JP2010118266A - リチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法、及び、二次電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】リチウムイオン二次電池について、休止に伴って上昇した内部抵抗を低減することができるリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法、及び、二次電池システムを提供する。
【解決手段】リチウムイオン二次電池100の内部抵抗低減方法であって、リチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にするリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法である。
【選択図】図8
【解決手段】リチウムイオン二次電池100の内部抵抗低減方法であって、リチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にするリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法である。
【選択図】図8
Description
本発明は、リチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法、及び、リチウムイオン二次電池を備える二次電池システムに関する。
リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などの二次電池は、携帯機器の電源として、また、電気自動車やハイブリッド自動車などの車両の電源として注目されている。現在、複数の二次電池を備えた二次電池システムとして、様々なものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、組電池の充放電時に、組電池を構成する単電池毎の温度差が一定値を超えた場合に、リフレッシュ充放電を行う二次電池システムが開示されている。リフレッシュ充放電を行うことにより、ニッケル水素蓄電池の不活性化を解消でき、さらに、電池容量を均一化することが可能となるため、電池を有効に活用できると記載されている。
ところで、リチウムイオン二次電池では、電荷が蓄えられている状態で、長時間(例えば6時間以上)にわたり休止状態(充放電が行われない状態)が続くと、内部抵抗が大きく上昇してしまうことがある。内部抵抗が大きく上昇したリチウムイオン二次電池では、十分な出力特性が得られなくなることがあった。特に、大きな出力が要求されるハイブリッド自動車や電気自動車等の車両の駆動用電源として用いる場合には、走行(特に始動時)に必要な出力が得られなくなる虞があった。
しかしながら、特許文献1に開示されている手法では、休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池の内部抵抗を低減することは難しく、十分な出力特性が得られなくなる虞があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、リチウムイオン二次電池について、休止に伴って上昇した内部抵抗を低減することができるリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法、及び、二次電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、リチウムイオン二次電池について、休止に伴って上昇した内部抵抗を低減することができるリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法、及び、二次電池システムを提供することを目的とする。
その解決手段は、リチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法であって、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にするリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法である。
本発明のリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法では、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にする。これにより、休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池の内部抵抗を、適切に低減することができる。
なお、SOCは、「State Of Charge」の略である。
なお、SOCは、「State Of Charge」の略である。
さらに、上記のリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法であって、所定期間毎に、前記リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にするリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法とすると良い。
本発明のリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法では、所定期間毎に、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にする。これにより、休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池の内部抵抗を、所定期間毎に、適切に低減することができる。
なお、所定期間は、リチウムイオン二次電池の使い方等に応じて決めれば良く、例えば、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月等の期間とすることができる。
なお、所定期間は、リチウムイオン二次電池の使い方等に応じて決めれば良く、例えば、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月等の期間とすることができる。
さらに、上記いずれかのリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法であって、前記リチウムイオン二次電池は、車両の駆動用電源として上記車両に搭載されてなるリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法。
本発明の対象となるリチウムイオン二次電池は、車両の駆動用電源として車両に搭載されている。車両としては、例えば、ハイブリッド自動車、電気自動車、電車等が挙げられる。このような車両では、特に大きな出力が要求されるため、駆動用電源であるリチウムイオン二次電池の内部抵抗が上昇すると、走行性能が大きく低下してしまう虞がある。
これに対し、本発明では、前述のように、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすることで、休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池の内部抵抗を、適切に低減することができる。これにより、車両の走行性能を良好に保つことができる。
これに対し、本発明では、前述のように、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすることで、休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池の内部抵抗を、適切に低減することができる。これにより、車両の走行性能を良好に保つことができる。
他の解決手段は、リチウムイオン二次電池を備える二次電池システムであって、上記リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすべきであることを報知する報知手段を備える二次電池システムである。
本発明の二次電池システムの使用者は、報知手段からの報知により、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすべきであることを知ることができる。これにより、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすることが可能となる。従って、休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池の内部抵抗を、適切に低減することができる。
なお、報知手段としては、例えば、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすべきことを知らせる報知ランプを点灯させて、二次電池システムの使用者等(例えば、二次電池システムが車両に搭載されている場合は、車両の運転者)に報知するものを挙げることができる。
さらに、上記の二次電池システムであって、前記報知手段は、所定期間毎に、前記リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすべきであることを報知する二次電池システムとすると良い。
本発明の二次電池システムの使用者は、所定期間毎に、報知手段からの報知により、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすべきであることを知ることができる。これにより、所定期間毎に、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすることが可能となる。従って、休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池の内部抵抗を、所定期間毎に、適切に低減することができる。
なお、本発明の報知手段としては、例えば、所定期間毎に、上記リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすべきことを知らせる報知ランプを点灯させて、二次電池システムの使用者等に報知するものを挙げることができる。
さらに、上記いずれかの二次電池システムであって、前記二次電池システムは、外部電源から供給される電力を用いて上記リチウムイオン二次電池を充電可能とする構成を有し、外部から上記リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にする指令を受けたとき、上記外部電源から供給される電力を用いて上記リチウムイオン二次電池を充電する際、当該充電に先立って、上記リチウムイオン二次電池を放電してSOC0%の状態にする制御を行うSOC0%制御手段を備える二次電池システムとすると良い。
本発明の二次電池システムは、外部からリチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にする指令を受けたとき、外部電源から供給される電力を用いてリチウムイオン二次電池を充電する際、当該充電に先立って、リチウムイオン二次電池を放電してSOC0%の状態にする。これにより、外部電源から供給される電力を用いてリチウムイオン二次電池を充電する前に、リチウムイオン二次電池のSOCを一旦0%にして、休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池の内部抵抗を、適切に低減することができる。その後、外部電源から供給される電力を用いてリチウムイオン二次電池を充電することで、リチウムイオン二次電池について、良好な出力特性を発揮させることができる。
なお、外部からのリチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にする指令は、例えば、報知手段の報知によってリチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすべきであることを知った使用者が、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にする指令の信号を出力するボタンスイッチを押すことで、その指令の信号がSOC0%制御手段に送信されることで実現される。
さらに、上記いずれかの二次電池システムであって、前記二次電池システムは、車両の駆動用電源システムとして上記車両に搭載されてなる二次電池システムとすると良い。
本発明の二次電池システムは、車両の駆動用電源システムとして車両に搭載されている。車両としては、例えば、ハイブリッド自動車、電気自動車、電車等が挙げられる。このような車両では、特に大きな出力が要求されるため、駆動用電源であるリチウムイオン二次電池の内部抵抗が上昇すると、走行性能が大きく低下してしまう虞がある。
これに対し、本発明の二次電池システムでは、前述のように、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすることが可能とされている。このため、リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすることで、休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池の内部抵抗を、適切に低減することができる。これにより、車両の走行性能を良好に保つことができる。
(実施例1)
次に、本発明の実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
ハイブリッド自動車1は、図1に示すように、車体2、エンジン3、フロントモータ4、リヤモータ5、二次電池システム6、及びケーブル7を有し、エンジン3とフロントモータ4及びリヤモータ5との併用で駆動するハイブリッド自動車である。具体的には、このハイブリッド自動車1は、二次電池システム6をフロントモータ4及びリヤモータ5の駆動用電源として、エンジン3とフロントモータ4及びリヤモータ5とを用いて走行できるように構成されている。
次に、本発明の実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
ハイブリッド自動車1は、図1に示すように、車体2、エンジン3、フロントモータ4、リヤモータ5、二次電池システム6、及びケーブル7を有し、エンジン3とフロントモータ4及びリヤモータ5との併用で駆動するハイブリッド自動車である。具体的には、このハイブリッド自動車1は、二次電池システム6をフロントモータ4及びリヤモータ5の駆動用電源として、エンジン3とフロントモータ4及びリヤモータ5とを用いて走行できるように構成されている。
このうち、二次電池システム6は、ハイブリッド自動車1の車体2に取り付けられており、ケーブル7によりフロントモータ4及びリヤモータ5に接続されている。この二次電池システム6は、図2に示すように、組電池30と、電池制御装置70と、電圧検知手段50とを備えている。組電池30は、電気的に直列に接続された複数(例えば、100個)のリチウムイオン二次電池100を有している。なお、組電池30を構成する全てのリチウムイオン二次電池100のSOCは、通常、等しくされている。
電圧検知手段50は、組電池30を構成する各々のリチウムイオン二次電池100の電池電圧(端子間電圧)を検知する。
電池制御装置70は、図示しないROM、CPU、RAM等を有し、組電池30の充放電を制御する。例えば、ハイブリッド自動車1の運転中は、組電池30とインバータ(モータ)との間における電気のやりとりを制御する。
電池制御装置70は、図示しないROM、CPU、RAM等を有し、組電池30の充放電を制御する。例えば、ハイブリッド自動車1の運転中は、組電池30とインバータ(モータ)との間における電気のやりとりを制御する。
また、この電池制御装置70は、電圧検知手段50で検出された電池電圧に基づいて、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100のSOCを推定する。なお、電池制御装置70は、ハイブリッド自動車1の制御を司るコントロールユニット60に接続され、コントロールユニット60との間で電気信号を送受信する。
なお、ハイブリッド自動車1の整備作業者等は、電池制御装置70で推定されたリチウムイオン二次電池100のSOCを、例えば、図2に示すように、公知のデータモニタ80によって知ることができる。データモニタ80は、電池制御装置70に接続することで、電池制御装置70に蓄積されているデータを取得できる装置である。
なお、ハイブリッド自動車1の整備作業者等は、電池制御装置70で推定されたリチウムイオン二次電池100のSOCを、例えば、図2に示すように、公知のデータモニタ80によって知ることができる。データモニタ80は、電池制御装置70に接続することで、電池制御装置70に蓄積されているデータを取得できる装置である。
リチウムイオン二次電池100は、図3に示すように、直方体形状の電池ケース110と、正極端子120と、負極端子130とを備える、角形密閉式のリチウムイオン二次電池である。このうち、電池ケース110は、金属からなり、直方体形状の収容空間をなす角形収容部111と、金属製の蓋部112とを有している。電池ケース110(角形収容部111)の内部には、電極体150、正極集電部材122、負極集電部材132などが収容されている。
電極体150は、断面長円状をなし、シート状の正極155、負極156、及びセパレータ157を捲回してなる扁平型の捲回体である(図4及び図5参照)。正極155は、アルミニウム箔からなる正極集電部材151と、その表面に塗工された正極合材152を有している。負極156は、銅箔からなる負極集電部材158と、その表面に塗工された負極合材159を有している。
電極体150は、その軸線方向(図3において左右方向)の一方端部(図3において右端部)に位置し、正極集電部材151の一部のみが渦巻状に重なる正極捲回部155bと、他方端部(図3において左端部)に位置し、負極集電部材158の一部のみが渦巻状に重なる負極捲回部156bとを有している。
正極155には、正極捲回部155bを除く部位に、正極活物質153を含む正極合材152が塗工されている(図5参照)。また、負極156には、負極捲回部156bを除く部位に、負極活物質154を含む負極合材159が塗工されている(図5参照)。正極捲回部155bは、正極集電部材122を通じて、正極端子120に電気的に接続されている。負極捲回部156bは、負極集電部材132を通じて、負極端子130に電気的に接続されている。
本実施例1では、正極活物質153として、ニッケル酸リチウムを用いている。また、負極活物質154として、黒鉛(詳細には、アモルファスコート黒鉛)を用いている。また、セパレータ157として、ポリエチレンからなる多孔質シートを用いている。また、非水電解液として、EC(エチレンカーボネート)とDEC(ジエチルカーボネート)とを混合した溶液中に、六フッ化燐酸リチウム(LiPF6)を溶解したものを用いている。
(保存試験)
次に、リチウムイオン二次電池100について保存試験を行い、保存試験前後の内部抵抗を測定した。
具体的には、まず、SOC60%に調整したリチウムイオン二次電池100について、25℃の温度環境下で、100Aの定電流で10秒間放電を行った。この放電期間中、リチウムイオン二次電池100の電池電圧(端子間電圧)を、0.1秒毎に測定した。この測定結果に基づいて、保存試験前のリチウムイオン二次電池100の内部抵抗(IV抵抗)を算出した。
次に、リチウムイオン二次電池100について保存試験を行い、保存試験前後の内部抵抗を測定した。
具体的には、まず、SOC60%に調整したリチウムイオン二次電池100について、25℃の温度環境下で、100Aの定電流で10秒間放電を行った。この放電期間中、リチウムイオン二次電池100の電池電圧(端子間電圧)を、0.1秒毎に測定した。この測定結果に基づいて、保存試験前のリチウムイオン二次電池100の内部抵抗(IV抵抗)を算出した。
具体的には、横軸に電流値を設定し、縦軸に電池電圧を設定したグラフに、放電時間0秒における電池電圧値と電流値(0A)、及び、放電から10秒後における電池電圧値と電流値(100A)をプロットし、この2点を結んだ直線の傾きを、保存試験前のリチウムイオン二次電池100の内部抵抗(IV抵抗)として算出した。保存試験前のリチウムイオン二次電池100の内部抵抗は、3.32mΩと算出された。
次いで、このリチウムイオン二次電池100をSOC60%に調整した後、内部温度が60℃に調整された恒温槽内に、6時間保存した。すなわち、リチウムイオン二次電池100を、休止状態で、60℃の温度環境下に、連続して6時間放置した。その後、このリチウムイオン二次電池100について、保存試験前と同様に、25℃の温度環境下で、100Aの定電流で10秒間放電を行い、電池電圧(端子間電圧)を0.1秒毎に測定した。この測定結果に基づいて、保存試験前と同様にして、保存試験後(6hr)のリチウムイオン二次電池100の内部抵抗を算出したところ、3.62mΩであった。この結果より、SOC60%のリチウムイオン二次電池100を、60℃の温度環境下で6時間休止させると、休止前に比べて、内部抵抗が約9%(=(3.62−3.32)/3.32)も上昇することがわかる。
さらに、保存試験後(6hr)のリチウムイオン二次電池100をSOC60%に調整した後、再び、内部温度が60℃に調整された恒温槽内に、連続して37時間保存した。その後、このリチウムイオン二次電池100について、保存試験前と同様に、25℃の温度環境下で、100Aの定電流で10秒間放電を行い、電池電圧(端子間電圧)を0.1秒毎に測定した。この測定結果に基づいて、保存試験前と同様にして、保存試験後(37hr)のリチウムイオン二次電池100の内部抵抗を算出したところ、保存試験後(6hr)と同様に3.62mΩであった。以上の結果より、SOC60%のリチウムイオン二次電池100を、60℃の温度環境下で6時間以上休止させると、内部抵抗が約9%も上昇することがわかる。
次に、保存試験後(37hr)のリチウムイオン二次電池100を放電させて、SOC0%の状態にした(以下、この処理をSOC0%処理ともいう)。具体的には、リチウムイオン二次電池100の電池電圧(端子間電圧)が3.0Vに低下するまで放電を行った。リチウムイオン二次電池100では、電池電圧が3.0VであるときにSOCが0%となるからである。
次いで、このリチウムイオン二次電池100をSOC60%に調整した後、保存試験前と同様に、25℃の温度環境下で、100Aの定電流で10秒間放電を行い、電池電圧(端子間電圧)を0.1秒毎に測定した。その後、保存試験前と同様にして、SOC0%処理後のリチウムイオン二次電池100の内部抵抗を算出したところ、3.43mΩとなり、保存試験後に比べて、内部抵抗値が小さくなった。具体的には、SOC0%処理後のリチウムイオン二次電池100の内部抵抗値は、保存試験後の内部抵抗値に比べて、約5%(=(3.62−3.43)/3.62)も小さくなった。
この試験結果より、リチウムイオン二次電池100を、一旦、SOC0%の状態にすることで、リチウムイオン二次電池100について、休止に伴って上昇した内部抵抗を大幅に低減することができるといえる。
なお、リチウムイオン二次電池について、電荷が蓄えられている状態で、長時間にわたり休止状態(充放電が行われない状態)が続くことで内部抵抗が大きく上昇してしまう理由は、次のように考えている。リチウムイオン二次電池は、電荷が蓄えられている状態で、長時間にわたり休止状態(充放電が行われない状態)が続くと、正極活物質と電解液との反応により、正極活物質の表面に被膜が生成される。この被膜の影響で、リチウムイオン二次電池の内部抵抗が上昇すると推測している。
これに対し、リチウムイオン二次電池を、一旦、SOC0%の状態にすることで、正極活物質の表面に生成された被膜を除去することができると考えている。本実施例1では、正極活物質153としてニッケル酸リチウムを用いたリチウムイオン二次電池100について、電池電圧を3.0Vにまで低下させて、SOC0%の状態にしている。このとき、正極電位(vs.Li)は、3.0Vとなる。以上のことから、ニッケル酸リチウムを用いたリチウムイオン二次電池について、正極電位(vs.Li)を3.0V以下に低下させる(正極電位(vs.Li)が3.0V以下になる電池電圧に至るまで放電させる)ことで、正極活物質の表面に生成された被膜を除去し、休止期間中に上昇した内部抵抗を低減することができると考えている。
次に、本実施例1にかかるリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法について説明する。本実施例1では、所定期間毎に、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にする。
具体的には、ハイブリッド自動車1のユーザーは、ハイブリッド自動車1を購入後、所定期間(例えば、6ヶ月)を経過する毎に、ハイブリッド自動車1の定期点検を受ける。この定期点検において、整備作業者が、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100を放電させて、一旦、リチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にする。これにより、所定期間毎(例えば、6ヶ月毎)に、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にすることができる。
具体的には、ハイブリッド自動車1のユーザーは、ハイブリッド自動車1を購入後、所定期間(例えば、6ヶ月)を経過する毎に、ハイブリッド自動車1の定期点検を受ける。この定期点検において、整備作業者が、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100を放電させて、一旦、リチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にする。これにより、所定期間毎(例えば、6ヶ月毎)に、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にすることができる。
ここで、本実施例1にかかるリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法について、図7及び図8を参照しつつ詳細に説明する。
まず、整備作業者は、図7に示すように、公知の定電流充放電装置90を用意し、ハイブリッド自動車1を停止(車両電源スイッチをOFF)させた状態で、定電流充放電装置90の第1端子91を組電池30の正極端子30bに接続し、第2端子92を組電池30の負極端子30cに接続する。
まず、整備作業者は、図7に示すように、公知の定電流充放電装置90を用意し、ハイブリッド自動車1を停止(車両電源スイッチをOFF)させた状態で、定電流充放電装置90の第1端子91を組電池30の正極端子30bに接続し、第2端子92を組電池30の負極端子30cに接続する。
次いで、図8に示すように、ステップS1において、定電流充放電装置90を用いて、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100について定電流放電を行う。このとき、整備作業者は、電池制御装置70に接続したデータモニタ80によって、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100のSOCを、リアルタイムに確認する。
すなわち、整備作業者は、データモニタ80によって、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100のSOCを確認しつつ、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100の定電流放電を行う。次いで、ステップS2に進み、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100のSOCが0%に達したか否かを、データモニタ80で確認する。SOCが0%に達したのを確認(Yes)したら、ステップS3に進み、組電池30の定電流放電を停止する。これにより、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にすることができる。従って、所定期間(例えば、6ヶ月)中の休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池の内部抵抗を、適切に低減することができる。
その後、ステップS4に進み、整備作業者は、データモニタ80によって、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100のSOCを確認しつつ、定電流充放電装置90を用いて、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100の定電流充電を行う。なお、ステップS4の充電処理は、ステップS3において放電を停止した後、2時間以上経過した後に行うのが好ましい。組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100について、SOC0%の状態を2時間以上維持することで、内部抵抗をより一層低減することができるからである。
次いで、ステップS5に進み、整備作業者は、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100のSOCが基準値(例えば、SOC60%)に達したか否かを、データモニタ80で確認する。SOCが基準値(例えば、SOC60%)に達したのを確認(Yes)したら、ステップS6に進み、組電池30の定電流充電を停止する。これにより、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100について、良好な出力特性を発揮させることが可能となる。
上述のステップS1〜S3の処理を、所定期間毎(例えば、6ヶ月毎)に行うことで、休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池100の内部抵抗を、所定期間毎に、適切に低減することができる。これにより、ハイブリッド自動車1の走行性能(出力特性)を良好に保つことができる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について、図面を参照しつつ説明する。
本実施例2のハイブリッド自動車11を、図9に示す。ハイブリッド自動車11は、実施例1のハイブリッド自動車1と比較して、二次電池システムが異なる。さらに、二次電池システムに接続された電源プラグ8を備えている。
本実施例2の二次電池システム16は、図10に示すように、組電池30と、変換装置44と、電池制御装置270と、電圧検知手段50とを備えている。
次に、本発明の実施例2について、図面を参照しつつ説明する。
本実施例2のハイブリッド自動車11を、図9に示す。ハイブリッド自動車11は、実施例1のハイブリッド自動車1と比較して、二次電池システムが異なる。さらに、二次電池システムに接続された電源プラグ8を備えている。
本実施例2の二次電池システム16は、図10に示すように、組電池30と、変換装置44と、電池制御装置270と、電圧検知手段50とを備えている。
電池制御装置270は、図示しないROM、CPU、RAM等を有し、スイッチ41,42を介して、組電池30に電気的に接続されている。この電池制御装置270は、スイッチ41,42をONにした状態で、組電池30の充放電を制御する。例えば、ハイブリッド自動車11の運転中は、組電池30とインバータ(モータ)との間における電気のやりとりを制御する。
また、この電池制御装置270は、電圧検知手段50で検出された電池電圧に基づいて、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100のSOCを推定する。なお、電池制御装置270は、ハイブリッド自動車11の制御を司るコントロールユニット60に接続され、コントロールユニット60との間で電気信号を送受信する。コントロールユニット60には、リチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にする指令の信号を出力するボタンスイッチ45が電気的に接続されている。このため、ハイブリッド自動車11の運転者等がボタンスイッチ45を押すことで、SOC0%の状態にする指令の信号が、コントロールユニット60を通じて、電池制御装置270に伝達される。
変換装置44は、AC/DCコンバータにより構成されており、商用電源46の電圧を、一定電圧値を有する直流定電圧に変換することができる。この変換装置44は、ケーブル7に含まれるケーブル71を通じて、電源プラグ8に電気的に接続されている。さらに、変換装置44は、スイッチ43を介して、組電池30に電気的に接続されている。
電源プラグ8は、商用電源46に電気的に接続可能に構成されている。この電源プラグ8は、変換装置44と電気的に接続されている。従って、電源プラグ8を通じて、変換装置44と商用電源46とを電気的に接続することができる。なお、本実施例2では、電源プラグ8と共にケーブル71をハイブリッド自動車11の外部に引き出すことができ、ハイブリッド自動車11から離れた商用電源46に電源プラグ8を接続できるようになっている。
このため、本実施例2のハイブリッド自動車11では、ハイブリッド自動車11の停止期間中に、電源プラグ8を商用電源46に電気的に接続することで、商用電源46から供給される電力を用いて、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100を充電することができる。電池制御装置270は、変換装置44を監視しており、商用電源46から接続部8を通じて変換装置44に電力が供給されたことを検知すると、スイッチ41,42をOFFにすると共に、スイッチ43をONにする。これにより、商用電源46から供給される電力を用いて、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100を充電することができる。具体的には、商用電源46の電圧を、変換装置44により、所定の一定電圧値を有する直流定電圧に変換しつつ、商用電源46から供給される電力を、変換装置44を通じて、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100に供給する。
さらに、電池制御装置270は、報知ランプ47に電気的に接続されている。この報知ランプ47は、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にすべきことを報知するランプであり、ハイブリッド自動車11の運転者が視認できる位置(例えば、インストルメントパネル)に配置されている。電池制御装置270は、所定期間毎(例えば、3ヶ月毎)に、報知ランプ47を点灯させて、ハイブリッド自動車11の運転者等に、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にすべきであることを知らせる。
なお、本実施例2では、電池制御装置270及び報知ランプ47が、報知手段に相当する。
なお、本実施例2では、電池制御装置270及び報知ランプ47が、報知手段に相当する。
ハイブリッド自動車11の運転者等は、報知ランプ47の点灯を確認することで、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にすべきであることを知ることができる。報知ランプ47を点灯を確認した運転者等は、商用電源46から供給される電力を用いて組電池30を充電する際、ボタンスイッチ45を押す。具体的には、ボタンスイッチ45を押した後、電源プラグ8を商用電源46に電気的に接続する。これにより、商用電源46から供給される電力を用いて組電池30を充電する際、SOC0%の状態にする指令の信号が、コントロールユニット60を通じて、電池制御装置270に伝達される。
電池制御装置270は、SOC0%の状態にする指令を受けると、組電池30の充電に先立って、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100を放電させてSOC0%の状態にする制御を行う。具体的には、スイッチ41,42をON、スイッチ43をOFFにした状態で、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100を放電させ、この電力を、ハイブリッド自動車11に搭載されている電子機器(モータなど)に供給して消費させる。
電池制御装置270は、組電池30の放電中、電圧検知手段50で検出された電池電圧に基づいて、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100のSOCを推定する。電池制御装置270は、SOCが0%に達したと判定したとき、組電池30の放電を停止させる。これにより、商用電源46から供給される電力を用いてリチウムイオン二次電池100を充電する前に、リチウムイオン二次電池100のSOCを一旦0%にすることができる。従って、所定期間(例えば、3ヶ月)中の休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池100の内部抵抗を、適切に低減することができる。
なお、本実施例2では、電池制御装置270が、SOC0%制御手段に相当する。
なお、本実施例2では、電池制御装置270が、SOC0%制御手段に相当する。
次に、本実施例2にかかるリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法について説明する。図11は、本実施例2にかかるリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法の流れを示すフローチャートである。
図11に示すように、ステップT1において、電池制御装置270は、前回、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にしてから、所定期間(例えば、3ヶ月)が経過したか否かを判定する。なお、ハイブリッド自動車11が新車であり、販売されてから所定期間(例えば、3ヶ月)が経過していない場合は、販売されてから所定期間(例えば、3ヶ月)が経過したか否かを判定する。
ステップT1において、所定期間(例えば、3ヶ月)が経過した(Yes)と判定した場合は、ステップT2に進み、電池制御装置270は、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にすべきことを報知する。具体的には、報知ランプ47を点灯させて、ハイブリッド自動車11の運転者等に、リチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にすべきであることを知らせる。
その後、ステップT3に進み、電池制御装置270は、SOC0%の状態にする指令の信号を、コントロールユニット60から受信したか否かを判定する。なお、SOC0%の状態にする指令の信号は、前述のように、報知ランプ47の点灯を確認したハイブリッド自動車11の運転者等が、ボタンスイッチ45を押すことで送信される。
ステップT3において、SOC0%の状態にする指令の信号を受信した(Yes)と判定した場合は、ステップT4に進み、電池制御装置270は、電源プラグ8が商用電源46に電気的に接続されたか否かを判定する。電池制御装置270は、変換装置44を監視しており、商用電源46から接続部8を通じて変換装置44に電力が供給されたことを検知することで、電源プラグ8が商用電源46に電気的に接続されたと判断する。
ステップT4において、電源プラグ8が商用電源46に電気的に接続された(Yes)と判定した場合は、ステップT5に進み、電池制御装置270は、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100を放電させて、SOC0%の状態にする制御を行う。電池制御装置270は、放電中、電圧検知手段50で検出された電池電圧に基づいて組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100のSOCを推定し、SOCが0%に達したと判定したとき、組電池30の放電を停止させる。
次いで、ステップT6に進み、電池制御装置270は、スイッチ41,42をOFFにすると共に、スイッチ43をONにする。これにより、商用電源46から変換装置44を通じて組電池30に電力を供給し、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100を充電を開始する。
その後、ステップT7に進み、電池制御装置270は、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100のSOCが100%に達するまで、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100を充電する。電池制御装置270は、充電中、電圧検知手段50で検出された電池電圧に基づいて組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100のSOCを推定し、SOCが100%に達したと判定したとき、組電池30の充電を停止させる。次いで、ステップT8に進み、電池制御装置270は、スイッチ43をOFFにすると共に、スイッチ41,42をONにして、一連の処理を終了する。
このように、上述のステップT2〜T5の処理を、所定期間毎(例えば、3ヶ月毎)に行うことで、休止に伴って上昇したリチウムイオン二次電池100の内部抵抗を、所定期間毎に、適切に低減することができる。これにより、ハイブリッド自動車11の走行性能(出力特性)を良好に保つことができる。
以上において、本発明を実施例1,2に即して説明したが、本発明は上記実施例1,2に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1,2では、所定期間毎に、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にした。しかしながら、不定期に、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にするようにしても良い。例えば、報知ランプ47の点灯の有無に拘わらず、商用電源46から供給される電力を用いて組電池30を充電する毎に、ボタンスイッチ45を押して、充電に先立って、リチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にするようにしても良い。なお、商用電源46から供給される電力を用いて組電池30を充電するのは、ユーザーの意志に委ねられているので、この充電のタイミングは不定期になりがちである。また、ユーザーがリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にしたいと思ったときに、リチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にするようにしても良い。
また、実施例2では、電池制御装置270が、所定期間毎(例えば、3ヶ月毎)に、報知ランプ47を点灯させて、ハイブリッド自動車11の運転者等に、組電池30を構成するリチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にすべきであることを知らせた。しかしながら、不定期に、報知ランプ47を点灯させて、ハイブリッド自動車11の運転者等に、リチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にすべきであることを報知するようにしても良い。例えば、商用電源46から供給される電力を用いて組電池30を充電しようとする毎に、報知ランプ47を点灯させて、リチウムイオン二次電池100をSOC0%の状態にすべきであることを報知するようにしても良い。
1,11 ハイブリッド自動車(車両)
6,16 二次電池システム
30 組電池
46 商用電源(外部電源)
47 報知ランプ(報知手段)
70 電池制御装置
90 定電流充放電装置
270 電池制御装置(報知手段、SOC0%制御手段)
100 リチウムイオン二次電池
6,16 二次電池システム
30 組電池
46 商用電源(外部電源)
47 報知ランプ(報知手段)
70 電池制御装置
90 定電流充放電装置
270 電池制御装置(報知手段、SOC0%制御手段)
100 リチウムイオン二次電池
Claims (7)
- リチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法であって、
リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にする
リチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法。 - 請求項1に記載のリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法であって、
所定期間毎に、前記リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にする
リチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法。 - 請求項1または請求項2に記載のリチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法であって、
前記リチウムイオン二次電池は、車両の駆動用電源として上記車両に搭載されてなる
リチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法。 - リチウムイオン二次電池を備える二次電池システムであって、
上記リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすべきであることを報知する報知手段を備える
二次電池システム。 - 請求項4に記載の二次電池システムであって、
前記報知手段は、所定期間毎に、前記リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にすべきであることを報知する
二次電池システム。 - 請求項4または請求項5に記載の二次電池システムであって、
前記二次電池システムは、
外部電源から供給される電力を用いて上記リチウムイオン二次電池を充電可能とする構成を有し、
外部から上記リチウムイオン二次電池をSOC0%の状態にする指令を受けたとき、上記外部電源から供給される電力を用いて上記リチウムイオン二次電池を充電する際、当該充電に先立って、上記リチウムイオン二次電池を放電してSOC0%の状態にする制御を行うSOC0%制御手段を備える
二次電池システム。 - 請求項4〜請求項6のいずれか一項に記載の二次電池システムであって、
前記二次電池システムは、車両の駆動用電源システムとして上記車両に搭載されてなる
二次電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008290954A JP2010118266A (ja) | 2008-11-13 | 2008-11-13 | リチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法、及び、二次電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=42305814
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JP2008290954A Withdrawn JP2010118266A (ja) | 2008-11-13 | 2008-11-13 | リチウムイオン二次電池の内部抵抗低減方法、及び、二次電池システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010118266A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013059161A (ja) * | 2011-09-07 | 2013-03-28 | Toyota Motor Corp | 電気自動車 |
JP2014110215A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Toyota Motor Corp | 非水電解質二次電池の製造方法 |
JP2018041615A (ja) * | 2016-09-07 | 2018-03-15 | トヨタ自動車株式会社 | 二次電池の回復処理方法および再利用処理方法 |
JP2018147646A (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-20 | トヨタ自動車株式会社 | 電池システム |
-
2008
- 2008-11-13 JP JP2008290954A patent/JP2010118266A/ja not_active Withdrawn
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