JP6801583B2 - 電動車両 - Google Patents
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Description
本開示は、車載の電池を車外の設備から供給される電力で充電する外部充電を時刻スケジュールに従って行なうタイマー充電を実行可能に構成された電動車両に関する。
特開2016−220498号公報(特許文献1)には、上記のタイマー充電を実行可能に構成された電動車両が開示されている。この電動車両においては、外部充電時において、補機負荷の作動パターンから、外部充電電力の実績値が学習される。さらに、タイマー充電の時刻スケジュールの作成時において、外部充電電力の学習値などを用いて外部充電の所要時間が推定され、推定された外部充電の所要時間に従って外部充電の時刻スケジュール(充電開始目標時刻および充電完了目標時刻)が設定される。
一般的に、電池のSOC(State Of Charge)がほとんど変動しない状態(以下「放置状態」ともいう)が継続すると、電池の内部抵抗が増加する現象が生じ得ることが知られている。以下では、放置状態の継続によって生じる電池の内部抵抗を「放置抵抗」とも記載する。
放置抵抗は、放置状態の継続時間が長いほど増加するが、その後にSOCが変動(増加あるいは減少)することによって減少する。放置抵抗の減少量は、SOCの変動量が大きいほど、大きくなる。したがって、タイマー充電によってSOCが増加することによって、放置抵抗は解消し得る。
しかしながら、タイマー充電によるSOCの増加量が放置抵抗の大きさに対して相対的に少ない場合には、タイマー充電後においても放置抵抗が十分に解消されず、その影響でタイマー充電後の電池の入出力性能が低下することが懸念される。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、タイマー充電後における、放置抵抗による電池の性能低下を適切に抑制することである。
本開示による電動車両は、車載の電池を車外の設備から供給される電力で充電する外部充電を実行可能に構成される。この電動車両は、外部充電を行なうための充電器と、外部充電を時刻スケジュールに従って行なうタイマー充電を実行するように充電器を制御可能に構成された制御装置とを備える。制御装置は、電池のSOCの変動量の履歴から、SOCの変動量が所定値未満である放置状態が継続することによって生じる電池の内部抵抗である放置抵抗を算出する。制御装置は、設備と電動車両とが接続された状態でかつタイマー充電の待機中である場合、タイマー充電前の放置抵抗およびSOCを用いて放置抵抗がタイマー充電によって解消するか否かを予測する。制御装置は、放置抵抗がタイマー充電によって解消しないと予測される場合、放置抵抗を低減させるための電池の充放電であるリフレッシュ充放電をタイマー充電の待機中に実行する。
上記構成によれば、タイマー充電の待機中に、放置抵抗がタイマー充電によって解消するか否かが予測される。そして、放置抵抗がタイマー充電によって解消しないと予測される場合、放置抵抗を低減させるためのリフレッシュ充放電がタイマー充電の待機中に実行される。その結果、タイマー充電後における、放置抵抗による電池の性能低下を適切に抑制することができる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
<全体構成>
図1は、本実施の形態による車両10を含む充電システム1の全体構成の一例を示した図である。充電システム1は、車両10と、外部設備20とを備える。車両10は、車載の電池に蓄えられた電力を用いて走行可能な電動車両(ハイブリッド自動車、電気自動車など)である。
図1は、本実施の形態による車両10を含む充電システム1の全体構成の一例を示した図である。充電システム1は、車両10と、外部設備20とを備える。車両10は、車載の電池に蓄えられた電力を用いて走行可能な電動車両(ハイブリッド自動車、電気自動車など)である。
車両10は、外部設備20から受電可能に構成される。具体的には、車両10は、外部設備20のコネクタ210に接続可能に構成されたコネクタ110を備える。外部設備20のコネクタ210が車両10のコネクタ110に接続された状態(以下「プラグイン状態」ともいう)において、車両10は、外部設備20から受電し、受電した電力で車載電池を充電する外部充電を行なうことができる。さらに、本実施の形態においては、プラグイン状態において、車載電池の電力を外部設備20に供給することもできる。なお、車両10と外部設備20との間の電力の授受を非接触で行なうように構成してもよい。
車両10は、時刻スケジュールに従って外部充電を行なうタイマー充電を実行可能に構成される。タイマー充電については、後ほど詳しく説明する。
外部設備20は、プラグイン状態において、車両10からの要求に従って、車両10へ電力を供給したり、車両10からの電力を受け入れたりする。
図2は、車両10の構成の一例を概略的に示す図である。車両10は、コネクタ110と、充放電器120と、電池130と、監視ユニット131と、駆動装置140と、ECU(Electric Control Unit)150と、MID(Multi Information Display)160と、DCM(Data Communication Module)180とを備える。
コネクタ110は、外部設備20のコネクタ210(図1参照)と接続可能に構成される。充放電器120は、ECU150によって制御され、コネクタ110によって受電された外部設備20の電力で電池130を充電したり、電池130の電力をコネクタ110を介して外部設備20に放電したりすることができる。
電池130は、外部充電によって蓄えられた電力を駆動装置140へ供給することができる。電池130は、たとえば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池である。電池130は、駆動装置140において発電された電力も蓄えることができる。
監視ユニット131には、電池130の温度(以下「電池温度」ともいう)Tbを検出するセンサ、電池130の電圧(以下「電池電圧」ともいう)Vbを検出するセンサ、および電池130を流れる電流(以下「電池電流」ともいう)Ibを検出するセンサが含まれる。監視ユニット131内の各センサは、検出結果をECU150に出力する。なお、図1においては各センサが1つのユニットに収容されているが、各センサは別々に配置されてもよい。
駆動装置140は、車両10が走行するための駆動力を発生する。特に図示しないが、駆動装置140は、電池130から電力の供給を受けるコンバータやインバータ、インバータにより駆動されて駆動輪を駆動するモータを含む。なお、駆動装置140は、電池130を充電するための電力を発生するジェネレータと、そのジェネレータを駆動可能なエンジンとを含んでもよい。
MID160は、車両10における種々の情報を表示するとともにユーザが操作入力可能な表示装置であり、たとえば、タッチ入力可能なディスプレイ等を含んで構成される。この車両10ではタイマー充電を実行可能であり、ユーザは、MID160を操作することによってタイマー充電を設定するか否かを選択することができる。タイマー充電を設定する場合、ユーザは、MID160を操作することによって、外部充電の開始要求時刻および車両10の出発予定時刻を設定することができる。
DCM180は、ECU150からの制御信号に従って、外部設備20などの車両外部の機器と無線通信を行なう通信装置である。
ECU150は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力バッファ等を含み(いずれも図示せず)、車両10における各種制御を行なう。
ECU150は、電池130のSOCを算出し、その履歴をメモリに記憶する。SOCは、一般的に、満充電容量に対する実蓄電量の比で表される。SOCの算出方法としては、電池電圧VbとSOCとの関係を用いて算出する方法や、電池電流Ibの積算値を用いて算出する方法等、種々の公知の手法を用いることができる。
<タイマー充電>
ECU150は、ユーザによってタイマー充電が設定されている場合、タイマー充電の時刻スケジュールを決定し、決定された時刻スケジュールに従って外部充電を実行する「タイマー充電」を行なう。
ECU150は、ユーザによってタイマー充電が設定されている場合、タイマー充電の時刻スケジュールを決定し、決定された時刻スケジュールに従って外部充電を実行する「タイマー充電」を行なう。
具体的には、ECU150は、プラグイン状態でタイマー充電が設定されていると、現在のSOCから、外部充電時間(外部充電によってSOCを目標SOCにするのに要する時間)を算出する。
そして、ユーザがタイマー充電を設定する際に充電開始要求時刻を入力した場合には、ECU150は、入力された充電開始要求時刻を充電開始目標時刻に設定するとともに、充電開始目標時刻から外部充電時間だけ後の時刻を充電完了目標時刻に設定する。
また、ユーザがタイマー充電を設定する際に車両10の出発予定時刻を入力した場合には、ECU150は、入力された出発予定時刻よりも少し前の時刻を充電完了目標時刻に設定するとともに、充電完了目標時刻よりも外部充電時間だけ前の時刻を充電開始目標時刻に設定する。
ECU150は、上述のように設定された時刻スケジュール(充電開始目標時刻および充電完了目標時刻)に従って外部充電を行なうように充放電器120を制御する。具体的には、ECU150は、プラグイン状態において、充電開始目標時刻になるまでは外部充電を行なわずに待機し、充電開始目標時刻になると外部充電を開始して、充電完了目標時刻に外部充電が完了するように充放電器120を制御する。
<放置抵抗の算出>
本実施の形態によるECU150は、所定周期で、電池130の放置抵抗Rを算出する。放置抵抗Rとは、電池130のSOCの変動量(以下、単に「ΔSOC」ともいう)が所定値未満である放置状態が継続することによって生じる電池130の内部抵抗である。
本実施の形態によるECU150は、所定周期で、電池130の放置抵抗Rを算出する。放置抵抗Rとは、電池130のSOCの変動量(以下、単に「ΔSOC」ともいう)が所定値未満である放置状態が継続することによって生じる電池130の内部抵抗である。
放置抵抗Rは、通常の材料劣化等に起因する内部抵抗とは異なり、電池130の充放電によって解消し得る。具体的には、放置抵抗Rは、放置状態の継続によって一旦増加しても、その後にSOCが所定値以上変動することによって減少し、その減少量はΔSOCが大きいほど大きくなる。また、放置抵抗Rの変動量は、ΔSOCだけでなく、電池温度Tbの影響も受けることが知られている。このような特性を踏まえ、本実施の形態によるECU150は、ΔSOCの履歴および電池温度Tbの履歴をパラメータとして放置抵抗Rを算出する。
図3は、ECU150が放置抵抗Rを算出する際に実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、車両10が走行中であるのか停車中(ユーザが車両10から離れて車両10を放置している状態を含む)であるのかに関わらず、所定の演算周期で(たとえば数時間毎に)繰り返し実行される。
ECU150は、前回演算時から今回演算時までのΔSOCの履歴および電池温度Tbの履歴をパラメータとして、前回演算時から今回演算時までの放置抵抗変動量ΔRを算出する(ステップS10)。たとえば、ECU150は、放置抵抗変動量ΔRを以下のように算出する。
まず、ECU150は、ΔSOCの履歴から、前回演算時から今回演算時までの期間を、ΔSOCが所定値以上である「SOC変動期間」と、ΔSOCが所定値未満である放置期間」とに層別する。
SOC変動期間においては、SOCが変動するため放置抵抗Rは減少し、その減少量はΔSOCが大きいほど大きく、かつ電池温度Tbの影響も受ける。このような特性を踏まえ、ECU150は、ΔSOCと電池温度Tbと放置抵抗減少量ΔR(−)との対応関係を示す情報を予めメモリに記憶しておき、この情報と各SOC変動期間におけるΔSOCおよび電池温度Tbとを用いて、各SOC変動期間ごとの放置抵抗減少量ΔR(−)を順次算出する。
放置期間においては、SOCが変動しないため放置抵抗Rは増加し、その増加量は放置状態が継続する時間(以下「放置時間」ともいう)が長いほど大きく、かつ電池温度Tbの影響も受ける。このような特性を踏まえ、ECU150は、放置時間と電池温度Tbと放置抵抗増加量ΔR(+)との対応関係を示す情報を予めメモリに記憶しておき、この情報と各放置期間における放置時間および電池温度Tbとを用いて、各放置期間ごとの放置抵抗増加量ΔR(+)を順次算出する。
なお、放置期間における放置抵抗Rの増加量は、放置時間および電池温度Tbに加えて、放置抵抗Rの大きさにも依存する。すなわち、放置抵抗Rの増加量は、同じ放置時間および電池温度Tbであっても、放置抵抗Rの大きさに応じて変動し得る。この点を踏まえ、放置抵抗増加量ΔR(+)を算出する際には、放置時間および電池温度Tbに加えて、放置抵抗Rの大きさを考慮することが望ましい。
図4は、放置期間において、電池温度Tbを一定とした場合の放置抵抗Rの時間推移の一例を示す図である。図4から理解できるように、放置期間における放置抵抗Rの単位時間あたりの増加量(傾き)は、放置抵抗Rが大きいほど、徐々に小さくなる。そのため、放置時間が同じであっても、放置開始時の放置抵抗Rが大きいほど、放置抵抗Rの増加量は小さくなる傾向にある。たとえば、図4に示すように、放置時間が同じ所定時間T0であっても、放置開始時の放置抵抗Rが所定値Raである場合の放置抵抗増加量ΔRa(+)と、放置開始時の放置抵抗Rが所定値Rb(Rb>Ra)である場合の放置抵抗増加量ΔRb(+)とを比較すると、ΔRa(+)>ΔRb(+)という関係が成立する。このような特性を踏まえ、ECU150は、放置時間および電池温度Tbに加えて、放置抵抗Rの大きさをも考慮して、放置抵抗増加量ΔR(+)を算出する。
そして、ECU150は、各放置期間における放置抵抗増加量ΔR(+)と、各SOC変動期間における放置抵抗減少量ΔR(−)とを用いて、前回演算時から今回演算時までの放置抵抗変動量ΔRを算出する。
図5は、放置抵抗変動量ΔRの算出手法を説明するための図である。図5には、前回演算時(時刻t30)から今回演算時(時刻t33)までの期間に、放置期間T1、SOC変動期間T2、放置期間T3がこの順に存在する例が示されている。
この場合、ECU150は、まず、放置期間T1における放置抵抗増加量ΔR1(+)を、放置期間T1における放置時間、電池温度Tb、放置期間T1の開始時の放置抵抗R1の大きさに基づいて算出する。次いで、ECU150は、SOC変動期間T2における放置抵抗減少量ΔR2(−)を、SOC変動期間T2におけるΔSOCおよび電池温度Tbに基づいて算出する。次いで、ECU150は、放置期間T3における放置抵抗増加量ΔR3(+)を、放置期間T3における放置時間、電池温度Tb、放置期間T3の開始時の放置抵抗R2の大きさに基づいて算出する。
そして、ECU150は、放置抵抗増加量ΔR1(+)と放置抵抗増加量ΔR3(+)との合計から放置抵抗減少量ΔR2(−)を差し引いた値を、前回演算時から今回演算時までの放置抵抗変動量ΔRとして算出する。
図3に戻って、ECU150は、下記の式(1)を用いて放置抵抗Rを算出する(ステップS12)。
R(n)=R(n−1)+ΔR …(1)
式(1)において、「R(n)」は今回演算時の放置抵抗Rであり、「R(n−1)」は前回演算時の放置抵抗Rである。「ΔR」はステップS10において算出された放置抵抗変動量ΔRである。なお、算出された放置抵抗Rはメモリに記憶される。
式(1)において、「R(n)」は今回演算時の放置抵抗Rであり、「R(n−1)」は前回演算時の放置抵抗Rである。「ΔR」はステップS10において算出された放置抵抗変動量ΔRである。なお、算出された放置抵抗Rはメモリに記憶される。
<タイマー充電の待機中における放置抵抗の低減>
上述のように、放置抵抗Rは、SOCの変動によって減少する。したがって、放置抵抗Rは、タイマー充電によるSOCの変動(増加)によって解消し得る。
上述のように、放置抵抗Rは、SOCの変動によって減少する。したがって、放置抵抗Rは、タイマー充電によるSOCの変動(増加)によって解消し得る。
しかしながら、タイマー充電前の放置抵抗Rの大きさに対して、タイマー充電によるSOCの増加量(タイマー充電前のSOCとタイマー充電後の目標SOCとの差)が少ない場合には、タイマー充電を行なっても放置抵抗Rが十分に解消されず、その影響でタイマー充電後の電池130の入出力性能が低下することが懸念される。
上記の点に鑑み、本実施の形態によるECU150は、プラグイン状態でかつタイマー充電の待機中である場合、タイマー充電前の放置抵抗RおよびSOCを用いて、放置抵抗Rがタイマー充電によって解消するか否かを予測する。そして、放置抵抗Rがタイマー充電によって解消しないと予測される場合、ECU150は、放置抵抗Rを低減させるための電池130の充放電(以下「リフレッシュ充放電」ともいう)をタイマー充電の待機中に実行する。
以下では、リフレッシュ充放電の具体的な方法として、所定レートで電池130から外部設備20に所定の電力量を放電させるリフレッシュ放電を行なった後に、所定レートで外部設備20から電池130に所定の電力量を充電させるリフレッシュ充電を行なう処理を1回のリフレッシュ充放電として、放置抵抗Rの解消に要する回数のリフレッシュ充放電を行なう場合について例示的に説明する。
図6は、ECU150がリフレッシュ充放電を実行する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、プラグイン状態であり、かつタイマー充電が設定されている場合(タイマー充電の待機中である場合)に開始される。
ECU150は、現在の放置抵抗R(タイマー充電前の放置抵抗R)をメモリから読み出す(ステップS22)。そして、ECU150は、現在の放置抵抗Rが所定値R0よりも大きいか否かを判定する(ステップS24)。
現在の放置抵抗Rが所定値R0よりも小さい場合(ステップS24においてNO)、放置抵抗Rが十分に小さいため、ECU150は、ステップS26〜S30の処理をスキップして、ステップS32へと処理を移す。
現在の放置抵抗Rが所定値R0よりも大きい場合(ステップS24にてYES)、ECU150は、現在の放置抵抗Rおよび現在のSOCを用いて、リフレッシュ充放電を行なわなくてもタイマー充電のみで放置抵抗Rが解消するか否かを判定する(ステップS26)。
たとえば、ECU150は、図3で説明した放置抵抗Rの算出手法と同様の手法を用いて、リフレッシュ充放電を行なわない場合のタイマー充電後の放置抵抗Rを予測し、予測された放置抵抗Rが所定値R1未満である場合に、タイマー充電のみで放置抵抗Rが解消すると判定する。リフレッシュ充放電を行なわない場合のタイマー充電後の放置抵抗Rは、タイマー充電開始時までの放置抵抗増加量ΔRe(+)を現在の放置抵抗Rに加えた値から、タイマー充電による放置抵抗減少量ΔRe(−)を差し引いた値(=R+ΔRe(+)−ΔRe(−))とすることができる。タイマー充電開始時までの放置抵抗増加量ΔRe(+)は、現在から充電開始目標時刻までの時間(放置時間)などを用いて予測することができる。また、タイマー充電による放置抵抗減少量ΔRe(−)は、現在のSOCとタイマー充電後の目標SOCとの差分(タイマー充電によるSOC増加量)から予測することができる。
なお、タイマー充電のみで放置抵抗Rが解消するか否かを判定する手法は、上記の手法に限定されない。たとえば、よりシンプルに、現在の放置抵抗Rが所定値よりも小さく、かつ現在のSOCが所定値よりも低い場合(すなわちタイマー充電によって放置抵抗Rの大幅な低下が見込める場合)に、タイマー充電のみで放置抵抗Rが解消すると判定するようにしてもよい。
ステップS26においてタイマー充電のみで放置抵抗Rが解消すると判定された場合(ステップS26においてYES)、タイマー充電の待機中にリフレッシュ充放電を実行する必要はないため、ECU150は、ステップS28,S30の処理をスキップして、ステップS32へと処理を移す。
ステップS26において放置抵抗Rがタイマー充電で解消しないと判定された場合(ステップS26においてNO)、ECU150は、リフレッシュ充放電をタイマー充電の待機中(タイマー充電の開始前)に実行する(ステップS28,S30)。
具体的には、ECU150は、まず、放置抵抗Rの解消に要するリフレッシュ回数(リフレッシュ充放電を行なう回数)を決定する(ステップS28)。たとえば、ECU150は、上述のように現在のSOCとタイマー充電後の目標SOCとの差分(タイマー充電によるSOC増加量)からタイマー充電による放置抵抗減少量ΔRe(−)を予測し、タイマー充電による放置抵抗減少量ΔRe(−)を現在の放置抵抗Rから差し引いた値を、1回のリフレッシュ充放電あたりの放置抵抗減少量で除算することによって、リフレッシュ回数を決定する。なお、1回のリフレッシュ充放電あたりの放置抵抗減少量は、1回のリフレッシュ充放電量(充電量および放電量)から予測することができる。
そして、ECU150は、ステップS28で決定された回数のリフレッショ充放電をタイマー充電の待機中に実行する(ステップS30)。なお、現在時刻からタイマー充電の開始目標時刻までの時間が短い場合には、ステップS28で決定された回数のリフレッショ充放電をタイマー充電の待機中に実行できないことも想定される。この場合には、リフレッシュ充放電レート(放電電力および充電電力)を通常時よりも上げて1回のリフレッシュ充放電に要する時間を短縮することで、ステップS28で決定された回数のリフレッショ充放電をタイマー充電の待機中に実行させることができる。また、リフレッシュ充放電レートを通常よりも上げることに代えてあるいは加えて、ステップS28で決定された回数を減らすようにしてもよい。これにより、タイマー充電の開始時刻を遅らせることなく、リフレッショ充放電を行なうことができる。
その後、ECU150は、タイマー充電制御を実行する(ステップS32)。すなわち、ECU150は、時刻スケジュールに従って外部充電を行なうように充放電器120を制御する。
図7は、電池130のSOCおよび放置抵抗Rの時間推移の一例を示す図である。図7において、横軸は時間を表わし、縦軸の上段はSOCを表わし、縦軸の下段は放置抵抗Rを表わす。図7には、時刻t21〜t23の期間、および時刻t25〜t27の期間において、プラグイン状態となり、かつタイマー充電が設定されている場合が例示されている。
時刻t21にてプラグイン状態となると、タイマー充電のみで放置抵抗Rが解消するか否かが判定される。図7に示す例では、時刻t21における放置抵抗Rが比較的大きいが、時刻t21におけるSOCが比較的低い値S1でありタイマー充電によるSOCの増加量ΔSOC1(=目標SOC−S1)が大きいため、タイマー充電のみで放置抵抗Rが解消すると判定されている。そのため、時刻t21〜t22のタイマー充電待機中においてはリフレッシュ充放電は実行されていない。これにより、タイマー充電のみで放置抵抗Rが解消するにも関わらずリフレッシュ充放電が無駄に実行されることが回避される。
時刻t22〜t23の期間でタイマー充電が実行されると、SOCが所定値S1から目標SOCまで増加することに伴ない、放置抵抗Rが解消している。
時刻t23〜t24の期間は、ユーザが車両10を走行させている。この期間は、SOCが変動しているため、放置抵抗Rは増加しない。
その後、時刻t24にてユーザが車両10を停車させると、放置状態となり、放置抵抗Rが再び増加し始める。時刻t25にて再びプラグイン状態となると、タイマー充電のみで放置抵抗Rが解消するか否かが再び判定される。図7に示す例では、時刻t25における放置抵抗Rが比較的大きい値であるにも関わらず、時刻t25におけるSOCが比較的高い値S2でありタイマー充電によるSOCの増加量ΔSOC2(=目標SOC−S2))が小さいため、タイマー充電のみでは放置抵抗Rが解消しないと判定されている。そのため、時刻t25〜t26のタイマー充電待機中に複数回のリフレッシュ充放電が実行されている。このリフレッシュ充放電によってSOCが変動するため、放置抵抗Rが低減される。
その後、時刻t26〜t27の期間でタイマー充電が実行されると、SOCが所定値S2から目標SOCまで増加することに伴ない、放置抵抗Rがさらに低減され、タイマー充電が完了する時刻t27において放置抵抗Rが解消された状態となる。これにより、リフレッシュ充放電を実行しない場合(一点鎖線参照)に比べて、タイマー充電後の放置抵抗Rを適切に低減させることができる。その結果、タイマー充電が完了する時刻t27以降における、放置抵抗Rによる電池130の性能低下を適切に抑制することができる。
以上のように、本実施の形態によるECU150は、タイマー充電の待機中に、放置抵抗Rがタイマー充電によって解消するか否かを予測する。そして、放置抵抗Rがタイマー充電によって解消しないと予測される場合、ECU150は、放置抵抗Rを低減させるためのリフレッシュ充放電をタイマー充電の待機中に実行する。そのため、タイマー充電後における、放置抵抗Rによる電池130の性能低下を適切に抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 充電システム、10 車両、20 外部設備、110,210 コネクタ、120 充放電器、130 電池、131 監視ユニット、140 駆動装置、150 ECU、160 MID、180 DCM。
Claims (1)
- 車載の電池を車外の設備から供給される電力で充電する外部充電を実行可能に構成された電動車両であって、
前記外部充電を行なうための充電器と、
前記外部充電を時刻スケジュールに従って行なうタイマー充電を実行するように前記充電器を制御可能に構成された制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記電池のSOC(State Of Charge)の変動量の履歴から、前記SOCの変動量が所定値未満である放置状態が継続することによって生じる前記電池の内部抵抗である放置抵抗を算出し、
前記制御装置は、
前記設備と前記電動車両とが接続された状態でかつ前記タイマー充電の待機中である場合、前記タイマー充電前の前記放置抵抗および前記SOCを用いて前記放置抵抗が前記タイマー充電によって解消するか否かを予測し、
前記放置抵抗が前記タイマー充電によって解消しないと予測される場合、前記放置抵抗を低減させるための前記電池の充放電であるリフレッシュ充放電を前記タイマー充電の待機中に実行する、電動車両。
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