSOCは、次回((i+1)回目)の推定制御において、後述するS23の処理にて使用するためにECU100のメモリ100Bに記憶される。
さらに、ECU100は、バッテリ10の放置時間を算出する。本実施の形態において、放置時間とは、直近のバッテリ10の充放電終了時から現在までの時間である。放置時間は、ECU100内のタイマ(図示せず)を用いて取得してもよいし、車両外部との通信により取得した時刻情報に基づいて算出してもよい。
S22において、ECU100は、バッテリ10の放置抵抗Rhの増加率(以下「抵抗増加率」と略す)Rincを算出する。抵抗増加率Rincとは、バッテリ10の放置開始前の内部抵抗を基準とした現在の内部抵抗の比率(すなわち放置に伴う内部抵抗の増加比率)を意味する。抵抗増加率Rincは、以下に説明するように、バッテリ10の放置開始時のSOC、バッテリ10の温度TBおよび放置時間から算出される。
図5は、抵抗増加率Rincの算出手法の一例を説明するための図である。図5において、横軸はバッテリ10の放置時間を示し、縦軸はバッテリ10の抵抗増加率Rincを示す。図5には、ある温度TBおよびSOCにてバッテリ10が放置された場合の放置時間の経過に伴う抵抗増加率Rincの変化が示されている。
図5より、バッテリ10の放置時間が経過するに従って放置抵抗Rhが増加することが分かる。図5に示すような関係を、バッテリ10の放置中のSOC(初期SOC)と温度TBとの組合せ(初期SOC,TB)毎に実験により予め取得する。そして、取得した関係をマップMP1としてECU100のメモリ100Bに記憶させておく。これにより、ECU100は、バッテリ10の初期SOCの推定値、バッテリ10の温度TBの検出値およびバッテリ10の放置時間から、バッテリ10の抵抗増加率Rincを算出することができる。
図4に戻り、S23において、ECU100は、現在のバッテリ10のSOCを推定する。さらに、ECU100は、メモリ100Bに記憶された、前回の推定制御の実行時におけるバッテリ10のSOCを読み出す。そして、ECU100は、前回の推定制御の実行時から現在までのバッテリ10のSOCの変化量の絶対値(以下、|ΔSOC|と記載する)を算出する。なお、|ΔSOC|は、SOCの変化量の絶対値を示すパラメータであるため、SOCの変化量が同じであれば、バッテリ10の充電または放電にかかわらず同じ値となる。
S14において、ECU100は、バッテリ10の放置抵抗Rhの低減率(以下「抵抗低減率」と略す)Rdecを算出する。放置抵抗Rhは、前回の推定制御の実行時(前回の放置抵抗Rhの算出時)から現在までのバッテリ10のSOC変化に伴って低減され得る。抵抗低減率Rdecとは、前回の推定制御の実行時の内部抵抗を基準とした現在の内部抵抗の比率(すなわち、SOC変化に伴う放置抵抗の低減比率)を意味する。
図6は、抵抗低減率Rdecの算出手法の一例を説明するための図である。図6において、横軸はバッテリ10の|ΔSOC|を示し、縦軸はバッテリ10の抵抗低減率Rdecを示す。図6には、充放電開始前のバッテリ10のSOC(初期SOC)がある値の場合において、その後にバッテリ10が充放電されたことによる|ΔSOC|と抵抗増加率Rincとの関係が示されている。
図6より、|ΔSOC|が大きくなるに従って抵抗低減率Rdecが大きくなることが分かる。バッテリ10の放置開始時のSOC毎に図6に示すような関係を実験により予め取得する。そして、取得した関係をマップMP2としてECU100のメモリ100Bに記憶させておく。これにより、ECU100は、充放電開始前のバッテリ10のSOC(初期SOC)と|ΔSOC|とから、バッテリ10の抵抗低減率Rdecを推定することができる。
再び図4に戻り、S25において、ECU100は、前回((i−1)回目)の演算時における放置抵抗Rh(i−1)をメモリ100Bから読み出す。そして、ECU100は、現在(i回目の演算時)の放置抵抗Rh(i)を推定する(S26)。より詳細には、放置抵抗Rh(i)は、前回演算時の放置抵抗Rh(i−1)と、S22にて算出した抵抗増加率Rinc(i)と、S24にて算出した抵抗低減率Rdec(i)とを用いて、下記式(1)に従って算出することができる。式(1)は、抵抗低減率Rdecによる補正が行なわれることを示している。
Rh(i)=Rh(i−1)×Rinc(i)×1/Rdec(i) ・・・(1)
その後、ECU100は、S26にて推定された放置抵抗Rh(i)をメモリ100Bに記憶する(S27)。この放置抵抗Rh(i)は、次回((i+1)回目)の演算時におけるS25の処理にてメモリ100Bから読み出されて使用される。
図7は、図3に示した解消制御(S40の制御)を、より詳細に説明するためのフローチャートである。S41において、ECU100は、バッテリ10の内部抵抗の劣化量ΔRを取得する。劣化量ΔRとは、初期状態(たとえばバッテリ10の製造時の状態)での内部抵抗R0を基準とした、経年劣化または使用に伴う劣化によるバッテリ10の内部抵抗の増加量である。劣化量ΔRは、図示しない別ルーチンを実行することにより推定される。より具体的には、前回の解消制御の実行後の内部抵抗(放置抵抗Rhの影響が低減された値)と、初期状態での内部抵抗R0(予めメモリ100Bに記憶された固定値)とを比較することで、劣化量ΔRを推定することができる。
S41において、ECU100は、推定制御により推定された放置抵抗Rhと、S41にて推定した劣化量ΔRとに基づいて、放置抵抗Rh(i)の低減可能量ΔXを算出する。低減可能量ΔXとは、解消制御によって低減させる(解消する)ことが可能な放置抵抗Rhの大きさである。
図8は、放置抵抗Rhの低減可能量ΔXの算出手法の一例を説明するための図である。図8において、横軸は劣化量ΔRを示し、縦軸は低減可能量ΔXを示す。
バッテリ10の劣化が進行するに従って放置抵抗Rhは生じにくくなる。そのため、放置抵抗Rhの低減可能量ΔXも小さくなる。図8に示すような関係を、バッテリ10の放置抵抗Rh毎に実験により予め取得する。そして、取得した関係をマップMP3としてECU100のメモリ100Bに記憶させておく。これにより、ECU100は、推定制御により推定された放置抵抗Rhと、劣化量ΔRとから、低減可能量ΔXを推定することができる。
S43において、ECU100は、S42にて算出した低減可能量ΔXが予め定められた規定量Xcよりも大きいか否かを判定する。低減可能量ΔXが規定量Xc以下である場合(S43においてNO)には、ECU100は、放置抵抗Rhを解消するのに適した条件が成立していないとして処理をS48に進める。
車両1では、バッテリ10のSOCが所定の制御範囲内に制御される。このため、通常は、バッテリ10のSOCをSOC中心(目標SOC)に制御するように、SOC中心よりも高SOC領域ではバッテリ10の放電を促進する一方で、SOC中心よりも低SOC領域ではバッテリ10の充電を促進するように、エンジン50の出力が制御される。この際、ECU100は、充放電パワーPchg*に従ってバッテリ10を充放電することによって、SOCを制御することができる。充放電パワーPchg*は、充放電パワーPchg*を決定するためのマップ(図示せず)に従って、SOCがSOC中心であるときにはPchg*=0に設定され、充電要求時には正値(Pchg*>0)に設定され、放電要求時には負値(Pchg*<0)に設定される。
S48において、ECU100は、SOC中心を通常値(たとえば60%)に設定する。また、ECU100は、充放電パワーPchg*を通常値に設定する(S49)。その後、処理は図3に示すフローチャートへと戻される。
これに対し、低減可能量ΔXが規定量Xcよりも大きい場合(S43においてYES)には、放置抵抗Rhを解消するのに適した条件が成立している可能性がある。したがって、ECU100は、処理をS44に進め、車両1がHV走行中(エンジン50およびモータジェネレータ42を動力源として用いた走行中)であるか否かを判定する。車両1がHV走行中である場合(S44においてYES)、ECU100は、バッテリ10の温度TBが所定範囲内(たとえば−10℃から45℃までの範囲内)であるか否かをさらに判定する(S45)。
バッテリ10の温度TBが所定範囲内の場合(S45においてYES)、ECU100は、処理をS46に進め、バッテリ10のSOC中心を通常値から変更する。さらに、S47において、ECU100は、充放電パワーPchg*を通常値から変更する。その後、処理は図3に示すフローチャートへと戻される。
図9は、SOC中心の設定手法の一例を説明するための図である。図9において、横軸はバッテリ10のSOC中心を示し、縦軸は低減可能量ΔXを示す。図10は、充放電パワーPchg*の設定手法の一例を説明するための図である。図10において、横軸は充放電パワーPchg*を示し、縦軸は低減可能量ΔXを示す。
図9に示すようなマップMP4を用いることで、低減可能量ΔXに応じたSOC中心、すなわち放置抵抗Rhの解消量が最大となる低減可能量ΔXを実現するためのSOC中心が設定される。同様に、図10に示すようなマップMP5を参照することで、低減可能量ΔXに応じた充放電パワーPchg*、すなわち放置抵抗Rhの解消量が最大となる低減可能量ΔXを実現するための充放電パワーPchg*が設定される。このようにSOC中心および充放電パワーPchg*を設定することは、通常時(S48,S49の処理を実行する場合)と比べて、バッテリ10のSOCの変化量(変化幅)を大きくすることに相当する。
なお、図7においてS44,S45の条件が成立していない場合には、通常時の処理(S48,S49の処理)が実行される。S44,S45の処理は、一般的にSOC中心および充放電パワーPchg*の変更が要望されやすい条件を示すものであって、図7において必須の処理ではない。これらの処理を省略し、S43の処理のみとすることも可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、充放電に伴うバッテリ10のSOCの変化量(|ΔSOC|)による抵抗低減率Rdecを考慮した上で放置抵抗Rhが推定される。すなわち、抵抗低減率Rdecにより放置抵抗Rhが補正される。これにより、抵抗増加率Rincのみを考慮する場合と比べて、放置抵抗Rhの推定精度を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、バッテリ10のSOCの変化量(|ΔSOC|)が大きくなるように、すなわちバッテリ10の充電量または放電量が大きくなるようにSOC中心を設定することによって放置抵抗Rhを低減させる。これにより、特許文献1に開示された手法と比べて、放置抵抗Rhを低減させる機会をより得やすくすることができる。
なお、図3では、推定制御と解消制御とが順に実行される例を説明したが、推定制御と解消制御とは互いに独立に実行してもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、2 電池システム、10 バッテリ、11 セル、20 監視ユニット、21 電圧センサ、22 電流センサ、23 温度センサ、41,42 モータジェネレータ、50 エンジン、60 動力分割装置、70 駆動軸、80 駆動輪、100B メモリ、111 ケース、112 蓋体、113 正極端子、114 負極端子、115 電極体、116 正極シート、117 負極シート、118 セパレータ。

Claims (2)

  1. 正極活物質としてニッケルを含むリチウムイオン二次電池と、
    充放電が行なわれずに前記リチウムイオン二次電池が放置されることによる前記リチウムイオン二次電池の内部抵抗の増加量を示す放置抵抗を推定する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記リチウムイオン二次電池の放置中のSOC(State Of Charge)と、前記リチウムイオン二次電池の放置終了後からの充放電に伴うSOCの変化量とから前記放置抵抗の低減率を算出し、算出された低減率を用いて前記放置抵抗を補正する、電池システム。
  2. 前記電池システムは、エンジンと、車輪との間で回転力を相互に伝達可能に構成されたモータジェネレータとを備えたハイブリッド車両に搭載され、
    前記制御装置は、
    前記リチウムイオン二次電池のSOCが目標SOCとなるように前記エンジンおよび前記モータジェネレータを制御し、
    前記放置抵抗が所定値以上の場合には、前記放置抵抗が前記所定値未満の場合と比べて、前記リチウムイオン二次電池のSOCの変化量が大きくなるように前記目標SOCを設定する、請求項1に記載の電池システム。
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