JP6500789B2 - 二次電池の制御システム - Google Patents

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Description

本発明は,二次電池の劣化の程度を推定する二次電池の制御システムに関する。
従来より,二次電池の劣化の程度を推定する方法として,二次電池の充電時に,電池電圧値Vの変化量dVに対する電池の蓄電量Qの変化量dQの割合である蓄電量変化割合dQ/dVを算出し,その算出結果に基づいて推定する方法が知られている。例えば,蓄電量変化割合dQ/dVを縦軸に,電池電圧値Vを横軸にとって,V−dQ/dV曲線を描き,曲線の形状や曲線上に現れるピークの位置等に基づいて,二次電池の劣化の程度を推定する方法がある。
具体的に,上述の方法を開示した文献としては,例えば,特許文献1がある。特許文献1では,電池電圧値3.2Vから初期状態で第1のピークが現れる電池電圧値Vpまでの範囲内で,dQ/dVの最大値と最小値との差分値ΔdQ/dVを算出している。そして,算出した差分値ΔdQ/dVの大きさに基づいて,二次電池の容量低下量を推定する技術が開示されている。
特開2013−68458号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,従来の推定方法では,ハイレートによる劣化の程度が考慮されていない。リチウムイオン二次電池では,ハイレートでの充電または放電に起因して,イオン濃度の偏りが生じる。例えば,二次電池をハイレートで充電または放電すると,充電過多状態や放電過多状態となる場合がある。そして,充電過多状態または放電過多状態では,二次電池の抵抗値が変化し,前述した蓄電量変化割合dQ/dVの値や,V−dQ/dV曲線の形状が変化している可能性がある。そのため,ハイレートによる劣化を考慮しないと,二次電池の容量低下量または容量低下率を高精度に推定し難い。特に,車両に搭載される二次電池では,ハイレートでの充電または放電となる可能性が高く,改善の余地がある。
本発明は,前記した従来の装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,二次電池の容量低下量または容量低下率を高精度に推定する二次電池の制御システムを提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の二次電池の制御システムは,リチウムイオン二次電池と,外部電源から供給される電力を用いて,前記二次電池を充電する充電手段と,前記二次電池の充電及び放電を制御する制御手段と,を備える二次電池の制御システムにおいて,前記制御手段は,前記充電手段による前記二次電池の充電時に,前記二次電池の電池電圧値Vの変化量dVに対する前記二次電池の蓄電量Qの変化量dQの割合である蓄電量変化割合dQ/dVを取得する変化割合取得処理と,前記変化割合取得処理の実行中における,前記二次電池の電池電圧値Vと,取得された蓄電量変化割合dQ/dVと,の関係を表すV−dQ/dV曲線上に現れるピークの電池電圧値Vtを取得するピーク位置取得処理と,前記二次電池に流れた電流の履歴に基づいて,前記二次電池の充電過多または放電過多の程度を評価する判定値を取得する判定値取得処理と,前記ピーク位置取得処理にて取得されたピークの電池電圧値Vtを,前記判定値取得処理にて取得された判定値に対応する補正値にて補正した結果に基づいて,前記二次電池の容量低下量または容量低下率を推定する推定処理と,を実行することを特徴としている。
本明細書に開示される二次電池の制御システムは,二次電池の充電時に蓄電量変化割合dQ/dVを取得し,V−dQ/dV曲線上に現れるピークの電池電圧値Vtを取得する。また,二次電池の制御システムは,二次電池に流れた電流の履歴に基づいて,二次電池の充電過多または放電過多の程度を評価する判定値を取得する。二次電池の制御システムは,さらに,取得されたピークの電池電圧値Vtを判定値に対応する補正値にて補正し,その結果に基づいて,二次電池の容量低下量または容量低下率を推定する。
すなわち,本明細書に開示される二次電池の制御システムによれば,充電過多状態または放電過多状態の程度が判定値にて取得される。そして,V−dQ/dV曲線上に現れるピークの電池電圧値Vtを,判定値にて補正する。つまり,二次電池の充電時に電池電圧値Vと電池の蓄電量Qとに基づいてピークの電池電圧値Vtを取得し,取得した電池電圧値Vtを,別に取得したハイレート状態の判定値に対応する補正値で補正する。そして,補正後のピークの電池電圧値Vtに基づいて,二次電池の容量低下量または容量低下率を推定する。これにより,ハイレートによる劣化を考慮して,二次電池の容量低下量または容量低下率を高精度に推定できる。
本発明によれば,二次電池の容量低下量または容量低下率の高精度の推定が期待できる二次電池の制御システムが実現される。
実施の形態にかかる二次電池システムの概略構成図である。 二次電池の断面図である。 蓄電量変化割合dQ/dVと電池電圧値Vとの関係を示すグラフである。 二次電池の温度とSOCと忘却係数との関係を示すグラフである。 二次電池の温度とSOCと限界値との関係を示すグラフである。 評価値の変化の例を示すグラフである。 蓄電量変化割合dQ/dVと電池電圧値Vとの関係を示すグラフである。 劣化値Fとピーク差ΔVの補正量との関係を示すグラフである。 組電池制御処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる二次電池の制御システムを具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,車両に搭載される二次電池の制御システムに本発明を適用したものである。
本実施の形態の二次電池システム6の例を図1に示す。二次電池システム6は,車両の車体に取り付けられており,車両に搭載されるモータ(インバータ)と接続されている。この二次電池システム6は,図1に示すように,複数のリチウムイオン二次電池100(以下,二次電池100とする)を互いに電気的に直列に接続した組電池10と,電池コントローラ30と,電圧検知手段40と,電流検知手段50と,変換装置44とを備えている。電池コントローラ30は,制御手段の一例であり,変換装置44は,充電手段の一例である。
二次電池100は,図2に示すように,直方体形状の電池ケース110と,正極端子120と,負極端子130とを備える,角形密閉式のリチウムイオン二次電池である。このうち,電池ケース110は,金属からなり,直方体形状の収容空間をなす角形収容部111と,金属製の蓋部112とを有している。電池ケース110の内部には,電極体150,正極接続部材122,負極接続部材132などとともに電解液が収容されている。
電極体150は,帯状の正極板及び負極板が,帯状のセパレータを介して扁平形状に捲回されてなる捲回型電極体である。正極板に形成される正極活物質層には,正極活物質と,アセチレンブラックからなる導電材と,PVdF(結着剤)とが含まれている。なお,本実施形態では,正極活物質として,層状構造のリチウム遷移金属複合酸化物を用いている。また,負極板に形成される負極活物質層には,負極活物質とSBR(スチレンブタジエンゴム)とCMCと(カルボキシメチルセルロース)を含んでいる。なお,本実施形態では,負極活物質として,炭素系材料(詳細には,黒鉛)を用いている。
変換装置44は,AC/DCコンバータを含み,図1に示すように,スイッチ43を介して,組電池10に電気的に接続されている。また,変換装置44は,ケーブル71を介して,電源プラグ8に電気的に接続されている。電源プラグ8は,外部電源46(例えば,商用電源)に電気的に接続可能なものである。変換装置44は,電源プラグ8を外部電源46に電気的に接続することで,外部電源46の電圧を,一定電圧値を有する直流定電圧に変換する。これにより,例えば,車両の停車中に,外部電源46から供給される電力を用いて,組電池10を構成する二次電池100を充電することができる。
電圧検知手段40は,組電池10を構成する二次電池100について,電池電圧値V(端子間電圧値)を検知する。電流検知手段50は,組電池10を構成する二次電池100を流れる電流値Iを検知する。
電池コントローラ30は,図1に示すように,ROM31,CPU32,RAM33等を有している。この電池コントローラ30は,スイッチ41,42を介して,組電池10に電気的に接続されている。電池コントローラ30は,スイッチ41,42をONにした状態で,組電池10を構成する二次電池100の充電及び放電を制御する。例えば,車両の運転中は,二次電池100とインバータとの間における電気のやりとりを制御する。
電池コントローラ30は,二次電池100の電池容量の低下の程度を表す,容量低下量Xまたは容量低下率Yを推定する。容量低下量Xは,初期状態の二次電池100の満充電時の電池容量に対する,現在の二次電池100の満充電時の電池容量の低下量である。容量低下率Yは,初期状態の二次電池100の満充電時の電池容量に対する,現在の二次電池100の満充電時の電池容量の低下率である。そして,電池コントローラ30は,推定した容量低下量Xまたは容量低下率Yの値に応じて,二次電池100の劣化の程度が大きいと判断した場合,例えば,警告ランプ47を点灯する。さらに,電池コントローラ30は,劣化の程度に応じて,車両の運転中における組電池10の制御方法を変更する,または,二次電池100の使用を禁止する。
続いて,電池コントローラ30による容量低下量Xまたは容量低下率Yの推定方法について説明する。二次電池100は,充電及び放電の繰り返しや時間の経過によって,次第に内部抵抗値が上昇し,電池容量が低下する。二次電池100の抵抗値の上昇には,二次電池100を構成する材料が摩耗することに伴う摩耗劣化による成分と,二次電池100の内部でイオン濃度が偏ることによるハイレート劣化による成分とが含まれる。
これらのうちのハイレート劣化は,二次電池100のハイレートでの充電またはハイレートでの放電が継続的に行われることで発生する。ハイレート劣化の要因であるハイレート状態として,充電過多状態と放電過多状態とがあり,充電過多によるイオン濃度の偏り状態と,放電過多によるイオン濃度の偏り状態とでは,相反する状態である。そのため,二次電池100のハイレート劣化による抵抗値の変化成分としては,抵抗値の上昇および下降の両方の可能性がある。また,ハイレート状態は,時間の経過に伴ってイオン濃度の偏りが緩和することにより,緩和されることがある。
電池コントローラ30は,二次電池100の容量低下量Xを推定するために,二次電池100の充電時に蓄電量変化割合dQ/dVを取得する。具体的には,電池コントローラ30は,まず,二次電池100の電圧を十分に低い状態(例えば,3.0V)としてから,二次電池100の充電を開始する。なお,充電は,1C以下の電流値にて行うことが好ましい。
そして,所定時間毎(例えば,1秒毎)に,電池コントローラ30は,電圧検知手段40の出力信号と電流検知手段50の出力信号とに基づいて,電池電圧値Vと電流値Iとを取得する。さらに,電池コントローラ30は,取得した電流値Iを積算して,その期間での二次電池100の充電電気量を算出し,算出された充電電気量に基づいて,二次電池
100に蓄えられている電気量である蓄電量Qを推定する。
また,電池コントローラ30は,電池電圧値Vの変化量dVに対する蓄電量Qの変化量dQの割合である蓄電量変化割合dQ/dVの値を算出する。具体的には,電池コントローラ30は,二次電池100について,所定時間毎に取得される電池電圧値Vと蓄電量Qに基づいて,所定期間での電池電圧値Vの変化量dVと蓄電量Qの変化量dQとを算出し,これらに基づいて蓄電量変化割合dQ/dVの値を算出する。
さらに,電池コントローラ30は,二次電池100のSOCが基準値(例えば,100%)に達したと判定したとき,二次電池100の充電を終了させる。SOCは,二
次電池100の満充電容量に対する,現在の充電容量の割合である。電池コントローラ30は,二次電池100の充電中,電圧検知手段40で検出された電池電圧に基づいて,二次電池100のSOCを推定する。
算出された蓄電量変化割合dQ/dVを,電池電圧値Vに対する関係としてグラフ化すると,例えば,図3に示すように,V−dQ/dV曲線が得られる。この図3では,初期状態の二次電池100におけるV−dQ/dV曲線を実線L0で示している。このようにして取得されるV−dQ/dV曲線上には,複数箇所に蓄電量変化割合dQ/dVのピークが現れる。例えば,図3中の実線L0には,電池電圧値VpにピークPが現れている。
ハイレート劣化を無視できる場合には,V−dQ/dV曲線のピークは,摩耗劣化の進行に伴って電池電圧値Vの大きい側へ移動する。例えば,図3中に細い実線で示すように,摩耗劣化の進行した二次電池100のV−dQ/dV曲線のピークPtの電池電圧値Vtは,初期状態の二次電池100におけるピークPの電池電圧値Vpより大きい。電池電圧値Vtと電池電圧値Vpとの差をピーク差ΔVとすると,ピーク差ΔVは,摩耗劣化の進行につれて大きくなる。
さらに,ピークの電池電圧値Vtまたはピーク差ΔVと,二次電池100の容量低下量Xまたは容量低下率Yとの間には,正の相関関係がある。すなわち,電池電圧値Vtまたはピーク差ΔVが大きいほど,二次電池100の容量低下量Xまたは容量低下率Yが大きい。従って,電池コントローラ30は,例えば,今回の測定結果の電池電圧値Vtと初期状態の電池電圧値Vpとのピーク差ΔVに基づいて,二次電池100の劣化の程度を推定することができる。
そのために,本形態の電池コントローラ30では,初期状態の二次電池100におけるピークPの電池電圧値Vpが予め取得されて,ROM31に記憶されている。さらに,電池電圧値Vtまたはピーク差ΔVと二次電池100の容量低下量Xまたは容量低下率Yとの関係も,予め取得されてROM31に記憶されている。
そして,電池コントローラ30は,初期状態の二次電池100におけるピークPの電池電圧値VpをROM31から読み出し,取得した電池電圧値Vtとのピーク差ΔVを算出する。さらに,電池コントローラ30は,取得したピーク差ΔVに対応する容量低下量Xまたは容量低下率YをROM31から読み出し,現状での容量低下量Xまたは容量低下率Yを取得する。これにより,ハイレート劣化を無視できる二次電池100であれば,容量低下量Xまたは容量低下率Yを推定できる。
しかし,車載の二次電池100では,ハイレート劣化の発生を防止することは難しい。つまり,充電時の測定によって取得した二次電池100のV−dQ/dV曲線には,ハイレート劣化による変動分も含まれている。そこで,本形態では,ハイレート劣化による変動分をV−dQ/dV曲線の取得とは別に推定し,その推定結果に基づいて,電池電圧値Vtまたはピーク差ΔVを補正する。つまり,電池コントローラ30は,取得した電池電圧値Vtまたはピーク差ΔVのうちの摩耗劣化による変動分を取得し,取得した摩耗劣化による変動分に基づいて,容量低下量Xまたは容量低下率Yを推定する。
なお,ハイレート劣化による変動分は,充電時及び放電時に二次電池100に流れた電流の履歴に基づいて推定できる。そこで,電池コントローラ30は,二次電池100の使用状況を監視し,ハイレート劣化の程度を推定する。
次に,ハイレート劣化の変動分の推定方法について説明する。電池コントローラ30は,二次電池100の初期状態から,上述した蓄電量変化割合dQ/dVの算出とは別に,定期的にハイレート状態を評価して評価値D(N)を取得し,RAM33に記憶する。そして,電池コントローラ30は,取得した評価値D(N)を積算して積算値Eを取得し,積算値Eに基づいて,その時点までのハイレート劣化の変動分を推定する。評価値D(N)は,イオン濃度の偏りに伴う二次電池100の入出力性能の低下の程度を評価する値であり,二次電池100に流れる電流値に基づいて算出される。
まず,評価値D(N)について説明する。電池コントローラ30は,所定のサイクルタイムΔt毎に繰り返して,ハイレート状態の程度を表す評価値D(N)を取得する。電池コントローラ30は,今回のサイクルタイムでの評価値D(N)の算出時には,前回の評価値D(N−1)と,前回からの評価値の減少量D(−)と,前回からの評価値の増加量D(+)とを算出し,以下の式1にて今回の評価値D(N)を算出する。
D(N) = D(N−1)−D(−)+D(+) …式1
なお,ハイレート劣化の評価値D(N)の初期値としてのD(0)は,例えば0とする。
評価値の減少量D(−)は,前回の評価値D(N−1)を算出したときから,1回のサイクルタイムΔtが経過するまでの間での,イオン濃度の偏りの減少の程度を推定する値である。イオン濃度の偏りは,時間の経過に伴い,イオンの拡散によってある程度減少する。電池コントローラ30は,例えば,以下の式2に基づいて,評価値の減少量D(−)を算出する。
D(−) = A×Δt×D(N−1) …式2
なお,式2中の「A」は,忘却係数であり,二次電池100の電解液中のイオンの拡散速度に関する係数である。忘却係数Aは,二次電池100のSOCと二次電池100の温度とに基づいて決定される。忘却係数Aを決定するために,電池コントローラ30は,評価値D(N)の算出時には,二次電池100の温度とSOCとを取得する。
電池コントローラ30は,二次電池100の放電実験等により,例えば,図4に示すように,温度とSOCとに対応する忘却係数Aの関係マップを取得してROM31に記憶している。そして,電池コントローラ30は,関係マップに基づいて,忘却係数Aを決定する。図4に示すように,二次電池100の温度が同じであれば,SOCが高いほど忘却係数Aは大きい。また,二次電池100のSOCが同じであれば,温度が高いほど忘却係数Aは大きい。なお,忘却係数Aは,以下の式3の条件を満たす範囲内で設定される。
0 < A×Δt < 1 …式3
式2と式3とから分かるように,「A×Δt」の値が1に近いほど,評価値の減少量D(−)が大きい。言い換えれば,忘却係数Aが大きいほど,または,サイクルタイムΔtが長いほど,評価値の減少量D(−)が大きい。なお,減少量D(−)の算出方法は,式2に示した方法に限定されるものではなく,時間の経過によるイオン濃度の偏りの減少の程度を特定することができる方法であればよい。
また,評価値の増加量D(+)は,前回の評価値D(N−1)を算出したときから,1回のサイクルタイムΔtが経過するまでの間において,充電または放電に伴うイオン濃度の偏りの増加の程度を推定する値である。電池コントローラ30は,例えば,以下の式4に基づいて,評価値の増加量D(+)を算出する。
D(+) = I×Δt×(B/C) …式4
式4において,「I」は,電流値,「B」は,電流係数,「C」は,限界値,をそれぞれ示す。電流値Iは,電流検知手段50の出力信号に基づいて取得され,電流の向きを含む値である。つまり,二次電池100を放電しているときは,電流値Iは正の値であり,二次電池100を充電しているときは,電流値Iは負の値である。電流係数Bは,ROM31に予め記憶されている係数である。電池コントローラ30は,ROM31から電流係数Bを読み出して使用する。
また,限界値Cは,二次電池100のSOCと二次電池100の温度とに基づいて決定される値である。電池コントローラ30は,二次電池100の放電実験等により,例えば,図5に示すように,温度とSOCとに対応する限界値Cの関係マップを取得してROM31に記憶している。そして,電池コントローラ30は,関係マップに基づいて,限界値Cを算出する。
式4から分かるように,二次電池100が放電している場合にはD(+)は正の値であり,二次電池100が充電している場合にはD(+)は負の値である。これは,二次電池100の充電時と放電時とでは,イオン濃度の偏りの進行が逆向きだからである。そして,電流値Iの絶対値が大きいほど,または,サイクルタイムΔtが長いほど,評価値の増加量D(+)の絶対値は大きい。なお,増加量D(+)の算出方法は,式4に示した方法に限定されるものではなく,充電または放電によるイオン濃度の偏りの増加の程度を特定することができる方法であればよい。
そして,式1に示したように,電池コントローラ30は,前回の評価値D(N−1)と,式2にて算出した評価値の減少量D(−)と,式4にて算出した評価値の増加量D(+)とを用いて,今回の評価値D(N)を算出する。さらに,電池コントローラ30は,算出した評価値D(N)をRAM33に記憶する。評価値D(N)をRAM33に記憶することにより,電池コントローラ30は,評価値D(N)の変化を監視することができる。
さらに,電池コントローラ30は,評価値D(N)に基づいて,積算値Eを算出する。具体的に,その時点での積算値Eは,例えば,図6に示すように,評価値D(N)のうち予め決めた目標値の範囲Dt(+)〜Dt(−)を超えた部分であるDe(N)を,例えば,以下の式5に基づいて積算することで取得される。なお,Dt(+)とDt(−)とは,絶対値が等しく符号が異なる数値である。
E = a×ΣDe(N−1)+De(N) …式5
ただし,
D(N)>Dt(+)>0 では, De(N)= D(N)−Dt(+)
D(N)<Dt(−)<0 では, De(N)= D(N)−Dt(−)
Dt(−)≦D(N)≦Dt(+)では,De(N)= 0
ここで,aは,ハイレート劣化の緩和を考慮した補正係数であり,0<a<1である。
なお,電池コントローラ30は,例えば,評価値D(N)を算出する度に積算値Eを算出し,算出した積算値EをRAM33に記憶する。あるいは,電池コントローラ30は,所定のタイミングで,前回までの積算値Eに以後の評価値D(N)を積算してRAM33に記憶する。これにより,積算値Eは,例えば,初期状態から積算された,ハイレート劣化の程度を表す数値とすることができる。積算値Eは,判定値の一例である。なお,積算値Eの算出方法は,式5に示したような,評価値D(N)を積算する方法に限定されるものではなく,現状でのハイレート劣化の程度を特定することができる方法であればよい。
ハイレート劣化により,V−dQ/dV曲線は,例えば,図7に示すように変化する。図7では,初期状態の二次電池100におけるV−dQ/dV曲線を実線L0で,放電過多のハイレート劣化状態の二次電池100におけるV−dQ/dV曲線を破線L1で示した。さらに,充電過多のハイレート劣化状態の二次電池100におけるV−dQ/dV曲線を1点鎖線L2と2点鎖線L3とで示した。1点鎖線L2は,小程度のハイレート劣化状態の二次電池100であり,2点鎖線L3は,中程度のハイレート劣化状態の二次電池100である。
つまり,図3に示したように,充電時に取得したV−dQ/dV曲線は,摩耗劣化のみを示すのではなく,ハイレート劣化によるずれが加わったものとなっている。例えば,V−dQ/dV曲線に現れるピークの電池電圧値Vtは,ハイレート劣化が起きていない場合に比較して,放電過多の状態では電池電圧値Vの大きい側へ,充電過多の状態では電池電圧値Vの小さい側へずれたものとなっている。さらに,そのずれ量は,ハイレート劣化の程度に対応している。つまり,積算値Eの絶対値が大きいほど,V−dQ/dV曲線に現れるピークの位置のずれ量が大きい。
そこで,電池コントローラ30は,充電時のV−dQ/dV曲線から取得したピークの電池電圧値Vtまたはピーク差ΔV(図3参照)を,取得した積算値Eを用いて補正し,補正した結果に基づいて,二次電池100の容量低下量Xまたは容量低下率Yを推定する。具体的に,電池コントローラ30は,積算値Eの正負に基づいて,積算値Eが正値であれば,二次電池100が放電過多の状態であると判断し,積算値Eが負値であれば,二次電池100が充電過多の状態であると判断する。
そして,電池コントローラ30は,ピーク差ΔVを,積算値Eの絶対値に基づく補正量を減算することにより補正する。積算値Eは非常に大きい数値となる可能性があるため,電池コントローラ30は,積算値Eの絶対値に基づく概算値である劣化値Fを決定して使用する。そして,劣化値Fとピーク差ΔVの補正量との関係は,例えば,図8に示すように決定され,ROM31に記憶されている。劣化値Fは,ハイレート劣化の程度が上昇するにつれて大きい値となり,劣化値Fが大きいほど,ピーク差ΔVの補正量の絶対値が大きい。なお,ハイレート劣化を無視できる二次電池100では,劣化値F=1である。
そして,電池コントローラ30は,図3に示したように算出されたピーク差ΔVから,劣化値Fに対応するピーク差ΔVの補正量を減算する。なお,ピーク差ΔVを補正する代わりに,ピークの電池電圧値Vtを補正し,初期状態のピークの電池電圧値Vpとの差を算出してもよい。
例えば,図8の例では,二次電池100が充電過多のハイレート状態であり,劣化値F=1.15であれば,ピーク差ΔVの補正量は,約−0.01である。この場合,電池コントローラ30は,算出されたピーク差ΔVに0.01を加算した値を用いて,二次電池100の容量低下量Xまたは容量低下率Yを推定する。また,例えば,二次電池100が放電過多のハイレート状態であり,劣化値F=1.22であれば,ピーク差ΔVの補正量は,約0.015である。そこで,電池コントローラ30は,算出されたピーク差ΔVから0.015を減算した値を用いて,二次電池100の容量低下量Xまたは容量低下率Yを推定する。
続いて,本実施の形態の二次電池システム6にて,二次電池100の容量低下率Yを推定し,その推定結果に基づいて,組電池10の充電及び放電を制御する組電池制御処理の手順について,図9のフローチャートを参照して説明する。この組電池制御処理は,所定の実行条件を満たしたことを契機に,電池コントローラ30のCPU32にて実行される。なお,所定の実行条件としては,例えば,実行命令の受け付け,点検装置への接続,前回の実行から所定時間が経過,車両の走行時間または走行距離が所定以上,評価値D(N)または積算値Eが所定値以上,が挙げられる。
組電池制御処理では,電池コントローラ30は,まず,組電池10の充電を開始する(S101)。ただし,組電池10の電圧が十分に下がっていない場合には,まず放電して電圧を十分に下げてから,充電を開始する。
そして,電池コントローラ30は,充電中に二次電池100の電池電圧値Vと蓄電量Qとを取得し,その取得結果に基づいて,電池電圧値Vの変化量dVに対する蓄電量Qの変化量dQの割合である蓄電量変化割合dQ/dVを取得する(S102)。S102は,変化割合取得処理の一例である。そして,電池コントローラ30は,取得した蓄電量変化割合dQ/dVの値と電池電圧値Vとの関係からV−dQ/dV曲線を取得する(S103)。
次に,電池コントローラ30は,V−dQ/dV曲線上に現れるピークPtの電池電圧値Vtを取得する(S104)。S104は,ピーク位置取得処理の一例である。さらに,S104にて取得した電池電圧値Vtと,予めROM31に記憶されている初期状態のピークPの電池電圧値Vpとの差を算出し,ピーク差ΔVを取得する(S105)。
また,電池コントローラ30は,RAM33から評価値D(N)を読み出して積算することにより積算値Eを取得し,さらに,取得した積算値Eに基づいて現在の劣化値Fを取得する(S106)。S106は,判定値取得処理の一例である。なお,評価値D(N)や積算値Eは,この組電池制御処理とは別に,電池コントローラ30にて実行される処理にて,組電池10の充電及び放電による電流値Iを用いて前述したように算出され,RAM33に記憶されている。なお,S106の実行順は,S105の後に限らず,この組電池制御処理の開始からS105にてピーク差ΔVを取得するまでの間に実行してもよい。また,現在の積算値EがすでにRAM33に記憶されている場合は,S106では,積算する処理を省略してもよい。
そして,電池コントローラ30は,S105にて取得したピーク差ΔVを,S106にて取得した劣化値Fにて補正する(S107)。さらに,補正後のピーク差ΔVに基づいて,容量低下率Yを推定する(S108)。S108は,推定処理の一例である。ピーク差ΔVと容量低下率Yとの関係は,ROM31に記憶されている。
次に,電池コントローラ30は,推定した容量低下率Yが所定の閾値より大きいか否かを判断する(S109)。閾値は,例えば,25%である。そして,容量低下率Yが閾値より大きいと判断した場合(S109:YES),電池コントローラ30は,その組電池10の使用を制限する(S110)。使用の制限として,電池コントローラ30は,例えば,組電池10の使用を禁止する,組電池10の充電または放電の継続時間や電流値を制限する,ことを行う。なお,組電池10の使用を禁止する場合,例えば,警告ランプ47の点灯や,組電池10の交換を推奨するメッセージ表示により,ユーザに通知することが好ましい。
S110の後,または,容量低下率Yが閾値より大きくないと判断した場合(S109:NO),電池コントローラ30は,組電池制御処理を終了する。
以上,詳細に説明したように,本形態の二次電池システム6によれば,電池コントローラ30は,二次電池100の充電時に,二次電池100の電池電圧値Vの変化量dVに対する二次電池100の蓄電量Qの変化量dQの割合である蓄電量変化割合dQ/dVを取得する。さらに,電池コントローラ30は,二次電池100の電池電圧値Vと,取得された蓄電量変化割合dQ/dVとの関係を示すV−dQ/dV曲線上に現れるピークPtの電池電圧値Vtを取得する。また,電池コントローラ30は,二次電池100に流れる電流の履歴に基づいて,充電過多または放電過多の程度を評価する積算値Eを取得する。そして,電池コントローラ30は,ピークPtの電池電圧値Vtを積算値Eに基づいて補正する。例えば,電池電圧値Vtと初期状態の電池電圧値Vpとの差であるピーク差ΔVから,積算値Eに対応する補正値を減算する。そして,電池コントローラ30は,補正結果に基づいて,容量低下量Xまたは容量低下率Yを推定する。つまり,電池コントローラ30は,ハイレート劣化による変動分を除いたピークの電池電圧値Vtまたはピーク差ΔVに基づいて,容量低下量Xまたは容量低下率Yを推定する。従って,ハイレート劣化による変動分を考慮しない場合に比較して,高精度に容量低下量または容量低下率を推定できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,車両に搭載される二次電池システムに限らず,リチウムイオン二次電池を使用するシステムであれば適用可能である。また,例えば,RAM33に加えて,HDD等の不揮発性の記憶装置を使用してもよい。
また,例えば,蓄電量変化割合dQ/dVの算出,ハイレート劣化の評価値D(N)や積算値Eの算出,容量低下量Xまたは容量低下率Yの推定等は,組電池10を構成する全ての二次電池100を対象として行っても良いし,組電池10を構成する全ての二次電池100から選択した1または複数の二次電池100のみを対象として行うようにしても良い。
また,例えば,評価値D(N)や積算値Eの算出は,サイクルタイムΔt毎に行ってもよいし,サイクルタイムΔt毎に電流値I,二次電池100の温度やSOC等のデータを取得しておいて,評価値D(N)や積算値Eの算出は後でまとめて行ってもよい。
6 二次電池システム
30 電池コントローラ
44 変換装置
100 二次電池

Claims (1)

  1. リチウムイオン二次電池と,
    外部電源から供給される電力を用いて,前記二次電池を充電する充電手段と,
    前記二次電池の充電及び放電を制御する制御手段と,
    を備える二次電池の制御システムにおいて,
    前記制御手段は,
    前記充電手段による前記二次電池の充電時に,前記二次電池の電池電圧値Vの変化量dVに対する前記二次電池の蓄電量Qの変化量dQの割合である蓄電量変化割合dQ/dVを取得する変化割合取得処理と,
    前記変化割合取得処理の実行中における,前記二次電池の電池電圧値Vと,取得された蓄電量変化割合dQ/dVと,の関係を表すV−dQ/dV曲線上に現れるピークの電池電圧値Vtを取得するピーク位置取得処理と,
    前記二次電池に流れた電流の履歴に基づいて,前記二次電池の充電過多または放電過多の程度を評価する判定値を取得する判定値取得処理と,
    前記ピーク位置取得処理にて取得されたピークの電池電圧値Vtを,前記判定値取得処理にて取得された判定値に対応する補正値にて補正した結果に基づいて,前記二次電池の容量低下量または容量低下率を推定する推定処理と,
    を実行することを特徴とする二次電池の制御システム。
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