JP2022025816A - 車両のフレーム構造 - Google Patents

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清 木村
Kiyoshi Kimura
茂 小此木
Shigeru Okonogi
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Abstract

【課題】必要な強度を確保しつつ、サイドレールに貫通孔を設けることができる車両のフレーム構造を提供する【解決手段】車両のフレーム構造2は、車両に備えられる一対のサイドレール11と、一対のサイドレール11を接続するクロスメンバ12と、を備え、クロスメンバ12は、サイドレール11の上側に接続される上側接続部123aと、サイドレール11の下側に接続される下側接続部123bを有し、サイドレール11は、上側接続部123aと接続される第1接続領域116aと、下側接続部123bに接続される第2接続領域116bと、の間に配置される、バッテリケーブル21を通すためのケーブル孔113を有する。【選択図】図4

Description

本発明は車両のフレーム構造に関する。
トラックなどの車両では、重量のある荷室や艤装品を支持する車両構造として、一対のサイドレールと、これらサイドレールに直行して配設される複数のクロスメンバと、から構成されるラダーフレームを備えるものがある。
例えば、特許文献1には、一対の対抗するコの字断面のサイドメンバ(サイドレール)にアリゲータ形状のクロスメンバを接続した自動車用シャシフレームを備えた車両が開示されている。
特開2006-240334号公報
ところで、車両にはバッテリが備えられるが、他の艤装品のレイアウトとの関係において、バッテリに繋がるバッテリケーブルを、サイドレールに貫通孔を設けて配策しなければならない場合がある。この場合、貫通孔はサイドレールに設けられる他の孔などに比べて大きいので、貫通孔が設けられる位置によっては、サイドレールの強度が問題になる虞がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、必要な強度を確保しながらサイドレールに貫通孔を設けることができる車両のフレーム構造を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
本適用例に係る車両のフレーム構造は、車両に備えられる一対のサイドレールと、前記一対のサイドレールを接続するクロスメンバとを備え、前記クロスメンバは、前記サイドレールの上側に接続される上側接続部と、前記サイドレールの下側に接続される下側接続部を有し、前記サイドレールは、前記上側接続部と接続される第1接続領域と、前記下側接続部に接続される第2接続領域と、の間に配置される、バッテリケーブルを通すための貫通孔を有することを特徴とする。
上記適用例に係る車両のフレーム構造によれば、サイドレールの上側と下側にクロスメンバが接続され、その間にケーブル用の貫通孔を設けることで、サイドレールの外側に設置されたバッテリのケーブルを、サイドレールを通過させて一対のサイドレールの内側で配策することができる。また、サイドレールのクロスメンバが接続され固定された領域では、貫通孔を含んだサイドレールの面がクロスメンバに拘束されることにより変形が抑制されるため、サイドレールの貫通孔付近の強度低下を抑制することができる。さらに、一対のサイドレールの両方に貫通孔を設けることで、車両の軽量化に寄与することができる。
本発明の一実施形態に係る車両のフレーム構造を備える車両の全体構成を上方から見た概略図である。 図1の破線枠Aにおけるサイドレールの概略構造を車両内側から見た斜視図である。 図1の一点鎖線枠Bの部分拡大図である。 図3の破線枠Cにおいて、サイドレールとクロスメンバの概略構造を車両内側から見た斜視図である。 図4に示すサイドレールを車両内側から見た側面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両のフレーム構造を備える車両1の全体構成を上方から見た概略構成図である。車両1は、例えば、運送を目的とするトラックである。車両1は、ラダーフレーム(フレーム構造)2、キャブ3、荷箱(不図示)、車輪機構4、駆動装置(不図示)、バッテリ5、リヤアンダーランプロテクタ6等その他の艤装品を備える。なお、前後とは車両の前後、上下とは車両の鉛直方向(垂直方向)における上下、左右とは車両の車幅方向における左右を示しているものとして、以下説明する。
バッテリ5は、車両1の電装機器、電動補器、電気システム等を動作させるための電力の供給源で、例えば二次電池である。具体的には、バッテリ5は、主に、キャブ3の下方に配置されるエンジンを始動させるスタータ等の電動補器に電力を供給する。また、バッテリ5は、キャブ3の運転席に配置されるヒューズボックス等の制御盤を介してランプやオーディオ等の電装機器等にも電力を供給する。バッテリ5は、図1に示すように、例えばサイドレール11の右外側において、サイドレール11に支持されるバッテリ支持部材7により、ラダーフレーム2に懸架される。また、バッテリ5に繋がるバッテリケーブル21(以下ケーブル21という)は、車両前方へと配策される。
ラダーフレーム2は、一対のサイドレール11、及び複数のクロスメンバ12を有する。サイドレール11は、車両1の前後方向に沿って延在し、互いに平行に配置される左サイドレール11L及び右サイドレール11R(以下、左右を区別しない場合にはサイドレール11という)から構成される。両サイドレール11L,11Rは、互いに左右対称の断面コ字型に形成され、開口を内側に向けて配置される。複数のクロスメンバ12は、左サイドレール11Lと右サイドレール11Rを接続する。これにより、ラダーフレーム2の剛性及び強度を向上させている。ラダーフレーム2は、キャブ3、荷箱(不図示)、駆動装置(不図示)、バッテリ5、及び、その他の艤装品を支持する。以下、本実施形態のラダーフレーム2の構造は基本的に左右対称であるため、部分的な詳細については右側の構造を示す図を用いて説明し、左側については省略する。
図2は、図1の破線枠Aにおけるサイドレール11の概略構造を車両内側から見た斜視図である。サイドレール11は、板状のウェブ111と、ウェブ111の両端に平行に設けられた一対のフランジ112と、を有してコの字形状に構成される。また、サイドレール11は、特に多くの艤装品の加重を受ける前方内側に、剛性及び強度をさらに向上させるための補強材であるインナスティフナ13が装着される。
インナスティフナ13は、サイドレール11と同様、ウェブ131と一対のフランジ132を有し、断面コの字に形成される。またインナスティフナ13は、その外面全体が、サイドレール11の内面に内接する大きさ及び形状である。
サイドレール11及びインナスティフナ13は、それぞれのウェブ111、131に、インナスティフナ13がサイドレール11に装着されたときに一致して重なる位置に、ケーブル孔(貫通孔)113、133、パイロット孔114、134、及び、複数のパターン孔115、135(図2においては代表で1か所のみ図示)を有する。ケーブル孔113、133は、バッテリ5に繋がるケーブル21を通過させるための貫通孔であり、略同サイズ及び略同形状である。パイロット孔114、134は、サイドレール11とインナスティフナ13の位置決めのために設けられる既存の孔である。パターン孔115、135も既存の孔で、車両の軽量化及び艤装品の架装性向上を目的として、ウェブ111、131の全面に配列状に複数設けられる。ウェブ111及びウェブ131は、その他にも各種の孔が設けられるが、基本的には、サイドレール11にインナスティフナ13が装着された状態で、これらの孔の形状、サイズ及び位置が一致するように形成される。以下、サイドレール11は、インナスティフナ13を含む一体物として説明する。また、ケーブル孔113はケーブル孔133を含むものとして説明する。
図3は、図1の一点鎖線枠Bの部分拡大図、すなわち、バッテリ5に隣接するラダーフレーム2の一部及びバッテリ5に繋がるケーブル21を上方から見た概略図であるまた、クロスメンバ12は、後方側の左右に一対のケーブルホルダ14L、14Rを備える。バッテリ5の接続端子に繋がる複数のケーブル21は、右サイドレール11Rのケーブル孔113を通過して右サイドレール11Rの外側から内側へ通過する。その後、ケーブル21は、ケーブルホルダ14R、14Lに支持されながら左サイドレール11Lに向かい、さらに、左サイドレール11Lに沿って、又はそのチャネル内において車両前方に向かって配策される。このようにして、ケーブル21は、バッテリ5から車両前方へと配策される。
図4は、図3の破線枠Cにおいて、サイドレール11とクロスメンバ12の概略構造を車両内側から見た斜視図である。具体的には、バッテリ5に隣接するクロスメンバ12とその近傍のサイドレール11の概略構造(図3の破線で示した領域のうち、ケーブル21を除いた構造)を示している。なお、サイドレール11の前後方向において、図3の破線枠Cで区切られた断面の輪郭部分は破線で示されている。また、図5は、図4に示すサイドレール11の車両内側から見た側面図である。
クロスメンバ12は上部材121a及び下部材121bを備えており、いわゆるアリゲータ形状である。上部材121a及び下部材121bは、それぞれの両端において上下に開く顎部122a、122bが形成され、顎部122a、122bの先端はそれぞれウェブ111に沿って上下方向に折り曲げられた上側接続部123a及び下側接続部123bを有している。一方、図5に一点鎖線枠で示すように、サイドレール11は、そのウェブ111の内側の面において、上側接続部123aと接続するための第1接続領域116a、及び、下側接続部123bと接続するための第2接続領域116bを有する。そして、図4に示すように、クロスメンバ12は、上部材121aと下部材121bを互いに対向させるように組み合わせた状態で、上側接続部123a及び下側接続部123bが、サイドレール11の第1接続領域116a及び第2接続領域116bにそれぞれ接続され、ボルト等の締結部材によりサイドレール11に固定されている。また、クロスメンバ12は、前後方向の垂直断面がU形状のケーブルホルダ14L、14Rを有し、その窪み部にケーブル21を左右方向へ配策させながら保持することができる。
次にサイドレール11のケーブル孔113について図5を参照しながら説明する。ケーブル孔113は、パイロット孔114及びパターン孔115より大きい開口面積であって、ケーブル21が通過するために必要な大きさを有する。また、ケーブル孔113は、前後方向及び上下方向において、第1接続領域116aと第2接続領域116bの間に配置されている。また、パターン孔115やウェブ111に設けられるその他の孔は、ケーブル孔113の位置によって、適宜省略又は位置を変更される。
このように構成された車両1のラダーフレーム2は、車両1に備えられる一対のサイドレール11と、一対のサイドレール11を接続するクロスメンバ12と、を備え、クロスメンバ12は、サイドレール11の上側に接続される上側接続部123aと、サイドレール11の下側に接続される下側接続部123bを有し、サイドレール11は、上側接続部123aと接続される第1接続領域116aと、下側接続部123bに接続される第2接続領域116bと、の間に配置される、ケーブル21を通すためのケーブル孔113が設けられている。このような構成により、サイドレール11の外側に設置されたバッテリ5のケーブル21を、サイドレール11を通過させて一対のサイドレール11の内側で配策することができる。また、サイドレール11のクロスメンバ12が接続され固定された第1接続領域116a及び第2接続領域116bでは、ケーブル孔113を含んだサイドレール11の面がクロスメンバ12に拘束されることにより変形が抑制されるため、サイドレール11のケーブル孔21部分の強度低下を抑制することができる。さらに、一対のサイドレール11の両方に貫通孔が設けられることで、ラダーフレーム2の軽量化に寄与することができる。
以上で本発明に係る車両のラダーフレーム(フレーム構造)2の実施形態についての説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態においては、クロスメンバはアリゲータ形状であったが、ウェブに沿って接続する接続部を有する形状であればコの字形状等、他の形状であってもよい。この場合、コの字のチャネル内側にケーブルを配策することができ、ケーブルの損傷等を防ぐことができる。
また、上記実施形態においては、サイドレールにインナスティフナが装着されていたが、インナスティフナが装着されていない車両においても本発明を適用できる。これにより、さらに軽量化を図ることができる。
また、上記実施形態においては、ケーブル孔の形状を略長方形としていたが、楕円等の他の形状でも良い。
1 車両
2 ラダーフレーム
3 キャブ
4 車輪機構
5 バッテリ
6 リヤアンダーランプロテクタ
7 バッテリ支持部材
11 サイドレール
111、131 ウェブ
112、132 フランジ
113、133 ケーブル孔
114、134 パイロット孔
115、135 パターン穴
116a 第1接続領域
116b 第2接続領域
12 クロスメンバ
121 上部材
122 下部材
123 上側接続部
124 下側接続部
13 インナスティフナ
14 ケーブル保持部材

Claims (1)

  1. 車両に備えられる一対のサイドレールと、
    前記一対のサイドレールを接続するクロスメンバと、を備え、
    前記クロスメンバは、前記サイドレールの上側に接続される上側接続部と、前記サイドレールの下側に接続される下側接続部を有し、
    前記サイドレールは、前記上側接続部と接続される第1接続領域と、前記下側接続部に接続される第2接続領域と、の間に配置されるバッテリケーブルを通すための貫通孔を有する、車両のフレーム構造。

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