JP7070251B2 - 二次電池システム - Google Patents

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Description

本開示は、二次電池システムに関し、より特定的には、二次電池の容量を推定する技術に関する。
近年、走行用の二次電池が搭載された、ハイブリッド車、電気自動車など車両の普及が進んでいる。これら車載の二次電池の容量(満充電容量)は、時間が経過するに従って、あるいは走行距離が長くなるに従って低下し得る。そのため、現時点における二次電池の容量を推定することが要求され、そのための手法が提案されている。たとえば特開2015-118060号公報(特許文献1)に開示されているように、二次電池に入出力される電流の値を積算することによって二次電池の容量を推定する手法(電流積算法)が知られている。
特開2015-118060号公報
電流積算法では、電流値の積算が長期に亘ると、その誤差が大きくなり、二次電池の容量の推定精度が低下する可能性がある。したがって、電流積算法以外の手法により、二次電池の容量を高精度に推定可能であることが望ましい。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、二次電池システムにおいて、二次電池の容量を高精度に推定することである。
本開示のある局面に従う二次電池システムは、二次電池と、二次電池の温度を検出する温度センサと、二次電池の容量を推定するように構成された制御装置とを備える。制御装置は、二次電池の電圧値および電流値を複数回測定し、当該複数回の電圧値および電流値の測定結果に対してフーリエ変換を行なうことにより、二次電池の周波数域毎のインピーダンスを算出する。制御装置は、二次電池の周波数域毎のインピーダンスのうち、温度センサにより検出された温度において寄与が支配的となる周波数域のインピーダンスを求める。制御装置は、二次電池の温度毎に規定された、二次電池のインピーダンスと二次電池の容量との間の相関関係を参照することによって、寄与が支配的となる周波数域のインピーダンスおよび二次電池の温度とに基づいて二次電池の容量を推定する。
上記構成によれば、温度センサにより検出された温度において寄与が支配的となる周波数域のインピーダンスを用いることで、二次電池のインピーダンスを正確に算出することができる。また、電流積算法とは異なり、時間の経過とともに電流検出誤差が大きくなる(電流センサの誤差が蓄積される)こともないので、二次電池の容量を高精度に推定することができる。したがって、二次電池の容量を高精度に推定することができる。
本開示によれば、二次電池の容量を高精度に推定することができる。
実施の形態に係る二次電池システムが搭載された車両の全体構成を概略的に示す図である。 バッテリおよび監視ユニットの構成をより詳細に示す図である。 車両の走行中におけるバッテリの電流、温度およびSOCの時間変化の一例を示す図である。 バッテリのインピーダンス成分を説明するための図である。 バッテリのインピーダンス成分の周波数依存性を説明するための図である。 フーリエ変換による周波数域毎のインピーダンス成分の算出手法を説明するための概念図である。 インピーダンス成分の算出結果の一例を示す図である。 実施の形態におけるマップMP1を説明するための概念図である。 実施の形態におけるバッテリの容量推定処理を示すフローチャートである。 実施の形態の変形例におけるマップMP2を説明するための概念図である。 実施の形態の変形例におけるバッテリのSOC推定処理を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態]
<二次電池システムの構成>
図1は、実施の形態に係る二次電池システムが搭載された車両の全体構成を概略的に示す図である。図1を参照して、車両1は、ハイブリッド車両である。しかし、本開示に係る電池システムが搭載可能な車両は、これに限られるものではない。本開示に係る電池システムは、二次電池システムから供給される電力を用いて駆動力を発生させる車両全般に搭載可能である。そのため、車両1は、プラグインハイブリッド車、電気自動車またな燃料電池車であってもよい。
車両1は、二次電池システム2と、パワーコントロールユニット(PCU:Power Control Unit)30と、モータジェネレータ41,42と、エンジン50と、動力分割装置60と、駆動軸70と、駆動輪80とを備える。二次電池システム2は、バッテリ10と、監視ユニット20と、電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)100とを備える。
エンジン50は、空気と燃料との混合気を燃焼させたときに生じる燃焼エネルギーをピストンおよびロータなどの運動子の運動エネルギーに変換することによって動力を出力する内燃機関である。
動力分割装置60は、たとえば、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構(図示せず)を含む。動力分割装置60は、エンジン50から出力される動力を、モータジェネレータ41を駆動する動力と、駆動輪80を駆動する動力とに分割する。
モータジェネレータ41,42の各々は、交流回転電機であり、たとえば、ロータに永久磁石(図示せず)が埋設された三相交流同期電動機である。モータジェネレータ41は、主として、動力分割装置60を経由してエンジン50により駆動される発電機として用いられる。モータジェネレータ41が発電した電力は、PCU30を介してモータジェネレータ42またはバッテリ10に供給される。
モータジェネレータ42は、主として電動機として動作し、駆動輪80を駆動する。モータジェネレータ42は、バッテリ10からの電力およびモータジェネレータ41の発電電力の少なくとも一方を受けて駆動され、モータジェネレータ42の駆動力は駆動軸70に伝達される。一方、車両の制動時や下り斜面での加速度低減時には、モータジェネレータ42は、発電機として動作して回生発電を行なう。モータジェネレータ42が発電した電力は、PCU30を介してバッテリ10に供給される。
バッテリ10は、複数のセルを含んで構成される組電池である。各セル12は、たとえばリチウムイオン二次電池またはニッケル水素電池などの二次電池である。バッテリ10は、モータジェネレータ41,42を駆動するための電力を蓄え、PCU50を通じてモータジェネレータ41,42へ電力を供給する。また、バッテリ10は、モータジェネレータ41,42の発電時にPCU30を通じて発電電力を受けて充電される。
監視ユニット20は、電圧センサ21と、電流センサ22と、温度センサ23とを含む。電圧センサ21は、バッテリ10の電圧VBを検出する。電流センサ22は、バッテリ10に入出力される電流IBを検出する。温度センサ23は、バッテリ10の温度TBを検出する。各センサは、その検出結果を示す信号をECU100に出力する。なお、バッテリ10および監視ユニット20の構成については図2にて説明する。
PCU30は、ECU100からの制御信号に従って、バッテリ10とモータジェネレータ41,42との間で双方向の電力変換を実行する。PCU30は、モータジェネレータ41,42の状態を別々に制御可能に構成されており、たとえば、モータジェネレータ41を回生状態(発電状態)にしつつ、モータジェネレータ42を力行状態にすることができる。PCU30は、たとえば、モータジェネレータ41,42に対応して設けられる2つのインバータと、各インバータに供給される直流電圧をバッテリ10の出力電圧以上に昇圧するコンバータ(いずれも図示せず)とを含んで構成される。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)101と、メモリ(ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory))101と、各種信号が入出力される入出力ポート(図示せず)とを含んで構成される。ECU100は、各センサから受ける信号ならびにメモリ102に記憶されたプログラムおよびマップに基づいて、車両1を所望の状態に制御するための各種処理を実行する。
より具体的には、ECU100は、エンジン50およびPCU30を制御することによってバッテリ10の充放電を制御する。また、ECU100は、バッテリ10の電圧VBおよび電流IBに基づいてバッテリ10のインピーダンス(内部抵抗)[単位:mΩ]を算出し、算出されえたインピーダンスからバッテリ10の容量(電池容量または満充電容量)[単位:Ah]を推定する。以下では、この処理を「容量推定処理」と称する。容量推定処理については後に詳細に説明する。
図2は、バッテリ10および監視ユニット20の構成をより詳細に示す図である。図1および図2を参照して、バッテリ10は、直列接続されたM個のブロック11を含む。各ブロック11は、並列接続されたN個のセル12を含む。M,Nは、2以上の自然数である。
電圧センサ21は、各ブロック11の電圧を検出する。電流センサ22は、すべてのブロック11を流れる電流IBを検出する。温度センサ23は、バッテリ10の温度を検出する。ただし、電圧センサの監視単位はブロックに限定されず、セル12毎であってもよいし、隣接する複数(ブロック内のセル数未満の数)のセル12毎であってもよい。また、温度センサ23の監視単位も特に限定されず、たとえばブロック毎(あるいはセル毎)の温度が検出されてもよい。
このようなバッテリ10の内部構成および監視ユニット20の監視単位は例示に過ぎず、特に限定されるものではない。したがって、以下では、複数のブロック11を互いに区別したり複数のセル12を互いに区別したりせず、単にバッテリ10と包括的に記載する。また、監視ユニット20は、バッテリ10の電圧VB、電流IBおよび温度TBを監視すると記載する。
<車両走行中における電流変化>
以上のように構成された車両1の走行中においては、バッテリ10の電圧VB、電流IB、温度TBおよびSOCが時間経過とともに変化し得る。なお、車両1の「走行中」とは、車両1がイグニッションオンされて走行可能な状態であればよく、車両1が一時停止した状態が含まれていてもよい。
図3は、車両1の走行中におけるバッテリ10の電流IB、温度TBおよびSOCの時間変化の一例を示す図である。図3において、横軸は経過時間を示す。縦軸は、上から順に、電流IB、温度TBおよびSOCを示す。なお、電圧VBも電流IBと同様に不規則に変化し得るが、図面が煩雑になるのを防ぐため、電圧VBの図示は省略する。
図3を参照して、温度TBおよびSOCの変化にはある程度の時間を要し、温度TBおよびSOCは比較的滑らかに変化する場合が多い。これに対し、車両1の走行中には、モータジェネレータ42が発生させる駆動力が調整されるのに伴いバッテリからの放電電流が変動したり、モータジェネレータ42の回生発電に伴いバッテリ10に充電電流が流れたりすることで、電流IBが不規則に変化する可能性がある。このように不規則に変化する電流IBに基づいてバッテリ10のインピーダンスを算出する際に、本実施の形態では以下に説明するように、インピーダンス成分の周波数依存性が考慮される。
<インピーダンス算出>
図4は、バッテリ10のインピーダンス成分を説明するための図である。図4には、バッテリ10(より詳細には各セル12)の正極、負極およびセパレータの等価回路図の一例が示されている。一般に、二次電池のインピーダンス成分は、直流抵抗RDCと、反応抵抗Rと、拡散抵抗Rとに大別される。
直流抵抗RDCとは、正極と負極との間でのイオンおよび電子の移動に関連するインピーダンス成分である。直流抵抗RDCは、二次電池に高負荷が印加された場合(高電圧が印加されたり大電流が流れたりした場合)の電解液の塩濃度分布等の偏りによる増加する。直流抵抗RDCは、図4に示す等価回路図において、正極の活物質抵抗Ra1、負極の活物質抵抗Ra2およびセパレータの電解液抵抗Rとして表される。
反応抵抗Rとは、電解液と活物質界面との界面(正極活物質および負極活物質の表面)における電荷の授受(電荷移動)に関連するインピーダンス成分である。反応抵抗Rは、高SOC状態の二次電池が高温環境下にある場合に活物質/電解液界面に被膜が成長することなどにより増加する。反応抵抗Rは、等価回路図において、正極の抵抗成分Rc1および負極の抵抗成分Rc2として表される。
拡散抵抗Rとは、電解液中での塩または活物質中の電荷輸送物質の拡散に関連するインピーダンス成分である。拡散抵抗Rは、高負荷印加時の活物質割れなどにより増加する。拡散抵抗Rdは、正極に発生する平衡電圧Veq1と、負極に発生する平衡電圧Veq2と、セル内に発生する塩濃度過電圧Vov3(セパレータ内で活物質の塩濃度分布が生じることに起因する過電圧)とから定まる。
バッテリ10のインピーダンスには上記のような様々なインピーダンス成分が含まれるところ、電流IBの変化に対する応答時間がインピーダンス成分毎に異なる。応答時間が相対的に短いインピーダンス成分は、電圧VBの高周波数での変化に追従可能である。一方、応答時間が相対的に長いインピーダンス成分は、高周波数での電圧VBの変化には追従することができない。したがって、以下に説明するように、低周波域、中周波域および高周波域の周波数域毎に、その周波数域において支配的なバッテリ10のインピーダンス成分が存在する。
図5は、バッテリ10のインピーダンス成分の周波数依存性を説明するための図である。図5において、横軸は電流IB(または電圧VB)の周波数を示し、縦軸はバッテリ10のインピーダンスを示す。
以下では、電流IBの周波数が高周波域に含まれる場合に測定されるインピーダンスを「高周波インピーダンス成分」と称する。電流IBの周波数が中周波域に含まれる場合に測定されるインピーダンスを「中周波インピーダンス成分」と称する。電流IBの周波数が低周波域に含まれる場合に測定されるインピーダンスを「低周波インピーダンス成分」と称する。
図5に示すように、高周波インピーダンス成分には、主としてバッテリ10の直流抵抗RDCが反映されている。中周波インピーダンス成分には、主としてバッテリ10の反応抵抗Rと直流抵抗RDCとが反映されている。そのため、中周波インピーダンス成分と高周波インピーダンス成分との差分から反応抵抗Rを求めることができる。低周波インピーダンス成分には、バッテリ10の反応抵抗R、直流抵抗RDCおよび拡散抵抗Rがいずれも反映されている。そのため、低周波インピーダンス成分と中周波インピーダンス成分との差分から拡散抵抗Rを求めることができる。このように、周波数域毎のインピーダンス成分を算出することにより、直流抵抗RDC、反応抵抗Rおよび拡散抵抗Rの各抵抗を切り分けることができる。
<フーリエ変換>
本実施の形態においては、前述のように周波数域毎にインピーダンス成分を算出するためにフーリエ変換が用いられる。
図6は、フーリエ変換による周波数域毎のインピーダンス成分の算出手法を説明するための概念図である。図6に示すように、電流IB(および電圧VB)にフーリエ変換を施すことにより、電流IBを低周波成分と中周波成分と高周波成分とに分解することができる。このように分解された電圧VBおよび電流IBに基づいて、周波数域毎にインピーダンス成分を算出することができる。
なお、以下では、電圧VBおよび電流IBに対して高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を実施することによりインピーダンス成分を算出する例について説明する。ただし、フーリエ変換のアルゴリズムはFFTに限定されず、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)であってもよい。
図7は、インピーダンス成分の算出結果の一例を示す図である。図7において、横軸は、周波数を対数目盛りで示す。低周波域は、たとえば0.001Hz以上かつ0.1Hz未満の周波数域である。中周波域は、たとえば1Hz以上かつ10Hz未満の周波数域である。高周波域は、たとえば100Hz以上かつ1kHz未満の周波数域である。ただし、これら周波数域の上限値および下限値は、理解を容易にするための例示に過ぎないことに留意すべきである。図7の縦軸は、インピーダンスを示す。
図7に示すように、各周波数域において、周波数が異なる多数のインピーダンス成分が算出される。そのため、ECU100は、低周波域、中周波域および高周波数域の各々について、多数のインピーダンス成分から代表値を決定する。
たとえばインピーダンス成分の最大値を代表値とする場合には、ECU100は、低周波域におけるインピーダンス成分の最大値を低周波インピーダンス成分ZLに決定する。また、ECU100は、中周波域におけるインピーダンス成分の最大値を中周波インピーダンス成分ZMに決定するとともに、高周波域におけるインピーダンス成分の最大値を高周波インピーダンス成分ZHに決定する。なお、最大値を代表値とすることは一例であり、各周波数域内におけるインピーダンス成分の平均値を代表値としてもよいし、中間値を代表値としてもよいし、最頻値を代表値としてもよい。
<インピーダンスからの容量推定>
バッテリに入出力される電流値を積算することによってバッテリの容量を推定する手法である「電流積算法」が知られている。しかし、電流積算法では、電流値の積算が長期に亘ると、その誤差が大きくなり、バッテリの容量の推定精度が低下する傾向がある。したがって、電流積算法以外の手法により、バッテリ10の容量を高精度に推定可能であることが望ましい。
本実施の形態においては、FFTによりバッテリ10のインピーダンス成分を周波数毎に算出し、バッテリ10の各インピーダンス成分が温度依存性を有する点を考慮した上で、温度依存性を反映させたインピーダンス成分から容量を推定する手法を採用する。この容量推定には、バッテリのインピーダンスと容量との間の相関関係が規定されたマップMP1が用いられる。マップMP1は、ECU100のメモリ102に格納されている。
図8は、マップMP1を説明するための概念図である。図8を参照して、マップMP1においては、バッテリの温度毎に、その温度におけるバッテリのインピーダンスと容量との相関関係を示すカーブが規定されている。ここで、「バッテリ」とは、バッテリ10と同じ仕様(型式、型番)だが、バッテリ10とは別のバッテリである。
図4および図5にて説明したように、バッテリには様々なインピーダンス成分(拡散抵抗R、反応抵抗Rおよび直流抵抗RDC)が含まれ得る。これらのインピーダンス成分のうち、どのインピーダンス成分の寄与が支配的になるか(バッテリの内部抵抗全体に対して、どのインピーダンス成分の寄与が最も大きくなるか)は、バッテリの温度に応じて定まる。
具体例を挙げて説明すると、バッテリの温度が低温(たとえば氷点下)である場合は、バッテリのインピーダンス成分のうち反応抵抗Rの寄与が支配的である。前述のように、反応抵抗Rは、FFTにより求められるバッテリの中周波インピーダンス成分と高周波インピーダンス成分との差分を取ることによって算出することができる。
一方、バッテリの温度が常温(約25℃)である場合には、バッテリのインピーダンス成分のうち拡散抵抗Rの寄与が支配的である。拡散抵抗Rは、バッテリの低周波インピーダンス成分と中周波インピーダンス成分との差分を取ることによって算出することができる。
バッテリの温度が低温と常温との間の温度(たとえば数℃~十数℃)である場合には、反応抵抗Rの寄与と拡散抵抗Rの寄与とが両方生じ得る。このような場合には、たとえば、反応抵抗Rに温度に応じた寄与率α[%]を乗算した値(R×α)と、拡散抵抗Rに温度に応じた寄与率(1-α)[%]を乗算した値(R×(1-α))とを加算することで、バッテリの温度が低温と常温との間である場合のインピーダンスを算出することができる。
図8には、バッテリの温度がT0である場合のバッテリのインピーダンスと容量との間の相関関係を示すカーブL0が代表的に示されている。カーブL0において、一方の端点Pは、バッテリの製造直後におけるバッテリの状態(容量とインピーダンスとの組合せ)を表す。他方の端点Qは、バッテリの劣化が過度に進行した場合のバッテリの状態を表す。カーブL0の形状から、バッテリの劣化が進行するに従ってバッテリの容量が減少する一方で、バッテリのインピーダンスは上昇する傾向が読み取れる。
カーブL0は、以下のように実験的に求めることができる。たとえば車両に実際に搭載されて使用されたバッテリを回収することにより、劣化の進行具合が互いに異なるバッテリが多数準備される。そして、準備したバッテリを恒温槽内に設置するなどしてバッテリの温度をT0に維持された状態で、バッテリの容量とインピーダンスとが測定され、その測定結果が図中にプロットされる。そして、最小二乗法等の近似によりプロットの回帰曲線を算出することで、カーブL0を求めることができる。図示しないが、T0以外の他の温度についても同様にすることでカーブが求められ、マップMP1に規定されている。そのため、バッテリ10の温度TBを検出し、検出された温度TBに対応するカーブを参照することによって、バッテリ10のインピーダンスから容量を推定することができる。
<容量推定フロー>
図9は、実施の形態におけるバッテリ10の容量推定処理を示すフローチャートである。図9および後述する図11に示すフローチャートは、車両1の使用中(たとえば走行中)に所定条件が経過すると、メインルーチンから呼び出されて実行される。これらのフローチャートに含まれる各ステップ(Sと略す)は、基本的にはECU100によるソフトウェア処理によって実現されるが、ECU100内に作製された電子回路によるハードウェア処理によって実現されてもよい。
図9を参照して、ECU100は、あるデータ取得期間Pn(nは自然数)において、バッテリ10の監視ユニット20内の各センサから予め定められたサンプリング周期で電圧VBおよび電流IBを取得する(S110)。ECU100により取得されたすべてのデータ(電圧VBおよび電流IBの取得結果)は、メモリ102に一時的に格納される。なお、データ取得期間Pnの長さは、たとえば数秒~数十秒程度に設定することができる。サンプリング周期は、たとえばミリ秒オーダー~数百ミリ秒オーダーに設定することができる。
S120において、ECU100は、メモリ102に蓄積されたデータ(電圧VBおよび電流IB)に対してFFTを実施する。そして、ECU100は、FFT後の電圧成分および電流成分に基づいて、周波数毎にインピーダンス成分(低周波インピーダンス成分ZL、中周波インピーダンス成分ZMおよび高周波インピーダンス成分ZH)を算出する(S130)。各周波数域のインピーダンス成分は、その周波数域の電圧VBと電流IBとの比(VB/IB)により算出することができる。
S140において、ECU100は、各周波数域のインピーダンス成分からバッテリ10の直流抵抗RDC、反応抵抗Rおよび拡散抵抗Rを算出する。この算出手法については図5にて詳細に説明したため、ここでは説明は繰り返さない。その後、ECU100は、メモリ102に蓄積されたデータ(電圧VBおよび電流IBの取得結果)を破棄する(S150)。
S160において、ECU100は、温度センサ23からバッテリ10の温度TBを取得する。そして、ECU100は、S140にて算出されたインピーダンス成分(直流抵抗RDC、反応抵抗Rおよび拡散抵抗R)のうち、温度TBにおける寄与が支配的なインピーダンスを算出する(S170)。たとえば、図8にて説明したように、バッテリ10の温度TBが低温(たとえば氷点下)である場合は、反応抵抗Rがバッテリ10のインピーダンスとして算出される。バッテリ10の温度TBが常温(約25℃)である場合には、拡散抵抗Rがバッテリ10のインピーダンスとして算出される。
S180において、ECU100は、S170にて算出されたインピーダンスに基づいてバッテリ10の容量を推定する。具体的には、ECU100は、マップMP1(図8参照)に規定された、バッテリのインピーダンスと容量との間の相関関係を示すカーブを参照することによって、S170にて算出されたインピーダンスから容量を推定する。
以上のように、本実施の形態においては、バッテリのインピーダンスと容量との間の相関関係を示すカーブが複数規定されたマップMP1(図8参照)を参照することによって、バッテリ10のインピーダンスからバッテリ10の容量が推定される。様々なインピーダンス成分のうち、どのインピーダンスが支配的になるかは、主に、バッテリの温度によって定まる。したがって、本実施の形態では、バッテリ10の温度TBに基づき、温度TBにおいて、その寄与が支配的となるインピーダンスが算出されるとともに、温度TBにおいて予め取得されたカーブが用いられる。
本実施の形態によれば、インピーダンスの温度依存性を考慮し、温度TBにおいて寄与が支配的となる周波数域のインピーダンスを用いることで、バッテリ10のインピーダンスを正確に算出することができる。また、電流積算法とは異なり、時間の経過とともに電流検出誤差が大きくなる(電流センサの誤差が蓄積される)こともないので、バッテリ10の容量を高精度に推定することができる。したがって、バッテリ10の容量推定精度を向上させることができる。
図示しないが、ECU100は、S180におけるバッテリ10の容量推定結果を用いて、バッテリ10の劣化を抑制するための制御を実行してもよい。バッテリ10がリチウムイオン二次電池である場合、そのような制御の具体例として、リチウム析出抑制制御とハイレート劣化抑制制御とが挙げられる。
リチウム析出抑制制御とは、リチウムイオン二次電池が大電流で充電された場合に、負極表面に金属リチウムが析出する現象(いわゆるリチウム析出)を抑制するための制御である。リチウム析出抑制制御では、たとえば国際公開第2010/005079号に記載されているように、バッテリの負極に金属リチウムが析出しない最大電流として許容電流(Ilim)が算出され、その許容電流に放電方向のオフセット電流を加えた目標電流(Itag)が算出される。さらに、目標電流からバッテリの許容充電電力が設定される。そして、バッテリへの充電電力の大きさが許容充電電力(Iwin)の大きさを上回らないようにバッテリの充電が制御される(詳細については国際公開第2010/005079号参照)。
許容電流Ilimの算出には、バッテリ10の充電による単位時間当たりの許容電流の大きさの減少量を示す項(減少項)と、バッテリ10の放電または放置(充電停止)による単位時間当たりの許容電流の大きさの増加量を示す項(増加項)とが用いられる。減少項に含まれる係数αと増加項に含まれる係数βとは、いずれもバッテリ10の温度TBおよびSOCの関数である。本実施の形態によれば、バッテリ10の容量を高精度に推定することでバッテリ10のSOCの推定精度が向上するため、係数α,βの算出精度も向上する。その結果、許容電流Ilimの算出精度が向上するので、より適切にリチウム析出抑制制御を実行することが可能になる。
続いて、ハイレート劣化抑制制御について説明する。バッテリの大電流での充放電が継続的に行なわれると、バッテリの内部抵抗が増加し、バッテリからの出力電圧が低下することが知られている。このような劣化は「ハイレート劣化」と呼ばれる。ハイレート劣化を引き起こす要因は、電極体内のリチウムイオン濃度分布の偏りである。ハイレート劣化の進行度合いを定量的に評価するため、たとえば国際公開第2013/046263号に記載されているように、各時刻における評価値Dを積算することで積算評価値ΣDが算出される。
ハイレート劣化抑制制御においては、積算評価値ΣDが所定の閾値と比較される。積算評価値ΣDが閾値を上回っている場合には、積算評価値ΣDが閾値を下回っている場合と比べて、バッテリ10の充放電電力の制限上限値(充電電力制御上限値および放電電力制御上限値)が低く設定される。これにより、ハイレート劣化のさらなる進行を抑制したり、ハイレート劣化の進行速度を遅くしたりすることができる。ここで、閾値は、バッテリの容量に応じて算出されるので、バッテリの容量を高精度に推定することで閾値の算出精度が向上する。その結果として、より適切にリチウム析出抑制制御を実行することが可能になる。
[変形例]
実施の形態では、バッテリ10の容量を推定する処理について説明した。本変形例においては、バッテリ10の容量を推定した後に、バッテリ10のSOCをさらに推定する構成について説明する。
図10は、実施の形態の変形例におけるマップMP2を説明するための概念図である。図10に示すように、マップMP2においては、バッテリの温度TB毎に加え、バッテリのSOC毎に、バッテリのインピーダンスと容量との間の相関関係を示すカーブが規定されている。
この例では、バッテリの温度がT0である場合の3つのカーブL0A,L0B,L0Cが示されている。カーブL0Aは、温度TB=T0であり、かつ、SOC=20%である場合のバッテリのインピーダンスと容量との間の相関関係を規定する。同様に、カーブL0Bは、温度TB=T0であり、かつ、SOC=40%である場合のバッテリのインピーダンスと容量との間の相関関係を規定する。カーブL0Cは、温度TB=T0であり、かつ、SOC=60%である場合のバッテリ10のインピーダンスと容量との間の相関関係を規定する。図10では紙面が煩雑になるのを防ぐため、3つのカーブのみを示すが、実際には、バッテリの温度毎に、より多数のカーブ(たとえばSOC1%刻みに数十個のカーブ)が規定されている。
バッテリ10の温度TBは、温度センサ23から取得される。バッテリ10のインピーダンス成分は、実施の形態にて説明したように、FFTの結果からバッテリ10の温度TBにおける寄与が支配的な成分として算出される。また、バッテリ10の容量は、実施の形態と同様に、マップMP1を参照することによって、バッテリ10のインピーダンス成分から算出される。そして、バッテリ10の温度TBと、バッテリ10のインピーダンスと、バッテリ10の容量とを求めた上で、マップMP2を参照することによって、バッテリ10のSOCを推定することができる。
図10に示す例では、バッテリ10の温度TBがT0であり、バッテリ10のインピーダンスがR0であり、バッテリ10の容量がC0である場合に、点Xで表されるバッテリ10の状態(容量とインピーダンスとの組合せ)がカーブL0B上に乗る。この場合には、バッテリ10のSOCは、40%であると算出される。
図11は、実施の形態の変形例におけるバッテリのSOC推定処理を示すフローチャートである。S210~S280の処理は、実施の形態におけるS110~S180の処理(図9参照)と同様であるため、詳細な説明は繰り返さない。
図10および図11を参照して、S280にてバッテリ10の容量が推定されると、ECU100は、マップMP2を参照する。そして、ECU100は、バッテリ10の温度TB(S260において取得された値)と、バッテリ10のインピーダンス(S270において算出された値)と、バッテリ10の容量(S280において算出された値)とに基づいて、バッテリ10の状態を表す点に最も近いカーブを決定する。図10に示す例では、バッテリ10の状態を表す点Xは、カーブL0Bに最も近いと決定される。したがって、ECU100は、カーブL0Bに対応するSOC=40%をバッテリ10のSOCとして推定する。
以上のように、実施の形態の変形例によれば、実施の形態と同様に、バッテリ10のSOCを高精度に推定することができる。さらに、本変形例では、高精度に推定された容量を用いてSOCが推定されるので、高いSOC推定精度を確保することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、2 二次電池システム、10 バッテリ、11 ブロック、12 セル、20 監視ユニット、21 電圧センサ、22 電流センサ、23 温度センサ、30 PCU、41,42 モータジェネレータ、50 エンジン、60 動力分割装置、70 駆動軸、80 駆動輪、100 ECU、101 CPU、102 メモリ。

Claims (1)

  1. 二次電池と、
    前記二次電池の温度を検出する温度センサと、
    前記二次電池の満充電容量を推定するように構成された制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記二次電池の電圧値および電流値を複数回測定し、当該複数回の電圧値および電流値の測定結果に対してフーリエ変換を行なうことにより、前記二次電池の電流値の変化に含まれる周波数成分の低周波域、中周波域および高周波域の各々について、当該周波数域における前記二次電池の電圧値と電流値との比から前記二次電池のインピーダンス成分を算出し、
    前記高周波域における前記二次電池のインピーダンス成分から算出される直流抵抗と、前記中周波域における前記二次電池のインピーダンス成分と前記高周波域における前記二次電池のインピーダンス成分との差分から算出される反応抵抗と、前記低周波域における前記二次電池のインピーダンス成分と前記中周波域における前記二次電池のインピーダンス成分との差分から算出される拡散抵抗とから、前記二次電池の内部抵抗全体に対する寄与が最も大きいインピーダンスを、前記温度センサにより検出された温度に応じて求め、
    前記二次電池の温度毎に規定された、前記二次電池のインピーダンスと前記二次電池の満充電容量との間の相関関係を参照することによって、前記寄与が最も大きいインピーダンスと前記二次電池の温度とに基づいて前記二次電池の満充電容量を推定する、二次電池システム。
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