JP7294360B2 - 車載機器取付装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車載機器取付装置に関する。
トラック等の車両においては、車両フレームに対して、燃料タンク、バッテリ、及び排気浄化装置等、種々の車載機器が取り付けられている(特許文献1を参照)。
この種の車載機器を取り付ける装置(以下、「車載機器取付装置」と称する)としては、連結ブラケットが、車幅方向において車載機器とサイドフレームとの間に位置するように配設され、サイドフレームの車幅方向外側の位置で車載機器を支持し、車載機器を車両フレームに連結する構成のもの等が知られている(例えば、後述する図1を参照)。
特開2020-001527号公報
ところで、近年の車両においては、主にHV車両やEV車両への対応のため、車両に搭載される車載機器数が増加しており、車載機器の搭載態様を設計する際には、他の部品(例えば、他の車載機器、ケーブル、及び車両フレームのクロスメンバ等)との干渉を考慮する必要性が生じている。
この点、車載機器取付装置において、連結ブラケットを車両フレームに対して固定するボルトが、車両フレームの車幅方向内側に突出し、かかるボルトの先端が、サイドフレームの車幅方向内側に搭載された他の車載機器やクロスメンバ等と干渉してしまうことが問題となるケースがある。
ボルトの干渉問題の最も単純な解決手段としては、かかるボルトの長さを短くする手法が挙げられるが、実際の車両の製造現場では、車両全体として用いる部品の共通化、ライン作業の単純化、及びコスト削減等を考慮した上で、車両設計及び部品選択を行う必要がある。この点、様々な長さのボルトを準備する手法では、車両内で使用されている規格部品としてのボルトとは別個に、特殊部品なボルトを準備し、ライン工程に組み込む必要性が生じてしまうという問題がある。
又、他の解決手段としては、一般に連結ブラケットとボルトとの間には補強板が配設されるため、当該補強板の板厚を厚くすることで補強板をスペーサとしても機能させる手法が考えられる。しかしながら、当該手法では、上記と同様に、他の部位に使用される補強板とは異なる板厚の補強板を準備する必要性が生じてしまう。加えて、当該手法では、補強板により、必要以上に空間が占有されてしまうことになるため、電動工具を用いて連結ブラケットを車両フレームに対して固定する際の、電動工具のソケットと連結ブラケットとの間のクリアランスを確保できない事態も生じ得る(例えば、図9の幅H2を参照)。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたもので、連結ブラケットをサイドフレームに対して固定するボルトが、サイドフレームの車幅方向内側に搭載された他の車載機器やクロスメンバ等と干渉してしまう事態を抑制し得る車載機器取付装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本開示は、
車両の前後方向に延びる車両フレームに対して車載機器を取り付ける車載機器取付装置であって、
前記車両フレームのフレーム側壁部に当接する第1側壁部を有すると共に、前記第1側壁部の車幅方向外側の位置で前記車載機器を支持する連結ブラケットと、
前記連結ブラケットの前記第1側壁部に形成されたボルト孔と、前記車両フレームの前記フレーム側壁部に形成されたボルト孔とを挿通するに、前記車幅方向の外側から内側に向かって挿入され、前記連結ブラケットと前記車両フレームとを固定するボルトと、
前記連結ブラケットの前記第1側壁部と前記ボルトの頭部との間に介在するように配設され、前記連結ブラケットの前記第1側壁部に溶接固定された補強板と、
前記連結ブラケットの前記第1側壁部と前記ボルトの頭部との間に介在するように配設され、前記補強板に溶接固定されたスペーサと、
を備え、
前記スペーサは、前記スペーサの外周縁の一部に、前記補強板の外周縁と交差する方向に延在する切り欠き部を有し、前記切り欠き部が、前記スペーサの溶接部となっている、
車載機器取付装置である。
本開示に係る車載機器取付装置によれば、連結ブラケットをサイドフレームに対して固定するボルトが、サイドフレームの車幅方向内側に搭載された他の車載機器やクロスメンバ等と干渉してしまう事態を抑制することができる。
車両フレームの外観を示す平面図 車載機器取付装置の詳細構成を示す図 車載機器取付装置の補強板及びスペーサの構成を示す拡大図 車載機器取付装置をサイドフレームに取り付けた状態を示す図 車載機器取付装置をサイドフレームに取り付けた状態を示す図 連結ブラケットをサイドフレームに固定する第1ボルトの脚部の位置を示す図 連結ブラケットをサイドフレームに固定する第1ボルトの脚部の位置を示す図 サイドフレームに対して、連結ブラケットを固定する作業の一例を示す図 サイドフレームに対して、連結ブラケットを固定する作業の一例を示す図
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
尚、以下では、各構成の位置関係を明確にするため、車両の走行方向を基準として、前後方向、車幅方向、及び上下方向を説明する。前後方向は、車両の走行方向の前後方向を意味し、上下方向は、車両の鉛直方向を意味し、車幅方向は、前後方向及び上下方向に直交する車両の横方向を意味する。
<車両フレームの構成>
まず、本開示に係る車載機器取付装置(以下、「車載機器取付装置1」と称する)を取り付ける車両フレームの構成について、説明する。
尚、以下では、一例として、本開示に係る車載機器取付装置1を、バッテリを車両フレームに取り付ける用途に適用した態様について説明する。但し、本開示に係る車載機器取付装置1の取り付け対象は、バッテリ以外であってもよく、例えば、排気浄化装置や電力変換装置等であってもよい。
図1は、車両フレームFの外観を示す平面図である。図1では、車両フレームFの一例として、トラック用の車両フレームを図示している。
車両フレームFは、車両の車体(図示せず)を支える骨格である。車両フレームFは、例えば、車両の前後方向に延びている一対のサイドフレームFsと、車幅方向に延び、一対のサイドフレームFsを連結するクロスフレームFcとを含んで構成される。
サイドフレームFsは、例えば、断面略U字形状の鋼板(溝形鋼とも称される)で形成されている。サイドフレームFsは、例えば、断面略U字形状の車幅方向の内側が開放部となっており、車幅方向の外側には、略平面状の側壁部(以下、「フレーム側壁部Fsa」と称する)を有している。
サイドフレームFsには、当該サイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaを貫通するように複数の貫通穴Fsaaが形成されている。貫通穴Fsaaは、フレーム側壁部Fsaに、等ピッチで形成されており、例えば、垂直方向及び水平方向それぞれに沿って、40cmピッチで配設されている。貫通穴Fsaaは、例えば、ボルト(例えば、図4に示す第1ボルト13)を挿通するためのボルト孔(以下、「ボルト孔Fsaa」とも称する)として用いられる。サイドフレームFsのかかる穴構造は、種々の車載機器を、サイドフレームFsの任意の位置に取り付け得るように配設されている。
又、サイドフレームFsには、車載機器取付装置1を介して、バッテリBが取り付けられている。尚、車両フレームFには、バッテリBの他、燃料タンク、及び排気浄化装置等、種々の機器、並びに、これらの機器類を接続するための配線や配管等が取り付けられている(図示せず)。
バッテリBは、例えば、バッテリ本体Bmと、バッテリキャリアBcと、によって構成されている(図5を参照)。バッテリキャリアBcは、例えば、略直方体の箱状に形成され、その内部にバッテリ本体Bmを着脱可能な状態で収容する。
バッテリキャリアBcは、車幅方向内側に、サイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaと対向する取り付け部Bcaを有し、取り付け部Bcaが車載機器取付装置1の連結ブラケット10の一端(図2の第2側壁部10t)に固定されている。そして、バッテリキャリアBcは、連結ブラケット10を介して、サイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaから車幅方向外側に離間する位置で、サイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaに連結されている。尚、取り付け部Bcaには、ボルト(後述する第2ボルト14)を挿通するためのボルト孔が形成されている。
<車載機器取付装置1の詳細構成>
以下、車載機器取付装置1の詳細構成について、説明する。
図2は、車載機器取付装置1の詳細構成を示す図である。図3は、車載機器取付装置1の補強板11及びスペーサ12の構成を示す拡大図である。尚、図3の左図は、スペーサ12を連結ブラケット10に取り付ける前の状態を示す図であり、図3の右図は、スペーサ12を連結ブラケット10に取り付けた後の状態を示す図である。
図4、図5は、車載機器取付装置1をサイドフレームFsに取り付けた状態を示す図である。尚、図4は、車載機器取付装置1にバッテリBを取り付ける前の状態を示し、図5は、車載機器取付装置1にバッテリBを取り付けた後の状態を示している。
図6、図7は、連結ブラケット10をサイドフレームFsに固定する第1ボルト13の脚部の位置を示す図である。尚、図6は、サイドフレームFsの背面側から見たときの第1ボルト13の脚部の位置を示している。又、図7は、拡大図により、第1ボルト13の脚部の位置とクロスフレームFcの位置との位置関係を示している。
車載機器取付装置1は、連結ブラケット10、補強板11、スペーサ12、第1ボルト13、及び、第2ボルト14を備えている。
連結ブラケット10は、車幅方向においてバッテリBとサイドフレームFsとの間に位置するように配設され、サイドフレームFsの車幅方向外側の位置でバッテリBを支持し、バッテリBをサイドフレームFsに連結する。
より詳細には、連結ブラケット10は、サイドフレームFsの延在方向に沿って前後に配設された前側連結ブラケット10Fと後側連結ブラケット10Bとによって構成されている。そして、前側連結ブラケット10Fと後側連結ブラケット10Bとが、バッテリB(バッテリキャリアBc)の両側側面を支持する構成となっている。
前側連結ブラケット10Fは、例えば、上下方向に長く延在する鋼板であって、当該鋼板が断面略Z字状に屈曲して形成されている。具体的には、前側連結ブラケット10Fは、第1側壁部10sと、第2側壁部10tと、第3側壁部10uとを有し、これらにより、断面略Z字状の形状が形成されている。
第1側壁部10sは、サイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaの壁面に沿う形状を呈し、サイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaに当接して、フレーム側壁部Fsaに固定される部位である。尚、第1側壁部10sには、第1ボルト13を挿通するためのボルト孔10saが形成されている。
第2側壁部10tは、バッテリキャリアBcの取り付け部Bcaに沿う形状を呈し、バッテリキャリアBcの取り付け部Bcaに当接して、第1側壁部10sよりも車幅方向外側の位置でバッテリキャリアBcに固定される部位である。尚、第2側壁部10tには、第2ボルト14を挿通するためのボルト孔10taが形成されている。
第3側壁部10uは、第1側壁部10sから車幅方向外側に向かって延在し、第1側壁部10sと第2側壁部10tとを接続する部位である。第3側壁部10uは、例えば、第1側壁部10sの一端と第2側壁部10tの一端とを接続するように、車幅方向に沿って延在する。
後側連結ブラケット10Bは、例えば、前側連結ブラケット10Fと同様、上下方向に長く延在する鋼板であって、当該鋼板が断面略Z字状に屈曲して形成されている。後側連結ブラケット10Bは、前側連結ブラケット10Fと左右対称の形状となっており、前側連結ブラケット10Fと同様、第1側壁部10sと、第2側壁部10tと、第3側壁部10uとを有する。
連結ブラケット10のかかる形状は、バッテリBの規格サイズ(ここでは、前側連結ブラケット10FとバッテリBの固定位置と、後側連結ブラケット10BとバッテリBの固定位置との間の幅)、及び、車両フレームFへのボルト締結可能位置を考慮して設計されている。
但し、近年の車両に搭載される車載機器数の増加に伴うレイアウトの制約から、多くのケースで、ボルト締結位置を、他の機器や他の部材等の背面側に配設せざるを得ない状況となってきている。このような背景から、本実施形態に係る車載機器取付装置1においても、第1ボルト13の締結位置が、第1ボルト13の脚部がクロスフレームFcの背面側に設定されている(図6、図7を参照)。
第1ボルト13は、連結ブラケット10の第1側壁部10sとサイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaとを固定する。具体的には、第1ボルト13は、連結ブラケット10の第1側壁部10sに形成されたボルト孔10sa(図2を参照)と、サイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaに形成されたボルト孔Fsaaとを挿通するように、車幅方向の外側から内側に向かって挿入されている。そして、第1ボルト13は、サイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaの背面側に予め設置された溶接ナットFsab(図7を参照)と締結することで、連結ブラケット10とサイドフレームFsとを固定する。
尚、より詳細には、第1ボルト13は、連結ブラケット10の第1側壁部10sに形成されたボルト孔10sa(図2を参照)と、サイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaに形成されたボルト孔Fsaaに加えて、補強板11に形成された貫通孔及びスペーサ12に形成された貫通孔をも挿通するように配設されている。
第2ボルト14は、連結ブラケット10の第2側壁部10tとバッテリキャリアBcの取り付け部Bcaとを固定する。具体的には、第2ボルト14は、連結ブラケット10の第2側壁部10tに形成されたボルト孔10ta(図2を参照)と、バッテリキャリアBcの取り付け部Bcaに形成されたボルト孔とを挿通するように、車幅方向の外側から内側に向かって挿入されている。そして、第2ボルト14は、連結ブラケット10の第2側壁部10tの背面側でナット(図示せず)と締結することで、連結ブラケット10とバッテリキャリアBcとを固定する。
補強板11は、連結ブラケット10の第1側壁部10sと第1ボルト13の頭部(即ち、第1ボルト13の頭部のフランジ部の座面)との間に介在するように配設され、連結ブラケット10の第1側壁部10sに溶接固定されている。バッテリB等の車載機器は、大きな重量を有する場合もあり、この車載機器を支持する連結ブラケット10のボルト孔10saの周辺には、第1ボルト13を起点とした応力集中が発生する。補強板11は、かかる応力集中に対する連結ブラケット10の強度(例えば、破断強度)を高めるべく、設けられている。
補強板11は、例えば、連結ブラケット10の第1側壁部10sから第3側壁部10uに跨がって、連結ブラケット10の外形に沿って横方向(即ち、水平方向)に延在するように、配設されている。これは、バッテリBの振動等によって発生するバッテリBから連結ブラケット10に対して作用する縦方向のモーメントは、連結ブラケット10の第1側壁部10sと第3側壁部10uとの境界付近に集中するためである。補強板11は、例えば、V字状に屈曲された平板形状を呈している。
尚、補強板11の外周縁のうち横方向に延在し上下に対向する2辺が、補強板11の溶接部11a(図3を参照)となっている。又、補強板11には、第1ボルト13の脚部が挿入可能な貫通孔が形成されている。
スペーサ12は、連結ブラケット10の第1側壁部10sと第1ボルト13の頭部(即ち、第1ボルト13の頭部のフランジ部の座面)との間に介在するように配設され、補強板11に溶接固定されている。スペーサ12は、第1ボルト13の脚部がサイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaから突出する長さ(図7のH1を参照)を調整する。スペーサ12の厚さは、例えば、第1ボルト13の脚部の溶接ナットFsab(フレーム側壁部Fsaに設けられた溶接ナット)から突出する長さが、第1ボルト13のネジピッチで換算して所定ピッチ(例えば、2ピッチ)以下となるように、設定されている。
スペーサ12は、例えば、略矩形の平板形状を呈している。尚、スペーサ12は、補強板11と異なり、第1ボルト13の脚部の突出長さの調整を目的として配設される部材であるため、連結ブラケット10の第1側壁部10s上のみに配設されている。又、スペーサ12には、第1ボルト13の脚部が挿入可能な貫通孔が形成されている。
ここで、スペーサ12の外周縁には、補強板11の外周縁と交差する方向に延在する切り欠き部が形成されており、当該切り欠き部が、補強板11に対して溶接固定される溶接部12aとなっている。スペーサ12の切り欠き部は、例えば、スペーサ12の外周縁の互いに対向する2辺が斜め方向に延在するように形成されており、溶接部12aは、この斜め方向に延在する2辺の切り欠き部に形成されている。つまり、スペーサ12の溶接部12aの延在方向は、補強板11の溶接部11aの延在方向と交差する方向となっている。
かかる構成によって、スペーサ12の溶接部12aを、補強板11の溶接部11aから離間させることが可能であり、これにより、確実に、スペーサ12を補強板11に対して溶接固定することが可能となる。
このように、本実施形態に係る車載機器取付装置1においては、補強板11は、応力集中に対する連結ブラケット10の強度の向上のみを目的として、連結ブラケット10に取り付けられるため、補強板11の板厚は、必要最小限度に抑えることができる。そのため、本実施形態に係る車載機器取付装置1においては、第1ボルト13を溶接ナットFsabと締結するために用いる電動工具Wのソケットと、連結ブラケット10の第3側壁部10uとの間のクリアランス(図9のH2を参照)を、十分に確保することが可能となっており、これにより、作業ミスや部品の破損を招く事態の抑制を図っている。
<車載機器取付装置1を用いたバッテリBの固定方法>
次に、車載機器取付装置1を用いたサイドフレームFsへのバッテリBの固定方法について説明する。尚、この固定作業は、車両を組み立てるライン工程の中で、作業者に実施される。
図8、図9は、サイドフレームFsに対して、連結ブラケット10を固定する作業の一例を示す図である。
サイドフレームFsに対してバッテリBを固定する際、まず、作業者は、サイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaに対して連結ブラケット10の第1側壁部10sを当接させる。
次に、作業者は、サイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaに形成されたボルト孔Fsaaと、連結ブラケット10の第1側壁部10sに形成されたボルト孔10saとを挿通するように、車幅方向の外側から内側に向かって、第1ボルト13を挿入する。そして、作業者は、電動工具Wを用いて、第1ボルト13と、サイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaの背面に配設された溶接ナットFsabと、を締結させ、サイドフレームFsと連結ブラケット10とを固定する。
ここで、連結ブラケット10としては、典型的には、サイドフレームFsに取り付ける前に、予め、補強板11及びスペーサ12が溶接固定されたものが用いられる。これによって、ライン作業の工数の増加を抑制することができる。即ち、ライン作業を行っている作業者は、予め補強板11及びスペーサ12が溶接された連結ブラケット10を、サイドフレームFsに取り付けることになる。
次に、作業者は、連結ブラケット10の第2側壁部10tに、バッテリキャリアBcの取り付け部Bcaを当接させる。そして、作業者は、バッテリキャリアBcの取り付け部Bcaに形成されたボルト孔と、連結ブラケット10の第2側壁部10tに形成されたボルト孔10taとを挿通するように、車幅方向の外側から内側に向かって、第2ボルト14を挿入する。そして、作業者は、電動工具Wを用いて、第2ボルト14とナット(図示せず)とを締結させ、バッテリキャリアBcと連結ブラケット10とを固定する。
次に、作業者は、バッテリキャリアBcに対して、バッテリ本体Bmを取り付ける。尚、バッテリキャリアBcは、バッテリ本体Bmと嵌合する凹凸形状を有しており、バッテリキャリアBcに対して、バッテリ本体Bmを嵌め合わせることで、バッテリキャリアBcとバッテリ本体Bmとを固定することができる。
<効果>
以上のように、本実施形態に係る車載機器取付装置1によれば、スペーサ12を用いることで、第1ボルト13の脚部がサイドフレームFsのフレーム側壁部Fsaから突出する長さを短縮することが可能である。これによって、第1ボルト13の先端が、サイドフレームFsの車幅方向内側に配設された他の車載機器やクロスメンバ等と干渉する事態を抑制することが可能である。尚、本実施形態に係る車載機器取付装置1によれば、補強板11の板厚を厚くする必要もないため、電動工具Wを用いて第1ボルト13を締結する際の電動工具Wのソケットと連結ブラケット10(第3側壁部10u)との間のクリアランスの圧迫を招くこともない。
加えて、本実施形態に係る車載機器取付装置1によれば、スペーサ12の外周縁に切り欠き部を設け、当該切り欠き部を溶接部12aとしているため、スペーサ12の溶接部12aが補強板11の溶接部12aと重なり合ってしまう自体を抑制することができる。これによって、スペーサ12の溶接を確実に行うことが可能となる。
尚、上記実施形態では、連結ブラケット10の形状の一例として、前側連結ブラケット10Fと後側連結ブラケット10Bとで構成された態様を示した。しかしながら、本開示に係る車載機器取付装置1には、種々の形状の連結ブラケット10を適用することが可能である。例えば、連結ブラケット10としては、断面略Z字状に形成されたものに限らず、断面略U字状や断面略H字状に形成されたものを用いてもよい。又、連結ブラケット10は、必ずしも前側連結ブラケット10Fと後側連結ブラケット10Bとに分離されて構成される必要はなく、一体的に構成されてもよい。換言すると、連結ブラケット10の形状は、バッテリBの規格サイズ、及び、サイドフレームFsへのボルト締結可能位置に応じて適宜変更される。
又、上記実施形態では、車載機器取付装置1を適用する対象の一例として、トラックの車両フレームFを示した。しかしながら、本開示に係る車載機器取付装置1は、トラック以外の車両フレームにも適用し得る。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本開示に係る車載機器取付装置によれば、連結ブラケットをサイドフレームに対して固定するボルトが、サイドフレームの車幅方向内側に搭載された他の車載機器やクロスメンバ等と干渉してしまう事態を抑制することができる。
1 車載機器取付装置
10 連結ブラケット
10B 前側連結ブラケット
10F 後側連結ブラケット
10s 第1側壁部
10sa ボルト孔
10t 第2側壁部
10ta ボルト孔
10u 第3側壁部
11 補強板
11a 溶接部
12 スペーサ
12a 溶接部
13 第1ボルト
14 第2ボルト
B バッテリ
Bc バッテリキャリア
Bca 取り付け部
Bm バッテリ本体
F 車両フレーム
Fc クロスフレーム
Fs サイドフレーム
Fsa フレーム側壁部
Fsaa 貫通穴
Fsab 溶接ナット
W 電動工具

Claims (5)

  1. 車両の前後方向に延びる車両フレームに対して車載機器を取り付ける車載機器取付装置であって、
    前記車両フレームのフレーム側壁部に当接する第1側壁部を有すると共に、前記第1側壁部の車幅方向外側の位置で前記車載機器を支持する連結ブラケットと、
    前記連結ブラケットの前記第1側壁部に形成されたボルト孔と、前記車両フレームの前記フレーム側壁部に形成されたボルト孔とを挿通するに、前記車幅方向の外側から内側に向かって挿入され、前記連結ブラケットと前記車両フレームとを固定するボルトと、
    前記連結ブラケットの前記第1側壁部と前記ボルトの頭部との間に介在するように配設され、前記連結ブラケットの前記第1側壁部に溶接固定された補強板と、
    前記連結ブラケットの前記第1側壁部と前記ボルトの頭部との間に介在するように配設され、前記補強板に溶接固定されたスペーサと、
    を備え、
    前記スペーサは、前記スペーサの外周縁の一部に、前記補強板の外周縁と交差する方向に延在する切り欠き部を有し、前記切り欠き部が、前記スペーサの溶接部となっている、
    車載機器取付装置。
  2. 前記連結ブラケットは、前記第1側壁部と、前記第1側壁部よりも前記車幅方向外側の位置で前記車載機器に固定される第2側壁部と、前記第1側壁部から前記車幅方向外側に向かって延在し、前記第1側壁部と前記第2側壁部とを接続する第3側壁部と、を有する、
    請求項1に記載の車載機器取付装置。
  3. 前記補強板は、前記連結ブラケットの前記第1側壁部から前記第3側壁部に跨がって横方向に延在する、
    請求項2に記載の車載機器取付装置。
  4. 前記連結ブラケットは、前記車両フレームの延在方向に沿って前後に配された前側連結ブラケットと後側連結ブラケットとによって構成され、前記前側連結ブラケットと前記後側連結ブラケットとによって、前記車載機器を支持する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車載機器取付装置。
  5. 前記車載機器は、車載バッテリである、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車載機器取付装置。
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